JP5835129B2 - 表面処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、炭素膜を具備する皮膜が表面に形成された基材の表面処理方法に関する。
従来、所定の基材の表面に、ナノカーボン類を含む炭素膜を形成し、当該表面の抵抗の低減等を実現する技術が公知となっている。
特許文献1には、基材(鋳造型)の表面に、ナノカーボン類を含む炭素膜を形成し、当該炭素膜にフラーレン類を塗布することにより、炭素膜の効果を長寿命化する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、基材の使用回数が所定回数以上となるまで、炭素膜において、ナノカーボンの破断およびフラーレン類の脱離等が発生し易く、炭素膜の摩耗量が多い点で不利である。
また、特許文献1に記載の技術においては、高価なフラーレン類を使用しているため、コストが悪化する点でも不利である。
特開2010−36194号公報
本発明は、炭素膜を具備する皮膜の耐摩耗性を低コストで向上可能な表面処理方法を提供することを課題とする。
本発明に係る表面処理方法は、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブ、カーボンナノコイル、またはカーボンナノフィラメントを含む炭素膜を具備し、当該炭素膜が最も外側に位置する皮膜、が表面に形成された基材の表面処理方法であって、圧力付与手段によって、前記皮膜に対して、断続的に圧力を付与する工程を含み、前記圧力付与手段は、前記皮膜に対して近接および離間するように、音波によって振動する音波振動装置であって、前記音波振動装置における音波の周波数は、4000Hz以上である
本発明に係る表面処理方法において、前記基材は、鉄系材料であり、前記皮膜は、窒化化合物を含む窒化化合物層を更に具備し、前記窒化化合物層は、前記基材と前記炭素膜との間に位置することが好ましい。
本発明に係る表面処理方法において、前記皮膜は、硫化化合物を含む浸硫層を更に具備し、前記浸硫層は、前記窒化化合物層と前記炭素膜との間に位置することが好ましい。
本発明に係る表面処理方法において、前記工程は、不活性雰囲気下にて行われることが好ましい。
本発明に係る表面処理方法によれば、炭素膜を具備する皮膜の耐摩耗性を低コストで向上させることができる。
本発明に係る皮膜を示す図。 本発明に係る圧力付与手段としての音波振動装置を示す図。 表面処理工程を経た皮膜を示す図。 (a)は、EPMAによる皮膜中の硫黄のマッピング分析結果を示す図、(b)は、EPMAによる、表面処理工程を経た皮膜中の硫黄のマッピング分析結果を示す図。
以下では、図面を参照して、本発明に係る表面処理方法の一実施形態である表面処理工程S1について説明する。
表面処理工程S1は、基材10の表面に形成された皮膜100に対して所定の処理を施す工程である。
基材10は、合金工具鋼鋼材(例えば、SKD61)等の鉄系材料から構成されている。基材10としては、金型、または鋳抜きピン等を適用可能である。
図1に示すように、皮膜100は、基材10の表面に形成された緻密な皮膜であり、当該表面の抵抗の低減等を実現する。
皮膜100は、表面処理工程S1を行うにあたり、予め基材10の表面に形成される。例えば、不活性ガス雰囲気とした雰囲気炉にて、アセチレン(C2H2)、硫化水素(H2S)およびアンモニア(NH3)を供給しつつ、基材10を加熱することによって、基材10の表面に皮膜100を形成することが可能である。
皮膜100は、拡散層101と、窒化化合物層102と、浸硫層103と、炭素膜104とを具備する。
拡散層101は、基材10に窒素が拡散することによって形成された層であり、皮膜100の最も内側部分(図1における皮膜100の最下部)、つまり最も基材10側に形成されている。
窒化化合物層102は、Fe2NおよびFe3N等の窒化化合物を含む層であり、拡散層101上に形成されている。
浸硫層103は、FeS等の硫化化合物を含む層であり、窒化化合物層102上に形成されている。
炭素膜104は、ナノカーボン類を含む膜である。炭素膜104は、浸硫層103上、つまり、皮膜100の最も外側部分(図1における皮膜100の最上部)に形成されている。
炭素膜104は、硬質非晶質炭素104a、およびナノカーボン104bを有する。
硬質非晶質炭素104aは、炭素を主成分とするアモルファス状の物質である。硬質非晶質炭素104aは、概ね、拡散層101および窒化化合物層102が形成された位置に点在している。
ナノカーボン104bは、微細な繊維状のナノカーボン類であり、硬質非晶質炭素104aから皮膜100の最表面にかけて多数形成されている。
ここで、本発明におけるナノカーボン類とは、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブ、カーボンナノコイル、またはカーボンナノフィラメント等である。
図2に示すように、表面処理工程S1においては、音波振動装置20を用いて、皮膜100(厳密には、炭素膜104)に対して、断続的に圧力を付与する。
音波振動装置20は、本発明に係る圧力付与手段の一実施形態である。音波振動装置20は、皮膜100に対して近接および離間するように、所定の周波数の音波によって振動し、皮膜100を断続的に押圧する。
音波振動装置20によって、皮膜100に圧力が付与された際には、皮膜100に熱が生じる。この時、皮膜100に発生する熱量は小さいため、次に圧力が付与されるまでの極めて短い時間で、皮膜100が冷却される。
そのため、音波振動装置20によって、皮膜100に断続的に圧力を付与することにより、皮膜100の加熱と冷却とが短時間で繰り返されることとなる。換言すれば、皮膜100が間欠的に加熱され、皮膜100に周期的な温度変化が生じることとなる。
なお、皮膜100に付与する圧力は、皮膜100を熱することができる程度に設定される。
音波振動装置20によって、所定の時間、皮膜100に断続的に圧力を付与し、皮膜100の加熱と冷却とを繰り返すことにより、皮膜100が処理皮膜1へと変化する(図3参照)。
つまり、表面処理工程S1を経ることによって、基材10の表面に処理皮膜1が形成されることとなる。
なお、ナノカーボン類は、約350℃で酸化するため、不活性雰囲気下で、音波振動装置20によって、皮膜100に断続的に圧力を付与することが好ましい。
なお、本実施形態においては、処理皮膜1を形成するために音波振動装置20を用いたが、皮膜100に断続的に圧力を付与する圧力付与手段の種類は限定しない。
例えば、本発明に係る圧力付与手段として、エアハンマまたはジェットタガネ(登録商標)等を採用可能である。
なお、圧力付与手段による振動によって皮膜100の剥離が発生することを防止するために、圧力付与手段と皮膜100との間に所定の部材を介装し、当該部材を介して、皮膜100に断続的に圧力を付与してもよい。
図3に示すように、処理皮膜1は、拡散層11と、窒化化合物層12と、浸硫層13と、炭素膜14とを具備する。
拡散層11は、表面処理工程S1を経た拡散層101であり、処理皮膜1の最も内側部分(図3における処理皮膜1の最下部)、つまり最も基材10側に形成されている。
窒化化合物層12は、表面処理工程S1を経た窒化化合物層102であり、拡散層11上に形成されている。
窒化化合物層12は、Fe4N等の窒化化合物を含んでいる。つまり、窒化化合物層12は、Fe4Nを含む点で、皮膜100の窒化化合物層102と異なる。表面処理工程S1を経ることにより、皮膜100の窒化化合物層102に含まれていたFe2NおよびFe3NがFe4Nへと変化している。
ここで、Fe4Nは、Fe2NまたはFe3Nと比較して、緻密な構造を有している。
そのため、処理皮膜1は、Fe4Nが含まれた窒化化合物層12によって、その剥離強度が向上している。
浸硫層13は、表面処理工程S1を経た浸硫層103であり、窒化化合物層12上に形成されている。浸硫層13は、処理皮膜1の最表面まで到達するように形成されている。
炭素膜14は、表面処理工程S1を経た炭素膜104である。炭素膜14中には、浸硫層13が全体的に形成されている。つまり、炭素膜14には、硫黄が全体的に拡散した状態となっている。
炭素膜14は、硬質非晶質炭素14a、およびナノカーボン14bを有する。
硬質非晶質炭素14aは、表面処理工程S1を経た硬質非晶質炭素104aである。
ナノカーボン14bは、表面処理工程S1を経たナノカーボン104bである。ナノカーボン14bは、硬質非晶質炭素14aから処理皮膜1の最表面にかけて多数形成されている。
ナノカーボン14bは、音波振動装置20によって、微細な繊維状のナノカーボン104bが断続的に押圧されることによって形成されるため、ナノカーボン14b同士が密着した状態となっている。
また、ナノカーボン14bは、音波振動装置20によって、間欠的に加熱されているため、熱によってナノカーボン14b同士が結合した状態となっている。
したがって、炭素膜14は、炭素膜104と比較して、緻密な構造を有し、小さい摩擦係数を有する。更に、炭素膜14においては、ナノカーボン14bの破断が生じ難いため、炭素膜14は、炭素膜104と比較して、優れた強度および耐摩耗性を有する。
また、前述のように、炭素膜14中には、浸硫層13が全体的に形成されている。
つまり、皮膜100においては、炭素膜140の深部(図1における下部)に硫黄が濃縮しているのに対して、処理皮膜1においては、炭素膜14全体に硫黄が拡散している。
したがって、ナノカーボン14b同士の隙間が硫黄で満たされているため、炭素膜14の摩擦係数が低下している。
図4に、電子線マイクロアナライザ(Electron Probe MicroAnalyser:EPMA)による皮膜100および処理皮膜1のマッピング分析結果を示す。図4(a)は、EPMAによる皮膜100中の硫黄のマッピング分析結果を示す図であり、図4(b)は、EPMAによる処理皮膜1中の硫黄のマッピング分析結果を示す図である。
図4(a)に示すように、皮膜100においては、全体的には硫黄が分布せず、深部(図4(a)における下部)に多くの硫黄が存在するのに対し、図4(b)に示すように、処理皮膜1においては、表面近傍(図4(b)における上部)にも多くの硫黄が存在することが確認できる。
なお、本実施形態においては、窒化化合物層102と浸硫層103と炭素膜104とを具備する皮膜100を形成したが、少なくとも炭素膜104を具備し、炭素膜104が最も外側(図1における上側)に位置する皮膜を形成すればよい。
したがって、少なくとも炭素膜104を具備し、炭素膜104が最も外側に位置する皮膜に対して、断続的に圧力を付与することにより、少なくとも炭素膜14を具備し、炭素膜14が最も外側に位置する処理皮膜を形成できればよい。
以下では、実施例1および2、ならびに比較例に基づいて、音波振動装置20を用いて形成された処理皮膜の特性について説明する。
[実施例1]
音波の周波数を4000Hzに設定した音波振動装置20によって、10分間、皮膜100に断続的に圧力を付与した。
[実施例2]
音波の周波数を10000Hzに設定した音波振動装置20によって、10分間、皮膜100に断続的に圧力を付与した。
[比較例]
音波の周波数を40Hzに設定した音波振動装置20によって、10分間、皮膜100に断続的に圧力を付与した。
以上の実施例1および2、ならびに比較例において形成された各処理皮膜の剥離強度の測定、および各処理皮膜における硫黄の拡散状態の確認を行い、下記の表1にその結果を記した。
表1においては、各処理皮膜の剥離強度を○および×で示している。各処理皮膜の剥離強度において、○は、皮膜100よりも極めて高い剥離強度を有する処理皮膜が形成されたことを意味し、×は、皮膜100と同程度の剥離強度を有する処理皮膜が形成されたことを意味する。
また、表1においては、各処理皮膜中の硫黄の拡散状態を○、△および×で示している。各処理皮膜中の硫黄の拡散状態において、○は、硫黄が表面まで充分に拡散した処理皮膜が形成されたことを意味し、△は、硫黄が概ね表面まで拡散した処理皮膜が形成されたことを意味し、×は、硫黄の拡散状態が皮膜100と同程度である処理皮膜が形成されたことを意味する。
実施例1においては、皮膜100の約4倍の剥離強度を有する処理皮膜を形成することができた。
一方、硫黄の拡散状態は、若干充分ではなかったが、皮膜100よりも小さい摩擦係数を有する処理皮膜を形成できたと推測される。
実施例2においては、皮膜100の約4倍の剥離強度を有する処理皮膜を形成することができた。
また、硫黄の拡散状態も充分であり、皮膜100よりも極めて小さい摩擦係数を有する処理皮膜を形成できたと推測される。
比較例においては、皮膜100よりも優れた剥離強度を有する処理皮膜を形成することができなかった。
これは、音波振動装置20を振動させるための音波の周波数が低く、皮膜100の炭素膜104に対する押圧が不充分であったためと考えられる。つまり、皮膜100の炭素膜104に対する押圧が不充分であったため、炭素膜104のナノカーボン104b同士が充分に密着した状態になっていなかったと考えられる。更に、炭素膜104に供給される熱量が不足し、炭素膜104のナノカーボン104b同士が充分に結合した状態になっていなかったと考えられる。
また、比較例においては、硫黄の拡散状態も不充分であった。
これは、音波振動装置20を振動させるための音波の周波数が低く、かつ、皮膜100に断続的に圧力を付与する時間が実施例1および2と同一の10分であったためと考えらえる。つまり、皮膜100における温度変化の回数が不足したためと考えられる。
こうして、音波の周波数を4000Hz以上に設定した音波振動装置20によって、皮膜100に断続的に圧力を付与した場合に、良好な特性を有する処理皮膜を形成できることが明らかとなった。
なお、音波振動装置20を振動させるための音波の周波数を4000Hz未満とした場合でも、充分に長い時間、皮膜100に断続的に圧力を付与すれば、良好な特性を有する処理皮膜を形成することができると考えられる。
しかしながら、作業時間が増加するため、皮膜100に断続的に圧力を付与する時間を10分以下とし、音波振動装置20を振動させるための音波の周波数を4000Hz以上とすることが好ましい。
以上のように、本発明に係る表面処理工程S1は、ナノカーボン類を含む炭素膜104を具備し、当該炭素膜104が最も外側に位置する皮膜100、が表面に形成された基材10に対する表面処理工程S1であって、音波振動装置20等の圧力付与手段によって、皮膜100に対して、断続的に圧力を付与する工程を含む。
これにより、炭素膜104よりも摩擦係数が小さく、緻密な構造の炭素膜14を具備する処理皮膜1を、基材10の表面に形成することができる。更に、炭素膜104と比較して、優れた耐摩耗性および強度の炭素膜14を具備する処理皮膜1を、基材10の表面に形成することができる。
また、表面処理工程S1においては、フラーレン等の高価な材料を使用しないため、炭素膜14を具備する処理皮膜1を低コストで基材10の表面に形成できる。
また、本発明に係る表面処理工程S1において、基材10は、鉄系材料であり、皮膜100は、窒化化合物を含む窒化化合物層102を更に具備し、窒化化合物層102は、基材10と炭素膜104との間に位置することが好ましい。
これにより、Fe2NおよびFe3Nが含まれる窒化化合物層102を、緻密な構造を有するFe4Nが含まれる窒化化合物層12へと変化させることができる。
したがって、炭素膜104と比較して、優れた剥離強度の炭素膜14を具備する処理皮膜1を、基材10の表面に形成することができる。
また、本発明に係る表面処理工程S1において、皮膜100は、硫化化合物を含む浸硫層103を更に具備し、浸硫層103は、窒化化合物層102と炭素膜104との間に位置することが好ましい。
これにより、処理皮膜1の炭素膜14中に硫黄を拡散させることができる。
したがって、処理皮膜1の摩擦係数を低下させることができる。
また、本発明に係る表面処理工程S1において、音波振動装置20等の圧力付与手段によって、皮膜100に対して、断続的に圧力を付与する工程を、不活性雰囲気下にて行うことが好ましい。
これにより、皮膜100の炭素膜104の酸化を防止し、良好に処理皮膜1を形成することができる。
また、本発明に係る表面処理工程S1において、圧力付与手段は、皮膜100に対して近接および離間するように、音波によって振動する音波振動装置20であることが好ましく、当該音波の周波数は、4000Hz以上であることがより好ましい。
これにより、短時間で処理皮膜1を形成することができる。
1 処理皮膜
10 基材
11、101 拡散層
12、102 窒化化合物層
13、103 浸硫層
14、104 炭素膜
14a、104a 硬質非晶質炭素
14b、104b ナノカーボン
20 音波振動装置
100 皮膜

Claims (4)

  1. カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブ、カーボンナノコイル、またはカーボンナノフィラメントを含む炭素膜を具備し、当該炭素膜が最も外側に位置する皮膜、が表面に形成された基材の表面処理方法であって、
    圧力付与手段によって、前記皮膜に対して、断続的に圧力を付与する工程を含み、
    前記圧力付与手段は、前記皮膜に対して近接および離間するように、音波によって振動する音波振動装置であって、
    前記音波振動装置における音波の周波数は、4000Hz以上である、
    ことを特徴とする表面処理方法。
  2. 前記基材は、鉄系材料であり、
    前記皮膜は、窒化化合物を含む窒化化合物層を更に具備し、
    前記窒化化合物層は、前記基材と前記炭素膜との間に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面処理方法。
  3. 前記皮膜は、硫化化合物を含む浸硫層を更に具備し、
    前記浸硫層は、前記窒化化合物層と前記炭素膜との間に位置する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表面処理方法。
  4. 前記工程は、不活性雰囲気下にて行われる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の表面処理方法。
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