JP5835057B2 - 回路モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、外部に設けたセンサやアクチュエータとの接続を図る電線と一体化された回路モジュールとその製造方法に関する。
近年、自動車エンジン等の内燃機関や一般産業機器の制御において高性能化が進み、様々なセンサやアクチュエータが用いられるようになっており、センサやアクチュエータとそれを制御するための配線基板との接続における信頼性の向上が重要視されている。
例えば、特許文献1には、配線基板と、該配線基板に接続されかつワイヤハーネスを構成する1以上のケーブルと、該配線基板及び該配線基板と接続された該ケー物の端部とが一体化して埋め込まれた樹脂構造体とを備え、該ケーブルは該樹脂構造体から各別に引き出され、該ワイヤハーネスと一体化されたことを特徴とする電子ユニットが開示されている。
ケーブルを接続した配線基板を樹脂構造体で覆うためには、特許文献1にあるように、内側に樹脂構造体を形成するための空洞部を設けた一対の金型内に、ケーブルを接続した配線基板を収容し、流動性の樹脂を金型内に充填して固化させることになる。
ところが、特許文献1にあるように、ケーブルを直接金型で挟み込んだときに、金型とケーブルとの間のクリアランスが大きい場合には、充填した樹脂が漏れて、バリとなるため見栄えが悪く商品価値が低下し、又は、バリ取り工程が必要となり製造コストの増大を招く虞がある。
一方、金型とケーブルとのクリアランスを小さくし、ケーブルの絶縁被覆の弾性を利用して、樹脂の漏れを防ごうとした場合には、金型を合わせたときに、ケーブルに過剰な圧力が負荷され、ケーブルの絶縁被覆が損傷されたり、ケーブル内部の導線の断線を招いたりする虞がある。
そこで、このような問題を解決するために、ケーブルが樹脂構造体から引き出される位置に弾性部材からなる筒状のグロメットを介装して、グロメットの弾性を利用して金型を合わせたときに、グロメットケーブルの断線を抑制しつつ、樹脂漏れを防ぐ方法が考えられる。
図4A、図4Bに示すように、グロメット12zの樹脂構造体13zの外側に露出する胴体部分120zを上下2分割した金型30z、31zを合わせたときに金型30z、31zの側壁300zに設けた開口部(302z、303z、312z、313z)の型締め部303z、313zによって上下方向から圧縮すると、金型30z、31zとグロメット12zとの間に圧縮方向だけでなく、水平方向にも高い面圧を生じて、開口部側壁302z、312zに弾性的に密着した状態となるので、金型30z、31zの内側に区画した空洞部301z、302z内に樹脂を圧入したときに、金型30z、31zとグロメット12zとの境界面から樹脂が漏れるのを防止し、バリの発生を抑制することができると期待された。
ところが、図4C、図4Dに示すように、金型30z、31zの開口部型締め部303z、313zによって押圧され、グロメット12zの圧縮された部分(図4C中、Wzの範囲)では金型と接する表面との摩擦抵抗により、グロメット12zの外周表面の伸びが制限される一方で、グロメット12zの空洞部301z、302z内に露出する部分では圧力が開放されるため、圧縮により弾性変形したグロメット12zは、空洞部301z、302zの内側では外径方向に大きく変形することになる。
さらに、グロメット12zに外部導線を挿通するための貫通孔121zは、外部導線21とグロメット12zとの境界から樹脂漏れを生じたり、外部から水分が侵入したりしないように、外部導線21の外径よりも細い内径で形成されており、外部導線21と弾性的に密着状態となっており、長手軸方向の伸びが制限されている。
このため、グロメット12zの軸方向の伸びは、外部導線21と接する中心部、並びに、金型30z、31zの開口部側面302z、312z、及び、型締め部303z、313zに接する表面部よりもグロメット胴部120zの内部が大きくなり、グロメット12zの内側の端面124zがドーナツ状に変形しながら膨らむことになる。
即ち、図4Cに示すように、金型30z、31zから空洞部301z、311z内に露出した位置において、上下方向には、金型30z、31zの型締め部303z、313zによって押しつぶされて窪部125zを形成するが、鍔部123zに近い位置においては、点線で示した元の外形形状よりも外径側に大きく膨らんだ形状となる。
また、空洞部301z、311z内に露出した位置において、図4Dに示すように、側面方向に膨らんだ側面側膨出部126zが形成されている。
このような状態で、空洞部301z、302zの内側に、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を充填し、固化させた後、金型30z、31zから取り出すと、図5A、図5Bに示すように、グロメット胴部120zに作用していた圧縮荷重が開放され、グロメット12zの復元力によって、金型30z、31zによって圧縮されていた部分は、元の形状に戻るように膨らみ、樹脂成型体13z内で鍔部124z、窪み部125z、側面側膨出部126zの元の状態よりも膨らんでいた部分は、元の形状に戻るように、樹脂成型体13zから露出する方向に収縮することになる。
すると、図5A、図5Bに示すように、鍔部124z、窪み部125z、側面側膨出部126zの膨らんだ部分が収縮した分だけ、樹脂成型体13zとの間に大きな間隙が形成されることになり、外部から水分の侵入を許す虞を生じ、回路モジュールの信頼性が低下する。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、成型時における外部導線の断線を防止しつつ、樹脂成型時のバリが発生し難く、外部から水分の侵入を阻止する信頼性の高い構造の回路モジュールとその製造方法とを提供することを目的とする。
請求項1の発明(1、1a、1b、1c)では、所定の回路部品(11)を実装した配線基板(10、10a、10b、10c)と、該配線基板(10、10a、10b、10c)と外部に設けた被接続部(2)との接続を図る一以上の外部導線(21、21a)と、これらを一体的に覆いつつ、上記外部導線(21、21a)を引き出した樹脂成型部(13、13a、13b、13c)と、上記外部導線(21、21a)と上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)との境界に介装した弾性部材からなるグロメット(12、12a、12c)とを有する回路モジュールであって、
上記グロメット(12、12a、12c)が、少なくとも、上記外部導線(21、21a)の周囲を覆う略柱状のグロメット胴部(120,120a、120c)と、該グロメット胴部(120、120a、120c)の内側で上記外部導線(21、21a、21c)を弾性的に保持すべく長手軸方向に貫通する導線挿通孔(121)と、を具備し、
上記グロメット胴部120、120a、120c)が上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)から外部に露出する境界の内側において、
上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)の一部が上記グロメット胴部(120、120a、120c)の上下方向からくさび状に突出して上記グロメット胴部120、120a、120c)を押圧するくさび状突出部(131)と、 該くさび状突出部(131)に押圧されて上記グロメット胴部、120a、120c)の外周の一部が窪んだ窪み部(125)と、上記窪み部(125)に対して直交する方向に膨出したグロメット内部側膨出部(126)とを具備し、上記樹脂成型部(13、13c)と弾性的に密接する。
請求項2の発明(1、1a、1b)では、上記グロメット(12、12a)が上記グロメット胴部(120,120a)の上記配線基板(10、10a)側の端部において外周方向に向かって鍔状に広がるグロメット鍔部(123、123a)を具備する。
請求項3の発明(1、1a、1b、1c)では、上記弾性部材のヤング率が4M〜100MPa(硬度20度〜100度)である。
請求項4の発明(1、1a、1b、1c)では、上記弾性部材が、合成ゴム、天然ゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、熱硬化性エラストマーのいずれかである。
請求項5の発明(1、1a、1b、1c)では、上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)を構成する樹脂が、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂のいずれかから選択した熱硬化性樹脂、又は、ポリフェニルサルファイド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂のいずれかから選択した熱可塑性樹脂のいずれか、又は、両方である。
請求項6の発明(1、1a、1b、1c)では、上記被接続部(2)が、高温環境下で使用され、又は、それ自体が発熱を伴う、センサ、又は、アクチュエータのいずれかであり、上記外部導線(21、21a、21c)が、耐熱性芯線(210)を耐熱性絶縁被覆(211)で覆った耐熱性導線であり、上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)を構成する樹脂が熱硬化性樹脂である。
請求項7の発明では、請求項1ないし6いずれか記載の回路モジュール(1、1a、1b、1c)の製造方法であって、上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)を形成するための樹脂成型用金型(3、3a、3b、3c)を上型(30、30a、30b、30c)と下型(31、31a、31b、31c)との上下2分割して構成し、それらの内側に設けた空洞部(301、311、301a、311a、301b、311b、301c、311c)内に、上記回路部品(11)を実装すると共に上記外部導線(21、21a、21c)を接続した上記配線基板(10、10a、10b、10c)を配設した上で、上記空洞部(301、311、301a、311a、301b、311b、301c、311c)内に樹脂を充填して、上記配線基板(10、10a、10b、10c)と上記外部導線(21、21a、21c)とを一体的に覆う樹脂成型工程において、上記空洞部(301、311、301a、311a、301c、311c)を区画する金型本体部(300、310)の上記外部導線(21、21a)を外部に引き出す位置に、上記グロメット(12、12a、12c)を挿通可能とする所定の開口幅(DOP)と、所定の開口高さ(HOP/2)を有する開口溝部(302、312、302a、312a、302c、312c)を設けると共に、該開口溝部(302、312、302a、312a、302c、312c)の一部を内側に向かって突出し、上記グロメット(12、12a、12c)の一部を上下方向から加圧する型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)と、該型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)の外部側において上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)の圧力を開放する圧力開放部(304、314、304a、314a、304c、314c)とを設けて、上記上型(30、30a、30b、30c、30d、30e)と上記下型(31、31a、31b、31c、31d、31e)とを合わせたときに、上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)が上記グロメット胴部(120、120a、120c)の一部を圧縮して窪み部(125)を形成しつつ、圧縮方向に対して直交する方向に膨らんだ膨出部(126)を形成した状態で、上記空洞部(301、311)内に流動性の樹脂を圧入することを特徴とする。
請求項8の発明では、上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)が上記グロメット胴部(120)を圧縮する圧縮高さ(TPR)が上記グロメット胴部(120)の肉厚(T12)の5%以上30%以下である。
請求項9の発明では、上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)の型締め幅Wを0.2mm以上5.0mm以下とする。
請求項10の発明では、上記上型(30、30a、30b、30c、30e)と上記下型(31、31a、31b、31c、31e)のそれぞれの上記型締め部(303、313、303a、313a、3103c、313c)に内側から外側に向かって徐々に突出量が減少する圧力漸減傾斜面(305、315)を設けて、上記上型(30、30a、30b、30c、30e)と上記下型(31、31a、31b、31c、31e)とを合わせたときに、上記型締め部(303、313、303a、313a、3103c、313c、303e、313e)が上記グロメット胴部(120,120a、120c)を上下方向から圧縮する圧力を上記空洞部(301、311、301a、311a、301c、311c)が設けられる内側から外部側に向かって斬減させたことを特徴とする。
請求項11の発明のように、上記圧力漸減傾斜面(304、314)の傾斜角度(θ)は、30°以上、90°以下とするのが望ましい。
請求項1ないし5の発明では、上記グロメット胴部(120)が上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)から露出する位置において、当該樹脂成型部(13、13a、13b、13c)には、その一部が内側に向かってくさび状に突出するくさび状突出部(131、131c)が設けられているので、上記くさび状突出部(131、131a、131c)は、上記グロメット胴部(120、120a、120c)の一部を上下方向から押圧して、弾性的に変形させて窪み部(125、125a、125c)を形成しつつ、その表面に密接している。
さらに、上記くさび状突出部(131、131a、131c)によって押圧された上記グロメット胴部(120、120a、120c)の外周の一部は、上記くさび状突出部(131、131a、131c)の突出方向に対して直交する方向に膨出する上記グロメット内部側膨出部(126、126a、126c)を形成し、上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)との界面において弾性的に密着した状態となっている。
上記樹脂成型部(13、13a、13c)に形成された上記くさび状突出部(131、131a、131c)と上記グロメット胴部(120、120a、120c)に形成された上記窪み部(125、125a、125c)とは、上記くさび状突出部(131、131a、131c)によって押圧された上記グロメット胴部(120、120a、120c)が元の形状に戻ろうとする復元力によって樹脂成型部(13、13a、13b、13c)との密着状態が維持され、外部からの水分の侵入を阻止している。
また、上記グロメット内部側膨出部(126、126a、126c)は、上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)との界面に水平方向の面圧を発生して密着状態が維持され、外部からの水分の侵入を阻止している。
特に、請求項6の発明のように、被接続部(2)が、高温環境下で使用されたり、それ自体が発熱を伴ったりするときに、上記外部導線(21)として、耐熱性芯線を耐熱性絶縁被覆で覆った耐熱性導線が用いられ、上記樹脂成型体(13、13a、13b、13c)との上記外部導線(21、21a、21c)との密着性が低下するような場合であっても、上記くさび上突出部(131)が上記グロメット胴部120を上下方向から圧縮して上記窪み部(125、125a、125c)と密接しつつ、その加圧力によって上記グロメット胴部(120、120a、120c)の一部を横方向(加圧方向に直交する方向)に膨らませて上記グロメット内部側膨出部(126、126a、126c)を形成して、樹脂成型部(13、13a、13b、13c)との間に面圧を発生させて密着状態となるので極めて防水性が高く、信頼性の高い回路モジュールが実現できる。
また、請求項7ないし9の製造方法によれば、上記グロメット(12、12a、12c)によって成型時における上記外部導線(21、21a、21c)の断線を防止しつつ、上記グロメット(12、12a、12c)と上記金型(30、31)との間に高い面圧が発生し、上記空洞部(301、311、301a、311a、301c、311c)内に樹脂を圧入したときに樹脂漏れによるバリの発生を抑制することができ、さらに、上記型締め部(303、313)の型締め幅(W)を制限すると共に、外部側に上記圧力開放部(304、314)を設けることで、樹脂成型時における上記金型(3、3a、3b、3c、3d、3e)と上記グロメット(12、12a、12b、12c)との界面における樹脂漏れを防止しつつ、上記グロメット(12、12a、12b、12c)の変形量を制限して、上記金型(3、3a、3b、3c)から上記回路モジュール(1、1a、1b、1c)を取り出したときに上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)と上記グロメット(12、12a、12c)とのに形成される間隙を小さくし、上記グロメット(12、12a、12c)の樹脂成型時に圧縮されていた部分の復元力を利用して外部から水分の侵入を阻止する信頼性の高い構造の回路モジュール(1、1a、1b、1c)が実現できる。
一方請求項8、9の発明の範囲を外れ、上記型締め部(303z、313z)が過剰にグロメット胴部(120z)を押しつぶして、空洞部(301z、311z)内への膨らみ量が多くなると、金型(3z)から回路モジュール(1z)を取り出したときにグロメット胴部(120z)が型締め部(303z、313z)によって押しつぶされていた部分の復元力も大きくなり、必然的に樹脂成形部(13z)との間隙も大きくなり、外部からの浸水を阻止できなくなる虞がある。
本発明の第1の実施形態における回路モジュールの概要を示す上面図。 図1中A―Aに沿った矢視断面図。 図1中B−Bに沿った要部拡大断面図。 図1の実施例における回路モジュールの製造工程の要部である樹脂成型工程の概要を示す金型を開いた状態の側面図。 同実施例における金型を合わせた状態の側面図。 同実施例における金型を合わせた状態の縦断面、及び、グロメット内部の面圧分布を示す断面図。 同実施例における金型を合わせた状態の横断面、及び、グロメット表面の面圧分布を示す断面図。 本発明の効果を示す樹脂成型後の要部縦断面図。 本発明の効果を示す樹脂成型後の要部横断面図。 比較例における樹脂成型工程の金型を開いた状態の側面図。 比較例における金型を合わせた状態の側面図。 比較例における金型を合わせた状態の縦断面、及び、グロメット内部の面圧分布を示す断面図。 比較例における金型を合わせた状態の横断面、及び、グロメット表面の面圧分布を示す断面図。 比較例における問題点を示す樹脂成型後の要部縦断面図。 比較例における問題点を示す樹脂成型後の要部横断面図。 本発明の実施例における縦断面を示す図面代用写真。 本発明の実施例における横断面を示す図面代用写真。 比較例における縦断面を示す図面代用写真。 比較例における横断面を示す図面代用写真。 本発明の第2の実施形態における回路モジュールについて製造工程の順を追って示し、実装状態における配線基板の表面を示す斜視図。 図7Aの裏面側を示す斜視図。 図7Aに続く工程における外部導線の接合方法を示す斜視図。 外部導線接合後の導線付き配線基板の概要を示す斜視図。 図7に続く樹脂成型工程の概要を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態における回路モジュールの全体概要を示す斜視図。 本発明の第3の実施形態における回路モジュールの樹脂成型工程概要を示す透視平面図 図10Aの断面図。 本発明の第3の実施形態における回路モジュールの概要を示す透視平面図。 図10Cの断面図。 本発明の第4の実施形態における製造方法の要部を示す金型を開いた状態における側面図。 図11Aの縦断面図。 図11Aの金型を合わせた状態における側面図。 図11Cの縦断面、及び、グロメット内部の面圧分布を示す断面。 図11Cの横断面、及び、グロメット表面の面圧分布を示す断面図。 本発明の効果を示す樹脂成型後の要部縦断面図。 本発明の効果を示す樹脂成型後の要部横断面図。 本発明の樹脂成型工程の変形例を示す縦断面図。 本発明の樹脂成型工程の変形例を示す縦断面図。
図1を参照して、本発明の第1の実施形態における回路モジュール1の概要について説明する。
本発明の回路モジュール1は、回路部品11を必要に応じて実装した配線基板10と、配線基板10と外部に設けた被接続部2との接続を図る一以上の外部導線21と、弾性部材から成り、外部導線21の周囲を覆いつつ、配線基板10と外部導線21との接続部を封止するグロメット12と、外部導線21の接続された配線基板10とグロメット12とを一体的に覆う樹脂成型部13とによって構成されている。
配線基板10には、公知の配線方法によって回路形成されたプリント基板、セラミック多層基板、リードフレーム等を適宜採用することができる。
なお、本発明は、配線基板10に回路部品11を実装せず、特定の制御機能を発揮する回路を形成したものでなく、単純に外部導線21を中継する機能だけを有するようなものにも採用し得るものである。
以下の説明においては、プリント基板100に所定の回路部品11を実装し、外部導線21を接続し、グロメット12を介してこれらを樹脂成型部13によって覆った例について説明する。
回路部品11には、抵抗R、コンデンサC、コイル等の受動素子110、及び、半導体、制御IC等の能動素子111、及び外部導線21との接続を図る金属端子112等が用途に応じたものが適宜選択され、チップマウンタやリフロー等公知の実装方法により配線基板10に実装されている。
グロメット12を構成する弾性部材には、合成ゴム、天然ゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、熱硬化性エラストマー等が用いられている。
樹脂成型部13には、ポリフェニルサルファイド樹脂、ポリブチレンテレフタレータト樹脂、ポリアミドイミド樹脂等の熱可塑性樹脂、又は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂のいずれかが用いられている。
樹脂成型部13を構成する樹脂は、回路モジュール1の使用環境に応じて適宜選択される。
なお、冷熱ストレスが発生しやすい環境で使用される場合には、線膨張係数が回路部品11に近い、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いるのが良い。
被接続部2には、例えば、温度センサ、ガスセンサ、湿度センサ、速度センサ、加速度センサ、光センサ、金属センサ、歪みセンサ、抵抗値センサ、静電容量センサ、インピーダンスセンサ等のセンサ類や、モータ、発熱装置、冷却装置、電磁アクチュエータ、圧電アクチュエータ、燃料噴射弁、点火プラグ、ポンプ、油圧装置、水圧装置等のアクチュエータ等、用途に応じた装置が適宜選択される。
図1Aには、被接続部2として、検出部20が高温環境下に晒される温度センサを例示している。
外部導線21には、銅、ニッケル、ステンレス、アルミニウム、鉄、錫等金属、又は、これらから選択された2以上の合金からなる良電導性の芯線を、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ポリアミド、ポリイミド、架橋ポリエチレン、架橋塩化ビニル、ガラス繊維等の絶縁被覆で覆った公知の導線のいずれかが用いられる。
外部導線21の端末部210は、配線基板10に実装された金属端子112と、抵抗溶接、超音波溶接、レーザ溶接など公知の溶接手段によって溶接されている。
グロメット12は、外部導線21の長手軸方向に伸びる略柱状に形成されグロメット胴部120には、外部導線21を挿通し弾性的に保持するための導線挿通孔121が長手軸方向に貫通するように設けられている。
導線挿通孔121は、配線基板10に接続される外部導線21の数に応じて穿設されている。
導線挿通孔121の内径は、外部導線21の外径よりも小さく設定され、弾性的に拡径した状態で外部導線21を挿通した後は、弾性的に縮形して外部導線21を密着状態で保持し、グロメット外部側端面122と外部導線21との境界面から水分が侵入するのを阻止している。
グロメット12の配線基板側の端部には、外周方向に向かって鍔状に広がったグロメット鍔部123が形成されている。
本発明の要部である樹脂成型部13は、グロメット胴部120が樹脂成型部13から外部に露出する境界の内側において、樹脂成型部13の一部が配線基板10の平面方向に対して直交し、グロメット胴部120の上下方向からくさび状に突出したくさび状突出部131を具備している。
くさび状突出部131は、グロメット胴部120を上下方向から押圧し、弾性的に変形させて、グロメット胴部120の上下両方向から中心に向かって窪んだ窪み部125を形成しつつ、その表面に弾性的に密接している。
さらに、くさび状突出部131によって押圧されたグロメット12の外周の一部は、くさび状突出部131の突出方向に対して直交する方向に膨出して、樹脂成型部13に密接するグロメット内部側膨出部126を形成している。
樹脂成型部13に形成されたくさび状突出部131とグロメット胴部120に形成された窪み部125とは、くさび状突出部131によって押圧されたグロメット12が元の形状に戻ろうとする復元力によって密着状態が維持され、外部からの水分の侵入を阻止している。
また、グロメット内部側膨出部126は、樹脂成型部13との界面に横方向の面圧を発生して密着状態が維持され、外部からの水分の侵入を阻止している。
また、本実施形態の回路モジュール1において、グロメット12と樹脂成型部13との密着状態を維持し、上述の効果を発揮するためには、後述する樹脂成型工程において、金型3を上下2分割した上型30と下型31とに設けた開口部302、312における型締め部303、313の型締め幅W、及び、くい込み量TPRを一定の範囲に制限することによって、グロメット胴部120の変形量を適切な範囲に調整することで実現可能となる。具体的な型締め幅W、くい込み量TPRの設定基準については後述する。
なお、本発明は、温度センサやグロープラグ等、高温環境下で使用されたり、自体が高温に発熱したりする場合に、外部導線21として、軟銅線とステンレス線との混合撚り線や、ニッケルメッキ軟銅線等の耐熱性芯線をシリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性絶縁被覆で覆った耐熱性導線が用いられ、樹脂成型体13がエポキシ樹脂等比較的低粘度の熱硬化樹脂が用いられている場合に特に効果的である。
耐熱性絶縁被覆は、熱可塑性樹脂との接着性が悪く、防水性の確保が困難となる上に、外部応力が外部導線21に作用したときに、配線基板10との接点に直接作用することになる。
さらに、熱可塑性樹脂は、線膨張係数が200〜300ppm/℃と大きく、配線基板10上に実装される回路部品の線膨張係数が5〜25ppm/℃と比較的小さいので、両者の線膨張係数の差が大きく、使用環境の冷熱ストレスによってクラックが発生する等の信頼性低下を招く虞がある。
したがって、高耐熱性を要する場合には、樹脂成型部13に熱可塑性樹脂を使用することは困難である。
一方、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂は、線膨張係数が回路部品に近く、冷熱ストレスに強い耐久性を示す。
ところが、熱硬化樹脂は、成形時の粘度が低く、成形圧も高いので、従来の一般的な樹脂成型体の成形方法では、外部導線21の引き出し部においてバリが発生し易く、成形後のバリ取り作業が余儀なくされていた。
そこで、本発明では、後述する製造方法によって、樹脂成型体13と外部導線21との間に、シリコーンゴム等のヤング率が4M〜100MPa(硬度20度〜100度)の比較的軟らかい弾性部材からなるグロメット12が介装されており、成型時には、金型によってグロメット12の胴部120に一部を圧縮したときの反発力を利用して金型、グロメット12、外部導線21の間の隙間をなくし、バリの発生を防止すると共に、型開きをしたときに圧縮されたグロメット12が元の形状に戻ろうとする反発力を利用して、外部導線21、グロメット12、樹脂成型部13との間に形成される界面が密着状態となり、外部導線21に接着性の悪い耐熱性被覆で覆われた耐熱性導線が用いられている場合でも、外部からの水分の侵入を防ぐことができる。
また、耐熱性導線21がグロメット12によって弾性的に保持されているので、外部応力が外部導線21の芯線端末部210と配線基板10との接続部に直接作用することがない。
加えて、外部導線21の芯線端末部210は、配線基板10に接続された金属端子112に溶接固定されているので接合強度が高く、信頼性の向上を図ることができる。
図2A、図2B、図2C、図2Dを参照して、本発明の回路モジュール1の製造方法の要部である樹脂成型工程について説明する。
なお、配線基板10には、上述の如く公知の実装方法によって所定の回路部品11が実装されている。
配線基板10に形成された図略の導体パターンの端末部には、銅等の導電性材料を略平板状に形成した金属端子112がハンダ付け固定され、金属端子112と外部導線21の芯線端末部210とが溶接され、外部導線21には、グロメット12が装着されている。
本発明の要部である樹脂成型用金型3は、図2Aに示すように、上下二分割した上型30と下型31とからなり、それぞれ金型本体部300、310の内側に樹脂成型体13を形成するための空洞部301、311が区画され、空洞部301、311内に、グロメット12を装着された外部導線21が接続された配線基板10を収容する。
このとき、複数の外部導線21が用いられている場合において、グロメット12が複数の外部導線21を束ねる役割も果たすので空洞部301、311内への配線基板10の収容作業が容易となる。
図2Aに示すように、グロメット12が樹脂成型用金型3から露出する位置において、上下それぞれの樹脂成型用金型30、31に、グロメット挿通溝端部302、312、型締め部303、313、圧力開放部304、314が形成されている。
グロメット挿通溝端部302、312は、図2A、図2Bに示すように、空洞部301、311を区画する金型本体部300、310の外部導線21を外部に引き出す位置に、グロメット胴部120を挿通可能とするように、グロメット胴部120の水平方向外形幅W120と略同一の所定の開口幅DOPと、金型30、31を合わせたときにグロメット胴部120の垂直方向外形高さH120以上の開口高さHOPとなるように、それぞれの金型30、31に所定の開口高さ(HOP/2)で設けられている。
なお、本発明者等の鋭意試験により、型締め部303、313がグロメット胴部120を圧縮する圧縮高さTPRは、グロメット胴部120の肉厚T12の5%以上30%以下とし、上記型締め部(303、313)の型締め幅Wが0.2mm以上5.0mm以下とすることによって、樹脂成型時の樹脂漏れを抑制しつつ、過剰なグロメット胴部120の変形を抑制できることが判明した。
さらに、開口溝部302、312の一部には、内側に向かって突出し、グロメット12の一部を上下方向から加圧する型締め部303、313と、型締め部303、313の外部側において型締め部303、313の圧力を開放する圧力開放部304、314とが設けられている。
本実施形態においては、図2Cに示すように、上型30と下型31のそれぞれの型締め部303、313に内側から外側に向かって徐々に突出量が減少する圧力漸減傾斜面304、314を傾斜角度θ(但し、θは30°以上、90°以下)で設けて、上型30と下型31とを合わせたときに型締め部303、313がグロメット胴部120を上下方向から圧縮する圧力を上記空洞部(301、311、301a、311a、301c、311c)が設けられる内側から外部側に向かって斬減させるようになっている。
型締め部303、313に圧力漸減傾斜面304、314を設けた場合には、グロメット胴部120を押圧する圧力が一定となる範囲Wと圧力が漸減する範囲Wとの合計を型締め幅Wとする。
上型30と下型31とを合わせると、型締め部303、313がグロメット胴部120の一部を上下方向から圧縮して窪み部125を形成しつつ、圧縮方向に対して垂直方向に膨らんだ膨出部126を形成した状態となる。
この状態で、空洞部301、311内に流動性の樹脂13(RSN)を圧入する。
このとき、図2C、図2Dに示すように、グロメット12と上記金型(30、31)との間に高い面圧が発生し、空洞部301、311内に樹脂を圧入したときにエポキシ樹脂等の粘度の低い樹脂が用いられても、樹脂漏れによるバリの発生を抑制することができる。
さらに、型締めによって窪み部125及び膨出部126が形成された状態で空洞部301、311内に充填された樹脂13を固化させた後、金型30、31から取り出すと、樹脂成型時に型締め部303、313によって圧縮されていた部分の圧力が開放され、樹脂成型部13から露出した部分は、グロメット12の復元力によって元の形状に戻ろうとする。
一方、樹脂成型部13内では、窪み部125に沿って充填された樹脂が固化して、くさび状突出部131がグロメット胴部120にくい込んだ状態が維持され、図3A、図3Bに交差斜線で示すように、グロメット12と樹脂成型部と13の間に面圧が残存する領域が形成される。
このとき、本発明においては、型締め部303、313がグロメット胴部120を圧縮する圧縮高さTPRは、グロメット胴部120の肉厚T12の5%以上30%以下とし、型締め部303、313の型締め幅Wを0.2mm以上、5.0mm以下とすると共に、外部側に上記圧力開放部304、314を設けることで、樹脂成型時における金型3とグロメット12との界面における樹脂漏れを防止しつつ、グロメット12の変形量が制限されているので、金型3から回路モジュール1を取り出したときに樹脂成型部13とグロメット12とのに形成される間隙を小さくできることが判明した。
型締め部303、313の型締め幅Wを0.2mmより小さくすると、型締めしたときに、グロメット胴部120を構成する弾性部材の降伏値を超える押圧力が集中的に作用し、塑性変形によるグロメット胴部120の損傷を招く虞がある。
本発明の範囲を外れ、型締め幅Wzを5.0mmより大きくすると、型締め部303z、313zが過剰にグロメット胴部120zを押しつぶして、空洞部301z、311z内への膨らみ量が多くなると、金型3zから回路モジュール1zを取り出したときにグロメット胴部120zが型締め部303z、313zによって押しつぶされていた部分の復元力も大きくなり、必然的に樹脂成形部13zとの間隙も大きくなり、外部からの浸水を阻止できなくなる虞がある。
また、型締め幅Wの範囲は、本実施形態に示したような平面に限らず曲面、面取り形状でも良い。
但し、空洞部301、311の設けられている側に向かって型締め圧力が漸減するような角度で形成するとバリの発生に繋がる虞があるので、少なくとも、空洞部301、311との境界においては、空洞部301、311を区画する内周壁に対して直交する面を有するように形成するのが望ましく、金型3の欠け防止、耐久性向上を図るために空洞部301、311を区画する内周壁の端縁にC面やR面を形成する場合には、できる限り小さく形成するのが望ましい。
さらに、圧力漸減傾斜面304、314と空洞部301、311を形成する金型内面の成す傾斜角度は、金型3の外部側に向かって徐々に押圧力が漸減するように、30°以上90°以下とするのが望ましい。
型締め部303m313の傾斜角度を30°より小さい角度とすると、型締め幅Wを狭くした場合と同様、型締めしたときにグロメット胴部120の弾性降伏値を超える押圧力の集中が起こり、グロメット12に損傷を招く虞がある。
型締め部303m313の傾斜角度を90°より大きい角度とすると、金型3の外部側に向かって徐々に押圧力が増加し、空洞部301、311のある内部側が相対的に弱い押圧力となるので、空洞部301、311内に高圧で樹脂を充填したときに、グロメット胴部120の弾性変形により型締め部304、314に圧縮された部分への樹脂の侵入が許容され、バリを発生させる虞がある。
一方、図4A、図4B、図4C、図4D、図5A、図5Bに示すように、本発明を用いることなく成形した比較例では、上述の如く、型締め時のグロメット12zの変形量が大きく、樹脂成型部13zが固化した後、樹脂成型用金型3zから回路モジュール1zを取り出したときに、グロメット12zに大きな復元力が作用し、グロメット膨出部125z、及び、グロメット内側端面124zの膨らみが消失し、樹脂成型部13zとの間に大きな空隙が形成され、外部からの水分の侵入を阻止することが困難となり、著しく信頼性が低下する虞があることが判明した。
図6A、図6B、図6C、図6Dを参照して、本発明の効果について、説明する。図6Aは、第1の実施形態における回路モジュール1の樹脂成型部13とグロメット12との境界の様子を観察した縦方向断面の写真で、図6Bは、実施例1の横方向断面の写真であり、図6Cは、比較例の縦方向断面の写真、図6Dは、比較例の横方向断面の写真である。本発明の第1の実施形態における回路モジュール1では、比較例に比べて、グロメット12と樹脂成型部13との間の間隙が遙かに小さくなっていることがわかる。
図7A、図7B、図7C、図8、図9を参照して、本発明の第2の実施形態における回路モジュール1aについて製造工程の順を追って説明する。
なお、上記実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、類似の構成で相違点のある部分については、対応する符号に枝番としてアルファベットを付したので、相違点を中心に説明する。以下の実施形態においても同様である。
上記実施形態においては、配線基板10の片側に、外部導線21が引き出された回路モジュール1について説明したが、本実施形態における回路モジュール1aでは、配線基板10aの両側に外部導線21、21aが引き出されている点が相違する。
配線基板10aは、図7A、7Bに示すように、両端に溝部101、101aが設けられた絶縁性基板100aの両面に、抵抗、コンデンサ、コイル等の受動素子110と、半導体、制御IC等の能動素子111と、出入力用金属片端子112が実装されて構成されている。
絶縁性基板100aには、プリント基板、セラミック基板等の公知の絶縁性基板材料を用いることができる。
回路部品11は、チップマウンタ、はんだリフロー等公知の実装手段を用いて絶縁性基板100a上に実装されている。
図7Cに示すように、外部導線21、21aをそれぞれグロメット12、12aに挿通した状態で、図7Dに示すように、外部導線21、21aのそれぞれの端末部210、210aを溝部101、101aに配設して、金属片端子112,112aに接合する。
このとき、溝部101、101aを利用して、上下方向から、図略の接合治具を押し当てて、端末部210、210aと金属片端子112、112aとを接合することができる。
端末部210、210aと金属片端子112、112aとは、抵抗溶接、レーザ溶接、超音波溶接等の公知の接合手段によって電気的な接続が確保される。
このようにして、外部導線21、21aと一体となった配線基板10aを、図8に示すように上型30a、下型31aからなる金型3aに区画した空洞部301、311内に収容する。
上型30a、下型31aのそれぞれには、グロメット12、12aの一部を圧縮しつつ、外部導線21、21aを両側に引き出す開口溝302、302a、312、312aが設けられており、さらに、開口溝302、302a、312、312aには、グロメット12、12aの一部を適度に圧縮する型締め部303、313、303a、313a及び圧力開放部304、314、304a、314aが形成されている。
上型30a、下型31aを合わせると、グロメット12、12aの一部が、それぞれ、型締め部303、313、303a、313aに上下方向から圧縮され、金型3aとグロメット12、12aとの間の機密性が保持された状態となり、上記実施形態と同様、空洞部301、311内に樹脂が充填される。
樹脂を固化させた後、金型3から、配線基板1と外部導線21、21aとが樹脂政経部13aによって一体に封止された回路モジュール1aを取り出し、図9に示すような、回路モジュール1が完成する。
本実施形態においても、上記実施形態と同様に、樹脂成型時には、グロメット12、12aによって、外部導線21、21aの損傷が防止され、かつ、金型3とグロメット12、12aとの間に生じた面圧によってバリの発生を抑制しつつ、金型30a、31aに設けた開口部302、312、302a、312aにおける型締め部303、313、303a,313aの型締め幅W、及び、くい込み量TPRを一定の範囲に制限することによって、グロメット胴部120、120aの変形量を適切な範囲に調整し、上記金型3aから上記回路モジュール1aを取り出したときに、本図中円内に断面を示したように、縦断面方向には、グロメット胴部120、120aに樹脂成形体13aのくさび状突出部131、131aが食い込むように窪み部125、125aを形成して、樹脂成型部13aとグロメット12、12aとの間の面圧を維持すると共に、横断面方向には膨出部126、126aが形成されて、樹脂成型部13aとの間に形成される間隙を小さくし、グロメット12、12aの樹脂成型時に圧縮されていた部分の復元力を利用して外部から水分の侵入を阻止する信頼性の高い構造の回路モジュール1aが実現できる。
なお、本図に示すように、外部導線21aの端末部に相手側に勘合するコネクタ4を設けても良い。コネクタ4は、外部導体21aに電気的に接続されたターミナル部41と、絶縁性の樹脂からなり、ターミナル部41を保持固定しつつ、相手側との勘合を図るコネクタ本体部40と、相手側との勘合状態を保持する鈎爪等の係止手段42によって構成されている。
図10A、図1B、図10C、図10Dを参照して、本発明の第3の実施形態における回路モジュール1bについて説明する。
第2の実施形態においては、配線基板10aの両側に外部導線21、21aを引き出し、一方の外部導線21aを他の制御装置等との接続を図るためのコネクタ4とした構成とした例を示したが、本実施形態においては、配線基板10bに接続されるコネクタ4bを樹脂成型部13bと一体の構造とした点が相違する。
さらに、図10A、10Bに示すように、基板支持部14を複数箇所設けることにより樹脂成型用金型3内に配線基板10bを配設する際に、配線基板10bを空洞部301b、311b、内の定位置に保持することができ、回路モジュール1bの信頼性をさらに向上させることもできる。
本実施形態においても、図10C、図10Dに示すように、外部導線21と配線基板10との間には、グロメット12が介装され、外部からの水分の侵入を阻止している。
次いで、図11A、図11B、図11C、図11D、図11E、図12A、図12Bを参照して、本発明の第4の実施形態における回路モジュール1cについて説明する。
上記実施形態においては、グロメット12、12aに複数の外部導線21、21aが挿通される例を示したが、本実施形態においては、グロメット12cが、略円筒状で、1本の外部導線21が挿通されている点が相違する。
この場合においても、上型30cと下型31cとに、所定の型締め幅Wと所定のくい込み量TPRだけ、グロメット胴部120cに上下方向から圧縮する型締め部303c、313cが形成され、空洞部301c、311c内で、適度な窪み部125cと膨出部126cとを形成し、上記実施形態と同様に、樹脂成型時の樹脂漏れを防止しつつ、型から取りだしたときには、樹脂政経部13cに形成されたくさび状突出部131cと、窪み部125c、膨出部126cとによって面圧が維持され、外部からの水分の侵入を阻止することができる。
なお、本実施形態においては、グロメット12cに鍔部123を形成していない例を示したが、より確実に水分の侵入を阻止するために上記実施形態と同様にグロメット12cの内側端部に外径方向に広がる鍔部を設けても良い。
また、上記実施形態においては、回路部品11が実装され、一定の制御機能を有する回路基板10、10a、10bを用いた例を示したが、回路基板10cに特に制御機能を持たせず、中継器として利用するものであっても良い。
さらに、上記実施形態においては、上型30、30a、30b、30c及び下型31、31a、31b、31cとして、圧力開放部304、314として、内側から外側に向かって突出量が漸減するテーパ状に形成した例を示したが、図13Aに示す、上型30d、下型31dのように、圧力解法部304d、314dを開口端305、315と同じ開口高さに大きく開口する段溝状に形成しても良い。ただし、この場合においては、型締め部303d、313dの型締めWが狭すぎると、その部分の機械的強度が弱くなり、型締め時に破損し易くなる虞を生じたり、型締め部303d、313dへの圧力集中により、グロメット胴部120の弾性変形降伏値を超え、グロメット胴部120に亀裂生じる虞を生じたりするので、型締め幅Wを過剰に狭くしないように配慮する必要がある。
図13Bに示すように、圧力開放部304、314のさらに、外部方向に、開口溝302、312の開口幅DOP及び開口高さHOP/2より小さく、外部導線21の外径よりが大きい開口幅及び開口高さを有する縮口部306、316を設けても良い。
このような縮口部306、313を形成することによって、樹脂成型時に、空洞部301、311内に高圧で樹脂を充填したときに、グロメット12が押し出されるのを防止するようにすることも可能となる。
なお、本明細書の課題を解決する手段、並びに、特許請求の範囲において、カッコ書きで記載した数字、英字符号は、本発明の発明特定事項に対応する実施例で用いられている符合を示すものであるが、本発明は、これらの実施例のみに限定するものではない。
本発明は、弾性部材からなるグロメットを介して外部との接続を図る外部導線を引き出した回路モジュールであって、グロメットが樹脂成型部から外部に露出する境界の内側において、樹脂成型部の一部がグロメット胴部の上下方向からくさび状に突出して押圧するくさび状突出部と、これに押圧されたグロメット胴部の外周の一部が窪んだ窪み部と、その窪み部に対して直交する方向に膨出したグロメット内部側膨出部とを設けることによって、グロメット胴部と樹脂成型部との境界において高い面圧を維持して、互いに弾性的に密接する状態を維持せしめて、浸水防止を図る本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、樹脂成形時において、金型の内側に区画した空洞部から外部導線引き出す位置に、グロメットを挿通可能とする所定の開口幅と、所定の開口高さを有する開口溝部を設けると共に、その一部が内側に向かって突出して、グロメットの一部を上下方向から加圧する型締め部と、その外部側において型締め部の圧力を開放する圧力開放部とを設けて、上下に分割した金型とを合わせたときに、型締め部がグロメット胴部の一部を圧縮して窪み部を形成しつつ、圧縮方向に対して直交する方向に膨らんだ膨出部を形成した状態で、空洞部内に流動性の樹脂を圧入することによって、金型とグロメットとの間に高い面圧を作用させ樹脂成形時の樹脂漏れによるバリの発生を防止しつつ、過剰なグロメットの変形を避け、金型から回路モジュールを取り出したときに、金型によって圧縮されていたグロメットが過剰に復元して樹脂成形部との境界に大きな間隙が形成されるのを防ぎつつ、樹脂成形部とグロメット胴部との間に高い面圧の維持を図る本発明の回路モジュールの製造方法を適用することによって初めて実現可能となるのである。
1、1a、1b、1c 回路モジュール
10、10a、10b、10c 配線基板
11 回路部品
12、12a、12c グロメット
120、120a、120c グロメット胴部
121 導線挿通孔
123 グロメット鍔部
125 窪み部
126 内側膨出部
13 樹脂成型部
131 くさび状外部側突出部
2 被接続部(センサ、アクチュエータ)
21、21a 外部導線
2009−295945号公報

Claims (11)

  1. 所定の回路部品(11)を実装した配線基板(10、10a、10b、10c)と、該配線基板(10、10a、10b、10c)と外部に設けた被接続部(2)との接続を図る一以上の外部導線(21、21a)と、これらを一体的に覆いつつ、上記外部導線(21、21a)を引き出した樹脂成型部(13、13a、13b、13c)と、上記外部導線(21、21a)と上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)との境界に介装した弾性部材からなるグロメット(12、12a、12c)とを有する回路モジュールであって、
    上記グロメット(12、12a、12c)が、
    少なくとも、上記外部導線(21、21a)の周囲を覆う略柱状のグロメット胴部(120、120a、120c)と、
    該グロメット胴部(120、120a、120c)の内側で上記外部導線(21、21a、21c)を弾性的に保持すべく長手軸方向に貫通する導線挿通孔(121)と、を具備し、
    上記グロメット胴部(120、120a、120c)が上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)から外部に露出する境界の内側において、
    上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)の一部が上記グロメット胴部(120、120a、120c)の上下方向からくさび状に突出して上記グロメット胴部(120、120a、120c)を押圧するくさび状突出部(131)と、
    該くさび状突出部(131)に押圧されて上記グロメット胴部(120a、120c)の外周の一部が窪んだ窪み部(125)と、
    上記窪み部(125)に対して直交する方向に膨出したグロメット内部側膨出部(126)と、を具備し、
    上記グロメット胴部(120、120a、120c)と上記樹脂成型部(13、13c)とが弾性的に密接することを特徴とする回路モジュール(1、1a、1b、1c)。
  2. 上記グロメット(12、12a)が上記グロメット胴部(120、120a)の上記配線基板(10、10a)側の端部において外周方向に向かって鍔状に広がるグロメット鍔部(123、123a)を具備する請求項1に記載の回路モジュール(1、1a、1b)。
  3. 上記弾性部材のヤング率が4M〜100MPa(硬度20度〜100度)である請求項1又は2に記載の回路モジュール(1、1a、1b、1c)。
  4. 記弾性部材が、合成ゴム、天然ゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、熱硬化性エラストマーのいずれかである請求項1ないし3のいずれかに記載の回路モジュール(1、1a、1b、1c)。
  5. 上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)を構成する樹脂が、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂のいずれかから選択した熱硬化性樹脂、又は、ポリフェニルサルファイド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂のいずれかから選択した熱可塑性樹脂のいずれか、又は、両方である請求項1ないし4のいずれかに記載の回路モジュール(1、1a、1b、1c)。
  6. 上記被接続部(2)が、高温環境下で使用され、又は、それ自体が発熱を伴う、センサ、又は、アクチュエータのいずれかであり、上記外部導線(21、21a、21c)が、耐熱性芯線(210)を耐熱性絶縁被覆(211)で覆った耐熱性導線であり、上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)を構成する樹脂が熱硬化性樹脂である請求項1ないし5のいずれかに記載の回路モジュール(1、1a、1b、1c)。
  7. 請求項1ないし6いずれか記載の回路モジュール(1、1a、1b、1c)の製造方法であって、
    上記樹脂成型部(13、13a、13b、13c)を形成するための樹脂成型用金型(3、3a、3b、3c)を上型(30、30a、30b、30c)と下型(31、31a、31b、31c)との上下2分割して構成し、
    それらの内側に設けた空洞部(301、311、301a、311a、301b、311b、301c、311c)内に、
    上記回路部品(11)を実装すると共に上記外部導線(21、21a、21c)を接続した上記配線基板(10、10a、10b、10c)を配設した上で、
    上記空洞部(301、311、301a、311a、301b、311b、301c、311c)内に樹脂を充填して、
    上記配線基板(10、10a、10b、10c)と上記外部導線(21、21a、21c)とを一体的に覆う樹脂成型工程において、
    上記空洞部(301、311、301a、311a、301c、311c)を区画する金型本体部(300、310)の上記外部導線(21、21a)を外部に引き出す位置に、上記グロメット(12、12a、12c)を挿通可能とする所定の開口幅(DOP)と、所定の開口高さ(HOP/2)を有する開口溝部(302、312、302a、312a、302c、312c)を設けると共に、
    該開口溝部(302、312、302a、312a、302c、312c)の一部を内側に向かって突出し、上記グロメット(12、12a、12c)の一部を上下方向から加圧する型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)と、
    該型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)の外部側において上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)の圧力を開放する圧力開放部(304、314、304a、314a、304c、314c)とを設けて、
    上記上型(30、30a、30b、30c、30d、30e)と上記下型(31、31a、31b、31c、31d、31e)とを合わせたときに、上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)が上記グロメット胴部(120、120a、120c)の一部を圧縮して窪み部(125)を形成しつつ、圧縮方向に対して直交する方向に膨らんだ膨出部(126)を形成した状態で、上記空洞部(301、311)内に流動性の樹脂を圧入することを特徴とする回路モジュールの製造方法。
  8. 上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)が上記グロメット胴部(120)を圧縮する圧縮高さ(TPR)が上記グロメット胴部(120)の肉厚(T12)の5%以上30%以下とする請求項7に記載の回路モジュールの製造方法。
  9. 上記型締め部(303、313、303a、313a、303c、313c)の型締め幅(W)を0.2mm以上5.0mm以下とする請求項7又は8に記載の回路モジュールの製造方法。
  10. 上記上型(30、30a、30b、30c、30e)と上記下型(31、31a、31b、31c、31e)のそれぞれの上記型締め部(303、313、303a、313a、3103c、313c)に内側から外側に向かって徐々に突出量が減少する圧力漸減傾斜面(305、315)を設けて、上記上型(30、30a、30b、30c、30e)と上記下型(31、31a、31b、31c、31e)とを合わせたときに、上記型締め部(303、313、303a、313a、3103c、313c、303e、313e)が上記グロメット胴部(120、120a、120c)を上下方向から圧縮する圧力を上記空洞部(301、311、301a、311a、301c、311c)が設けられる内側から外部側に向かって斬減させる請求項7ないし9のいずれかに記載の回路モジュールの製造方法。
  11. 上記圧力漸減傾斜面(304、314)の傾斜角度(θ)は、30°以上、90°以下である請求項10に記載の回路モジュールの製造方法。
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