JP5833882B2 - 自然換気窓 - Google Patents
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Description
この特許文献1では、ハンドルの軸に設けた歯車とラックとのかみ合いによりラックを上下動させる構造であり、ハンドルの回動角度とラックの移動距離とが一定となっており、ハンドルを所定角度回動することにより、障子を閉状態から自然換気状態にし、更にハンドル回動することにより、自然換気状態から排煙状態へ切り替えることが開示されている。
更に、障子を閉状態から自然換気状態を経て排煙状態に切り替えるときには、閉状態から自然換気状態にハンドルを一方向に回動操作した後、更に自然換気状態から排煙状態へ同方向のハンドル操作が必要となり、ハンドルの回動操作に伴うハンドルの移動軌跡を確保するために所定のスペースが必要になるという問題がある。
閉状態から自然換気状態にハンドルを回動操作するときよりも、自然換気状態から排煙状態にハンドルを回動操作するときの方が、ハンドル回動角度に対するラックの移動距離を大きくできるので、閉状態から自然換気状態を経て排煙換気状態に至る一方向に操作するハンドルの回動角度を小さくできる。よって、ハンドルの回動操作に伴うハンドルの移動軌跡を確保するスペースを少なくできる。
図10に示すように、本実施の形態に係る自然換気窓1は、上枠3と、下枠5と左右の竪枠7とで枠組された枠において、竪枠7、7間には無目9が架設されており、無目9と下枠5との間で嵌め殺し窓11が構成してあり、無目13と上枠3との間に自然換気窓の窓本体15が構成されており、窓本体15の操作部17は一方の竪枠7で嵌め殺し窓11の下部に設けてある。
窓本体15は、図1(a)に示すように、竪枠7、7間に設けた障子19を備え、障子19は各竪枠7、7に回動軸21により回転自在に連結されている。障子19の上端部には、バランスウエイト28が取付けられている。
図10に示すように、障子19の左竪框19aと左竪枠7との間には一方の開閉機構23aが設けてあり、右竪框19aと右竪枠7との間には他方の開閉機構23bが設けてあるが、一方の開閉機構23aには、障子19の開閉状態を規制する開閉規制部材25と、この開閉規制部材25を上下動する連動部材27とが設けてある点が他方の開閉機構23bと異なり、その他の部分は同じ構成なので、一方の開閉機構23aについて説明し、他方の開閉機構23bの説明を省略する。
サブアーム31は、一端の軸31aをメインアーム29の中間部に回動自在に連結してあり、他端の軸31bは案内部材41のスライダー43に回動自在に連結している。案内部材41は竪枠7に固定してあり且つ上下方向の案内溝42が形成してあり、案内溝42にはスライダー43が摺動するようになっている。スライダー43には室外側に向けて突設する係合突部43aが一体に設けてある。
開閉規制部材25は連動部材27に固定されおり、連動部材27の上端部は連結部材45により障子引寄せ部材49のバー49aが連結されている。これにより、開閉規制部材25と障子引寄せ部材49が一体に上下に移動するようになっている。
図1(b)に示すように、連動部材27の下端は操作部17に設けた補助ラック51bに連結されている。補助ラック51bは、連結部材52を介してメインラック(ラック)51aに連結されている。尚、補助ラック51bは固定ラック48との間に設けた歯車50に歯合している。
各大径部57a、59aは、歯60が全周に亘って設けてあり、小径部57b、59bの歯63とのかみ合い開始位置には、歯面をなだらかにした歯61が形成してある。各小径部57b、59bは、半周に歯63が形成してあり、残りの約半周には歯がない間欠歯車としている。
一方歯車57の大径部57aは他方歯車59の小径部59bに歯合可能であり、一方歯車57の小径部57bが他方歯車59の大径部59aに歯合可能であり、他方歯車59の大径部59aは常時メインラック51aに歯合している。
尚、障子19が自然換気状態の開位置にあるときには、図9(c)に示すように、ロックピン79と係合部材73は離れた位置にある。
図1(b)に示すように、障子19は閉鎖状態にあるとき、図5に示すようにハンドル53は先端53aを下に向けて位置している。このとき、図1(a)及び図8(a)に示すように、開閉規制部材25は開閉機構23の下方に位置している。また、図9(a)に示すように、ロックピン79が障子の係合部材73に係合して障子19をロックした状態にある。
障子を図8(a)に示す閉鎖状態から図8(b)に示す自然換気状態するときには、ハンドル53を図5に示すように、反時計方向(R方向)に180度回動する。このとき、図2に示すように、一方歯車57の小径部57bが他方歯車59の大径部59aに歯合した状態で他方歯車59が回わり、メインラック51を上方に向けて移動する。これにより、連動部材27が上方に移動して開閉規制部材25は図8(b)に示すように、スライダー43から離れた下方に移動する。一方、連動部材27が上方に移動すると、図9(a)に示すように、スライド部材77が矢印S2方向に移動して、図9(b)に示すようにロックピン79が係合部材73から外れ、障子のロックが解除される。
そして、図5に符号Eで示すようにハンドル53は先端53aを上に向けたところで、図2に参照されるように、他方歯車59の大径部59aに歯合している一方歯車57の小径部57bは歯63がない間欠部になるので、一方歯車57の小径部57bと他方歯車59の大径部59aの歯合が外れ、一方歯車57の大径部57aと他方歯車59の小径部59bが歯合を開始する。これにより、ハンドル53を同方向(R方向)に更に回し過ぎると、メインラック51aの繰り出し量が突然多くなり、ハンドル操作の負荷が大きくなるから、操作の手ごたえが変わる。よって、操作者はハンドル53を回し過ぎたことに容易に気がつくことができる。この場合には、ハンドル53の回転を少し戻してハンドルの位置を修正する。
自然換気状態では、図8(b)に示すように、ウエイト28(図7参照)とのバランスにより、室外が無風又は微風のときには障子19が開き、風が強いときには、障子が閉じる。
障子19を閉状態から自然換気状態にハンドル57を回動操作するときよりも、自然換気状態から排煙状態にハンドル57を回動操作するときの、ハンドル57の回動角度に対するメインラック51aの移動距離を大きくできるので、自然換気状態から排煙状態に回動操作するときにかみ合う歯車の径を、閉状態から自然換気状態に回動操作するときにかみ合う歯車の径と同じにする場合に比較して、閉状態から自然換気状態、排煙換気状態に至る一方向へ操作するハンドル53の回動角度を小さくできる。よって、ハンドル53の回動操作に伴うハンドル53の移動軌跡を確保するためのスペースを少なくできる。
図11〜図13に本発明の第2実施の形態を示す。この第2実施の形態では、窓本体15(図10参照)にすべり出し自然換気窓を用いている。このすべり出し自然換気窓では、図13に示すように、障子19は上部に設けた軸81が、竪枠7に設けた案内レール82を上下動自在且つ回動自在に連結してある。開閉機構23aは、開閉プレート83と、メインアーム85と、サブアーム87と、引寄せアーム89とを備えている。
メインアーム85は一端85aが障子19の重心位置に回動自在に連結してあると共に他端85bが開閉プレート83の上下方向の長孔83aを上下動自在且つ回動自在に係合している。
サブアーム87は一端87aがメインアーム85の中間部に回動自在に連結してあり且つ他端87bが竪枠7に回動自在に連結してある。
引寄せアーム89は一端部に長孔89aが形成してあり、サブアーム87の中間部に設けた軸87cが長孔89aを摺動自在に連結してあり、他端部89bに設けた軸88が開閉プレート83に係合しており、中間部89cが竪枠7に回動自在に連結してある。
開閉プレート83には、引寄せアーム89の他端部89bに設けた軸88が係合する係合孔83bが形成されている。係合孔83bは、障子19の開閉に伴う引寄せアーム89の軸88の移動を許容する移動許容部83cと、移動許容部83cの上方に連続してあり且つ見込み方向室外側に突設した湾曲突部83dとを有し、開閉プレート83が下方に移動したときに引寄せアーム89の中間部89cよりも下方位置で引寄せアーム89の軸88が湾曲突部83dを下方から乗り上げることで、引寄せアーム89の軸88が引寄せアーム89の中間部89cを中心に室外側に向けて回動することによりサブアーム87が室内側に向けて回動して、障子19を室内側に引寄せて障子19をロックする。
この第2実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
例えば、一方及び他方歯車の小径部の間欠部分は約半周にすることに限らず、周方向の1/3や1/4にしても良い。
更に、本願発明にかかるハンドル53と一方歯車57と他方歯車59とラック51aとの構成による障子の開閉操作は、自然換気窓に限らず、高い位置にあるガラスルーバの開閉や、オーニング窓や開き窓における障子の開閉を行うオペレータハンドルの操作部として用いることができる。このようなオペレータハンドルとして用いた場合には、高い位置にある窓を見上げて開き状態を確認することなく、ハンドル操作の手ごたえでルーバや障子の開き具合を感知することができ、特に、目の不自由な人が操作する場合には、ハンドル操作の手ごたえのみでルーバや障子の開き状態を感知することができるので好適である。
19 障子
51a メインラック(ラック)
53 ハンドル
57 一方歯車
57a 大径部
57b 小径部
59 他方歯車
59a 大径部
59b 小径部
Claims (1)
- ハンドルと、ハンドルの回転軸に固定した一方歯車と、一方歯車と歯合する他方歯車と、他方歯車に歯合して移動可能に設けてあり且つ障子の開閉操作部材に連結したラックとを備え、ハンドルは一方向の回動操作によって障子を閉状態から自然換気状態と排煙状態とに切換自在であり、一方歯車及び他方歯車はそれぞれ、大径部と小径部とを同軸にして一体に設けてあり、各小径部は、一部に歯がない間欠歯車であり、他方歯車の大径部はラックに歯合しており、障子を閉状態から自然換気状態に変えるハンドル操作では一方歯車の小径部と他方歯車の大径部とが歯合し、障子を自然換気状態から排煙状態に変えるハンドル操作では一方歯車の大径部と他方歯車の小径部とが歯合してラックを移動することを特徴とする自然換気窓。
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