JP5833164B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、サブウエイトを載せ変えてカウンタウエイト側の重量変更を行うことのできるエレベータ装置に関する。
近年、エレベータの効率向上、省エネルギー化の要求が一層高まっている。この高効率、省エネなエレベータの実現方法の一つに、エレベータの乗降人数パターン、利用頻度の傾向に合わせ、乗りかごとカウンタウエイトのバランスを調整することで運行効率を向上させる方法がある。このエレベータを実現するために、カウンタウエイトの重量を変化させることが考えられる。
この場合、エレベータの運行の妨げとならないように、できるだけ短時間で重量の変更を行わなければならない。また、地震などの不測の事態が起こっても、確実に動作する機構が必要となる。さらに、現状のエレベータの昇降路に組み込める省スペースな機構も必要となる。
この種の技術として、従来、カウンタウエイト側で、任意の数のサブウエイトを引っ掛けることにより、カウンタウエイトの重量を調整する機構(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2009−215049号公報
特許文献1のものは、カウンタウエイト側にある連結シャフトを駆動し、この連結シャフトによりサブウエイトを引っ掛ける構成であった。このため、カウンタウエイト側にアクチュエータが必要となる。カウンタウエイト側にアクチュエータがある場合、昇降路を動くカウンタウエイトに対して、電力や信号を送る長いケーブルを接続しなければならず、コストや信頼性の面で問題があった。また、昇降路を頻繁に移動するカウンタウエイトの下にサブウエイトを吊り下げる構成のため、振動や地震などにより、万が一連結部が破壊された場合、サブウエイトが落下して危険である。さらに、昇降路の下部にはバッファやロープなどがあり、サブウエイトを配置するスペースがないという問題も生じた。
本発明が解決しようとする課題は、サブウエイトの落下を確実に防止でき、低コストで信頼性が高く、安全性に優れ、スペース的にも問題の無いエレベータ装置を提供することにある。
本発明の実施の形態にかかるエレベータ装置は、昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンタウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレバータ装置であって、前記カウンタウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、前記カウンタウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部を保持する保持機構を有し、前記サブウエイト搭載部上に移動して、前記保持機構による保持を解除することで、このサブウエイトを前記サブウエイト搭載部上に供給する機能を有するサブウエイト保持ユニットとを備え、前記保持機構は、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸に取り付けられた保持片を有し、前記回転軸が回転駆動されることにより前記保持片が水平方向に所定角度回動して、前記係合部に対する保持状態及び保持解除状態に変位するように構成され、前記保持片を、前記保持状態において前記乗りかごに面する辺部が上向きのL形に形成したことを特徴とする。
上記構成によれば、サブウエイト搭載部やサブウエイト保持ユニットなどからのサブウエイトの落下を確実に防止でき、サブウエイトの落下の心配がなくなることから安全性が向上する。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるサブウエイト保持ユニットとサブウエイト搭載部との関係を拡大して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるサブウエイトを拡大して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるサブウエイト保持ユニットの要部構成を示す斜視図である。 図4で示した脱落防止部を取り出して示す部分図である。 本発明の第2の実施形態における保持機構部分を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態における保持機構部分の変形例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態における保持機構部分を示す斜視図であり、(a)(b)(c)は動作過程を表す。 本発明の第3の実施形態における保持機構の特徴部分を示す平断面図であり、(a)(b)(c)は動作過程を表す。 本発明の第4の実施形態におけるサブウエイト保持ユニットを示す正面図である。 本発明の第4の実施形態における保持機構の動作を説明する平面図であり、(a)(b)(c)(d)は動作過程を表す。 本発明の第5の実施形態における保持機構の動作を説明する断面図であり、(a)(b)は動作過程を表す。 本発明の第6の実施形態におけるサブウエイトとその脱落防止部との関係を示す平面図である。 本発明の第6の実施形態におけるサブウエイトとその脱落防止部との関係を示す正面図である。 本発明の第6の実施形態におけるサブウエイトとその脱落防止部との関係の変形例を示す正面図である。 本発明の第7の実施形態におけるサブウエイトとその脱落防止部との関係を示す正面図であり、(a)(b)は動作過程を表す。 本発明の第7の実施形態における枠部の側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
この実施の形態に係るエレベータ装置は、昇降路11内に、乗りかご12及びカウンタウエイト13が、対応するレール14,15に案内されて、それぞれ昇降可能に設けられている。これら乗りかご12及びカウンタウエイト13は互いにロープ16で接続され、このロープ16が巻き掛けられた巻上機17により相互に昇降駆動される。
この実施の形態では2:1ローピングを採用しており、ロープ16の一端は、昇降路11の上部にヒッチ19により固定されている。このロープ16の他端側は昇降路11内を下降し、乗りかご12の一側面からその底面に設けられた図示しない吊り車を経て乗りかご12の他側面に向って廻し掛けられ、この他側面に沿って昇降路11内を上昇する。そして、昇降路11の上部に設けられた巻上機17のシーブに巻き掛けられた後、昇降路11内におけるカウンタウエイト13の昇降空間部分を下降し、カウンタウエイト13の吊り車20に巻きかけられて昇降路11内を再び上昇し、昇降路11の上部にヒッチ21により固定される。
なお、図1では、昇降路11の上部において巻上機17やヒッチ19,21を支持する構造材は図示を省略している。
このエレベータ装置は、カウンタウエイト13に対して後述するサブウエイトを安全確実に載せ変えて重量変更を行うことを特徴とするものであり、カウンタウエイト13上には、サブウエイトを少なくとも1個以上積層状態で搭載可能なサブウエイト搭載部23が設けられている。サブウエイト搭載部23は、左右一対のガイド支柱24を有し、この一対のガイド支柱24間にサブウエイトが搭載される。左右一対のガイド支柱24は、図1で示すように断面U字の溝型部材を、それらの溝が互いに対向するように設置したものである。
カウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23の上方には、サブウエイト保持ユニット26が設けられる。サブウエイト保持ユニット26は、サブウエイト搭載部23にサブウエイトを供給する機能、及びサブウエイト搭載部23からサブウエイトを回収する機能、をそれぞれ有する。すなわち、サブウエイト保持ユニット26は、昇降路11の上端付近に設置され、カウンタウエイト13が昇降路11の上端付近の所定の移載位置に停止した状態で、そのサブウエイト搭載部23上にサブウエイトを供給し、搭載させるものである。
また、サブウエイト保持ユニット26は、昇降路11の上端部配置されたウインチなどによる上下機構(以下、ウインチとして説明する)27によりワイヤ271を介して上下動可能に吊り支持されている。また、その左右両側面の上下に設けられたガイド部材28が、カウンタウエイト用のレール15と係合しており、このレール15により上下方向に案内支持される。ワイヤ271はウインチ27によって巻き取り、及び繰り出されるので、ウインチ27を運転することにより、サブウエイト保持ユニット26を、図示上方の所定の待機位置からサブウエイト搭載部23上の移載位置まで移動させることができる。このウインチ27は、図示のように、昇降路11側に固定されたフレーム29内に設置されている。
サブウエイト保持ユニット26内には、サブウエイト31が、図2で示すように、1個以上収容される。これらサブウエイト31は、サブウエイト保持ユニット26内の左右に設けられた保持機構32により分離可能に保持される。サブウエイト保持ユニット26はサブウエイト31を、1個以上任意の数、カウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23へ供給して鉛直方向に積層搭載させる。
保持機構32は、図2で示すように、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸33と、この回転軸33を回転駆動する駆動部34と、回転軸33の外周廻りに複数段に取り付けられた保持片35とで構成される。保持片35は、回転軸33を軸回りに所定角度(例えば、90°)回動させることによって、サブウエイト31の保持、解放を行う。
サブウエイト保持ユニット26内の、上述した両保持機構32の内側には、それぞれガイド部37が縦方向に設置されている。このガイド部37は、サブウエイト保持ユニット26が上下動する際、サブウエイト搭載部23上に立設された左右一対のガイド支柱24と組み合わされ、互いに接合しながら上下方向にスライドする。そして、サブウエイト保持ユニット26をサブウエイト搭載部23上の所定の搭載位置までガイドする。
サブウエイト保持ユニット26が上述のようにしてサブウエイト搭載部23上に移動し、保持機構32によるサブウエイト31の保持を解放することで、このサブウエイト31をサブウエイト搭載部23上に供給する。また、サブウエイト搭載部23上で保持機構32によりサブウエイト31を保持することで、このサブウエイト31をサブウエイト搭載部23上から回収する。
サブウエイト31は、図3で示すように、その左右両端部に、前述した保持片35との係合部311が設けられている。また、これら係合部311より内側には、上述したガイド支柱24を挿通させるガイド口312が、さらに、その内側にはロープ16を貫通させる開口313が、それぞれ設けられている。
ここで、サブウエイト保持ユニット26は、前述のように、ウインチ27によりを所定の待機位置とサブウエイト搭載部23上の移載位置との間で上下方向に移動操作される。サブウエイト保持ユニット26が所定の移載位置に達すると、そのガイド部37はガイド支柱24と結合し、サブウエイト搭載部23上の移載位置で停止する。このとき、サブウエイト31はサブウエイト搭載部23上に乗ることになり、保持片35上から浮いた状態となる。
このサブウエイト31が保持片35上から浮いた状態で駆動部34により回転軸33を軸回りに回転させ、サブウエイト31との係合状態を解除し、サブウエイト31をサブウエイト搭載部23上に載せ置く。この後、サブウエイト保持ユニット26を上方に移動させ、サブウエイト搭載部23から退去させ、サブウエイト31の移載(供給)が完了する。
このようにサブウエイト保持ユニット26内には、通常、複数のサブウエイト31が段積み状態で収容されている。このため地震などにより強い揺れが加わった場合、サブウエイト31がサブウエイト保持ユニット26で暴れ、収容部分を破壊したりサブウエイト31がサブウエイト保持ユニット26内で詰まったりすることが考えられる。特に、サブウエイト31の左右両端部に設けられた係合部311が図示のように平板状の場合、サブウエイト保持ユニット26内のサブウエイト31は、その左右の係合部311が保持機構32の保持片35上に載っているだけである。このため、地震などにより大きな揺れが生じた場合、サブウエイト31の係合部311が保持片35上からずれ落ち、サブウエイト31がサブウエイト保持ユニット26から脱落するおそれがある。
そこで、この実施の形態では、サブウエイト31の脱落防止部として、保持機構32の保持片35の形状を、図4及び図5で示すように、サブウエイト31の係合部311を載置させた保持状態において、乗りかご12に面する辺部(図5の左辺部)を上向きのL形に形成した。すなわち、サブウエイト保持ユニット26は、図1で示したように、乗りかご12の背面側上方に設置されているので、サブウエイト保持ユニット26の前面側(図4の斜め左下側及び図5の左側)は乗りかご12の背面側に面している。このため、上述のように、図4及び図5で示すサブウエイト31の保持状態において、保持片35の、乗りかご12に面する辺部を上向きのL形に形成した。
このような形状とすることで、地震などにより大きな揺れが生じて、サブウエイト31の係合部311が乗りかご12側にずれようとしても、保持片35のL形形状により、このずれが有効に阻止される。したがって、サブウエイト31の乗りかご12側への落下を確実に防止でき、安全性が向上する。
なお、サブウエイト保持ユニット26の後面側(図4の斜め右上側及び図5の右側)には通常、図5で示すように壁面が存在しているので、図示右側にもずれることはない。
<第2の実施形態>
サブウエイト31の両端部に設けられた係合部311が前述のように平板状である場合、サブウエイト31の脱落防止部として、」保持機構32の保持片35を図6で示す形状としてもよい。すなわち、サブウエイト31の係合部311を保持した状態において、この平板状係合部311の上面と対向する上面係合部351、及び係合部311の下面と対向する下面係合部352を有する断面コ字形の形状とする。
保持機構32の保持片35は、図2で示したように、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸33に取り付けられている。この保持片35を上述した断面コ字形にした場合も、回転軸33の回転に伴い断面コ字形の保持片35が水平方向に所定角度回動して、図6で示すように、サブウエイト31の係合部311と係合し、保持状態となる。すなわち、断面コ字形の保持片35の水平方向の回動により、その一側から、平板状の係合部311がスライドして入り込み、上面係合部351及び下面係合部352が係合部311の上下面と対向する保持状態となる。
このように、サブウエイト31の平板状係合部311の上下面が、断面コ字形の保持片35の上面係合部351及び下面係合部352からなるコ字形溝内に入り込んだ保持状態になると、地震などにより、サブウエイト31が上下に振動して、跳ね上がるような挙動を示しても、その両端の係合部311が、断面コ字形の保持片35の上面係合部351及び下面係合部352により抑え込まれるので、サブウエイト31の跳ね上がりを有効に防止できる。したがって、跳ね上がりに起因するサブウエイト31の、サブウエイト保持ユニット26からの脱落を阻止できる。
ここで、断面コ字形の保持片35の上面係合部351及び下面係合部352の側辺部を、コ字形の溝内に向ってテーパを形成するように図示のごとく斜面状に形成すれば、平板状係合部311のコ字形溝内への挿入がスムーズに行われる。
また、断面コ字形の保持片35の保持部の一側を、図7で示すように、側壁353によってふさいでもよい。このように側壁353を設けたことにより、平板状係合部311を上下方向だけでなく水平方向にも保持することができ、サブウエイト31の保持状態がより改善される。
さらに、図6及び図7で示した断面コ字形の保持片35の内面に、クッション材を貼り付けた構成としてもよい。このようにクッション材を設けることにより、サブウエイト31の振動を抑え込む際、その係合部311が、断面コ字形の保持片35の上面係合部351及び下面係合部352、さらには側壁353の内面と当接しても、この当接に伴う騒音及び衝撃をクッション材により緩衝して低減させることができる。
なお、上述した保持関係を逆にしてもよい。すなわち、図示しないが、サブウエイト31両端の係合部311を、先端辺及び両側辺が開溝する断面コ字形とする。一方、保持機構32の保持片35を平板状にする。保持片35は、図2で説明したように、回転軸33の回転により水平方向に所定角度回動するので、上述のように断面コ字形に形成した係合部311内と係合して、保持状態となる。また、反対方向に回動することにより断面コ字形の係合部311内から外れた保持解除状態に変位する。
このような構成であっても、地震などにより、サブウエイト31の上下動を抑え込んでその跳ね上がりを有効に防止できる。また、必要に応じて、断面コ字形の側辺部を、コ字形の溝内に向ってテーパを形成する斜面状としたり、断面コ字形の一側を側壁でふさいダリ、さらには断面コ字形の内面に、クッション材を貼り付けたりしてもよい。
<第3の実施形態>
実施の形態は、脱落防止部として、図8で示すように、サブウエイト31両端の係合部311を、先端辺及び両側辺が開溝する断面コ字形とし、保持機構32の保持片35を平板状にする。ここまでは前述した第2実施形態と同じであるが、この実施の形態では、さらに、保持片35の先端部分に縦向きに起立する爪部51が上下に設けると共に、断面コ字形の係合部311の内面には、図9で示すように、保持片35との係合時、爪部51と噛み合う円弧状の溝52を形成している。
上記構成において、保持機構32の保持片35は、回転軸33の回転により水平方向に所定角度回動することで、断面コ字形の係合部311内から外れた図8(a)、図9(a)で示す保持解除状態から、図8(b)、図9(b)で示す動作中の状態を経て、断面コ字形の係合部311内と係合する、図8(c)、図9(c)で示す保持状態に変位する。この保持片35の、断面コ字形の係合部311内への係合時、保持片35の先端部分に設けられた縦向きに起立する爪部51は図8(b)(c)及び図9(b)(c)で示すように、断面コ字形の係合部311の内面に形成された円弧状の溝52と噛み合う。
このように、保持片35は、回転軸33と断面コ字形の係合部311内とが係合した保持状態において、爪部51と円弧状の溝52とが噛み合うことで、より一層強固な保持状態が得られる。すなわち、地震などによりサブウエイト31が上下方向及び横方向に振動した場合、上下方向の振動は、平板状の保持片35と断面コ字形の係合部311との係合関係により抑えこむことができる。また、横方向の振動に対しては、爪部51と円弧状の溝52との噛み合いで抑えこむことができる。したがって、サブウエイト31は、その保持ユニット26に酔う確実に保持され、地震などにより大きな揺れが加わってもサブウエイト保持ユニット26から脱落することはなく、高い安全性が得られる。
<第4の実施形態>
サブウエイト31の両端部に設けられた係合部311が平板状である場合、その保持ユニット26の保持機構32は、図10及び図11で示すように構成してもよい。
保持機構32はサブウエイト保持ユニット26の左右に一対設けられ、サブウエイト31の両端部に設けられた係合部311を保持する。この保持機構32は、図2で説明したものと同様に、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸33を有し、この回転軸33には、サブウエイト31の両端部に設けられた係合部311を保持する保持片35が設けられるが、この実施の形態では、脱落防止部として、保持片35を、図10で示すように、上面保持片35Aと下面保持片35Bとで構成した。
上面保持片35Aは、回転軸33の外周に一体的に取り付けられ、回転軸33の回転に伴って水平方向に所定角度回動する。この実施の形態では、図11で示すように、同図(a)から(c)まで図示右回りに180°回動する。この回動により、上面保持片35Aは、サブウエイト31の係合部311(図では図示左側の係合部311のみを示している)の上面と重なる図11(c)で示す上面把持位置と、それ以外の係合部311の上面から外れた上面解放位置とに変位する。
下面保持片35Bは、回転軸33の外周に回動可能に取り付けられ、上面保持片35Aとは、図11で示すように、捻りばね55で接続されている。このため、上面保持片35Aの上面把持位置への図示右回りの回動に伴い、捻りばね55のばね力によりこれより先行して同じく図示右回りに回動する。この下面保持片35Bに対しては、その図示右回りの回動を、図11(b)で示す係合部311の下面と重なる下面把持位置で停止させるストッパ(図示省略)が設けられている。また、上面保持片35Aが図11(d)で示すように図示左回りに回動して上面解放位置への変位すると、捻りばね55により同じく図示左回りの回動力を受け、後述するように最終的には図11(a)で示す係合部311の下面から外れた下面解放位置に変位する。
この保持機構32の動作を、図11を用いて説明する。図11(a)は、保持機構26の上面保持片35A及び下面保持片35Bは、サブウエイト31の両端部に設けられた係合部311から外れた解放位置にある。また、このとき、サブウエイト31は図1で示したカウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23上に載っているものとする。
この状態から、サブウエイト31の係合部311を把持する場合は、回転軸33及びこれと一体の上面保持片35Aを、駆動部34により図示右回りに回動させる。この動作により、上面保持片35Aと捻りばね55で接続されている下面保持片35Bは、先行して図示右回りに回動し、係合部311の下面と重なる図11(b)で示す下面把持位置に達しで図示しないストッパにより停止する。この状態でさらに図示右回りに回動させると、図11(c)で示すように、上面保持片35Aも係合部311の上面と重なる上面把持位置に変位し、サブウエイト31の係合部311を上下から把持する。
この把持状態において、下面保持片35Bはサブウエイト31を支え、上面保持片35Aはサブウエイト31の跳ね止めとして機能する。このように、係合部311を上下から把持したことにより、サブウエイト31はサブウエイト保持ユニット26に保持される。このため、サブウエイト保持ユニット26をウインチ27で上昇させることにより、サブウエイト31をカウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23から回収することができる。
反対に、サブウエイト31をカウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23上に供給する場合は、サブウエイト31を保持したサブウエイト保持ユニット26をウインチ27で下降させ、サブウエイト搭載部23上の所定の移載位置まで移動させる。このとき、サブウエイト保持ユニット26がサブウエイト搭載部23上の所定の移載位置へ達する前に、回転軸33及びこれと一体の上面保持片35Aを図11(d)で示すように図示左回りに回動させ、上面保持片35Aを係合部311の上面から外れた上面解放位置に変位させておく。このとき、下面保持片35Bは捻りばね55により図示左回りの回動力を受けるが、係合部311からサブウエイト31の重量を受けているため、係合部311の下面と重なった下面把持位置を維持する。
この後、サブウエイト保持ユニット26がサブウエイト搭載部23上の所定の移載位置に達し、サブウエイト31がサブウエイト搭載部23上に載ると、係合部311の下面は下面保持片35B上から浮いた状態になる。このため、下面保持片35Bは図11(a)で示すように、捻りばね55により図示左回りに回動し、下面解放位置に変位する。この動作により、サブウエイト31はサブウエイト保持ユニット26から解放され、サブウエイト搭載部23上に供給される。
このように、下面保持片35Bの解放動作のタイミングをセンサで見ること無く、機構的に行える効果も有する。
<第5の実施形態>
サブウエイト31の係合部311が図3で示した左右両端部だけでなく、図12で示すように、両側辺部にも平板状の側辺係合部として設けられている場合の、脱落防止部としての跳ね止め構造を、以下説明する。
この場合、サブウエイト保持ユニット26はその前面部(図12の左面)及び後面部(図12の右面)に、サブウエイト31の両側辺部に沿って立設された支持壁57を有する。この支持壁57には、保持機構32により保持されたサブウエイト31の側辺係合部311の上面と係合する跳ね止め部材58が設けられている。この跳ね止め部材58は、水平方向の支軸59を中心に、常時、その上部が支持壁57の外方に傾斜し、その下部が支持壁57の内方に傾斜するよう回動可能に枢支されている。
カウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23には、枠状の跳ね止め解除部60が設けられている。この跳ね止め解除部60は、サブウエイト保持ユニット26が、サブウエイト搭載部23上に移動したことにより図12(b)で示すように、跳ね止め部材58の外側上部と係合して、これを垂直状態に回動させ、側辺係合部311上面との係合を解除させる。
このように構成すると、サブウエイト保持ユニット26が所定の待機位置にあるとき、及び図12(a)で示すように、サブウエイト搭載部23の所定の移載位置に達するまでの間、サブウエイト31は、その側辺係合部311の上面が、内方に傾斜した跳ね止め部材58の下端部と係合しているので、地震などによる振動により、サブウエイト31がサブウエイト保持ユニット26内で跳ね上がることを確実に阻止できる。
また、図12(b)で示すように、サブウエイト保持ユニット26が、サブウエイト搭載部23上に移動すると、そこに設けられた枠状の跳ね止め解除部60が跳ね止め部材58と係合して、これを垂直状態に回動させ、側辺係合部311上面との係合を解除させる。このため、サブウエイト搭載部23上ではサブウエイト31は自由となり、サブウエイト保持ユニット26によるサブウエイト31の供給又は回収が実現される。
この図12の構造を、図10で示した構造と組み合わせることで、サブウエイト31は前後左右及び上下から抑えられるので、地震などにより大きな揺れが加わっても、サブウエイト31がサブウエイト保持ユニット26内で暴れることはなく、収容部分を破壊したり、サブウエイト保持ユニット26内で詰まったりすることを有効に防止できる。
<第6の実施形態>
これまでの説明は、サブウエイト保持ユニット26側にサブウエイト31の脱落防止部を設けた場合についてであったが、次に、カウンタウエイト13側での脱落防止部の構造について説明する。
カウンタウエイト13上のサブウエイト搭載部23には、図1で示したように、サブウエイト保持ユニット26側と係合して。このサブウエイト保持ユニット26を所定のサブウエイト移載位置にガイドするガイド支柱24が立設されている。また、サブウエイト31には、ガイド支柱24を挿通させるガイド口312が設けられている。
脱落防止部としては、図13及び図14で示すように、サブウエイト搭載部23の、搭載されたサブウエイト31のガイド口312内と対向する位置に回転軸63を立設する。この回転軸63は鉛直方向に配置され、ステッピングモータなどによる駆動機構64により軸周りに回転可能に構成する。また、回転軸63の外周には半径方向に延出する抑え部材65を取り付ける。したがって、この回転軸63は、抑え取り付け軸として機能する(以下、抑え取り付け軸63として説明する)。この抑え取り付け軸63は、その回転により抑え部材65を水平方向に所定角度回動させ、搭載されたサブウエイト31のガイド口312の淵部314に係合させる。
駆動機構64として用いられるステッピングモータは、サブウエイト搭載部23に設けられた受電部66とケーブル67で接続しており、電極68により供給される電力により運転される。
上記構成において、サブウエイト31がサブウエイト搭載部23上に供給されると、これを検出してステッピングモータ64を運転し、抑え取り付け軸63により付けられた抑え部材65を水平方向に所定角度回動させる。この回動により、抑え部材65は、供給されたサブウエイト31のガイド口312の淵部314に係合するので、地震などによる振動により、サブウエイト31が跳ね上がることを確実に阻止できる。
上述した駆動機構64としては、モータ以外の電力供給を要しない機械的な駆動機構でもよい。この場合の構造を図15により説明する。
この駆動機構64は、サブウエイト保持ユニット26の、サブウエイト搭載部23上への移動に伴い直線方向に駆動されるブラケット71と、このブラケット71の直線方向の移動を、アーム72を介して回転運動に変換して抑え取り付け軸63を回動させる歯車機構73とを有する。
上記構成において、サブウエイト保持ユニット26のサブウエイト搭載部23上への移動によりブラケット71、アーム72、及び歯車機構73を介して抑え取り付け軸63を回動させ、抑え部材65をガイド口312の淵部314から外れさせる。すなわち、サブウエイト保持ユニット26がサブウエイト搭載部23上にあるときは、サブウエイト31の供給又は回収が行われるので、抑え部材65をガイド口312の淵部314から外してフリーにしておく。
これに対し、サブウエイト保持ユニット26がサブウエイト搭載部23から離れる方向に移動すると、ブラケット71、アーム72、及び歯車機構73からなる駆動機構により、抑え取り付け軸63を、抑え部材65がガイド口312の淵部314に係合する方向に回動させる。この後は、サブウエイト31が抑え部材65によりサブウエイト搭載部23上に係止されることになり、サブウエイト31の脱落を確実に防止できる
<第7の実施形態>
この実施の形態では、脱落防止部として、搭載されるサブウエイト31の側面に接合する枠体76とサブウエイト31に設けられた係合体81とが用いられる。
枠体76は、サブウエイト搭載部23上に設けられるものであり、図16で示すように、搭載されるサブウエイト31の側面に接合するように立設されている。係合体81は、サブウエイト31の下部隅部に形成された凹部空間80内にて、横向きの支軸82により回動可能に枢支されている。
この係合体81は、支軸82とのバランス関係により、通常時、図16(a)で示すように、その下端が、サブウエイト31の下面から、斜め下向きに突出するように設定されている。これに対し、図16(b)で示すように、サブウエイト31がサブウエイト搭載部23の支持面23a上に載置されると、係合体81は、支持面23aとの当接により図示右回りに回動し、上端部が側方に突出する。
サブウエイト搭載部23には、前述のように枠体76が設けられておりこの枠体76には、図17で示すように、側方に突出する係合体81の上端部と係合する係止部(孔又は溝)83が設けられている。この係止部(孔又は溝)83は、係合体81の上端部よりやや大きい相似形に形成する。
上記構成において、サブウエイト31がサブウエイト搭載部23上に搭載されていないときは、図16(a)で示すように、係合体81は、その下端が、サブウエイト31の下面から、斜め下向きに突出している。サブウエイト31がサブウエイト搭載部23の支持面23a上に搭載されると、係合体81は、その下端が支持面23aに当接して図示右回りに回動し、上端部が側方に突出する。この側方に突出した係合体81の上端部は、枠体76に形成された係止部(孔又は溝)83内に係合する。この係止部(孔又は溝)83は、係合体81の上端部よりやや大きい相似形であるので、サブウエイト31は、サブウエイト搭載部23上において枠体76に係止され、脱落することはない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11・・・昇降路
12・・・乗りかご
13・・・カウンタウエイト
14,15・・・レール
16・・・ロープ
17・・・巻上機
23・・・サブウエイト搭載部
24・・・ガイド支柱
26・・・サブウエイト保持ユニット
27・・・可動部(ウインチ)
271・・・ワイヤ
31・・・サブウエイト
32・・・保持機構
33・・・回転軸
34・・・駆動部
35・・・保持片

Claims (12)

  1. 昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンタウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、
    前記カウンタウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
    前記カウンタウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部を保持する保持機構を有し、前記サブウエイト搭載部上に移動して、前記保持機構による保持を解除することで、このサブウエイトを前記サブウエイト搭載部上に供給する機能を有するサブウエイト保持ユニットとを備え、
    前記保持機構は、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸に取り付けられた保持片を有し、前記回転軸が回転駆動されることにより前記保持片が水平方向に所定角度回動して、前記係合部に対する保持状態及び保持解除状態に変位するように構成され、前記保持片を、前記保持状態において前記乗りかごに面する辺部が上向きのL形に形成した
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンタウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、
    前記カウンタウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
    前記カウンタウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部を保持する保持機構を有し、前記サブウエイト搭載部上に移動して、前記保持機構による保持を解除することで、このサブウエイトを前記サブウエイト搭載部上に供給する機能を有するサブウエイト保持ユニットとを備え、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部は平板状であり、
    前記保持機構は、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸に取り付けられた保持片を有し、前記回転軸が回転駆動されることにより前記保持片が水平方向に所定角度回動して、前記係合部に対する保持状態及び保持解除状態に変位するように構成され、前記保持片を、前記係合部を保持した状態において、前記平板状の係合部の上面と対向する上部係合面、及び係合部の下面と対向する下部係合面を有する断面コ字形に形成した
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  3. 前記断面コ字形の保持片の一側は、側壁によりふさがれていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記断面コ字形の保持片の内面にはクッション材が設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエレベータ装置。
  5. 昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンタウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、
    前記カウンタウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
    前記カウンタウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部を保持する保持機構を有し、前記サブウエイト搭載部上に移動して、前記保持機構による保持を解除することで、このサブウエイトを前記サブウエイト搭載部上に供給する機能を有するサブウエイト保持ユニットとを備え、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部を、先端辺及び両側辺が開溝する断面コ字形に形成し、
    前記保持機構は、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸に取り付けられた保持片を有し、前記回転軸が回転駆動されることにより前記保持片が水平方向に所定角度回動して、前記断面コ字形の係合部内と係合する保持状態及び前記断面コ字形の係合部内から外れた保持解除状態に変位するように構成されている
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  6. 前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部は、先端辺及び両側辺が開溝する断面コ字形に形成され、
    前記保持機構は、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸に取り付けられた保持片を有し、前記回転軸が回転駆動されることにより前記保持片が水平方向に所定角度回動して、前記断面コ字形の係合部内と係合する保持状態及び前記断面コ字形の係合部内から外れた保持解除状態に変位するように構成されており、
    前記保持片の先端部分に縦向きに起立する爪部を設け、前記係合部の断面コ字形の内面には、前記保持片との係合時、前記爪部と噛み合う円弧状の溝を形成した
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ装置。
  7. 昇降路内にそれぞれ立設されたレールに沿ってそれぞれ昇降可能に設けられ、互いにロープで接続された乗りかご及びカウンタウエイトを、前記ロープが巻き掛けられた巻上機により相互に昇降させるエレベータ装置であって、
    前記カウンタウエイトの重量を可変するためのサブウエイトと、
    前記カウンタウエイトの上部に設けられ、前記サブウエイトを少なくとも1個搭載可能なサブウエイト搭載部と、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部を保持する保持機構を有し、前記サブウエイト搭載部上に移動して、前記保持機構による保持を解除することで、このサブウエイトを前記サブウエイト搭載部上に供給する機能を有するサブウエイト保持ユニットとを備え、
    前記サブウエイトの両端部に設けられた係合部は平板状であり、
    前記保持機構は、鉛直方向に配置され軸周りに回転可能な回転軸の外周に一体的に取り付けられ、前記回転軸の回転により水平方向に所定角度回動して、前記係合部の上面と重なる上面把持位置と前記係合部の上面から外れた上面解放位置とに変位する上面保持片と、前記回転軸の外周に回動可能に取り付けられ、前記上面保持片とは捻りばねで接続され、前記上面保持片の前記上面把持位置への回動に伴い、前記捻りばねを介して前記係合部の下面と重なる下面把持位置へ回動し、前記上面保持片の前記上面解放位置への変位に伴い前記捻りばねのばね力により前記係合部の下面から外れた下面解放位置に変位する下面保持片とを有する
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  8. 前記サブウエイトの両側辺部には平板状の側辺係合部が設けられ、
    前記サブウエイト保持ユニットは、前記サブウエイトの両側辺部に沿って立設された支持壁を有し、この支持壁には、前記保持機構により保持されたサブウエイトの前記側辺係合部の上面と係合する跳ね止め部材が設けられ、
    前記サブウエイト搭載部には、前記サブウエイト保持ユニットが、前記サブウエイト搭載部上に移動したことにより、前記跳ね止め部材と係合して、前記側辺係合部上面との係合を解除させる解除部を設けた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項7の何れか1項に記載のエレベータ装置。
  9. 前記サブウエイト搭載部には、前記サブウエイト保持ユニット側と係合してこのサブウエイト保持ユニットを所定のサブウエイト供給位置にガイドするガイド支柱が立設され、
    前記サブウエイトには前記ガイド支柱を挿通させるガイド口が設けられており、
    前記サブウエイト搭載部には、搭載されたサブウエイトの前記ガイド口内と対向する位置に鉛直方向に配置され、駆動機構により軸周りに回転可能に構成され、外周には半径方向に延出する抑え部材が取り付けられた抑え取り付け軸が設けられ、この抑え取り付け軸の回転により前記抑え部材を水平方向に所定角度回動させ、搭載されたサブウエイトの前記ガイド口の淵部に係合させる機構が構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  10. 前記駆動機構は、前記抑え取り付け軸を所定角度回動させるモータを有することを特徴とする請求項9に記載のエレベータ装置。
  11. 前記駆動機構は、前記サブウエイト保持ユニットの前記サブウエイト搭載部上への移動に伴い直線方向に駆動されるブラケットと、このブラケットの直線方向の移動を回転方向に変換して前記抑え取り付け軸を回動させる歯車機構とを有し、
    前記サブウエイト保持ユニットの前記サブウエイト搭載部上への移動により前記抑え取り付け軸を、前記抑え部材が前記ガイド口の淵部から外れる方向に回動させ、前記サブウエイト保持ユニットの前記サブウエイト搭載部上から離れる方向の移動により前記抑え取り付け軸を、前記抑え部材が前記ガイド口の淵部に係合する方向に回動させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のエレベータ装置。
  12. 前記サブウエイトは、前記サブウエイト搭載部上に載置されると、その支持面との当接により側方に突出する係合体を有し、前記サブウエイト搭載部には、その前記支持面上に載置されたサブウエイトの側面と接合して支持する枠体が設けられ、この枠体には、前記サブウエイトの側方に突出する前記係合体と係合する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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