JP5825374B2 - セパレータおよび非水電解質電池 - Google Patents
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Description
(1−1)非水電解質電池の構成
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による微多孔膜を用いた二次電池の断面構造を表している。
図2は、図1に示した巻回電極体20の一部を拡大して表すものである。図2に示すように、正極2は、例えば、対向する一対の面を有する正極集電体2Aと、正極集電体2Aの両面に設けられた正極合剤層2Bとを有している。なお、正極集電体2Aの片面のみに正極合剤層2Bが設けられた領域を有するようにしてもよい。正極集電体2Aは、例えば、アルミニウム(Al)箔等の金属箔により構成されている。正極合剤層2Bは、例えば、正極活物質を含んでおり、必要に応じてグラファイトなどの導電剤と、ポリフッ化ビニリデンなどの結着剤とを含んでいてもよい。
Li[LixMn(1-x-y-z)NiyM’z]O(2-a)Fb
(式中M’は、コバルト(Co),マンガン(Mg),アルミニウム(Al),ホウ素(B),チタン(Ti),バナジウム(V),クロム(Cr),鉄(Fe),銅(Cu),亜鉛(Zn),ジルコニウム(Zr),モリブデン(Mo),スズ(Sn),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),タングステン(W)から選ばれた少なくとも一種以上の元素を表す。xは0<x≦0.2、yは0.3≦y≦0.8、zは0≦z≦0.5、aは−0.1≦a≦0.2、bは0≦b≦0.1の範囲内の値である。)
LicNi(1-d)M’’dO(2-e)Ff
(式中M’’は、コバルト(Co),マンガン(Mn),マグネシウム(Mg),アルミニウム(Al),ホウ素(B),チタン(Ti),バナジウム(V),クロム(Cr),鉄(Fe),銅(Cu),亜鉛(Zn),モリブデン(Mo),スズ(Sn),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),タングステン(W)から選ばれた少なくとも一種以上の元素を表す。cは−0.1≦c≦0.1、dは0.005≦d≦0.5、eは−0.1≦e≦0.2、fは0≦f≦0.1の範囲内の値である。)
LicCo(1-d)M’’’dO(2-e)Ff
(式中M’’’は、ニッケル(Ni),マンガン(Mn),マグネシウム(Mg),アルミニウム(Al),ホウ素(B),チタン(Ti),バナジウム(V),クロム(Cr),鉄(Fe),銅(Cu),亜鉛(Zn),モリブデン(Mo),スズ(Sn),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),タングステン(W)から選ばれた少なくとも一種以上の元素を表す。cは−0.1≦c≦0.1、dは0≦d≦0.5、eは−0.1≦e≦0.2、fは0≦f≦0.1の範囲内の値である。)
LisMn2-tM’’’’tOuFv
(式中M’’’’は、コバルト(Co),ニッケル(Ni),マグネシウム(Mg),アルミニウム(Al),ホウ素(B),チタン(Ti),バナジウム(V),クロム(Cr),鉄(Fe),銅(Cu),亜鉛(Zn),モリブデン(Mo),スズ(Sn),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),タングステン(W)から選ばれた少なくとも一種以上の元素を表す。sはs≧0.9、tは0.005≦t≦0.6、uは3.7≦u≦4.1、vは0≦v≦0.1の範囲内の値である。)
LiM’’’’’PO4
(式中M’’’’’は、コバルト(Co),マンガン(Mn),鉄(Fe),ニッケル(Ni),マグネシウム(Mg),アルミニウム(Al),ホウ素(B),チタン(Ti),バナジウム(V),ニオブ(Nb),銅(Cu),亜鉛(Zn),モリブデン(Mo),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),タングステン(W),ジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種以上の元素を表す。)
図2に示すように、負極3は、例えば、対向する一対の面を有する負極集電体3Aと、負極集電体3Aの両面に設けられた負極合剤層3Bとを有している。なお、負極集電体3Aの片面のみに負極合剤層3Bが設けられた領域を有するようにしてもよい。負極集電体3Aは、例えば銅(Cu)箔などの金属箔により構成されている。負極合剤層3Bは、例えば、負極活物質を含んでおり、必要に応じてポリフッ化ビニリデンなどの結着剤を含んでいてもよい。
電解液としては、非水溶媒に電解質塩を溶解させた非水電解液を用いることができる。非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネートおよびプロピレンカーボネートのうちの少なくとも一方を含んでいることが好ましい。サイクル特性を向上させることができるからである。特に、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとを混合して含むようにすれば、よりサイクル特性を向上させることができるので好ましい。非水溶媒としては、また、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートまたはメチルプロピルカーボネート等の鎖状炭酸エステルの中から、少なくとも1種を含んでいることが好ましい。サイクル特性をより向上させることができるからである。
以下、図3および図4を参照して、セパレータ4の構造の一例および他の例について説明する。図3は、セパレータ4の構造の一例を示す拡大断面図である。図3に示すように、セパレータ4は、基材層4bの一主面上に樹脂層4aが設けられた構造を有する。基材層4bの材料としては、従来の電池に使用されてきたものを利用することが可能である。そのなかでも、ショート防止効果に優れ、且つシャットダウン効果による電池の安全性向上が可能なポリオレフィン製微孔性フィルムを使用することが特に好ましい。
次に、この発明の第1の実施形態による非水電解質電池の製造方法について説明する。以下、一例として円筒型の非水電解質電池を挙げて、非水電解質電池の製造方法について説明する。
(2−1)非水電解質電池の構成
図3は、この発明の第2の実施形態による非水電解質電池の構造を示す。図3に示すように、この非水電解質電池は、電池素子30を防湿性ラミネートフィルムからなる外装材37に収容し、電池素子30の周囲を溶着することにより封止してなる。電池素子30には、正極リード32および負極リード33が備えられ、これらのリードは、外装材37に挟まれて外部へと引き出される。正極リード32および負極リード33のそれぞれの両面には、外装材37との接着性を向上させるために樹脂片34および樹脂片35が被覆されている。
外装材37は、例えば、接着層、金属層、表面保護層を順次積層した積層構造を有する。接着層は高分子フィルムからなり、この高分子フィルムを構成する材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)が挙げられる。金属層は金属箔からなり、この金属箔を構成する材料としては、例えばアルミニウム(Al)が挙げられる。また、金属箔を構成する材料としては、アルミニウム以外の金属を用いることも可能である。表面保護層を構成する材料としては、例えばナイロン(Ny)、ポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられる。なお、接着層側の面が、電池素子30を収納する側の収納面となる。
この電池素子30は、例えば、図6に示すように、両面にゲル電解質層45が設けられた帯状の負極43と、セパレータ44と、両面にゲル電解質層45が設けられた帯状の正極42と、セパレータ44とを積層し、長手方向に巻回されてなる巻回型の電池素子30である。
次に、この発明の第2の実施形態による非水電解質電池の製造方法について説明する。まず、正極42および負極43のそれぞれに、溶媒と、電解質塩と、高分子化合物と、混合溶媒とを含む前駆溶液を塗布し、混合溶媒を揮発させてゲル電解質層45を形成する。なお、予め正極集電体42Aの端部に正極リード32を溶接により取り付けるとともにに、負極集電体43Aの端部に負極リード33を溶接により取り付けるようにする。
透気度測定
透気度は、ガーレーデンソメーター(東洋精機所製)を用いて、JIS P8117により測定した。
突き刺し強度の測定
ハンディー圧縮試験機(KES−G5 カト−テック株式会社製)を用いて、先端の直径φ1.0mmのニードルを2mm/secで突き刺したときの最大荷重を突き刺し強度とした。
フロート試験
満充電状態における開回路電圧が4.2V以上となるように充電を行い、高温過充電状態における充電電流値の変動を調べた。以下、この充電電流値変動をフロート特性と称する。フロート特性は、60℃に維持した高温槽内で1000hの定電流定電圧方式により行った。具体的には、500mAで定電流充電を開始した後、それぞれ端子間電圧が所定電圧まで上昇した時点で定電圧充電へ切り替えた。定電圧充電後の電流の立ち上がりまでの時間を測定し、フロート限界時間とした。
<実施例2>
実施例1と同様にして、実施例2の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.25Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例3の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.30Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例4の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例5の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.40Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例6の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.45Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例7の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.50Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例8の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.55Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして、実施例9の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.60Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例10>
無機物として、平均粒径7nmのアルミナ微粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例10の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径16nmのアルミナ微粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例11の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径40nmのアルミナ微粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例12の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径140nmのアルミナ微粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例13の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径380nmのアルミナ微粉末を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例14の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例15>
無機物として、平均粒径140nmの窒化ホウ素(BN)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例15の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径140nmの窒化アルミ(AlN)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例16の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径140nmの二酸化チタン(TiO2)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例17の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
無機物として、平均粒径140nmの二酸化ケイ素(SiO2)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例18の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例19>
負極にリチウム(Li)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例19の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
負極にケイ素(Si)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例20の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
負極にスズ−コバルト合金(Sn−Co)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例21の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例22>
基材層であるPE微多孔膜の厚さを5μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例22の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
基材層であるPE微多孔膜の厚さを7μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例23の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
基材層であるPE微多孔膜の厚さを9μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例24の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
基材層であるPE微多孔膜の厚さを20μmとして以外は、実施例1と同様にして、実施例25の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
基材層であるPE微多孔膜の代わりに、厚さ16μmの表層ポリプロピレン(PP)、内層PE、表層PPの3層微多孔膜を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例26の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例27>
マトリックス樹脂としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例27の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
マトリックス樹脂としてポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン(PVdF−HEP)共重合体を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例28の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
マトリックス樹脂としてポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−ポリテトラフルオロエチレン(PVdF−HEP−PTFE)共重合体を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例29の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例30>
平均分子量5万のPVdFを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例30の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
平均分子量30万のPVdFを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例31の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
平均分子量100万のPVdFを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例32の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例33>
正極にLiCoO2/LiNiCoMnO2=8/2(質量比)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例33の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
正極にLiNiMnO4を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例34の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
正極にコバルトリン酸リチウム(LiCoPO4)を用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例35の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<実施例36>
樹脂層の厚みを1μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例36の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
樹脂層の厚みを10μmとした以外は、実施例1と同様にして、実施例37の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
実施例1と同様にして作製したスラリーを卓上コータにて、厚さ16μmのPE製微多孔膜上に塗布し、水浴で相分離させずに、熱風にて乾燥しアルミナを担持したPVdF層を有するPE微多孔膜を作製した。
実施例1のスラリーを塗布しないで、厚さ20μmのPE微多膜を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例2の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<比較例3>
負極にリチウム(Li)を用いた以外は、比較例2と同様にして、比較例3の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
負極にケイ素(Si)を用いた以外は、比較例2と同様にして、比較例4の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
負極にスズ−コバルト合金(Sn−Co)を用いた以外は、比較例2と同様にして、比較例5の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.35Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
比較例2と同様にして、比較例6の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.20Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
比較例2と同様にして、比較例7の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.25Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
<比較例8>
比較例3と同様にして、比較例8の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.25Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
比較例4と同様にして、比較例9の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.25Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
比較例5と同様にして、比較例10の二次電池を作製した。満充電状態における開回路電圧が4.25Vとなるように充電を行った。次に、容量の測定およびフロート試験を行った。
2・・・正極
2A・・・正極集電体
2B・・・正極合剤層
3A・・・負極集電体
3B・・・負極合剤層
3・・・負極
4・・・セパレータ
4a,4c,4e・・・樹脂層
4b,4d・・・基材層
5,6・・・絶縁板
7・・・電池蓋
8・・・安全弁機構
9・・・熱感抵抗素子
10・・・ガスケット
11・・・ディスク板
12・・・センターピン
13・・・正極リード
14・・・負極リード
20・・・巻回電極体
30・・・電池素子
32・・・正極リード
33・・・負極リード
34,35・・・樹脂片
35・・・負極リード
36・・・凹部
37・・・外装材
42・・・正極
42A・・・正極集電体
42B・・・正極合剤層
43・・・負極
43A・・・負極集電体
43B・・・負極合剤層
44・・・セパレータ
45・・・ゲル電解質層
Claims (16)
- 基材層の少なくとも一主面上に、無機物を含む樹脂層が設けられ、
上記無機物は、金属酸化物、金属窒化物、半導体の酸化物および半導体の窒化物の少なくとも一つであり、
透気度が、30sec/100cc〜680sec/100ccの範囲内であり、
突き刺し強度が、100gf〜250gfの範囲内である非水電解質電池用のセパレータ。 - 請求項1において、上記無機物の粒径は、1nm〜10μmの範囲内である非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項2において、上記無機物の粒径は、1nm〜380nmの範囲内である非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記無機物は、Al2O3、SiO2、TiO2、AlN、またはBNである非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記基材層は多孔性を有する非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記基材層はポリオレフィン微多孔膜である非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、上記樹脂層は、マトリックス樹脂に上記無機物が担持された層である非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項7において、上記マトリックス樹脂は、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、及びフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体からなる群から選ばれた少なくとも1種である非水電解質電池用のセパレータ。
- 請求項1〜8のいずれか一項において、上記突き刺し強度が、100gf〜210gfの範囲内である非水電解質電池用のセパレータ。
- 正極と負極とがセパレータを介して対向配置された電池であって、
上記セパレータの基材層の少なくとも一主面上に、無機物を含む樹脂層が設けられ、
上記無機物は、金属酸化物、金属窒化物、半導体の酸化物および半導体の窒化物の少なくとも一つであり、
上記セパレータの透気度が、30sec/100cc〜680sec/100ccの範囲内であり、
上記セパレータの突き刺し強度が、100gf〜250gfの範囲内である非水電解質電池。 - 請求項10において、上記無機物の粒径は、1nm〜10μmの範囲内である非水電解質電池。
- 請求項11において、上記無機物の粒径は、1nm〜380nmの範囲内である非水電解質電池。
- 請求項10〜12のいずれか一項において、上記無機物は、Al2O3、SiO2、TiO2、AlN、またはBNである非水電解質電池。
- 請求項10〜13のいずれか一項において、上記突き刺し強度が、100gf〜210gfの範囲内である非水電解質電池。
- 請求項10〜14のいずれか一項において、一対の上記正極および上記負極あたりの完全充電状態における開回路電圧が4.2V〜4.6Vの範囲内であり、
フロート試験を行った場合のフロート限界時間が500時間以上である非水電解質電池。 - 請求項10〜15のいずれか一項において、一対の上記正極および上記負極あたりの完全充電状態における開回路電圧が4.25V〜4.6Vの範囲内である非水電解質電池。
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