JP5825098B2 - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屈曲経路にて用紙を搬送する用紙搬送装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置では、用紙を搬送するために搬送ローラー対が用いられる。搬送ローラー対は、相互に圧着される一対のローラーにより構成され、ローラー間のニップ部に用紙を狭持して搬送する。搬送ローラー対は、配置される場所によっては、搬送に加えて種々の用途に使用される。たとえば、用紙に画像を転写する転写部の用紙搬送路上流に設けられる搬送ローラー対は、レジストローラーと呼ばれ、転写部のトナー像と用紙との位置合せのために使用される(たとえば、特許文献1)。
また、レジストローラーの上流に設けられる搬送ローラー対は、ループ形成ローラー対と呼ばれ、用紙のスキューを解消するために、用紙にループを形成するように使用される。上記特許文献1では、レジストローラー近辺に設けられたゲート手段に、用紙の先端を突き当てた状態で、ループ形成ローラー対を駆動し、用紙にループを形成する。ループを形成する際には、レジストローラーを離間し、ループの形成が終わると、レジストローラーを圧着し、ループ形成ローラー対を離間する。このように、搬送ローラー対には、圧着および圧着解除が切り替えられるものがある。
搬送ローラー対は、設計上によっては、ループ形成ローラー対より上流側に複数の搬送ローラー対が配置され、そのうち3組の搬送ローラー対によって形成される用紙搬送経路が屈曲していることがある。
このような屈曲経路では、3組の搬送ローラー対のうち、中央に位置する搬送ローラー対のニップ部が、上流および下流に位置する搬送ローラー対のニップ部を結んだラインから離れて位置する。ここで、搬送ローラー対の相対的な用紙搬送速度差等が原因で、上流および下流に位置する搬送ローラー対の間で用紙の引っ張り合いが発生する場合がある。引っ張られた用紙にかかる張力は、中間に位置する搬送ローラー対のうち屈曲経路内側のローラーを、上流および下流に位置する搬送ローラー対のニップ部を結んだラインに近づける方向に作用する。このため、引っ張られた用紙の張力が圧着力より大きくなると、中間に位置する搬送ローラー対における圧着解除機構を有する従動ローラーが、用紙によって押し上げられ、用紙が駆動ローラーと離間してしまう。その結果、中間の搬送ローラー対による用紙の搬送力がなくなり、用紙搬送不良を発生してしまう。
特開2008−24507号公報
本願発明は、上記課題に基づいてなされたものであり、屈曲経路に設けられた搬送ローラー対の圧着が、用紙の張力により解除されてしまうことを防止できる用紙搬送装置および画像形成装置を提供する。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)用紙を狭持して搬送方向と直交する方向に位置を調整するレジストローラーと、前記レジストローラーの搬送方向上流側であって用紙搬送方向に沿って上流側から順に配置され、用紙を搬送する第1ローラー対、第2ローラー対および第3ローラー対と、前記レジストローラー、第1ローラー対、第2ローラー対および第3ローラー対の駆動を制御する制御部と、を備える用紙搬送装置であって、前記第2ローラー対のニップ部は、前記第1ローラー対のニップ部と前記第3ローラー対のニップ部を結ぶライン上から外れた位置に配置され、前記制御部は、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間で、前記用紙にループを形成するように、前記第1ローラー対および前記第2ローラー対の駆動を制御することを特徴とする用紙搬送装置。
)前記第3ローラー対は、前記レジストローラーの直近の搬送方向上流側に配置され、前記レジストローラーとの間にループを形成するループ形成ローラー対であることを特徴とする上記()に記載の用紙搬送装置。
(3)前記第2ローラー対は、駆動ローラーと従動ローラーからなり、少なくも搬送方向上流側または搬送方向下流側にある屈曲経路の内側に位置するローラーを前記従動ローラーとし、他方のローラーを駆動ローラーとし、前記第2ローラー対の圧着を解除する圧着解除機構を前記従動ローラーに設けていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の用紙搬送装置。
)前記制御部は、前記用紙の後端が前記第1ローラー対を通過するまで、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間に形成された前記用紙のループを維持するように制御することを特徴とする上記(1)〜()のいずれか一つに記載の用紙搬送装置。
(5)前記制御部は、前記レジストローラーを前記用紙搬送方向と直交する方向に揺動する場合においては、前記ループ形成ローラーに用紙が到達した時に、前記第2ローラー対の圧着を解除することを特徴とする上記(2)に記載の用紙搬送装置。
)像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、前記トナー像を前記像担持体から前記用紙に転写する転写部と、前記転写部に前記用紙を搬送する上位機(1)〜()のいずれか一つに記載の前記用紙搬送装置と、を備える画像形成装置。
本発明によれば、上流側と下流側の搬送ローラー対のニップ部を結ぶライン上にない搬送ローラー対の上流側において用紙にループを形成するので、当該搬送ローラー対のローラーが押し上げられて、用紙搬送不良が発生することを確実に防止できる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 レジストローラーを回転および揺動する機構を概略的に示す上面図である。 搬送ローラー対の従動ローラーの圧着を解除する機構を概略的に示す図である。 用紙搬送装置を例示する断面図である。 本実施形態に係る用紙搬送装置と制御部との関係を示すブロック図である。 本実施形態に係る用紙搬送装置によって用紙搬送する処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る用紙搬送装置において用紙を搬送する様子を例示する断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す画像形成装置Aは、タンデム型カラー画像形成装置と称され、4組の画像形成部により、電子写真方式の作像プロセスを用いて用紙上にカラー画像形成する。
スリットSLを頂部に備える原稿台に原稿が載置され、載置された原稿は、画像読取装置SCの走査光学系により画像が走査露光され、原稿からの反射光がミラーを介してラインイメージセンサーによって読み込まれ光電変換される。光電変換された色毎の画像信号は、画像処理部(不図示)によりアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が施された後、対応する色の画像形成部10の光書込部3にそれぞれ入力される。
4組の画像形成部は、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Y、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10M、シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10C、ブラック(K)色の画像を形成する画像形成部10Kである。
画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置された帯電部2Y、光書込部3Y、現像装置4Yおよび感光体ドラムクリーニング装置5Yとを有する。同様に、画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置された帯電部2M、光書込部3M、現像装置4Mおよび感光体ドラムクリーニング装置5Mとを有する。画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置された帯電部2C、光書込部3C、現像装置4Cおよび感光体ドラムクリーニング装置5Cとを有する。画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置された帯電部2K、光書込部3K、現像装置4Kおよび感光体ドラムクリーニング装置5Kとを有する。なお、画像形成部10Y、10M、10C及び10Kのそれぞれの感光体ドラム1Y、1M、1C及び1K、帯電部2Y、2M、2C及び2K、光書込部3Y、3M、3C及び3K、並びに感光体ドラムクリーニング装置5Y、5M、5C及び5Kは、それぞれ同様の機能を有する構成である。したがって、以下では、特に区別がある場合を除き、符号Y、M、CまたはKを付さずに表記する。
感光体ドラム1の表面は、スコロトロン方式等のコロナ放電極からなる帯電部2により帯電され、光書込部3により画像信号に基づき走査露光され、画像信号に対応する静電潜像が形成される。現像装置4は、静電力を利用して感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーで現像し、各色に対応するトナー像を形成する。
本実施形態の画像形成処理においては、像担持体として、感光体ドラム1および中間転写ベルト6が用いられる。
中間転写ベルト6は、無端ベルトであり、複数のローラーにより架設され、走行可能に支持される。画像形成部10Y、10M、10Cおよび10Kに形成された各色のトナー像は、一次転写部7Y、7M、7C及び7Kにより、中間転写ベルト6上に逐次転写され、各色(Y、M、C、K)のトナー層が重畳したカラートナー像が中間転写ベルト6上に一次転写される。中間転写ベルト6上に形成されたカラートナー像は、二次転写部7Aにおいて、用紙搬送装置20により搬送されてきた用紙P上に二次転写される。カラートナー像が転写された用紙Pは、定着装置30のニップ部Nにおいて熱と圧力とが加えられることにより、用紙P上にカラートナー像が溶融定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラー35により装置外に排紙される。
用紙搬送部20は、用紙を収容する給紙トレイ291、292、293及び手差しトレイTrから二次転写部7Aへ用紙Pを用紙搬送路29に沿って搬送する。用紙Pは、給紙ローラー21により給紙され、搬送ローラー対26を介して中間搬送ローラー対23に搬送される。
また、用紙Pは、手差し給紙ローラー対22により給紙されて中間搬送ローラー対23に搬送され、ループ形成ローラー対24およびレジストローラー25を経て、二次転写部7Aに搬送される。なお、レジストローラー25は、用紙Pに二次転写されるカラートナー画像の位置を調整するために、搬送方向と直交する方向(以下、幅方向ともいう)に揺動するように構成されている。
次に、図2は、本実施形態に係るレジストローラーを回転駆動および揺動駆動する機構を概略的に示す上面図である。
図2に示す通り、レジストローラー25は、駆動モーターM1及びM2、プーリー251及び253、駆動ベルト252、回転軸254、揺動カム255並びに付勢バネ256を備える。
駆動モーターM1は、ステッピングモーター等から構成され、プーリー251、駆動ベルト252およびプーリー253を介して駆動が伝達され、レジストローラー25の駆動ローラーを回転する。
駆動モーターM2は、ステッピングモーター等から構成され、揺動カム255を回転駆動する。ここで、付勢バネ256は、回転軸254を揺動カム255の傾斜面に当接するように付勢しており、駆動モーターM2が揺動カム255を回転すると、回転軸254が揺動カム255の傾斜面に当接する位置が変化し、当接位置が幅方向(図2中の左右方向)に変動し、レジストローラー25は幅方向に揺動できる。レジストローラー25が幅方向に揺動する距離は、ΔQによって示している。
次に、図3は、各搬送ローラー対の圧着を解除する機構を概略的に示す図である。
本実施形態に係る圧着解除機構200は、押圧部材200K及びレバー部材200Lを備える。押圧部材200Kは、ソレノイド等から構成され、レバー部材200Lの近傍に配置され、レバー部材200Lの一部を押圧する。押圧部材200Kは、制御部90からの指示に基づいてレバー部材200Lの下方に延びる腕部を押圧したり、押圧を解除したりする。レバー部材200Lは2つの腕部を備えるL字に形成され、当該腕部の連結点において軸支されており、この点を中心に回転可能に構成されている。レバー部材200Lの下方に延びる腕部が押圧されると、その押圧力によりレバー部材200Lが回転する。当該押圧力は、水平に延びる他方の腕部に、バネ(不図示)等により圧着されている搬送ローラー対の従動ローラーを持ち上げる力として伝達され、従動ローラーによる圧着を解除する。なお、押圧部材200は、搬送ローラー対の回転軸の幅方向両端に設けられる。
レジストローラー25を揺動する時には、上流側の搬送ローラー対の圧着を解除するように、圧着解除機構200が設けられている。本実施形態においては、ローラー25a,24b,23b,26bを駆動ローラーとし、ローラー25b,24a,23a,26aを従動ローラーとしている。そして、前記従動ローラーであるローラー25b,24a,23aおよび26a等に圧着解除機構200が設けられ、圧着解除により前記駆動ローラーから離間できるようにしている。手差し給紙ローラー対22は、固定ローラー対となっている。請求項に記載の本願発明の各ローラー対については、第1ローラー対が手差し給紙ローラー対22に、第2ローラー対が中間搬送ローラー対23に、第3ローラー対がループ形成ローラー対24に該当する。中間搬送ローラー対23(第2ローラー対とも称す)は、上流側に屈曲経路を有し、図4に示すように、そのニップ部が手差し給紙ローラー対22およびループ形成ローラー対24のニップ部を結ぶラインから離れた位置にあり、屈曲経路の内側の従動ローラー23aが圧着解除により離間する。
上記各部は、CPU(Central Processing Unit)(不図示)を有する制御部90に接続されており、制御部90により適宜制御される。制御部90と用紙搬送部20との関係は、図5に示す通りである。図5に示すように、制御部90は、バスを介して用紙搬送部20の各構成要素と接続され、用紙搬送部20を構成する各搬送ローラー等を制御する。また、制御部90は、レジストローラー25を幅方向に揺動するか否かを判断する。また、制御部90は、レジストローラー25を揺動するか否かによって、中間搬送ローラー対23等の従動ローラーの圧着と解除、回転駆動等を適宜制御する。これらの制御処理の詳細については図6〜図7を参照して後述する。なお、これらの処理に対応するプログラムは、制御部90に含まれる記憶部(不図示)等に格納される。画像形成装置Aの上記各部の各機能は、CPUが対応するプログラムを実行することにより実施される。
次に、図6〜図7を参照して、本実施形態に係る用紙搬送部によって、用紙を搬送するために各搬送ローラーを制御する処理の手順について詳細に説明する。
図6は本実施形態に係る用紙搬送部によって用紙搬送する処理の手順を示すフローチャート、図7は本実施形態に係る用紙搬送部において用紙を搬送する様子を例示する断面図である。なお、図6に示すフローチャートに示される処理を含む用紙搬送処理プログラムは、制御部90の記憶部等に記憶されており、制御部90のCPUが当該プログラムを実行することによって、用紙搬送処理が実施される。
図6に示すように、まず、制御部90は、用紙サイズ情報を収得する(ステップS11)。このステップでは、給紙トレイ291、292、293またはTrに載置された用紙Pのサイズが用紙サイズ検出センサーによって検出され、検出した結果に基づいて、制御部90は用紙搬送方向の用紙Pのサイズ情報を収得する。このサイズ情報は、後述のステップS20において使用される。
続いて、中間搬送ローラー対23に用紙Pが到達したか否かが判断される(ステップS12)。用紙Pが中間搬送ローラー対23に到着するタイミングは、たとえば、図7に示すセンサーSn1により検出される。または、用紙Pの先端が手差し給紙ローラー対22を通過した後の搬送速度と中間搬送ローラー対23までの距離に基づいて、用紙Pが中間搬送ローラー対23に到着するタイミングを算出して判断してもよい。中間搬送ローラー対23に用紙Pが到達していないと判断される場合(ステップS12:NO)、到達するまで、制御部90は待機する。
一方、中間搬送ローラー対23に用紙Pが到達したと判断された場合(ステップS12:YES)、中間搬送ローラー対23と、中間搬送ローラー対23の上流側の手差し給紙ローラー対22との間で、中間搬送ローラー対23の上流側に用紙Pのループを形成する(ステップS13)。ループの形成は、たとえば、手差し給紙ローラー対22の中間搬送ローラー対23に対する相対的な回転速度を速くすることにより形成できる。手差し給紙ローラー対22と中間搬送ローラー対23との間で、搬送中の用紙Pにループが形成された様子は、図7(A)に示す通りである。ループを形成することによって、手差し給紙ローラー対22と、中間搬送ローラー対23の下流のループ形成ローラー対24とによって用紙Pが引っ張られる際、中間搬送ローラー対23の上方の従動ローラー23aが押し上げられてしまうことを防止する。
続いて、制御部90は、手差し給紙ローラー対22および中間搬送ローラー対23が、同線速となるように回転制御し(ステップS14)、ステップS13で形成されたループを維持する。このステップにおける用紙搬送の様子は、図7(B)に示す通りである。
続いて、ループ形成ローラー対24に用紙Pが到達したか否かが判断される(ステップS15)。用紙Pがループ形成ローラー対24に到着するタイミングは、たとえば、用紙Pの搬送速度とループ形成ローラー対24までの距離に基づいて算出できる。ループ形成ローラー対24に用紙Pが到達していないと判断される場合(ステップS15:NO)、到達するまで、制御部90は待機する。
一方、ループ形成ローラー対24に用紙Pが到達したと判断した場合(ステップS15:YES)、制御部90は、中間搬送ローラー対23および給紙トレイ291,292,293から用紙Pが搬送された場合には更に上流側の搬送ローラー対26の圧着を解除する(ステップS16)。用紙Pがレジストローラー25に到達する前に、上流側の圧着解除可能なローラー対の圧着を解除することで、後述するようにレジストローラー25の上流側にループを形成する時に、用紙Pのスキュー(斜行)を解消し易くできる。
続いて、レジストローラー25に用紙Pが到達したか否かが判断される(ステップS17)。レジストローラー25に用紙Pが到達したかは、センサーSn2によって検知することができる。レジストローラー25に用紙Pが到達していないと判断される場合(ステップS17:NO)、到達するまで、制御部90は待機する。
一方、レジストローラー25に用紙Pが到達したと判断される場合(ステップS17:YES)、レジストローラー25の上流側にレジストループを形成する(ステップS19)。このステップでは、制御部90は、レジストローラー25まで搬送された用紙Pの搬送方向のスキューを解消するために、レジストローラー25とループ形成ローラー対24との間で、用紙Pにレジストループを形成する。具体的には、予め停止されているレジストローラー25のニップ部に用紙Pを突き当てる。その後ループ形成ローラー対24を継続して回転駆動して用紙Pを送り込むことにより、用紙Pにレジストループを形成する。レジストローラー25に突き当てられた用紙Pは、その先端がレジストローラー25の回転軸と平行になるように位置付けされることにより、スキューが解消される。
続いて、レジストローラー25の回転を開始し(ステップS19)、ステップS19でスキューが解消された用紙Pを転写部へ搬送する。レジストローラー25の上流側のレジストループを維持しつつ、用紙Pを転写部に搬送する様子は、図7(C)に示す通りである。なお、レジストローラー25が回転を開始した後、ループ形成ローラー対24の従動ローラー24aは圧着解除される。
続いて、レジストローラー25を搬送方向と直交する方向に揺動するか否かが判断される(ステップS20)。このステップでは、制御部90は、ステップS11で収得した用紙Pのサイズ情報に基づいて、レジストローラー25を、搬送方向と直交する方向に揺動させるか否かを判断する。具体的には、用紙Pの用紙搬送方向のサイズが、たとえばA3サイズの縦の寸法(42cm)よりも大きい場合、搬送中の用紙Pの先端がレジストローラー25にニップされると共に、用紙Pの後端が手差し給紙ローラー対22によってもニップされている場合がある。ここで、用紙Pの後端が手差し給紙ローラー対22によってニップされたまま、レジストローラー25を幅方向に揺動すると、用紙Pに捻じれを発生させてしまう。従って、このステップS20で、搬送された用紙Pがレジストローラー25を揺動してもよいサイズか否かを判断することによって、揺動時に用紙Pに捻じれが発生することを防止する。
用紙Pがレジストローラー25を揺動してもよいサイズであると判断された場合(ステップS20:YES)、センサーSn3によって用紙Pの幅方向の位置を検知することで基準位置からのずれ量を検知し、レジストローラー25の揺動を開始する(ステップS21)。このステップでは、用紙Pが十分にレジストローラー25によりニップされた状態で、制御部90は、用紙Pを幅方向に前記ずれ量に相当する距離だけ揺動し、基準位置に用紙Pが位置するように揺動する。こうすることで、二次転写部7Aに対して用紙Pを正確に位置付けすることができる。
その後、用紙搬送部20によって用紙搬送する処理は終了される。
ステップS20に戻って、レジストローラー25を幅方向に揺動しない、即ち、ステップS11で収得された用紙Pのサイズが所定サイズよりも大きいと判断した場合(ステップS20:NO)、レジストローラー25を幅方向に揺動するステップS21をスキップし、用紙を転写部へ搬送して処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、中間搬送ローラー対23のニップ部が、上流側の手差し給紙ローラー対22および下流側のループ形成ローラー対24のニップ部を結ぶラインから離れた位置にある場合、手差し給紙ローラー対22と中間搬送ローラー対23との間において搬送中の用紙Pにループを形成することによって、中間搬送ローラー対23の従動ローラー23aが用紙Pの腰の力によって押し上げられることを防止できる。従って、用紙Pの搬送不良を解消できる。この時、手差し給紙ローラー対22、中間搬送ローラー対23およびループ形成ローラー対24を含む屈曲経路の内角側にある中間搬送ローラー対23の従動ローラー23aが駆動ローラー23bに従動することができ、用紙搬送力が損なわれることがないので、搬送不良を防止する効果がより一層顕著となる。また、本実施形態では、中間搬送ローラー対23のローラーは、レジストループが形成される前に圧着解除するので、レジストローラー25によるスキューを解消し易くできる。また、本実施形態では、用紙Pの搬送方向のサイズによって、レジストローラー25を揺動するかを判断するので、用紙Pの後端側が固定ローラーにニップされたままレジスト揺動されて、用紙Pに捻じれが発生することを防止できる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記実施形態では、手差しトレイTrから搬送された用紙について、本発明に係る用紙搬送制御を実行する形態について述べたが、これに限定されない。給紙トレイ291,292,293から搬送される用紙Pにも適用できる。
また、上記実施形態では、手差し搬送ローラー対22と中間搬送ローラー対23との間でループを形成する形態について述べた。しかし、これに限定されない。用紙搬送路上において、いかなる3組のローラー対が屈曲経路を形成していれば、これらのうち上流側2組のローラー対の間でループを形成すればよい。
上記実施形態では、中間搬送ローラー対23の従動ローラー23aは、ステップS16において圧着解除するようにした。しかし、これに限定されない。レジストローラー25の上流側にループが形成される前であれば、いかなるタイミングで中間搬送ローラー対23の従動ローラー23aを圧着解除してもよい。
A:画像形成装置、
M1/M2:駆動モーター、
N:ニップ部、
P:用紙、
Sn:センサー、
Tr:手差しトレイ、
6:中間転写ベルト、
7A:二次転写部、
10Y,10M,10C,10K:画像形成部、
20:用紙搬送部、
21:第1給紙ローラー、
22:手差し搬送ローラー対(第1ローラー対)、
23:中間搬送ローラー対(第2ローラー対)、
24:ループ形成ローラー対(第3ローラー対)、
25:レジストローラー、
251,253:プーリー、
252:駆動ベルト、
254:レジストローラー25の回転軸、
255:揺動カム、
256:付勢バネ、
26:搬送ローラー対、
ローラー25a,24b,23b,26b:駆動ローラー、
ローラー25b,24a,23a,26a:従動ローラー、
29:用紙搬送路、
291,292,293:給紙トレイ、
200:圧着解除機構、
200K:押圧部材、
200L:レバー部材、
90:制御部。

Claims (6)

  1. 用紙を狭持して搬送方向と直交する方向に位置を調整するレジストローラーと、
    前記レジストローラーの搬送方向上流側であって用紙搬送方向に沿って上流側から順に配置され、用紙を搬送する第1ローラー対、第2ローラー対および第3ローラー対と、
    前記レジストローラー、第1ローラー対、第2ローラー対および第3ローラー対の駆動を制御する制御部と、
    を備える用紙搬送装置であって、
    前記第2ローラー対のニップ部は、前記第1ローラー対のニップ部と前記第3ローラー対のニップ部を結ぶライン上から外れた位置に配置され、
    前記制御部は、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間で、前記用紙にループを形成するように、前記第1ローラー対および前記第2ローラー対の駆動を制御することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記第3ローラー対は、前記レジストローラーの直近の搬送方向上流側に配置され、前記レジストローラーとの間にループを形成するループ形成ローラー対であることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記第2ローラー対は、駆動ローラーと従動ローラーからなり、少なくも搬送方向上流側または搬送方向下流側にある屈曲経路の内側に位置するローラーを前記従動ローラーとし、他方のローラーを駆動ローラーとし、前記第2ローラー対の圧着を解除する圧着解除機構を前記従動ローラーに設けていることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の後端が前記第1ローラー対を通過するまで、前記第1ローラー対と前記第2ローラー対との間に形成された前記用紙のループを維持するように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記レジストローラーを前記用紙搬送方向と直交する方向に揺動する場合においては、前記ループ形成ローラーに用紙が到達した時に、前記第2ローラー対の圧着を解除することを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置。
  6. 像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像を前記像担持体から前記用紙に転写する転写部と、
    前記転写部に前記用紙を搬送する請求項1〜5のいずれか一項に記載の前記用紙搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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