JP5824293B2 - 具材入り調味液 - Google Patents

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本発明は、大きな具材を多量に含む具材入り調味液において、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができる具材入り調味液に関する。
大きな具材を多量に含む具材を含む調味液としては、例えば、みじん切りしたピーマン、玉ねぎ、セロリ等を配合したサウザンアイランドドレッシングや、茹で卵のダイスカットをマヨネーズと和えたタマゴスプレッド、更に、挽肉を配合したミートソース等がある。しかしながら、これらの市場で市販されている製品は、惣菜工場で大量生産する際に具材が崩れて小さかったり具材の配合量が少なかったりする等により、具材の存在感に乏しいという問題がある。
調味液中の具材の存在感を高め、具材のおいしさを楽しむように設計された調味液としては、例えば、特許第2760664号公報(特許文献1)には、500〜2300cp(500〜2300mPa・s)のドレッシング50重量部に対して、5〜10mm×5〜30mmの大きさを最大とする面を少なくとも一つは有する具材が、20〜60重量部の割合で含有されていることを特徴とする具材入り水中油滴型ドレッシングが開示されている。しかしながら、従来、このような野菜具材についてはある程度の検討がなされているものの、挽肉のような野菜以外の具材に関し、調味液中の具材の存在感を高め、具材のおいしさを楽しむようにすることについては、従来充分に検討されていなかった。
特許第2760664号公報
そこで、本発明の目的は、大きな具材を多量に含む具材入り調味液において、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができる具材入り調味液を提供するものである。
本発明者等は、具材入り調味液の配合原料など種々の条件について鋭意研究を重ねた結果、具材入り調味液の具材として挽肉を用いるのではなく粒状大豆たん白を用い、更に、具材入り調味液の酸度を特定範囲として、前記粒状大豆たん白の吸水の程度を特定範囲に調整するならば、得られた具材入り調味液は、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができることを見出し、遂に本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)、大きさ3mm以上の具材の含有量が具材入り調味液に対して40〜70%である具材入り調味液において、前記具材として、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を少なくとも含み、前記具材入り調味液は食酢を含有し、酸度が0.1〜5%であり、容器入りとしてある具材入り調味液、
である。
本発明によれば、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができる具材入り調味液を提供することができる。したがって、具材入り調味液の更なる需要の拡大が期待される。
以下、本発明の具材入り調味液を詳述する。なお、本発明において「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を意味する。
本発明の具材入り調味液は、大きさ3mm以上の具材の含有量が具材入り調味液に対して10%以上であり、食材にかけたり、和えたりすることで、具材のおいしさを楽しめる料理に仕上げることができる。前記調味液としては、乳化液状調味液、ノンオイル調味液、分離液状調味液のいずれでもよく、例えば、分離液状ドレッシング、乳化液状ドレッシング、ノンオイルドレッシング、ソース、タレ等が挙げられる。味付けも特に制限は無く、和風、中華風、洋風のいずれのものでもよい。
本発明は、上述した大きな具材を多量に含む具材入り調味液において、まず、前記具材として、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を少なくとも含むことを特徴とする。
前記粒状大豆たん白とは、「植物性たん白の日本農林規格」(平成21年10月5日農林水産省告示第1404号)に規定される粒状植物性たん白のうち、植物性たん白の主原料が、大豆又は脱脂大豆であるものをいう。ここで、前記粒状植物性たん白は、粒状又はフレーク状に成形したものであって、かつ、肉様の組織を有するものである。これらは一般的に乾燥品として市販されており、本発明では、これら市販品を使用すればよい。
また、本発明においては、前記粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させて用いるが、膨潤の程度は、具体的には下記(a)〜(c)の手順で測定できる。
手順(a)
試料である具材入り調味液50gから3mm以上の大きさの粒状大豆たん白膨潤物を取り出す。そして、キムタオル(登録商標)を用いて粒状大豆たん白膨潤物表面の余分な水分を除き、3mm以上の大きさの粒状大豆たん白膨潤物の質量(A)を計測する。
手順(b)
手順(a)で得られた3mm以上の大きさの粒状大豆たん白膨潤物について、乾燥質量(B)を減圧加熱乾燥法(「食品衛生検査指針 理化学編」厚生労働省監修、社団法人 日本食品衛生協会、2005年3月31日発行)により測定する。
手順(c)
手順(a)で得られた3mm以上の大きさの粒状大豆たん白膨潤物の質量(A)、及び(b)で得られた3mm以上の大きさの粒状大豆たん白膨潤物の乾燥質量(B)の質量データを次式に代入し、膨潤の程度を算出する。
粒状大豆たん白膨潤物の膨潤の程度=質量(A)/質量(B)
本発明においては、具材として、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を少なくとも含むことにより、具材入り調味液は、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができるものとなる。これに対して、膨潤の程度が前記範囲よりも小さい場合は、食感がかたすぎて粒状大豆たん白膨潤物を食した場合のほぐれ難く好ましくなく、膨潤の程度が前記範囲よりも大きい場合は、粒状大豆たん白膨潤物を食した場合の食感が軟らかすぎて具材のおいしさを充分に味わい難く好ましくない。また、粒状大豆たん白を用いず挽肉を用いた場合うも挽肉様具材の存在感のある食感が充分に得られ難い。
粒状大豆たん白膨潤物の含有量としては、挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができることから、大きさ3mm以上の粒状大豆たん白膨潤物の含有量が、具材入り調味液に対して10%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、30%以上であることが特に好ましい。一方、あまり多すぎると調味液として食材にかけたり和えたりし難くなることから、大きさ3mm以上の粒状大豆たん白膨潤物の含有量が、具材入り調味液に対して70%以下であることが好ましく、60%以下であることがより好ましい。
本発明の具材入り調味液は、上述のように、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を含むが、本発明においては、粒状大豆たん白の膨潤の程度を前記範囲とするために、具材入り調味液の酸度が0.1〜5%、好ましくは0.2〜3%に調整されていることを特徴する。酸度により膨潤の程度を調整することで、食材にかけたり、和えたりすることができる水分を多量に含む具材入り調味液でありながら、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られるものとなる。これに対して、酸度が前記範囲よりも低いと粒状大豆たん白の膨潤の程度が前記範囲よりも高くなって過度に吸水した状態となって食感が弾力の弱いものとなって好ましくない。また、酸度が前記範囲よりも高いと粒状大豆たん白の膨潤の程度が低く食感が硬すぎたり酸味が強すぎたりして好ましくない。なお、本発明における前記酸度とは、水酸化ナトリウムで中和される酸性物質の総量を酢酸に換算した濃度をいい、醸造酢の日本農林規格(平成20年10月16日農林水産省告示第1506号)に記載されている醸造酢の酸度の測定方法に準じて測定することができる。
本発明の具材入り調味液の酸度を前記範囲に調整するには、具材入り調味液の食味を考慮し、常法により、有機酸等の配合量により調整すればよい。本発明で用いる有機酸とは、構造内に少なくとも1個以上のカルボキシル基を有し、酸性を呈し、食用の酸材として用いられている有機化合物をいう。本発明で用いる有機酸としては、食用として供されるものであれば特に限定するものではないが、例えば、1個のカルボキシル基を有する有機酸としては、酢酸、乳酸、プロピオン酸、グルコン酸などが挙げられ、2個以上のカルボキシル基を有する有機酸としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、アジピン酸、フマル酸、酒石酸、コハク酸などが挙げられ、本発明ではこれらの1種または2種以上を用いるとよい。また、本発明では、これらの有機酸を直接用いてもよいが、有機酸を含有した液状の食材である、例えば、リンゴ酢、ワインビネガー、モルトビネガー、米酢、粕酢などの食酢、レモン、かぼすなどの柑橘果汁又はこれらの濃縮物などを用いてもよい。中でも、食酢を用いると大豆たん白特有の異風味が感じられ難くなるとともに肉様の存在感のある好ましい食味が得られやすいことから好ましい。前記本発明の食酢とは、食酢品質表示基準(平成 20年 10月 16日 農林水産省告示 第1507号)で規定される食酢であり、醸造酢及び合成酢のことをいう。
前記本発明で用いる具材としては、上述した粒状大豆たん白膨潤物の他に本発明の効果を損なわない範囲で調味液に使用される種々の具材を使用することができる。このような具材としては、例えば、玉ねぎ、トマト、きゅうり、なす、人参、大根、リンゴ、パイナップル、ぶどう、チーズの他に、ピクルス、オリーブ、赤ピーマン、しいたけ、ベーコン、ねぎ、しょうが、ニンニク、みょうが等が挙げられる。
本発明の具材入り調味液における前記具材の含有量としては、具材のおいしさを充分に楽しむことができることから、大きさ3mm以上の具材の含有量が、具材入り調味液に対して20%以上であることが好ましく、30%以上であることがより好ましく、40%以上であることが特に好ましい。一方、あまり多すぎると食材にかけたり和えたりし難くなることから、目開き3.36mmのフルイ上に残る具材の含有量が、具材入り調味液に対して70%以下であることが好ましく、60%以下であることがより好ましい。なお、大きさ3mm以上の前記具材の含有量は、上述した粒状大豆たん白膨潤物の質量測定に準じて行うことができる。すなわち、試料である具材入り調味液50gから3mm以上の大きさの具材を取り出す。そして、キムタオル(登録商標)を用いて具材表面の余分な水分を除き、3mm以上の大きさの具材の質量を計測する。
なお、本発明の具材入り調味液においては、上述した粒状大豆たん白、その他の具材、有機酸等の他に、本発明の効果を損なわない範囲で調理食品に通常用いられている各種原料を適宜選択し添加することができる。このような原料としては、例えば、動植物のエキス類などの各種調味料、焼酎、リキュール等の酒類、澱粉、糖類、食塩、キサンタンガム、ローカストビーンガム等の増粘材、レシチン、リゾレシチン、グリセリン脂肪酸エステル等の乳化材、アスコルビン酸、ビタミンE等の酸化防止剤等が挙げられる。
本発明の具材入り調味液の製造方法は、大きさ3mm以上の具材として、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を少なくとも含有させ、具材入りソースの酸度を0.1〜5%とする以外は、特に限定するものではない。例えば、以下のように製造することができる。まず、粒状大豆たん白を糖アルコール及び食塩等を含む水溶液に浸漬する等により両者を接触させ粒状大豆たん白を水戻しして膨潤させる。この際、具材入り調味液の酸度を0.1〜5%とすることで、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させることができる。水戻しする際には、必要により加熱処理を施してもよい。加熱処理方法は、特に制限はなく、例えば、ニーダーや焼成機など食品製造で用いられる加熱装置を用いて行えばよい。
以上のようにして得られた具材入り調味液は、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさをたっぷり楽しむことができるものであり、例えば、透明容器等の容器に充填することにより容器入り製品とすることができる。また、必要により容器に充填する前、あるいは、充填後に殺菌処理を施してもよい。
次に、本発明を実施例、比較例及び試験例に基づき、更に説明する。
[実施例1]
下記配合原料を用意した。次に、ニーダーに、醤油、グラニュー糖、食塩、加工澱粉、食酢(醸造酢:酸度4%)及び清水を加え、撹拌混合して混合液を調製した後、粒状大豆たん白(ニューフジニックAR)を投入し、10分間浸漬した。次に、ニンジン(5mm角ダイスカット)を投入して加熱を開始し撹拌しながら品温90℃になるまで加熱した後冷却することにより具材入り調味液を調製した。
得られた具材入り調味液は、酸度が0.4%であった。また、3mm以上の具材の含有量が具材入り調味液に対して53%であり、3mm以上の粒状大豆たん白膨潤物の含有量が、具材入り調味液に対して48%であった。更に、粒状大豆たん白膨潤物の膨潤の程度は3.2倍であった。
得られた具材入り調味液をご飯にかけて喫食したところ、食した際に挽肉様具材の存在感のあるふっくらとした食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができ大変好ましいものであった。
<具材入り調味液の配合割合>
粒状大豆たん白 15部
ニンジン 5部
醤油 1.5部
グラニュー糖 2部
食塩 1部
食酢 10部
加工澱粉 0.5部
清水 65部
(合計) 100部
[実施例2]
下記配合原料を用意した。次に、ニーダーに、味噌、グラニュー糖、食塩、加工澱粉、食酢(醸造酢:酸度4%)、クエン酸及び清水を加え、撹拌混合して混合液を調製した後、粒状大豆たん白(ニューフジニックAR)を投入し、10分間浸漬した。次に、加熱を開始し撹拌しながら品温90℃になるまで加熱した後冷却することにより具材入り調味液を調製した。
得られた具材入り調味液は、酸度が0.2%であった。また、3mm以上の具材の含有量が具材入り調味液に対して74%であり、3mm以上の粒状大豆たん白膨潤物の含有量が、具材入り調味液に対して74%であった。更に、粒状大豆たん白膨潤物の膨潤の程度は3.7倍であった。
得られた具材入り調味液を豆腐にかけて喫食したところ、食した際に挽肉様具材の存在感のあるふっくらとした食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができ大変好ましいものであった。
<具材入り調味液の配合割合>
粒状大豆たん白 20部
味噌 1.4部
グラニュー糖 1部
食塩 1部
食酢 5部
クエン酸 0.1部
加工澱粉 0.5部
清水 71部
(合計) 100部
[実施例3]
下記配合原料を用意した。次に、ニーダーに、グラニュー糖、食塩、加工澱粉、食酢(醸造酢:酸度4%)、レモン果汁、クエン酸及び清水を加え、撹拌混合して混合液を調製した後、粒状大豆たん白(ニューフジニックAR)を投入し、10分間浸漬した。次に、加熱を開始し撹拌しながら品温90℃になるまで加熱した後冷却することにより具材入り調味液を調製した。
得られた具材入り調味液は、酸度が1.5%であった。また、3mm以上の具材の含有量が具材入り調味液に対して62%であり、3mm以上の粒状大豆たん白膨潤物の含有量が、具材入り調味液に対して62%であった。更に、粒状大豆たん白膨潤物の膨潤の程度は3.1倍であった。
得られた具材入り調味液を茹でたブロッコリーにかけて喫食したところ、食した際に挽肉様具材の存在感のあるふっくらとした食感が得られ、当該挽肉様具材のおいしさを充分に楽しむことができ大変好ましいものであった。
<具材入り調味液の配合割合>
粒状大豆たん白 20部
グラニュー糖 3部
食塩 1部
食酢 28.9部
クエン酸 0.1部
レモン果汁 5部
加工澱粉 0.5部
清水 41.5部
(合計) 100部
[試験例1]
具材入り調味液の酸度と、粒状大豆たん白の膨潤の程度が、挽肉様具材の食感に与える影響を調べるために以下の試験を行った。
(1)粒状大豆たん白
下記3種類の粒状大豆たん白を用意した。
粒状大豆たん白1:商品名「フジニックエース250」、不二製油社製
粒状大豆たん白2:商品名「ニューフジニックAR」、不二製油社製
(2)調味液
下記の調味液を用意した。
Figure 0005824293
(3)具材入り調味液の調製方法
粒状大豆たん白50gを調味液500gに浸漬し鍋で品温90℃になるまで加熱した後冷却することにより、粒状大豆たん白膨潤物を含む具材入り調味液を調製する。
(4)具材入り調味液の調製と評価
(1)の粒状大豆たん白、及び(2)の調味液を使用し、(3)の具材入り調味液の調製方法に準じて具材入り調味液を調製した。具材入り調味液の調製は表2に記載する組合せでそれぞれ調製した。得られた各具材入り調味液について、酸度、並びに、粒状大豆たん白膨潤物の膨潤の程度を測定した。また、得られた各具材入り調味液について、下記評価基準により食感を評価した。結果を表2に示す。
食感の評価基準
A:ふっくらとして適度の硬さがあり具材の存在感のある大変好ましい食感である。
B:適度な硬さがあり具材の存在感のある好ましい食感である。
C:食感がやややわらかく具材の存在感があまりない。
D:食感がやわらかく具材の存在感がない。
Figure 0005824293
表2より、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を具材として含み、具材入りソースの酸度が0.1〜5%である具材入り調味液は、食した際に挽肉様具材の存在感のある食感が得られ好ましいことが理解できる。
[比較例1]
実施例3において、クエン酸の含有量を8部に増やし、その減少分は清水の配合量を増やして補正した以外は同様にして具材入り液状調味液を調製した。
得られた具材入り調味液は、酸度が8%であった。得られた具材入り調味液を豆腐にかけて喫食したところ、酸味が強く好ましくなかった。

Claims (1)

  1. 大きさ3mm以上の具材の含有量が具材入り調味液に対して40〜70%である具材入り調味液において、前記具材として、粒状大豆たん白を2.8〜3.8倍に膨潤させた粒状大豆たん白膨潤物を少なくとも含み、前記具材入り調味液は食酢を含有し、酸度が0.1〜5%であり、容器入りとしてあることを特徴とする具材入り調味液。
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