JP5823280B2 - 食品の固液充填方法及びその設備並びに監視装置 - Google Patents

食品の固液充填方法及びその設備並びに監視装置 Download PDF

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Description

本発明は、固形成分と液体成分とが混在した食品を容器に充填する方法及び容器に充填する固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための監視装置を備える固液充填施設並びに監視装置に関する。
無菌充填食品やレトルト食品などの加工食品を典型例として説明すると、包装袋にソースの液体成分と具材の固形成分とが収容され、包装袋を湯煎、電子レンジで加熱するだけで具材入りの食事を楽しむことができる。この種の加工食品の製造は、特許文献1、2に見られるように、固形の具材と液体のソースとを分けて容器に充填することが行われている。
特許文献1は、無菌充填された缶詰の製法に関する技術を開示している。具体的には、無菌室において、先ず固形の食品を缶容器に充填し、次いでこの缶容器に液体食品を充填し、そして缶蓋で缶容器を密封することを開示している。
特許文献2はレトルト食品に関する技術を開示している。具体的には、特許文献2はお椀型の容器に複数の固形具材を入れ、次いで粘性を持った液体成分をノズルを通じて容器に充填する際に、粘性液体が容器の底まで到達する速度で充填して各固形具材間に存在しているエアを除去することを提案している。
この明細書に添付の図8を参照して、従来から知られている固液が混在した食品を容器に充填する方法を説明する。図8中、参照符号1は容器の搬送路を示し、容器は矢印Aの方向に間欠的に搬送される。容器の搬送路1には、複数の充填ステーション2〜5が間隔を隔てて配置され、容器は各ステーションで一時停止する。図中、最も左側に位置する第1充填ステーション2では計量された第1固形具材が容器に充填される。次の第2充填ステーション3では、計量された第2固形具材が容器に充填される。次の第3ステーション4では、計量された第3固形具材が容器に充填される。そして次の第4ステーション5において、計量された液体成分が容器に充填され、これに続く密封シールステーション(図示せず)で容器は密封される。
図8の従来の典型的な固液充填方法によれば、各具材が夫々計量された後に容器に充填されることから、固液充填ラインが正常に動作している限り、所定の量の複数の具材を確実に容器に充填することができる。
特開2001−161333号公報 特開2006−193177号公報
従来の典型的な固液充填方法の欠点は、各具材毎に計量し、そして容器に充填するための機構が必要となるため固液充填システムの全体構造を簡素化するのが難しいという点にある。
固液充填システムの構造を簡素化する最も端的な例として、具材と液体成分とを一緒に容器に充填することが考えられる。しかし、その問題点として、液体成分の中に所定の具材が所定量入っているか、その計量をどうするかという問題がある。このことから分かるように、固液充填システムの構造を簡素化するには、固液混合食品の充填された容器の中に、特に固形成分の具材が所定量入る保証をどのようにして担保するかの問題が伴う。
本発明の目的は、固液混合食品を容器に充填する固液充填システムを簡素化することのできる固液充填方法、及び容器に充填する固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための監視装置を備える固液充填施設、並びに監視装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、固形成分である具材の充填量が所定の範囲を外れた製品が市場に出ることを防止しつつ固液充填システムを簡素化することのできる固液充填方法及び容器に充填する固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための監視装置を備える固液充填施設並びに監視装置を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明の第1の観点によれば、
間欠的に送られてくる容器に固液混合食品を充填する食品の固液充填方法であって、
固形成分と液体成分とが混在し且つ固形成分がリッチの固液混合流体を所定量、容器に充填する固形リッチ混合流体充填工程と、
残部の液体成分を所定量、容器に充填する残部液体充填工程とを有し、
固形リッチ混合流体充填工程で前記容器に充填する固液混合流体に含まれる固形成分の密度が一定の範囲内に収まるように前記固液混合流体に含まれる液体成分の量が設定されており、
前記固形リッチ混合流体充填工程を実施する充填システムに、前記固液混合流体中の固形成分が通過可能な幅狭の内部通路であって、前記容器に充填する所定量又はその整数倍の前記固液混合流体を収容して撮像するための内部通路を有する監視部を用意し、
該監視部で撮像した画像に基づいて、当該画像での撮像領域の面積に対する具材の面積の比によって前記固液混合流体中の固形成分の量が一定の範囲内にあるか否かを監視する監視工程を更に有することを特徴とする固液混合食品の固液充填方法を提供することにより達成される。
図1を参照して本発明を説明すると、容器を搬送する搬送路10は、第1充填ステーション12と第2充填ステーション14と第3充填ステーション16とを有する。搬送路10上を矢印Bの方向に向けて搬送される容器は第1、第2、第3の充填ステーション12、14、16で一時的に停止され、第1、第2、第3の充填ステーション12、14、16で内容物が容器に充填される。図示の例では、第1充填ステーション12で、固形成分である具材1が容器に充填され、次の第2充填ステーション14で固形成分の具材と液体成分とが混在した固液混合流体が容器に充填され、次の第3充填ステーション16で残部の液体成分が容器に充填される。第2充填ステーション14で充填される液体成分は、最終的に容器に充填する液体成分の分量の一部であることから、第2充填ステーション14で充填する固液混合流体は、固形成分がリッチな状態の固液混合流体になる。なお、容器に充填する液体成分の分量の残部は、第1充填ステーション12の前に容器に充填しても良いし、第1、第2充填ステーション12、14の間で容器に充填しても良い。
第2充填ステーション14で一時停止している容器に対して計量した所定量の固液混合流体が充填される。この計量は重量で計測してもよいが、一般的には体積で計量される。所定量の流動体の中の固形成分の量が相対的に僅かであれば、所定量の固液混合流体の中に固形成分(具材)が殆ど入っていない場合と、固形成分が入り過ぎている場合とが発生し易い。つまり、容器毎の固形成分(具材)の量のバラツキが大きくなる。これに対して、所定量の固液混合流体の中の固形成分の量が相対的に多い固形物リッチな状態であれば、容器毎の固形成分の量のバラツキを殆ど無くすることが可能になる。このような固形物がリッチな固液混合流体の固形物と液体成分の重量比率としては、固形物:液体成分=30:70〜60:40の範囲であることが好ましい。
第2充填ステーション14と第3充填ステーション16で充填する液体成分は、必ずしも全く同一でなくてもよい。第2、第3の充填ステーション14、16を経過することで最終的に容器の中の液体成分が所定の液体成分(ソース)になればよい。第1充填ステーション12で固形成分だけを充填するのではなく、この第1充填ステーション12でも固液混合流体を容器に充填してもよいのは勿論である。
上記の技術的課題は、本発明の第2の観点によれば、
固液混合食品を構成する液体成分を少なくとも第1の液体成分と第2の液体成分の2つに分け、前記固液混合食品を構成する固形成分と前記第1の液体成分とを混合した固液混合流体を第1のノズルを通じて容器に充填する第1充填ステーションと、残部の液体成分である前記第2の液体成分を第2のノズルを通じて容器に充填する第2充填ステーションとを有する食品の固液充填施設に設置される監視装置であって、
前記第1充填ステーションにおいて前記固液混合流体を前記第1のノズルに供給する管路に設けられた監視部と、
該監視部に位置する前記固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための撮像装置とを有し、
前記監視部が扁平な形状の内部通路を備え、該扁平な内部通路の容積が、各容器に充填する固液混合流体の容積と等しく設定されていることを特徴とする監視装置を備える固液充填施設を提供することにより達成される。
また、上記の技術的課題は、本発明の第3の観点によれば、
固液混合食品を構成する液体成分を少なくとも第1の液体成分と第2の液体成分の2つに分け、前記固液混合食品を構成する固形成分と前記第1の液体成分とを混合した固液混合流体を第1のノズルを通じて容器に充填する第1充填ステーションと、残部の液体成分である前記第2の液体成分を第2のノズルを通じて容器に充填する第2充填ステーションとを有する食品の固液充填施設に用いられる監視装置であって、
前記第1充填ステーションにおいて前記固液混合流体を前記第1のノズルに供給する管路に設けられた監視部と、
該監視部に位置する前記固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための撮像装置とを有し、
前記監視部が扁平な形状の内部通路を備え、該扁平な内部通路の容積が、各容器に充填する固液混合流体の容積と等しく設定されていることを特徴とする固液充填施設用の監視装置を提供することにより達成される。
すなわち、上述した図1を参照して説明した固液充填方法において、典型的には、上述した第2充填ステーション14の固形リッチ流動体を容器に充填する管路に幅狭の監視部を用意し、この幅狭の監視部で光学的な検査システムを使って固形成分が固液混合流体の中に混在しているか否かの監視が行われる。この監視は、例えば流動体(撮像領域の面積)の中に占める具材の面積によって、具材の占める面積が所定の範囲内にあるか否かによって行えばよい。検査システムは透過光を使っても良いし、反射光を使ってもよい。
監視部の扁平な内部通路の幅寸法は、具材が通過できる程度の幅寸法に設定するのがよい。食品メーカでは具材の最大の大きさを規定することから、この具材の最大大きさを考慮に入れて、最大大きさの具材が通過可能な最小限の幅寸法に設定するのがよい。
監視部の扁平な内部通路の容積は、一つの容器に充填する固形リッチ流動体(1ショット)の容積と等しくするのが好ましい。例えば一回の充填工程で容器に向けて放出する固形リッチ流動体(固液混合流体)を監視部で監視し、もし、具材(固形成分)の量が適当でない固液混合流体を発見したときには、例えば、これを充填した容器を搬送ラインから排除する、或いは、この適当でない固形リッチ流動体を充填システムから排除することで、製品中の具材(固形成分)の一定性を確保することができる。
本発明の固液充填方法を説明するための概念構成図である。 実施例の固液充填システムの全体構成図である。 検査システムに含まれる監視部を構成する管路で規定される内部通路を側方から見た図である。 検査システムに含まれる監視部を構成する管路で規定される内部通路を上方から見た図である。 検査システムの一部を構成する撮像システムの説明図である。 検査システムに含まれる監視部の斜視図である。 固液混合流体を充填する管路に組み込まれた監視部及びその周辺の構成を示す図である。 従来の典型的な固液充填方法を説明するための図である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図2は、カレー又はシチューのレトルト食品の製造ラインの概略図であり、特に具材とソースをパウチに充填するラインを中心にして描いたレトルト食品製造ラインを示す。図2を参照して、参照符号100はパウチを示す。パウチ100は、矢印Cの方向に間欠的に搬送される。パウチ100の搬送ラインは、第1〜第3の充填ステーション102、104、106を有し、この各充填ステーション102、104、106で一時停止しているパウチ100に内容物が充填される。
パウチ100の搬送方向に従って順に、第1の充填ステーション102では、人参と芋とソースの固液混合流体がパウチ100に充填される。第2充填ステーション104では、肉とソースの固液混合流体がパウチ100に充填される。第3充填ステーション106では残部のソースがパウチ100に充填される。この第3充填ステーション106を出たパウチ100は、その後、密封された後に加熱によるレトルト殺菌処理が施される。
第1の充填ステーション102における固液混合流体中の固形物である具材(人参と芋)と液体成分(ソース)の重量比率は45:55である。また、第2の充填ステーション104における固液混合流体中の固形物である具材(肉)と液体成分(ソース)の重量比率は50:50である。第1、第2の充填ステーション102、104における最適な重量比率は、固形物である具材の種類、大きさ、形状や液体成分であるソースの粘度などを勘案して決定すれば良い。そして、最終的に、第3充填ステーション106で残部のソースを充填した後の固液混合流体中の固形物である具材(人参と芋と肉)と液体成分(ソース)の重量比率が15:85となるように、第3充填ステーション106で残部のソースが充填される。
具材の人参、芋、肉は予め設定された規定の大きさの範囲内となるように切り分けられている。第1の充填ステーション102は、第1ホッパー110の底に連通した第1計量ピストン112を有し、この第1計量ピストン112を使って一つのパウチ100に充填する人参と芋とソースとからなる固液混合流体の量(体積)が計量される。第1計量ピストン112には、第1検査システム113を備えた第1導出パイプ114に連結され、この第1導出パイプ114の下流端に第1ノズル115が接続されている。第1ホッパー110にストックされた人参、芋、ソースからなる固液混合流体は、第1導出パイプ114を通じて第1ノズル115に供給され、この第1ノズル115によって人参、芋、ソースからなる固液混合流体がパウチ100に充填される。
第2の充填ステーション104は、第2ホッパー120の底に連通した第2計量ピストン122を有し、この第2計量ピストン122を使って一つのパウチ100に充填する肉とソースからなる固液混合流体の量(体積)が計量される。第2計量ピストン122は第2検査システム123を備えた第2導出パイプ124に連結され、第2導出パイプ124の下流端に接続された第2ノズル125を通じて、第2ホッパー120の中の肉とソースからなる固液混合流体が所定量、パウチ100に充填される。
第3の充填ステーション106は、第3ホッパー130の底に連通した計量ピストン132を有し、第3ホッパー130には、調理されたソースがストックされる。第3ホッパー130のソースは計量ピストン132を使って一つのパウチ100に充填する量(体積)が計量される。計量ピストン132は導出パイプ134に連結され、導出パイプ134の下流端に接続された第3ノズル135を通じて第3ホッパー130の中のソースが所定量、パウチ100に充填される。
パウチ100が第1充填ステーション102、第2充填ステーション104、第3充填ステーション106を通過することで、パウチ100は所定量の具材入りソースが充填された状態となる。したがって、第1充填ステーション102でパウチ100に充填するソースの量は比較的少量であり、この第1充填ステーション102で充填する固液混合流体が、人参、芋からなる具材がリッチな状態の流動体となるように具材とソースの重量比率が設定される。この第1充填ステーション102で充填する具材とソースの重量比率は、具材:ソース=45:55に設定されている。この流動体中の具材とソースの具体的な重量比率は、一つのパウチ100に充填する具材の量のバラツキを低減するのに実機でテストして最適な値に設定すればよい。換言すれば、第1充填ステーション102でパウチ100に充填する固液混合流体に含まれる固形成分(人参と芋)の密度が一定の範囲内に収まるように具材とソースの重量比率が設定される。
同様に、第2充填ステーション104でパウチ100に充填する固液混合流体が、肉がリッチな状態の流動体となるようにソースの量を設定することができる。この固液混合流体中の具材とソースの重量比率は、第1充填ステーション102と同様に、一つのパウチ100に充填する具材(肉)の量のバラツキを低減するのに最適な値に設定すればよく、ここでは、具材:ソース=50:50に設定されている。この比率も実機でテストして最適な値に設定すればよい。そして、第3ステーション106で残部のソースをパウチ100に充填することで、パウチ100の内容物は、所定の具材を含むソースで構成された固液混合食品となる。この最終的に構成された固液混合食品に含まれる具材とソースの重量比率は、具材:ソース=15:85となる。
第1、第2の充填ステーション102、104に設けられた第1検査システム113、123は実質的に同じ構成を備えていることから、第1充填ステーション102の第1検査システム113を代表して説明する。図3、図4は第1検査システム113に含まれる監視部116の内部通路の形状を示し、図3は監視部116の内部通路を側方から見た図であり、図4は監視部116の内部通路を上から見た図である。第1検査システム113は、第1導出パイプ114の一部に設けられた、側面視したときに矩形の形状の監視部116を有し、この監視部116を構成する管路で規定される内部通路を図3、図4に示してある。監視部116の両側面は、光が透過することのできる、典型的には透明な光透過性の窓つまり監視窓117で構成されている。監視部116の内部通路は、図4から最もよく分かるように扁平な形状を有している。
図5は、第1検査システム113の全体概要を説明するための図である。第1検査システム113は撮像システム118を含む。撮像システム118はカメラ142と光源148、150とで構成され、監視部116に位置する固液混合流体を監視窓117を通してカメラ142で撮像し、この撮像画像は図示を省略した演算処理装置で画像処理される。
撮像システム118に関し、図5には透過光式撮像システムと反射光式撮像システムとが図示されているが、その何れか一方でも、あるいは両方であってもよい。透過光式撮像システムは、透過光撮像用の光源148と、この光源148に対して監視部116を挟んで対向して配置された第1カメラ142Aとで構成される。例えば、人参と芋と、澱粉を含有するような光の透過度の低いソースからなる固液混合流体をこの透過光式撮像システムにかけると、透過光撮像用の光源148から照射した光は、監視窓117を通じて監視部116の内部に侵入し、監視部116の中に入った光は具材を透過するがソースで遮断されるので、具材が明るく映ることにより具材量を計測することができる。
反射光式撮像システムは、監視部116の上記第1カメラ142Aが設けられた側においては、第1カメラ142Aと、これと同じ側に配置された第1の反射光撮像用光源150Aとの第1の組で構成され、監視部116の上記第1カメラ142Aが設けられた側の反対側においては、第2カメラ142Bと、これと同じ側に配置された第2の反射光撮像用光源150Bとの第2の組で構成されている。もちろん、反射光式撮像システムは、上記第1の組又は第2の組のいずれか一方だけで構成してもよい。反射光式撮像システムは、反射光撮像用光源150から光を照射し、監視部116の監視窓117の近傍に位置している具材で反射された光を撮像することができる。
監視部116の容積は、第1計量ピストン112で計量する量つまり一つのパウチ100に充填する固液混合流体の量と同じであるのが最も好ましいが、一つのパウチ100に充填する量を単位としてその整数倍であってもよい。監視部116の容積を一つのパウチ100に充填する固液混合流体の量と同じに設定したときには、一つのパウチ100に充填する固液混合流体に対して撮像システムによって具材の量を計測することができる。この具材の量の計測は、例えば撮像領域の面積に対する具材の面積の比によって、この面積比が所定の範囲内にあるか否かによって行うことができる。仮に、この面積比が所定の範囲から逸脱しているときには、これに対応するパウチ100が搬送ラインから排除される、又は、変形例として、これに対応した一つのパウチ100に充填する固液混合流体が、パウチ100に充填せずに充填システムから排除される。前記面積比が所定の範囲から逸脱しているときに、これに対応するパウチ100を搬送ラインから排除する場合は、第1導出パイプ114内の監視部116の出口から第1ノズル115までの容積は、監視部116の容積、すなわち、一つのパウチ100に充填する固液混合流体を単位として、その整数倍であるのが好ましい。この実施例では、第1導出パイプ114内の監視部116の出口から第1ノズル115までの容積は、監視部116の容積の3倍に設定されている。この場合、監視部116で監視した固液混合流体の具材(固形成分)の量が適当でないと発見した場合、1回の充填を1ショットと呼ぶと4ショット後に充填したパウチ100を不良品として排除することができる。上述した変形例のように、前記面積比が所定の範囲から逸脱しているときに、これに対応した一つのパウチ100に充填する固液混合流体をパウチ100に充填せずに廃棄する場合は、監視部116の出口から第1ノズル115までの管路の途中で、監視部116の出口から監視部116の容積一単位の整数倍の容積に当たる位置に、例えば三方コックを取り付けて置く。監視部116で監視した固液混合流体の具材の量が適当でないと発見した場合、三方コックを切り替えて具材の量が適当でない固液混合流体を排出すれば、パウチに充填することなしに充填システムから排除することができる。
上記の実施例によれば、第1、第2の充填ステーション102、104で、具材がリッチな状態の固液混合流体がパウチ100に充填されるが、具材がリッチであることによって各パウチ100に充填する固液混合流体中に具材を必ず存在させることができる。
また、第1、第2の充填ステーション102、104に第1、第2検査システム113、123を設け、この第1、第2検査システム113、123で各パウチ100に充填する固液混合流体中の具材の量を計測して、具材の量が所定の範囲から逸脱しているときには、これに相当するパウチ100を搬送ラインから排除することで、製品の中の具材の量の一定性を維持することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、図2の固液充填システムに、具材だけをパウチ100に充填するステーションを追加してもよい。また、レトルト食品を例に実施例を説明したが、レトルト食品としては、カレー、シチューを典型例として挙げることができる。本発明は、レトルト食品に限定されないのは言うまでもない。固液混合の食品として、例えばフルーツ入りのヨーグルトを挙げることできる。
100 パウチ
102 第1充填ステーション(人参+芋+ソース)
104 第2充填ステーション(肉+ソース)
106 第3充填ステーション(ソース)
110 第1充填ステーションの第1ホッパー
112 第1充填ステーションの第1計量ピストン
113 第1充填ステーションの第1検査システム
114 第1充填ステーションの第1導出パイプ
115 第1充填ステーションの第1ノズル
116 監視部
117 光透過性の窓(監視窓)
120 第2充填ステーションの第2ホッパー
122 第2充填ステーションの第2計量ピストン
123 第2充填ステーションの第2検査システム
124 第2充填ステーションの第2導出パイプ
125 第2充填ステーションの第2ノズル
142 カメラ
148 透過光撮像用光源
150 反射光撮像用光源

Claims (5)

  1. 間欠的に送られてくる容器に固液混合食品を充填する食品の固液充填方法であって、
    固形成分と液体成分とが混在し且つ固形成分がリッチの固液混合流体を所定量、容器に充填する固形リッチ混合流体充填工程と、
    残部の液体成分を所定量、容器に充填する残部液体充填工程とを有し、
    固形リッチ混合流体充填工程で前記容器に充填する固液混合流体に含まれる固形成分の密度が一定の範囲内に収まるように前記固液混合流体に含まれる液体成分の量が設定されており、
    前記固形リッチ混合流体充填工程を実施する充填システムに、前記固液混合流体中の固形成分が通過可能な幅狭の内部通路であって、前記容器に充填する所定量又はその整数倍の前記固液混合流体を収容して撮像するための内部通路を有する監視部を用意し、
    該監視部で撮像した画像に基づいて、当該画像での撮像領域の面積に対する具材の面積の比によって前記固液混合流体中の固形成分の量が一定の範囲内にあるか否かを監視する監視工程を更に有することを特徴とする固液混合食品の固液充填方法。
  2. 前記監視工程が前記監視部を通過する透過光を使って前記監視が行われる、請求項1に記載の固液混合食品の固液充填方法。
  3. 前記監視工程が前記監視部で反射した反射光を使って前記監視が行われる、請求項1に記載の固液混合食品の固液充填方法。
  4. 固液混合食品を構成する液体成分を少なくとも第1の液体成分と第2の液体成分の2つに分け、前記固液混合食品を構成する固形成分と前記第1の液体成分とを混合した固液混合流体を第1のノズルを通じて容器に充填する第1充填ステーションと、残部の液体成分である前記第2の液体成分を第2のノズルを通じて容器に充填する第2充填ステーションとを有する食品の固液充填施設であって、
    前記第1充填ステーションにおいて前記固液混合流体を前記第1のノズルに供給する管路に設けられた監視部と、
    該監視部に位置する前記固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための撮像装置とを有し、
    前記監視部が扁平な形状の内部通路を備え、該扁平な内部通路の容積が、前記第1充填ステーションで各容器に充填する固液混合流体の容積と等しく設定されていることを特徴とする固液充填施設。
  5. 固液混合食品を構成する液体成分を少なくとも第1の液体成分と第2の液体成分の2つに分け、前記固液混合食品を構成する固形成分と前記第1の液体成分とを混合した固液混合流体を第1のノズルを通じて容器に充填する第1充填ステーションと、残部の液体成分である前記第2の液体成分を第2のノズルを通じて容器に充填する第2充填ステーションとを有する食品の固液充填施設に用いられる監視装置であって、
    前記第1充填ステーションにおいて前記固液混合流体を前記第1のノズルに供給する管路に設けられた監視部と、
    該監視部に位置する前記固液混合流体に含まれる固形成分の比率を検査するための撮像装置とを有し、
    前記監視部が扁平な形状の内部通路を備え、該扁平な内部通路の容積が、前記第1充填ステーションで各容器に充填する固液混合流体の容積と等しく設定されていることを特徴とする固液充填施設用の監視装置。
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