JP5821171B2 - 搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体装置製造用の各種基板が収容された容器等の被搬送物を、軌道に沿って走行する搬送車によって搬送する搬送システムの技術分野に関する。
この種の搬送システムとして、例えば天井に敷設された軌道上を複数の搬送車が走行することによって、被搬送物を搬送するものがある。搬送車は、軌道に沿うように設けられた一時保管棚(例えば、バッファ等)との間で、被搬送物の受け渡し(即ち、移載)が可能とされている。
被搬送物の移載は、軌道の真下に位置するバッファに対してのみならず、軌道から見て横方向に位置するバッファに対しても行うことが可能である。このような横移載を実現する搬送システムでは、搬送車に取り付けられた障害物センサを用いて、搬送車の下方に存在する障害物を検出するという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−208888号公報
横移載は、例えば軌道の真下方向への移載と比べて、側方への移動を伴う分だけ移載時の不具合が発生しやすい。具体的には、例えば横移載時に側方へ伸長する機構の故障等に起因して、被搬送物の移載を正常に行えなくなってしまう場合が考えられる。特に、前述の伸長機構がベルト駆動式である場合には、ベルト切れが発生することが考えられるが、このベルト切れを検知することは困難である。
しかしながら、上述した特許文献1に係る技術では、単に搬送車周辺の障害物を検出するのみであって、横移載時の不具合を検出することについては何ら言及されていない。即ち、周囲の障害物を検出できたとしても、横移載時の動作異常については検出することができない。従って、特許文献1に係る技術には、移載時の不具合を十分なまでに低減させることが困難であるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、一時保管棚に対して好適に被搬送物を移載することが可能な搬送システムを提供することを課題とする。
本発明の搬送システムは上記課題を解決するために、軌道と、該軌道に沿って該軌道の側方に設けられ被搬送物を一時的に保管する一時保管棚と、前記被搬送物を前記軌道に沿って搬送すると共に前記被搬送物を前記一時保管棚に移載可能な搬送車とを備える搬送システムであって、前記一時保管棚は、所定箇所に反射板を有しており、前記搬送車は、前記軌道を走行する走行部と、前記被搬送物を把持する把持部、及び前記把持部を下方に移動させる昇降部を含んでおり、前記側方に移動可能な移動部と、前記移動部に設けられており、前記一時保管棚の前記反射板を検出可能な反射板検出部とを有しており、前記反射板は、前記移動部が前記一時保管棚に移載可能な位置まで伸長された場合に前記反射板検出部による検出が可能となり、前記一時保管棚に移載可能な位置まで伸長されていない場合には前記反射板検出部による検出は不可能となるように設けられており、前記搬送車が、前記移動部を前記側方に移動させて前記一時保管棚と前記搬送車との間で前記被搬送物を移載する際に、前記反射板検出部が前記反射板を検出できるか否かを確認し、前記反射板検出部によって前記反射板を検出できない場合には、移載動作を停止する。
本発明の搬送システムによれば、その動作時には、例えば天井に敷設された軌道に沿って走行するOHT(Overhead Hoist Transport)等の搬送車によって、FOUP(Front Opening Unified Pod)等の被搬送物が搬送される。軌道上には、複数の搬送車が備えられており、各搬送車は各々に与えられた搬送命令に基づいて被搬送物を搬送する。
本発明の搬送システムでは、軌道に沿って該軌道の側方に一時保管棚が設けられている。即ち、軌道から側方に逸れた位置に一時保管棚が設けられている。一時保管棚は、搬送車によって搬送される被搬送物を一時的に保管することが可能に構成されている。
搬送車は、軌道を走行する走行部を有している。また、被搬送物を把持する把持部及び把持部を下方に移動させる昇降部を含んでおり、側方(即ち、一時保管棚の方向)に移動する移動部を有している。被搬送物の移載時には、移動部に含まれる各部位の位置が調整されることで被搬送物の移載が行われる。例えば、搬送車及び一時保管棚間で被搬送物を移載する際には、先ず移動部自体が側方に移動され、続いて昇降部が把持部を一時保管棚へと降ろす。このような移動部による側方移動を伴う移載を、以下では適宜「横移載」と称する。
本発明に係る一時保管棚は、所定箇所に反射板を有するように構成されている。一方で、搬送車における移動部には、一時保管棚における反射板を検出する反射板検出部が設けられている。反射板検出部は、移動部における把持部に設けられてもよいし、昇降部に設けられてもよい。或いは、移動部の他の部分に設けられてもよい。反射板は、例えば反射率の高い金属等によって構成されており、反射板検出部は、例えば光を照射すると共に反射光を検出するような光センサ等によって構成されている。尚、一時保管棚に設けられる反射板は、必ずしもリフレクタのような高反射体でなくともよく、搬送車に設けられた反射板検出部によって存在(即ち、位置)が確認できるようなものであればよい。
ここで本発明では特に、一時保管棚及び搬送車間で、移動部が側方に移動して被搬送物を移載する際(即ち、横移載時)には、反射板検出部による反射板の検出が行われる。尚、本発明に係る「移載する際」とは、一時保管棚及び搬送車間で被搬送物が受け渡しされる瞬間を意味するものではなく、移載動作が開始されてから完了するまでの期間を意味している。ここで、反射板検出部によって反射板が検出できない場合には、移載動作の異常が検出され、移載動作が停止される。即ち、装置故障やシステムの不具合等により、横移載動作が正常に行われていないと判定され、移載動作が中止される。
上述したように移載動作を停止させれば、異常が検出されているにもかかわらず、移載動作が続行されてしまうことを防止できる。従って、移載動作の異常に起因して発生する様々な不具合を未然に防ぐことが可能である。移載動作を中止する場合には、典型的には、システム全体の動作が停止されるが、移載動作の異常が検出された搬送車或いはシステムの一部分の停止で済む場合には、部分的な停止であっても構わない。
一時保管棚への移載は、例えば軌道の真下に位置するポート等への移載と比べて、側方への移動を伴う分だけ移載時の不具合が発生しやすい。よって、上述したような異常検出手段が設けられていないとすれば、異常に気付かず移載が行われ、被搬送物の落下や破損を招くおそれがある。
しかるに本発明では、上述したように、一時保管棚に設けられた反射板を搬送車の移動部に設けられた反射板検出部が検出することで、移載動作の異常を確実に検出することができる。即ち、反射板が設けられる「所定箇所」は、正常な移載動作であれば反射板検出部によって検出可能な位置であって、異常な移載動作では検出できないような位置であり、この反射板を利用することで、比較的簡単な構成で移載動作の異常を検出することが可能となる。
以上説明したように、本発明の搬送システムによれば、移載動作の異常を確実に検出できるため、一時保管棚に対して好適に被搬送物を移載することが可能である。
本発明の搬送システムの一態様では、前記反射板検出部は、前記搬送車が下方の移載位置との間で被搬送物を移載する際に、前記反射板に加えて、前記搬送車の周囲に存在する移載の障害となる障害物を検出可能である。
この態様によれば、反射板検出部によって、搬送車の周囲に存在する障害物が検出されるため、反射板を用いた移載動作の異常検出に加えて、障害物に起因する不具合を防止することができる。
ここで検出される障害物は、例えば搬送システムの周囲にいる作業員等である。反射板検出部において作業員が検出された場合には、例えば搬送システムの動作が一時停止される。このようにすれば、システムの安全性を効果的に向上させることが可能となる。
上述した反射板検出部が障害物を検出する態様では、前記反射板検出部において、前記反射板を検出する反射板検出モードと、前記障害物を検出する障害物検出モードとを切替えるモード切替手段を更に備えるように構成してもよい。
この場合、反射板検出部は、反射板を検出する反射板検出モードと、障害物を検出する障害物検出モードとの2種類のモードを有している。反射板検出モードにおいては、上述したように反射板が検出されない場合に移載動作が停止される。一方で、障害物検出モードにおいては、障害物が検出された場合に走行状況の異常が検出される。
このように、反射板検出モードでは、反射板検出部において検出が行われない場合に異常が検出され、障害物検出モードでは、逆に反射板検出部において検出が行われた場合に異常が検出される。即ち、反射板検出モード及び障害物検出モードでは、異常を検出する際の判断基準が異なる。従って、反射板の検出及び障害物の検出を、1つのセンサで行うことは容易には考えられない。
これに対し本態様では、反射板検出モード及び障害物検出モードを切替えるモード切替手段が備えられている。このため、反射板の検出及び障害物の検出を状況に応じて適宜切替えて行うことが可能である。
上述したモード切替手段を備える態様では、前記モード切替手段は、前記搬送車が前記一時保管棚に前記被搬送物を移載しているか否かに基づいて、前記反射板検出モードと前記障害物検出モードとを切替えるように構成してもよい。
この場合、モード切替手段は、先ず搬送車が一時保管棚に被搬送物を移載しているかを判定する。具体的には、搬送車が一時保管棚に被搬送物を移載するような動作を開始しているか否か、或いは一時保管棚に被搬送物を移載するように搬送命令を受けているか否かを判定する。
続いて、モード切替手段は、搬送車が一時保管棚に被搬送物を移載していると判定した場合には、反射板検出部のモードを反射板検出モードに切替える。他方、搬送車が一時保管棚に被搬送物を移載していないと判定した場合には、反射板検出部のモードを障害物検出モードに切替える。
上述したように、反射板の検出は、横移載時の動作異常を検出するための工程である。よって、反射板の検出は、搬送車が一時保管棚に被搬送物を移載する場合に行われれば済む。従って、搬送車が一時保管棚に被搬送物を移載しているか否かを判断基準とすれば、容易且つ的確にモードの切替えを行うことが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
実施形態に係る搬送システムの全体構成を示す平面図である。 車上コントローラの構成を示すブロック図である。 搬送車の構成を示す側面図である。 FOUPの移載方法を示す斜視図(その1)である。 FOUPの移載方法を示す斜視図(その2)である。 実施形態に係る搬送システムのモード切替え動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る搬送システムの一時保管棚へのFOUP移載時の動作を示すフローチャートである。 FOUP存在確認動作を示す側面図(その1)である。 正常時の反射板検出動作を示す側面図(その1)である。 FOUP移載時の動作を示す側面図である。 異常時の反射板検出動作を示す側面図(その1)である。 実施形態に係る搬送システムの一時保管棚からのFOUP移載時の動作を示すフローチャートである。 FOUP存在確認動作を示す側面図(その2)である。 正常時の反射板検出動作を示す側面図(その2)である。 異常時の反射板検出動作を示す側面図(その2)である。 障害物の検出動作を示す側面図である。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
先ず、本実施形態に係る搬送システムの全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここに図1は、本実施形態に係る搬送システムの全体構成を示す平面図である。また図2は、車上コントローラの構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る搬送システムは、軌道100と、搬送車200と、コントローラ300とを備えて構成されている。
軌道100は、例えば天井に敷設されており、アルミニウムやステンレス等の金属から構成される。
搬送車200は、軌道100上に複数配置されており、軌道100上を走行することによって被搬送物であるFOUPを搬送することが可能である。
また搬送車200は、車上コントローラ205を夫々有している。車上コントローラ205は、コントローラ300から搬送指令を受け取り、搬送車200の走行を制御する。尚、車上コントローラ205は、搬送車200の走行を制御するだけでなく、搬送車200に備えられた各機器を総括的に制御するという機能も有している。
図2において、車上コントローラ205は、走行制御部206、モード切替部207、異常検出部208及び移載制御部209を備えて構成されている。
走行制御部206は、コントローラ300から受け取った搬送命令に応じて、搬送車200の走行を制御する。
モード切替部207は、本発明の「モード切替手段」の一例であり、後述する障害物検出センサにおけるモードを、異常検出モード又は障害物検出モードに切替える。
異常検出部208は、障害物検出センサが異常検出モードとされている場合に、移載動作の異常を検出する。移載制御部209は、異常検出部208において移載動作の異常が検出された場合に、移載動作を中止させる。
尚、図2では、車上コントローラ205に含まれる部位のうち、本実施形態に関わりの深いもののみを図示したが、この他にも搬送車200の制御を行うための様々な機能を有する部位が備えられる。
図1に戻り、コントローラ300は、例えば演算回路やメモリ等を含んで構成されており、車上コントローラ205を介して、搬送車200に搬送指令を与えることが可能に構成されている。
尚、ここでの図示は省略しているが、軌道100に沿った位置には、FOUPを一時的に保管する一時保管棚が複数設けられている。この一時保管棚の構成については、後に詳述する。
次に、搬送車のより具体的な構成について、図3を参照して説明する。ここに図3は、搬送車の構成を示す側面図である
図3において、搬送車200は、走行部210、本体部220、移動部230、昇降部235、昇降ベルト240、把持部250、FOUP存在確認センサ260、障害物検出センサ270及び傾き防止装置280を備えて構成されている。
搬送車200は、走行部210が例えばリニアモータ等によって推進力を与えることで、走行ローラ215が転動されつつ、軌道100に沿って走行する。走行部210の下面には、本体部220が吊り下がる形で取り付けられている。
本体部220には、移動部230が取り付けられている。移動部230は、軌道100の側方(即ち、図における左右方向)に移動することが可能である。移動部230の下面には、昇降部235が取り付けられている。
昇降部235の下面には、被搬送物400を把持する把持部250が昇降ベルト240によって取り付けられている。把持部250は、昇降ベルト240を巻き出す或いは巻き取ることで、本体部220に対し昇降可能である。尚、図3では、説明の便宜上、昇降部235から昇降ベルト240が一部巻き出されている状態を図示しているが、昇降ベルト240は、移載動作を行う際を除いては殆ど巻き取られ、昇降部235と把持部250とは互いに当接した状態とされる(図8参照)。これにより、搬送中のFOUP400の揺れを抑制することができる。
FOUP存在確認センサ260は、例えば光センサ等であり、本体部220に設けられている。FOUP存在確認センサ260は、軌道100の側方に設けられる一時保管棚にFOUPが存在しているか否かを確認できるように構成されている。尚、FOUP存在確認センサ260は、一時保管棚のFOUPを検出できるのであれば、本体部220以外の部位に設けられていてもよい。
障害物検出センサ270は、本発明の「反射板検出部」の一例であり、昇降部235の中心付近に設けられている。但し、障害物検出センサ270は、昇降部235ではなく、移動部230や把持部250等に設けられてもよい。障害物検出センサ270は、一時保管棚に設けられた反射板を検出可能に構成されている。また、搬送車200の下側を走査して搬送車の周囲の障害物を検出可能に構成されている。
傾き防止装置280は、搬送車200が横移載を行う際に、軌道100と接触するように伸びることで、搬送車200のバランスが崩れてしまうことを防止する。
次に、搬送車によるFOUPの移載方法について、図4及び図5を参照して説明する。ここに図4及び図5は夫々、FOUPの移載方法を示す斜視図である。
図4において、搬送車200が軌道100の真下に位置する一時保管棚510上のFOUP400を移載する際には、先ず搬送車200が軌道100上を走行して、一時保管棚510上に設置されたFOUP400の上方に停止する。
続いて、図に示すように、昇降部235によって昇降ベルト240が巻き出されることで把持部250がFOUP400の位置まで降下する。そして、把持部250とFOUP400との位置の微調整が行われ、FOUP400が把持される。
FOUP400が把持されると、昇降ベルト240が巻き取られ、把持部250及び把持されたFOUP400が本体部220の位置まで上昇する。そして、再び搬送車200が軌道100上を走行して、FOUP400が搬送される。
図5において、FOUP400が軌道100の側方にそれた位置にある一時保管棚520に設置されている場合には、移動部230が軌道100の側方に移動した後に、昇降部235によって昇降ベルト240が巻き出され、把持部250がFOUP400の位置まで降下する。このように動作することで、軌道100からFOUP400の横移載を行うことが可能となる。
次に、本実施形態に係る搬送システムの異常検出動作について、図6から図15を参照して詳細に説明する。
先ず、異常検出のモード切替え動作について、図6を参照して説明する。ここに図6は、本実施形態に係る搬送システムのモード切替え動作を示すフローチャートである。
図6において、本実施形態に係る搬送システムでは、搬送車200における異常検出モードを切替えるために、先ず搬送車200に対して搬送命令が出されているか否かを判定する(ステップS01)。搬送命令が出されている場合(ステップS01:YES)、搬送命令に対応するFOUP400の移載が、横移載(即ち、一時保管棚520への移載)であるか否かを判定する(ステップS02)。
ここで、搬送命令に対応するFOUP400の移載が横移載であると判定されると(ステップS02:YES)、モード切替部207(図2参照)によって、搬送車200の異常検出モードが反射板検出モードに切替えられる。一方で、搬送命令が出されていない場合(ステップS01:NO)や、横移載でない場合(ステップS02:NO)、搬送車200の異常検出モードが、障害物検出モードに切替えられる。即ち、横移載が行われる場合には、反射板検出モードが選択され、それ以外の場合には、障害物検出モードが選択される。
次に、搬送車200が一時保管棚520にFOUP400を移載する場合の異常検出動作について、図7から図11を参照して説明する。ここに図7は、本実施形態に係る搬送システムの一時保管棚へのFOUP移載時の動作を示すフローチャートである。また図8は、FOUP存在確認動作を示す側面図(その1)であり、図9は、正常時の反射板検出動作を示す側面図(その1)である。更に図10は、FOUP移載時の動作を示す側面図であり、図11は、異常時の反射板検出動作を示す側面図(その1)である。
図7において、FOUP400を一時保管棚520に移載する搬送車200は、先ず対象の一時保管棚520に対応する位置まで軌道100を走行する(ステップS11)。即ち、一時保管棚520に対して、FOUP400を移載可能な位置に移動する。
続いて搬送車200は、FOUP存在確認センサ260によって、一時保管棚520にFOUP400が存在しているか否かを確認する(ステップS12)。即ち、これからFOUP400を移載しようとする一時保管棚520に、既にFOUP400が置かれていないかを確認する(図8参照)。
ここで、一時保管棚520に既にFOUP400が存在している場合(ステップS12:YES)、一時保管棚520への移載を行うことはできないので、異常検出部208(図2参照)が移載動作の異常を検出する(ステップS13)。異常が検出されると、移載制御部209(図2参照)によって移載動作が中止され、コントローラ300に対して移載を中止したことが報告される。尚、移載動作の中止に代えて、他の動作(例えば、移載動作のやり直し、移載動作の変更等)を行うようにしても構わない。
一方で、一時保管棚520にFOUP400が存在しない場合(ステップS12:NO)、移動部230が駆動され、軌道100の側方に伸長する(ステップS14)。これにより、FOUP400を把持した把持部250が、一時保管棚520の真上に移動される(図9参照)。
続いて搬送車200は、障害物検出センサ270によって、一時保管棚520に設けられた反射板600を検出できるか否かを確認する(ステップS15)。ここで特に、反射板600は、図9に示すように、移動部230が完全に伸長された場合に検出可能な位置に設けられている。よって、反射板600が検出されると(ステップS15:YES)、横移載動作が正常に行われていると判断され、実際にFOUP400の移載動作が行われる。
具体的には、昇降部235によって昇降ベルト240が巻き出され、把持部250及びFOUP400が一時保管棚520まで降下する(ステップS16)。即ち、図10に示すような状態となる。更に、把持部250が駆動され、FOUP400が離される(ステップS17)。FOUP400が離されると、昇降部235によって昇降ベルト240が巻き取られ(ステップS18)、移動部230が本体部220に収納される(ステップS19)。このようにして、FOUP400の移載動作は完了する。
他方、障害物検出センサ270によって反射板600が検出できない場合(ステップS15:NO)、異常検出部208によって移載動作に異常が発生したと判断され、移載制御部209によってシステムが一時的に停止される(ステップS13)。反射板600は、上述したように移動部230が完全に伸長された場合に検出可能な位置に設けられている。よって、反射板600が検出されない場合には、何らかの原因によって、移動部230が完全に伸長されていないと考えることができる。
図11において、例えば移動部230が故障し、中途半端な位置で停止してしまったとすると、仮に以降の移載動作(即ち、ステップS16〜ステップS19)が行われたとしても、FOUP400を正常に移載することはできない。例えば、図に示すような位置で移載動作が行われたとすると、FOUP400が一時保管棚520に収まらず、落下してしまうおそれもある。
これに対し、本実施形態に係る搬送システムは、障害物検出センサ270及び反射板600によって横移載動作の異常を検出することができるため、極めて好適にFOUP400の横移載を行うことができる。
次に、搬送車200が一時保管棚520からFOUP400を移載する場合の異常検出動作について、図12から図15を参照して説明する。ここに図12は、本実施形態に係る搬送システムの一時保管棚からのFOUP移載時の動作を示すフローチャートである。また図13は、FOUP存在確認動作を示す側面図(その2)であり、図14は、正常時の反射板検出動作を示す側面図(その2)である。更に図15は、異常時の反射板検出動作を示す側面図(その2)である。
図12において、FOUP400を一時保管棚520から移載する搬送車200は、先ず対象の一時保管棚520に対応する位置まで軌道100を走行する(ステップS21)。即ち、一時保管棚520から、FOUP400を移載可能な位置に移動する。
続いて搬送車200は、FOUP存在確認センサ260によって、一時保管棚520にFOUP400が存在しているか否かを確認する(ステップS22)。即ち、これからFOUP400を移載しようとする一時保管棚520に、対象となるFOUP400が置かれているかを確認する(図13参照)。
ここで、一時保管棚520にFOUP400が存在していない場合(ステップS12:NO)、FOUP400の移載を行うことはできないので、異常検出部208が移載動作の異常を検出する(ステップS23)。異常が検出されると、移載制御部209(図2参照)によって移載動作が中止され、コントローラ300に対して移載を中止したことが報告される。
一方で、一時保管棚520にFOUP400が存在している場合(ステップS12:YES)、移動部230が駆動され、軌道100の側方に伸長する(ステップS24)。これにより、FOUP400を把持する把持部250が、一時保管棚520の真上に移動される(図14参照)。
続いて搬送車200は、障害物検出センサ270によって、一時保管棚520に設けられた反射板600を検出できるか否かを確認する(ステップS25)。ここで特に、反射板600は、図14に示すように、移動部230が完全に伸長された場合に検出可能な位置に設けられている。よって、反射板600が検出されると(ステップS25:YES)、横移載動作が正常に行われていると判断され、実際にFOUP400の移載動作が行われる。
具体的には、昇降部235によって昇降ベルト240が巻き出され、把持部250及びFOUP400が一時保管棚520まで降下する(ステップS26)。更に、把持部250が駆動され、FOUP400が把持される(ステップS27)。FOUP400が把持されると、昇降部235によって昇降ベルト240が巻き取られ(ステップS28)、移動部230が本体部220に収納される(ステップS29)。このようにして、FOUP400の移載動作は完了する。
他方、障害物検出センサ270によって反射板600が検出できない場合(ステップS15:NO)、異常制御部208によって移載動作に異常が発生したと判断され、移載制御部209によってシステムが一時的に停止される(ステップS23)。反射板600は、上述したように移動部230が完全に伸長された場合に検出可能な位置に設けられている。よって、反射板600が検出されない場合には、何らかの原因によって、移動部230が完全に伸長されていないと考えることができる。
図15において、例えば移動部230が故障し、中途半端な位置で停止してしまったとすると、仮に以降の移載動作(即ち、ステップS26〜ステップS29)が行われたとしても、FOUP400を正常に移載することはできない。例えば、図に示すような位置で移載動作が行われたとすると、把持部250はFOUP400を把持できない。
これに対し、本実施形態に係る搬送システムは、障害物検出センサ270及び反射板600によって横移載動作の異常を検出することができるため、極めて好適にFOUP400の横移載を行うことができる。
次に、障害物検出モード時の動作について、図16を参照して説明する。ここに図16は、障害物の検出動作を示す側面図である。
図16において、例えばポート510へのFOUP400移載時には、モード切替部207によって、搬送車200の異常検出モードが障害物検出モードとされる。障害物検出センサ270は、障害物検出モードとされると、反射板600の検出に代えて、搬送車200の周囲の障害物の検出を行う。
具体的には、障害物検出センサ270は、図に示すような作業員800を障害物として検出する。作業員800が障害物として検出されると、システムの動作が一時的に停止される。このようにすれば、作業員800の安全を確保しつつ、好適にFOUP400の搬送及び移載が行える。
以上説明したように、本実施形態に係る搬送システムによれば、FOUP400移載時におけるシステムの異常を確実に検出できる。従って、極めて好適にFOUP400を搬送及び移載することが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う搬送システムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
100…軌道、200…搬送車、210…走行部、215…走行ローラ、220…本体部、230…移動部、235…昇降部、240…昇降ベルト、250…把持部、260…FOUP存在確認センサ、270…障害物検出センサ、280…傾き防止装置、300…コントローラ、400…FOUP、510…ポート、520…一時保管棚、600…反射板、800…作業員

Claims (4)

  1. 軌道と、該軌道に沿って該軌道の側方に設けられ被搬送物を一時的に保管する一時保管棚と、前記被搬送物を前記軌道に沿って搬送すると共に前記被搬送物を前記一時保管棚に移載可能な搬送車とを備える搬送システムであって、
    前記一時保管棚は、所定箇所に反射板を有しており、
    前記搬送車は、
    前記軌道を走行する走行部と、
    前記被搬送物を把持する把持部、及び前記把持部を下方に移動させる昇降部を含んでおり、前記側方に移動可能な移動部と、
    前記移動部に設けられており、前記一時保管棚の前記反射板を検出可能な反射板検出部と
    を有しており、
    前記反射板は、前記移動部が前記一時保管棚に移載可能な位置まで伸長された場合に前記反射板検出部による検出が可能となり、前記一時保管棚に移載可能な位置まで伸長されていない場合には前記反射板検出部による検出は不可能となるように設けられており、
    前記搬送車が、前記移動部を前記側方に移動させて前記一時保管棚と前記搬送車との間で前記被搬送物を移載する際に、前記反射板検出部が前記反射板を検出できるか否かを確認し、前記反射板検出部によって前記反射板を検出できない場合には、移載動作を停止する
    ことを特徴とする搬送システム。
  2. 前記反射板検出部は、前記搬送車が下方の移載位置との間で被搬送物を移載する際に、前記反射板に加えて、前記搬送車の周囲に存在する移載の障害となる障害物を検出可能であることを特徴とする請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記反射板検出部において、前記反射板を検出する反射板検出モードと、前記障害物を検出する障害物検出モードとを切替えるモード切替手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記モード切替手段は、前記搬送車が前記一時保管棚に前記被搬送物を移載しているか否かに基づいて、前記反射板検出モードと前記障害物検出モードとを切替えることを特徴とする請求項3に記載の搬送システム。
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