JP5820411B2 - ケーブル外被把持部材 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバと一対の抗張力体とが合成樹脂製の外被に埋め込まれた構造を有する光ファイバケーブルに組み付けて、光コネクタのハウジングに対する光ファイバケーブルの引き留め等に利用可能なケーブル外被把持部材に関する。
光ファイバによるデータ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home)にあっては、幹線光ファイバケーブル等から加入者に対する引き落としにドロップ用光ファイバケーブル(以下、光ドロップケーブルとも言う)が用いられ、加入者宅等における屋内配線に屋内配線用光ファイバケーブル(以下、光インドアケーブルとも言う)が用いられる。
光ドロップケーブル及び光インドアケーブルとしては、光ファイバと一対の抗張力体とが合成樹脂製の断面矩形の外被に埋め込まれた構造の光ファイバケーブル(以下、ファイバ埋め込み形ケーブルとも言う)が多用されている。
光ドロップケーブルや光インドアケーブルに組み立てる光コネクタとしては、そのハウジングに、ケーブル先端部に固定した外被把持部材を係止する把持部材係止部を有するものが多く用いられている。この光コネクタは、そのハウジングに、ファイバ埋め込み形ケーブルを、把持部材係止部に係止した外被把持部材を介して引き留めることができる。
従来、外被把持部材としては、例えば特許文献1に記載のように、断面コ字形で延在する把持部材本体と、この把持部材本体に薄肉ヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられた蓋部とを有する構造の樹脂一体成形品が広く用いられている。把持部材本体の両側壁部の互いに対向する内面には、両側壁部間に収容したファイバ埋め込み形ケーブルを両側から把持固定してケーブル引き留め力を確保するための把持爪が突設されている。この把持爪は、断面三角形で把持部材本体底部内面に垂直に延在する突条状であり、把持部材本体の両側壁部内面の互いに対向する位置に形成されている。また、把持部材本体底部内面、及び蓋部の把持部材本体に閉じたときに把持部材本体底部内面に対面する内面には、互いに対向する位置に、把持部材本体の両側壁部間に収容したケーブルの外被に食い込ませる突起状の突爪が設けられている。この外被把持部材は、把持部材本体の両側壁部間に収容したファイバ埋め込み形ケーブルの外被に、把持部材本体の両側壁部の把持爪と、把持部材本体底部及び把持部材本体に閉じた蓋部の突爪とを食い込ませて、ファイバ埋め込み形ケーブルに組み付け固定される(特許文献1の図10〜図13等を参照)。
特開2011−95454号公報
特許文献1の図8(a)、(b)、段落(0004)最後の4行に記載のように、ファイバ埋め込み形ケーブルの断面サイズは種々存在する。特許文献1の図8(a)は断面サイズが2.0×3.1mmの光ドロップケーブル、図8(b)は1.6×2.0mmのいわゆる細径光インドアケーブルを示す。
従来、2.0×3.1mmサイズの光ドロップケーブル、1.6×2.0mmサイズの細径光インドアケーブルの引き留めに外被把持部材を用いる場合は、適切なケーブル引き留め力を確保する観点で、ケーブル断面サイズ毎に専用の外被把持部材を用意することが通常である。
ケーブル断面サイズ毎に専用の外被把持部材を用意することは、管理の手間の増大、コスト高の原因となる。
これに鑑みて、例えば、把持部材本体の両側壁部の互いに対向する把持爪の頂点間の間隔を、互いに断面サイズが異なる2種類のファイバ埋め込み形ケーブルの外被への把持爪の食い込みを実現可能に設定した構成の外被把持部材が提案されている(例えば、特許文献1の請求項1、図3〜図5等に開示される外被把持部材)。
しかし、この外被把持部材は、断面サイズが大きい方のケーブルの把持部材本体への押し込み作業性に鑑みて、断面サイズが小さい方のケーブルの引き留め力を高めることが容易でなかった。すなわち、この外被把持部材は、断面サイズが小さい方のケーブルの引き留め力を高めるべく、把持部材本体の互いに対向する把持爪頂点間の間隔を小さく設定すると、断面サイズが大きい方のケーブルの外被に対する把持爪の食い込みが深くなる。例えば、把持爪頂点間の間隔を特許文献1記載の1.20±0.05mmよりも小さくした場合は、2.0×3.1mmサイズの光ドロップケーブルの把持部材本体への押し込みに要する力が増大して、押し込み作業性に影響を与える可能性がある。
本発明は、前記課題に鑑みて、互いに断面サイズが異なる2種類のファイバ埋め込み形ケーブルのそれぞれについて高いケーブル引き留め力を容易に確保できるケーブル外被把持部材の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
第1の発明は、底壁部の左右に側壁部が設けられた把持部材本体と、この把持部材本体にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた蓋片とを有し、前記把持部材本体の両側壁部間には、第1光ファイバケーブルが嵌め込まれる第1ケーブル溝と、この第1ケーブル溝の片端から該第1ケーブル溝に比べて狭幅に延在形成され、前記第1光ファイバケーブルに比べて断面サイズが小さい第2光ファイバケーブルが嵌め込まれる第2ケーブル溝とが、溝幅中央を互いに一致させて確保され、前記把持部材本体の両側壁部内面には、三角形断面で第1、第2ケーブル溝の深さ方向に沿って延在する複数の把持爪が対向して形成され、前記把持部材本体の底壁部内面及び前記蓋片の前記把持部材本体に閉じたときに把持部材本体底壁部内面に対面される内面側に、前記第1ケーブル溝に収容された前記第1光ファイバケーブルの外被に食い込ませる第1突起爪と、前記第2ケーブル溝に収容された前記第2光ファイバケーブルの外被に食い込ませる第2突起爪とが形成され、前記第2ケーブル溝は前記第1ケーブル溝に比べて溝深さを浅く形成され、前記把持部材本体底壁部内面は前記第1ケーブル溝の溝底に位置する第1溝底面と、前記第2ケーブル溝の溝底に前記第1溝底面に平行に形成された第2溝底面とを有し、第1、第2溝底面に平行、かつ、互いに対向する前記第1突起爪の頂点間の中央を通る仮想平面が、互いに対向する前記第2突起爪の頂点間の中央を通るケーブル外被把持部材を提供する。
第2の発明は、前記把持爪のうち前記第1ケーブル溝両側の互いに対向する第1把持爪は、第2ケーブル溝両側の互いに対向する側壁部内面の仮想延長から、第1ケーブル溝の溝幅中央側へ突出している第1の発明のケーブル外被把持部材を提供する。
第3の発明は、前記第1ケーブル溝は、断面サイズが幅2.0mm×高さ3.1mmの矩形断面の前記第1光ファイバケーブルをその幅方向を溝幅方向に揃えて嵌め込み可能、前記第2ケーブル溝は、断面サイズが幅1.6mm×高さ2.0mmの矩形断面の前記第2光ファイバケーブルをその幅方向を溝幅方向に揃えて嵌め込み可能に構成され、前記把持部材本体と前記蓋片とは、前記第1光ファイバケーブルを前記第1ケーブル溝に嵌め込んだ状態、あるいは前記第2光ファイバケーブルを前記第2ケーブル溝に嵌め込んだ状態にて、前記蓋片を前記把持部材本体に閉じて、前記第1光ファイバケーブルあるいは前記第2光ファイバケーブルを収容する矩形筒状体を構成可能であり、互いに対向する前記第1把持爪の稜線間距離が1.5±0.1mm、第2ケーブル溝を介して互いに対向する側壁部内面間の距離が1.7±0.15mm、前記把持爪のうち前記第2ケーブル溝両側の互いに対向する第2把持爪の稜線間距離が1.15±0.05mmである第2の発明のケーブル外被把持部材を提供する。
の発明は、互いに対向する前記第1突起爪は、前記蓋片に突設されている蓋側第1突起爪の蓋片内面からの突出寸法が把持部材本体に突設されている本体側第1突起爪の前記第1溝底面からの突出寸法に比べて大きく、互いに対向する前記第2突起爪は、蓋片に突設されている蓋側第2突起爪の蓋片内面からの突出寸法が把持部材本体に突設されている本体側第2突起爪の前記第2溝底面からの突出寸法に比べて大きい第1〜3のいずれか1つの発明のケーブル外被把持部材を提供する。
第5の発明は、前記第1溝底面と前記第2溝底面との間に、第1光ファイバケーブルの端面を当接可能な段差を有する第1〜4のいずれか1つの発明のケーブル外被把持部材を提供する。
の発明は、互いに対向する前記第1突起爪の頂点間距離は、互いに対向する前記第2突起爪の頂点間距離に比べて大きい第1〜のいずれか1つの発明のケーブル外被把持部材を提供する。
本発明に係るケーブル外被把持部材は、第1光ファイバケーブルが嵌め込まれる第1ケーブル溝と、この第1光ファイバケーブルに比べて断面サイズが小さい第2光ファイバケーブルが嵌め込まれる第2ケーブル溝とを有している。このケーブル外被把持部材は、互いに断面サイズが異なる2種類の光ファイバケーブルを、それぞれ嵌め込み固定に適したケーブル溝に収容できる。また、このケーブル外被把持部材は、第1、第2ケーブル溝の個々に、把持部材本体側壁部からの把持爪の突出寸法を設定できる。このため、このケーブル外被把持部材は、第1、第2の光ファイバケーブルのそれぞれについて、高いケーブル引き留め力を容易に確保できる。
本発明にかかる1実施形態のケーブル外被把持部材を示す全体斜視図である。 図1のケーブル外被把持部材をその後側から見た斜視図である。 図1のケーブル外被把持部材をその後側から見た後面図である。 図1のケーブル外被把持部材の構造を示す平面図である。 図1のケーブル外被把持部材の構造を示す縦断面図である。 図1のケーブル外被把持部材に嵌め込む光ファイバケーブルの断面構造を示す図であって、(a)は第1光ファイバケーブルの断面、(b)は第2光ファイバケーブルの断面を示す。
以下、本発明を実施したケーブル外被把持部材について、図面を参照して説明する。
なお、前記ケーブル外被把持部材10について、図1〜図3、図5、図6において上側を上、下側を下として説明する。図4においては、紙面手前側が上、紙面奥側が下である。
図1〜図3に示すケーブル外被把持部材10(以下、単に外被把持部材とも言う)は、矩形断面の光ファイバケーブル50が嵌め込まれるケーブル嵌合溝24が形成された細長形状の把持部材本体20と、この把持部材本体20の前端から延出するファイバ支持片部30と、前記把持部材本体20にヒンジ部11を介して開閉可能に設けられた蓋片40とを有している。前記ヒンジ部11は、蓋片40を把持部材本体20に対して把持部材本体20長手方向に沿う軸線を中心に回転可能に支持する。
図示例の外被把持部材10はプラスチック製の一体成形品である。
前記ヒンジ部11は、具体的には、外被把持部材10の把持部材本体20と蓋片40の境界部を、変形容易な薄肉にした薄肉ヒンジ部である。
蓋片40は、把持部材本体20に対して手動で回転させることができる。
把持部材本体20は、細長板状の底壁部21の左右(図3左右)に側壁部22、23が設けられた概略構成となっている。
一対の側壁部22、23は、底壁部21の左右両側から底壁部21の片面側(上面側)に底壁部21に垂直に突出している。また、一対の側壁部22、23は、底壁部21の左右両側の底壁部21長手方向に沿って延在する端縁に沿って延在形成されている。一対の側壁部22、23は、底壁部21長手方向全長にわたって形成されている。
ケーブル嵌合溝24は、底壁部21と一対の側壁部22、23とで囲まれる内側の領域のほぼ全体を占める。ケーブル嵌合溝24は、該ケーブル嵌合溝24を介して底壁部21とは反対の側全体と、底壁部21長手方向に沿って延在する把持部材本体20長手方向(前後方向)におけるファイバ支持片部30とは反対の端(後端)とに開口している。ケーブル嵌合溝24の前端は、ファイバ支持片部30前端から把持部材本体20前端部に切り込むように延在形成されたファイバ収容溝31に連通している。
図1〜図3において、底壁部21の左右方向は、ケーブル嵌合溝24を介して互いに離隔して設けられている一対の側壁部22、23の間隔方向に一致している。
薄肉ヒンジ部11は、把持部材本体20の一対の側壁部22、23の一方と蓋片40との間に設けられている。
把持部材本体20の一対の側壁部22、23のうち、薄肉ヒンジ部11を介して蓋片40と繋がっているもの(図1〜図3では、符号22の側壁部)を、以下、第1側壁部22、他方を、以下、第2側壁部23とも言う。
薄肉ヒンジ部11は、第1側壁部22の底壁部21とは反対側の突端と蓋片40との間に設けられている。
蓋片40は、板状の蓋片本体41と、この蓋片本体41に突設された係合突片42とを有する。蓋片本体41は、その一端部が薄肉ヒンジ部11を介して第1側壁部22に連結されている。係合突片42は、蓋片本体41の薄肉ヒンジ部11と繋がっている一端部とは反対の他端部から蓋片本体41に垂直に突設されている。
薄肉ヒンジ部11は、外被把持部材10を形成するプラスチックを、把持部材本体20の第1側壁部22の厚み及び蓋片40の蓋片本体41の厚みに比べて薄肉にして形成されている。
なお、外被把持部材10はプラスチック製の一体成形品に限定されず、例えば、把持部材本体20に対して別体の蓋片40を有する構成も採用可能である。ヒンジ部11としては、蓋片40を把持部材本体20に対して、把持部材本体20長手方向に沿う軸線を中心に手動回転可能に連結するものであれば良く、薄肉ヒンジ部に限定されない。把持部材本体20に対して別体の蓋片40を有する構成において、ヒンジ部11としては、例えば、第1側壁部22及び蓋片40の一方又は両方と一体あるいは別体の回転軸などであっても良い。
図3実線は、蓋片40を把持部材本体20に対して開いた開状態を示す。また、蓋片40を把持部材本体20に対して閉じた閉状態を、図3に二点鎖線で示す。
蓋片40は、薄肉ヒンジ部11を中心に、把持部材本体20に対して回転可能である。蓋片40は、薄肉ヒンジ部11を中心とする回転によって、例えば、把持部材本体20に対する開状態から閉状態へと切り換えることができる。
図3に二点鎖線で示すように、蓋片40は、把持部材本体20に対して閉じたとき、蓋片本体41が、把持部材本体20の底壁部21から突出する第2側壁部23の突端面(底壁部21とは反対側の端面)に当接してケーブル嵌合溝24を覆う。
このとき、外被把持部材10の把持部材本体20及び蓋片40は矩形筒状体12を構成する。
図3実線に示すように、把持部材本体20に対して開状態の蓋片40は、一対の側壁部22、23の突端部から離隔してケーブル嵌合溝24を開放する。
把持部材本体20に閉じた蓋片40の蓋片本体41のケーブル嵌合溝24に臨む内面41aは、把持部材本体20の底壁部21の内面21aに対向配置される。
蓋片40の係合突片41は、蓋片本体41の内面21a側に、蓋片本体41から該蓋片本体41に垂直に突出する板状に形成されている。
把持部材本体20の第2側壁部23のケーブル嵌合溝24に臨む内面23aとは反対側の側面(外側面23o)には、把持部材本体20に対して閉じた蓋片40の係合突片41を係合させる係合突起23pが突設されている。把持部材本体20に閉じた蓋片40は、係合突片41を把持部材本体20の係合突起23pに係合させることで、開方向への回転が規制され、把持部材本体20に対して閉じた状態を維持できる。
蓋片40は、係合突片41を把持部材本体20の係合突起23pに係合させていないときに、把持部材本体20に対して手動回転可能である。蓋片40は、係合突片41を把持部材本体20の係合突起23pに係合した状態においては、把持部材本体20に対する回転が規制される。
係合突片41には、蓋片本体41を把持部材本体20に閉じたときに、把持部材本体20の係合突起23pを入り込ませることが可能な係合窓孔43が形成されている。係合突片41は、蓋片本体41を把持部材本体20に閉じたときに、係合窓孔43に把持部材本体20の係合突起23pを入り込ませることで係合突起23pと係合し、開方向への回転が規制される。また、係合突片41は、係合窓孔43に把持部材本体20の係合突起23pを入り込ませることで、把持部材本体20の第2側壁部23の外側面23oに重なり合う。
図示例の外被把持部材10の把持部材本体20及び蓋片40が構成する矩形筒状体12は、具体的には、把持部材本体20に対して閉じた蓋片40の係合突片41を把持部材本体20の係合突起23pに係合させ、把持部材本体20に対して蓋片40の閉じ状態を維持した構成である。また、矩形筒状体12において、蓋片40の係合突片41は、把持部材本体20の第2側壁部23の外側面23oに重なり合っている。
図2、図4、図5に示すように、前記把持部材本体20の両側壁部22、23間のケーブル嵌合溝24は、第1ケーブル溝241と、この第1ケーブル溝241の延在方向片端(前端)から該第1ケーブル溝241に比べて狭幅に延在形成された第2ケーブル溝242とを有する。
第1ケーブル溝241及び第2ケーブル溝242は、把持部材本体20にその長手方向に沿って延在形成されている。
第1ケーブル溝241の第2ケーブル溝242と連通している前端とは反対の後端は、把持部材本体20の後端に開口している。
図1、図4に示すように、ケーブル嵌合溝24には、光ファイバケーブル50が嵌め込まれる。図6(a)、(b)に示すように、光ファイバケーブル50は、光ファイバ53と一対の抗張力体54、54とが合成樹脂製の断面矩形の外被55に埋め込まれた構造のものである。
光ファイバ53としては例えば光ファイバ素線が採用される。但し、光ファイバ53は光ファイバ心線も採用可能である。光ファイバ53は、光ファイバ素線、光ファイバ心線といった、裸光ファイバ53a(図1参照)の外周に樹脂被覆材53bが被着された構成の被覆光ファイバを採用できる。
図1、図4に示すように、光ファイバケーブル50は、外被55端末から、外被55を除去して露出させた光ファイバ53を延出させた状態でケーブル嵌合溝24に嵌め込む。
第1ケーブル溝241には、図6(a)に示す断面サイズの第1光ファイバケーブル51を嵌め込み可能に形成されている。
第2ケーブル溝242は、図6(b)に示すように、第1光ファイバケーブル51に比べて断面サイズが小さい第2光ファイバケーブル52を嵌め込み可能に形成されている。
図6(a)に示すように、第1光ファイバケーブル51は、断面サイズが幅2.0mm×高さ3.1mmの矩形断面の光ファイバケーブルである。図6(b)に示すように、第2光ファイバケーブル52は、断面サイズが幅1.6mm×高さ2.0mmの矩形断面の光ファイバケーブルである。
図2、図4に示すように、把持部材本体20の両側壁部22、23の第1ケーブル溝241を介して互いに対面する内面22a、23aには、三角形断面で第1ケーブル溝241の深さ方向に沿って延在する把持爪25(以下、第1把持爪とも言う)が突設されている。両側壁部内面22a、23aの第1把持爪25は、第1ケーブル溝241の溝幅中央部を介して互いに対向させて、両側壁部内面22a、23aの第1ケーブル溝241延在方向複数箇所に形成されている。
把持部材本体20の両側壁部22、23の第2ケーブル溝242を介して互いに対面する内面22b、23bには、三角形断面で第2ケーブル溝242の深さ方向に沿って延在する把持爪26(以下、第2把持爪とも言う)が突設されている。両側壁部内面22b、23bの第2把持爪26は、第2ケーブル溝242の溝幅中央部を介して互いに対向させて、両側壁部内面22b、23bの第2ケーブル溝242延在方向複数箇所に形成されている。
以下、把持部材本体20の両側壁部22、23の第1ケーブル溝241を介して互いに対面する内面22a、23aを第1内側面、把持部材本体20の両側壁部22、23の第2ケーブル溝242を介して互いに対面する内面22b、23bを第2内側面とも言う。
図2、図4に示すように、把持部材本体20の第1内側面22a、23aは互いに平行に形成されている。図4に示すように、第2内側面22b、23bは、互いに平行、かつ第1内側面22a、23aに平行に形成されている。
また、第1、第2ケーブル溝241、242は、溝幅中央を互いに一致、すなわち互いに対向する第1内側面22a、23a間の中央と、互いに対向する第2内側面22b、23b間の中央とを互いに一致させて形成されている。
図2、図3に示すように、把持部材本体20の各第1把持爪25は、第1内側面22a、23aからの突出寸法一定で第1ケーブル溝241深さ方向(把持部材上下方向)に延在する把持爪本体25aと、この把持爪本体25aから上側に延在形成されたテーパ状上端部25cとを有する。
各第1把持爪25の把持爪本体25aの第1内側面22a、23aからの突出寸法は互いに同じに揃えられている。第1ケーブル溝241溝幅方向に互いに対向する第1把持爪25の把持爪本体25aの稜線25bは互いに平行に延在している。
テーパ状上端部25cは、把持爪本体25a上端から上方へ行くにしたがって第1内側面22a、23aからの突出寸法が縮小するテーパ状に形成されている。このテーパ状上端部25cは、把持部材本体20の第1ケーブル溝241へのその上方からの第1光ファイバケーブル51の押し込みを円滑かつ容易にするものである。
図2、図3に示すように、把持部材本体20の各第2把持爪26は、第2内側面22b、23bからの突出寸法一定で第2ケーブル溝242深さ方向(把持部材上下方向)に延在する把持爪本体26aと、この把持爪本体26aから上側に延在形成されたテーパ状上端部26cとを有する。
各第2把持爪26の把持爪本体26aの第2内側面22b、23bからの突出寸法は互いに同じに揃えられている。第2ケーブル溝242溝幅方向に互いに対向する第2把持爪26の把持爪本体26aの稜線26bは互いに平行に延在している。
図4に示すように、把持部材本体20の平面視において、第2ケーブル溝242溝幅方向に互いに対向する第2把持爪26の把持爪本体26aの稜線26b間の中央は、互いに対向する第1把持爪25の把持爪本体25aの稜線25b間の中央を通り第1ケーブル溝241溝幅方向に垂直な仮想垂直面S1内に位置する。
第2把持爪26のテーパ状上端部26cは、把持爪本体26a上端から上方へ行くにしたがって第2内側面22b、23bからの突出寸法が縮小するテーパ状に形成されている。このテーパ状上端部26cは、把持部材本体20の第2ケーブル溝242へのその上方からの第2光ファイバケーブル52の押し込みを円滑かつ容易にするものである。
図4に示すように、第1ケーブル溝241は、第1光ファイバケーブル51をその断面幅方向を溝幅方向に揃えて嵌め込み可能に形成されている。
第1内側面22a、23a間の離隔距離(第1ケーブル溝241の溝幅W1)は、第1光ファイバケーブル51の幅寸法に比べて若干大きく設定されている。また、第1ケーブル溝241溝幅方向に互いに対向する第1把持爪25の稜線25b(把持爪本体25aの稜線)間の離隔距離は、第1光ファイバケーブル51の幅寸法に比べて若干小さく設定されている。
把持部材本体20は、第1ケーブル溝241内側に第1光ファイバケーブル51先端部を嵌め込むことで、第1光ファイバケーブル51先端部に取り付けることができる。第1光ファイバケーブル51は、その長手方向を把持部材本体20の第1ケーブル溝241延在方向に揃え、断面幅方向を第1ケーブル溝241溝幅方向に揃えて、先端部を第1ケーブル溝241に押し込んで嵌め込む。
第1ケーブル溝241に押し込んだ第1光ファイバケーブル51の外被55には、その両側から把持部材本体20の第1把持爪25(具体的には把持爪本体25a)が食い込む。第1光ファイバケーブル51は、その外被55に両側から食い込ませた第1把持爪25(具体的には把持爪本体25a)によって両側から把持されて把持部材本体20に固定される。把持部材本体20の第1把持爪25は、第1光ファイバケーブル51の把持部材本体20に対するケーブル引き留め力の確保、すなわち、第1光ファイバケーブル51の把持部材本体20に対する把持部材本体20後側への移動抵抗力の確保に有効に寄与する。
図4に示すように、第2ケーブル溝242は、第2光ファイバケーブル52をその断面幅方向を溝幅方向に揃えて嵌め込み可能に形成されている。
把持部材本体20の第2内側面22b、23b間の離隔距離(第2ケーブル溝242の溝幅W2)は、第2光ファイバケーブル52の幅寸法に比べて若干大きく設定されている。また、第2ケーブル溝242溝幅方向に互いに対向する第2把持爪26の稜線26b(把持爪本体26aの稜線)間の離隔距離は、第2光ファイバケーブル52の幅寸法に比べて若干小さく設定されている。
把持部材本体20は、第2ケーブル溝242の内側に第2光ファイバケーブル52先端部を嵌め込んで、第1ケーブル溝241及び第2ケーブル溝242に第2光ファイバケーブル52先端部を収容することで、第2光ファイバケーブル52先端部に取り付けることができる。第2光ファイバケーブル52は、その長手方向を把持部材本体20のケーブル嵌合溝24延在方向に揃え、断面幅方向を第1、第2ケーブル溝241、242の溝幅方向に揃えて、先端部を第1、第2ケーブル溝241、242に押し込んで第2ケーブル溝242に嵌め込む。
第2ケーブル溝242に押し込んだ第2光ファイバケーブル52の外被55には、その両側から把持部材本体20の第2把持爪26(具体的には把持爪本体26a)が食い込む。第2光ファイバケーブル52は、その外被55に両側から食い込ませた第2把持爪26(具体的には把持爪本体26a)によって両側から把持されて把持部材本体20に固定される。これにより、第2光ファイバケーブル52は第2ケーブル溝242に嵌め込まれた状態となる。把持部材本体20の第2把持爪26は、第2光ファイバケーブル52の把持部材本体20に対するケーブル引き留め力の確保、すなわち、第2光ファイバケーブル52の把持部材本体20に対する把持部材本体20後側への移動抵抗力の確保に有効に寄与する。
また、第1、第2ケーブル溝241、242に押し込んで第2ケーブル溝242に嵌め込んだ第2光ファイバケーブル52は、第1ケーブル溝241に引き通され、第1ケーブル溝241後端から把持部材本体20後方へ延出した状態となる。
図4に示すように、図示例の把持部材本体20の第1把持爪25は、第2ケーブル溝242を介して互いに対向する第2内側面22b、23bの仮想延長から、第1ケーブル溝241の溝幅中央側へ突出している。第1ケーブル溝241の互いに対向する第1把持爪25の稜線25b間距離は、把持部材本体20の互いに対向する第2内側面22b、23b間の距離に比べて若干小さく設定されている。
ここで、第2光ファイバケーブル52の幅寸法が、図4に例示した把持部材本体20の互いに対向する第1把持爪25の稜線25b間距離に比べて若干大きい場合について説明する。この場合、第1、第2ケーブル溝241、242に押し込んだ第2光ファイバケーブル52は、第2ケーブル溝242の互い対向する第2把持爪26による把持のみならず、第1ケーブル溝241の互いに対向する第1把持爪25によっても両側から把持される。
把持部材本体20としては、互いに対向する第1把持爪25の頂部(稜線25b付近)が、第2光ファイバケーブル52の外被55に弱い押圧力を以て両側から当接するように、各第1把持爪25の把持部材本体20の両側壁部22、23からの突出寸法を設定した構成を好適に採用できる。既述のように、互いに対向する第1把持爪25の稜線25b間距離を1.5±0.1mmに設定した構成であれば、各第1把持爪25の頂部は、ケーブル嵌合溝24に押し込んだ1.6mm×2.0mmの断面サイズの第2光ファイバケーブル51の外被55に弱い押圧力を以て当接する。各第1把持爪25は、第1ケーブル溝241溝幅方向における第2光ファイバケーブル52の所定位置への安定支持に有効に寄与する。稜線25b間距離1.5±0.1mmで互いに対向する第1把持爪25は、把持部材本体20に対する幅寸法1.6mmの第2光ファイバケーブル52の引き留め力向上には殆ど機能しない。
なお、この把持部材本体20にあっては、第2把持爪26のみならず、第1把持爪25をも、第2光ファイバケーブル52の引き留め力確保に機能させることも可能である。
2.0mm×3.1mmの断面サイズの第1光ファイバケーブル51の把持固定と、1.6mm×2.0mmの断面サイズの第2光ファイバケーブル52の把持固定とに対応する把持部材本体20は、例えば、第1内側面22a、23a間の距離(第1ケーブル溝241の溝幅W1)を2.3±0.15mm、互いに対向する第1把持爪25の稜線25b間距離を1.5±0.1mmに設定する。また、この把持部材本体20は、例えば、第2内側面22b、23b間の距離(第2ケーブル溝242の溝幅W2)を1.7±0.15mm、互いに対向する第2把持爪26の稜線26b間距離を1.15±0.05mmに設定する。
なお、図4に例示した把持部材本体20の第1、第2把持爪25、26は、それぞれ、その稜線25b、26bに垂直な断面の稜線25b、26bを頂点とする開き角を70±15度の範囲に設定してある。
図2、図5に示すように、把持部材本体20の第2ケーブル溝242は第1ケーブル溝241に比べて溝深さを浅く形成されている。
把持部材本体20の底壁部内面21aは第1ケーブル溝241の溝底に位置する第1溝底面21bと、第2ケーブル溝242の溝底に第1溝底面21bに平行に形成された第2溝底面21cとを有している。第2溝底面21cは、第1溝底面21bに比べて把持部材本体前側に位置している。
把持部材本体20の第1内側面22aは第1溝底面21bに垂直、第2内側面23aは第2溝底面21cに垂直に形成されている。
図4、図5に示すように、把持部材本体20の底壁部内面21a及び蓋片40の蓋片本体41の内面41a側には、第1ケーブル溝241に嵌め込まれた第1光ファイバケーブル51の外被55に食い込ませる第1突起爪28、48と、第2ケーブル溝242に嵌め込まれた第2光ファイバケーブル52の外被55に食い込ませる第2突起爪29、49とが突設されている。
第1突起爪28、48のうち、把持部材本体20の底壁部21に突設された第1突起爪28を、以下、本体側第1突起爪、蓋片本体41に突設された第1突起爪48を、以下、蓋側第1突起爪とも言う。
また、第2突起爪29、49のうち、把持部材本体20の底壁部21に突設された第2突起爪29を、以下、本体側第2突起爪、蓋片本体41に突設された第2突起爪49を、以下、蓋側第2突起爪とも言う。
把持部材本体20の底壁部21のうち、第1ケーブル溝241に臨む部分を、以下、第1底壁部211(図2〜図5参照)、第2ケーブル溝242に臨む部分を、以下、第2底壁部212(図2〜図5参照)とも言う。
図2〜図5に示すように、図示例の外被把持部材10において、本体側第1突起爪28は把持部材本体20の第1底壁部211に突設され、本体側第2突起爪29は把持部材本体20の第2底壁部212に突設されている。
図2〜図5に示すように、把持部材本体20の第1底壁部211には、その第1溝底面21bから窪む凹部21d(以下、溝底第1凹部とも言う)が形成されている。本体側第1突起爪28は、溝底第1凹部21dの底面から突出している。
図示例の把持部材本体20において、溝底第1凹部21dは、第1底壁部211の第1ケーブル溝241延在方向に沿って延在する溝状に形成されている。本体側第1突起爪28は、溝状の溝底第1凹部21dの延在方向に互いに離隔する2箇所に形成されている。
本体側第1突起爪28は、第1底壁部211の第1ケーブル溝241延在方向に沿う互いに離隔した2箇所に突設されている。各本体側第1突起爪28は、第1溝底面21bよりも上方、すなわち第1溝底面21bよりも把持部材本体20に閉じた蓋片40の蓋片内面41a側へ突出している。
図2〜図5に示すように、把持部材本体20の第2底壁部212には、その第2溝底面21cから窪む凹部21e(以下、溝底第2凹部とも言う)が形成されている。本体側第2突起爪29は、溝底第2凹部21eの底面から突出している。
図示例の把持部材本体20において、溝底第2凹部21eは、第2底壁部212に第2ケーブル溝242延在方向に沿って延在する溝状に形成されている。本体側第2突起爪29は、第2底壁部212の溝状の溝底第2凹部21eの延在方向に互いに離隔する2箇所に形成されている。
本体側第2突起爪29は、第2底壁部212の第2ケーブル溝242延在方向に沿う互いに離隔した2箇所に突設されている。各本体側第2突起爪29は、第2溝底面21cよりも上方、すなわち第2溝底面21cよりも把持部材本体20に閉じた蓋片40の蓋片内面41a側へ突出している。
なお、把持部材本体20の底壁部内面21aは、第1、第2溝底面21b、21cの他、溝底第1凹部21dの内面、及び溝底第2凹部21eの内面をも含む。溝底第1凹部21dの内面、及び溝底第2凹部21eの内面は、底壁部内面21aの一部である。
図2、図4に示すように、この実施形態の外被把持部材10の把持部材本体20の溝底第1凹部21dは、その底面から複数の本体側第1突起爪28が突出する溝状に限定されない。把持部材本体20としては、複数の本体側第1突起爪28が、その個々に対応して形成された溝底第1凹部21dの底面から突出する構成も採用可能である。
また、溝底第2凹部21eは、その底面から複数の本体側第2突起爪29が突出する溝状に限定されない。把持部材本体20としては、複数の本体側第2突起爪29が、その個々に対応して形成された溝底第2凹部21eの底面から突出する構成も採用可能である。
また、把持部材本体としては、溝底第1凹部21d及び/又は溝底第2凹部21eを有しておらず、本体側第1突起爪28が第1溝底面21bから直接突出する構成、及び/又は本体側第2突起爪29が第2溝底面21cから直接突出する構成も採用可能である。
図5に示すように、蓋片40の蓋片本体41には、蓋片本体41を把持部材本体20に閉じたときに把持部材本体20の2つの本体側第1突起爪28及び2つの本体側第2突起爪29に対応する位置に、蓋側第1突起爪48と蓋側第2突起爪49とが2つずつ突設されている。
蓋片40において、蓋側第1突起爪48は、矩形筒状体12を構成したときに本体側第1突起爪28に対向する位置に形成されている。
蓋片40において、蓋側第2突起爪49は、矩形筒状体12を構成したときに本体側第2突起爪29に対向する位置に形成されている。
図2、図5に示すように、蓋片本体41には、その内面41aから窪む凹部41b(以下、蓋凹部とも言う)が、ケーブル嵌合溝24延在方向に沿う互いに離隔する4箇所に形成されている。これらの蓋凹部41bは、蓋片内面41aの、蓋片40を把持部材本体20に閉じて矩形筒状体12を構成したときに、把持部材本体20の溝底第1凹部21d及び溝底第2凹部21eに対向する位置に形成されている。図示例の外被把持部材10において、蓋側第1突起爪48、及び蓋側第2突起爪49は、それぞれ、蓋凹部41bの底面から突出している。
なお、蓋片40としては、図示例のように、蓋側第1突起爪48及び蓋側第2突起爪49の個々に対応して蓋片本体41に複数の蓋凹部41bを形成した構成に限定されない。蓋片40としては、例えば、ケーブル嵌合溝24延在方向に沿って延在する溝状に形成した蓋凹部41bの底面から、蓋側第1突起爪48及び/又は蓋側第2突起爪49である複数の突起爪を突出させた構成も採用可能である。
また、蓋片40としては、蓋凹部41bを形成せず、蓋側第1突起爪48及び/又は蓋側第2突起爪49が、蓋片内面41aから直接突出する構成も採用可能である。
図5等に示すように、本体側第1突起爪28の第1溝底面21b(およびその仮想延長)から上側に突出した部分全体、及び本体側第2突起爪29の第2溝底面21c(およびその仮想延長)から上側に突出した部分全体は、先細りの錐形(図示例は円錐形)に形成されている。蓋側第1突起爪48及び蓋側第2突起爪49の蓋片内面41a(およびその仮想延長)から突出した部分も、その全体が先細りの錐形(図示例は円錐形)に形成されている。第1突起爪28、48及び第2突起爪29、49の円錐形部分の頂点からの開き角は60±5度の範囲に設定される。
なお、第1突起爪28、48及び第2突起爪29、49は、円錐状に限定されず、例えば多角錐状等の錐形状(テーパ状)のものを採用できる。
図5に示すように、互いに対向する第2突起爪29、49の頂点間の中央は、互いに対向する第1突起爪28、48の頂点間の中央を通り第1突起爪28、48の頂点間の間隔方向に垂直の仮想平面S2内に位置する。
仮想平面S2は、互いに対向する第1把持爪25の把持爪本体25aの稜線25b間の中央を通り第1ケーブル溝241溝幅方向に垂直な既述の仮想垂直面S1(図4参照)に垂直である。また、この仮想平面S2は、把持部材本体20の第1溝底面21b及び第2溝底面21cに平行である。
図5等に示すように、蓋片40を把持部材本体20に閉じて矩形筒状体12を構成したとき、蓋片内面41aは、把持部材本体20の第1溝底面21b及び第2溝底面21cに平行に配置される。
把持部材本体20の第1溝底面21bと蓋片内面41aとの間の離隔距離(第1ケーブル溝251の溝深さH1)は、第1光ファイバケーブル51の高さ寸法よりも若干大きく設定される。把持部材本体20の第2溝底面21cと蓋片内面41aとの間の離隔距離(第2ケーブル溝252の溝深さH2)は、第1ケーブル溝251の溝深さH1に比べて小さく、かつ第2光ファイバケーブル52の高さ寸法よりも若干大きく設定される。
図5に示すように、第2ケーブル溝242を介して互いに対向する第2突起爪29、49の頂点は、既述の仮想平面S2から互いに等距離に位置する。
第1ケーブル溝241を介して互いに対向する第1突起爪28、48の頂点間距離は、第2ケーブル溝242を介して互いに対向する前第2突起爪29、49の頂点間距離に比べて大きい。
蓋側第1突起爪48の蓋片本体41の内面41aからの突出寸法は、本体側第1突起爪28の把持部材本体20の第1溝底面21bからの突出寸法に比べて大きい。
また、蓋側第2突起爪49の蓋片本体41の内面41aからの突出寸法は、本体側第2突起爪29の把持部材本体20の第2溝底面21bからの突出寸法に比べて大きい。
2.0mm×3.1mmの断面サイズの第1光ファイバケーブル51の把持固定と、1.6mm×2.0mmの断面サイズの第2光ファイバケーブル52の把持固定とに対応する外被把持部材10は、例えば、第1ケーブル溝251の溝深さH1を3.4±0.2mm、本体側第1突起爪28の第1溝底面21bに対する突出寸法T28を0.3±0.1mm、蓋側第1突起爪48の蓋片内面41aに対する突出寸法T48を0.5±0.3mmに設定した構成を採用できる。また、この外被把持部材10としては、例えば、第2ケーブル溝252の溝深さH2を2.85±0.2mm、本体側第2突起爪29の第2溝底面21cに対する突出寸法T29を0.4±0.1mm、蓋側第2突起爪49の蓋片内面41aに対する突出寸法T49を1.0±0.3mmに設定した構成を採用できる。
外被把持部材10の蓋片40は、第1光ファイバケーブル51あるいは第2光ファイバケーブル52をケーブル嵌合溝24に嵌め込んだ状態の把持部材本体20に閉じることができる。外被把持部材10は、蓋片40を把持部材本体20に対して開いた状態で、把持部材本体20のケーブル嵌合溝24に第1光ファイバケーブル51あるいは第2光ファイバケーブル52を嵌め込み、蓋片40を把持部材本体20に閉じることで光ファイバケーブル50に組み付けることができる。外被把持部材10は、蓋片40を把持部材本体20に閉じることで、第1光ファイバケーブル51あるいは第2光ファイバケーブル52を収容した矩形筒状体12を構成する。
図3〜図5に示すように、把持部材本体20は、第1ケーブル溝241と第2ケーブル溝242との間に、段差271(段差面)を有する。この段差271は、第1ケーブル溝241に嵌め込む第1光ファイバケーブル51の外被55端面を当接させて、把持部材本体20長手方向における第1光ファイバケーブル51の把持部材本体20に対する位置決めに利用できる。
図3〜図5に示すように、外被把持部材10には、把持部材本体20の第2ケーブル溝242前端からその前側のファイバ支持片部30先端(前端)にわたって延在するファイバ収容溝31が形成されている。ファイバ支持片部30は、左右方向寸法が把持部材本体20に比べて小さい棒状に形成されている。
このファイバ収容溝31には、把持部材本体20のケーブル嵌合溝24に嵌め込んだ光ファイバケーブル50の外被55先端から突出させた光ファイバ53が収容される。
図3、図4に示すように、ファイバ収容溝31は、把持部材本体20の第2ケーブル溝242に比べて幅狭に形成されている。
図3〜図5に示すように、把持部材本体20は、ファイバ収容溝31と第2ケーブル溝242との間に、段差272(段差面)を有する。この段差272は、第2ケーブル溝242に嵌め込む第2光ファイバケーブル52の外被55端面を当接させて、把持部材本体20長手方向における第2光ファイバケーブル52の把持部材本体20に対する位置決めに利用できる。
図3〜図5に示すように、外被把持部材10は、第1ケーブル溝241と第2ケーブル溝242とが形成された把持部材本体20を有する。また、この外被把持部材10は、把持部材本体20及び蓋片40に、既述の第1突起爪28、48及び第2突起爪29、49を有している。このため、この外被把持部材10は、断面サイズが互いに異なる2種類の光ファイバケーブル51、52をそれぞれ適切に把持固定でき、しかも、それぞれの光ファイバケーブル51、52について高いケーブル引き留め力を容易に確保できる。
外被把持部材10の把持部材本体20は、断面サイズが互いに異なる2種類の光ファイバケーブル51、52に対応して、溝幅が互いに異なる第1、第2ケーブル溝241、242と、対向する稜線間距離が互いに異なる第1、第2把持爪25、26とが形成された構成となっている。この把持部材本体20の構成は、ケーブル嵌合溝への光ファイバケーブル50の押し込み抵抗を、例えば特許文献1に記載の従来構成の外被把持部材の両側壁部間へのケーブル押し込みに比べて、低く抑えることに有利である。
この外被把持部材10は、例えば、該外被把持部材10を組み付けた光ファイバケーブル10の端末に露出させた光ファイバ53(被覆光ファイバ)先端部の被覆除去、この被覆除去によって露出させた裸光ファイバ53aのカットによる長さ調整といった、光ファイバ加工に用いることができる。また、この外被把持部材10は、例えば、外被把持部材を係止する把持部材係止部を有する光コネクタのハウジングに対する光ファイバケーブルの引き留め等に用いることができる。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば,第1把持爪、第2把持爪、第1突起爪、第2突起爪の数は、図示例に限定されず、適宜、変更可能である。
10…ケーブル外被把持部材、11…ヒンジ部(薄肉ヒンジ部)、20…把持部材本体、21…底壁部、22…側壁部(第1側壁部)、23…側壁部(第2側壁部)、241…第1ケーブル溝、242…第2ケーブル溝、25…第1把持爪、26…第2把持爪、271、272…段差(段差面)、28…第1突起爪(本体側第1突起爪)、29…第2突起爪(本体側第2突起爪)、40…蓋片、41…蓋片本体、41a…蓋片内面、48…第2突起爪(蓋側第2突起爪)、49…第2突起爪(蓋側第2突起爪)、50…光ファイバケーブル、51…第1光ファイバケーブル、52…第2光ファイバケーブル。

Claims (6)

  1. 底壁部の左右に側壁部が設けられた把持部材本体と、この把持部材本体にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた蓋片とを有し、
    前記把持部材本体の両側壁部間には、第1光ファイバケーブルが嵌め込まれる第1ケーブル溝と、この第1ケーブル溝の片端から該第1ケーブル溝に比べて狭幅に延在形成され、前記第1光ファイバケーブルに比べて断面サイズが小さい第2光ファイバケーブルが嵌め込まれる第2ケーブル溝とが、溝幅中央を互いに一致させて確保され、
    前記把持部材本体の両側壁部内面には、三角形断面で第1、第2ケーブル溝の深さ方向に沿って延在する複数の把持爪が対向して形成され、
    前記把持部材本体の底壁部内面及び前記蓋片の前記把持部材本体に閉じたときに把持部材本体底壁部内面に対面される内面側に、前記第1ケーブル溝に収容された前記第1光ファイバケーブルの外被に食い込ませる第1突起爪と、前記第2ケーブル溝に収容された前記第2光ファイバケーブルの外被に食い込ませる第2突起爪とが形成され
    前記第2ケーブル溝は前記第1ケーブル溝に比べて溝深さを浅く形成され、前記把持部材本体底壁部内面は前記第1ケーブル溝の溝底に位置する第1溝底面と、前記第2ケーブル溝の溝底に前記第1溝底面に平行に形成された第2溝底面とを有し、第1、第2溝底面に平行、かつ、互いに対向する前記第1突起爪の頂点間の中央を通る仮想平面が、互いに対向する前記第2突起爪の頂点間の中央を通るケーブル外被把持部材。
  2. 前記把持爪のうち前記第1ケーブル溝両側の互いに対向する第1把持爪は、第2ケーブル溝両側の互いに対向する側壁部内面の仮想延長から、第1ケーブル溝の溝幅中央側へ突出している請求項1に記載のケーブル外被把持部材。
  3. 前記第1ケーブル溝は、断面サイズが幅2.0mm×高さ3.1mmの矩形断面の前記第1光ファイバケーブルをその幅方向を溝幅方向に揃えて嵌め込み可能、前記第2ケーブル溝は、断面サイズが幅1.6mm×高さ2.0mmの矩形断面の前記第2光ファイバケーブルをその幅方向を溝幅方向に揃えて嵌め込み可能に構成され、
    前記把持部材本体と前記蓋片とは、前記第1光ファイバケーブルを前記第1ケーブル溝に嵌め込んだ状態、あるいは前記第2光ファイバケーブルを前記第2ケーブル溝に嵌め込んだ状態にて、前記蓋片を前記把持部材本体に閉じて、前記第1光ファイバケーブルあるいは前記第2光ファイバケーブルを収容する矩形筒状体を構成可能であり、
    互いに対向する前記第1把持爪の稜線間距離が1.5±0.1mm、第2ケーブル溝を介して互いに対向する側壁部内面間の距離が1.7±0.15mm、前記把持爪のうち前記第2ケーブル溝両側の互いに対向する第2把持爪の稜線間距離が1.15±0.05mmである請求項2に記載のケーブル外被把持部材。
  4. 互いに対向する前記第1突起爪は、前記蓋片に突設されている蓋側第1突起爪の蓋片内面からの突出寸法が把持部材本体に突設されている本体側第1突起爪の前記第1溝底面からの突出寸法に比べて大きく、互いに対向する前記第2突起爪は、蓋片に突設されている蓋側第2突起爪の蓋片内面からの突出寸法が把持部材本体に突設されている本体側第2突起爪の前記第2溝底面からの突出寸法に比べて大きい請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル外被把持部材。
  5. 前記第1溝底面と前記第2溝底面との間に、第1光ファイバケーブルの端面を当接可能な段差を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のケーブル外被把持部材。
  6. 互いに対向する前記第1突起爪の頂点間距離は、互いに対向する前記第2突起爪の頂点間距離に比べて大きい請求項1〜のいずれか1項に記載のケーブル外被把持部材。
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