JP5819917B2 - 杭圧入引抜機 - Google Patents
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Description
杭圧入機は、機械本体の下部に設けられ、既設の杭を掴むクランプ装置と、機械本体の前端部に設けられ、既設の杭に隣接した位置に圧入する杭を挟んで保持するチャック装置とを備えている。この杭圧入機は、クランプ装置で既設杭の上端側を掴み、その既設杭から反力を取った状態で、杭を把持するチャック装置を下降させるようにして杭を地中に圧入したり、杭を把持するチャック装置を上昇させるようにして杭を引き抜いたりするようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、杭圧入機50へ作用する回転モーメントMの水平方向の分力(負荷)が大きくなると、装置各部へかかる負担も大きくなるので、摩耗などの劣化が進行し易くなり、部品の寿命が短くなってしまうこともあった。
地中に埋設された既設杭の上端側を支持するクランプ装置によって前記既設杭から反力を取り、昇降可能なチャック装置で把持した杭の圧入または引き抜きを行う杭圧入引抜機であって、
前記チャック装置が昇降する高さ位置に応じて、当該杭圧入引抜装置が前記チャック装置を昇降させる荷重を切り替える荷重制御手段を備え、
前記荷重制御手段は、前記チャック装置が全昇降範囲の中間点より高い位置にある場合に前記荷重を低減することを特徴とする。
地中に埋設された既設杭の上端側を支持するクランプ装置によって前記既設杭から反力を取り、昇降可能なチャック装置で把持した杭の圧入または引き抜きを行う杭圧入引抜機であって、
前記チャック装置が昇降する高さ位置が、前記チャック装置の全昇降範囲の中間点より高い位置にある場合に、当該杭圧入引抜装置が前記チャック装置を昇降させる荷重を低減するように切り替える荷重制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の杭圧入引抜機において、
当該杭圧入引抜機が回転圧入引抜機である場合、
前記荷重制御手段は、前記チャック装置が昇降範囲の最上点近傍にあるとき、そのチャック装置の回転トルクを低減させることを特徴とする。
特に、クランプ装置11は、掴んで支持した既設杭Pから反力を取って、杭圧入引抜機10が新たに杭Pを圧入したり、埋設されている杭Pを引き抜いたりすることができるように、杭圧入引抜機10を既設杭Pの上端部に固定し設置するようになっている。
なお、クランプ装置11が備える固定クランプ爪と可動クランプ爪とからなるクランプ爪や、可動クランプ爪を駆動させる油圧シリンダの構成や、クランプ爪が杭Pを掴む動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
また、チャック装置15は、例えば、チャック装置15に挿通された杭Pを、図示しない油圧シリンダの駆動により作動する杭把持部で把持して保持することができる。なお、チャック装置15が備える杭把持部や、杭把持部を駆動させる油圧シリンダの構成や動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
同様に、杭Pを把持してチャック装置15を上昇させることと、杭Pを離してチャック装置15を下降させることを繰り返して、杭Pを地中から引き抜くことが可能になっている。
ストロークセンサ14aは、リーダーマスト14に取り付けられたセンサ親機としての磁気センサであり、ストロークセンサ15aは、チャック装置15に取り付けられたセンサ子機としての磁石である。
なお、杭圧入引抜機10が杭列上を自走する動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
コントローラー1は、リーダーマスト14に設けられているストロークセンサ14aに接続されている。
例えば、荷重制御手段としてのコントローラー1による荷重制御処理によって、チャック装置15が昇降範囲の最下点にあるとき、杭圧入引抜機10は装置の最大出力の100%の荷重Kでチャック装置15を昇降させ、チャック装置15の高さ位置が高くなるほど荷重Kを徐々に低減し、チャック装置15が昇降範囲の最上点にあるとき、杭圧入引抜機10は装置の最大出力の60%の荷重Kでチャック装置15を昇降させるようになっている。
つまり、杭圧入引抜機10は、チャック装置15が昇降する高さ位置に応じて、チャック装置15を昇降させる荷重Kを切り替え、装置の最大出力の100%〜60%の荷重Kでチャック装置15を昇降させるようになっている。
このとき、チャック装置15の高さH1は比較的低く、クランプ装置11に対するチャック装置15の距離L1や上昇角度θ1も比較的小さいので、杭圧入引抜機10に働く回転モーメントMの水平方向の分力は小さく、その回転モーメントMの水平方向の分力によって杭圧入引抜機10が後方に傾倒するように姿勢が乱れることはない。
このとき、チャック装置15の高さH2は比較的高く、クランプ装置11に対するチャック装置15の距離L2や上昇角度θ2も比較的大きいが、チャック装置15を下降させる荷重Kは最大出力の60%に切り替えられているため、杭圧入引抜機10に働く回転モーメントMの水平方向の分力は小さく、その回転モーメントMの水平方向の分力によって杭圧入引抜機10が後方に傾倒するように姿勢が乱れることはない。
そして、チャック装置15の高さが比較的高く、クランプ装置11に対するチャック装置15の距離や上昇角度が比較的大きい場合でも、チャック装置15を昇降させる荷重Kをその高さ位置に応じて低減させることで、杭圧入引抜機10に働く回転モーメントMの水平方向の分力を小さくすることができ、その回転モーメントMの水平方向の分力によって杭圧入引抜機10の姿勢が乱れることはない。
その結果、施工中の杭圧入引抜機10の姿勢が乱れることはなく、杭Pの圧入施工精度を向上させることができ、また、装置各部の部品の摩耗などの劣化を抑えることができる。
例えば、コントローラー1は、ストロークセンサ14a,15aが検知したチャック装置15の高さ位置に基づき、チャック装置15が所定の高さ以上である場合に、杭圧入引抜機10がチャック装置15を昇降させる荷重Kを低減するように切り替える荷重制御手段として機能してもよい。
具体的に、チャック装置15の全昇降範囲中の中間点が所定の高さとされているとき、チャック装置15が中間点を越え、その中間点以上の高い位置にある場合に、杭圧入引抜機10は、装置の最大出力の60%の荷重Kでチャック装置15を昇降させ、チャック装置15が中間点に至らず、その中間点より低い位置にある場合に、杭圧入引抜機10は、装置の最大出力の100%の荷重Kでチャック装置15を昇降させるようにしてもよい。
このようなコントローラー1による荷重制御処理によっても、チャック装置15の高さが比較的高く、クランプ装置11に対するチャック装置15の距離や上昇角度が比較的大きい場合でも、杭圧入引抜機10に働く回転モーメントMの水平方向の分力を小さくすることができ、その回転モーメントMの水平方向の分力によって杭圧入引抜機10の姿勢が乱れることはない。
例えば、杭Pを地中から引き抜く場合には、杭圧入引抜機10はチャック装置15を上昇させるように上向きの荷重Kをかけるので、回転モーメントMは圧入する場合の反対向きに作用し、杭圧入引抜機10に働く回転モーメントMの水平方向の分力は、杭圧入引抜機10を前方に傾倒させるように作用する。
そして、チャック装置15が昇降範囲の最上点近傍にあるとき、杭圧入引抜機10は荷重Kを低減し、装置の最大出力のほぼ60%の荷重Kでチャック装置15を上昇させて、杭Pを地中から引き抜くようになっており、杭圧入引抜機10に働く回転モーメントMの水平方向の分力を小さくすることができる。この回転モーメントMの水平方向の分力を小さくすることによって、杭圧入引抜機10が前方に傾倒する姿勢の乱れを防いだり、装置各部の部品の摩耗などの劣化を抑えたりすることができる。
10 杭圧入引抜機
11 クランプ装置
12 サドル
13 スライドベース
14 リーダーマスト
14a ストロークセンサ
15 チャック装置
15a ストロークセンサ
P 杭
M モーメント
K 荷重
Claims (3)
- 地中に埋設された既設杭の上端側を支持するクランプ装置によって前記既設杭から反力を取り、昇降可能なチャック装置で把持した杭の圧入または引き抜きを行う杭圧入引抜機であって、
前記チャック装置が昇降する高さ位置に応じて、当該杭圧入引抜装置が前記チャック装置を昇降させる荷重を切り替える荷重制御手段を備え、
前記荷重制御手段は、前記チャック装置が全昇降範囲の中間点より高い位置にある場合に前記荷重を低減することを特徴とする杭圧入引抜機。 - 地中に埋設された既設杭の上端側を支持するクランプ装置によって前記既設杭から反力を取り、昇降可能なチャック装置で把持した杭の圧入または引き抜きを行う杭圧入引抜機であって、
前記チャック装置が昇降する高さ位置が、前記チャック装置の全昇降範囲の中間点より高い位置にある場合に、当該杭圧入引抜装置が前記チャック装置を昇降させる荷重を低減するように切り替える荷重制御手段を備えたことを特徴とする杭圧入引抜機。 - 当該杭圧入引抜機が回転圧入引抜機である場合、
前記荷重制御手段は、前記チャック装置が昇降範囲の最上点近傍にあるとき、そのチャック装置の回転トルクを低減させることを特徴とする請求項1又は2に記載の杭圧入引抜機。
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Family Applications (1)
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JP2013246977A Active JP5819917B2 (ja) | 2013-11-29 | 2013-11-29 | 杭圧入引抜機 |
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