JP5819066B2 - 改良型穿孔性能のための液体冷却遮蔽のための装置および方法 - Google Patents

改良型穿孔性能のための液体冷却遮蔽のための装置および方法 Download PDF

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Description

[0001]本発明は一般にプラズマ・アーク・トーチに関する。より具体的には、本発明は、プラズマ・アーク・トーチの消耗品を保護するための遮蔽に関する。
[0002]近代のプラズマ・アーク・トーチの基本コンポーネントには、トーチボディ、ボディ内に取り付けられた電極(例えばカソード)、適切なガス(例えば窒素または酸素)の流れの中でプラズマ・アークを開始するために電極にパイロットアークを生成する中央オリフィスならびに関連する電気接続および冷却のための通路を備えたノズル(例えばアノード)、およびアーク制御流体が含まれている。
[0003]プラズマ・アーク・トーチを使用して金属を穿孔する場合、重要な設計考察事項は、ノズルを破壊することになる、切断切口からトーチ上への溶融金属の逆放出である。この破壊には2つの主要なモードが存在している。第1のモードは、切断切口から放出される溶融金属がプラズマジェットを妨害し、そのためにプラズマジェットによってノズルがえぐり取られることになることである。第2のモードは、溶融金属が固体化してノズルの前面に粘着し、最終的にはノズルとワークピースの間が電気的に架橋されることになることである。これは、ノズルの寿命を著しく短くすることになる「二重アーク」の原因になっている。
[0004]溶融金属の放出によってもたらされるこのえぐり取りおよび二重アークの問題を解決するためのいくつかの手法が存在している。大電流プラズマ切断トーチ(例えば200アンペア以上)の場合、解決法は、水噴射冷却を備えた多片ノズルを使用することである。Hypertherm社が製造している、Hypertherm Model HT400およびPAC500に対応しているタイプの典型的なこのようなノズルの場合、ノズルの前面はセラミックでできている。この構造は、(1)セラミックノズル面が非導電性であり、したがって二重アークの原因にならないため、また、(2)ノズルがセラミック障壁によって保護されているため、えぐり取りおよび二重アークを制御している。さらに、セラミックノズル片を冷却し、かつ、穿孔中に放出される溶融金属を水蒸気冷却することによって動作する水の優れた冷却特性は、溶融金属がセラミックエレメントに結合あるいは融合するのを抑制しており、極端な場合、セラミックを腐食させるのを抑制している。HyperthermがそのModel PAC500として販売しているノズルに類似した大電流多重コンポーネントノズルに対する変形形態は、放射状水噴射を組み込んだセラミックノズル片であるが、セラミックノズル片は銅フロント片に置換されている。ノズルの前面が電気的にフローティングになるよう、絶縁エレメントがノズルコンポーネントを分離している。銅は、セラミックよりも容易に冷却され、また、はるかに良好に酷使に耐えるため、より長い寿命を有している。
[0005]いくつかのケースでは、ノズルの保護を試行して、ノズルの外側にセラミック絶縁スリーブが取り付けられている。これは、いわゆる「遮蔽カップ」である。遮蔽カップの主な目的は、ノズル−ワークピースの接触を止めることである。オペレータは、二重アークを伴うことなくワークピース上のトーチに触れることができ、あるいはトーチを引きずり出すことができる。しかしながら、このセラミックスリーブは、穿孔中、溶融金属のはねかかりに対する保護を提供しておらず、えぐり取りおよび二重アークの問題を抱えている。また、もろく、かつ、容易に破壊し、また、(2)水冷の保護を有していないセラミック遮蔽(1)は、切断によって放出される溶融金属によって腐食する。
[0006]冷却液(例えば水)を備えたプラズマ・アーク・トーチの冷却消耗品(例えば遮蔽)は、安全上の利点を有することができる。冷却液がない場合、消耗品の温度が極端に高くなり、そのために使用中に安全上の問題が生じることになる。無損失冷却システムにより、ドライプラズマおよびドライ切断テーブルを使用することができる。ドライテーブルは、よごれた汚らしい状態が緩和され、また、危険な廃棄物と見なされることがある使用済み/汚染水を廃棄する必要が除去されるため、場合によっては望ましい。
[0007]本発明は、低い温度で動作し、かつ、穿孔中、遮蔽の露出表面へのスラグの形成を抑制し、それにより遮蔽の有効寿命を長くし、かつ、プラズマ・アーク・トーチの切断品質を改善するガスおよび/または液体冷却遮蔽を使用して、これらの問題を解決することができる。例えば、遮蔽上へのスラグの形成/蓄積は、トーチの初期の高さの画定に影響を及ぼすことがあり、そのためにプラズマ・アーク・トーチの切断品質に影響が及ぶことがある。また、遮蔽上へのスラグの形成は、遮蔽の通風孔および/またはオリフィスを塞ぐことになり、そのために切断品質および遮蔽の寿命の両方がその影響を受けることになる(例えば遮蔽を冷却する能力が影響を受ける)。いくつかのケースでは、遮蔽上へのスラグの形成は、遮蔽を溶融させることがある。一例として、いくつかの実施形態では、プラズマ・アーク・トーチを使用して鋼を切断し、遮蔽が銅でできている場合、鋼の融点は銅の融点より高いため、スラグは遮蔽を溶融させることがある。また、スラグが形成されると、そのために遮蔽の酸化温度点まで熱が遮蔽に蓄積することがあり(例えば遮蔽が銅でできている場合、スラグからの熱の蓄積によって銅の温度が高くなり、そのために銅が酸化することになる)、そのために遮蔽が劣化することになる(例えばオリフィスの縁が劣化する)。
[0008]一態様では、本発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチのための遮蔽であって、溶融金属のはねかかりからプラズマ・アーク・トーチの消耗品コンポーネントを保護する遮蔽を特徴としている。遮蔽は、ボディと、ガス流によって接触冷却されるように構成されたボディの第1の表面と、液体流によって接触冷却されるように構成されたボディの第2の表面とを含むことができる。また、遮蔽は、ボディに固着され、かつ、第2の表面を接触冷却する液体流を保持するように構成された第2の表面に対して配置されるように構成されたシールアセンブリを含むことも可能である。
[0009]他の態様では、本発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに固着された遮蔽上へのスラグの形成を抑制するための方法を特徴としている。この方法には、ガス流によって遮蔽の第1の表面を接触冷却するステップと、液体流によって遮蔽の第2の表面を接触冷却するステップと、液体流を保持するためのシールアセンブリを提供するステップであって、シールアセンブリが、プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して、第2の表面と接触している液体を保持するように構成されたステップとを含むことができる。また、この方法には、第1の表面および第2の表面と熱連絡している熱伝導材料によって少なくとも部分的に形成された熱伝導経路を提供することによって、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽の第3の表面を伝導冷却するステップを含むことも可能である。
[0010]さらに他の態様では、本発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに固着された遮蔽上へのスラグの形成を抑制するための方法を特徴としている。この方法には、プラズマ・アーク・トーチに固着された遮蔽を冷却媒体流を使用して速やかに冷却するステップと、冷却媒体流をプラズマ・アーク・トーチ中に保持するステップと、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽の表面へのスラグの形成を防止するために、遮蔽を繰り返し冷却するステップ(例えば複数回、複数のサイクル、等々にわたって遮蔽を冷却するステップ)とを含むことができる。
[0011]一態様では、本発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチのための遮蔽を特徴としている。遮蔽は、流れる液体によって直接冷却されるように構成された部分を含むことができる。また、遮蔽は、流れる液体によって直接冷却される部分に対して配置された第1の密閉機構および第2の密閉機構を含むことも可能であり、第1および第2の密閉機構は、プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して、遮蔽の一部を直接冷却する液体の流れを保持するように構成されている。
[0012]他の態様では、本発明は、プラズマ・アーク・トーチ・システムを特徴としている。プラズマ・アーク・トーチ・システムは、プラズマ・アーク・トーチと、冷却媒体を提供するように構成された冷却デバイスと、プラズマ・アーク・トーチに対して配置された遮蔽とを含むことができ、遮蔽の第1の部分は、はねかかる溶融金属に露出される。遮蔽は、冷却デバイスから流れる冷却媒体によって直接冷却される第2の部分を含むことができ、この第2の部分は、はねかかる溶融金属に露出される第1の部分と熱連絡している。また、遮蔽は、冷却デバイスから流れる冷却媒体を保持するように構成された密閉デバイスを含むことも可能であり、この密閉デバイスは、プラズマ・アーク・トーチ内の遮蔽の第2の部分と接触している冷却媒体を保持するように構成されている。
[0013]さらに他の態様では、本発明は、少なくとも部分的に第1の液体冷媒通路を画定している内部表面および外部表面を有する外部コンポーネントを含んだプラズマ・アーク・トーチのための保持キャップを特徴としている。保持キャップは、外部コンポーネント内の周辺に配置された内部コンポーネントを含むことができ、この内部コンポーネントは、少なくとも部分的に第2の液体冷媒通路を画定している外部表面および内部表面を有している。また、保持キャップは、少なくとも部分的に外部コンポーネントの内部表面および内部コンポーネントの外部表面によって画定されたガス流通路を含むことも可能である。外部コンポーネントの内部表面と内部コンポーネントの外部表面の間のガス流通路の末端にポートを配置することができる。
[0014]他の態様では、本発明は、遮蔽をプラズマ・アーク・トーチに保持するための遮蔽保持キャップを特徴としている。遮蔽保持キャップは、内部表面および外部表面を有する外部コンポーネントと、外部コンポーネント内の周辺に配置された、内部表面および外部表面を有する内部コンポーネントとを含むことができる。また、遮蔽保持キャップは液体冷媒通路を含むことも可能であり、液体冷媒通路の第1の部分は、少なくとも部分的に内部コンポーネントの内部表面の一部によって画定することができる。液体冷媒通路の第2の部分は、少なくとも部分的に内部コンポーネントの外部表面および外部コンポーネントの内部表面によって画定することができる。遮蔽保持キャップは、内部コンポーネントの外部表面と外部コンポーネントの内部表面の間にポートを含むことができる。このポートは、遮蔽保持キャップの外部コンポーネントまたは内部コンポーネントの少なくとも一方の末端に配置することができる。
[0015]他の態様では、本発明は、少なくとも部分的に第1の液体冷媒通路を画定している外部表面を有する殻を含んだプラズマ・アーク・トーチのための保持キャップを特徴としている。この殻の中の周辺には、少なくとも部分的に第2の液体冷媒通路を画定している内部表面を有するライナを配置することができる。また、保持キャップは、少なくとも部分的に殻およびライナによって画定され、かつ、殻とライナの間に配置されたガス流通路を含むことも可能である。
[0016]他の態様では、本発明は、殻と、殻の内部表面の周辺に配置されたライナと、液体冷媒通路とを含んだプラズマ・アーク・トーチのための遮蔽保持キャップを特徴としている。液体冷媒通路の第1の部分は、少なくとも部分的にライナの内部表面によって画定することができる。液体冷媒通路の第2の部分は、少なくとも部分的に殻の内部表面の一部によって画定することができる。また、液体冷媒通路の第2の部分は、少なくとも部分的にライナの外部表面の一部によって画定することも可能である。
[0017]他の態様では、本発明は、プラズマ・アーク・トーチを冷却するための方法を特徴としている。この方法には、液体冷媒を電極に導くステップと、少なくとも部分的に第1の保持キャップによって画定された第1の液体冷媒通路を介して液体冷媒をノズルに導くステップと、少なくとも部分的に第2の保持キャップによって画定された第2の液体冷媒通路を介して液体冷媒をノズルから遮蔽へ導くステップとを含むことができる。別法としては、冷媒が電極、ノズルおよび遮蔽に導かれるシーケンスを逆にし、あるいは並べ替えることも可能である。
[0018]さらに他の態様では、本発明は、プラズマ・アークが形成されるプラズマチャンバへプラズマガスを導くためのプラズマガス流経路と、電極と、プラズマチャンバを画定するために電極に対して配置されたノズルとを含んだトーチボディを含んだプラズマ・アーク・トーチ・システムを特徴としている。また、プラズマ・アーク・トーチ・システムは、上で説明した、ノズルに対して固着された保持キャップを含むことも可能である。また、プラズマ・アーク・トーチ・システムは、ノズルに対して配置された遮蔽と、上で説明した、遮蔽に対して固着された遮蔽保持キャップとを含むことができる。
[0019]他の態様では、本発明は、プラズマ・アーク・トーチの遮蔽を受け入れるように寸法化された実質的に円筒状のボディと、実質的に円筒状のボディによって画定された液体冷媒通路とを含んだプラズマ・アーク・トーチのための遮蔽保持キャップを特徴としている。液体冷媒通路は、戻り経路を含むことができ、また、冷媒を導いて遮蔽の周辺に延在している部分に衝突させる供給経路を含むことができる。
[0020]他の例では、任意の上記態様または本明細書において説明されている任意の装置あるいは方法は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
[0021]遮蔽上のシールアセンブリは、保持キャップと機械的に連絡することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽はプラズマ・アーク・トーチと連絡しており、遮蔽は、概ねプラズマ・アーク・トーチのノズルを取り囲んでいる。
[0022]いくつかの実施形態では、遮蔽は、ガス流によって接触冷却されるように構成されたボディの第1の表面を含むことができ、ガス流は、対流によって第1の表面を冷却する。遮蔽は、液体流によって接触冷却されるように構成されたボディの第2の表面を含むことができ、液体流は、対流によって第2の表面を冷却する。遮蔽は、ガス流または液体流のうちの少なくとも1つによって伝導冷却される領域を含むことができる。いくつかの実施形態では、伝導冷却される領域には、その領域の両端間にわたる温度勾配が含まれている。
[0023]いくつかの実施形態では、遮蔽は、溶融金属に露出される遮蔽の表面に対して近傍に配置されたフランジを含むことも可能であり、液体流によって接触冷却されるように構成されたボディの第2の表面の少なくとも一部は、そのフランジの上に配置されている。
[0024]また、遮蔽は、遮蔽のボディの先端部(遠位端)に配置されたオリフィスを含むことも可能である。いくつかの実施形態では、遮蔽には、遮蔽のボディの先端部に対して配置された、はねかかる溶融金属に露出される第3の表面が含まれている。液体流によって接触冷却されるように構成された第2の表面は、この第3の表面に対して近傍に配置することができる。いくつかの実施形態では、はねかかる溶融金属に露出される第3の表面は、液体流によって伝導冷却される。はねかかる溶融金属に露出される第3の表面は、ガス流によって伝導冷却され得る。
[0025]いくつかの実施形態では、遮蔽の第1の末端に対して配置された第2の表面は、液体流によって接触冷却することができる。遮蔽は、はねかかる溶融金属に露出される第3の表面を含むことができ、また、遮蔽の第2の末端に対して配置することができる。また、遮蔽は、遮蔽の第1の末端に対して配置されたフランジを含むことも可能であり、第1の表面(例えばガス流によって接触冷却される表面)および第2の表面の少なくとも一部は、そのフランジの上に配置されている。いくつかの実施形態では、液体流による遮蔽の第2の表面の接触冷却には、遮蔽の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップが含まれている。
[0026]遮蔽を速やかに冷却するステップには、溶融金属が冷却され、それにより溶融金属と遮蔽の間の結合の強化が防止されるように遮蔽を冷却するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、遮蔽を速やかに冷却するステップには、遮蔽の表面と接触している溶融金属から熱を抽出することによって、穿孔中、遮蔽が穿孔前と実質的に同じ温度を維持するように遮蔽を冷却するステップが含まれている。いくつかの実施形態では、遮蔽を速やかに冷却するステップには、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽の表面と熱連絡している遮蔽の表面を接触冷却するステップが含まれている。
[0027]はねかかる溶融金属に露出される遮蔽の表面は、伝導冷却することができる。遮蔽は、周囲温度未満に冷却することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽は、約15.6℃(華氏約60度)未満に冷却される。
[0028]また、遮蔽は、ガスによって直接冷却されるように構成された部分を含むことも可能である。遮蔽はリップを含むことができ、液体によって直接冷却されるように構成された遮蔽の一部は、そのリップの上に配置される。いくつかの実施形態では、液体によって直接冷却されるように構成された遮蔽の一部は、遮蔽の外部表面に配置される。ガス冷却部分は、遮蔽の内部表面に配置することができる。
[0029]遮蔽は、o−リング、エポキシシールまたは超硬合金コンタクトシールのうちの少なくとも1つを含むことができる密閉機構を含むことができる。
[0030]いくつかの実施形態では、冷却デバイスは冷却媒体を提供しており、また、冷却デバイスはチラーである。冷却媒体は、遮蔽の一部を繰り返し冷却することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽には、はねかかる溶融金属に露出される第1の部分、および冷却媒体(例えばガスまたは液体)によって繰り返し冷却される第2の部分が含まれており、第2の部分は、はねかかる溶融金属に露出される第1の部分と熱連絡している。
[0031]保持キャップは、第1の液体冷媒通路および第2の液体冷媒を画定することができる。第1の液体冷媒通路は、第2の液体冷媒通路と流体連絡することができる。第1の液体冷媒通路は、液体冷媒の戻り流であってもよい。第2の液体冷媒通路は、液体冷媒の供給流であってもよい。いくつかの実施形態では、保持キャップは、遮蔽ガスをワークピースに供給するガス流通路を含むことができる。
[0032]いくつかの実施形態では、保持キャップの内部コンポーネントの内部表面は、プラズマ・アーク・トーチのノズルに対して固着されている。保持キャップの内部コンポーネントの内部表面は、プラズマ・アーク・トーチ ボディに対して液体冷媒を密閉するシーリングアセンブリを含むことができる。内部コンポーネントの内部表面およびプラズマ・アーク・トーチ ボディは、少なくとも部分的に第2の液体冷媒通路を画定している。いくつかの実施形態では、保持キャップには外部コンポーネントが含まれており、外部コンポーネントの外部表面およびプラズマ・アーク・トーチの外部保持キャップは、少なくとも部分的に第1の液体冷媒通路を画定している。
[0033]遮蔽保持キャップは、内部コンポーネントおよび外部コンポーネントを有することができ、内部コンポーネントまたは外部コンポーネントのうちの少なくとも1つは遮蔽に対して固着されている。いくつかの実施形態では、遮蔽保持キャップには、遮蔽によって画定され、あるいは遮蔽によって形成された液体冷媒通路の末端に配置されたポートが含まれている。液体冷媒通路は、遮蔽の上に冷媒を導くことができる。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路の第1の部分は冷媒供給流であり、液体冷媒通路の第2の部分は冷媒戻り流である。いくつかの実施形態では、遮蔽保持キャップおよび内部保持キャップの内部コンポーネントの内部表面は、少なくとも部分的に液体冷媒通路の第1の部分を画定している。
[0034]いくつかの実施形態では、遮蔽に衝突する冷媒の温度は、周辺に延在している遮蔽部分に沿った個々のポイントで無矛盾である(一貫している)。遮蔽保持キャップは、少なくとも部分的に、遮蔽の一部に冷媒を導く液体冷媒通路を画定することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽保持キャップは、実質的に円筒状の外部コンポーネントおよび外部コンポーネント内に配置された実質的に円筒状の内部コンポーネントを含んだ実質的に円筒状のボディを有している。液体冷媒通路のための供給経路は、少なくとも部分的に、実質的に円筒状の内部コンポーネントの内部表面によって形成することができる。液体冷媒通路の戻り経路は、少なくとも部分的に、実質的に円筒状の内部コンポーネントの外部表面および実質的に円筒状の外部コンポーネントの内部表面によって形成することができる。
[0035]本発明の他の態様および利点は、すべて、単に一例によって本発明の原理を示したものにすぎない以下の図面および説明から明らかになるであろう。
[0036]上で説明した本発明の利点は、他の利点と共に、添付の図面に関連して行う以下の説明を参照することによってより深く理解されよう。これらの図面は、必ずしもスケール通りではなく、一般に、本発明の原理を説明するために強調されている。
一実例実施形態による遮蔽を示す図である。 一実例実施形態による遮蔽の断面図である。 一実例実施形態による遮蔽およびプラズマ・アーク・トーチの部分断面図である。 一代替実例実施形態による遮蔽およびプラズマ・アーク・トーチの他の横断面図である。 一実例実施形態による、液体によって冷却される遮蔽を示す図である。 一実例実施形態による遮蔽を利用した穿孔プロトコル試験におけるスラグ蓄積を示すグラフである。 一実例実施形態による遮蔽を利用した穿孔プロトコル試験における、急冷遮蔽上のスラグ対冷却遮蔽上のスラグを示すグラフである。 一実例実施形態によるプラズマ・アーク・トーチのための消耗品のスタックアップを示す部分断面図である。 一実例実施形態によるプラズマ・アーク・トーチのための消耗品の切欠図である。
[0046]図1は、一実例実施形態による遮蔽5の図面である。遮蔽5は、トーチに向かって溶融金属をはねかけながら、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに対して配置することができる。遮蔽5は、プラズマ・アーク・トーチの消耗品コンポーネントを溶融金属のはねかかりから保護することができる。遮蔽にはボディが含まれている。この実施形態では、遮蔽のボディには、ガス流(図示せず)によって接触冷却されるように構成された第1の表面が含まれている。接触冷却には、冷媒(例えば冷却媒体、冷却液、冷却ガス、等々)を接触させることによって遮蔽の一部(例えば表面)を冷却するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、ガス流によって冷却される表面は、遮蔽に対して配置された内部表面(例えば孔、出口ポート)である。また、遮蔽のボディには、液体流によって接触冷却されるように構成された第2の表面10が含まれている。いくつかの実施形態では、遮蔽のボディには2つの片が含まれている。いくつかの実施形態では、遮蔽5の冷却には、遮蔽5の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップが含まれている。この実施形態では、遮蔽5には、さらに、ボディ(例えば、遮蔽5に対して配置された通路内の遮蔽5の上に配置されたo−リング、遮蔽に対して配置された通路がない遮蔽5の上に配置されたo−リング、リテーナキャップに対して液体流を密閉するボディのフィーチャまたはそれらの任意の組合せ)に固着されるように構成されたシールアセンブリ15Aおよび15B(例えばo−リング、エポキシシール、高トレランス表面の超硬合金コンタクトまたはそれらの任意の組合せ)が含まれており、シールアセンブリ15Aおよび15Bは、第2の表面10に対して配置されている(例えば第2の表面10に隣接して配置されている)。シールアセンブリ15Aまたは15Bは、第2の表面10を接触冷却する液体流を保持するように構成することができる。
[0047]いくつかの実施形態では、遮蔽5は、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽の表面20が、液体流が第2の表面10を接触冷却し、あるいはガス流が第1の表面(図示せず)を接触冷却する少なくとも1つの結果として伝導冷却されるよう、無矛盾熱媒体(一貫した熱媒体)を提供する材料(例えば金属)からなっている。いくつかの実施形態では、遮蔽の一部(例えば表面、領域)を伝導冷却するステップには、温度勾配を有している遮蔽の一部分内で、その部分の両端間にわたって冷却を行うステップが含まれている。また、遮蔽5は、遮蔽ガスを流出させ、遮蔽5を保護するための出口ポート25を含むことも可能である。また、遮蔽5には、プラズマ・アークおよびガスの流れを通過させる出口オリフィス30が含まれている。
[0048]遮蔽5を冷たい状態に維持することにより、穿孔厚さ能力を改善することができ、また、溶融スラグと遮蔽5の間の良好な結合の形成を防止することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽5を冷却するステップには、遮蔽5を急冷するステップが含まれている。いくつかの実施形態では、液体流は、液体流が第2の表面10を接触冷却することによって遮蔽5を急冷し、かつ、遮蔽5の残りの部分を伝導急冷する十分に低い温度を有している(例えば約15.6℃(華氏約60度)未満または4.4℃(華氏40度)未満)。遮蔽5に蓄積するスラグが減少するため、遮蔽5の寿命が長くなる。遮蔽5に蓄積するスラグを少なくすることにより、溶融金属がプラズマジェットを妨害してノズルをえぐり取る機会、および/またはノズルとワークピースの間に二重アークが生じる機会が減少する。遮蔽温度が低いため、厚さ能力が改善される。アークが金属を融解するために必要な穿孔時間が比較的長く、また、結果として生じる溶融スラグがトーチ(例えば主として遮蔽5)に向かって逆に吹き出すため、分厚い金属の穿孔は制限されている。例えば、HT4400 400Aプロセスは、3.175cm(1−1/4”)の軟鋼(MS)の穿孔に制限されている。いくつかの実施形態では、より分厚い鋼の穿孔を試行する場合、遮蔽ガスによってしか遮蔽5が冷却されないため、遮蔽5は最終的には溶解することになる。2.54cm(1”)以上の鋼を穿孔する場合、しばしばスラグが遮蔽5上に蓄積し始め、これが除去されない場合、スラグの蓄積の継続に伴って遮蔽性能が低下し始める。最終的には切断品質が許容不可能になるか、あるいは熱い鋼の大きい質量のため、さらには遮蔽5が融解することになる。いくつかの試験によれば、25個の穿孔の間に大量のスラグが遮蔽5に蓄積したことが分かっている。スラグが蓄積すると、遮蔽5が融解し、そのためにトーチによるそれ以上の穿孔が不可能になる可能性がある。いくつかの実施形態では、穿孔プロトコルの要求によれば、プロセスは、オペレータによる介入(例えば穿孔と穿孔の間における遮蔽5からのスラグの除去)を必要とすることなく、所与の厚さの板を300回穿孔することができなければならない。
[0049]図2は、一実例実施形態による遮蔽5の断面図である。この実施形態では、遮蔽5は、ノズル(図示せず)に対して配置されている。いくつかの実施形態では、遮蔽5には、孔フィーチャ32(例えば出口ポート)が含まれており、この孔フィーチャを通り、かつ、遮蔽の出口ポート25を通ってガスが流れる。いくつかの実施形態では、遮蔽5には、第1の表面35、第2の表面10および第3の表面20が含まれている。第3の表面20は、液体流またはガス流のうちの少なくとも1つによって伝導冷却することができる。いくつかの実施形態では、第2の表面10は、液体を使用して接触冷却され(例えば冷却媒体を接触させることによって表面が冷却され)、それにより伝導冷却が生成され、延いては第3の表面20に低温が達成され、トーチが動作している間、この第3の表面20を溶融金属に露出させることができる。いくつかの実施形態では、第3の表面20は、ガス流を使用して第1の表面35を接触冷却し、および/または液体流を使用して第2の表面10を接触冷却する結果として伝導冷却される。
[0050]いくつかの実施形態では、第2の表面10は、遮蔽5の第1の末端36(例えば基端部(近位端))に対して配置されている。いくつかの実施形態では、遮蔽5には、遮蔽のボディの第2の末端(例えば先端部)に配置されたオリフィスを含んだボディが含まれている。遮蔽5は、はねかかる溶融金属に露出され、液体流またはガス流によって接触冷却されない第3の表面20を含むことができる。第3の表面20は、第1の表面35を接触冷却するガス流または第2の表面10を接触冷却する液体流によって伝導冷却することができる。いくつかの実施形態では、第3の表面20は遮蔽の外部表面に配置されており、第2の表面10は、第3の表面20に対して近傍に配置されている。いくつかの実施形態では、溶融金属に露出される第3の表面20は、遮蔽のボディの第2の末端37(例えば先端部)に対して配置されている。いくつかの実施形態では、液体流によって接触冷却される第2の表面10は、溶融金属に露出される第3の表面20に対して近傍に配置されている。また、遮蔽5は、遮蔽5の第1の末端36に対して配置されたフランジ40を含むことも可能であり、第1の表面35および/または第2の表面10の少なくとも一部は、フランジ40の上に配置されている。いくつかの実施形態では、第3の表面20は、フランジ40に対して遠位(先端側)に配置することができる。フランジ40は、第3の表面20(例えば溶融金属に露出される遮蔽の表面)に対して近傍に配置することができる。いくつかの実施形態では、ガス流によって接触冷却される第1の表面35の少なくとも一部は、フランジ40または遮蔽5の内部表面に配置されている。いくつかの実施形態では、液体流によって接触冷却される第2の表面10の少なくとも一部は、フランジ40または遮蔽5の外部表面に配置されている。
[0051]この実施形態では、ガス流によって接触冷却される第1の表面35は、はねかかる溶融金属に露出されない遮蔽の内部表面に配置されている。いくつかの実施形態では、ガス流が第1の表面35を対流冷却している。この実施形態では、液体流によって接触冷却される第2の表面10は、遮蔽の外部表面に配置されている。いくつかの実施形態では、遮蔽5を冷却するステップには、遮蔽5の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップが含まれている。いくつかの実施形態では、液体流が第2の表面10を対流冷却している。いくつかの実施形態では、遮蔽5にはフランジ40(例えばリップ)が含まれており、第1の表面35の少なくとも一部および第2の表面10の少なくとも一部は、フランジ40に対して配置されている。
[0052]遮蔽5は、ガス流または液体流のうちの少なくとも1つによって伝導冷却される領域45を含むことができる(例えば温度勾配を有する領域の両端間が冷却される)。領域45は、冷媒(例えば液体または気体などの冷却媒体)と接触していない遮蔽の任意の部分であってもよい。いくつかの実施形態では、この領域は、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽の表面であり、さらには冷媒と接触している表面の下方の遮蔽の一部である。いくつかの実施形態では、液体流は、液体流が第2の表面10を接触冷却することによって遮蔽5を急冷し、かつ、遮蔽5の残りの部分を伝導急冷する十分に低い温度を有している(例えば約15.6℃(華氏約60度)未満または4.4℃(華氏40度)未満)。遮蔽5は、少なくとも第1の表面35または第2の表面10と伝導冷却領域45の間に熱伝導経路を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、遮蔽5は、金属または熱伝導媒体でできた単一構造である。いくつかの実施形態では、遮蔽5は、無矛盾熱伝導経路(一貫した熱電経路)を形成している無矛盾熱媒体からなる複数の構造からなっている。いくつかの実施形態では、遮蔽5は、類似した熱特性を有する複数の構造からなっている。
[0053]遮蔽5は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチ(図示せず)のための遮蔽であってもよい。遮蔽5は、流れる液体によって直接冷却されるように構成された部分(例えば第2の表面10)を含むことができ、また、液体によって冷却される部分に対して配置された第1の密閉機構15Aおよび第2の密閉機構15Bを含むことができる。液体によって直接冷却されるように構成された部分(例えば第2の表面10)は、遮蔽5の外部表面に配置することができ、また、ガスによって直接冷却されるように構成された部分は、遮蔽5の内部表面に配置することができる。第1および第2の密閉機構15Aおよび15Bは、プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップ(図示せず)に対して、遮蔽の液体冷却部分(例えば第2の表面10)を直接冷却する液体の流れを保持するように構成することができる。密閉機構15Aまたは15Bは、o−リング、エポキシシールまたは超硬合金コンタクトシールのうちの少なくとも1つであってもよい。また、遮蔽は、ガスによって直接冷却されるように構成された部分(例えば第1の表面35)を含むことも可能である。また、遮蔽は、リップ(例えばフランジ40)を含むことも可能であり、液体によって直接冷却されるように構成された部分(例えば第2の表面10)は、リップ(例えばフランジ40)の上に配置されている。
[0054]いくつかの実施形態では、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチ(図示せず)に固着された遮蔽5上へのスラグの形成を抑制するための方法には、ガス流によって遮蔽5の第1の表面35を接触冷却するステップを含むことができる。また、この方法には、液体流によって遮蔽5の第2の表面10を接触冷却するステップ、および液体流を保持するためのシールアセンブリ15Aおよび15Bを提供するステップであって、シールアセンブリ15Aおよび15Bが、プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップ(図示せず)に対して、第2の表面10と接触している液体を保持するように構成されたステップを含むことも可能である。また、この方法には、第1の表面35および第2の表面10と熱連絡している熱伝導材料によって少なくとも部分的に形成された熱伝導経路を提供することによって、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽5の第3の表面20を伝導冷却するステップを含むことも可能である。液体流によって第2の表面10を接触冷却するステップには、遮蔽5の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップを含むことができる。
[0055]図3は、一実例実施形態による、プラズマ・アーク・トーチ55に対して配置された遮蔽50の部分断面図である。遮蔽50は、プラズマ・アーク・トーチ55と連絡することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽50には、プラズマ・アーク・トーチ55のリテーナキャップ65と機械的に連絡しているシールアセンブリ60Aおよび60Bが含まれている。いくつかの実施形態では、遮蔽50のシールアセンブリ60Aおよび60Bは複数のo−リングである。これらのo−リングは、遮蔽の第2の表面70を接触冷却する(例えば冷媒を表面に接触させることによってこの表面を冷却する)液体流を保持するように構成することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽50を冷却するステップには、遮蔽50の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップが含まれている。いくつかの実施形態では、液体流は、液体流が第2の表面70を接触冷却することによって遮蔽50を急冷し、かつ、遮蔽50の残りの部分を伝導急冷する(例えば温度勾配を有する遮蔽50の残りの部分の両端間が急冷される)十分に低い温度を有している(例えば約15.6℃(華氏約60度)未満または4.4℃(華氏40度)未満)。この実施形態では、遮蔽50は、遮蔽50が保持キャップ65と機械的に連絡し、それにより、液体源(図示せず)からプラズマ・アーク・トーチ55を介して液体を流し、遮蔽50の第2の表面70へ流してその表面を接触冷却した後、再びプラズマ・アーク・トーチ55を介して戻すことができる経路75を形成するようにプラズマ・アーク・トーチ55に固着されている。
[0056]トーチ55に向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチ55に固着された遮蔽50上へのスラグの形成を抑制するための方法には、プラズマ・アーク・トーチ50に固着された遮蔽50を冷却媒体流を使用して速やかに冷却するステップを含むことができる。この方法には、冷却媒体流をプラズマ・アーク・トーチ55中に保持するステップ、およびはねかかる溶融金属に露出される遮蔽の表面へのスラグの形成を防止するために、遮蔽50を繰り返し冷却するステップ(例えば複数回、複数のサイクル、等々にわたって遮蔽を冷却するステップ)を含むことができる。速やかに冷却するステップには、溶融金属が冷却され、それにより溶融金属と遮蔽50の間の結合の強化が防止されるように遮蔽50を冷却するステップを含むことができる。また、遮蔽50を速やかに冷却するステップには、遮蔽50の表面と接触している溶融金属から熱を抽出することによって、穿孔中、遮蔽50が穿孔前と実質的に同じ温度を維持するように遮蔽50を冷却するステップを含むことも可能である。遮蔽50を速やかに冷却するステップには、はねかかる溶融金属に露出される遮蔽50の表面と熱連絡している遮蔽50の表面を接触冷却するステップを含むことができる。はねかかる溶融金属に露出される遮蔽50の表面は伝導冷却することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽50は、周囲温度未満に冷却される。遮蔽は、約15.6℃(華氏約60度)未満に冷却することができる。
[0057]図4は、一実例実施形態による遮蔽50およびプラズマ・アーク・トーチの他の横断面図である。プラズマ・アーク・トーチ55には、トーチボディ80、ボディ内に取り付けられた電極85(例えばカソード)、プラズマ・アークを開始するために電極85にパイロットアークを生成する中央オリフィス95を備えたノズル90(例えばアノード)が含まれている。また、図には、プラズマガス100Aのための関連する電気接続ならびに通路、冷却液100Bのための通路、および遮蔽ガス100Cのための通路が示されている。この実施形態では、遮蔽50は、プラズマ・アーク・トーチ55に対して配置されている。遮蔽50は、概ねノズル90を取り囲んでいる。いくつかの実施形態では、遮蔽50にはフランジ105が含まれている。また、遮蔽50には、遮蔽50をプラズマ・アーク・トーチ55に固着するための固着デバイス110が含まれている。固着デバイス110は、トーチボディ80またはリテーナキャップ65にねじ留めすることができるねじ部分であってもよい。この実施形態では、経路75は、液体源(図示せず)からプラズマ・アーク・トーチ55を介して液体を流し、電極85を冷却し、ノズル90の外部表面を冷却し、遮蔽50の第2の表面70へ流してその表面を接触冷却した後、再びプラズマ・アーク・トーチ55を介して戻すことができる。いくつかの実施形態では、プラズマ・アーク・トーチ55のコンポーネント(例えば電極85、ノズル90、遮蔽50)は、異なる/代替シーケンスで冷却することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽50を冷却するステップには、遮蔽50の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップが含まれている。
[0058]いくつかの実施形態では、ガス流によって接触冷却される(例えば冷媒を表面に接触させることによって冷却される)第1の表面115は、遮蔽50の内部表面に配置されている。遮蔽50は、ガスを流出させ、ガス流による第1の表面115の接触冷却を可能にするだけでなく、遮蔽から射出する際に、はねかかる溶融金属から遮蔽50を保護する遮蔽ガスとして作用させることができる通路を含むことができる。いくつかの実施形態では、遮蔽50にはフランジ105が含まれており、第1の表面115の少なくとも一部は、フランジ105の内部表面に配置されている。
[0059]いくつかの実施形態では、遮蔽50にはフランジ105が含まれており、液体流によって接触冷却される第2の表面70の少なくとも一部は、フランジ105の外部表面に配置されている。いくつかの実施形態では、遮蔽50の外部表面の周りに一定の液体流を提供することによって液体流が遮蔽50の第2の表面70を接触冷却している。いくつかの実施形態では、フランジ105の外部表面の周りに一定の液体流が提供される。
[0060]いくつかの実施形態では、液体流は、液体流が第2の表面70を接触冷却することによって遮蔽50を急冷し、かつ、遮蔽50の残りの部分を伝導急冷する(例えば温度勾配を有する遮蔽50の残りの部分の両端間が急冷される)十分に低い温度を有している(例えば約15.6℃(華氏約60度)未満または4.4℃(華氏40度)未満)。図4から分かるように、遮蔽は、遮蔽の外部表面に配置された第3の表面125を含むことができ、この第3の表面125は、プラズマ・アーク・トーチが金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断すると、はねかかる溶融金属に露出される。遮蔽50は無矛盾熱媒体からなっており、ガス流または液体流のうちの少なくとも1つによって第3の表面125を伝導冷却することができる。
[0061]いくつかの実施形態では、プラズマ・アーク・トーチ・システムは、プラズマ・アーク・トーチ55、冷却媒体を提供するように構成された冷却デバイス(図示せず)、およびプラズマ・アーク・トーチ55に対して配置された遮蔽50であって、遮蔽の第1の部分(例えば第3の表面125)がはねかかる溶融金属に露出される遮蔽50を含むことができる。遮蔽50は、冷却デバイスから流れる冷却媒体によって直接冷却される第2の部分(例えば第1の表面115、第2の表面70またはそれらの任意の組合せ)を含むことができ、この第2の部分(例えば第1の表面115、第2の表面70またはそれらの任意の組合せ)は、はねかかる溶融金属に露出される第1の部分と熱連絡している。また、密閉デバイス(例えばシールアセンブリ60Aまたは60B)は、冷却デバイスから流れる冷却媒体を保持するように構成することも可能であり、この密閉デバイスは、プラズマ・アーク・トーチ内の遮蔽の第2の部分と接触している冷却媒体を保持するように構成されている。冷却デバイスはチラーであってもよい。いくつかの実施形態では、冷却媒体は、第2の部分を繰り返し冷却する(例えば複数回、複数のサイクル、等々にわたって遮蔽を冷却する)。
[0062]図5は、一実例実施形態による、液体によって冷却される遮蔽130を示す図面である。この実施形態では、液体は、サプライ135から、供給通路140を通り、環状冷却プレナム145を通って流れ、遮蔽上の外部表面155の一部を液体流接触冷却する(例えば冷媒または冷却媒体を接触させることによって一部または表面を冷却する)。いくつかの実施形態では、遮蔽130はフランジ150を備えており、液体流がフランジ150上の遮蔽の外部表面155の一部を接触冷却する。この実施形態では、液体は、遮蔽の外部表面155の一部を接触冷却した後、遮蔽130から戻り通路160を通って流れる。この実施形態は、遮蔽130の外部表面の周りの一定の液体流を可能にすることができる。
[0063]いくつかの実施形態では、液体流によって接触冷却される遮蔽の外部表面155は、遮蔽130の第1の末端161に対して配置されている。いくつかの実施形態では、遮蔽には、遮蔽130の第2の末端162(例えば先端部)に対して配置された、はねかかる溶融金属165に露出される表面が含まれている。いくつかの実施形態では、液体流によって接触冷却される外部表面155は、はねかかる溶融金属165に露出される表面に対して近傍に配置されている。
[0064]液体流を保持することにより、液体流による遮蔽130の無損失接触冷却を可能にすることができる。遮蔽130は、無矛盾熱媒体を提供する材料(例えば金属)からなっている。遮蔽の外部表面の一部を伝導によって接触冷却し(例えば温度勾配を有する遮蔽の外部表面の一部が、その両端間にわたって冷却される)、かつ、繰り返し接触冷却する(例えば複数回、複数のサイクル、等々にわたって遮蔽が冷却される)一定の液体流を提供することにより、はねかかる溶融金属165に露出される表面が冷却される。一定の液体流を提供することにより、遮蔽130の速やかな反復冷却が可能になり(例えば伝導冷却によって)、はねかかる溶融金属165に露出される遮蔽の表面へのスラグの形成が防止される。いくつかの実施形態では、液体流は、液体流が遮蔽の外部表面155の一部を接触冷却することによって遮蔽130を急冷し、かつ、遮蔽130の残りの部分を伝導急冷する十分に低い温度を有している(例えば約15.6℃(華氏約60度)未満または4.4℃(華氏40度)未満)。
[0065]遮蔽を速やかに冷却することにより、溶融金属と遮蔽の間の結合が防止され、および/または溶融金属と遮蔽の間の結合の強化が防止される。例えば、遮蔽を速やかに冷却するステップには、i)遮蔽への溶融金属の結合を防止し、あるいはii)溶融金属が固体化する前に溶融金属が遮蔽と強力に接触するのを防止するために、溶融噴霧を繰り返し冷却する(例えば複数回、複数のサイクル、等々にわたって遮蔽を冷却する)ために遮蔽を十分に速い速度で冷却するステップを含むことができる。遮蔽を速やかに冷却するステップには、遮蔽の表面の少なくとも一部を接触冷却するステップ、あるいは遮蔽の領域を伝導冷却するステップを含むことができる。遮蔽を速やかに冷却するステップには、遮蔽と接触している溶融金属から熱を抽出することによって、溶融金属が飛散している間、遮蔽が実質的に同じ温度を維持するように遮蔽を冷却するステップを含むことができる。遮蔽の速やかな冷却は、図1〜5に示されている実施形態によって達成することができる。
[0066]図6は、一実例実施形態による遮蔽を利用した穿孔プロトコル試験におけるスラグ蓄積を示すグラフ170である。穿孔プロトコル試験は、遮蔽/外部キャップアセンブリを使用して、スラグ蓄積レベルのインジケータとして25個の穿孔毎に重量を測定することによって実施された。試験は、3.81cm(1−1/2”)軟鋼(MS)を使用して実施された。グラフのx軸175は穿孔数を表しており、また、グラフのy軸180は、蓄積したスラグ質量を表している。57.2℃(華氏135度)、29.4℃(華氏85度)および3.3℃(華氏38度)の3つの異なるレベルの体積冷媒温度が使用された。冷却流体は水であり、水の使用可能温度の下限として3.3℃(華氏38度)が選択された。添加剤、さらには他の液体(例えばグリコール)を使用することによって性能を改善することができる。プロトコル試験の結果によれば、遮蔽は、遮蔽を冷却することにより、続けて300個の穿孔を許容する。グラフ170は、遮蔽が冷却されない場合、50個の穿孔を達成する前に遮蔽が融解することを示している。3.3℃(華氏38度)の水温によって、遮蔽に蓄積するスラグの量が減少した。
[0067]図7は、図6からのデータを示す一代替グラフ185であり、一実例実施形態による遮蔽を利用した穿孔プロトコル試験における、急冷遮蔽上のスラグ対冷却遮蔽上のスラグを示している。図7では、x軸190は、穿孔プロトコル試験に使用される、57.2℃(華氏135度)、29.4℃(華氏85度)および3.3℃(華氏38度)の3つの異なるレベルの体積冷媒温度を表している。y軸195は、一実例実施形態による遮蔽を利用した300個の穿孔で測定されたスラグの合計を表している。グラフ185は、冷却遮蔽の温度が低いほど、300個の穿孔で測定されるスラグの合計が小さいことを示している。例えば、57.2℃(華氏135度)で冷却された遮蔽は、穿孔プロトコル試験における300個の穿孔で遮蔽に蓄積したスラグの合計は198グラムである。29.4℃(華氏85度)で冷却された遮蔽は、穿孔プロトコル試験における300個の穿孔で遮蔽に蓄積したスラグの合計は175グラムである。それに対して、3.3℃(華氏38度)で冷却された遮蔽は、穿孔プロトコル試験における300個の穿孔で遮蔽に蓄積したスラグの合計は31グラムである。
[0068]図8は、一実例実施形態によるプラズマ・アーク・トーチ200のための消耗品のスタックアップの部分断面図である。プラズマ・アーク・トーチ200は、電極(例えば図4の電極85)遮蔽205、ノズル210、ノズル210に対して固着することができる保持キャップ215、および遮蔽205に対して固着することができる遮蔽保持キャップ220を含むことができる。プラズマ・アーク・トーチは、液体冷媒通路225A、225Bおよび230を含むことができる。また、プラズマ・アーク・トーチは、ガス流通路235を有することも可能である。
[0069]プラズマ・アーク・トーチ200は、プラズマ・アークが形成されるプラズマチャンバにプラズマガスを導くためのプラズマガス流経路を含んだトーチボディ(例えば図4のトーチボディ80)を含むことができる。プラズマチャンバは、少なくとも部分的に、電極、およびプラズマチャンバを画定するために電極に対して配置されたノズル210によって画定することができる。内部保持キャップ(例えば保持キャップ215)は、ノズル210に対して固着することができる。いくつかの実施形態では、遮蔽205はノズル210に対して配置されており、外部保持キャップ(例えば遮蔽保持キャップ220)は遮蔽205に対して固着されている。
[0070]保持キャップ215(例えばノズル保持キャップ)は、外部コンポーネント240および内部コンポーネント245を含むことができる。外部コンポーネント240は、内部表面250および外部表面255を有することができる。外部コンポーネントの外部表面255は、少なくとも部分的に液体冷媒通路225Aを画定することができる。また、保持キャップ215は、外部コンポーネント240内の周辺に配置された内部コンポーネント245を含むことも可能である。内部コンポーネント245は、外部表面260および内部表面265を有することができる。内部コンポーネント245の内部表面265は、プラズマ・アーク・トーチ200のノズル210に対して固着することができる。
[0071]プラズマ・アーク・トーチ200のガス流通路235は、少なくとも部分的に、外部コンポーネント240の内部表面250および保持キャップ215の内部コンポーネント245の外部表面260によって画定することができる。ポート270(例えば出口ポート)は、ガス流通路235の末端に配置することができる。ポート270は、外部コンポーネント240の内部表面250と保持キャップ215の内部コンポーネント245の外部表面260の間に配置することができる。
[0072]内部コンポーネント245の内部表面265は、少なくとも部分的に他の液体冷媒通路230を画定することができる。いくつかの実施形態では、内部コンポーネント245の内部表面265は、プラズマ・アーク・トーチ・ボディに対して液体冷媒を密閉するシーリングアセンブリ275を含むことができる。内部コンポーネント245の内部表面265およびプラズマ・アーク・トーチ・ボディは、少なくとも部分的に液体冷媒通路230を画定することができる。プラズマ・アーク・トーチ200の外部コンポーネント240の外部表面255および遮蔽保持キャップ220(例えば外部保持キャップ)は、少なくとも部分的に液体冷媒通路225Aを画定することができる。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路225Aは、液体冷媒通路230と流体連絡することができる(例えば流体コンジット、通路、管、等々を介して接続されている)。液体冷媒通路225Aは、液体冷媒の供給流であってもよい。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路225Bは、液体冷媒の戻り流であってもよい。ガス流通路235は、ワークピースに遮蔽ガスを供給することができる。
[0073]いくつかの実施形態では、保持キャップ215には、少なくとも部分的に液体冷媒通路225Aを画定している外部表面(例えば外部表面255)を有する殻(例えば外部コンポーネント240)が含まれている。保持キャップ215は、殻の中の周辺に配置されたライナ(例えば内部コンポーネント245)を含むことができる。ライナは、少なくとも部分的に液体冷媒通路230を画定している内部表面(例えば内部コンポーネントの内部表面265)を含むことができる。保持キャップ215は、少なくとも部分的に殻およびライナによって画定され、かつ、殻とライナの間に配置されたガス流通路235を含むことができる。
[0074]遮蔽保持キャップ220は、外部コンポーネント280および内部コンポーネント285を含むことができる。遮蔽保持キャップ220の外部コンポーネント280は、内部表面290および外部表面295を含むことができる。内部コンポーネント285は、外部コンポーネント280内の周辺に配置することができる。内部コンポーネント285は、内部表面300および外部表面305を有することができる。内部コンポーネント285または外部コンポーネント280のうちの少なくとも1つは、遮蔽205に対して固着することができる。
[0075]液体冷媒通路225Aは、少なくとも部分的に、遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285の内部表面300の一部によって画定することができる。いくつかの実施形態では、内部コンポーネント285の内部表面300および保持キャップ215(例えば内部/ノズル保持キャップ)は、少なくとも部分的に液体冷媒通路225Aを画定している。液体冷媒通路225Bは、少なくとも部分的に、遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285の外部表面305および外部コンポーネント280の内部表面290によって画定することができる。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路225Aおよび225Bは、それぞれ、液体冷媒通路の第1の部分および同じ通路の第2の部分を構築している。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路225Aおよび225Bは、冷媒を遮蔽205の上に導いている。液体冷媒通路225Aは、冷媒供給流のための経路として機能することができ、また、液体冷媒通路225Bは、冷媒戻り流を導くための経路として機能することができる。また、遮蔽保持キャップ220は、液体冷媒通路225Aおよび/または225Bの末端にポート310を含むことも可能である。ポート310は、遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285の外部表面305と外部コンポーネント280の内部表面290の間に配置することができる。ポート310は、遮蔽保持キャップ220の外部コンポーネント280または内部コンポーネント285のうちの少なくとも1つの末端に配置することができる。
[0076]いくつかの実施形態では、遮蔽保持キャップ220は、殻(例えば遮蔽保持キャップ220の外部コンポーネント280)およびライナ(例えば遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285)を含むことができる。遮蔽保持キャップ220のライナは、殻の内部表面(例えば遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285の内部表面300)内の周辺に配置することができる。液体冷媒通路225Aは、少なくとも部分的にライナの内部表面によって画定することができる。液体冷媒通路225Bは、少なくとも部分的に、殻の内部表面の一部およびライナの外部表面(例えば遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285の外部表面305)の一部によって画定することができる。
[0077]プラズマ・アーク・トーチを冷却するための方法は、電極(例えば図4の電極85)に液体冷媒を導くステップ、少なくとも部分的に第1の保持キャップ(例えば保持キャップ215)によって画定された第1の液体冷媒通路(例えば液体冷媒通路230)を介してノズル210に液体冷媒を導くステップ、および少なくとも部分的に第2の保持キャップ(例えば遮蔽保持キャップ220)によって画定された第2の液体冷媒通路(例えば液体冷媒通路225Aおよび/または225B)を介して、ノズル210から遮蔽205に液体冷媒を導くステップを含むことができる。別法としては、いくつかの実施形態では、電極、ノズルおよび遮蔽に冷媒を導くシーケンスを逆にし、あるいは並べ替えることも可能である。
[0078]図9は、一実例実施形態によるプラズマ・アーク・トーチ315の消耗品の切欠図である。プラズマ・アーク・トーチは、冷媒通路225A、225Bおよびガス流通路235を画定することができる保持キャップ215および遮蔽保持キャップ220を含むことができる。
[0079]保持キャップ215は、外部コンポーネント240および内部コンポーネント245を含むことができる。保持キャップ215の内部コンポーネント245は、内部表面265および外部表面260を含むことができる。保持キャップ215の外部コンポーネント240は、内部表面250および外部表面255を含むことができる。内部コンポーネント245の内部表面265は、液体冷媒通路(例えば上記図8の液体冷媒通路230)の一部を画定することができる。ガス流通路235は、保持キャップ215の外部コンポーネント240と内部コンポーネント245の間に配置することができ、あるいはこれらによって画定することができる。
[0080]また、遮蔽保持キャップ220は、外部コンポーネント280および内部コンポーネント285を含むことも可能である。遮蔽保持キャップ220の外部コンポーネント280は、外部表面295および内部表面290を含むことができる。遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285は、外部表面305および内部表面300を含むことができる。液体冷媒通路225Aおよび225Bからなる液体冷媒通路は、遮蔽保持キャップ220の外部コンポーネント280および内部コンポーネント285によって形成することができる。液体冷媒通路225Aは、少なくとも部分的に、遮蔽保持キャップ220の内部コンポーネント285およびノズル保持キャップ(例えば保持キャップ215)の外部コンポーネント240によって形成することができる。液体冷媒通路225Bは、遮蔽保持キャップ220の外部コンポーネント280と内部コンポーネント285の間に配置することができ、また、これらによって画定することができる。
[0081]遮蔽保持キャップ220は、プラズマ・アーク・トーチの遮蔽205を受け入れるように寸法化された実質的に円筒状のボディ(例えば外部コンポーネント280および内部コンポーネント285からなるボディ)を含むことができる。遮蔽保持キャップ220は、実質的に円筒状のボディによって画定された液体冷媒通路(例えば液体冷媒通路225Aおよび225Bを備えている)を含むことができる。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路225Aを介して液体冷媒が供給され、遮蔽205の一部(例えば遮蔽のフランジ)に衝突し、液体冷媒通路225Bを介して戻る。液体冷媒通路は、戻り経路(例えば液体冷媒通路225B)を含むことができ、また、遮蔽の周辺を延在している部分320に衝突するように冷媒を導く供給経路(例えば液体冷媒通路225A)を含むことができる。遮蔽205に衝突する冷媒の温度は、遮蔽の周辺を延在している部分320に沿った個々のポイントで無矛盾にすることができる。
[0082]いくつかの実施形態では、実質的に円筒状のボディには、実質的に円筒状の外部コンポーネント(例えば外部コンポーネント280)、および外部コンポーネント内に配置された実質的に円筒状の内部コンポーネント(例えば内部コンポーネント285)が含まれている。液体冷媒通路(例えば液体冷媒通路225A)の供給経路は、少なくとも部分的に、実質的に円筒状の内部コンポーネントの内部表面(例えば内部表面300)によって形成することができる。いくつかの実施形態では、液体冷媒通路の戻り経路(例えば液体冷媒通路225B)は、少なくとも部分的に、実質的に円筒状の内部コンポーネントの外部表面(例えば内部コンポーネントの外部表面305)および実質的に円筒状の外部コンポーネントの内部表面(例えば外部コンポーネントの内部表面290)によって形成されている。
[0083]以上、本発明について、特定の実例実施形態を参照して具体的に示し、かつ、説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、形態および細部に様々な変更を加えることができることを理解されたい。
第1発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチのための遮蔽であって、溶融金属のはねかかりから前記プラズマ・アーク・トーチの消耗品コンポーネントを保護し、ボディと、ガス流によって接触冷却されるように構成された前記ボディの第1の表面と、液体流によって接触冷却されるように構成された前記ボディの第2の表面と、前記ボディに固着され、かつ、前記第2の表面に対して配置されるように構成されたシールアセンブリであって、前記第2の表面を接触冷却する前記液体流を保持するように構成されたシールアセンブリとを備えた遮蔽に関する。第2発明は、第1発明において、前記ガス流が前記第1の表面を対流冷却する遮蔽に関する。第3発明は、第1発明において、前記液体流が前記第2の表面を対流冷却する遮蔽に関する。第4発明は、第1発明において、前記シールアセンブリが保持キャップと機械的に連絡している遮蔽に関する。第5発明は、第1発明において、前記ガス流または前記液体流のうちの少なくとも1つによって伝導冷却される領域をさらに備えた遮蔽に関する。第6発明は、第5発明において、伝導冷却される前記領域が、前記領域の両端間にわたる温度勾配を備えた遮蔽に関する。第7発明は、第1発明において、前記遮蔽が、溶融金属に露出される前記遮蔽の表面に対して近傍に配置されたフランジをさらに備え、前記第2の表面の少なくとも一部が前記フランジの上に配置された遮蔽に関する。第8発明は、第1発明において、前記ボディの先端部に配置されたオリフィスと、前記ボディの先端部に対して配置された、はねかかる溶融金属に露出される第3の表面とをさらに備え、前記第2の表面が前記第3の表面に対して近傍に配置された遮蔽に関する。第9発明は、第8発明において、前記第3の表面が前記液体流によって伝導冷却される遮蔽に関する。第10発明は、第9発明において、前記第3の表面が前記ガス流によって伝導冷却される遮蔽に関する。第11発明は、第1発明において、前記遮蔽が前記プラズマ・アーク・トーチと連絡し、前記遮蔽が概ね前記プラズマ・アーク・トーチのノズルを取り囲んでいる遮蔽に関する。
第12発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに固着された遮蔽上へのスラグの形成を抑制するための方法であって、ガス流によって前記遮蔽の第1の表面を接触冷却するステップと、液体流によって前記遮蔽の第2の表面を接触冷却するステップと、前記液体流を保持するためのシールアセンブリを提供するステップであって、前記シールアセンブリが、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して、前記第2の表面と接触している液体を保持するように構成されたステップと、前記第1の表面および前記第2の表面と熱連絡している熱伝導材料によって少なくとも部分的に形成された熱伝導経路を提供することによって、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の第3の表面を伝導冷却するステップとを含む方法に関する。第13発明は、第12発明において、前記第2の表面が前記遮蔽の第1の末端に対して配置され、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の前記第3の表面が前記遮蔽の第2の末端に対して配置された方法に関する。第14発明は、第13発明において、前記遮蔽が、前記遮蔽の前記第1の末端に対して配置されたフランジをさらに備え、前記第1の表面および第2の表面の少なくとも一部が前記フランジの上に配置された方法に関する。第15発明は、第12発明において、前記液体流によって前記第2の表面を接触冷却するステップが、前記遮蔽の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップを含む方法に関する。
第16発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに固着された遮蔽上へのスラグの形成を抑制するための方法であって、前記プラズマ・アーク・トーチに固着された前記遮蔽を冷却媒体流を使用して速やかに冷却するステップと、前記冷却媒体流を前記プラズマ・アーク・トーチ中に保持するステップと、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の表面へのスラグの形成を防止するために、前記遮蔽を繰り返し冷却するステップとを含む方法。第17発明は、第16発明において、速やかに冷却するステップが、溶融金属が冷却され、それにより前記溶融金属と前記遮蔽の間の結合の強化が防止されるように前記遮蔽を冷却するステップを含む方法に関する。第18発明は、第16発明において、速やかに冷却するステップが、前記遮蔽の前記表面と接触している溶融金属から熱を抽出することによって、穿孔中、前記遮蔽が穿孔前と実質的に同じ温度を維持するように前記遮蔽を冷却するステップを含む方法に関する。第19発明は、第16発明において、速やかに冷却するステップが、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の前記表面と熱連絡している前記遮蔽の表面を接触冷却するステップを含む方法に関する。第20発明は、第16発明において、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の前記表面が伝導冷却される方法に関する。第21発明は、第16発明において、前記遮蔽が周囲温度未満に冷却される方法に関する。第22発明は、第21発明において、前記遮蔽が約15.6℃(華氏約60度)未満に冷却される方法に関する。
第23発明は、トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチのための遮蔽であって、流れる液体によって直接冷却されるように構成された部分と、流れる液体によって直接冷却される前記部分に対して配置された第1の密閉機構および第2の密閉機構であって、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して、前記遮蔽の前記部分を直接冷却する前記流れる液体を保持するように構成された第1および第2の密閉機構と、を備えた遮蔽に関する。第24発明は、第23発明において、ガスによって直接冷却されるように構成された部分をさらに備えた遮蔽に関する。第25発明は、第23発明において、リップをさらに備え、前記液体によって直接冷却されるように構成された前記部分が前記リップの上に配置された遮蔽に関する。第26発明は、第24発明において、前記液体によって直接冷却されるように構成された前記部分が前記遮蔽の外部表面に配置され、前記ガスによって直接冷却されるように構成された前記部分が前記遮蔽の内部表面に配置された遮蔽に関する。第27発明は、第23発明において、前記密閉機構が、o−リング、エポキシシールまたは超硬合金コンタクトシールのうちの少なくとも1つである遮蔽に関する。
第28発明は、プラズマ・アーク・トーチ・システムであって、プラズマ・アーク・トーチと、冷却媒体を提供するように構成された冷却デバイスと、前記プラズマ・アーク・トーチに対して配置された遮蔽であって、前記遮蔽の第1の部分がはねかかる溶融金属に露出され、前記冷却デバイスから流れる前記冷却媒体によって直接冷却される第2の部分であって、はねかかる溶融金属に露出される前記第1の部分と熱連絡している第2の部分と、前記冷却デバイスから流れる前記冷却媒体を保持するように構成された密閉デバイスであって、前記プラズマ・アーク・トーチ内の前記遮蔽の前記第2の部分と接触している前記冷却媒体を保持するように構成された密閉デバイスとを備えた遮蔽と、を備えたプラズマ・アーク・トーチ・システムに関する。第29発明は、第28発明において、前記冷却デバイスがチラーであるシステムに関する。第30発明は、第28発明において、前記冷却媒体が前記第2の部分を繰り返し冷却するシステムに関する。
第31発明は、プラズマ・アーク・トーチのための保持キャップであって、少なくとも部分的に第1の液体冷媒通路を画定している内部表面および外部表面を有する外部コンポーネントと、前記外部コンポーネント内に周状に配置された内部コンポーネントであって、少なくとも部分的に第2の液体冷媒通路を画定している外部表面および内部表面を有する内部コンポーネントと、少なくとも部分的に前記外部コンポーネントの前記内部表面および前記内部コンポーネントの前記外部表面によって画定されたガス流通路と、前記外部コンポーネントの前記内部表面と前記内部コンポーネントの前記外部表面の間の前記ガス流通路の末端に配置されたポートと、を備えた保持キャップに関する。第32発明は、第31発明において、前記第1の液体冷媒通路が前記第2の液体冷媒通路と流体連絡している保持キャップに関する。第33発明は、第31発明において、前記第1の液体冷媒通路が液体冷媒の戻り流である保持キャップに関する。第34発明は、第31発明において、前記第2の液体冷媒通路が液体冷媒の供給流である保持キャップに関する。第35発明は、第31発明において、前記ガス流通路がワークピースに遮蔽ガスを供給する保持キャップに関する。第36発明は、第31発明において、前記内部コンポーネントの前記内部表面が、プラズマ・アーク・トーチ・ボディに対して液体冷媒を密閉するシーリングアセンブリを備えた保持キャップに関する。第37発明は、第31発明において、前記内部コンポーネントの前記内部表面が、前記プラズマ・アーク・トーチのノズルに対して固着された保持キャップに関する。第38発明は、第31発明において、前記内部コンポーネントの前記内部表面およびプラズマ・アーク・トーチ・ボディが、少なくとも部分的に前記第2の液体冷媒通路を画定している保持キャップに関する。第39発明は、第31発明において、前記外部コンポーネントの前記外部表面および前記プラズマ・アーク・トーチの外部保持キャップが、少なくとも部分的に前記第1の液体冷媒通路を画定している保持キャップに関する。
第40発明は、遮蔽をプラズマ・アーク・トーチに保持するための遮蔽保持キャップであって、内部表面および外部表面を有する外部コンポーネントと、前記外部コンポーネント内に周状に配置された、内部表面および外部表面を有する内部コンポーネントと、液体冷媒通路であって、少なくとも部分的に前記内部コンポーネントの前記内部表面の一部によって画定された前記液体冷媒通路の第1の部分と、少なくとも部分的に前記内部コンポーネントの前記外部表面および前記外部コンポーネントの前記内部表面によって画定された前記液体冷媒通路の第2の部分と、前記内部コンポーネントの前記外部表面と前記外部コンポーネントの前記内部表面の間のポートであって、前記外部コンポーネントまたは前記内部コンポーネントの少なくとも一方の末端に配置されたポートとを備えた液体冷媒通路と、を備えた遮蔽保持キャップに関する。第41発明は、第40発明において、前記ポートが前記液体冷媒通路の末端に配置された遮蔽保持キャップに関する。第42発明は、第40発明において、前記液体冷媒通路が冷媒を遮蔽の上に導く遮蔽保持キャップに関する。第43発明は、第40発明において、前記液体冷媒通路の前記第1の部分が冷媒供給流である遮蔽保持キャップに関する。第44発明は、第40発明において、前記液体冷媒通路の前記第2の部分が冷媒戻り流である遮蔽保持キャップに関する。第45発明は、第40発明において、前記内部コンポーネントまたは前記外部コンポーネントのうちの少なくとも1つが遮蔽に対して固着された遮蔽保持キャップに関する。第46発明は、第40発明において、前記内部コンポーネントの前記内部表面および内部保持キャップが、少なくとも部分的に前記液体冷媒通路の前記第1の部分を画定している遮蔽保持キャップに関する。
第47発明は、プラズマ・アーク・トーチのための保持キャップであって、少なくとも部分的に第1の液体冷媒通路を画定している外部表面を有する殻と、前記殻の中の周辺に配置された、少なくとも部分的に第2の液体冷媒通路を画定している内部表面を有するライナと、少なくとも部分的に前記殻および前記ライナによって画定され、かつ、前記殻と前記ライナの間に配置されたガス流通路と、を備えた保持キャップに関する。第48発明は、プラズマ・アーク・トーチのための遮蔽保持キャップであって、殻と、前記殻の内部表面内に周状に配置されたライナと、液体冷媒通路であって、少なくとも部分的に前記ライナの内部表面によって画定された前記液体冷媒通路の第1の部分と、少なくとも部分的に前記殻の前記内部表面の一部によって画定され、かつ、少なくとも部分的に前記ライナの外部表面の一部によって画定された前記液体冷媒通路の第2の部分とを備えた液体冷媒通路と、を備えた遮蔽保持キャップに関する。第49発明は、プラズマ・アーク・トーチを冷却するための方法であって、液体冷媒を電極に導くステップと、少なくとも部分的に第1の保持キャップによって画定された第1の液体冷媒通路を介して前記液体冷媒をノズルに導くステップと、少なくとも部分的に第2の保持キャップによって画定された第2の液体冷媒通路を介して前記液体冷媒を前記ノズルから遮蔽へ導くステップと、を含む方法に関する。第50発明は、プラズマ・アーク・トーチ・システムであって、プラズマ・アークが形成されるプラズマチャンバへプラズマガスを導くためのプラズマガス流経路を含んだトーチボディと、電極と、前記プラズマチャンバを画定するために前記電極に対して配置されたノズルと、前記ノズルに対して固着された、第31発明の保持キャップと、を備えたプラズマ・アーク・トーチ・システムに関する。第51発明は、第50発明において、前記ノズルに対して配置された遮蔽と、前記遮蔽に対して固着された、第40発明の遮蔽保持キャップとをさらに備えたプラズマ・アーク・トーチ・システムに関する。第52発明は、プラズマ・アーク・トーチのための遮蔽保持キャップであって、前記プラズマ・アーク・トーチの遮蔽を受け入れるように寸法化された実質的に円筒状のボディと、前記実質的に円筒状のボディによって画定された液体冷媒通路であって、戻り経路と、冷媒を導いて前記遮蔽の周辺に延在している部分に衝突させる供給経路とを備えた液体冷媒通路と、を備えた遮蔽保持キャップに関する。第53発明は、第52発明において、前記遮蔽に衝突する前記冷媒の温度が、前記遮蔽の周辺に延在している部分に沿った個々のポイントで一貫している遮蔽保持キャップに関する。第54発明は、第52発明において、前記実質的に円筒状のボディが、実質的に円筒状の外部コンポーネントおよび前記外部コンポーネント内に配置された実質的に円筒状の内部コンポーネントを備え、前記液体冷媒通路の前記供給経路が、少なくとも部分的に前記実質的に円筒状の内部コンポーネントの内部表面によって形成され、前記液体冷媒通路の前記戻り経路が、少なくとも部分的に、前記実質的に円筒状の内部コンポーネントの外部表面および前記実質的に円筒状の外部コンポーネントの内部表面によって形成された遮蔽保持キャップに関する。

Claims (27)

  1. トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチのための交換可能な遮蔽であって、溶融金属のはねかかりから前記プラズマ・アーク・トーチの消耗品コンポーネントを保護し、前記遮蔽が溶融又は劣化した後、又は該遮蔽の表面にはねかかる溶融金属が蓄積した後に交換されるように構成されている遮蔽であって、
    ボディと、
    ガス流によって接触冷却されるように構成された前記ボディの内側の第1の表面と、
    前記ボディの基端部に対して配置され、液体流によって接触冷却されるように構成された前記ボディの外側の第2の表面と、
    前記第2の表面に隣接して前記ボディの先端部に配置された、はねかかる溶融金属に露出される第3の表面であって、前記第2の表面が前記第3の表面に隣接して配置され、前記第3の表面が前記ガス流及び前記液体流で伝導冷却される前記第3の表面と、
    前記ボディに固着され、かつ、前記第2の表面と前記第3の表面の間に配置されるように構成されたシールアセンブリであって、前記第2の表面を接触冷却する前記液体流を、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して保持するように構成されたシールアセンブリと、
    前記ボディの先端部に形成されたプラズマガス排出オリフィスであって、シールドガスを前記ボディから排出して前記プラズマ・アーク・トーチから放出するプラズマガス排出オリフィスと、
    を備えた遮蔽。
  2. 請求項1に記載の遮蔽であって、前記ガス流が前記第1の表面を対流冷却する遮蔽。
  3. 請求項1に記載の遮蔽であって、前記液体流が前記第2の表面を対流冷却する遮蔽。
  4. 請求項1に記載の遮蔽であって、前記シールアセンブリがリテーナキャップと機械的に連絡している遮蔽。
  5. 請求項1に記載の遮蔽であって、伝導冷却される前記領域が、前記領域の両端間にわたる温度勾配を備えた遮蔽。
  6. 請求項1に記載の遮蔽であって、前記遮蔽が、溶融金属に露出される前記遮蔽の表面に隣接して配置されたフランジをさらに備え、前記第2の表面の少なくとも一部が前記フランジの上に配置された遮蔽。
  7. 請求項1に記載の遮蔽であって、前記第3の表面が前記液体流によって伝導冷却される遮蔽。
  8. 請求項7に記載の遮蔽であって、前記第3の表面が前記ガス流によって伝導冷却される遮蔽。
  9. 請求項1に記載の遮蔽であって、前記遮蔽が前記プラズマ・アーク・トーチと連絡し、前記遮蔽が概ね前記プラズマ・アーク・トーチのノズルを取り囲んでいる遮蔽。
  10. トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに固着された交換可能な遮蔽上へのスラグの形成を抑制するための方法であって、前記遮蔽が溶融又は劣化した後、又は該遮蔽の表面にはねかかる溶融金属が蓄積した後に前記遮蔽が交換されるように構成されている方法であって、
    ガス流によって前記遮蔽の内側の第1の表面を接触冷却するステップと、
    液体流によって前記遮蔽の基端部に配置された前記遮蔽の外側の第2の表面を接触冷却するステップと、
    前記液体流を保持するためのシールアセンブリを提供するステップであって、前記シールアセンブリが、前記第2の表面と、前記遮蔽の先端部に対して配置された第3の表面との間に配置され、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して、前記第2の表面と接触している液体を保持するように構成されたステップと、
    前記第1の表面および前記第2の表面と熱連絡している熱伝導材料によって少なくとも部分的に形成された熱伝導経路を提供することによって、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の外側の第3の表面を前記ガス流及び前記液体流で伝導冷却するステップとを含み、
    前記遮蔽の先端部にプラズマガス排出オリフィスが配置されており、プラズマガス排出オリフィスは、シールドガスを前記ボディから排出して前記プラズマ・アーク・トーチから放出するよう構成されており、前記第2の表面が前記第3の表面に隣接して配置されている、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記第2の表面が前記遮蔽の第1の末端に対して配置され、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の前記第3の表面が前記遮蔽の第2の末端に対して配置された方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記遮蔽が、前記遮蔽の前記第1の末端に対して配置されたフランジをさらに備え、前記第1の表面および第2の表面の少なくとも一部が前記フランジの上に配置された方法。
  13. 請求項10に記載の方法であって、前記液体流によって前記第2の表面を接触冷却するステップが、前記遮蔽の外部表面の周りに一定の液体流を提供するステップを含む方法。
  14. トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチに固着された交換可能な遮蔽上へのスラグの形成を抑制するための方法であって、前記遮蔽が溶融又は劣化した後、又は該遮蔽の表面にはねかかる溶融金属が蓄積した後に前記遮蔽が交換されるように構成されている方法であって、
    前記遮蔽の基端部に配置された前記遮蔽の外側の表面を冷却媒体流によって接触冷却することにより、前記プラズマ・アーク・トーチに固着された前記遮蔽を冷却媒体流を使用して速やかに冷却するステップと、
    前記冷却媒体流を前記プラズマ・アーク・トーチ中に保持するステップであり、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップによって前記冷却媒体流を保持するステップと、
    はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の外側の表面へのスラグの形成を防止するために、前記遮蔽を繰り返し冷却するステップであって、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の外側の表面は、前記冷却媒体流によって接触冷却される外側の表面に隣接して前記遮蔽の先端部に配置され、且つ、冷却媒体流によって冷却される前記遮蔽の前記隣接する外側の表面に熱連絡しており、冷却媒体流により伝導冷却される前記ステップと、
    はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の外側の表面に対して反対側の内側の表面をガス流で冷却することにより、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の外側の表面を伝導冷却するステップであり、前記遮蔽の先端部にプラズマガス排出オリフィスが配置されており、プラズマガス排出オリフィスは、ガス流を前記ボディから排出して前記プラズマ・アーク・トーチから放出するステップと、を含む方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、速やかに冷却するステップが、溶融金属が冷却され、それにより前記溶融金属と前記遮蔽の間の結合の強化が防止されるように前記遮蔽を冷却するステップを含む方法。
  16. 請求項14に記載の方法であって、速やかに冷却するステップが、前記遮蔽の前記表面と接触している溶融金属から熱を抽出することによって、穿孔中、前記遮蔽が穿孔前と実質的に同じ温度を維持するように前記遮蔽を冷却するステップを含む方法。
  17. 請求項14に記載の方法であって、はねかかる溶融金属に露出される前記遮蔽の前記表面が伝導冷却される方法。
  18. 請求項14に記載の方法であって、前記遮蔽が周囲温度未満に冷却される方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、前記遮蔽が約15.6℃(華氏約60度)未満に冷却される方法。
  20. トーチに向かって溶融金属をはねかけつつ、金属ワークピースを穿孔し、かつ、切断するプラズマ・アーク・トーチのための交換可能な遮蔽であって、前記遮蔽が溶融又は劣化した後、又は該遮蔽の表面にはねかかる溶融金属が蓄積した後に交換されるように構成されている遮蔽であって、
    流れる液体によって直接冷却されるように構成され、前記遮蔽の基端部に配置された外側の表面を含む第2の部分と、
    流れる液体によって直接冷却される前記第2の部分に対して配置された第1の密閉機構および第2の密閉機構であって、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して、前記遮蔽の前記部分を直接冷却する前記流れる液体を保持するように構成された第1および第2の密閉機構と、
    前記遮蔽の先端部に配置されたプラズマガス排出オリフィスであって、シールドガスを前記ボディから排出して前記プラズマ・アーク・トーチから放出するプラズマガス排出オリフィスと、
    はねかかる溶融金属に露出されるように構成された外側の表面を含む第1の部分であって、前記第1の部分は前記先端部に対して配置されており、前記第2の部分に隣接して熱連絡して配置され、前記第2の部分が流れる液体により冷却されることで前記第1の部分が伝導冷却される前記第1の部分と、
    前記第1の部分と熱連絡されている第3の部分であって、第3の部分が内側の表面を含み、該内側の表面がガス流により接触冷却されることで、前記第1の部分が伝導冷却される第3の部分と、を備える遮蔽。
  21. 請求項20に記載の遮蔽であって、ガスによって直接冷却されるように構成された第3の部分をさらに備えた遮蔽。
  22. 請求項20に記載の遮蔽であって、リップをさらに備え、前記液体によって直接冷却されるように構成された前記第2の部分が前記リップの上に配置された遮蔽。
  23. 請求項21に記載の遮蔽であって、前記液体によって直接冷却されるように構成された前記第2の部分が前記遮蔽の外部表面に配置され、前記ガスによって直接冷却されるように構成された前記第3の部分が前記遮蔽の内部表面に配置された遮蔽。
  24. 請求項20に記載の遮蔽であって、前記密閉機構が、o−リング、エポキシシールまたは超硬合金コンタクトシールのうちの少なくとも1つである遮蔽。
  25. プラズマ・アーク・トーチ・システムであって、
    プラズマ・アーク・トーチと、
    冷却媒体を提供するように構成された冷却デバイスと、
    前記プラズマ・アーク・トーチに対して配置された交換可能な遮蔽であって、前記遮蔽の第1の部分がはねかかる溶融金属に露出される外側の表面を含み、前記遮蔽が溶融又は劣化した後、又は該遮蔽の表面にはねかかる溶融金属が蓄積した後に、交換されるように構成されており、
    前記遮蔽の先端部に配置され、シールドガスを前記ボディから排出して前記プラズマ・アーク・トーチから放出するプラズマガス排出オリフィスであって、前記第1の部分が前記先端部に対して配置されている前記プラズマガス排出オリフィスと、
    前記冷却デバイスから流れる前記冷却媒体によって直接冷却される外側の表面を有する第2の部分であって、前記遮蔽の基端部に配置されており、はねかかる溶融金属に露出される前記第1の部分に隣接して前記第1の部分と熱連絡しており、第2の部分が冷却媒体により接触冷却されることで前記第1の部分が伝導冷却されるように構成されている第2の部分と、
    前記冷却デバイスから流れる前記冷却媒体を保持するように構成された密閉デバイスであって、前記プラズマ・アーク・トーチ内の前記遮蔽の前記第2の部分と接触している前記冷却媒体を、前記プラズマ・アーク・トーチのリテーナキャップに対して保持するように構成された密閉デバイスと、
    前記第1の部分と熱連絡されている内側の表面を含む第3の部分であって、前記内側の表面がガス流により接触冷却されることで、前記第1の部分が伝導冷却される第3の部分と、
    を備えた遮蔽と
    を備えたプラズマ・アーク・トーチ・システム。
  26. 請求項25に記載のシステムであって、前記冷却デバイスがチラーであるシステム。
  27. 請求項25に記載のシステムであって、前記冷却媒体が前記第2の部分を繰り返し冷却するシステム。
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