JP2005224849A - プラズマ溶接トーチ - Google Patents

プラズマ溶接トーチ Download PDF

Info

Publication number
JP2005224849A
JP2005224849A JP2004037877A JP2004037877A JP2005224849A JP 2005224849 A JP2005224849 A JP 2005224849A JP 2004037877 A JP2004037877 A JP 2004037877A JP 2004037877 A JP2004037877 A JP 2004037877A JP 2005224849 A JP2005224849 A JP 2005224849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
nozzle
tip
plasma nozzle
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004037877A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Kamiyama
智之 上山
Toshio Oonawa
登史男 大縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2004037877A priority Critical patent/JP2005224849A/ja
Publication of JP2005224849A publication Critical patent/JP2005224849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

【課題】プラズマ溶接トーチでは、アークを拘束する導電性のプラズマノズルが被溶接部材に接触するとノズル内面と電極との間でアークか発生し溶接ができなくなる。
【解決手段】プラズマ溶接トーチ本体とプラズマ溶接トーチ本体の軸中心部に設けられた電極と上記電極と同軸でこの電極との間でパイロットアークを発生させる導電性のプラズマノズルと上記プラズマノズルの先端が飛び出すように取り囲みシールドガスを噴出するシールドガスカップと電極の先端から発生したアークをプラズマノズル内に流れるプラズマガスによって細く絞り込んだアークとして噴出するプラズマ溶接トーチのプラズマノズルにおいて、プラズマノズルの先端部の外径を細くして段差を設け耐熱性及び絶縁性でほぼ円筒状の形状の保護部材を上記段差下部の先端部に取り付け、保護部材の外径が上記段差上部の外径より細いプラズマノズルをプラズマ溶接トーチに用いたものである。
【選択図】図1



Description

本発明は、プラズマ溶接トーチ先端のプラズマノズルがプラズマアーク溶接中に母材に接触しても安定したプラズマアークが維持できるプラズマ溶接トーチに関するものである。
図7は、従来技術におけるプラズマアーク溶接及びTIGアーク溶接を示す図で ある。図7(A)において、プラズマアーク溶接は、プラズマノズル2によってプラズマアークを細く絞ることができ、図7(B)に示す、TIGアーク溶接に比べてエネルギー密度の高い熱源が得られる。このために薄板のT字すみ肉溶接に多く使用される。
しかし、プラズマアーク溶接ではプラズマアークを拘束するための導電性のプラズマノズル2が母材20に接触すると上記プラズマノズル2と電極1との間でアークが発生してプラズマアーク溶接ができなくなる。このために一定の距離を確保することが必要になる。
上述の対策として、従来技術1では上記プラズマノズル2の先端部の外周面を覆うガイド部材を用いてプラズマノズル2と母材20との接触を防止する技術が特許文献1に開示されている。
また、上述の第2の対策として、従来技術2では導電性のプラズマノズル2の先端部の外周面を絶縁性の物質で被膜加工した技術が特許文献2に開示されている。
特開平3−236177号公報 特開昭64−44283号公報
プラズマアーク溶接では、プラズマアークを拘束する導電性のプラズマノズルが母材に接触すると、ノズル内面と電極との間でアークが発生し溶接ができなくなる。このため、作業者はプラズマノズルが母材に接触しないように一定の距離空間を保つことが要求され作業性が悪くなる。その対策として、従来技術1ではガイド部材によって、プラズマノズルが母材に接触することを防止しているが、上記ガイド部材をプラズマノズルの先端部に設けることによって径が大きくなり、T字すみ肉溶接においてスタンドオフ(プラズマノズルと母材間距離)が長くなる。さらに、従来技術2では上記プラズマノズルの先端部に絶縁被膜を設けて母材の接触を防止しているが上記絶縁被膜が薄く剥離しやすく、長時間の溶接作業に対して耐久性がない。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、プラズマ溶接トーチ本体と上記プラズマ溶接トーチ本体の軸中心部に設けられた電極と上記電極と同軸でこの電極との間でパイロットアークを発生させる導電性のプラズマノズルと上記プラズマノズルの先端が飛び出すように取り囲みシールドガスを噴出するシールドガスカップと上記電極の先端から発生したアークを上記プラズマノズル内に流れるプラズマガスによって細く絞り込んだアークとして噴出するプラズマ溶接トーチのプラズマノズルにおいて、上記プラズマノズルの先端部の外径を細くして段差を設け、耐熱性及び絶縁性でほぼ円筒状の形状の保護部材を上記段差下部の上記先端部に取り付け、上記保護部材の外径が上記段差上部の外径より細いことを特徴とするプラズマノズルである。
第2の発明は、上記プラズマノズルの先端部の外周面及び上記保護部材の内周面にネジ切りを形成し、上記保護部材を上記プラズマノズルの先端部にネジ込んで取り付けることを特徴とする請求項1記載のプラズマノズルである。
第3の発明は、上記請求項1又は上記請求項2記載のプラズマノズルを用いることを特徴とするプラズマ溶接トーチである。
第1の発明によれば、プラズマアーク溶接中にプラズマノズルが母材に接触しても保護部材によって絶縁されて、上記プラズマノズル内周面と電極との間でアークが発生しない。このため、作業者はプラズマノズルが母材に接触しないように一定の距離空間を保つ必要がなくなり作業性が向上する。さらに、耐熱性及び絶縁性にすぐれているために長時間の溶接作業に対して耐久性がある。
第2の発明によれば、プラズマノズルと保護部材とにネジ切りを設けて、ネジ作用で上記保護部材を上記プラズマノズルにネジ込んで取り付けるために上記保護部材が破損しても容易に交換できる。
[実施の形態1]
図1は、本発明のプラズマ溶接トーチ及び保護部材の詳細な断面図である。図1に示すプラズマ溶接トーチは、軸中心部に設けられた高融点の電極1、上記プラズマ溶接トーチの先端部に挿入された筒状で導電性のプラズマノズル2、耐熱性及び絶縁性の特性を有したほぼ円筒状の保護部材3、上記プラズマノズル2を取り囲みトーチ本体26にネジ止めされてシールドガスを噴出するシールドガスカップ4、上記電極1を挿入して保持する筒の形状を有する絶縁性のセンタリングストーン5、上記シールドガスを整流するガスレンズ6、パッキング7、上記プラズマノズル2を冷却水で間接冷却する銅又は銅合金等の熱伝導率の高い放熱部材8、絶縁部材9、プラスチックカバ10等により形成している。
図1に示す保護部材3は、耐熱性及び絶縁性でほぼ円筒状の形状を有し、シールドガスカップ4の先端から飛び出しているプラズマノズル2の先端の外径を細くして段差を設け、上記保護部材3を上記プラズマノズル2の細くした段差に耐熱性エポキシ接着剤を用いて取り付ける。このとき、上記保護部材3の外径は上記プラズマノズル2の段差の上層部の外径より細くなる。
電極1の先端から発生したアークは、プラズマノズル2内を流れるプラズマガス16によって強制冷却し、熱的ピンチ作用で細く絞り込んでプラズマアークを熱源として溶接する。上記のプラズマノズル2の外周にはシールドガスカップ7が設けられており、その内面をシールドガス17が流れてガスレンズ6で整流されて溶融池へ噴出される。上記のプラズマガス16及びシールドガス17としては、一般的にアルゴンガスが使用されている。
図2は、T字すみ肉溶接を安定したプラズマアーク溶接が行える範囲をスタンドオフ距離Lとプラズマノズル2の先端部のノズル直径Dとの関係によって示す図であり、図3は、T字すみ肉溶接のプラズマアークの拘束要因を示す図である。図2に示すスタンドオフL及びノズル直径Dにおいて、スタンドオフLを1.0mm〜5.0mmの範囲で、ノズル直径Dを2.0mm〜10.0mmの範囲で変化させ、保護部材3を母材20に接触してプラズマアーク溶接を実施すると、図3に示すプラズマノズル2の先端部のノズル直径Dが8.0mm以下で、スタンドオフが4.0mm以下であることが望ましい。この理由としてノズル直径Dが8.0mmをこえるとプラズマノズル2とT字すみ肉溶接の継ぎ手コーナー部とのスタンドオフが4.0mmを超え、プラズマアークが広がり溶融橋絡部22の形成が困難になるからである。
図4は、板厚2mmのステンレス鋼で、溶接電流80A、溶接速度50cm/分でT字すみ肉溶接を実施した例である。同図の図4(A)の本発明において、スタンドオフLが2.0mmのときに細く集中したプラズマアークが得られるので良好な溶接が行なわれる。これに対し、従来技術ではノズル先端の直径が8mmより大きくスタンドオフLが4mmより長くなるのでプラズマアークが広がり、図4(B)に示すように溶融橋絡部22が分離した溶接になってしまう。
[実施の形態2]
図5は、実施の形態2のプラズマノズル2及び保護部材3の詳細な断面図である。図5において、プラズマノズル2の先端部の外周面及び保護部材3の内周面にネジ切りを形成して、上記保護部材3を上記プラズマノズル2の先端部にネジ作用でネジ込んで取り付けている。このとき、上記保護部材3の外径は上記プラズマノズル2のネジ段差の上層部の外径より細くなる。
[実施の形態3]
図6は、実施の形態3のプラズマノズル2及び保護部材3の詳細な断面図である。図6において、上記プラズマノズル2の先端より長い円筒状の形状を有する保護部材3の内周面と上記プラズマノズル2の先端部の外周面とにネジ切りを形成して、上記保護部材3を上記プラズマノズル2の先端部にネジ作用でネジ込んで取り付けている。このとき、上記保護部材3がプラズマノズルの先端より飛び出している。
本発明のプラズマ溶接トーチ及び保護部材の詳細な断面図である。 本発明のスタンドオフとプラズマノズル先端部のノズル直径との関係図であ る。 本発明のT字すみ肉溶接の拘束要因を示す図である。 本発明及び従来技術におけるT字すみ肉溶接のビード外観図及び断面図であ る。 実施の形態2の保護部材の詳細な断面図である。 実施の形態3の保護部材の詳細な断面図である。 従来技術におけるプラズマアーク溶接方法及びTIGアーク溶接を示す図で ある。
符号の説明
1 電極
2 プラズマノズル
3 保護部材
4 シールドガスカップ
5 センタリングストーン
6 ガスレンズ
7 パッキング
8 放熱部材
9 絶縁部材
10 プラスチックカバ
11 仕切り部材
12 冷媒用ケース
13 外側のケース
14 電極ケース
15 電極支持部材
16 プラズマガス
17 シールドガス
18 冷却水送水
19 冷却水腹水
20 母材
21 垂直板
22 溶融橋絡部
23 ガイド部材
24 プラズマアーク
25 TIGアーク
26 トーチ本体



































Claims (3)

  1. プラズマ溶接トーチ本体と前記プラズマ溶接トーチ本体の軸中心部に設けられた電極と前記電極と同軸でこの電極との間でパイロットアークを発生させる導電性のプラズマノズルと前記プラズマノズルの先端が飛び出すように取り囲みシールドガスを噴出するシールドガスカップと前記電極の先端から発生したアークを前記プラズマノズル内に流れるプラズマガスによって細く絞り込んだアークとして噴出するプラズマ溶接トーチのプラズマノズルにおいて、前記プラズマノズルの先端部の外径を細くして段差を設け、耐熱性及び絶縁性でほぼ円筒状の形状の保護部材を前記段差下部の前記先端部に取り付け、前記保護部材の外径が前記段差上部の外径より細いことを特徴とするプラズマノズル。
  2. 前記プラズマノズルの先端部の外周面及び前記保護部材の内周面にネジ切りを形成し、前記保護部材を前記プラズマノズルの先端部にネジ込んで取り付けることを特徴とする請求項1記載のプラズマノズル。
  3. 前記請求項1又は前記請求項2記載のプラズマノズルを用いることを特徴とするプラズマ溶接トーチ。

































JP2004037877A 2004-02-16 2004-02-16 プラズマ溶接トーチ Pending JP2005224849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004037877A JP2005224849A (ja) 2004-02-16 2004-02-16 プラズマ溶接トーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004037877A JP2005224849A (ja) 2004-02-16 2004-02-16 プラズマ溶接トーチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005224849A true JP2005224849A (ja) 2005-08-25

Family

ID=34999963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004037877A Pending JP2005224849A (ja) 2004-02-16 2004-02-16 プラズマ溶接トーチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005224849A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192442A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Komatsu Ltd プラズマ切断装置用ノズル及びプラズマトーチ
JP2012192443A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Komatsu Ltd プラズマ切断装置用ノズル及びプラズマトーチ
WO2017159887A1 (ko) * 2016-03-14 2017-09-21 권도형 용접 토치용 헤드어셈블리 및 이를 이용한 통합용접토치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192442A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Komatsu Ltd プラズマ切断装置用ノズル及びプラズマトーチ
JP2012192443A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Komatsu Ltd プラズマ切断装置用ノズル及びプラズマトーチ
WO2017159887A1 (ko) * 2016-03-14 2017-09-21 권도형 용접 토치용 헤드어셈블리 및 이를 이용한 통합용접토치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2236015B1 (en) Apparatus and method for a liquid cooled shield for improved piercing performance
US8389887B2 (en) Apparatus and method for a liquid cooled shield for improved piercing performance
US7605340B2 (en) Apparatus for cooling plasma arc torch nozzles
JP7281456B2 (ja) プラズマトーチヘッド、レーザ切断ヘッドおよびプラズマレーザ切断ヘッド用のノズル、ノズルを備えたアセンブリ、プラズマトーチヘッドおよびプラズマトーチ、ノズルを備えたレーザ切断ヘッドならびにこのノズルを備えたプラズマレーザ切断ヘッド
US8829385B2 (en) Plasma arc torch cutting component with optimized water cooling
EP2147583B1 (en) Plasma arc torch cutting component with optimized water cooling
WO2008098229A2 (en) Plasma arc torch cutting component with optimized water cooling
US20130313241A1 (en) Gas-cooled welding gun for an arc welding device
CN107000103B (zh) 用于钨极惰性气体保护焊用焊炬的电极以及具有这种电极的焊炬
JP6578078B1 (ja) Tig溶接用トーチ
JP7090074B2 (ja) ノズル保護キャップ、ノズル保護キャップを備えたプラズマアークトーチ、及びプラズマアークトーチの用途
JP2005224849A (ja) プラズマ溶接トーチ
JP2007128677A (ja) プラズマトーチ
JP6526885B1 (ja) Tig溶接用トーチ
JP2020534160A (ja) 熱接合のためのトーチ本体
KR20160055329A (ko) 플라즈마―미그 하이브리드 용접기의 플라즈마 노즐
JP2017119297A (ja) プラズマアーク用トーチ
JP5841342B2 (ja) プラズマ切断装置用ノズル及びプラズマトーチ
RU2773341C2 (ru) Насадка для головки плазменной горелки, лазерной режущей головки и плазменной лазерной режущей головки, узлы, головка плазменной горелки и плазменная горелка с ней/ними, лазерная режущая головка с ней/ними и плазменная лазерная режущая головка с ней/ними
JP5950765B2 (ja) プラズマアーク溶接装置
JP2012192443A (ja) プラズマ切断装置用ノズル及びプラズマトーチ
RU2802612C2 (ru) Газовое сопло для выпускания потока защитного газа и горелка с газовым соплом
JP2022073707A (ja) Tig溶接方法
JP2010167443A (ja) 溶接用トーチ
JPH0220666A (ja) 溶接用トーチ