JP5817787B2 - ロボット - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、ロボットに関する。
従来、液晶パネルディスプレイの製造ラインにおいて、原材料となるガラス基板を搬送する基板搬送用のロボットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。かかるロボットは、塵埃(以下、「パーティクル」と記載する)などによる製品の品質低下を防ぐため、クリーンルームの内部といったクリーン環境下に置かれる。
また、かかるクリーン環境の清浄度を保つため、ロボットが有するアーム部の駆動源は通常、カバーなどによって覆われ、ロボット内部からのパーティクルの飛散を防ぐ構造となっている。
特開2002−93881号公報
しかしながら、上述した従来技術には、クリーン環境の清浄度を保ちつつ、駆動源を冷却するうえで更なる改善の余地がある。
具体的には、駆動源は、上述のようにカバーなどによって覆われているため、発生した熱が逃げにくいという問題点があった。この点、駆動源が配置された内部空間から外部へ空気を逃がすことが考えられるが、あわせてロボット内部からのパーティクルの飛散を抑える必要がある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、クリーン環境の清浄度を保ちつつ、駆動源を冷却することができるロボットを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るロボットは、駆動機構を備える。前記駆動機構は、駆動源と、内部空間と、給気ファンと、排気ファンとを備える。前記内部空間は、前記駆動源を格納する。前記給気ファンは、前記内部空間に給気する。前記排気ファンは、前記内部空間から排気する。また、前記駆動機構は、前記給気ファンおよび前記排気ファンにより発生する気流によって、前記内部空間の内圧を前記内部空間外の気圧よりも低く維持するとともに、連結された一対のリンクの一方を他方に対して相対的に回転させる
実施形態の一態様によれば、クリーン環境の清浄度を保ちつつ、駆動源を冷却することができる。
図1は、第1の実施形態に係るロボットの斜視模式図である。 図2Aは、第1関節部周辺の正面模式図である。 図2Bは、第1関節部周辺の側面模式図である。 図2Cは、給気ファンと排気ファンとの関係の一例を示す図である。 図3Aは、空気の流れを示す第1関節部周辺の平面透過図である。 図3Bは、空気の流れを示す第1関節部周辺の側面透過図である。 図3Cは、ワークが第1関節部より下方に位置付けられた状態を示す模式図である。 図4Aは、第1の変形例に係る第1関節部周辺の正面模式図である。 図4Bは、第2の変形例に係る第2関節部周辺の正面模式図である。 図5は、第2の実施形態に係るロボットの斜視模式図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、ロボットが、被搬送物としてガラス基板を搬送する搬送ロボットである場合を例に挙げて説明を行う。また、被搬送物については、「ワーク」と記載する。また、以下では、「機械構造を構成し、互いに相対運動可能な個々の剛体要素」を「リンク」とし、かかる「リンク」を「アーム」と記載する場合がある。
また、図1〜図4Bを用いた説明では、シングルリンク型のロボットを例に挙げた第1の実施形態について、図5を用いた説明では、ダブルリンク型のロボットを例に挙げた第2の実施形態について、それぞれ説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るロボット1の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係るロボット1の斜視模式図である。なお、以下では、説明の便宜上、ロボット1の旋回位置が図1に示す状態であるものとして、ロボット1における各部位の位置関係を説明する。
また、説明を分かりやすくするために、図1には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。したがって、XY平面に沿った方向は、「水平方向」を指す。かかる直交座標系は、以下の説明に用いる他の図面においても示す場合がある。また、以下の説明では、X軸の正方向からみた場合を「正面」と規定する。
図1に示すように、ロボット1は、旋回機構10と、昇降アーム部20と、水平アーム部30とを備える。
旋回機構10は、基台11と、旋回台12とを備える。基台11は、たとえば床面等に設置される。基台11の上部には、旋回台12が旋回軸Sを中心に旋回可能に取り付けられる。旋回台12は、鉛直軸である旋回軸Sを中心として旋回する。かかる旋回台12が旋回することにより、昇降アーム部20および水平アーム部30は、旋回軸Sを中心として旋回する。
昇降アーム部20は、基端部が旋回台12の先端部に支持され、先端部において水平アーム部30を支持する部材である。ロボット1は、かかる昇降アーム部20を屈伸動作させることで、ワークWを上下方向に搬送する(図中の矢印101参照)。なお、ロボット1は、大型のワークWを数メートル規模で上下方向に搬送可能な高ストローク型として構成可能である。
昇降アーム部20は、具体的には、支柱部21と、第1関節部23と、第1昇降用アーム24と、第2関節部25と、第2昇降用アーム26と、第3関節部27とを備える。第1関節部23は、本実施形態に係る駆動機構Dの一例であり、その詳細については後述する。
支柱部21は、旋回台12の先端部から鉛直方向に沿って立設されるリンクである。なお、ロボット1は、かかる支柱部21を1つ有するシングルリンク型のロボットである。
第1昇降用アーム24は、基端部が支柱部21の先端部と第1関節部23を介して連結される。これにより、第1昇降用アーム24は、水平軸である第1関節部23の関節軸「軸U1」を中心として、支柱部21の先端部に回転可能に支持される。
第2昇降用アーム26は、基端部が第1昇降用アーム24の先端部と第2関節部25を介して連結される。これにより、第2昇降用アーム26は、水平軸である第2関節部25の関節軸「軸U2」を中心として、第1昇降用アーム24の先端部に回転可能に支持される。
水平アーム部30は、第2昇降用アーム26の先端部と第3関節部27を介して連結される。これにより、水平アーム部30は、水平軸である第3関節部27の関節軸「軸U3」を中心として、第2昇降用アーム26の先端部に回転可能に支持される。このように、ロボット1は、昇降アーム部20を用いて水平アーム部30を支持する。
水平アーム部30は、下側アームユニット31aと、上側アームユニット31bとを備える。下側アームユニット31aは、伸縮アーム部32aと、ハンド部33aと、下側支持部材34aとを備える。上側アームユニット31bは、伸縮アーム部32bと、ハンド部33bと、上側支持部材34bとを備える。なお、上側アームユニット31bは、下側アームユニット31aと略同一の構成のため、ここでは、下側アームユニット31aの構成部品を用いた説明を行う。
伸縮アーム部32aは、基端部が下側支持部材34aに支持され、先端部においてハンド部33aを支持する。ハンド部33aは、ワークWを載置する。下側支持部材34aは、第2昇降用アーム26の先端部に、軸U3を中心として回転可能に支持される。また、下側支持部材34aには、上側支持部材34bの基端部が固定される。
そして、ロボット1は、かかる水平アーム部30を伸縮動作させることで、ワークWを水平方向に搬送する。たとえば、ロボット1が図1に示す旋回位置にある場合、ロボット1は、伸縮アーム部32a,32bを伸縮させて、X軸の正方向または負方向にワークWを直線的に移動させる(図中の矢印102参照)。
なお、上述のような旋回機構10の旋回動作、昇降アーム部20の屈伸動作および水平アーム部30の伸縮動作は、通信ネットワークを介してロボット1と接続された制御装置5からの指示によって行われる。
制御装置5は、ロボット1の駆動制御を行う制御装置である。たとえば、ロボット1の各関節部23,25,27には、連結された一対のアームの一方を他方に対して相対的に回転させる駆動源が搭載されており、制御装置5は、これら駆動源の駆動を指示する。
駆動源は、モータ部(以下、単に「モータ」と記載する)と、減速機部(以下、単に「減速機」と記載する)とを備える。減速機は、モータから入力される回転を減じて出力する伝達機構である。上述の水平アーム部30や第1昇降用アーム24、第2昇降用アーム26は、かかる減速機の出力軸に連結される。
そして、ロボット1は、制御装置5からの指示に従って各モータを個別に任意の角度だけ回転させ、減速機を介してかかる回転を減じて出力することで、昇降アーム部20を屈伸動作させる。
ロボット1と制御装置5とを接続する通信ネットワークとしては、たとえば有線LAN(Local Area Network)や無線LANといった一般的なネットワークを用いることができる。なお、ここでは図示を省略するが、旋回台12および伸縮アーム部32a,32bにも同様の駆動源が設けられており、制御装置5は、これら駆動源の駆動指示もあわせて行う。
また、図1に示すように、第1関節部23は、給気ファン23aと、排気ファン23bとをさらに備える。第1関節部23は、かかる給気ファン23aおよび排気ファン23bにより発生する気流によって、駆動源が格納される内部空間の内圧を内部空間外の気圧よりも低く維持する。
次に、この第1関節部23の構成について具体的に説明する。図2Aは、第1関節部23周辺の正面模式図である。図2Bは、第1関節部23周辺の側面模式図である。図2Cは、給気ファン23aと排気ファン23bとの関係の一例を示す図である。
図2Aに示すように、第1関節部23は、第1昇降用アーム24の基端部と支柱部21の先端部とを連結する。また、既に述べたように、第1関節部23は、給気ファン23aと、排気ファン23bとを備える。
また、図2Bに示すように、第1関節部23は、モータ23cと、減速機23dと、モータカバー23eとをさらに備える。また、第1関節部23は、支柱部21、第1昇降用アーム24の各フレーム、および、モータカバー23eによって形成された内部空間SPを有する。
給気ファン23aは、かかる内部空間SPに給気し、排気ファン23bは、かかる内部空間SPから排気することとなる。
また、モータ23cおよび減速機23dは、軸U1に略同軸配置され、この内部空間SPに格納される。なお、モータ23cおよび減速機23dは、かかるモータ23cおよび減速機23dにそれぞれ接した隔壁21aによって隔てられる。
具体的には、第1関節部23では、モータ23cが支柱部21の隔壁21aに固定され、減速機23dが第1昇降用アーム24に固定される。
減速機23dは、たとえばRV(Rotary Vector)型の減速機であり、本体部と、入力部と、出力部とを備える。第1昇降用アーム24に固定されるのは、本体部および入力部である。
この減速機23dの入力部は、モータ23cの出力軸と接続され、モータ23cの回転力の入力を受けることとなる。そして、減速機23dは、かかる入力部へモータ23cの回転力が入力されると、モータ23cの回転速度よりも遅い回転速度で出力部を回転させる。
この減速機23dの出力部は、支柱部21の隔壁21aに固定されている。このため、第1関節部23では、モータ23cの回転が減速機23dの入力部へ入力されると、隔壁21aに固定された出力部に対して、減速機23dの本体部が相対回転することとなる。この結果、第1関節部23では、減速機23dの本体部を固定する側の第1昇降用アーム24が回転し、支柱部21に対する第1昇降用アーム24の姿勢が変化する。
また、図2Bに示すように、排気ファン23bは、エアフィルタ23baを有する。エアフィルタ23baは、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)やULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)のようなクリーンルーム用の高性能フィルタが好適である。
また、排気ファン23bは、カバー23bbをさらに有する。なお、図2Bでは分かりにくいが、カバー23bbは、エアフィルタ23ba越しに排気流を下方へ誘導する形状に形成され、たとえば、下方に開口部を有する。また、排気ファン23bは、モータ23cの反負荷側に設けられる。
また、図2Aに示すように、給気ファン23aは、第1関節部23を正面視した場合の、減速機23d(図2B参照)の周囲に設けられる。また、このとき、給気ファン23aは、給気流が上述の隔壁21aへ吹き付けられるように設けられる。
ここで、給気ファン23aと排気ファン23bとの関係の一例について説明しておく。本実施形態では、給気ファン23aの流量は、排気ファン23bの流量未満となるように設けられる。
たとえば、図2Cに示すように、給気ファン23aの1個当りの流量が「a」である場合、排気ファン23bは、その2倍の「2a」より大きい流量のものが選定される。なお、ここでは、「流量」は、給気ファン23aおよび排気ファン23bそれぞれの定格流量であるものとする。
また、かかる場合に、排気ファン23bが1個設けられるのに対して、給気ファン23aはその2倍の2個が設けられる。したがって、ここでは、給気ファン23aの総流量<排気ファン23bの総流量となる。
本実施形態では、このように給気ファン23aおよび排気ファン23bを組み合わせることによって、これらが発生する気流で、内部空間SPの内圧を内部空間SP外の気圧よりも低く維持する。これによりまず、内部空間SPが陽圧とならないので、ロボット1内部のパーティクルが飛散するのを抑えることができる。なお、図2Cに示した組み合わせは、あくまで一例であるのは言うまでもない。
図2Aの説明に戻る。上述の図2Cの組み合わせで選定された給気ファン23aおよび排気ファン23bは、たとえば、図2Aに示すように、中心部の高さ位置を揃え、排気ファン23bを中央に配置した横並びに設けられる。
なお、給気ファン23aおよび排気ファン23bによる冷却性能は、たとえば、内部空間SPの形状や空間容積等の諸条件により左右される。このため、給気ファン23aおよび排気ファン23bの配置形態は、実験データ等に基づき、最適なものを選定することが好ましい。なお、本実施形態では、図2Aに示す配置形態であるものとして説明を進める。
また、図2Aに示すように、排気ファン23bは、その中心部を軸U1から距離oだけオフセットさせることが好ましい。これは、排気ファン23bは、エアフィルタ23baを有し、これをさらにカバー23bbで覆うため、これらの厚みによってロボット1の最小旋回径が拡大することになるのを防ぐためである。距離oは、カバー23bbの外形等に応じたものであればよい。なお、最小旋回径に影響しなければ、このようなオフセットは行わなくともよい。
次に、図3Aおよび図3Bを用いて、給気ファン23aおよび排気ファン23bによって発生する空気の流れを具体的に説明する。図3Aは、空気の流れを示す第1関節部23周辺の平面透過図である。図3Bは、空気の流れを示す第1関節部23周辺の側面透過図である。
図3Aに示すように、まず、内部空間SP外の空気が、給気ファン23aによって内部空間SPに給気される(図中の矢印301参照)。
そして、図3Aまたは図3Bに示すように、内部空間SPに給気された空気は、給気ファン23aによって隔壁21aへ吹き付けられ、隔壁21aに沿って流れる気流を形成する。また、これとともに、排気ファン23bの回転により、モータ23cの負荷側から反負荷側に沿って誘導される気流を形成する(両図中の矢印302参照)。
そして、図3Aまたは図3Bに示すように、排気ファン23bによって誘導された空気は、エアフィルタ23baを介して除塵された後、カバー23bbにより下方へ誘導されつつ排気される(両図中の矢印303参照)。
ここで、このような空気の流れによって得られる効果について説明する。まず、減速機23dは、主に隔壁21aに吹き付けられた空気によって冷却される。これは、隔壁21aがいわば放熱板の役割を果たし、出力部23daにおいて隔壁21aに接する減速機23dの熱を放散するためである。
このため、少なくとも隔壁21aは、熱伝導性のよいアルミニウム等の金属素材であることが好ましい。また、隔壁21aにフィンを設けることで、さらなる冷却効率の向上を図ってもよい。
また、モータ21cは、減速機23dとともに隔壁21aによる熱の放散の効果を受けるとともに、モータ21cに沿って流れる空気によっても放熱される。これは、減速機23dよりも高温になりやすいモータ21cを冷却するうえで効果的である。
また、上述のように、給気ファン23aおよび排気ファン23bにより発生する気流によって、内部空間SPの内圧は内部空間SP外の気圧よりも低く維持されるので、内部空間SP内のパーティクルは、その飛散を抑えられている。
そのうえで、さらに内部空間SP内の空気を高性能フィルタであるエアフィルタ23baを介して除塵するので、内部空間SPの内部から外部へ清浄な空気を排気することができる。すなわち、クリーン環境の清浄度を保ちつつ、駆動源を冷却することができる。
また、本実施形態に係るロボット1の場合、ワークWを上下方向に搬送する場合において、より効果的にワークWの汚染を防ぐことができるというメリットが得られる。この点につき、図3Cを用いて具体的に説明する。
図3Cは、ワークWが第1関節部23より下方に位置付けられた状態を示す模式図である。なお、図3Cでは、関節を示す図記号を用いてロボット1をごく模式的に示している。
図3Cに示すように、ロボット1は、ワークWを上下方向に搬送する際、第1関節部23、第2関節部25および第3関節部27を回転させて、水平アーム部30の保持するワークWを第1関節部23より下方に位置付ける姿勢をとる場合がある。
このような姿勢をとった場合であっても、本実施形態によれば、ワークWを汚染することなく、駆動源を冷却することができる。すなわち、給気ファン23aおよび排気ファン23bにより発生する気流によって、上述のように効果的にモータ23cおよび減速機23dを冷却することができる。
また、給気ファン23aおよび排気ファン23bにより発生する気流によって、内部空間SPの内圧は内部空間SP外の気圧よりも低く維持され、内部空間SP内のパーティクルは、その飛散を抑えられながら、さらにエアフィルタ23baを介して除塵される。
そのうえ、この除塵された空気は、さらに第1関節部23のほぼ真下へ向けて排気される。このため、ロボット1が図3Cのような姿勢をとった場合であっても、排気によってワークWが汚染されるのを防ぐことができる。すなわち、クリーン環境の清浄度を保ちつつ、駆動源を冷却することができる。
また、上述してきた効果に加えて、本実施形態では、給気ファン23aによって給気される空気を直接モータ23cや減速機23dへ吹き付けず、隔壁21aへ吹き付けることとしたので、モータ23cや減速機23dに結露が生じるのを防ぐことができる。
なお、これまでは、上述の図2Cの組み合わせで選定された給気ファン23aおよび排気ファン23bを、中心部の高さ位置を揃え、横並びに配置した配置形態を例に挙げたが、配置形態はこれに限られない。
図4Aは、第1の変形例に係る第1関節部23A周辺の正面模式図である。また、図4Bは、第2の変形例に係る第2関節部23B周辺の正面模式図である。
たとえば、第1の変形例として図4Aに示すように、給気ファン23aおよび排気ファン23bを水平方向に横並びにではなく、給気ファン23aが水平方向に対して斜向かいとなるような配置形態であってもよい。
また、たとえば、第2の変形例として図4Bに示すように、水平方向に横並びに配置した給気ファン23a×2個および排気ファン23b×1個の組を、2組上下に配置することとしてもよい。
これら第1の変形例および第2の変形例のような配置形態は、既に述べたように、たとえば、内部空間SPの形状や空間容積等の諸条件に応じ、冷却効率が最適なものとなるような形態であればよい。
また、これまでは、給気ファン23aの流量は、排気ファン23bの流量未満となるように設けられるとし、かかる流量は、給気ファン23aおよび排気ファン23bの定格流量であるものとしたが、たとえば、同一定格であってもよい。
この場合には、流量を実際に流れる空気の量としたうえで、給気ファン23aの流量が、排気ファン23bの流量未満となるように、給気ファン23aおよび排気ファン23bそれぞれの回転数を適宜制御すればよい。
これは、給気ファン23aおよび排気ファン23bの回転を制御装置5から制御可能な接続構成とし、内部空間SPの内圧を感圧センサ等で適宜検出して制御装置5へ出力するようにすることで実現可能である。
また、排気ファン23bの近傍に温度センサを設けることとしたうえで、排気ファン23bからの排気の温度を制御装置5で逐次監視し、かかる温度に応じて制御装置5が給気ファン23aおよび排気ファン23bそれぞれの回転数を制御するようにしてもよい。
上述してきたように、第1の実施形態に係る駆動機構(第1関節部)は、駆動源と、内部空間と、給気ファンと、排気ファンとを備える。上記内部空間は、上記駆動源を格納する。上記給気ファンは、上記内部空間に給気する。上記排気ファンは、上記内部空間から排気する。
また、上記駆動機構は、上記給気ファンおよび上記排気ファンにより発生する気流によって、上記内部空間の内圧を上記内部空間外の気圧よりも低く維持する。
したがって、第1の実施形態に係る駆動機構によれば、クリーン環境の清浄度を保ちつつ、駆動源を冷却することができる。
ところで、これまでは、ロボットが、シングルリンク型のロボットである場合を例に挙げたが、ダブルリンク型であってもよい。かかる場合を第2の実施形態として、図5を用いて説明する。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るロボット1aの斜視模式図である。なお、第2の実施形態では、主に第1の実施形態と異なる構成要素についてのみ説明する。
図5に示すように、ロボット1aは、基台11と、旋回台12と、第1昇降アーム部20−1と、第2昇降アーム部20−2とを備える。第1昇降アーム部20−1は、支柱部21−1と、第1関節部23−1とを備える。また、第2昇降アーム部20−2は、支柱部21−2と、第1関節部23−2とを備える。
支柱部21−1,21−2は、旋回軸Sまわりに旋回する旋回台12左右の両端部にそれぞれ立設される。第1関節部23−1,23−2は、支柱部21−1,21−2の先端部と、これに隣り合うリンク(図1の第1昇降用アーム24参照)の基端部とを軸U1−1,U1−2まわりに回転可能に連結する。
すなわち、図5に示すように、ロボット1aは、2つの支柱部21から延びる2つの昇降アーム部20を有するダブルリンク型のロボットである。
かかるダブルリンク型として構成することによって、ロボット1aは、2つの昇降アーム部20による高剛性を得ることができるので、たわみの少ない高精度な上下方向の搬送を実現することができる。この点は、ワークWが大型の場合などに有用である。
そして、本実施形態に係る駆動機構Dは、かかるロボット1aの第1関節部23−1,23−2として適用可能である。これにより、ロボット1aが、ワークWを上下方向に搬送する際、水平アーム部30の保持するワークWを第1関節部23より下方に位置付ける姿勢をとった場合でも、排気によってワークWを汚染することなく駆動源を冷却することができる。
なお、上述した各実施形態では、ロボットが高ストローク型として構成可能としたが、低ストローク型であってもよい。
また、上述した各実施形態では、主に昇降アーム部の第1関節部を例に挙げて説明を行ったが、鉛直方向に沿って立設される支柱部に対して連結されたリンクを相対的に回転させる関節であれば、部位を問わない。
さらに、上述した各実施形態では、駆動機構が、ロボットの関節機構として用いられる場合を例に挙げたがこれに限られるものではない。したがって、たとえば、駆動機構が、ロボット以外の装置に備えられ、単に駆動源の駆動力を外部へ出力するようなものであってもよい。
また、上述した各実施形態では、給気ファンが、排気ファンの2倍の個数設けられる場合を例に挙げたが、これら双方の個数の比を限定するものではない。したがって、内部空間の形状等に応じて、最適な冷却効率を得られるような個数比とすればよい。
また、上述した各実施形態では、ロボットが、ガラス基板を搬送する搬送ロボットである場合を例に挙げて説明を行ったが、被搬送物の種別を問うものではない。また、ロボットが、搬送作業以外の作業を行うロボットであってもよい。
また、上述した各実施形態によって、ロボットの腕の数やハンドの数、軸数などが限定されるものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1,1a ロボット
5 制御装置
10 旋回機構
11 基台
12 旋回台
20 昇降アーム部
21 支柱部
21a 隔壁
23,23A,23B 第1関節部
23a 給気ファン
23b 排気ファン
23ba エアフィルタ
23bb カバー
23c モータ
23d 減速機
23da 出力部
23e モータカバー
24 第1昇降用アーム
25 第2関節部
26 第2昇降用アーム
27 第3関節部
30 水平アーム部
31a 下側アームユニット
31b 上側アームユニット
32a,32b 伸縮アーム部
33a,33b ハンド部
34a 下側支持部材
34b 上側支持部材
D 駆動機構
S 旋回軸
SP 内部空間
U1 軸
U2 軸
U3 軸
W ワーク
o 距離

Claims (9)

  1. 駆動機構を備え、
    前記駆動機構は、
    駆動源と、
    前記駆動源を格納する内部空間と、
    前記内部空間に給気する給気ファンと、
    前記内部空間から排気する排気ファンと
    を備え、
    前記駆動機構は、
    前記給気ファンおよび前記排気ファンにより発生する気流によって、前記内部空間の内圧を前記内部空間外の気圧よりも低く維持するとともに、連結された一対のリンクの一方を他方に対して相対的に回転させること
    を特徴とするロボット
  2. 前記給気ファンの流量は、
    前記排気ファンの流量未満であること
    を特徴とする請求項1に記載のロボット
  3. 前記給気ファンは、
    前記排気ファンの2倍の個数設けられること
    を特徴とする請求項2に記載のロボット
  4. 前記駆動源は、
    モータ部と、
    前記モータ部から入力される回転を減じて出力する減速機部と
    を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載のロボット
  5. 前記給気ファンは、
    前記減速機部の周囲に設けられ、
    前記排気ファンは、
    前記モータ部の反負荷側に設けられること
    を特徴とする請求項4に記載のロボット
  6. 前記モータ部および前記減速機部は、
    該モータ部および該減速機部にそれぞれ接した隔壁によって隔てられ、
    前記給気ファンは、
    給気流が前記隔壁へ吹き付けられるように設けられること
    を特徴とする請求項5に記載のロボット
  7. 前記排気ファンは、
    エアフィルタを有すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のロボット
  8. 前記排気ファンは、
    排気流を下方へ誘導する形状に形成されたカバーを有すること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のロボット
  9. 立設された少なくとも1つの支柱部と、
    前記駆動機構を介し、前記支柱部に対して相対回転可能に連結されたアーム部と、
    前記アーム部に連結され、ガラス基板を保持する保持部と
    をさらに備え、
    前記アーム部が回転することによって前記ガラス基板が前記駆動機構より下方に位置付けられても、前記排気ファンからの排気流によって前記ガラス基板を汚染しないこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のロボット。
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