JP5817659B2 - 密閉型電池 - Google Patents

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Description

本発明は、密閉型電池に関し、より詳細には、注液孔を封止部材により溶接封止する技術に関する。
従来、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の密閉型電池においては、充放電要素(正極、負極、セパレータ等)を電池ケース内に収容し、電解液を注液した後に注液孔を封止した構造が知られている。このような密閉型電池を製造する場合、注液孔を介して電池ケース内に電解液を注液した後に、内部の電解液が漏れないように電池を密閉するため、電池ケースの注液孔を封止部材により溶接封止される。このように電池ケースの注液孔を封止部材により溶接封止する技術は公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、封止栓側壁に封止栓厚み方向に貫通する溝を設け、該封止栓により注液孔を溶接封止するために、先ず該封止栓の溝以外の部分をレーザー溶接した後に、該溝部分をレーザー溶接することで、溶接時の熱によって発生するガスによる溶接不良を防止する技術が開示されている。
特開2009−199819号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、溶接時に発生するガスを逃がすために、封止栓に溝を設けるだけでなく、複数回数の溶接を行う必要があるため、溶接箇所を連続して溶接することができず、溶接工程が複雑になってしまう。
一方、図7(a)(b)に示すように、レーザーにより電池ケースの蓋体(注液孔)と封止蓋(封止部材)とを溶接する突き合わせ溶接において、溶接開始点からスタートして封止蓋周囲を回り、溶接終了点に至るまで溶接箇所が途切れないように連続して溶接する際に、溶接不良が発生する場合がある。例えば、図8に示すように、封止蓋周囲に沿った周中の溶接において、注液孔に残った電解液残渣などの異物が溶接時の熱の影響で気化した場合や、周溶接端部において、溶接時の熱の影響で蓋体(注液孔)と封止蓋との隙間(図9参照)に閉じ込められた空気が膨張した場合に、これらの気体が気泡となって溶接部(溶融池)を通過して溶接部の外側へ出た際に、該気泡がはじけて、溶接部に溶接不良を発生する虞がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、注液孔と該注液孔を封止する封止部材とを突き合わせ溶接する際の溶接不良を防止した密閉型電池を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
注液孔が形成される注液孔形成部材と該注液孔を封止する封止部材とを突き合わせ溶接することにより封止した密閉型電池において、
前記封止部材裏面と前記注液孔形成部材との対向部の少なくとも一部に溶接箇所から前記注液孔開口部に貫通する流路が形成され、
前記封止部材の周端部における裏面には、外周側へ行くほど前記封止部材の厚みが薄くなるテーパー部が形成されており、
前記流路が前記封止部材裏面に形成されている場合には、前記テーパー部は、前記流路以外の部分または前記流路に形成されているものである。
請求項2においては、
前記流路は、前記封止部材裏面に設けられた溝又は突起により構成されているものである。
請求項3においては、
前記流路は、前記注液孔形成部材に設けられた溝又は突起により形成されているものである。
本発明によれば、複数回溶接を行う必要がなく、溶接時に発生したガスが流路を通って、電池ケース内大空間側に逃げる構成となるため、溶接不良を防止できる。
本発明の一実施形態に係る密閉型電池の全体構成を示す斜視図。 同じく密閉型電池の内部を示す正面断面図。 実施例1の封止蓋及び注液孔の形状を示す図であり、(a)は封止蓋の下面図、(b)は封止蓋の側面図、(c)は溶接時を示す側面断面図、(d)は蓋体(封止蓋なし状態)の注液孔近傍を示す側面断面図、(e)は同じく上面図。 実施例2の封止蓋及び注液孔の形状を示す図であり、(a)は封止蓋の下面図、(b)は封止蓋の側面図、(c)は溶接時を示す側面断面図、(d)は蓋体(封止蓋なし状態)の注液孔近傍を示す側面断面図、(e)は同じく上面図。 実施例3の封止蓋及び注液孔の形状を示す図であり、(a)は封止蓋の下面図、(b)は封止蓋の側面図、(c)は溶接時を示す側面断面図、(d)は蓋体(封止蓋なし状態)の注液孔近傍を示す側面断面図、(e)は同じく上面図。 実施例4の封止蓋及び注液孔の形状を示す図であり、(a)は封止蓋の下面図、(b)は封止蓋の側面図、(c)は溶接時を示す側面断面図、(d)は蓋体(封止蓋なし状態)の注液孔近傍を示す側面断面図、(e)は同じく上面図。 従来の密閉型電池における突き合わせ溶接を示す説明図であり、(a)は蓋体(注液孔)と封止蓋との溶接箇所を示す上面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図。 従来の密閉型電池における溶接不良の発生箇所を示す上面図。 従来の密閉型電池における突き合わせ溶接時に蓋体(注液孔)と封止蓋の間に形成される隙間を示す側面断面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
先ず、本発明に係る密閉型電池の一実施形態である電池10の構成について図1及び図2を用いて説明する。電池10は、充放電可能に構成される密閉型電池(例えば、リチウムイオン二次電池)であって、注液孔4と該注液孔4を封止する封止部材である封止蓋5とを突き合わせ溶接することにより封止した密閉型電池である。以下、電池10について具体的に説明する。
電池10は、図1に示すように、充放電要素1と、充放電要素1を内部に収容する電池ケース2と、電池ケース2の上面から突出する一対の外部端子3・3と、電池ケース2に開口形成され、電解液を注液するための注液孔4と、注液孔4を封止する封止部材である封止蓋5と、を備える。
充放電要素1は、正極、負極とをセパレータを介して積層し、複数回巻回されてなる電極体である。正極及び負極の積層部分には、それぞれ正極活物質又は負極活物質を含む合材が担持されている。充放電要素1は、積層部分における正極・負極間の化学反応により充放電が行われる。
電池ケース2は、充放電要素1を内部に収容する直方体形状の金属製の部材である。電池ケース2は、ケース本体2a及び蓋体2b等により角型の電池容器として形成される。
ケース本体2aは、一面(図1では、上面)が開口された有底の角筒状の部材であり、内部に充放電要素1が収納される。
蓋体2bは、ケース本体2aの開口面に応じた形状(本実施形態では、平面視略矩形状)を有する平板状部材であり、ケース本体2aの開口面を閉塞するための部材である。蓋体2bは、その略中央部に安全弁6を備える。蓋体2bは、該安全弁6と外部端子3・3の一方の端子との間に注液孔4が開口形成された注液孔形成部材である。蓋体2bは、ケース本体2aの開口面を閉塞した状態で、レーザ溶接等によりケース本体2aと接合される。ケース本体2a及び蓋体2bを構成する材料としては、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等が挙げられる。
なお、本実施形態の電池10は、ケース本体2aが有底の角筒状に形成された角型電池に構成しているが、これに限定するものではなく、例えば、ケース本体が有底の円筒状に形成された円筒型電池に適用することも可能である。
外部端子3・3は、一方が正極端子であり、他方が負極端子である。外部端子3・3は、電池10の外部との充放電のための接続経路となる電極端子である。外部端子3・3は、外部端子3・3の一部が電池ケース2から外側に向けて突出される。外部端子3・3は、図2に示すように、集電端子7・7を介して充放電要素1の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子3・3は、絶縁部材を介して蓋体2bに固定される。
注液孔4は、蓋体2bの厚さ方向に蓋体2bを貫通する貫通孔であり、所定の内径を有する大径部4a、該大径部よりも小径の小径部4b、及び該大径部4aと小径部4bの間に形成される円環状の段差部(段差面)4cを備える。注液孔4は、予め充放電要素1が収容された電池ケース2の内部に電解液を注液するために用いられる。注液孔4の段差部4cは、封止蓋5の裏面(内側面)の対向部となる。注液孔4には、封止蓋5が取り付けられ、レーザー溶接により溶接封止される。
なお、本実施形態においては、注液孔4が形成される注液孔形成部材として、蓋体2bを用いているが、特に限定するものではない。注液孔は、電池ケース2内に電解液を注液可能な位置に設ける構成であればよいため、例えば、注液孔形成部材をケース本体2aとし、ケース本体2a上部に注液孔を設ける構成とすることも可能である。
封止蓋5は、注液孔4の大径部4aよりも小径の円盤状の金属部材である。封止蓋5は、注液孔4を封止するための封止部材である。封止蓋5は、注液孔4の大径部4aに挿入し、注液孔4の段差部4cに載置可能であり、該封止蓋5を段差部4cに載置した場合、封止蓋5の外側面と蓋体2bの外側面とが略一致する状態、いわゆる面一となる。また、封止蓋5の裏面(内側面)は、注液孔4の段差部4cの対向部となる。封止蓋5を構成する材料としては、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等が挙げられる。封止蓋5は、大径部4aに挿入し、注液孔4の段差部4cに載置され、大径部4aの側壁面と封止蓋5の外周面とを突き合わせた状態でレーザー溶接により突き合わせ溶接が行われて接合される。
本実施形態の電池10には、封止部材である封止蓋5の裏面と注液孔形成部材である蓋体2b(注液孔4)との対向部の少なくとも一部に溶接箇所から注液孔4開口部に貫通する流路が形成されている。以下に、当該流路の具体的な例を挙げ、本発明の実施例を示す。
(実施例1)
図3(a)に示すように、封止蓋15には、その裏面(内側面)15aに封止蓋15の中心部から外周縁まで放射状に延びる凹状の溝15bが穿設されている。該溝15bの断面形状は、矩形状である(図3(b)参照)。一方、封止蓋15の裏面15aの対向部にあたる、注液孔14の段差部14cは、円環状の平坦な面として形成されている。図3(c)に示すように、この封止蓋15を大径部14aに挿入し、注液孔14の段差部14cに載置されると、封止蓋15の溝15bにより大径部14aの側壁面と封止蓋15の外周面とを突き合わせた状態における外側部分(図3(c)の点線丸印部分)の溶接箇所から注液孔14の開口部(小径部14b)に貫通する流路11が形成される。該封止蓋15を用いて注液孔14を溶接封止する場合、該封止蓋15を大径部14aに挿入し、注液孔14の段差部14cに載置され、上記溶接箇所に対してレーザーが照射されることにより突き合わせ溶接が行われると、溶接時の熱の影響によりガス(例えば、電解液残渣などの異物が気化したもの)が発生した場合でも、このガスは図3(c)に示す点線矢印方向に沿って流路11を通って、電池ケース2内へと流れることになる。また、このように溶接箇所から注液孔14の開口部に貫通する流路11が形成されるため、従来のように蓋体(注液孔壁面)と封止蓋との隙間に空気が閉じ込められることもない。こうして、溶接箇所を連続して溶接可能となり、従来のように複数回溶接を行う必要がなく、溶接時の熱の影響により発生するガスを電池ケース2内の大空間側に逃げるように構成することにより、溶接不良を防止することができる。
なお、溝15bの数やその断面形状等については、特に限定するものではない。
(実施例2)
図4(e)に示すように、注液孔24の段差部24cには、注液孔24の小径部24bから大径部24aまで放射状に延びる凹状の溝24dが穿設されている。該溝24dの断面形状は、矩形状である。一方、注液孔24の段差部24cの対向部にあたる、封止蓋25の裏面(内側面)25aは、平坦な面として形成されている。図4(c)に示すように、この封止蓋25を大径部24aに挿入し、注液孔24の段差部24cに載置されると、注液孔24の溝24dにより大径部24aの側壁面と封止蓋25の外周面とを突き合わせた状態における外側部分(図4(c)の点線丸印部分)の溶接箇所から注液孔24の開口部(小径部24b)に貫通する流路21が形成される。該封止蓋25を用いて注液孔24を溶接封止する場合、該封止蓋25を大径部24aに挿入し、注液孔24の段差部24cに載置され、上記溶接箇所に対してレーザーが照射されることにより突き合わせ溶接が行われると、溶接時の熱の影響によりガス(例えば、電解液残渣などの異物が気化したもの)が発生した場合でも、このガスは図4(c)に示す点線矢印方向に沿って流路21を通って、電池ケース2内へと流れることになる。また、このように溶接箇所から注液孔24の開口部に貫通する流路21が形成されるため、従来のように蓋体(注液孔壁面)と封止蓋との隙間に空気が閉じ込められることもない。こうして、溶接箇所を連続して溶接可能となり、従来のように複数回溶接を行う必要がなく、溶接時の熱の影響により発生するガスを電池ケース2内の大空間側に逃げるように構成することにより、溶接不良を防止することができる。
なお、溝24dの数やその断面形状等については、特に限定するものではない。
また、上記のように本実施例では、注液孔24の段差部24cに溝24dを設けたが、本実施例で用いた封止蓋25の代わりに、実施例1で用いた封止蓋15を適用し、注液孔24の段差部24cと封止蓋15の裏面15aの両方に溝24d、溝15bを有する構成とすることも可能である。このように構成することで、形成される流路のガスの流通性がさらに向上する。
(実施例3)
図5(e)に示すように、注液孔34の段差部34cには、注液孔34の小径部34b中心にして、その四方に凸状の突起部34dが設けられている。突起部34dは、円柱状の突起である。一方、注液孔34の段差部34cの対向部にあたる、封止蓋35の(裏面内側面)35aは、平坦な面として形成されている。図5(c)に示すように、この封止蓋35を大径部34aに挿入し、注液孔34の段差部34cに載置されると、注液孔34の突起部34dにより大径部34aの側壁面と封止蓋35の外周面とを突き合わせた状態における外側部分(図5(c)の点線丸印部分)の溶接箇所から注液孔34の開口部(小径部34b)に貫通する流路31が形成される。該封止蓋35を用いて注液孔34を溶接封止する場合、該封止蓋35を大径部34aに挿入し、注液孔34の段差部34c上に設けられた突起部34d上面に載置され、上記溶接箇所に対してレーザーが照射されることにより突き合わせ溶接が行われると、溶接時の熱の影響によりガス(例えば、電解液残渣などの異物が気化したもの)が発生した場合でも、このガスは図5(c)に示す点線矢印方向に沿って流路31を通って、電池ケース2内へと流れることになる。また、このように溶接箇所から注液孔34の開口部に貫通する流路31が形成されるため、従来のように蓋体(注液孔壁面)と封止蓋との隙間に空気が閉じ込められることもない。こうして、溶接箇所を連続して溶接可能となり、従来のように複数回溶接を行う必要がなく、溶接時の熱の影響により発生するガスを電池ケース2内の大空間側に逃げるように構成することにより、溶接不良を防止することができる。
なお、本実施例では、注液孔34の段差部34cに突起部34dを設けたが、特に限定するものではない。例えば、注液孔34の段差部34cではなく、封止蓋35の裏面に突起部を設ける構成し、本実施例と同様の効果を得ることも可能である。
また、突起部34dの数やその形状等については、特に限定するものではない。
(実施例4)
実施例4として示す封止蓋及び注液孔の形状においては、実施例2で示した封止蓋25の形状のみが異なるものであるため、本実施例では実施例2の封止蓋25に代わる封止蓋45についてのみ説明する。図6(a)(b)に示すように、封止蓋45には、その裏面(内側面)45aの周端部(注液孔24側壁面との突き合わせ部分)にテーパー状に形成されたテーパー部45bを有している。テーパー部45bは、外周側へ行くほど封止蓋45の厚みが薄くなるように形成されている。図6(c)に示すように、この封止蓋45を大径部24aに挿入し、注液孔24の段差部24cに載置されると、注液孔24の溝24dにより大径部24aの側壁面と封止蓋25の外周面とを突き合わせた状態における外側部分(図6(c)の点線丸印部分)の溶接箇所から注液孔24の開口部(小径部24b)に貫通する流路41が形成される。該封止蓋45を用いて注液孔24を溶接封止する場合、該封止蓋25を大径部24aに挿入し、注液孔24の段差部24cに載置され、上記溶接箇所に対してレーザーが照射されることにより突き合わせ溶接が行われると、溶接時の熱の影響によりガス(例えば、電解液残渣などの異物が気化したもの)が発生した場合でも、このガスは図6(c)に示す点線矢印方向に沿って流路41を通って、電池ケース2内へと流れることになる。また、本実施例では、上記溶接箇所の近傍にテーパー部45bを設けているため、実施例2で示された流路21よりも、よりスムーズに溶接時の熱の影響により発生するガスを注液孔24の開口部へと逃がすことが可能となる。また、このように溶接箇所から注液孔24の開口部に貫通する流路41が形成されるため、従来のように蓋体(注液孔壁面)と封止蓋との隙間に空気が閉じ込められることもない。こうして、溶接箇所を連続して溶接可能となり、従来のように複数回溶接を行う必要がなく、溶接時の熱の影響により発生するガスを電池ケース2内の大空間側に逃げるように構成することにより、溶接不良を防止することができる。
以上のように、本発明は、封止部材である封止蓋の裏面と注液孔形成部材である蓋体(注液孔)との対向部(合わせ面)の少なくとも一部に溶接箇所から注液孔開口部に貫通する流路が形成されている。また、前記流路は、前記封止蓋裏面に設けられた溝又は突起により構成されている。また、前記流路は、前記蓋体(注液孔)に設けられた溝又は突起により形成されている。これにより、従来のように複数回溶接を行う必要がなく、溶接時の熱により発生したガスがガス抜け用の流路を通って、電池ケース内大空間側に逃げる構成となるため、溶接不良を防止できる。すなわち、本発明は、溶接箇所での溶接不良を未然に防ぐために、ガス圧力が電池ケース内部へ逃げる構造にするべく、注液孔と封止蓋の形状を構成したものである。
2b 蓋体(注液孔形成部材)
4、14、24、34 注液孔
5、15、25、35、45 封止蓋
15a、25a、35a、45a 裏面
10 密閉型電池
11、21、31、41 流路
15b、24d 溝
34d 突起部

Claims (3)

  1. 注液孔が形成される注液孔形成部材と該注液孔を封止する封止部材とを突き合わせ溶接することにより封止した密閉型電池において、
    前記封止部材裏面と前記注液孔形成部材との対向部の少なくとも一部に溶接箇所から前記注液孔開口部に貫通する流路が形成され、
    前記封止部材の周端部における裏面には、外周側へ行くほど前記封止部材の厚みが薄くなるテーパー部が形成されており、
    前記流路が前記封止部材裏面に形成されている場合には、前記テーパー部は、前記流路以外の部分または前記流路に形成されていることを特徴とする密閉型電池。
  2. 前記流路は、前記封止部材裏面に設けられた溝又は突起により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型電池。
  3. 前記流路は、前記注液孔形成部材に設けられた溝又は突起により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の密閉型電池。
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