JP5817092B2 - 横電界駆動方式液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

横電界駆動方式液晶表示装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示装置に用いた際、液晶の駆動不良の発生を防止し、良好な画像表示を行うことが可能な、オーバーコート層を有さない横電界駆動方式液晶表示装置用カラーフィルタに関するものである。
一般に、カラーフィルタは、透明基板と、透明基板上に形成され、赤、緑、青の三原色の着色パターンからなる着色層と、各着色パターンを区画するように透明基板上に形成された遮光部とを有している。また、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタでは、液晶層の厚み(セルギャップ)を制御するために、スペーサが形成される場合がある。
着色層の形成方法としては、例えば、顔料や染料等の着色剤を含有する着色層用組成物を用いたフォトリソグラフィー法が知られている。透明基板上にフォトリソグラフィー法により着色層を形成する場合、透明基板上に着色層用組成物の残渣が付着することがある。特に、遮光部がパターン状に形成された透明基板上にフォトリソグラフィー法により着色層を形成する場合、遮光部上に着色層用組成物の残渣が付着しやすい。
カラーフィルタを用いた液晶表示装置では、このような着色層用組成物の残渣がカラーフィルタ表面に存在することによって、液晶が汚染され、液晶に印加される実効電圧が局所的に異なる場合があり、実効電圧が異なる部分が輝点として観察されてしまうといった問題があった。特に、横電界駆動方式の液晶表示装置では、カラーフィルタの着色層上に直接、液晶層が形成される場合があり、その場合には、着色層用組成物の残渣と液晶とが直接接触するため、上記輝点が生じやすいものとなる。
また、横電界駆動方式の液晶表示装置においては、輝点の発生の他にも、硬化された着色層中の着色剤が液晶層へ溶出することにより、液晶が汚染され、液晶の駆動不良が発生するといった問題があった。
従来、上記液晶の汚染を防止するために、例えば、着色層上にオーバーコート層(保護層)を形成する方法が知られている。しかしながら近年、液晶表示装置の薄型化や、光透過性の向上のために、カラーフィルタにオーバーコート層を設けない場合が多くなっている。
ここで、特許文献1においては、オーバーコート層を用いずに、着色層用組成物の残差が液晶層中に溶出することを防止する方法として、遮光部全面を覆うように着色層を形成する方法が検討されている。上記方法によれば、遮光部上の残差を着色層によって覆うことができるため、上記カラーフィルタを横電界方式の液晶表示装置に用いた場合に、液晶と残差とが接触しないものとなるため、残差による液晶の汚染を防止することが可能となる。
しかしながら、上述した方法においては、従来のカラーフィルタに比べて液晶と接触する着色層の表面積が大きくなることから、液晶層に溶出する着色剤の溶出量は増加するため、液晶の駆動不良については抑制することが困難となるといった問題があった。
特開2008−83364号公報
本発明者らは、横電界駆動方式液晶表示装置において、カラーフィルタ上の硬化した着色層中の着色剤が液晶層へ溶出する原因について鋭意検討したところ、横電界駆動方式液晶表示装置を製造するに際して着色層上に配向膜を形成する工程の前に行われる、着色層表面の親液化処理時にその一因があることを見出した。すなわち、親液化処理時においては、通常、着色層表面に、プラズマ照射、UV照射、エキシマ照射等の親液化処理エネルギーの照射が行われることにより、着色層表面の親液化処理が行われるものである。この際、上記親液化処理エネルギーにより、着色層を構成するクリア材が分解されて着色剤が着色層表面に露出してしまうことが考えられる。また、配向膜の形成に用いられる溶剤は、着色剤の溶解性の高いものが用いられる場合があることから、上記着色層表面に露出した着色剤が、配向膜中の溶剤に溶解するため、形成された配向膜中には着色剤が多く存在することとなる。さらに、横電界駆動方式液晶表示装置とした場合は、配向膜中の着色剤が、液晶層の液晶へと溶出することにより、液晶の駆動不良の原因となることが考えられる。
そこで、本発明は、カラーフィルタの着色層の親液化処理に用いられる親液化処理エネルギーに対する着色層のクリア材の分解耐性が高く、横電界駆動方式液晶表示装置に用いた場合も、着色層中の着色剤が液晶層の液晶へ溶出することを防止することができる横電界液晶駆動方式液晶表示装置用カラーフィルタを提供することを主目的とする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、透明基板と、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層とを有し、かつ、上記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されていない横電界駆動方式液晶表示装置用カラーフィルタ(以下、単にカラーフィルタと称して説明する場合がある。)であって、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるものであることを特徴とするカラーフィルタを提供する。
本発明によれば、着色層がカルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなることにより、着色層、特にそのクリア材の親液化処理エネルギーに対する分解耐性を向上できることから、カラーフィルタに親液化処理を施した場合も、着色層のクリア材が紫外線等の親液化処理エネルギーによって分解され、着色剤が着色層表面に露出してしまうことを防止することが可能となる。よって、本発明のカラーフィルタを横電界駆動方式液晶表示装置(以下、単に液晶表示装置と称して説明する場合がある。)とした場合に、液晶への着色剤の溶出を防止することができることから、液晶の駆動不良の発生を防止することが可能となる。
本発明においては、上記複数色の着色層のうち、少なくとも上記遮光部全面を覆うように形成された着色層が、上記非汚染性着色層用組成物からなることが好ましい。遮光部全面を覆うように形成された着色層は、遮光部の開口部のみに形成された着色層に対し、カラーフィルタ全体に占める面積が大きくなる。よって、このような着色層が非汚染性着色層用組成物からなることにより、カラーフィルタを液晶表示装置とした際の、着色剤の液晶への溶出量を少ないものとすることができることから液晶の駆動障害をより効果的に防止することが可能となる。
本発明においては、上記複数色の着色層の全てが、上記非汚染性着色層用組成物からなることが好ましい。カラーフィルタに用いられる複数色の着色層の全てを上記非汚染性着色層用組成物からなるものとすることにより、カラーフィルタを液晶表示装置とした際の、着色剤の液晶への溶出による液晶の駆動障害をより効果的に防止することが可能となる。
本発明においては、上記非汚染性着色層用組成物が、連鎖移動剤を含有することがより好ましい。これにより、着色層表面の硬化性を向上させることができることから、着色層から液晶層の液晶への着色剤の溶出をより効果的に防止することが可能となる。
本発明においては、上記非汚染性着色層用組成物が、銅フタロシアニン系の緑色顔料を含有することが好ましい。上記緑色顔料は、液晶への溶解性が低いことから、上記緑色顔料が液晶へ溶出することによる影響を少ないものとすることができる。
本発明は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層とを有し、かつ、上記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されておらず、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるカラーフィルタと、上記着色層上に形成された配向膜と、液晶駆動側基板と、上記カラーフィルタの上記配向膜と、上記液晶駆動側基板との間に形成された液晶層と、を有することを特徴とする液晶表示装置を提供する。
本発明は、上記カラーフィルタを用いることにより、液晶層の液晶に上記カラーフィルタの着色層中の着色剤が溶出してしまうことを好適に防止することができることから、液晶の駆動障害を防止し、良好な画像表示を行うことが可能となる。
本発明は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層とを有し、かつ、上記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されておらず、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるカラーフィルタの上記複数色の着色層表面に親液化処理を施す親液化処理工程と、上記親液化処理が施された着色層上に配向膜を形成する配向膜形成工程と、を有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法を提供する。
本発明は、上記親液化処理工程において紫外線等の親液化処理エネルギーを上記カラーフィルタの着色層に照射した場合も、上記着色層のクリア材が分解されて着色剤が着色層表面に露出することを抑制することが可能となることから、製造された液晶表示装置においては、液晶層の液晶に、上記着色剤が溶出してしまうことを防止することが可能となる。これにより、液晶の駆動障害を生じず、良好な画像表示を行うことができる液晶表示装置を製造することが可能となる。
本発明においては、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなる着色層を有することにより、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置とした際に、着色層中の着色剤が、液晶層の液晶へ溶出することを防止することができることから、液晶の駆動障害を防止することが可能となるといった作用効果を奏する。
本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図である。 カラーフィルタの親液化処理の一例を示す工程図である。 本発明の液晶表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の一例を示す工程図である。
以下、本発明のカラーフィルタ、液晶表示装置、および液晶表示装置の製造方法について説明する。
A.カラーフィルタ
本発明のカラーフィルタは、透明基板と、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層とを有し、かつ、上記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されていない液晶表示装置用カラーフィルタであって、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるものであることを特徴とするものである。
なお、本発明のカラーフィルタは、横電界駆動方式液晶表示装置に用いられるものであり、上記着色層上には、透明電極層が形成されないものである。
また、着色層が遮光部全面を覆うように形成されているとは、着色層により遮光部の表面および側面の全てが覆われ、遮光部が露出していないことをいう。
本発明のカラーフィルタについて、図を用いて説明する。図1は本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図である。図1に示すように、本発明のカラーフィルタ10は、透明基板1と、透明基板1上に形成され、開口部を備える遮光部2と、透明基板1上に、遮光部2の全面を覆うように形成された複数色の着色層3(図1においては、赤色着色層3R、緑色着色層3G、および青色着色層3B)とを有するものである。
ここで、従来から、液晶表示装置においては、カラーフィルタの着色層中の着色剤が、液晶層の液晶へ溶出して、液晶が汚染されることにより、液晶の駆動不良が発生するといった問題があった。
本発明者らは、上記問題を解決するべく、着色層中の着色剤が液晶層の液晶へ溶出してしまう原因について鋭意検討したところ、液晶表示装置を製造するに際して、着色層上に配向膜を形成する工程の前に行われる、着色層表面の親液化処理時にその一因があることを見出した。
ここで、図2はカラーフィルタの親液化処理の一例を示す工程図である。
図2(a)に示すように、カラーフィルタに用いられる着色層3は、ポリマー成分およびモノマー成分等からなるクリア材3aと、クリア材3a中に分散されている着色剤3bとからなるものである。親液化処理は、通常、着色層3表面に紫外線、エキシマ光線、プラズマ等の親液化処理エネルギー50を照射することによって行われるものである。この際、親液化処理エネルギー50によりクリア材3aを構成するポリマー成分等は分解されてしまうのに対し、着色剤3bは分解されないことから、親液化処理後の着色層3は、図2(b)に示すように、着色層3表面に着色剤3bが露出した状態となる。
また、着色層上に配置される配向膜の形成に用いられる溶剤としては、上述した着色剤の溶解性が高い溶剤が好適に用いられることから、上述した着色層に配向膜を形成した場合は、着色層表面に露出した着色剤が上記溶剤に溶解し、その結果、形成される配向膜中に着色剤が多く存在するものとなる。さらに、上記配向膜が形成されたカラーフィルタが液晶表示装置に用いられた場合は、配向膜に移動した着色剤が液晶層の液晶へと溶出してしまうことから、液晶を汚染して、液晶の駆動不良を発生させるものと考えられる。
そこで、本発明者らは上記液晶の駆動不良の問題を解消するべく、さらに鋭意研究を重ねることにより、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなる着色層は、上述した親液化処理エネルギーに対する分解性が低いことを見出し、本発明を完成させるに至ったのである。
ここで、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなる着色層が、上述した親液化処理エネルギーに対して低い分解性を示す理由については明らかではないが、次のように考えることができる。
従来から、カラーフィルタの着色層組成物のポリマー成分としては、主にアクリル系ポリマーが用いられている。ここで、アクリル系ポリマーはランダム共重合によってできたポリマーであり、その構造には親液化処理エネルギーの照射によってポリマー分解が起こりやすい部分(特異点)が多く存在するものと考えられる。
これに対し、カルドポリマーは重縮合によってできたポリマーであり、その構造には上述した特異点が原理上存在しないものである。これにより、カルドポリマーは親液化処理エネルギーに対する分解性が低いものと考えられる。
よって、本発明によれば、着色層がカルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなることにより、着色層、特にそのクリア材の親液化処理エネルギーに対する分解耐性を向上できることから、カラーフィルタに親液化処理を施した場合も、着色層のクリア材が親液化処理エネルギーによって分解され、着色剤が着色層表面に露出してしまうことを防止することが可能となる。よって、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置とした場合に、液晶層の液晶への着色剤の溶出を防止することができることから、液晶の駆動不良の発生を防止することが可能となる。
以下、本発明のカラーフィルタに用いられる各部材について説明する。
1.着色層
本発明に用いられる着色層は、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成されるものであり、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるものである。
本発明においては、通常、赤色着色層、緑色着色層、および青色着色層が用いられるが、これらに限定されるものではなく、上述した色以外の着色層を有していてもよい。
まず、本発明に用いられる非汚染性着色層用組成物について説明する。
なお、本発明においては、複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層に用いられる着色層用組成物が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物であることから、カルドポリマーを含有しない着色層用組成物も用いられる場合があるが、これについては、一般的なカラーフィルタの着色層に用いられる着色層用組成物と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
(1)非汚染性着色層用組成物
上記非汚染性着色層用組成物は、カルドポリマーを含有するものである。
上記カルドポリマーは、フルオレン骨格を主成分としたものである。このようなカルドポリマーとしては、例えば、フルオレン骨格を有するビスフェノール化合物とエピクロヒドリンとから誘導されるエポキシ樹脂、あるいはこのエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とから誘導されるエポキシ(メタ)アクリレート、更にはこのエポキシ(メタ)アクリレートと酸無水物から誘導されるエポキシ(メタ)アクリレート酸付加物等を挙げることができる。
ここで、本発明に用いられるカルドポリマーは、下記一般式(1)で示されるビスフェノール化合物から誘導されるフルオレン骨格を有する樹脂を含有することが好ましい。
Figure 0005817092
(RおよびRは水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、またはハロゲン原子であり、互いに同じであってもよく、異なるものであってもよい。)
このような一般式(1)で示されるビスフェノール化合物としては、具体的には、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−フルオロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,10−5−ジメチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)フルオレン等を挙げることができ、これらはその1種のみを単独で用いることができるほか、2種以上を併用することもできる。
本発明において、上記カルドポリマーは、エポキシ基を1分子中に2つ以上もつエポキシ樹脂と不飽和モノカルボン酸とを反応させて得たエポキシ(メタ)アクリレート樹脂と多塩基酸無水物から誘導されるエポキシ(メタ)アクリレート酸付加物であることが好ましい。
このようなエポキシ(メタ)アクリレート酸付加物の形成に用いられるエポキシ樹脂として、具体的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、9,9−ビス(4−ヒドロキフェニル)フルオレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルシラン、4,4’−ビフェノール、テトラメチル−4,4’−ビフェノール等のビスフェノール類、フェノールノボラック、クレゾールノボラック、ナフトールまたはナフタレンジオールと、1,4−ビスキシレノールとの縮合化合物等の多官能フェノール類や、これら芳香環水素の一部または全てがハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基に置換した多官能フェノール類をエピクロロヒドリンと反応させて得られた1分子中にエポキシ基を2つ以上有するものが挙げられる。このエポキシ樹脂をエポキシ樹脂と等当量のアクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸類を公知の手法により反応させることにより、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂とすることができ、さらに、このエポキシ(メタ)アクリレート樹脂を多塩基酸無水物と反応させることにより、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂と多塩基酸無水物との付加生成物とすることができるのである。
このような付加生成物の形成に用いられる多塩基酸無水物として、具体的には、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルシクロヘキセンジカルボン酸無水物などの脂環式酸無水物類、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、エチレングリコールビストリメリテート無水物、グリセロールトリストリメリテート無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物などの芳香族酸無水物類、無水ヘット酸、テトラブロモ無水フタル酸などのハロゲン系酸無水物類等が挙げられる。また、上記エポキシ樹脂、アクリレート、酸無水物類は1種であっても、2種以上の混合物であってもよい。
このようにして得られるエポキシ(メタ)アクリレート酸付加物の中でも、本発明においては、特開昭60−152091号公報、特開平6−1938号公報、特開平8−146311号公報に見られるように同一分子内にカルボキシル基と光重合可能な不飽和基とを有する重量平均分子量1000以上の樹脂が着色層に含有されることが好ましい。具体的には、フルオレン骨格を持つエポキシアクリレートの酸付加体である新日鐵化学社製V259M、V301Mや日本化薬社製のクレゾールノボラック型エポキシアクリレートの酸付加体が挙げられる。
なお、上記フルオレン骨格を持つエポキシアクリレートは、9,9−ビス(4−ヒドロキフェニル)フルオレンから得られるエポキシ樹脂とアクリル酸類とを反応させて得られるものが好適に用いられる。
本発明に用いられる非汚染性着色層用組成物としては、上記カルドポリマーの他に、通常、モノマー成分、光重合開始剤、および顔料が用いられる。
上記モノマー成分については、一般的なカラーフィルタの着色層用組成物に用いられるものと同様とすることができる。具体的には、次のような多官能アクリレート系のモノマー、すなわち、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートプロピレンオキサイド付加物、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンテトラ(メタ)アクリレート、テトラトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート等を例示することができるが、中でも、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートが、高い架橋密度が得られ、充分な硬化性を示すので好ましい。
上記光重合開始剤については、公知のものを単独に又は数種併用することができ、例えば、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン(市販品チバスペシャリティケミカルズ社製イルガキュア907)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1(市販品チバスペシャリティケミカルズ社製イルガキュア369)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド(チバスペシャリティケミカルズ社製商品名CGI819)、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(BASF製Lucirin TPO)、2,4−トリクロロメチル−(ピプロロニル)−6−トリアジン(市販品日本シーベルヘグナー社製商品名トリアジンPP)等が使用できる。
上記非汚染性着色層用組成物に用いられる着色剤としては、一般的なカラーフィルタに用いられるものと同様とすることができる。
本発明において、緑色着色層を形成する際に上記非汚染性着色層用組成物を用いる場合は、上記着色剤として、銅フタロシアニン系の緑色顔料を用いることが好ましい。銅フタロシアニン系の緑色顔料は、液晶層へ溶出しにくいからである。
ここで、上記銅フタロシアニン系の緑色顔料が溶出しにくい理由については、明らかではないが、次のように考えることができる。
銅フタロシアニン系の緑色顔料は積層方向の分子は配列が揃っており結晶性が高いため、溶剤への溶解性が低くなっていると考えられる。
上記銅フタロシアニン系の緑色顔料としては、具体的には、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36等を挙げることができる。本発明においては、特にC.I.ピグメントグリーン36を用いることが好ましい。
上記非汚染性着色層用組成物としては、上記カルドポリマー、モノマー成分、光重合開始剤、および着色剤を含有するものであれば特に限定されるものではなく、他にも必要な成分を適宜選択して用いることができる。
このような成分としては、連鎖移動剤を挙げることができる。本発明においては、上記非汚染性着色層用組成物に連鎖移動剤を含有させることにより、形成される着色層の表面の硬化性をより高いものとすることができることから、着色層中の着色剤が溶出することを防止することが可能となる。
本発明に用いられる連鎖移動剤は、チオール基を含む化合物である。このようなチオール基を含む化合物としては、例えば多官能チオール化合物を用いることができる。多官能チオール化合物は、分子内にメルカプト基(−SH)を少なくとも2つ、好ましくは3つ以上、さらに好ましくは4つ以上有する化合物である。メルカプト基が多いほど、膜表面での酸素による反応阻害を軽減しやすいからである。
多官能チオール化合物として具体的には、エチレングリコールビスチオプロピオネート(EGTP)、ブタンジオールビスチオプロピオネート(BDTP)、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート(TMTP)、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート(PETP)、下記式(2)で表されるTHEIC−BMPA等のメルカプトプロピオン酸誘導体;エチレングリコールビスチオグリコレート(EGTG)、ブタンジオールビスチオグリコレート(BDTG)、ヘキサンジオールビスチオグリコレート(HDTG)、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート(TMTG)、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(PETG)等のチオグリコール酸誘導体;1,2−ベンゼンジチオール、1,3−ベンゼンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,6−ヘキサメチレンジチオール、2,2’−(エチレンジチオ)ジエタンチオール、meso−2,3−ジメルカプトコハク酸、p−キシレンジチオール、m−キシレンジチオール等のチオール類;ジ(メルカプトエチル)エーテル等のメルカプトエーテル類を例示することができる。
Figure 0005817092
上記の中でも、ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート(PETP)、上記式(2)で表されるTHEIC−BMPA、および、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート(PETG)が好ましく、特にペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート(PETP)が好ましい。
(2)着色層
本発明においては、複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを有する非汚染性着色層用組成物からなるものであれば特に限定されるものではないが、上記非汚染性着色層用組成物からなる着色層が、上記遮光部を覆うように形成されている着色層であることがより好ましい。上記遮光部を覆うように形成されている着色層は、遮光部の開口部のみに形成されている着色層に比べて、カラーフィルタ全体に形成される着色層の表面積が大きくなる。表面積の大きな着色層からの着色剤の溶出量は、表面積の小さな着色層からの着色剤の溶出量よりも多くなることから、本発明においては、上記遮光部を覆うように形成されている着色層が上記非汚染性着色層用組成物からなるものであることにより、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置とした場合に、着色層の着色剤が液晶層の液晶へ溶出することを好適に防止することができるからである。
ここで、本発明において、着色層が「上記遮光部全面を覆うように形成されている」形態としては、例えば図1に示すように、複数色の着色層3のうち、1色の着色層(図1では、緑色着色層3G)を用いて、それぞれの着色層3間に形成されている遮光部2全面を覆うように形成されている形態を挙げることができるが、これに限られるものではない。本発明における遮光部上の着色層の形態については、特開2008−83364号公報に記載されているものと同様とすることができる。
本発明においては、さらに、複数色の着色層の全てが、上記カルドポリマーを有する非汚染性着色層用組成物からなる着色層であることが好ましい。これにより、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置とした場合に、着色層の着色剤が液晶層の液晶へ溶出することを好適に防止することができるからである。
上記着色層における各色の着色パターンは、画素に対応して規則的に配列される。着色パターンの配列としては、各色の着色パターンが巨視的に見て平均的に配列されていれば特に限定されるものではなく、例えばストライプ配列、モザイク配列、デルタ配列等が挙げられる。
上記着色層の面積、膜厚については、本発明のカラーフィルタが用いられる液晶表示装置の用途に応じて、適宜選択される。
2.遮光部
本発明に用いられる遮光部は、上記透明基板上に形成され、開口部を備えるものである。
遮光部のパターン形状としては、特に限定されるものではなく、上述した着色層が所定のパターンとなるような開口部を有するように形成することができる。
遮光部としては、例えば、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものや、クロム、酸化クロム等の金属薄膜等が挙げられる。この金属薄膜は、CrO膜(xは任意の数)およびCr膜が2層積層されたものであってもよく、また、より反射率を低減させたCrO膜(xは任意の数)、CrN膜(yは任意の数)およびCr膜が3層積層されたものであってもよい。
遮光部が黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものである場合、この遮光部の形成方法としては、遮光部をパターニングすることができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、遮光部用感光性樹脂組成物を用いたフォトリソグラフィー法、印刷法、インクジェット法等を挙げることができる。
上記の場合であって、遮光部の形成方法として印刷法やインクジェット法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
また、上記の場合であって、遮光部の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。この場合、黒色着色剤および感光性樹脂を含有する遮光部用感光性樹脂組成物には、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
一方、遮光部が金属薄膜である場合、この遮光部の形成方法としては、遮光部をパターニングすることができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、フォトリソグラフィー法、マスクを用いた蒸着法、印刷法等を挙げることができる。
遮光部の膜厚としては、金属薄膜の場合は0.2μm〜0.4μm程度で設定され、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものである場合は0.5μm〜3μm程度で設定される。
3.透明基板
本発明に用いられる透明基板としては、一般的なカラーフィルタに用いられる透明基板と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
4.その他の部材
本発明のカラーフィルタは、上述した着色層、遮光部、および透明基板を有するものであれば特に限定されるものではなく、必要な部材を適宜選択して追加することができる。このような部材としては柱状スペーサを挙げることができる。なお、上記柱状スペーサについては、一般的なカラーフィルタに用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
5.カラーフィルタの製造方法
本発明のカラーフィルタの製造方法としては、一般的なカラーフィルタの製造方法と同様とすることができるので、ここでの記載は省略する。
B.液晶表示装置
本発明の液晶表示装置は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層とを有し、かつ、上記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されておらず、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるカラーフィルタと、上記着色層上に形成された配向膜と、液晶駆動側基板と、上記横電界駆動方式液晶表示装置用カラーフィルタの上記配向膜と、上記液晶駆動側基板との間に形成された液晶層と、を有することを特徴とするものである。
本発明の液晶表示装置について、図を用いて説明する。図3は、本発明の液晶表示装置の一例を示す概略断面図である。図3に示すように、本発明の液晶表示装置20は、カラーフィルタ10と、カラーフィルタ10の複数色の着色層3(図3では、赤色着色層3R、緑色着色層3G、および青色着色層3B)上に形成された配向膜21と、液晶駆動側基板22と、カラーフィルタ10および液晶駆動側基板22の間に形成された液晶層23とを有するものである。通常は、液晶駆動側基板22上にも配向膜21が形成され、カラーフィルタ10の配向膜21側と液晶区層側基板22の配向膜21側とが対向するように配置され、その間に液晶層23が形成されるものである。
なお、図3においては、カラーフィルタ10の遮光部2上に柱状スペーサ4が形成されている例について示している。また、カラーフィルタ10のその他の部材については、図1を用いて説明したカラーフィルタと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明は、上記カラーフィルタを用いることにより、液晶層の液晶に上記カラーフィルタの着色層中の着色剤が溶出してしまうことを好適に防止することができることから、液晶の駆動障害を防止し、良好な画像表示を行うことが可能となる。
以下、本発明の液晶表示装置に用いられる各構成について説明する。
1.カラーフィルタ
本発明に用いられるカラーフィルタについては、上述した「A.カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
2.配向膜
本発明に用いられる配向膜は、上記着色層上に形成されるものである。
本発明に用いられる配向膜としては、液晶分子を配向させる配向機能を有するものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、光配向膜、ラビング配向膜等を挙げることができる。
3.液晶駆動側基板
本発明に用いられる液晶駆動側基板は、一般的な横電界駆動方式により液晶を駆動させることができるものであれば特に限定されるものではなく、一般的な液晶表示装置に用いられているものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
また、図3に示すように、通常、液晶駆動側基板22上には配向膜21が形成されるものである。
4.液晶層
本発明に用いられる液晶層は、上記カラーフィルタ上に形成された配向膜と、液晶駆動側基板との間に形成されるものである。
上記液晶層に用いられる液晶については、横電界駆動方式により駆動させることができるものであれば特に限定されるものではなく、一般的は液晶表示装置に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
5.その他の構成
本発明の液晶表示装置は、上記カラーフィルタ、配向膜、液晶駆動側基板、および液晶層を有するものであれば特に限定されるものではなく、他にも必要な構成を適宜選択して追加することができる。このような構成としては、例えば、上記液晶表示装置を封止するために用いられる封止材を挙げることができる。上記封止材については、一般的な液晶表示装置に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
6.液晶表示装置の製造方法
本発明の液晶表示装置の製造方法としては、上述したカラーフィルタを用いて液晶表示装置を形成することができる方法であれば特に限定されず、一般的な液晶表示装置を製造する際に用いられる方法と同様とすることができる。また、このような液晶表示装置の製造方法の一例として、後述する「C.液晶表示装置の製造方法」の項で説明する方法を挙げることができる。
C.液晶表示装置の製造方法
本発明の液晶表示装置の製造方法は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、上記透明基板上に上記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層とを有し、かつ、上記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されておらず、上記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるカラーフィルタの上記複数色の着色層表面に親液化処理を施す親液化処理工程と、上記親液化処理が施された着色層上に配向膜を形成する配向膜形成工程と、を有することを特徴とする製造方法である。
本発明の液晶表示装置の製造方法について、図を用いて説明する。図4は、本発明の液晶表示装置の製造方法の一例を示す工程図である。図4に示すように、本発明の液晶表示装置の製造方法においては、カラーフィルタ10の複数色の着色層3(図4においては、赤色着色層3R、緑色着色層3G、および青色着色層3B)表面に、紫外線等の親液化処理エネルギー50を照射して親液化処理を行う親液化処理工程(図4(a))と、親液化処理が施された着色層3上に配向膜21を形成する配向膜形成工程(図4(b))と、を有する製造方法である。また、通常は、配向膜形成工程後に、カラーフィルタ10の配向膜21側と、液晶駆動側基板22の配向膜21側とが対向するように配置して貼り合わせ、カラーフィルタ10と液晶駆動側基板22との間に液晶層23を形成する工程が行われ、液晶表示装置20が製造される(図4(c))。
なお、カラーフィルタ10については、図3の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明によれば、上記親液化処理工程において紫外線等の親液化処理エネルギーを上記カラーフィルタの着色層に照射した場合も、上記着色層のクリア材が分解されて着色剤が着色層表面に露出することを抑制することが可能となることから、製造された液晶表示装置においては、液晶層の液晶に、上記着色剤が溶出してしまうことを防止することが可能となる。これにより、液晶の駆動障害を生じず、良好な画像表示を行うことができる液晶表示装置を製造することが可能となる。
以下、本発明の液晶表示装置の製造方法における各工程について説明する。
1.親液化処理工程
本工程は、上述した「A.カラーフィルタ」の項で説明したカラーフィルタの複数色の着色層表面に親液化処理を施す工程である。本工程において着色層表面を親液化することにより、後述する配向膜形成工程で、配向膜材料を着色層上に塗布する際、ハジキ等の発生を防止し、良好な配向膜を形成することが可能となる。
ここで、親液化処理とは、カラーフィルタの複数色の着色層表面に、塗布法により配向膜を形成した際にハジキ等の発生を防止し、均一な膜厚で配向膜を形成することが可能なる程度の親液性を付与する処理を指す。
また、親液化処理後の着色層表面の親液性としては、具体的には、着色層表面の水との接触角が20°以下、なかでも15°以下、特に10°以下となることが好ましい。なお、水との接触角は、水またはそれと同等の表面張力を有する液体との接触角を接触角測定器(協和界面科学(株)製CA−Z型)を用いて測定(マイクロシリンジから液滴を滴下して30秒後)し、その結果から、もしくはその結果をグラフにして得られるものである。
本工程に用いられる親液化処理としては、上記着色層表面に所望の親液性を付与することができる処理であれば特に限定されるものではなく、例えば、紫外線、エキシマ光線、プラズマ等の照射による親液化処理を挙げることができる。
2.配向膜形成工程
本工程は、上記親液化処理が施された着色層上に配向膜を形成する工程である。本工程において用いられる配向膜の形成方法としては、所望の配向機能を有する配向膜を形成することができる方法であれば特に限定されるものではなく、塗布法を用いた一般的な配向膜の形成方法を挙げることができる。
3.その他の工程
本発明の液晶表示装置の製造方法は、上述した親液化処理工程、および配向膜形成工程を有する製造方法であれば特に限定されない。通常は、カラーフィルタおよび液晶駆動側基板の間に液晶層を形成する工程等を有するものである。
液晶層の形成方法としては、一般に液晶セルの作製方法として用いられる方法を使用することができ、例えば、真空注入方式や液晶滴下方式等が挙げられる。
真空注入方式では、例えば、あらかじめカラーフィルタおよび液晶駆動側基板を用いて液晶セルを作製し、キャピラリー効果を利用して液晶セルに液晶を注入し、接着剤で封鎖することにより液晶層を形成することができる。
また液晶滴下方式では、例えば、カラーフィルタの周縁にシール剤を塗布し、このカラーフィルタの柱状スペーサで隔てられた領域に、ディスペンサー等を用いて液晶を滴下し、カラーフィルタ基板および液晶駆動側基板を減圧下で重ね合わせ、シール剤を介して接着させることにより、液晶層を形成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、本発明について、実施例および比較例を挙げて説明する。
[実施例1]
(硬化性樹脂組成物の調製)
まず、下記材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物を得た。
<硬化性樹脂組成物の組成>
・カルドポリマー(新日鐵化学社製 V259M) 16質量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)24質量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) 4質量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン(チバスペシャリティケミカルズ社製イルガキュア907)
3質量部
・連鎖移動剤(ペンタエリスリトールテトラキスチオプロピオネート(PETP))
1質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル 52質量部
(遮光部の形成)
まず、下記分量の成分を混合し、サンドミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調製した。
<黒色顔料分散液の組成>
・黒色顔料 23質量部
・高分子分散剤(ビックケミー・ジャパン(株) Disperbyk111)
2質量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) 75質量部
次に、下記分量の成分を十分混合して、遮光部用組成物を得た。
<遮光部用組成物の組成>
・上記黒色顔料分散液 61質量部
・上記硬化性樹脂組成物 20質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル 30質量部
透明基板として厚み1.1mmのガラス基板(旭硝子(株) AN材)上に上記遮光部用組成物をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、膜厚約1μmの遮光部形成用層を形成した。当該遮光部形成用層を、超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して遮光部を形成した。
(着色層の形成)
上記のようにして遮光部を形成した透明基板上に、下記組成の赤色着色層組成物をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み1.5μm)し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥して赤色着色層形成用層を得た。次いで、赤色着色層形成用層から100μmの距離にスリットマスク(凹凸形成用遮光部幅10μm)を配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて赤色着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色着色層形成用層の未硬化部分のみを除去した。その後、上記透明基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより、加熱処理を施して赤色着色層を形成した。
次に、下記組成の緑色着色層用組成物を用いて、赤色着色層と同様の工程で、緑色着色層を形成した。
さらに、下記組成の青色着色層用組成物を用いて、赤色着色層と同様の工程で、青色着色層を形成した。これにより、赤色着色層、緑色着色層、および青色着色層を有するカラーフィルタを得た。なお、遮光部は緑色着色層で覆った。
<赤色着色層用組成物の組成>
・C.I.ピグメントレッド177(Chromofine Red 6605、大日精化工業社製)
10質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 5質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 82質量部
<緑色着色層用組成物の組成>
・C.I.ピグメントグリーン36(Heliogen Green D9360、BASF社製)
10質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 5質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 82質量部
<青色着色層組成物の組成>
・C.I.ピグメントブルー15:6(Fastogen Blue EP-7、DIC社製)
10質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 5質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 82質量部
(スペーサの形成)
上記のようにして着色層を形成した基板上に、硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布、乾燥し塗布膜を形成した。硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置して、プロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いてスペーサの形成領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後基板を200℃の雰囲気中に30分間放置することにより加熱処理を施して、上端部面積が100μmで高さ3.8μmの固定スペーサを所定の個数密度となるように形成した。
(液晶表示装置の作製)
上記のようにして得られたカラーフィルタの膜形成表面に、ポリイミドよりなる配向膜を形成した。次いでTFTを形成したガラス基板上にIPS液晶を必要量滴下し、上記カラーフィルタを重ね合わせ、UV硬化性樹脂をシール材として用い、常温で0.3kgf/cmの圧力をかけながら400mJ/cmの照射量で露光することにより接合して、セル組みし、本発明の液晶表示装置を得た。
[実施例2]
緑色顔料をPG7(DIC社製)に変更した以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
[実施例3]
連鎖移動剤をトリメチロールプロパントリスチオプロピオネート(TMTP)に変更した以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
[比較例]
カルドポリマーの代わりにアクリル系ポリマーを用いたこと、また連鎖移動剤を用いなかったこと以外は、実施例1の硬化性樹脂組成物と同様に硬化性樹脂組成物の調製を行った。なお、アクリル系ポリマーとしては、下記に示す共重合性樹脂溶液を用いた。
また、この硬化性樹脂組成物を用い、上記緑色着色層用組成物に用いられる顔料をPG58としたこと以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
(共重合樹脂溶液の調製)
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63質量部、アクリル酸(AA)を12質量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6質量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88質量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7質量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7質量部、トリエチルアミンを0.4質量部、及びハイドロキノンを0.2質量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
なお、実施例1〜3で用いた着色層用組成物(非汚染性着色層用組成物)、および比較例で用いた着色層用組成物の各組成物については表1に示している。
実施例1〜3および比較例で得られた液晶表示装置を125℃のオーブンに入れ、24時間後に電圧保持率を測定した。電圧保持率は電圧保持率測定システムVHR−1型(東陽テクニカ製)を用いて測定した。電圧保持率95%以上であれば表示性能は良好なものとなる。結果を表2に示す。なお表2においては、表示性能が良好なものについては○、表示性能が良好でないものについては×で示している。
Figure 0005817092
Figure 0005817092
1 … 透明基板
2 … 遮光部
3 … 着色層
4 … 柱状スペーサ
20 … 液晶表示装置
21 … 配向膜
22 … 液晶駆動側基板
23 … 液晶層
50 … 親液化処理エネルギー

Claims (1)

  1. 透明基板と、前記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、前記透明基板上に前記遮光部全面を覆うように形成された複数色の着色層と、を有し、かつ、前記複数色の着色層上にオーバーコート層が形成されておらず、前記複数色の着色層のうち、少なくとも1色の着色層が、カルドポリマーを含有する非汚染性着色層用組成物からなるカラーフィルタの前記複数色の着色層表面に親液化処理を施す親液化処理工程と、
    前記親液化処理が施された着色層上に直に配向膜を形成する配向膜形成工程と、
    を有することを特徴とする横電界駆動方式液晶表示装置の製造方法。
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