JP5814486B1 - 使い捨て着用物品 - Google Patents
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Description
下記の実施の形態は、本発明の一例である図1〜図8に示す、第1実施形態に係る使い捨ておむつ10に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。図2及び3において、後述する各弾性体は、その収縮力に抗して、横方向X及び縦方向Yへの収縮力により、各弾性体が取り付けられた部材に生じたギャザーが自然な視覚によって実質的に無くなっているように見える程度にまで伸長された状態にある。
おむつ本体14は、縦方向Yにおいて離間対向する前後端縁14a,14bと、横方向Xにおいて離間対向する両側縁14c,14dとを有し、肌対向面に位置する透液性の内面シート21と、非肌対向面に位置する不透液性の外面シート22と、内外面シート21,22の間に位置する吸収性コア23と、吸収性コア23と外面シート22との間に位置し、少なくとも吸収性コア23の底面全体を覆う難透液性又は不透液性の防漏シート24とを含む。内面シート21の肌対向面側には、横方向Xに離間し縦方向Yへ延びる一対のバリアカフシート25が配置されている。前ウエスト域11において、外面シート22の非肌対向面側には、ファスナ部16が係脱可能なターゲットシート17が配置されている。
図2〜図4を参照すると、おむつ本体14の後ウエスト域12には、その両側縁部に一対のサイドパネル15が取り付けられる。サイドパネル15は、弾性伸縮性を有する弾性パネル31と、弾性パネル31とおむつ本体14とを連結するための連結シート32と、弾性パネル31から横方向Xの外側に延出するファスナ部16を備えたタブシート33とを含む。
図2及び図3を参照すると、おむつ本体14の前ウエスト域12の非肌対向面側には、ターゲットシート17が配置されている。ターゲットシート17は、おむつ本体14の非肌対向面に固定された内層部分(内層シート)50と、ターゲットシート17の外面を形成する外層部分(外側シート)60とを積層して形成された複合シートから形成される。内外層部分50,60は、熱融着繊維を含む各種公知の製法によって製造された繊維不織布シートから形成されており、内層部分50としては、例えば、フィラメント(長繊維)50aを含む質量20〜30g/m2のメルトブローン繊維不織布やエアスルー繊維不織布、外層部分60としては、例えば、ステープル60aを含む質量10〜20g/m2のスパンボンド繊維不織布等から形成することができる。内層部分50はフィラメント50a、外層部分60はステープル60aを含むことによって、フック41と係合したときに内層部分50における毛羽立ちを抑制し、係脱を繰り返しても所定の係合強度を維持することができる。
図9は、変形例1における図1と同様の、着用状態におけるおむつ10の斜視図である。本変形例においては、ターゲットシート17は、後ウエスト域12における他の領域と識別可能となるように着色されている。着色は、識別可能な限りにおいて、赤色、青色、黄色等の公知の色彩を用いることができる。なお、図10においては、着色されていることが分かるように、ターゲットシート17の外面に薄色のドットを付している。
図10は、他の変形例における図3と同様の図である。図10を参照すると、本変形例においては、おむつ本体14の外面に縦方向Yへ断続的に延びる、複数の表示要素91aから形成された第1表示部91が配置されている。第1表示部91は、横方向Xにおいて離間して複数配置されており、おむつ本体14の前端縁14aから後端縁14bまでその縦寸法のほぼ全域に延在している。また、ターゲットシート17の外面には、縦方向Yへライン状に延び、かつ、横方向Xにおいて互いに離間した複数の第2表示部92が配置されている。第1表示部91と第2表示部92とは、縦方向Yにおいて並んで配置されている。第1及び第2表示部91,92がこのような配置パターンを有することによって、おむつ10の製造工程において、ターゲットシート17をおむつ本体14に対して所定の位置に配置することができる。このように、第1及び第2表示部91,92が、おむつ10の製造工程におけるターゲットシート17の位置決めとして機能することのほかに、おむつ10の背面における外観の意匠性に優れるとともに、おむつ10の着用状態においては、第2表示部92は、着用者のサイズを表示する機能を有する。なお、第1表示部91を構成する表示要素91aは、図示例のような十字状のほかに、円形や矩形、星形等の各種公知の図柄を採用することができる。
図11(a)〜(d)は、本発明のおむつ10の変形例の一例を示す、図7と同様の拡大図である。図11(a)〜(d)は、ターゲットシート17の外面における凹凸模様を示したものであって、図11(a)は、横方向へ連続してウエーブ状に延びる複数の凸部61とその間において連続してウエーブ状に延びる複数の凹部62とを有する模様、図11(b)は、縦方向Yの内側へ凸曲した複数の凹部62が縦方向Yに並び、かつ、その縦に並んだ複数の列が横方向Xにおいて離間しており、凸部61が複数の凹部62を囲むように位置する模様、図11(c)は、縦方向Yの内側へ凸曲した複数の凹部62とそれを囲むように位置する凸部61とから形成された模様、図11(d)は、横方向Xへウエーブ状に延びる複数の凹部62と、凹部62間に位置する複数の凸部61とを有し、凸部61は、縦方向Yにおいて対向する両側縁93,94が横方向Xにおいて接近と離間を繰り返した形状をなす模様である。図11(c),(d)のように、第1実施形態のパターンよりもより明確に、凸部61が離間と接近を横方向Xにおいて交互に繰り返すことによって、凹部62において縦方向Yへ配向された繊維の長さが不均一となり、ファスナ部16が係合された状態で横方向Xへ引っ張る力が加えられたとしても繊維が一様に切断されず、ファスナ部16との係合を解除した後においても表面が毛羽立ち難く、繰り返し止着操作をするときにおいても一定の係合強度を維持することができる。これらの複数の凹凸模様のいずれにおいても、本実施形態に係るおむつ10の特徴構成を備える限りにおいて、図7に示す凹凸模様と同様の技術的効果を奏することができる。
図12は、第2実施形態に係るおむつ10の図1と同様の斜視図、図13は、第2実施形態に係るおむつ10の図2と同様の平面図、図14は、第2実施形態に係るおむつ10の図4と同様の断面図である。本実施形態に係るおむつ10の基本的構成は、第1実施形態のそれと同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
11 前ウエスト域(第1ウエスト域又は第2ウエスト域)
12 後ウエスト域(第1ウエスト域又は第2ウエスト域)
13 クロッチ域
14 おむつ本体
15 サイドパネル
16 ファスナ部
16a 外側ファスナ部
16b 内側ファスナ部
17 ターゲットシート
23 吸収性コア
29 変形誘導部
31 弾性パネル
32 連結シート
31A 弾性区域
45 接合部
48 非接合部
50 内層部分
50a 内層部分の長繊維(フィラメント)
60a 外層部分の短繊維(ステープル)
61 凸部
62 凹部
71 凸部の幅広部
72 凸部の幅狭部
81 内側ファスナ部の内端縁
82 外側ファスナ部の外端縁
85 内側積層部分
86 外側積層部分
91 第1表示部
92 第2表示部
L4 連結シートの離間部分の横方向Xの寸法
X 横方向
Y 縦方向
Claims (3)
- 縦方向及び横方向と、肌対向面及び非肌対向面とを有し、前後ウエスト域の一方である第1ウエスト域と、前記前後ウエスト域の他方である第2ウエスト域と、前記第1及び第2ウエスト域間に位置するクロッチ域と、おむつ本体と、前記おむつ本体において前記クロッチ域から前記第1及び第2ウエスト域へ延びる吸収性コアと、前記第1ウエスト域の両側部に取り付けられて、前記第2ウエスト域に係脱可能な一対のファスナ部とを含む使い捨て着用物品において、
前記第1ウエスト域において、前記おむつ本体の両側縁から前記横方向の外側へ延出するサイドパネルをさらに有し、
前記サイドパネルは、前記横方向へ伸縮可能な弾性区域を有する弾性パネルと、前記おむつ本体と前記弾性パネルとをつなぐ連結シートとを有し、前記連結シートは、前記おむつ本体から前記横方向の外側へ延出する離間部分を有し、前記離間部分の前記横方向の寸法が10〜30mmであって、
前記離間部分は、前記連結シートから形成された単層構造を有し、前記離間部分の前記横方向の内側に位置する、複数のシートから形成された内側積層部分と、前記離間部分の前記横方向の外側に位置する、複数のシートから形成された外側積層部分とをさらに有し、前記離間部分の単位面積当たりの質量が、前記内側積層部分の単位面積当たりの質量と前記外側積層部分の単位面積当たりの質量とのそれぞれよりも高いことを特徴とする前記着用物品。 - 前記内側積層部分のうちの前記離間部分に隣接する部位のシートの積層数が、前記内側積層部分の他の部分のシートの積層数よりも多い請求項1に記載の着用物品。
- 前記第2ウエスト域の外面に位置するターゲットシートをさらに有し、前記ターゲットシートの前記非肌対向面側には、凸部と凹部とが形成されており、前記凹部は複数形成され、前記凸部は前記横方向へ連続して延びており、前記吸収性コアは、平面視において前記凸部と交差するように前記縦方向へ延びる変形誘導部を有する請求項1又は2に記載の着用物品。
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