JP5814111B2 - 研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置 - Google Patents
研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5814111B2 JP5814111B2 JP2011287098A JP2011287098A JP5814111B2 JP 5814111 B2 JP5814111 B2 JP 5814111B2 JP 2011287098 A JP2011287098 A JP 2011287098A JP 2011287098 A JP2011287098 A JP 2011287098A JP 5814111 B2 JP5814111 B2 JP 5814111B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measurement
- workpiece
- grindstone
- measuring
- heads
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/08—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring diameters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B5/00—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
- B24B5/35—Accessories
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B49/00—Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
- B24B49/02—Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B49/00—Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
- B24B49/02—Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent
- B24B49/04—Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent involving measurement of the workpiece at the place of grinding during grinding operation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B5/00—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
- B24B5/02—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work
- B24B5/06—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work for grinding cylindrical surfaces internally
- B24B5/08—Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work for grinding cylindrical surfaces internally involving a vertical tool spindle
Description
前記工作物の被加工面における直径方向に離れた2か所を少なくとも含む円周方向複数箇所にそれぞれ接して接触箇所の径方向位置をそれぞれ検出する複数の測定ヘッドを有する定寸装置と、
この定寸装置の前記複数の測定ヘッドの測定値から前記被加工面の径を演算する寸法演算手段32と、
前記被加工面における直径方向に離れた2か所の位置を測定する2つの測定ヘッドの測定値の差を求め、この測定値差が設定許容範囲から外れると測定異常と判定する測定異常判定手段34とを備える。
なお、測定異常判定手段34による測定異常の判定は、加工中における定められた期間に連続して行うようにしても良く、また工作物の1個の加工中に1回または複数回、非連続で行うようにしても良い。前記工作物は、例えば円筒状素材、または軸状素材、またはリング状素材である。
異常検出については、2か所の測定ヘッドの出力の加算値ではなく、2つの測定ヘッドの測定値の差により判定する。すなわち、測定異常判定手段34により、直径方向に離れた2か所の位置をそれぞれ測定する2つの測定ヘッドの測定値の差を求め、この測定値差が設定許容範囲から外れると測定異常と判定する。
測定ヘッドと被加工面との間に異物(研削屑や砥石の砥屑等)が噛み込んだ場合は、その噛み込みが生じた片方の測定ヘッドの測定値のみが大きくなり、2つの測定ヘッドの測定値の差が大きくなる。これに対し、ドレス時やスパークアウト時は、2つの測定ヘッドの測定値が同様に変化し、2つの測定ヘッドの測定値差は、変化しない。そのため、測定値差により異常判定を行うと、ドレスやスパークアウトによる誤検知が生じず、したがって異常判定の設定許容範囲、つまり閾値を小さく設定することができる。このため、微細な異物噛み込み等による測定異常であっても検出することができ、異常検出の精度を高めることができる。
これにより、従来では測定異常発生時に加工していた工作物の廃棄が少なくなり、誤検出による手直し無駄が少なくなる。
前記工作物支持機構が、前記工作物の一端面を磁力によって求心作用が生じるように吸着して回転するマグネットチャックと、砥石による工作物の押し付けによって工作物の周面の半周以内の2か所にそれぞれ接触して工作物をマグネットチャックの回転中心から僅かに偏心させて支持する2つのシューとを有する場合に、前記測定異常判定手段34が測定異常の判定を行わない前記離反・緩め過程が、砥石の切り込みの進行を止めて砥石支持具に生じている弾性変形の弾性復元力で加工するスパークアウト工程である。
円筒状の工作物の周面の研削加工では、上記のようなマグネットチャックとシューとを用いて支持することが一般的である。しかし、この支持方法では、工作物がシュー側に押し付けられるように、僅かではあるが偏心して支持される。スパークアウト工程では、砥石による押し付けが緩むことによって、その偏心が戻ることになる。そのため、直径方向に離れた2つの測定ヘッドの触子は互いに同じ方向に移動することになって、この移動による各測定ヘッドの測定値の変動は、差を取った場合に加算されることになる。したがって、スパークアウト時に測定値の差が急激に大きくなり、誤検出が生じ易くなる。このため、スパークアウト時も、前記差で判定する測定異常判定手段34による測定異常の判定は、行わないことが好ましい場合がある。
適切な設定許容範囲の閾値を求める方法としては、模範を用いて測定し、その模範の測定値を用いて定めても、または設計上の計算で求めても良い。しかし、多数の工作物を順次研削するについて、研削盤の電源オン時から経過時間に応じて加工熱等による熱変位が生じる。このような場合、異常判定を行うには、熱変位が生じた状態の測定値を用いることで、より適切な閾値が定められる。また、複数回の測定値を統計的処理することで、個々の測定値の間でばらつきが生じていても、安定した適切な閾値が定められる。これにより、閾値をより小さな値としても、誤検出されることがなくなり、より一層信頼性の高い異常検出が行える。
この発明における第3の発明の研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置は、前記前提構成において、加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って基準値を求め、この基準値を基に前記設定許容範囲の限界値である閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記測定異常判定手段は、前記閾値の演算よりも後の加工時に測定異常の判定を行うものであり、前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程とを行わせ、前記基準演算用測定期間は、前記粗研削工程の終了直前の期間とする。
研削加工する工作物は、前工程として熱処理されて黒皮が生じている場合があり、また黒皮がない場合でも、表面が粗い。また、粗研削工程では異物噛み込みの異常検出を行う必要性が低い。そのため、粗研削工程の終了直前の期間を基準演算用測定期間とするのが、最も適切となる。
異物噛み込み等の測定異常が問題となるのは、精研削工程およびスパークアウトの工程であるため、このときに測定異常の判定を行うことが好ましい。
加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って閾値を演算する閾値演算手段33を設け、前記定められた基準演算用測定期間を前記粗研削工程の終了直前の期間とし、かつ前記統計的処理が前記定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差の平均値を求める処理である。
この構成の場合、上記の統計的処理による適切な閾値を求め、かつ適切な期間に測定値異常が判定できる。
測定異常と判定されたときに、測定ヘッドを被加工面から一旦離すことで、異物の噛み込みが解消される場合がある。そのため、再度接触させた後の2つの測定ヘッドの測定値の差が異常でない場合は、加工を続行させることで、無駄に加工を停止させることなく、また測定異常の問題を生じることなく、研削加工が行える。
この発明における第2の発明の研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置は、前記前提構成において、加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って基準値を求め、この基準値を基に前記設定許容範囲の限界値である閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記測定異常判定手段は、前記閾値の演算よりも後の加工時に測定異常の判定を行うものであり、前記閾値演算手段で行う前記統計的処理が、前記定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差の平均値を求める処理であるため、加工中の工作物の被加工面の径寸法を測定するにつき、異物噛み込み等の異常による定寸装置の出力変動と、ドレス時等の出力変動とを区別して異常検出できて、微細な異物噛み込み等による測定異常であっても検出することができる。
この発明における第3の発明の研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置は、前記前提構成において、加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って基準値を求め、この基準値を基に前記設定許容範囲の限界値である閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記測定異常判定手段は、前記閾値の演算よりも後の加工時に測定異常の判定を行うものであり、前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程とを行わせ、前記基準演算用測定期間は、前記粗研削工程の終了直前の期間とするため、加工中の工作物の被加工面の径寸法を測定するにつき、異物噛み込み等の異常による定寸装置の出力変動と、ドレス時等の出力変動とを区別して異常検出できて、微細な異物噛み込み等による測定異常であっても検出することができる。
この発明における第4の発明の研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置は、前記前提構成において、前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程と、砥石の切り込みの進行を止めて砥石支持具に生じている弾性変形の弾性復元力で加工するスパークアウト工程とを行わせ、前記測定異常判定手段が測定異常の判定を行う期間が、精研削工程、または精研削工程およびスパークアウトの両工程であり、前記工作物支持機構が、前記工作物の一端面を磁力によって求心作用が生じるように吸着して回転するマグネットチャックと、工作物の周面の半周以内の2か所にそれぞれ接触して工作物をマグネットチャックの回転中心から僅かに偏心させて支持する2つのシューとを有し、前記制御装置は、前記粗研削工程と精研削工程との間に、砥石をドレス装置へ移動させてドレスし、この後、ドレス前の位置へ砥石を戻す動作を行わせる過程を行わせ、加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記定められた基準演算用測定期間を前記粗研削工程の終了直前の期間とし、かつ前記統計的処理が前記定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差の平均値を求める処理であるため、加工中の工作物の被加工面の径寸法を測定するにつき、異物噛み込み等の異常による定寸装置の出力変動と、ドレス時等の出力変動とを区別して異常検出できて、微細な異物噛み込み等による測定異常であっても検出することができる。
図1のように、工作物Wの研削時は、X軸スライド17を図1のB方向に移動させ、回転している砥石5を加工物Wに接触させ加工物を研削加工する。研削加工では、定寸装置2を用いて、工作物Wの仕上寸法を管理しており、管制部30からの触子1本毎のアナログ信号による測定値G1,G2を制御装置3に取り込み、仕上寸法になると加工を終了する。
ドレス工程やスパークアウト工程等のように、研削の開始から完了までの間に、一時的に砥石5の切り込み方向につき、砥石5を被加工面Waから離すか、または砥石5の被加工面Waに対する押し付け力を弱める動作を行わせる離反・緩め過程、特にドレス工程では、測定ヘッド2X,2Yの出力する測定値G1,G2は意味を生じない値となる。そのため、このときは異常判定を行わないようにすることが好ましい。
すなわち、適切な設定許容範囲の閾値aを求める方法としては、模範を用いて測定し、その模範の測定値を用いて定めても、または設計上の計算で求めても良い。しかし、多数の工作物を順次研削するについて、研削盤1の電源オン時から経過時間に応じて加工熱等による熱変位が生じる。このような場合、異常判定を行うには、熱変位が生じた状態の測定値を用いることで、より適切な閾値が定められる。また、複数回の測定値を統計的処理することで、個々の測定値の間でばらつきが生じていても、適切な基準値Δα0が求められる。この基準値Δα0を基に閾値aを定めることで、閾値aをより小さな値としても、誤検出されることがなくなり、信頼性の高い異常検出が行える。
測定異常と判定されたときに、測定ヘッド2X,2Yを被加工面Waから一旦離すことで、異物の噛み込みが解消される場合がある。そのため、再度接触させた後の2つの測定ヘッド2X,2Yの測定値G1,G2の差が異常でない場合は、加工を続行させることで、無駄に加工を停止させることなく、また測定異常の問題を生じることなく、研削加工を行うことができる。
また、上記実施形態では、内周研削の場合につき説明したが、この発明は外周研削の場合にも適用することができる。その場合、測定ヘッドは外周面とする被加工面に接触させる。
さらに、上記実施形態では、制御装置3をプログラマブルコントローラとモーションコントローラとで構成したが、他の種々の演算処理装置を前記制御装置3として用いることができる。
2…定寸装置
3…制御装置
4…工作物支持機構
5…砥石
5a…砥石軸(砥石支持具)
6…砥石駆動機構
7…定寸装置移動機構
8…マグネットチャック
8b…バッキングプレート
9…主軸モータ
10…シュー機構
14,15…シュー
16…Z軸スライド
17…X軸スライド
18…砥石軸モータ
22a…固定ダイヤ
22…ドレス装置
31…基本加工制御手段
32…寸法演算手段
33…閾値演算手段
34…測定異常判定手段
35…異常時処理手段
G1,G2…測定値
O…中心軸
W…工作物
Wa…被加工面
2X,2Y…測定ヘッド
Xa,Ya…触子
Claims (8)
- 断面円形の工作物を支持して中心軸回りに回転させる工作物支持機構と、前記工作物の内周面または外周面となる被加工面を砥石によって研削する砥石駆動機構と、前記工作物支持機構および砥石駆動機構を制御する制御装置とを備えた研削盤において、加工中に、前記工作物の前記被加工面の径を測定する装置であって、
前記工作物の被加工面における直径方向に離れた2か所を少なくとも含む円周方向複数箇所にそれぞれ接して接触箇所の径方向位置をそれぞれ測定する複数の測定ヘッドを有する定寸装置と、
この定寸装置の前記複数の測定ヘッドの測定値から前記被加工面の径を演算する寸法演算手段と、
前記被加工面における直径方向に離れた2か所の位置を測定する2つの測定ヘッドの測定値の差を求め、この測定値差が設定許容範囲から外れると測定異常と判定する測定異常判定手段とを備え、
前記制御装置は、前記被加工面の研削の開始から完了までの間に、一時的に前記砥石の切り込み方向につき、砥石を被加工面から離すか、または砥石の被加工面に対する押し付け力を弱める動作を行わせる離反・緩め過程を行い、前記測定異常判定手段は、前記離反・緩め過程の間は、測定異常の判定を行わず、
前記工作物支持機構が、前記工作物の一端面を磁力によって求心作用が生じるように吸着して回転するマグネットチャックと、工作物の周面の半周以内の2か所にそれぞれ接触して工作物をマグネットチャックの回転中心から僅かに偏心させて支持する2つのシューとを有し、前記測定異常判定手段が測定異常の判定を行わない前記離反・緩め過程が、砥石の切り込みの進行を止めて砥石支持具に生じている弾性変形の弾性復元力で加工するスパークアウト工程である研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。 - 請求項1において、加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って基準値を求め、この基準値を基に前記設定許容範囲の限界値である閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記測定異常判定手段は、前記閾値の演算よりも後の加工時に測定異常の判定を行う研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。
- 断面円形の工作物を支持して中心軸回りに回転させる工作物支持機構と、前記工作物の内周面または外周面となる被加工面を砥石によって研削する砥石駆動機構と、前記工作物支持機構および砥石駆動機構を制御する制御装置とを備えた研削盤において、加工中に、前記工作物の前記被加工面の径を測定する装置であって、
前記工作物の被加工面における直径方向に離れた2か所を少なくとも含む円周方向複数箇所にそれぞれ接して接触箇所の径方向位置をそれぞれ測定する複数の測定ヘッドを有する定寸装置と、
この定寸装置の前記複数の測定ヘッドの測定値から前記被加工面の径を演算する寸法演算手段と、
前記被加工面における直径方向に離れた2か所の位置を測定する2つの測定ヘッドの測定値の差を求め、この測定値差が設定許容範囲から外れると測定異常と判定する測定異常判定手段とを備え、
加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って基準値を求め、この基準値を基に前記設定許容範囲の限界値である閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記測定異常判定手段は、前記閾値の演算よりも後の加工時に測定異常の判定を行うものであり、前記閾値演算手段で行う前記統計的処理が、前記定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差の平均値を求める処理である研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。 - 請求項2または請求項3において、前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程とを行わせ、前記基準演算用測定期間は、前記粗研削工程の終了直前の期間とする研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。
- 断面円形の工作物を支持して中心軸回りに回転させる工作物支持機構と、前記工作物の内周面または外周面となる被加工面を砥石によって研削する砥石駆動機構と、前記工作物支持機構および砥石駆動機構を制御する制御装置とを備えた研削盤において、加工中に、前記工作物の前記被加工面の径を測定する装置であって、
前記工作物の被加工面における直径方向に離れた2か所を少なくとも含む円周方向複数箇所にそれぞれ接して接触箇所の径方向位置をそれぞれ測定する複数の測定ヘッドを有する定寸装置と、
この定寸装置の前記複数の測定ヘッドの測定値から前記被加工面の径を演算する寸法演算手段と、
前記被加工面における直径方向に離れた2か所の位置を測定する2つの測定ヘッドの測定値の差を求め、この測定値差が設定許容範囲から外れると測定異常と判定する測定異常判定手段とを備え、
加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って基準値を求め、この基準値を基に前記設定許容範囲の限界値である閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記測定異常判定手段は、前記閾値の演算よりも後の加工時に測定異常の判定を行うものであり、前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程とを行わせ、前記基準演算用測定期間は、前記粗研削工程の終了直前の期間とする研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程と、砥石の切り込みの進行を止めて砥石支持具に生じている弾性変形の弾性復元力で加工するスパークアウト工程とを行わせ、前記測定異常判定手段が測定異常の判定を行う期間が、精研削工程、または精研削工程およびスパークアウトの両工程である研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。
- 断面円形の工作物を支持して中心軸回りに回転させる工作物支持機構と、前記工作物の内周面または外周面となる被加工面を砥石によって研削する砥石駆動機構と、前記工作物支持機構および砥石駆動機構を制御する制御装置とを備えた研削盤において、加工中に、前記工作物の前記被加工面の径を測定する装置であって、
前記工作物の被加工面における直径方向に離れた2か所を少なくとも含む円周方向複数箇所にそれぞれ接して接触箇所の径方向位置をそれぞれ測定する複数の測定ヘッドを有する定寸装置と、
この定寸装置の前記複数の測定ヘッドの測定値から前記被加工面の径を演算する寸法演算手段と、
前記被加工面における直径方向に離れた2か所の位置を測定する2つの測定ヘッドの測定値の差を求め、この測定値差が設定許容範囲から外れると測定異常と判定する測定異常判定手段とを備え、
前記制御装置は、工作物を粗加工する粗研削工程と、この粗研削工程よりも砥石の切り込み速度を遅くして工作物を精加工する精研削工程と、砥石の切り込みの進行を止めて砥石支持具に生じている弾性変形の弾性復元力で加工するスパークアウト工程とを行わせ、前記測定異常判定手段が測定異常の判定を行う期間が、精研削工程、または精研削工程およびスパークアウトの両工程であり、前記工作物支持機構が、前記工作物の一端面を磁力によって求心作用が生じるように吸着して回転するマグネットチャックと、工作物の周面の半周以内の2か所にそれぞれ接触して工作物をマグネットチャックの回転中心から僅かに偏心させて支持する2つのシューとを有し、前記制御装置は、前記粗研削工程と精研削工程との間に、砥石をドレス装置へ移動させてドレスし、この後、ドレス前の位置へ砥石を戻す動作を行わせる過程を行わせ、
加工中における定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差につき、定められた統計的処理を行って閾値を演算する閾値演算手段を設け、前記定められた基準演算用測定期間を前記粗研削工程の終了直前の期間とし、かつ前記統計的処理が前記定められた基準演算用測定期間に取得した前記2つの測定ヘッドの測定値の差の平均値を求める処理である研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、前記制御装置は、測定異常判定手段で測定異常と判定されると、前記測定ヘッドを前記被加工面から離した後に再度接触させ、この再度接触させた後の2つの測定ヘッドの測定値の差が、前記設定許容範囲内であると加工を続行させる研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011287098A JP5814111B2 (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置 |
PCT/JP2012/082876 WO2013099721A1 (ja) | 2011-12-28 | 2012-12-19 | 研削盤の測定異常判定機能付き加工径測定装置 |
US14/369,074 US9285200B2 (en) | 2011-12-28 | 2012-12-19 | Processing diameter measurement device with grinder measurement malfunction assessment function |
CN201280064388.0A CN104023914B (zh) | 2011-12-28 | 2012-12-19 | 磨床的带有测定异常判断功能的加工直径测定装置及测定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011287098A JP5814111B2 (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013136106A JP2013136106A (ja) | 2013-07-11 |
JP5814111B2 true JP5814111B2 (ja) | 2015-11-17 |
Family
ID=48697212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011287098A Expired - Fee Related JP5814111B2 (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9285200B2 (ja) |
JP (1) | JP5814111B2 (ja) |
CN (1) | CN104023914B (ja) |
WO (1) | WO2013099721A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITFI20130291A1 (it) * | 2013-11-30 | 2015-05-31 | Futura Spa | Dispositivo per controllare lo stato delle lame in macchine troncatrici. |
JP6361243B2 (ja) * | 2014-04-07 | 2018-07-25 | 株式会社ジェイテクト | 加工変質検出センサを備える工作機械 |
US10639734B2 (en) | 2014-12-17 | 2020-05-05 | Pratt & Whitney Canada Corp | System and method for automated machining of toothed members |
EP3229088B1 (de) * | 2016-04-08 | 2020-08-19 | Klingelnberg AG | Verfahren zum überwachen der maschinengeometrie einer verzahnungsbearbeitenden maschine und vorrichtung mit einer verzahnungsbearbeitenden maschine, einer messeinrichtung und einem softwaremodul |
WO2017188239A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 株式会社ジェイテクト | 工作機械システム及び表面粗さ検出方法 |
CN110856905A (zh) * | 2018-08-23 | 2020-03-03 | 合肥江丰电子材料有限公司 | 自动化抛光装置及其工作方法 |
CN113953955A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-01-21 | 宁波市众顺盛精密制造有限公司 | 一种用于加工压料块的专用装置 |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1070157B (it) * | 1976-05-05 | 1985-03-29 | Finike Italiana Marposs | Apparecchiatura di misura e comando per rettificatrici da interni |
IT1078563B (it) * | 1976-10-01 | 1985-05-08 | Giardino Loris | Dispositivo elettronico di controllo per macchine rettificatrici basato sulla valutazione della posizione del diamante rispetto al pezzo |
US4295301A (en) * | 1979-11-08 | 1981-10-20 | Trw Inc. | Dressing apparatus with means for detecting grinding wheel wear |
DE9017792U1 (ja) * | 1990-10-24 | 1992-01-16 | Ernst Thielenhaus Kg, 5600 Wuppertal, De | |
JPH0760642A (ja) * | 1993-08-30 | 1995-03-07 | Rikagaku Kenkyusho | 電解ドレッシング研削方法及び装置 |
DE59706249D1 (de) * | 1997-10-14 | 2002-03-14 | Agathon Ag Maschinenfabrik Sol | Verfahren zum Schleifen von Oberflächen von Werkstücken und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
JP4959060B2 (ja) | 2001-02-19 | 2012-06-20 | 株式会社ジェイテクト | 加工装置 |
JP2003094293A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-03 | Toyoda Mach Works Ltd | 加工装置における測定装置の異常検出方法及び加工装置 |
JP3823317B2 (ja) * | 2002-07-26 | 2006-09-20 | 株式会社東京精密 | 測定ヘッド |
SE524349C2 (sv) | 2002-10-07 | 2004-07-27 | Skf Ab | En metod för samtidig bearbetning och mätning av parametrar hos en yta som utsättes för maskinbearbetning |
CN1593849A (zh) | 2004-07-15 | 2005-03-16 | 无锡开源机床集团有限公司 | 基于网络的磨床数据采集与故障诊断装置 |
ITMI20041623A1 (it) * | 2004-08-06 | 2004-11-06 | Balance Systems Spa | Congegno tastatore di pezzi di lavorazione |
JP4715363B2 (ja) * | 2005-07-27 | 2011-07-06 | 日産自動車株式会社 | 被加工物の加工部位異常判定方法及びその判定装置 |
DE102006009547A1 (de) * | 2006-02-28 | 2007-08-30 | Reishauer Ag | Verfahren zur Kontrolle der Einstellung der Kühlmitteldüse einer Schleifmaschine |
JP4997469B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2012-08-08 | 株式会社ジェイテクト | 加工方法及び加工装置 |
JP5262584B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2013-08-14 | 株式会社ジェイテクト | 研削盤 |
DE102011115254A1 (de) * | 2011-09-27 | 2013-03-28 | Fritz Studer Ag | Werkzeugmaschine und Verfahren zur Vermessung eines Werkstücks |
EP2645052B1 (en) * | 2012-03-30 | 2015-01-21 | Balance Systems S.r.L. | Measurement head for feeler for workpieces being machined |
JP2015160260A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | 株式会社東芝 | 研削装置及び研削方法 |
-
2011
- 2011-12-28 JP JP2011287098A patent/JP5814111B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-12-19 CN CN201280064388.0A patent/CN104023914B/zh active Active
- 2012-12-19 WO PCT/JP2012/082876 patent/WO2013099721A1/ja active Application Filing
- 2012-12-19 US US14/369,074 patent/US9285200B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013099721A1 (ja) | 2013-07-04 |
JP2013136106A (ja) | 2013-07-11 |
US9285200B2 (en) | 2016-03-15 |
US20140373377A1 (en) | 2014-12-25 |
CN104023914A (zh) | 2014-09-03 |
CN104023914B (zh) | 2017-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5814111B2 (ja) | 研削盤の測定異常機能付き加工径測定装置 | |
US9212961B2 (en) | Grinding abnormality monitoring method and grinding abnormality monitoring device | |
EP2921259B1 (en) | Grinding wheel truing method and grinding machine | |
JP2012143830A (ja) | 工作物の芯出し装置および芯出し方法 | |
JP5821615B2 (ja) | 研削異常監視方法および研削異常監視装置 | |
JP5711015B2 (ja) | 定寸装置 | |
JP5821613B2 (ja) | 研削異常監視方法および研削異常監視装置 | |
JP2013013971A (ja) | 研削加工盤及び研削加工方法 | |
JP5708324B2 (ja) | 研削加工盤及び研削加工方法 | |
CN112775731A (zh) | 磨削系统 | |
JP4940904B2 (ja) | かつぎ量計測装置 | |
JP4959060B2 (ja) | 加工装置 | |
JP2009075702A (ja) | 工作機械制御装置 | |
JP2016129927A (ja) | 研磨装置における温度起因偏差を補償する方法及び該方法に対応する装置 | |
JP5262584B2 (ja) | 研削盤 | |
JP7172636B2 (ja) | 工作機械のメンテナンス支援装置および工作機械システム | |
JP5821614B2 (ja) | 研削異常監視方法および研削異常監視装置 | |
JP2005262385A (ja) | 接触検出装置 | |
JP2013129028A (ja) | 研削異常監視方法および研削異常監視装置 | |
JP5326608B2 (ja) | 研削装置 | |
JP5974511B2 (ja) | 研削盤のツルーイング装置 | |
JP6612696B2 (ja) | ドレス方法およびワークの研削方法 | |
JP2009291915A (ja) | 工作機械 | |
JP5821617B2 (ja) | 研削状態判定方法および研削状態判定装置 | |
JP2008161960A (ja) | 加工方法及び加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150609 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5814111 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |