JP5811280B2 - 可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 - Google Patents
可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5811280B2 JP5811280B2 JP2014526802A JP2014526802A JP5811280B2 JP 5811280 B2 JP5811280 B2 JP 5811280B2 JP 2014526802 A JP2014526802 A JP 2014526802A JP 2014526802 A JP2014526802 A JP 2014526802A JP 5811280 B2 JP5811280 B2 JP 5811280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- actuator
- compression ratio
- actuator mounting
- variable compression
- oil pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/04—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D15/00—Varying compression ratio
- F02D15/02—Varying compression ratio by alteration or displacement of piston stroke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0065—Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
- F02F7/0068—Adaptations for other accessories
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/0004—Oilsumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/04—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
- F02B75/048—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable crank stroke length
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/0269—Controlling the valves to perform a Miller-Atkinson cycle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D15/00—Varying compression ratio
- F02D15/04—Varying compression ratio by alteration of volume of compression space without changing piston stroke
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
本発明は、可変圧縮比機構を備えた内燃機関に関し、特に、機関本体の側壁に取り付けられるアクチュエータケースの剛性を向上する技術に関する。
可変圧縮比機構の制御軸を駆動するアクチュエータは、例えば特許文献1に記載のように、シリンダブロックの下方に固定されるオイルパンアッパの側壁に複数の固定ボルトを用いて取り付けられる。このようなアクチュエータの機関本体の側壁への取付構造の一例として、特許文献2には、可変動弁装置のアクチュエータを、アッパヘッドとロアヘッドの2部品に跨って固定する構造が記載されている。
可変圧縮比機構のアクチュエータには、主運動系であるピストン−クランク機構側より大きな燃焼荷重や慣性荷重が繰り返し作用するために、機関本体の側壁に設けられるアクチュエータ取付部には、非常に高い剛性が要求される。但し、上記特許文献2のように、アクチュエータを2部品の側壁に跨って固定すると、シール性を確保するために、2部品の側壁を正確に面一に加工する必要があり、その加工作業が困難であり、コストの増加を避けられない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、可変圧縮比機構のアクチュエータの機関本体への取付剛性を高めることを目的としている。
制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、上記制御軸を回転駆動するアクチュエータと、を有する。アクチュエータは、機関本体の側壁に設けられたアクチュエータ取付部に、複数の固定ボルトを用いて固定される。これら複数の固定ボルトのうち、クランク軸方向で両側に位置する2本の固定ボルトのボルト間距離内に、上記アクチュエータのアクチュエータ取付部への取付剛性を向上するための剛性向上部が設けられる。
剛性向上部の一例として、例えば、アクチュエータ取付部が設けられたオイルパンアッパの下面側に、オイルパンロアが固定されるオイルパンアッパ下面側フランジ部が設けられ、このフランジ部の一部が、上記ボルト間距離内に位置することで、上記剛性向上部の一つである第1剛性向上部を構成している。
また、アクチュエータ取付部が設けられたオイルパンアッパとシリンダブロックとを固定するボルトが挿通するボルトボス部が、上記ボルト間距離内に位置することで、上記剛性向上部の一つである第2剛性向上部を構成している。
本発明によれば、アクチュエータ取付部にアクチュエータを取り付ける複数のボルトのシリンダ軸方向のボルト間距離内に、剛性向上部を設けることで、可変圧縮比機構のアクチュエータの機関本体への取付剛性を向上し、ひいては、リンク部品の位置決め精度を向上するとともに、圧縮比制御精度を向上することができる。
以下、図示実施例により本発明を説明する。図1を参照して、内燃機関10のシリンダブロック11の下方には、オイルパンの上部を構成するオイルパンアッパ12が固定され、このオイルパンアッパ12の下方に、オイルパンの下部を構成するオイルパンロア(図示省略)が、後述するようにオイルパンアッパ12の下面側に開口形成された下面開口部を塞ぐように固定される。シリンダブロック11の各シリンダ14にはピストン15が往復移動可能に配設されており、このピストン15とクランクシャフト16とは、複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構20により連結されている。なお、図1では、明りょう化のために、可変圧縮比機構20を構成する各リンク部品のリンク中心線のみを模式的に描いている。
この可変圧縮比機構20は、上記の特開2012−102713号公報にも記載のように公知のものであり、簡単に説明すると、クランクシャフト16のクランクピン17に回転可能に取り付けられるロアーリンク21と、ロアーリンク21とピストン15とを連結するアッパーリンク22と、ロアーリンク21と制御軸24とを連結する制御リンク23と、を有している。ピストン15とアッパーリンク22の上端とはピストンピン25により相対回転可能に連結され、ロアーリンク21とアッパーリンク22の下端とは第1連結ピン26により相対回転可能に連結され、ロアーリンク21と制御リンク23の上端とは第2連結ピン27により相対回転可能に連結されている。制御軸24は機関本体としてのオイルパンアッパ12の内部に回転可能に支持されており、この制御軸24の回転中心から偏心した偏心軸部28に、制御リンク23の下端が回転可能に取り付けられている。
制御軸24は、アクチュエータ30により回転駆動される。このアクチュエータ30によって制御軸24の回転位置を変更することによって、制御リンク23によるロアーリンク21の運動拘束条件が変化して、ピストン15の上死点位置及び下死点位置を含むピストンストローク特性が変化し、機関圧縮比が連続的に変化する。従って、機関運転状態に応じてアクチュエータ30の動作を制御することで、機関圧縮比を連続的に変更することができる。
アクチュエータ30は、アクチュエータケース30A内に電動モータあるいは油圧機構等のアクチュエータ本体や減速機等を収容・ユニット化したものであり、オイルパンアッパ12の吸気側の側壁に一体的に設けられたアクチュエータ取付部40に、複数本の固定ボルト(図示省略)を用いて締結固定される。この制御軸24とアクチュエータ30の出力軸31とを連結する連結機構には、アクチュエータ取付部40に貫通形成されたスリット35を挿通するレバー32が設けられる。このレバー32の一端は、制御軸24の回転中心から径方向に延びる第1アーム部33の先端に連結されており、レバー32の他端は、アクチュエータ30の出力軸31の回転中心から径方向に延びる第2アーム部34の先端に連結されている。従って、アクチュエータ30の出力軸31が回転すると、レバー32の並進移動を伴って、制御軸24が回転するように構成されている。
主運動系である複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構20では、そのアクチュエータ30に大きな燃焼荷重F1や慣性荷重が繰り返し作用する。ピストン15に作用する燃焼荷重F1は、アッパーリンク22,ロアーリンク21及び制御リンク23を介して制御軸24の回転トルクF2に変換され、この回転トルクF2がレバー32等を介してアクチュエータ30の出力軸31の回転トルクF3として作用する。アクチュエータ30の出力軸31は、アクチュエータ30のケース30Aの軸受部分に回転可能に支持されているために、回転トルクF3以外の荷重成分は、主にアクチュエータ取付部40の取付面に直交する方向の荷重F4として、アクチュエータケース30Aを介してオイルパンアッパ12の側壁のアクチュエータ取付部40へと作用する。従って、アクチュエータ取付部40には、荷重F4に対する高い剛性が要求される。
そこで本実施例では、アクチュエータ取付部40に対し、その荷重F4の入力に対抗し得る高い剛性が得られるように、2つの剛性向上部41,42を設けている。このようなアクチュエータ取付部40及び剛性向上部41,42の具体的な構造について、図2〜図6を参照して詳細に説明する。
アクチュエータ取付部40は、アルミ合金等の適宜な金属材料により鋳造されるオイルパンアッパ12の吸気側の側壁に一体的に形成されており、図2にも示すように、オイルパンアッパ12の側壁から部分的に張り出した所定厚さの厚肉矩形板状をなしている。アクチュエータ30が液密に固定されるアクチュエータ取付部40の取付面40Aは、加工により平坦面とされている。このアクチュエータ取付部40の四隅には、アクチュエータ30を締結・固定するための固定ボルトが螺合する4つのボルト孔43が形成されている。また、アクチュエータ取付部40の中央部には、上記のレバー32が挿通するスリット35が貫通形成されている。また、図示していないが、アクチュエータ取付部40には、潤滑油を供給・排出するための油孔が貫通形成されており、これらの油孔や上記のスリット35を通して、オイルパンの内部とアクチュエータ30の内部との間で潤滑油の供給・排出が行われる。
オイルパンアッパ12の下面側の開口周縁部には、この開口周縁部を塞ぐようにオイルパンロアが取り付けられるオイルパンアッパ下面側フランジ部44が形成されている。図4にも示すように、このオイルパンアッパ下面側フランジ部44は、所定厚さの帯状をなしており、オイルパンロア取付用のボルトが挿通する複数のオイルパンロア取付用ボルト孔45が適宜間隔毎に形成されている。
このオイルパンアッパ下面側フランジ部44の一部、具体的には、図4に示すように、オイルパンアッパ下面側フランジ部44のうちで、機関幅方向に延びる辺部44Aが、クランク軸方向Lに関して、アクチュエータ取付部40と重なるように配置されている。つまり、アクチュエータ30をアクチュエータ取付部40へ固定する複数の固定ボルト(ボルト孔43)のうち、クランク軸方向Lの両端に位置する2本のボルト(ボルト孔43)の間のボルト間距離46の範囲内に、オイルパンアッパ下面側フランジ部44の一部である辺部44Aが配置するように設定されている。
また、図5に示すように、機関上下方向(図5の上下方向)に関して、アクチュエータ取付部40の下端部分が、オイルパンアッパ下面側フランジ部44と部分的に重なるように配置されている、従って、図4にも示すように、オイルパンアッパ下面側フランジ部44の辺部44Aはアクチュエータ取付部40と実質的に連なって、このアクチュエータ取付部40から機関幅方向へ延びる梁構造をなしており、アクチュエータ取付部40の、特に下方部分の取付剛性を向上する第1剛性向上部41を構成している。すなわち、この第1剛性向上部41は、アクチュエータ取付部40の下側部分に、機関幅方向(機関左右方向)のリブを追加したような作用をもたらすことで、アクチュエータ取付部40の機関幅方向の剛性を大幅に向上するものである。
また、図6に示すように、シリンダブロック11には、隣り合うシリンダ14の間に板状のバルク壁47が設けられている。そして、第1剛性向上部41として機能するオイルパンアッパ下面側フランジ部44の辺部44Aが、バルク壁47とクランク軸方向Lの位置が一致するように配置されている。これによって、図6に破断して示すように、クランク軸方向Lに直交する断面において、シリンダブロック11のバルク壁47と、オイルパン取付部40を含めたオイルパンアッパ12の側壁と、オイルパンアッパ下面側フランジ部44の一方の辺部44A(第1剛性向上部41)と、によって、閉断面の矩形梁形の構造が形成される形となり、アクチュエータ取付部40の剛性を大幅に向上することができる。
次に、第2剛性向上部42について説明する。図4〜図6にも示すように、シリンダブロック11の下面側の開口周縁部には、径方向外方へ張り出した所定厚さのシリンダブロック下面側フランジ部51が一体的に形成されているとともに、オイルパンアッパ12の上面側の開口周縁部には、径方向外方へ張り出した所定厚さのオイルパンアッパ上面側フランジ部52が一体的に形成されている。これらのシリンダブロック下面側フランジ部51及びオイルパンアッパ上面側フランジ部52には、固定ボルトにより共締め固定される複数のボルトボス部53が適宜間隔毎に設けられている。各ボルトボス部53は、フランジ部51,52の一般部よりも剛性が局所的に高くなるように、フランジ部51,52から半円弧状に張り出した厚肉形状に形成されている。
図4に示すように、これら複数のボルトボス部53のうち、隣接する2つのボルトボス部53Aが、クランク軸方向Lに関して、上述したアクチュエータ取付部40のボルト間距離46内に配置されている。また、図5に示すように、機関上下方向に関して、アクチュエータ取付部40の上端部分は、オイルパンアッパ上面側フランジ部52の近傍に配置されている。従って、ボルト間距離46内に配置される2つのボルトボス部53Aが実質的にアクチュエータ取付部40に連なる形となっており、これら2つのボルトボス部53Aが、アクチュエータ取付部40の、特に上側部分の剛性を向上する第2剛性向上部42として機能している。
このような構成の本実施例の作用効果について以下に説明する。上述した従来技術のように、仮にアクチュエータ取付部をシリンダブロック11とオイルパンアッパ12の2部品に跨るように設定し、ここにアクチュエ−タを固定する構造とした場合、取付剛性は向上するものの、アクチュエータ取付部にスリット35や油孔が形成されている場合、そのシール性を確保することが極めて困難となる。本実施例では、オイルパンアッパ12の1部品にのみアクチュエータ取付部40を設定している。これによって、所定の肉厚を有するアクチュエータ取付部40の取付面40Aを容易かつ精度良く平坦面に加工することが可能であり、この取付面40Aに適宜なシール部材(図示省略)を介してアクチュエータ30を取り付けることで、シール性の確保を容易なものとしている。
但し、このようにオイルパンアッパ12にのみアクチュエータ取付部40を設定した場合、アクチュエータ取付部40の剛性、特に、取付面40Aに直交する方向の荷重F4(図1参照)に対する剛性の確保が大きな課題となるが、本実施例においては、上述した2つの剛性向上部41,42を設けることにより、アクチュエータ取付部40の剛性を確保し、アクチュエータ取付部40におけるシール性の確保と剛性の確保との両立を実現することができる。このようにアクチュエータ取付部40の剛性を向上することによって、リンク部品の位置精度が向上し、圧縮比可変制御の精度が向上する。また、アクチュエータ取付部40の強度・耐久性が向上する。
特に本実施例では、アクチュエータ取付部40の下側部分に関しては、第1剛性向上部41としてのオイルパンアッパ下面側フランジ部44の辺部44Aにより剛性を向上し、アクチュエータ取付部40の上側部分に関しては、第2剛性向上部42としての2つのボルトボス部53Aにより剛性を向上することで、機関上下方向の全長にわたってバランス良く剛性を向上することができ、かつ、既存のフランジ部やボルトボス部を用いた構造であるために、剛性向上のために厚肉部分等を別途設定する必要がなく、形状の簡素化や軽量化を図ることができる。
また、この実施例においては、更なる剛性向上のために、アクチュエータ取付部40のボルト間距離46内に隣接する複数(2つ)のボルトボス部53Aが配置されるように、このボルト間距離46内に位置する2つのボルトボス部53Aの間隔(ピッチ)を、このアクチュエータ取付部40以外に配置される他のボルトボス部53の間隔(ピッチ)よりも狭く設定している。
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形・変更を含むものである。例えば、上記実施例では高温となる排気側の側壁を避けて、吸気側の側壁にアクチュエータ取付部を設けているが、排気側の側壁に設けるようにしても良い。また、第2剛性向上部42として複数のボルトボス部53Aをボルト間距離46内に配置しているが、1つのボルトボス部のみを配置するようにしても良い。
Claims (7)
- 制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
上記制御軸を回転駆動するアクチュエータと、を備える可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造において、
上記アクチュエータが、機関本体の側壁に設けられたアクチュエータ取付部に、複数の固定ボルトを用いて固定され、
上記複数の固定ボルトのうち、クランク軸方向で両側に位置する2本の固定ボルトのボルト間距離内に、上記アクチュエータのアクチュエータ取付部への取付剛性を向上するための剛性向上部が設けられ、
上記アクチュエータ取付部が、シリンダブロックの下方に固定されるオイルパンアッパの側壁に設けられ、
このオイルパンアッパの下面側に形成されたオイルパンアッパ下面側フランジ部に、オイルパンロアが固定され、
このオイルパンアッパ下面側フランジ部のうち、クランク軸方向に直交する機関幅方向へ延びる辺部が、上記ボルト間距離内に位置することで、上記剛性向上部の一つである第1剛性向上部を構成している可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。 - シリンダブロックの隣り合うシリンダ間にバルク壁が設けられ、
上記第1剛性向上部が、上記バルク壁とクランク軸方向位置が一致するように配置されている請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。 - 上記アクチュエータ取付部が、シリンダブロックの下方に固定されるオイルパンアッパの側壁に設けられ、
上記オイルパンアッパと上記シリンダブロックとを固定するボルトが挿通するボルトボス部が、上記ボルト間距離内に位置することで、上記剛性向上部の一つである第2剛性向上部を構成している請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。 - 上記ボルト間距離内に、上記第2剛性向上部を構成する複数のボルトボス部が設けられている請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。
- 上記アクチュエータと制御軸とを連結する連結機構を有し、
この連結機構が、上記アクチュエータ取付部に貫通形成されたスリットを貫通するレバーを含む請求項1〜5のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。 - 上記可変圧縮比機構が、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられたロアーリンクと、このロアーリンクとピストンとを連結するアッパーリンクと、一端が上記ロアーリンクに連結された制御リンクと、を有し、
この制御リンクの他端が、上記制御軸の偏心軸部に回転可能に取り付けられる請求項1〜6のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。 - 上記アクチュエータ取付部が、上記機関本体の吸気側の側壁に設けられる請求項1〜7のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014526802A JP5811280B2 (ja) | 2012-07-27 | 2013-06-03 | 可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012166452 | 2012-07-27 | ||
JP2012166452 | 2012-07-27 | ||
JP2014526802A JP5811280B2 (ja) | 2012-07-27 | 2013-06-03 | 可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 |
PCT/JP2013/065346 WO2014017170A1 (ja) | 2012-07-27 | 2013-06-03 | 可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5811280B2 true JP5811280B2 (ja) | 2015-11-11 |
JPWO2014017170A1 JPWO2014017170A1 (ja) | 2016-07-07 |
Family
ID=49996988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014526802A Active JP5811280B2 (ja) | 2012-07-27 | 2013-06-03 | 可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10054064B2 (ja) |
EP (1) | EP2878794B1 (ja) |
JP (1) | JP5811280B2 (ja) |
CN (1) | CN104411958B (ja) |
WO (1) | WO2014017170A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111757978A (zh) * | 2018-03-06 | 2020-10-09 | 日产自动车株式会社 | 可变压缩比内燃机 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6208589B2 (ja) | 2014-02-04 | 2017-10-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 可変圧縮比機構のアクチュエータとリンク機構のアクチュエータ |
JP6208035B2 (ja) * | 2014-02-04 | 2017-10-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関用リンク機構のアクチュエータと可変圧縮比機構のアクチュエータ |
RU2642956C1 (ru) * | 2014-09-02 | 2018-01-29 | Ниссан Мотор Ко., Лтд. | Двигатель внутреннего сгорания с переменной степенью сжатия |
JP2016061186A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 可変圧縮制御システム |
JP6572664B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2019-09-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ |
CN108350802B (zh) * | 2015-10-30 | 2020-08-28 | 日产自动车株式会社 | 可变压缩比内燃机的致动器装置 |
US10125679B2 (en) * | 2016-03-29 | 2018-11-13 | GM Global Technology Operations LLC | Independent compression and expansion ratio engine with variable compression ratio |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10058206B4 (de) | 2000-05-29 | 2005-07-28 | Meta Motoren- Und Energie-Technik Gmbh | Vorrichtung zum Verändern der Verdichtung eines Zylinders einer Hubkolbenbrennkraftmaschine |
JP4062867B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2008-03-19 | 日産自動車株式会社 | 可変圧縮比機構を備えた内燃機関 |
JP4287361B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2009-07-01 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ストローク特性可変エンジン |
US8261703B2 (en) * | 2006-09-15 | 2012-09-11 | Honda Motor Co., Ltd. | Variable stroke engine |
JP2008088889A (ja) | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Honda Motor Co Ltd | ストローク特性可変エンジンにおけるコントロール軸の軸受構造 |
JP2011220311A (ja) | 2010-04-14 | 2011-11-04 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
JP2012102713A (ja) | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
-
2013
- 2013-06-03 WO PCT/JP2013/065346 patent/WO2014017170A1/ja active Application Filing
- 2013-06-03 EP EP13823580.9A patent/EP2878794B1/en active Active
- 2013-06-03 US US14/416,362 patent/US10054064B2/en active Active
- 2013-06-03 JP JP2014526802A patent/JP5811280B2/ja active Active
- 2013-06-03 CN CN201380034641.2A patent/CN104411958B/zh active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111757978A (zh) * | 2018-03-06 | 2020-10-09 | 日产自动车株式会社 | 可变压缩比内燃机 |
US10975763B2 (en) | 2018-03-06 | 2021-04-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Variable-compression-ratio internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10054064B2 (en) | 2018-08-21 |
CN104411958A (zh) | 2015-03-11 |
EP2878794A1 (en) | 2015-06-03 |
WO2014017170A1 (ja) | 2014-01-30 |
JPWO2014017170A1 (ja) | 2016-07-07 |
US20150176507A1 (en) | 2015-06-25 |
EP2878794A4 (en) | 2015-08-05 |
EP2878794B1 (en) | 2019-03-20 |
CN104411958B (zh) | 2018-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5811280B2 (ja) | 可変圧縮比内燃機関のアクチュエータ取付構造 | |
KR100776941B1 (ko) | 스트로크 가변 엔진 | |
JP4062867B2 (ja) | 可変圧縮比機構を備えた内燃機関 | |
JP6004013B2 (ja) | 可変圧縮比内燃機関 | |
JP5604976B2 (ja) | 内燃機関のオイルパン構造 | |
JP6489217B2 (ja) | 内燃機関 | |
KR101962588B1 (ko) | 가변 압축비 내연 기관의 액추에이터 장치 | |
JP2006052667A (ja) | レシプロ式内燃機関 | |
JP2008138607A (ja) | ストローク特性可変エンジン | |
JP6841972B2 (ja) | 可変圧縮比内燃機関 | |
JP4464844B2 (ja) | 内燃機関の油圧駆動装置 | |
JP5696573B2 (ja) | 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構 | |
JP2004092448A (ja) | レシプロ式可変圧縮比内燃機関 | |
JP4952705B2 (ja) | 圧縮比制御装置 | |
JP6485174B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP5668601B2 (ja) | 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構 | |
JP2006161571A (ja) | エンジン | |
JP2008082264A (ja) | ストローク特性可変エンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150831 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5811280 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |