JP2011220311A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内燃機関の可変動弁機構のアクチュエータの内部でのオイルの滞留を防止するとともに、前記アクチュエータの支持剛性を高めて振動や騒音の発生を抑制する。
【解決手段】 内燃機関のシリンダヘッド11はロアヘッド13とアッパーヘッド14とに分割されており、可変動弁機構のアクチュエータ30をロアヘッド13の壁部32およびアッパーヘッド14の壁部29に跨がってボルト46で締結したので、アクチュエータ30の支持剛性を高めて振動や騒音の発生を抑制することができる。またアクチュエータ30の内部とシリンダヘッド11の内部とを、アッパーヘッド14の壁部29に形成したオイル供給孔29bとロアヘッド13の壁部32に形成したオイル排出孔32aとで連通させたので、オイル排出孔32aをアクチュエータの底部に近い位置に形成することが可能となり、アクチュエータ30の内部に常に新鮮なオイルを循環させて異物の堆積や過熱の発生を未然に防止することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドが、機関弁を支持するロアヘッドと、前記ロアヘッドに結合されて前記機関弁の作動特性を変更する可変動弁機構を収納するアッパーヘッドとを備え、前記シリンダヘッドに前記可変動弁機構の作動を制御するアクチュエータを設けた内燃機関の可変動弁装置に関する。
内燃機関の可変動弁機構の制御軸を回転駆動するアクチュエータ装置をシリンダヘッドの端部に固定し、このアクチュエータ装置のハウジングの内部にシリンダヘッドの内部からオイルを供給することで、前記ハウジングの内部に収納されたボール螺子伝達機構を潤滑するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2007−2669号公報
ところで上記従来のものは、アクチュエータ装置のハウジングの内部に滞留するオイルでボール螺子伝達機構を潤滑しているが、そのハウジングの内部に滞留したオイルをシリンダヘッドの内部に積極的に戻す手段を持たないため、オイルに混入した異物がハウジングの底部に堆積して排出されずに残ってしまう可能性があるだけでなく、滞留した高温のオイルが低温のオイルとスムーズに入れ換わらないためにハウジングの温度が上昇してしまい、ハウジングに結合された電動モータの過熱を引き起こす虞がある。
この場合、アクチュエータ装置のハウジングの内部に滞留するオイルを再びシリンダヘッドの内部に戻す排出孔を設ければ、シリンダヘッドおよびアクチュエータ装置間でオイルを循環させることができる。ところが、内燃機関のシリンダヘッドが、シリンダブロックに結合されたロアヘッドと、ロアヘッドに結合されたアッパーヘッドとに分割されている場合には、排出孔をアッパーヘッドに設けても、その排出口がハウジングの高い位置に設けられることになり、結局ハウジング内にオイルが滞留してしまうことになる。
また内燃機関のシリンダヘッドが、シリンダブロックに結合されたロアヘッドと、ロアヘッドに結合されたアッパーヘッドとに分割されている場合には、シリンダブロックにロアヘッドを介して間接的に支持されたアッパーヘッドの壁部にアクチュエータを締結すると、アクチュエータの支持剛性が不足して振動や騒音が発生する可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、内燃機関の可変動弁機構のアクチュエータの内部でのオイルの滞留を防止するとともに、前記アクチュエータの支持剛性を高めて振動や騒音の発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、内燃機関のシリンダヘッドが、機関弁を支持するロアヘッドと、前記ロアヘッドに結合されて前記機関弁の作動特性を変更する可変動弁機構を収納するアッパーヘッドとを備え、前記シリンダヘッドに前記可変動弁機構の作動を制御するアクチュエータを設けた内燃機関の可変動弁装置において、前記アクチュエータを前記ロアヘッドの壁部および前記アッパーヘッドの壁部に跨がって締結し、前記アッパーヘッドの壁部に前記シリンダヘッドの内部のオイルを前記アクチュエータの内部に供給するオイル供給孔を形成するとともに、前記ロアヘッドの壁部に前記アクチュエータの内部のオイルを前記シリンダヘッドの内部に排出するオイル排出孔を形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置が提案される。
請求項1の構成によれば、内燃機関のシリンダヘッドは、機関弁を支持するロアヘッドと、ロアヘッドに結合されて機関弁の作動特性を変更する可変動弁機構を収納するアッパーヘッドとに分割されており、可変動弁機構の作動を制御するアクチュエータはロアヘッドの壁部およびアッパーヘッドの壁部に跨がって締結されるので、シリンダヘッドに対するアクチュエータの支持剛性を高めて振動や騒音の発生を抑制することができる。またアッパーヘッドの壁部にシリンダヘッドの内部のオイルをアクチュエータの内部に供給するオイル供給孔を形成し、ロアヘッドの壁部にアクチュエータの内部のオイルをシリンダヘッドの内部に排出するオイル排出孔を形成したので、オイル排出孔をアクチュエータの底部に近い位置に形成することが可能となり、アクチュエータの内部に常に新鮮なオイルを循環させて異物の堆積や過熱の発生を未然に防止することができる。
内燃機関のシリンダヘッドの斜視図。 図1の2方向矢視図。 図2の3方向矢視図。 図3の4部拡大断面図。 図4の5−5線断面図。
以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図5に示すように、直列4気筒内燃機関のシリンダヘッド11は、シリンダブロック12に結合されるロアヘッド13と、ロアヘッド13に結合されるアッパーヘッド14とを備え、アッパーヘッド14がヘッドカバー15により覆われる。ロアヘッド13には図示せぬ吸気バルブおよび排気バルブが設けられ、アッパーヘッド14に吸気バルブおよび排気バルブのバルブタイミングおよびバルブリフトを変更する図示せぬ可変動弁機構が設けられる。
アッパーヘッド14は、ロアヘッド13に結合される本体部16と、本体部16の上面にボルト17…で結合される5個の第1キャップ部材18…と、第1キャップ部材18…の上面にボルト19…で結合される5個の第2キャップ部材20…と、本体部16の上面にボルト21…で結合される5個の第3キャップ部材22…とを備える。本体部16と第1キャップ部材18…との間に4個のコントロールカム23…が形成されたコントロールシャフト24が回転自在に支持され、第1キャップ部材18…と第2キャップ部材20…との間に4個の吸気カム25…が形成された吸気カムシャフト26が回転自在に支持され、本体部16と第3キャップ部材22…との間に4個の排気カム27…が形成された排気カムシャフト28が回転自在に支持される。
アッパーヘッド14の本体部16の一端から起立する壁部29の外側面にはコントロールシャフト24を往復回転駆動するアクチュエータ30と、前記排気カムシャフト28により駆動される負圧ポンプ31とが設けられる。よって、アクチュエータ30でコントロールシャフト24を往復回転駆動し、コントロールシャフト24に設けたコントロールカム23…で可変動弁機構を作動させることで、機関弁としての吸気バルブのバルブリフトやバルブタイミングを変更することができる。
尚、可変動弁機構の構造は、例えば特開2008−303765号公報や特開2008−045540号公報に示されるように種々のものが公知であるが、本願発明は任意の構造の可変動弁機構に対して適用することができる。
アッパーヘッド14の壁部29およびロアヘッド13の壁部32に跨がるように固定されるアクチュエータ30は、取り付けベース41と、ギヤハウジング42と、モータドライバー44と、ヒートシンク45とを積層して構成され、取り付けベース41およびギヤハウジング42が4本のボルト46…でアッパーヘッド14の壁部29およびロアヘッド13の壁部32に締結され、モータドライバー44およびヒートシンク45が3本のボルト47…でギヤハウジング42に締結される。そしてギヤハウジング42の側面に直流ブラシレスモータよりなる電動モータ48が3本のボルト49…で締結される。
電動モータ48はモータハウジング50の内部に固定されたステータ52と、ステータ52の内部に配置されたロータ53と、ロータ53を回転自在に支持するモータ軸54とを備えており、モータ軸54はギヤハウジング42の内部に延出してローラベアリング55およびボールベアリング56で回転自在に支持される。一方、コントロールシャフト24の軸端部は壁部29に形成した貫通孔29aを貫通してギヤハウジング42内に延出し、そこにボルト57で固定されたウオームホイール58がモータ軸54に一体に形成されたウオーム59に噛合する。
電動モータ48のモータ軸54は鉛直方向あるいは水平方向に対して略45°傾斜して配置される。この配置により、電動モータ48の一部がアッパーヘッド14の壁部29の上方を覆うように張り出すことで、アッパーヘッド14の壁部29からのアクチュエータ30の側方への突出量を減少させることができる。
アクチュエータ30のギヤハウジング42の内部には、ウオームホイール58の外周を囲むようにオイル溜まり42a(図4参照)が形成されており、その上側の大部分はアッパーヘッド14の壁部29に対向するが、その下側の一部はロアヘッド13の壁部32に対向する。
ウオームおよびウオームホイール58の噛合部に対向するアッパーヘッド14の壁部29には、シリンダヘッド11の内部とギヤハウジング42の内部とを連通させるオイル供給孔29b(図4および図5参照)が形成され、またギヤハウジング42のオイル溜まり42aの最低部に対向するロアヘッド13の壁部32には、シリンダヘッド11の内部とギヤハウジング42の内部とを連通させるオイル排出孔32aが形成される(図4および図5参照)。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
アクチュエータ30の電動モータ48を駆動すると、モータ軸54に一体に設けられたウオーム59と、ウオーム59に噛合するウオームホイール58とを介してコントロールシャフト24が回転し、コントロールシャフト24に設けたコントロールカム23…で可変動弁機構を作動させることで、吸気バルブのバルブリフトおよびバルブタイミングが変更される。
シリンダヘッド11の内部には可変動弁機構等を潤滑するオイルが存在しており、そのオイルが圧送されてアッパーヘッド14の壁部29のオイル供給孔29bを通過してギヤハウジング42の内部に供給され、ウオーム59およびウオームホイール58の噛合部を潤滑する。潤滑を終えてギヤハウジング42のオイル溜まり42aの底部に滞留したオイルは、オイル溜まり42aの底部からロアヘッド13の壁部32のオイル排出口32aを通過してシリンダヘッド11の内部に排出され、そこからクランクケースのオイルパンに戻される。
オイル排出口32aはギヤハウジング32の最も低い位置に設けられているので、そこに滞留するオイルに異物が混入していても、その異物はオイルと共にシリンダヘッド11を経てオイルパンに戻され、そこでストレーナにより捕捉される。またギヤハウジング32の内部のオイルは長時間に亙って滞留することはなく、オイル供給孔29bから供給される比較的に低温のオイルによって逐次置換されるため、ギヤハウジング32の温度が上昇して電動モータ48の冷却に悪影響が及ぶことが防止される。
またシリンダヘッド11に対するアクチュエータ30の支持剛性が不充分であると、電動モータ48が発する振動や、ウオーム59およびウオームホイール58の噛合部が発生する振動が拡大されて騒音の原因となる可能性があるが、アクチュエータ30はアッパーヘッド14だけでなく、アッパーヘッド14およびロアヘッド13の両方に跨がるように4本のボルト46で締結されるので、アクチュエータ30の支持剛性を高めて振動や騒音を低減することができる。
またアクチュエータ30をアッパーヘッド14およびロアヘッド13の両方に跨がるように締結したので、アクチュエータ30によってアッパーヘッド14およびロアヘッド13の締結剛性を高めることもできる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではアクチュエータ30を3本のボルト46…でアッパーヘッド14に締結し、1本のボルト46でロアヘッド13に締結しているが、アクチュエータ30がアッパーヘッド14およびロアヘッド13に跨がって締結されていれば、その締結の仕方は任意である。
11 シリンダヘッド
13 ロアヘッド
14 アッパーヘッド
29 壁部
29b オイル供給孔
30 アクチュエータ
32 壁部
32a オイル排出孔

Claims (1)

  1. 内燃機関のシリンダヘッド(11)が、機関弁を支持するロアヘッド(13)と、前記ロアヘッド(13)に結合されて前記機関弁の作動特性を変更する可変動弁機構を収納するアッパーヘッド(14)とを備え、前記シリンダヘッド(11)に前記可変動弁機構の作動を制御するアクチュエータ(30)を設けた内燃機関の可変動弁装置において、
    前記アクチュエータ(30)を前記ロアヘッド(13)の壁部(32)および前記アッパーヘッド(14)の壁部(29)に跨がって締結し、前記アッパーヘッド(14)の壁部(29)に前記シリンダヘッド(11)の内部のオイルを前記アクチュエータ(30)の内部に供給するオイル供給孔(29b)を形成するとともに、前記ロアヘッド(13)の壁部(32)に前記アクチュエータ(30)の内部のオイルを前記シリンダヘッド(11)の内部に排出するオイル排出孔(32a)を形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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