JP5808676B2 - ガス栓の保護キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ガス栓の保護キャップ、特に、ガス栓のガス出口であるプラグ筒やホースエンド等の接続筒部に装着させて保護するガス栓の保護キャップに関する。
不使用時のガス栓において、図5に示すように、ソケットが接続されるプラグ筒(32)や、ゴムホースが接続されるホースエンド部(31)からなる接続筒部が傷ついたり、汚れたり、又は前記接続筒部の先端開放部からガス栓内に水や洗剤や埃等が入り込まないようにするために、前記接続筒部に保護キャップ(3a)(3b)を装着することがガス栓を安全に使用する上で重要である。
保護キャップ(3a)(3b)は、合成ゴム又は軟質合成樹脂等の弾性材料製の一端開放の筒体からなり、保護キャップ(3a)の内径は、ホースエンド部(3a)の最大径部の外径よりも小径に設定されてあり、保護キャップ(3b)の内径は、プラグ筒(32)の基端部の外径よりも小径に設定されてある。
これにより、保護キャップ(3a)(3b)は、その弾性を利用してホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に強制的に外嵌させられ、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)の基端部に密着する態様で装着される。
ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に保護キャップ(3a)(3b)を密着状態に被せることによって、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)は保護キャップ(3a)(3b)によって確実に保護されると共に、ガス栓内部への水滴等の浸入を確実に防止することができ、誤まって、操作つまみを開方向に回動させてしまっても、ホースエンド部(31)やプラグ筒(32)からガス漏れが生じることはない。
尚、保護キャップ(3a)(3b)は、ガス栓本体(30)の胴部に取り付けられる取付環(33)に、連結帯(34)を介して連結された構成となっており、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)から取り外してガス栓を使用する際に、保護キャップ(3a)(3b)が紛失するのを防止している。
これら保護キャップ(3a)(3b)を塩化ビニル等の軟質樹脂製としたものでは、長期にわたって使用し続けると、熱や湿気による変形や経年劣化により、シール性能が低下し、ガス漏れを生じさせるといった不都合がある。そこで、保護キャップ(3a)(3b)を、熱や湿気の影響を受け難く経年劣化しにくい合成ゴム製とすると、長期にわたって、シール性能を維持した状態での使用が可能となる。
実開平7−43674号公報 特開2008−25606号公報
しかしながら、従来の合成ゴム製の保護キャップ(3a)(3b)では、合成ゴムの弾性を利用して、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)の胴部に密着させているため、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)の外周面に対する保護キャップ(3a)(3b)の内周面の摩擦が大きく、保護キャップ(3a)(3b)の装着、取り外しが滑らかにできないといった不都合がある。
ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に対する保護キャップ(3a)(3b)の無理な装着、取り外しが長年にわたって繰り返されると、保護キャップ(3a)(3b)の内周面が、ホースエンド部(31)のエッジ部やプラグ筒(32)の凹凸部に擦れて磨耗し、損傷することによりシール性能が劣化するといった問題が生じる。
特に、保護キャップ(3a)(3b)をホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に装着させたまま長期間放置しておくと、熱や油・洗剤・湯水等の外的影響によって保護キャップ(3a)(3b)の内周面がホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に固着してしまい、指で引き剥がそうとしても、保護キャップ(3a)(3b)の内周面をホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)の胴部から離反させることは困難である。この場合、ドライバー等で無理に取り外そうとすると、保護キャップ(3a)(3b)の内周面に傷をつけたり、破損させてしまったりすることがあり、保護キャップ(3a)(3b)を再使用できなくなるといった問題が起こる。
本発明は、『ガス栓のガス出口であるプラグ筒やホースエンド部等の接続筒部に気密状態に外嵌させて装着させる保護キャップ』において、長期にわたって気密性を確保することができると共に、前記接続筒部への脱着が容易で、且つ、脱着を繰り返しても損傷することのない保護キャップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明のガス栓の保護キャップは、『一方に開放する合成ゴム製の筒体からなり、
前記筒体の内周面に、前記接続筒部の胴部の外径よりも小径な内径を有するシール部が形成され、
前記シール部の一部又は全部に所定の表面粗さを有する粗面が形成されるとともに、
前記粗面に、固体潤滑剤を主成分とする被膜が形成されている』ことを特徴とするものである。
上記技術的手段は次のように作用する。
金型により、合成ゴム製の筒体の内径を、前記接続筒部の胴部の外径よりも小径に形成して、その内周面をシール部とすると共に、前記シール部の一部又は全部に所定の表面粗さを有する粗面を形成することができる。そして、この粗面に固体潤滑剤を主成分とする被膜を形成することにより、前記シール部の一部又は全部に被膜が形成される態様となる。前記被膜の下地となる部分は所定の表面粗さを有する粗面としてあるから、前記被膜の前記シール部に対する付着度合いが良く、被膜は一定の保持効果を有するものとなり、接続筒部に対して、装着、取り外しを繰り返しても、被膜が容易に除去されることはない。
また、上記保護キャップにおいて、『前記筒体の前記シール部に、プラグ筒やホースエンド部の外周面の凹溝に係合する係合凸部が形成されている』ことが望ましい。
通常、プラグ筒やホースエンド部の外周面には、1つ以上の凹溝が形成されているから、筒体は、拡径方向に弾性変形しながらプラグ筒やホースエンド部に外嵌されていき、係合凸部が凹溝に達した時点で、縮径して前記係合凸部が前記凹溝に係合する。そのときの手ごたえで、筒体の装着姿勢や装着位置を確実に把握することができる。
さらに、上記保護キャップにおいて、『前記筒体は、完全装着状態にて、前記ホースエンド部の基端部まで被覆可能に設定されてあり、
前記筒体の開放端部近傍の内周面に、前記シール部が形成されると共に前記ホースエンド部の基端部近傍に形成されている断面略V字状の凹溝に係合する基部係合凸部が形成されている』ことが望ましい。
通常、ホースエンド部には、先端近傍部、胴部中間部、前記基端部近傍の3箇所に凹溝が形成されてあり、特に、基端部近傍の凹溝は、断面略V字状に形成されている。前記筒体をホースエンド部の先端から嵌め込んでいくと、前記基部係合凸部は、前記先端近傍部の第1の凹溝、胴部中間部の第2の凹溝に続いて、前記基端部近傍の第3の凹溝に嵌まり込んだ感触を得たときが完全装着状態であると認識することができる。
筒体の装着が不十分な場合でも、基部係合凸部は、前記第1の凹溝又は第2の凹溝にシール状態で係合することとなるから、ガス漏れを防止できると共に、筒体がホースエンド部から脱落することもない。
さらに、上記保護キャップにおいて、『前記粗面の表面粗さはRa 0.8a〜Ra 25aに設定されている』ことが望ましい。
筒体を合成ゴム製とすることにより、熱や湿気の影響を受け難く経年劣化しにくい保護キャップを提供することができる上に、その内周面に形成されているシール部によって、プラグ筒やホースエンド部等の接続筒部の外周面に長期にわたって密着状態に装着させることができる。前記シール部の一部又は全部には所定の表面粗さを有する粗面が形成され、その粗面の上には固体潤滑剤を主成分とする被膜が形成されているから、筒体の接続筒部に対する摩擦力が軽減され、大きな力を加えなくても筒体の接続筒部への装着、取り外しを円滑に且つ容易に行うことができる。
粗面に形成されている被膜は通常の脱着作業では除去されることはないから、繰り返し装着、取り外しを行っても内周面に被膜が形成された状態を維持することができ、筒体の耐久性が向上する。
シール部として、筒部の内周面に係合凸部を設けたものでは、前記係合凸部が、プラグ筒やホースエンド部の外周面の凹溝に嵌まり込む際の手ごたえで装着姿勢や装着位置を把握することができるから、装着不良が生じさせ難い。また、装着後は、係合凸部であるシール部がプラグ筒やホースエンド部の外周面の凹部に確実に嵌まり込む態様となるから、シール効果が向上する。
特に、筒部の開放端部近傍の内周面に基部係合凸部を設ける構成としたものでは、前記ホースエンド部に対する筒体の装着状態が不十分であるときにガス圧が加わっても、基部係合凸部が前記ホースエンド部の外周面に形成されている3つの凹部のいずれかに係合するため、保護キャップがホースエンド部から脱落することはなく、気密状態を維持することができる。
本発明の実施の形態のガス栓の保護キャップを装着させた状態を示す二口ガス栓の一部切欠平面図。 本発明の実施の形態のガス栓の保護キャップの断面図。 本発明の実施の形態のガス栓の保護キャップをホースエンド部に装着させる途中の説明図。 本発明の実施の形態のガス栓の保護キャップをホースエンド部への装着が完了した様子を示す説明図。 従来のガス栓の保護キャップの装着状態の説明図。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、つまみ式の二口ガス栓に、本発明の実施の形態の保護キャップを使用した状態を示す一部切欠の全体平面図である。
この実施の形態のガス栓は、台所等の壁面に添設固定される一つのガス入口配管からガス流路を左右に分岐させて、一対のガス栓本体(20a)(20b)を具備するようにした、所謂、二口ガス栓であり、一方のガス栓本体(20a)のガス出口部には、接続筒部として、ゴムホースが接続されるホースエンド部(21)が具備されてあり、他方のガス栓本体(20b)のガス出口部には、ソケットが着脱自在なプラグ筒(22)が設けられている。
ガス栓本体(20a)(20b)の不使用時に、ホースエンド部(21)及びプラグ筒(22)の開放端から水や洗剤や異物等がガス栓内部に浸入しないように、それぞれ、保護キャップ(11)(12)を被嵌させている。
保護キャップ(11)(12)は、合成ゴムの一種である、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)とし、ホースエンド部(21)及びプラグ筒(22)にそれぞれ被嵌可能で且つ所定の肉厚を有する筒体に成形したものが好ましく、その開放端から連結帯(13)が延長していると共に、連結帯(13)は、ガス栓本体(20a)(20b)の各々に取り付けられている取付環(14)に連結されている。
保護キャップ(11)(12)の開放端部側には、同図に示すように、ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部の最大径部の外径よりも大径に形成された内径を有する大径筒部(11a)(12a)が形成されてあり、その外周面には、鍔部(15)が全域に渡って張り出しており、鍔部(15)の張り出し端部の一部から、連結帯(13)を延長させている。
そして、大径筒部(11a)(12a)よりも奥側の内周面は、ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の最大径部の外径よりも小径な小径筒部が形成されている。この小径全域をシール部(10)として機能させる。
本発明の実施の形態の保護キャップ(11)(12)では、シール部(10)の略全域を、図2の拡大図に示すように、表面粗さRa 0.8a〜Ra 25a(JIS B 0601-2001表記)の粗面(1)とすると共に、粗面(1)には、固体潤滑剤を主成分とする被膜(2)が塗布により形成される。
固体潤滑剤としては、フッ素樹脂、二硫化モリブデン、グラファイト等が採用可能である。
被膜(2)が形成される下地は、上記した表面粗さの粗面(1)となっているから、被膜(2)のシール部(10)に対する付着度合いが増し、剥がれ難いものとなる。
尚、ホースエンド部(21)に被嵌させる保護キャップ(11)には、図2に示すように、シール部(10)の開放端部と、中程よりやや前記開放端部寄りの所定位置とに、内方へ突出する係合凸部(16)(17)が周方向に沿って形成されている。又、図1に示すように、プラグ筒(22)に被嵌させる保護キャップ(12)では、保護キャップ(12)の内周面中程のプラグ筒(22)の凹溝(22a)対応位置に、係合凸部(18)が形成されている。
尚、係合凸部(16)が特許請求の範囲の特定事項である基部係合凸部として機能する。
保護キャップ(11)の係合凸部(16)(17)は、保護キャップ(11)をホースエンド部(21)に完全に装着させた状態にて、ホースエンド部(21)の外周面の基端部近傍に形成されている断面略V字状の第3の凹溝(21a)と、その中程に形成されている第2の凹溝(21b)とにちょうど嵌まり込んで係合するようにその突出位置及び突出高さは設定されている(図4参照)。
又、保護キャップ(12)の係合凸部(18)は、完全装着状態にて、プラグ筒(22)の凹溝(22a)にちょうど嵌まり込むように設定されている。
保護キャップ(11)をホースエンド部(21)に装着させるには、図3に示すように、ホースエンド部(21)の先端を保護キャップ(11)の開放端から差し込むと、大径筒部(11a)及びシール部(10)としての小径筒部の内径は上記したとおりであるから、ホースエンド部(21)の先端部は大径筒部(11a)内に抵抗なくスムーズに挿入されたあと、小径筒部の内径を弾性的に拡径させながら挿入されていく。
このとき、係合凸部(16)が、ホースエンド部(21)の開放端側の第1の凹溝(21c)、中程の第2の凹溝(21b)、基端部近傍のV字状の第3の凹溝(21a)に順に嵌まり込むとき、保護キャップ(11)の拡径された内径がその都度、縮径するため、このときの感触で保護キャップ(11)の装着姿勢や装着位置を把握することができる。具体的には、3回目の手ごたえを得たときが、係合凸部(16)が第3の凹溝(21a)に嵌まり込み、係合凸部(17)が第2の凹溝(21b)に嵌まり込んだ装着完了状態として認識することができる。
保護キャップ(11)の前記小径筒部の内径は上記したとおりであるが、その内面全域には固定潤滑剤からなる被膜(2)が形成されているから、保護キャップ(11)をホースエンド部(21)に被嵌させる際の摩擦力は小さく、保護キャップ(11)はホースエンド部(21)に容易に装着することができる。
装着完了状態にて、図4に示すように、小径筒部であるシール部(10)が、ホースエンド部(21)の胴部の凹凸に沿った形状に弾性変形する態様となる上に、係合凸部(16)が第3の凹溝(21a)に、係合凸部(17)が第2の凹溝(21b)に嵌まり込む態様で、保護キャップ(11)はホースエンド部(21)に、密着状態に被嵌されることとなる。尚、大径筒部(11a)との間には所定の環状空間(4)が形成されることとなる。
尚、保護キャップ(11)のホースエンド部(21)への装着が不十分であって、係合凸部(16)が第3の凹溝(21a)に係合していない場合でも、係合凸部(16)は、第3の凹溝(21a)よりも先端側の第2の凹溝(21b)、又は、図3に示すように、第1の凹溝(21c)にシールされた状態で係合することとなるから、万一、ガス圧が加わってもガス漏れを防止して気密状態を維持することができると共に、筒体がホースエンド部から脱落することもない。
同様に、保護キャップ(12)も拡径しながら、プラグ筒(22)に被嵌されていき、図1に示すように、係合凸部(18)がプラグ筒(22)の凹溝(22a)に係合した状態が装着完了状態である。
この実施の形態では、保護キャップ(11)(12)を合成ゴム製とすることにより、長期にわたって熱や湿気の影響を受け難く、経年劣化しにくい。又、小径筒部がシール部(10)として、ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部に密着すると共に、係合凸部(16)(17)(18)が各凹溝に嵌まり込む装着態様となるから、水や洗剤等のガス栓本体(20a)(20b)への浸入は一層確実に防止することができる上に、不用意に脱落することもない。
ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)から保護キャップ(11)(12)を取り外すには、鍔部(15)の外周縁に指を掛けて外方へ引き起した後、鍔部(15)の頂面に指を掛けて、保護キャップ(11)(12)をホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部から引き剥がす方向に力を入れる。
ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部にはシール部(10)が密着しているが、シール部(10)の全域には固定潤滑剤からなる被膜(2)が形成されているから、保護キャップ(11)(12)のホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部に対する摩擦力は小さい。
このように、大きな力を加えなくてもよいから、女性や高齢者であっても、保護キャップ(11)(12)をホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)から容易に取り外すことができる。
尚、被膜(2)は、上記した表面粗さの粗面(1)に形成されているため、被膜(2)のシール部(10)への付着度合いは強く、通常の脱着作業では除去されることはない。よって、保護キャップ(11)(12)は、内周面に被膜(2)が形成された状態を長期間維持することができる。
このように、保護キャップ(11)(12)の内周面に固体潤滑剤を主成分とする被膜(2)を形成しておくことにより、保護キャップ(11)(12)のホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)への脱着が容易となり、ホースエンド部(21)やプラグ筒(22)に装着させたまま長期間放置された後でも、保護キャップ(11)(12)の内周面が熱や油・洗剤・湯水等の外的影響によってホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部に固着してしまう不都合がない。よって、保護キャップ(11)(12)をホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)から工具を用いることなく容易に取り外すことができ、ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)を工具によって損傷させてしまったり、保護キャップ(11)(12)が破れて再利用できなくなるといった不都合はない。
上記した実施の形態のものでは、保護キャップ(11)(12)の内周面全域に粗面(1)を形成すると共に、その上に、被膜(2)を塗布する構成としたが、粗面(1)を形成するのは、保護キャップ(11)(12)の内周面の一部であってもよく、例えば、図示しないが、係合凸部(16)(17)(18)のみに粗面(1)及び被膜(2)を形成する構成としてもよく、逆に、係合凸部(16)(17)(18)以外のシール部(10)に形成する構成としても良い。
(1) ・・・・・・・・粗面
(10)・・・・・・・・シール部
(11)(12)・・・・・・保護キャップ
(2) ・・・・・・・・被膜

Claims (4)

  1. ガス栓のガス出口であるプラグ筒やホースエンド部等の接続筒部に気密状態に外嵌させて装着させる保護キャップにおいて、
    一方に開放する合成ゴム製の筒体からなり、
    前記筒体の内周面に、前記接続筒部の胴部の外径よりも小径な内径を有するシール部が形成され、
    前記シール部の一部又は全部に所定の表面粗さを有する粗面が形成されるとともに、
    前記粗面に、固体潤滑剤を主成分とする被膜が形成されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。
  2. 請求項1に記載のガス栓の保護キャップにおいて、前記筒体の前記シール部に、プラグ筒やホースエンド部の外周面の凹溝に係合する係合凸部が形成されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。
  3. 請求項1又は2に記載のガス栓の保護キャップにおいて、前記筒体は、完全装着状態にて、前記ホースエンド部の基端部まで被覆可能に設定されてあり、
    前記筒体の開放端部近傍の内周面に、前記シール部が形成されると共に前記ホースエンド部の基端部近傍に形成されている断面略V字状の凹溝に係合する基部係合凸部が形成されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のガス栓の保護キャップにおいて、前記粗面の表面粗さはRa 0.8a〜Ra25aに設定されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。
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