JP5808676B2 - ガス栓の保護キャップ - Google Patents
ガス栓の保護キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5808676B2 JP5808676B2 JP2012001488A JP2012001488A JP5808676B2 JP 5808676 B2 JP5808676 B2 JP 5808676B2 JP 2012001488 A JP2012001488 A JP 2012001488A JP 2012001488 A JP2012001488 A JP 2012001488A JP 5808676 B2 JP5808676 B2 JP 5808676B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective cap
- hose end
- gas stopper
- end portion
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
Description
これにより、保護キャップ(3a)(3b)は、その弾性を利用してホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に強制的に外嵌させられ、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)の基端部に密着する態様で装着される。
尚、保護キャップ(3a)(3b)は、ガス栓本体(30)の胴部に取り付けられる取付環(33)に、連結帯(34)を介して連結された構成となっており、ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)から取り外してガス栓を使用する際に、保護キャップ(3a)(3b)が紛失するのを防止している。
ホースエンド部(31)又はプラグ筒(32)に対する保護キャップ(3a)(3b)の無理な装着、取り外しが長年にわたって繰り返されると、保護キャップ(3a)(3b)の内周面が、ホースエンド部(31)のエッジ部やプラグ筒(32)の凹凸部に擦れて磨耗し、損傷することによりシール性能が劣化するといった問題が生じる。
前記筒体の内周面に、前記接続筒部の胴部の外径よりも小径な内径を有するシール部が形成され、
前記シール部の一部又は全部に所定の表面粗さを有する粗面が形成されるとともに、
前記粗面に、固体潤滑剤を主成分とする被膜が形成されている』ことを特徴とするものである。
金型により、合成ゴム製の筒体の内径を、前記接続筒部の胴部の外径よりも小径に形成して、その内周面をシール部とすると共に、前記シール部の一部又は全部に所定の表面粗さを有する粗面を形成することができる。そして、この粗面に固体潤滑剤を主成分とする被膜を形成することにより、前記シール部の一部又は全部に被膜が形成される態様となる。前記被膜の下地となる部分は所定の表面粗さを有する粗面としてあるから、前記被膜の前記シール部に対する付着度合いが良く、被膜は一定の保持効果を有するものとなり、接続筒部に対して、装着、取り外しを繰り返しても、被膜が容易に除去されることはない。
通常、プラグ筒やホースエンド部の外周面には、1つ以上の凹溝が形成されているから、筒体は、拡径方向に弾性変形しながらプラグ筒やホースエンド部に外嵌されていき、係合凸部が凹溝に達した時点で、縮径して前記係合凸部が前記凹溝に係合する。そのときの手ごたえで、筒体の装着姿勢や装着位置を確実に把握することができる。
前記筒体の開放端部近傍の内周面に、前記シール部が形成されると共に前記ホースエンド部の基端部近傍に形成されている断面略V字状の凹溝に係合する基部係合凸部が形成されている』ことが望ましい。
通常、ホースエンド部には、先端近傍部、胴部中間部、前記基端部近傍の3箇所に凹溝が形成されてあり、特に、基端部近傍の凹溝は、断面略V字状に形成されている。前記筒体をホースエンド部の先端から嵌め込んでいくと、前記基部係合凸部は、前記先端近傍部の第1の凹溝、胴部中間部の第2の凹溝に続いて、前記基端部近傍の第3の凹溝に嵌まり込んだ感触を得たときが完全装着状態であると認識することができる。
筒体の装着が不十分な場合でも、基部係合凸部は、前記第1の凹溝又は第2の凹溝にシール状態で係合することとなるから、ガス漏れを防止できると共に、筒体がホースエンド部から脱落することもない。
粗面に形成されている被膜は通常の脱着作業では除去されることはないから、繰り返し装着、取り外しを行っても内周面に被膜が形成された状態を維持することができ、筒体の耐久性が向上する。
特に、筒部の開放端部近傍の内周面に基部係合凸部を設ける構成としたものでは、前記ホースエンド部に対する筒体の装着状態が不十分であるときにガス圧が加わっても、基部係合凸部が前記ホースエンド部の外周面に形成されている3つの凹部のいずれかに係合するため、保護キャップがホースエンド部から脱落することはなく、気密状態を維持することができる。
図1は、つまみ式の二口ガス栓に、本発明の実施の形態の保護キャップを使用した状態を示す一部切欠の全体平面図である。
この実施の形態のガス栓は、台所等の壁面に添設固定される一つのガス入口配管からガス流路を左右に分岐させて、一対のガス栓本体(20a)(20b)を具備するようにした、所謂、二口ガス栓であり、一方のガス栓本体(20a)のガス出口部には、接続筒部として、ゴムホースが接続されるホースエンド部(21)が具備されてあり、他方のガス栓本体(20b)のガス出口部には、ソケットが着脱自在なプラグ筒(22)が設けられている。
ガス栓本体(20a)(20b)の不使用時に、ホースエンド部(21)及びプラグ筒(22)の開放端から水や洗剤や異物等がガス栓内部に浸入しないように、それぞれ、保護キャップ(11)(12)を被嵌させている。
固体潤滑剤としては、フッ素樹脂、二硫化モリブデン、グラファイト等が採用可能である。
被膜(2)が形成される下地は、上記した表面粗さの粗面(1)となっているから、被膜(2)のシール部(10)に対する付着度合いが増し、剥がれ難いものとなる。
尚、係合凸部(16)が特許請求の範囲の特定事項である基部係合凸部として機能する。
保護キャップ(11)の係合凸部(16)(17)は、保護キャップ(11)をホースエンド部(21)に完全に装着させた状態にて、ホースエンド部(21)の外周面の基端部近傍に形成されている断面略V字状の第3の凹溝(21a)と、その中程に形成されている第2の凹溝(21b)とにちょうど嵌まり込んで係合するようにその突出位置及び突出高さは設定されている(図4参照)。
又、保護キャップ(12)の係合凸部(18)は、完全装着状態にて、プラグ筒(22)の凹溝(22a)にちょうど嵌まり込むように設定されている。
保護キャップ(11)の前記小径筒部の内径は上記したとおりであるが、その内面全域には固定潤滑剤からなる被膜(2)が形成されているから、保護キャップ(11)をホースエンド部(21)に被嵌させる際の摩擦力は小さく、保護キャップ(11)はホースエンド部(21)に容易に装着することができる。
ホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部にはシール部(10)が密着しているが、シール部(10)の全域には固定潤滑剤からなる被膜(2)が形成されているから、保護キャップ(11)(12)のホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)の胴部に対する摩擦力は小さい。
このように、大きな力を加えなくてもよいから、女性や高齢者であっても、保護キャップ(11)(12)をホースエンド部(21)又はプラグ筒(22)から容易に取り外すことができる。
(10)・・・・・・・・シール部
(11)(12)・・・・・・保護キャップ
(2) ・・・・・・・・被膜
Claims (4)
- ガス栓のガス出口であるプラグ筒やホースエンド部等の接続筒部に気密状態に外嵌させて装着させる保護キャップにおいて、
一方に開放する合成ゴム製の筒体からなり、
前記筒体の内周面に、前記接続筒部の胴部の外径よりも小径な内径を有するシール部が形成され、
前記シール部の一部又は全部に所定の表面粗さを有する粗面が形成されるとともに、
前記粗面に、固体潤滑剤を主成分とする被膜が形成されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。 - 請求項1に記載のガス栓の保護キャップにおいて、前記筒体の前記シール部に、プラグ筒やホースエンド部の外周面の凹溝に係合する係合凸部が形成されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。
- 請求項1又は2に記載のガス栓の保護キャップにおいて、前記筒体は、完全装着状態にて、前記ホースエンド部の基端部まで被覆可能に設定されてあり、
前記筒体の開放端部近傍の内周面に、前記シール部が形成されると共に前記ホースエンド部の基端部近傍に形成されている断面略V字状の凹溝に係合する基部係合凸部が形成されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。 - 請求項1から3のいずれかに記載のガス栓の保護キャップにおいて、前記粗面の表面粗さはRa 0.8a〜Ra25aに設定されていることを特徴とするガス栓の保護キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001488A JP5808676B2 (ja) | 2012-01-06 | 2012-01-06 | ガス栓の保護キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001488A JP5808676B2 (ja) | 2012-01-06 | 2012-01-06 | ガス栓の保護キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013142410A JP2013142410A (ja) | 2013-07-22 |
JP5808676B2 true JP5808676B2 (ja) | 2015-11-10 |
Family
ID=49039093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012001488A Active JP5808676B2 (ja) | 2012-01-06 | 2012-01-06 | ガス栓の保護キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5808676B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101905830B1 (ko) | 2016-11-15 | 2018-10-08 | 울산과학기술원 | 국부 냉각 마취 장치, 국부 냉각 마취 장치의 제어 방법 및 국부 냉각 마취 장치의 냉각 온도 조절기 |
KR20180131356A (ko) | 2017-05-30 | 2018-12-10 | 주식회사 리센스메디컬 | 의료용 냉각 장치 |
WO2018221848A1 (ko) * | 2017-05-30 | 2018-12-06 | 주식회사 리센스메디컬 | 의료용 냉각 장치 |
KR102517065B1 (ko) | 2017-12-29 | 2023-04-03 | 주식회사 리센스메디컬 | 냉각발생장치 |
PT3785682T (pt) | 2018-04-27 | 2023-03-28 | Recensmedical Inc | Aparelho de arrefecimento e método de arrefecimento |
US11666479B2 (en) | 2018-08-19 | 2023-06-06 | Recensmedical, Inc. | Device for cooling anesthesia by chilled fluidic cooling medium |
USD921211S1 (en) | 2019-06-21 | 2021-06-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD921911S1 (en) | 2019-06-21 | 2021-06-08 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
US11278341B2 (en) | 2020-07-14 | 2022-03-22 | Recensmedical, Inc. | Method of safely using controlled cooling systems and devices |
USD977633S1 (en) | 2020-08-07 | 2023-02-07 | Recensmedical, Inc. | Cradle for a medical cooling device |
USD968626S1 (en) | 2020-08-07 | 2022-11-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
USD968627S1 (en) | 2020-08-07 | 2022-11-01 | Recensmedical, Inc. | Medical cooling device |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3012060U (ja) * | 1994-12-06 | 1995-06-06 | 伊藤鉄工株式会社 | ガス栓用キャップ |
JP2001276690A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-09 | Awi Mach:Kk | ゴム栓およびそれを用いた塗装方法 |
JP4393484B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2010-01-06 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓の保護キャップ |
US7487801B2 (en) * | 2006-10-24 | 2009-02-10 | Protective Industries, Inc. | Cap and plug for masking or shipping |
US20110008557A1 (en) * | 2009-07-07 | 2011-01-13 | Zeyfang Frederick W | "Compression-molded silicone rubber cap and plug" |
JP5361802B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2013-12-04 | 株式会社藤井合金製作所 | ガス栓の保護キャップ |
JP5650958B2 (ja) * | 2010-09-03 | 2015-01-07 | 光陽産業株式会社 | ガスプラグ用保護キャップ |
-
2012
- 2012-01-06 JP JP2012001488A patent/JP5808676B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013142410A (ja) | 2013-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5808676B2 (ja) | ガス栓の保護キャップ | |
JP6540818B2 (ja) | ダストカバー | |
JP2009024834A (ja) | ボールジョイント用ダストカバー | |
JP5390825B2 (ja) | 着脱自在キャップ装置 | |
US20150265169A1 (en) | End caps for blood pressure cuffs and blood pressure cuffs therewith | |
JP2006300204A (ja) | ボールジョイント | |
JP4975665B2 (ja) | ポリ栓 | |
JP5361802B2 (ja) | ガス栓の保護キャップ | |
US20170267404A1 (en) | Soft core bottle | |
JP5042204B2 (ja) | シッピングプラグ | |
JP3932509B2 (ja) | 管継手 | |
JP4877289B2 (ja) | 等速ジョイント用ブーツ | |
JP2013238298A (ja) | クリップ | |
JP6119965B2 (ja) | ボールジョイント用ダストカバー | |
JP4805237B2 (ja) | シール部材 | |
JP5130160B2 (ja) | 管継手 | |
JP6172963B2 (ja) | 保護キャップ | |
JP5489622B2 (ja) | ガス栓用保護キャップ | |
JP2011043217A (ja) | ガス栓用保護キャップ | |
JP2018132164A (ja) | ボールジョイント用ダストカバー | |
JP3003064U (ja) | 液体容器の口栓装置 | |
JP4118671B2 (ja) | ポリ栓 | |
JPH0678696U (ja) | チューブコネクタの密封キャップ | |
JP2007278352A (ja) | ボールジョイント用ダストカバー | |
JP5725917B2 (ja) | シッピングプラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150909 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5808676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |