JP5650958B2 - ガスプラグ用保護キャップ - Google Patents

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Description

この発明は、日本工業規格S2120に規定されたプラグを保護するためのガスプラグ用保護キャップに関する。
一般に、この種の保護キャップは、プラグの不使用時、つまりプラグにソケットが接続されていないときにプラグに装着される。それにより、プラグに塵埃が付着することを防止する。
最近の保護キャップは、塵埃のプラグへの付着防止のみならず、不慮の事故によってプラグから多量のガスが漏れることを防止するためにも用いられている。そのために、下記特許文献1に記載の保護キャップにおいては、その内周面に環状突出部が設けられるとともに、キャップの底部に突起部が形成されている。そして、環状突出部がプラグの外周面に形成された係合凹部の側面に環状に押圧接触されるともに、突起部がプラグの先端面に開口するガス孔の内周面に圧入される。これにより、不慮の事故で多量のガスが漏れることを防止するようになっている。
実用新案登録第3012060号公報
プラグの係合凹部の側面には、ソケットの接続時にソケットに設けられた球体が突き当たるため、球体による打痕が形成されていることが多い。係合凹部の側面に打痕が形成されていると、当該側面に環状突出部を押圧接触させたとしても高いシール性を得ることが困難である。
また、プラグの外部形状は、規格で定められているが、ガス孔の内径は規格で定められていない。このため、ガス孔の内径によっては突起部をガス孔に圧入することができなかったり、ガス孔の内周面と突起部の外周面との間に隙間が生じてしまったりすることがあり、そのような場合にはガス孔を閉じることができず、ガス漏れを防止することができない。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、ガス孔が開口する先端面に先端側から基端側へ向かって拡径する拡径部が上記ガス孔を囲むように環状に形成され、かつ上記先端面から基端側へ所定距離だけ離間した外周面に環状をなす係合凹部が形成されたプラグの不使用時に上記プラグの外周に嵌め込まれて上記プラグを保護するために、上記プラグの外周面に挿脱可能に嵌合される筒状の本体部と、この本体部の基端開口部を閉じる底部とを有するキャップ部を備え、 上記本体部の内周面には上記係合凹部に係合して上記本体部が上記プラグから抜け出ることを所定の大きさの力で阻止する係合突出部が形成されたガスプラグ用保護キャップにおいて、上記キャップ部の内面には、上記拡径部に環状に押圧接触することにより、上記プラグの拡径部と上記キャップ部との間を気密に封止する環状突出部が設けられていることを特徴としている。
この場合、上記環状突出部が弾性変形可能とされ、それ自体の弾性によって上記拡径部に押圧接触させられていることが望ましい。
上記プラグの先端面には、上記プラグの軸線と直交する平面からなる外側平面部が上記拡径部を囲むようにしてその外側に環状に形成され、上記本体部の内周面には、上記本体部が上記プラグに所定位置まで外挿されたときに上記外側平面部に突き当たることにより、上記拡径部に押圧接触した上記環状突出部が所定の大きさを越えて弾性変形させられることを阻止する当接部が設けられていることが望ましい。
上記係合突出部と上記底部との間に位置する上記本体部には、上記本体部の軸線方向へ弾性的に伸縮可能な可撓筒部が形成され、伸張した可撓筒部の弾性によって上記環状突出部が上記拡径部に押圧接触させられていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、保護キャップをプラグに装着すると、保護キャップの環状突出部がプラグの先端面に形成された拡径部に突き当たる。ここで、拡径部は、その寸法及び形状が規格によって定められている。したがって、環状突出部は、拡径部に必ず押圧接触させることができる。よって、プラグと保護キャップとの間を気密にシールすることができ、プラグの不使用時に多量のガスが漏れるという事故を確実に防止することができる。
図1は、この発明に係る保護キャップが用いられたガス栓の一例を示す断面図である。 図2は、図1の要部の拡大図である。 図3は、図1に示すガス栓に用いられている保護キャップであって、この発明の第1実施の形態を示す断面図である。 図4は、図1に示すガス栓のプラグから保護キャップ取り外すとともに、プラグにソケットを接続する前の状態を示す断面図である。 図5は、プラグにソケットを接続した後の状態を示す断面図である。 図6は、この発明の第2の実施の形態に係る保護キャップを使用状態で示す断面図である。 図7は、同実施の形態に係る保護キャップの要部を示す断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図5は、この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態は、ガス栓1のプラグ4にこの発明に係る保護キャップ10を用いたものである。保護キャップ10は、ガス栓1以外のガス機器に設けられたプラグ4にも用いることができる。
まず、ガス栓1について簡単に説明すると、ガス栓1は、図1において上下(以下、上下等の方向は、図における方向を意味するものとする。)に延びる栓本体2を有している。栓本体2の外周面の上下方向の中間部には、水平方向に突出する突出部2aが形成されている。
栓本体2の内部には、弁収容孔2b、ガス流入孔2c及びガス流出孔(ガス孔)2dが形成されている。弁収容孔2bは、下方へ向かって小径になるようにテーパ孔状に形成されており、その軸線を上下方向に向けて配置されている。弁収容孔2dは、他の形状、例えば円形状に形成してもよい。ガス流入孔2cは、栓本体2の下端面から上方に延び、その上端部が弁収容孔2bの底面に開口している。ガス流入孔2cの下端開口部には、一次側ガス管(図示せず)が接続され、一次側ガスからガスが供給される。ガス流出孔2dは、突出部2aの軸線上を水平に延びており、その内側の端部が弁収容孔2bの内周面に開口し、外側の端部が突出部2aの先端面に開口している。
弁収容孔2bの内部には、弁体3が弁収容孔2bの軸線を中心として回転可能に収容されている。弁体3は、弁収容孔2bに対応してテーパ状に形成されている。弁体3には、その内部を貫通する貫通孔3aが形成されている。貫通孔3aの一端部は、弁体3の小径側の端面(下端面)に開口している。したがって、貫通孔3aの一端部は、ガス流入孔2cに常時連通している。貫通孔3aの他端部は、弁体3の外周面に開口している。貫通孔3aの他端開口部は、弁体3が図1に示す閉位置に位置しているときには、ガス流出孔2dに対して周方向へほぼ90°離間しており、ガス流出孔2dに対して遮断されている。その結果、ガス流入孔2cとガス流出孔2dとが弁体3によって遮断され、ガス栓1が閉状態になる。弁体3を閉位置からほぼ90°回転させて開位置に位置させると、貫通孔3aの他端開口部がガス流出孔2dと対向して連通する。この結果、ガス流入孔2cとガス流出孔2dとが貫通孔3aを介して連通し、ガス栓1が開状態になる。ガス栓1が開状態になっているときには、ガス流入孔2cに供給されたガスが貫通孔3aを通ってガス流出孔2dから流出する。
突出部2aの先端側の部分には、日本工業規格S2120で規定された迅速継手のプラグ4が設けられている。プラグ4は、断面円形をなしており、その軸線をガス流出孔2dの軸線と一致させて配置されている。
プラグ4の先端面には、内側平面部4a、拡径部4b及び外側平面部4cが径方向内側から外側へ向かって順次形成されている。内側平面部4aは、プラグ4の軸線と直交する平面によって構成されており、プラグ4の軸線を中心として環状に形成されている。内側平面部4aは、その内周縁がガス流出孔2dの開口端と交差するように配置されている。拡径部4bは、プラグ4の軸線を中心として環状に形成されており、内側の端部が内側平面部4aの外側の端部に続くように配置されている。拡径部4bは、プラグ4の軸線上に曲率中心を位置させた凸球面の一部によって構成され、内周側から外周側へ向かうにしたがってプラグ2の先端側から基端側へ向かうように傾斜させられている。この結果、拡径部4bは、プラグ4の先端側から基端側へ向かって漸次拡径している。拡径部4bは、凸球面によって形成することなく、テーパ面によって形成してもよい。外側平面部4cは、プラグ4の軸線と直交する平面によって構成されており、プラグ4の軸線を中心として環状に形成されている。外側平面部4cは、その内側の端部が拡径部4bの外側の端部に続くように配置されている。
プラグ4の外周面には、係合凹部4dが環状に形成されている。係合凹部4dは、断面台形状をなしており、二つの側面4e,4fを有している。係合凹部4dは、内側平面部4aから上記規格S2120で定められた所定の距離だけ基端側へ離れて配置されている。
保護キャップ10は、ゴムその他の弾性を有する樹脂からなるものであり、図3に示すように、取付リング部11、連結部12及びキャップ部13を有している。
取付リング部11は、図1に示すように、突出部2aより若干下側の栓本体2に外挿されている。これにより、保護キャップ10が栓本体2に取り付けられている。取付リング部11の内径は、取付リング11をそれ自体の弾性に抗して拡径させない限り、栓本体2から抜け出ることがないような大きさに設定されている。したがって、取付リング部11が栓本体2から抜け出てしまうことがなく、保護キャップ10がガス栓1から外れて紛失してしまうような事態が未然に防止されている。
連結部12は、取付リング部11とキャップ部13とを連結するためのものであり、その長さは、連結部12を弾性的に伸張させることなくキャップ部13をプラグ4に装着することができる範囲においてできる限り短い長さに設定されている。
キャップ部13は、プラグ4の不使用時、つまりプラグ4にソケット(図示せず)が取り付けられていないときに、プラグ4に装着されてプラグ4を保護するためのものであり、筒状をなす本体部14と、この本体部14の基端部を閉じる底部15とを有している。
本体部14の内径は、プラグ4の外径より若干小径になっている。したがって、本体部14は、プラグ4の外周に若干拡径した状態で外挿(圧入)される。本体部14の内周面には、係合突出部14aが環状に形成されている。この係合突出部14aは、断面台形状をなしており、本体部14をプラグ4に対し所定の位置(以下、係止位置という。)まで外挿すると、係合凹部4dに入り込むように配置されている。しかも、本体部14が係止位置に位置しているときには、係合突出部14aの二つの側面のうちのプラグ4の先端側に位置する側面14bが、係合凹部4dの二つの側面4e,4fのうちのプラグ4の先端側に位置する側面4eに突き当たっている。これにより、本体部14(キャップ部13)に所定の大きさ以上の力を作用させないかぎり、本体部14がプラグ4から抜けないようになっている。なお、係合突出部14aは、本体部14、特に係合突出部14aが形成された部分及びその近傍部分が弾性的に拡径することにより、プラグ4に対して挿脱可能になっている。
本体部14の内周面には、一つ又は複数(この実施の形態では3つ)の環状凹部14cが形成されている。いずれの環状凹部14cも、係合突出部14aより本体部14の先端側に配置されている。環状凹部14cの二つの側面のうちの本体部14の基端側に位置する側面は、本体部14をプラグ2の外周に外挿するとき、プラグ4の外周面に付着した塵埃を掻き落とす。掻き落とされた塵埃は、環状凹部14c内に収容される。
本体部14の内周面には、当接部14dが環状に形成されている。当接部14dは、本体部14の軸線と直交する平面によって構成されている。当接部14dは、底部15と係合突出部14aとの間に配置されており、本体部14をプラグ4に上記係止位置を若干量だけ越えて外挿すると、外側平面部4cに突き当たるように配置されている。したがって、当接部14dは、本体部14が係止位置に位置しているときには、外側平面部4cからプラグ4の先端側へ若干の距離だけ離間している。外側平面部当接部14dが外側平面部4cに突き当たると、本体部14はそれ以上プラグ4に外挿することができなくなる。
底部15の内面には、環状突出部15aが形成されている。環状突出部15aは、図3に示すように、本体部14の軸線に沿ってその先端側に突出しており、本体部14の軸線を中心として環状に延びている。環状突出部15aは、本体部14が係止位置に位置しているときに環状突出部15aの先端部がプラグ4の拡径部4bに対し径方向の中間部において環状に押圧接触するように、その突出量及び位置が定められている。特にこの実施の形態では、環状突出部15aの先端部が拡径部4bに押圧接触しているときには、環状突出部15aが本体部14の軸線方向へ弾性的に圧縮されるとともに、先端部が径方向外側へ変位するように弾性的に曲げ変形させられている。換言すれば、環状突出部15aの先端部は、環状突出部15a自体の弾性によって拡径部4bに押圧接触させられている。そして、環状突出部15aの先端部が拡径部4bに環状に押圧接触することにより、プラグ4の先端面と底部15との間が気密にシールされ、ひいてはプラグ4とキャップ部13との間が気密にシールされている。したがって、プラグ4の不使用時に不慮の事故によってガス栓1が開状態になったとしても、ガス流出孔2dから多量のガスが漏れることがない。
係合突出部14aの側面14bが係合凹部4dの側面4eに突き当たるとともに、環状突出部15aの先端部が拡径部4bに押圧接触することにより、本体部14(キャップ部13)のプラグ4に対する軸線方向への位置決めがなされている。勿論、このときの本体部14の位置が係止位置である。上記のように、本体部14が係止位置に位置しているときには、当接部14dが外側平面部4cに対しプラグ4の先端側へ僅かに離間している。したがって、封止位置に位置している本体部14は、当接部14dと外側平面部4cとの間の距離の分だけプラグ2の基端側へ移動可能であり、本体部14がプラグ4の基端側へ移動すると、それに応じて環状突出部15aがさらに弾性変形させられる。しかし、本体部14が係止位置からプラグ2の基端側へ移動することができる距離は僅かであり、本体部14は係止位置を越えて移動することが阻止されている。これにより、環状突出部15aが過大に弾性変形させられることが防止され、環状突出部15aが早期に劣化して弾性を失うことが防止されている。なお、本体部14が係止位置を越えて移動すると、係合突出部14aが係合凹部4dの側面4eから離間するが、環状突出部15aの弾性力によって本体部14が係止位置まで戻され、係合突出部14aが係合凹部4dの側面4eに突き当てられる。
保護キャップ10を有するガス栓1において、そのプラグ4にソケットを接続する場合には、図4に示すように、プラグ4からキャップ部13を取り外す。プラグ4から取り外されたキャップ部13は、プラグ4にソケットSを接続するときに邪魔にならないよう、連結部12によりプラグ4から所定距離だけ下方に離間した状態で支持される。その後、プラグ4の前方にソケットSを位置させる。そして、図5に示すように、ソケットSをプラグ4側へ移動させ、プラグ4に外挿する。ソケットSをプラグ4に対し所定の位置まで外挿すると、ソケットSの球体S1が係合凹部4dに入り込み、その両側面4e,4fに押圧接触する。これにより、ソケットSがプラグ4に位置固定した状態で接続される。接続状態では、ソケットSのパッキンS2が拡径部4bに押圧接触する。この結果、ソケットSとプラグ4との間が気密に封止されるとともに、ソケットSの内部とガス流出孔2dとが接続され、ソケットSの内部にガスが流入する。ソケットSの内部に流入したガスは、ソケットSの継手部S3に接続されたゴム管等のガス管(図示せず)を介してガス機器(図示せず)に供給される。
ソケットSがプラグ4に接続された状態において、ソケットSの操作筒S4をプラグ4の基端側から先端側へ向かって(図5において右側へ向かって)移動させると、球体S1が係合凹部4dから離脱可能になり、ソケットSがプラグ4から取り外し可能になる。ソケットSをプラグ4から取り外した後、キャップ部13をプラグ4に所定の位置まで外挿する。これによって、ガス栓1が元の状態に戻る。
プラグ4に保護キャップ10のキャップ部13を装着(外挿)した状態では、環状突出部15aが拡径部4bに押圧接触することによってキャップ部13とプラグ4との間を気密に封止している。したがって、係合凹部4dの側面4eにソケットSの球体S1による打痕が形成されていたとしても、プラグ4とキャップ部13との間の密封性に問題が生じることが全くない。よって、キャップ部13とプラグ4との間を良好な状態で封止することができる。また、ガス流出孔2dの内径が日本工業規格S2120で定められていないのに対し、拡径部4bの寸法、形状は同規格で定められている。したがって、環状突出部15aを拡径部4bに確実に押圧接触させることができ、それによってプラグ4とキャップ部13との間を確実に封止することができる。
図6及び図7は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態の保護キャップ10Aにおいては、上記実施の形態の環状突出部15aに代えて、二つの環状突出部15b,15cが形成されている。二つの環状突出部15b,15cは、本体部14と底部15との交差部に配置されており、拡径部4bとほぼ直交する方向に突出した形態で形成されている。勿論、本体部14がプラグ4に係止位置まで外挿されると、二つの環状突出部15b,15cが拡径部4bに環状に押圧接触させられる。
本体部14の周壁部には、可撓筒部14eが形成されている。可撓筒部14eは、係合突出部14aと環状突出部15cとの間に配置されている。可撓筒部14eは、蛇腹状をなしており、それによって本体部15の軸線方向へ弾性的に伸縮可能になっている。本体部14が係止位置に位置しているときには、可撓筒部14eが弾性的に伸張した状態になっており、伸張した伸縮部15bが縮小しようとする弾性力により、係合突出部14aが係合凹部4dの側面4eに突き当てられるとともに、環状突出部15b,15cが拡径部4bに押圧接触させられている。
また、この保護キャップ10Aにおいては、二つの環状突出部15b,15cが拡径部4bに押圧接触するので、一つの環状突出部15aが拡径部4bに押圧接触する上記実施の形態と異なり、環状突出部15b,15cが過大に弾性変形させられることがない。そのため、当接部14dが設けられていない。勿論、上記の実施の形態と同様に当接部14dを設けてもよい。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、上記の実施の形態においては、プラグ4の先端面にガス流出孔(ガス孔)2cを開口させているが、ガス流入孔(ガス孔)を開口させてもよい。その場合には、プラグ4に接続されるソケットSからガス流入孔にガスが供給される。
また、第1の実施の形態においては、環状突出部15aをそれ自体の弾性によって拡径部2bに押圧接触させているが、第1の実施の形態においても第2の実施の形態の可撓筒部14eを採用し、可撓筒部14eの弾性によって環状突出部15aを拡径部4bに押圧接触させてもよい。これとは逆に、第2の実施の形態において、可撓筒部14eを形成することなく、環状突出部15b,15cをそれらの弾性によって拡径部4bに押圧接触させてもよい。
この発明に係るガスプラグ用保護キャップは、日本工業規格S2120で規定された迅速継手のプラグを保護するためのキャップとして用いることができる。
2d ガス流出孔(ガス孔)
4 プラグ
4b 拡径部
4c 外側平面部
4d 係合凹部
10 ガスプラグ用保護キャップ
10A ガスプラグ用保護キャップ
14 本体部
14a 係合突出部
14d 当接部
14e 可撓筒部
15 底部
15a 環状突出部
15b 環状突出部
15c 環状突出部

Claims (4)

  1. ガス孔が開口する先端面に先端側から基端側へ向かって拡径する拡径部が上記ガス孔を囲むように環状に形成され、かつ上記先端面から基端側へ所定距離だけ離間した外周面に環状をなす係合凹部が形成されたプラグの不使用時に上記プラグの外周に嵌め込まれて上記プラグを保護するために、上記プラグの外周面に挿脱可能に嵌合される筒状の本体部と、この本体部の基端開口部を閉じる底部とを有するキャップ部を備え、上記本体部の内周面には上記係合凹部に係合して上記本体部が上記プラグから抜け出ることを所定の大きさの力で阻止する係合突出部が形成されたガスプラグ用保護キャップにおいて、
    上記キャップ部の内面には、上記拡径部に環状に押圧接触することにより、上記プラグの拡径部と上記キャップ部との間を気密に封止する環状突出部が設けられていることを特徴とするガスプラグ用保護キャップ。
  2. 上記環状突出部が弾性変形可能とされ、それ自体の弾性によって上記拡径部に押圧接触させられていることを特徴とする請求項1に記載のガスプラグ用保護キャップ。
  3. 上記プラグの先端面には、上記プラグの軸線と直交する平面からなる外側平面部が上記拡径部を囲むようにしてその外側に環状に形成され、上記本体部の内周面には、上記本体部が上記プラグに所定位置まで外挿されたときに上記外側平面部に突き当たることにより、上記拡径部に押圧接触した上記環状突出部が所定の大きさを越えて弾性変形させられることを阻止する当接部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のガスプラグ用保護キャップ。
  4. 上記係合突出部と上記底部との間に位置する上記本体部には、上記本体部の軸線方向へ弾性的に伸縮可能な可撓筒部が形成され、伸張した可撓筒部の弾性によって上記環状突出部が上記拡径部に押圧接触させられていることを特徴とする請求項1に記載のガスプラグ用保護キャップ。
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