JP5808091B2 - 注射器本体上に取り付けられるラベルおよび注射器本体 - Google Patents

注射器本体上に取り付けられるラベルおよび注射器本体 Download PDF

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Description

本願は、注射器本体上に取り付けられるラベル、および本ラベル提供された注射器本体に関する。
医療およびその他の分野において、薬剤などの活性物質は、注射器の助けによって投与され、この注射器は、注射器本体(大部分が樹脂またはガラス)およびストッパまたはその中で可動であるプランジャを有する。その初期段階において、注射器を注射針に結合することができ、または既に結合している。注射器本体および注射針は、一体で、たとえば、注射針がガラスでできた注射器本体に嵌め込まれた形で、製造されることが多い。
注射器を取り扱うときや、注射器を運ぶときに、負傷の危険を低減するために、注射針は、注射針上に適合したキャップによって覆われる。このキャップは、注射針のホルダに対して軸方向に押される。
これは、注射器の製造および梱包中に機械的に行われる。しかし、注射器が使用された後、キャップがこのように針または注射器本体の周囲前端部上まで押し戻されたときには、負傷の危険が存在する。
したがって、たとえば、医療分野において、注射針のホルダに隣接して注射器本体上に横方向に取り付けられる針受容手段を注射器に付加的に供給することが、慣習となっている。そのような針受容手段は、注射針に対して横方向に押すことができ、注射針は、針受容手段の対応する凹部または陥没部内に長さ方向に収容される。注射器、特に薬剤用の注射器を使用した後、露出した注射針によってもたらされる負傷の危険を、このように低減することを目的とし、具体的には、このために独自のキャップを適合させて所定の位置に戻すことを必要としない。
本明細書に述べる種類の針受容手段は、米国特許第3,658,061号および米国特許出願公開第2007/0260191号により公知である。
WO2006/105807により、注射針の事後の保護用のこの種の針受容手段が、ラベルの形で設計することができるのは公知となっている。このラベルは、第1のホイル部分を注射器本体の周りに巻き付けることができるホイルを使用して、製造される。注射針に対して押し付けることができる針受容手段は、遷移領域の助けによって第1のホイル部分にピボット回転可能に結合される。ラベルの第1のホイル部分は、注射器本体を包囲し、注射器本体の外壁に取り付けられる一方で、遷移領域および少なくとも注射針を固定する針受容手段は、注射器本体の肩部を越えて第1の軸方向に突き出る。薬剤溶液などの注射器内の液体が投与された後、針受容手段は、露出した注射針上に横方向に押される。
米国特許第3,658,061号 米国特許出願公開第2007/0260191号 国際公開第2006/105807号パンフレット
問題は、取り付けられた第1のホイル部分と注射針用の針受容手段との間の遷移領域の設計にある。この遷移領域は、針受容手段を注射器本体上に可動にして、具体的にはピボット回転可能に固定するために機能する。注射針に対する針受容手段の角度位置によっては、針受容手段は、注射器から投与中に多少妨げになる。使用者が針受容手段をピボット回転させて戻すことを必要とせず、またはその角度位置を手動で修正することを必要とせずに、突き出た針受容手段の注射針に対する所定の角度位置が自動的に選択されるように遷移領域を設計するのは困難であることがわかる。特に、針受容手段を開梱中に、またはその他の諸理由で、既に数回前後にピボット回転させたとき、従来の設計では、針受容手段が、たとえば注射針近辺の位置、または注射針から大きく離れた角度の位置のような所定の角度位置を常に確実に再選択するようにするのは可能ではない。その代わりに、遷移領域は、前後に繰り返しピボット回転することから、脆弱であり、または損傷さえする。
特に、針受容手段が数回前後にピボット回転したときでさえも針受容手段の注射針の方向に対する方位または角度位置を確実に自動的に回復させるような、注射器本体上に取り付けるラベルを提供することが望ましいであろう。
本願発明によれば、注射器本体上に取り付けられるラベルが提供され、このラベルは、以下の
注射器本体の周りに巻くことができる第1のホイル部分と、
注射針による負傷から保護するための注射針用の針受容手段であって、少なくとも1つの第2のホイル部分、および注射針に対して押し付けることができる部分を有する、針受容手段と、
受容手段を第1のホイル部分にピボット回転可能に結合させる遷移領域であって、注射針の延在方向と一致する方向である軸方向において第1のホイル部分を越えて突き出し、ラベルが1つまたは複数のホイルを内部に有する、遷移領域とを備え、
ラベルの遷移領域は、軸方向に対して1つ以上の所定の角度位置での針受容手段の所定の方向付けおよび調整を可能とするために、少なくとも1つのホイル内に少なくとも1つの脆弱要素を具備し、
少なくとも1つの脆弱要素は、ラベルの遷移領域内に設けられた、少なくとも1つの第1の脆弱要素および少なくとも1つの第2の脆弱要素を具備し、
少なくとも1つの第2の脆弱要素は軸方向に沿って延在し、これに対して、少なくとも1つの第1の脆弱要素は、軸方向から偏位した方位を有する。
本願発明によれば、ラベルの遷移領域において、1つまたは複数の脆弱要素の所定の構成が提供されることを提案し、その構成は、少なくとも1つのラベルホイルが脆弱で、たとえば局所的に中断している、少なくとも1つの第1の脆弱要素を含み、第1の脆弱要素は、軸方向から偏位した方位に配置される。注射器本体の周りに巻かれたラベルの場合に、本願発明によるそのような脆弱要素は、注射器の取扱いをより容易にする、所定の方向付けおよび所定の角度位置の調整を可能にする。一実施形態によれば、2つの別々の第1の脆弱要素を、具体的には互いに鏡面反転させて提供することができる。
別の実施形態によれば、同様に少なくとも1つのラベルホイル内に形成されるが、第1の脆弱要素とは対照的に軸方向に延在する第2の脆弱要素を付加的に提供することができる。したがって、たとえば、2つの第2の脆弱要素は、第1の脆弱要素または第1の脆弱要素の対の両側に配置することができ、第1の脆弱要素(1つまたは複数)から離間し、また互いに離間させることができる。具体的には、2つの第2の脆弱要素の一方は、注射針の方向において第1の脆弱要素の前に配置することができる一方、他方の第2の脆弱要素は、注射針の方向において第1の脆弱要素の後ろに配置することができる。さらに、それぞれの第2の脆弱要素は、対で、たとえば、それぞれ互いと平行に延在する2つの相互に平行な第2の脆弱要素の形で、提供することができ、第2の脆弱要素の一方の対は、少なくとも1つの第1の脆弱要素の一方の側に(たとえば、注射針の方に)配置され、他方の対は、反対側に配置される。第2の脆弱要素の対は、少なくとも1つの第1の脆弱要素によって互いから分離されるだけでなく、対応する付加的な軸方向間隔によっても第1の脆弱要素から分離される。別の実施形態によれば、少なくとも1つの第1の脆弱要素と交わる、すなわち、それぞれの脆弱要素がどのホイル内に形成されるかによって、少なくとも1つの第1の脆弱要素の上または下を横切る、第2の脆弱要素の1対を提供することができる。
前記脆弱要素の数、形状、相対位置、および分離に関して本明細書に提案された組合せによって、前後の反復運動の後でさえも、特に、ラベルの遷移領域内のホイルの1つが所定の中断点以外で破損または疲労をすることなく、ホイルの張力およびスプリング力が時間とともに失われることなく、ピボット回転可能な針保護具が傾く角度位置または複数の角度位置に確実に回復されるように、ホイルを使用して作られたラベルを遷移領域内に設計することが可能になる。したがって、上述の脆弱要素の構成により、ホイルの助けで、遷移領域において所定の角度位置の方向に長期間にわたり確実なスプリング力を達成することが可能になる。
第1および第2の脆弱領域は、同じホイル内に提供される必要はない。たとえば、2つのホイルのように、いくつかのホイルを備えるラベルにおいては、第2の脆弱要素は、第1の脆弱要素とは異なる別のホイル内に、またはさらに別のホイル内に、またはその他のホイル内にのみ、提供することができる。このように、所望の角度位置に関して、スプリング動作をさらに最適化することができる。
第1の脆弱要素および/または第2の脆弱要素は、脆弱部線、すなわち線形状の要素として設計され、第2の脆弱要素が軸方向に沿って延在することができ、第1の脆弱要素が別の方位および/または別の形状を有するようにすることが好ましい。
第1の脆弱要素および/または第2の脆弱要素が、遷移領域内の少なくとも1つのラベルホイルを局所的に中断させ、または脆弱にする切断部、ミシン目、またはその他の切欠として形成されるようにすることが好ましい。切断部線の領域において、それぞれのホイルは、完全にまたは部分的に切り込みを入れて切り開かれる。
あるいは、たとえば、第1の脆弱要素および/または2つの第2の脆弱要素がミシン目として形成されるようにする。この場合に、これらの脆弱要素のそれぞれは、いくつかの(少なくとも2つの)部分的な切開部、穴、穿孔、またはその他の局所的に区切りのある凹部、あるいは材料分離の連続から成る。しかし、所定の脆弱要素のそれぞれの凹部またはその他の切欠は、互いに極めて近接して配置されているので、それらの間隔は、脆弱要素全体のその他のものからの間隔よりも大幅に小さい。具体的には、同じ脆弱要素の個々の切開部または材料の切欠は、好ましくは、極めて密集して配置されているので、切開部の間の間隔は、もはや裸眼では検出できず、したがって、脆弱要素の内部構造は、見えないところに隠されたままである。
それぞれの脆弱要素の間で、脆弱要素にもかかわらず、針受容手段の角度位置における所望の調整動作に対応する安定化にある程度つながるブリッジ領域を提供することができる。
第2の脆弱要素または複数の第2の脆弱要素は、具体的には、遷移領域の幅の中心部に配置され、同一直線上に延在することができる。遷移領域の幅は、ラベルの遷移領域が延在する注射器本体の外周に沿った方位角範囲に影響を及ぼす。
少なくとも1つの第1の脆弱要素全体は、軸方向に対して横方向に延在するようにすることが好ましい。第1の脆弱部線は、たとえば、直線状または曲線状の切断部として、あるいは、ほぼ線形状だが異なる構造の脆弱部線として形成することができる。曲線形状の場合には、その全体的な方向は、軸方向に対してほぼ横方向に位置していれば十分であり、あるいは軸方向に対して十分に大きい角度偏位を有していれば十分である。
たとえば、少なくとも1つの第1の脆弱要素は、中心部領域がその脆弱要素の2つの外側端部よりも注射針用の針受容手段の近くに達するような曲線形状を有するようにすることができる。
ラベルが、第1のホイルおよび第2のホイルを有し、両ホイルの表面領域が、少なくとも遷移領域を含むようにすることが好ましい。したがって、遷移領域内に様々な方法で脆弱要素を提供される両ホイルによって、所望の角度位置までの回転または引き戻しに関して、針受容手段の所望の方位を最適化することが可能である。ホイルは、たとえば、樹脂ホイルまたは紙ホイルとすることができる。
少なくとも1つの第1の脆弱要素は、第1のホイル内ではなく、第2のホイル内に形成されるようにすることが好ましい。たとえば、この第2のホイルは、下部ホイルとし、好ましくはまた、より厚く、捩りに対してより剛性があるようにすることができる。
さらに、第2の脆弱要素または複数の第2の脆弱要素が、第1のホイル内および第2のホイル内の両方に形成されるようにすることが好ましい。これによって、角度方位付け運動においては、第2の脆弱要素の影響が増大する。
少なくとも1つの第1の脆弱要素を提供されたホイルが、第1の脆弱要素と軸方向に沿って配列された第2の脆弱要素のそれぞれとの間に、それぞれの第1のブリッジ領域を有するように、処置することができる。このそれぞれの第1のブリッジ領域においては、それぞれのホイルは、第1の脆弱要素の経路に沿った厚さよりも削減されていない層厚さ、または少なくともより大きい層厚さを有することが好ましい。
さらに、第1の脆弱要素の2つの端部の横方向外側に、すなわち、第1の脆弱要素の両側上の方位角方向に、少なくとも1つの第1の脆弱要素を提供されたホイルが、削減されていない層厚さの対応する第2のブリッジ領域を有するようにすることが好ましい。これらのブリッジ領域は、好ましくないピボット回転角が選択されたときの、ラベルの遷移領域内における張力に貢献しており、したがって、これらのブリッジ領域は、針受容手段を、注射針により近い角度位置、または注射針からさらに離れた角度位置まで引き出し、または引き戻すようにする。
第1のホイルは、上部ホイルとし、第2のホイルは、第1のホイルの下であると同時に樹脂成形の本体の上に配置された、下部ホイルとするようにするのが好ましい。したがって、たとえば、第1の脆弱要素を備えた唯一のホイルとして提供される第2のホイルは、第1のホイルと注射針に対して押し付けることができる部分との間に配置される。また、この樹脂成形部は、射出成形部とするのが好ましい。具体的に、この樹脂成形部は、使用後に注射針の方に面する、底面上の返しを有することができる。注射針に押し付けるときに、または、その上にさらに大きい圧力で注射針を曲げるときに、注射針は対応する返しに係合し、針受容手段は、使用者を負傷から保護するために、針先上に長期間とどまり、針先を包囲する。
第1のホイルの表面領域は、第1のホイル部分、遷移領域、および針受容手段の上に延在するようにするのが好ましい。具体的には、ラベルの第1のホイル部分は、第1のホイル、好ましくは上部/外側ホイルからだけ形成することができる。ラベルの第1のホイル部分は、注射器本体の外周の周りに巻かれるので、最大の表面積を有する領域である。それとは対照的に、遷移領域および/または樹脂成形体上の領域のホイル部分は、注射針の周りに、より小さい外周方位角だけ延在する。
第2のホイルの表面領域は、遷移領域および針受容手段の上に延在するようにするのが好ましい。たとえば、第2のホイルは、大部分が滑らかである(予定された切欠または陥没部を除いて)樹脂成形体の外部面全体の上に延在することができる。さらに、第2のホイル、好ましくは、下部ホイルは、遷移領域を越えて、直接隣接するほぼ半円で円錐形またはその他の様式で先細りの第1のホイル領域の部分領域まで延在することができる。
第2のホイルは、第1のホイルよりも厚く、および/または、捩りに対してより剛性があるようにするのが好ましい。たとえば、第2のホイルは、50から200μmの層厚さを有することができる一方、第1のホイル、好ましくは外側ホイルには、たとえば25から100μmの層厚さをもたらすことができる。
注射針用の針受容手段は、それを第1のホイル領域に結合させる遷移領域の助けによって、それぞれ、軸方向に対する第1の角度位置と第2の角度位置との間でピボット回転可能であり、このそれぞれの角度位置に針受容手段がとどまるのが好ましい。次いで、両角度位置の間または両角度位置領域の間に、安定性に乏しい角度位置の領域が存在し、好ましい前方または後方の角度位置への引き出しまたは引き戻しが、自動的に起こる。これは、注射中および注射後の注射器の使用を容易にする。
軸方向に対する第1の角度位置は、軸方向に対して0°から20°の範囲内にあり、軸方向に対する第2の角度位置は、軸方向に対して50°から80°の範囲内にあるようにするのが好ましい。
それに取り付けられたラベルなどの本願発明によるラベルを提供された注射器本体によって、本発明の遷移領域の設計に基づくと、注射後のみに当然必要な針受容手段は、自動的に所定の角度位置(具体的には、注射針の方向に対して斜めに傾いた方向)を取り、前後に繰り返しピボット回転させた後にも同様に行うので、注射手順および注射器の取扱いがより容易になる。このように、所定の角度位置に突き出した針受容手段は、注射器を使用するときも、たとえ皮膚の下の相当な深さで注射を行うときも、妨げにならない。
図を参照して、いくつかの例示的な実施形態を以下に説明する。
本願発明によるラベル、およびラベルが提供されることになっている注射器の例示的な実施形態の概略図である。 ラベルが取り付けられ、ラベルの針受容手段が2つの異なる角度位置となった、図1に関連する横断面図である。 針受容手段の対称軸に沿ったラベルの例示的な実施形態の横断面図である。 図3Aの拡大詳細図である。 第1の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図である。 第2の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図である。 第3の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図である。 第4の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図である。 第5の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図である。 第6の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図である。 図5の例示的な実施形態に基づいて説明された脆弱要素の微細構造を有する別の実施形態を示す図である。 微細構造によって構築されたそれぞれの脆弱要素を追加的に特定した、図10の実施形態を示す図である。
図1は、本願発明によるラベル10、およびラベル10が注射器本体20上に施された注射器20の一実施形態の概略図を示す。ほぼ長方形として図1に示された第1のホイル部分11は、注射器本体20の外周の周りに少なくとも部分的に巻かれる。それとは対照的に、ラベル10の第2のホイル部分12は、第1のホイル部分11から、注射器の軸方向zに対応する第1の方向に、横方向に突き出る。軸方向zは、注射針19が向く方向で、注射針19が注射器本体20に結合された、または結合されうる方向である。
樹脂成形部14は、ラベル10の第2のホイル部分12上に取り付けられ、注射針19に対して内側に向かって押すことができる。このように、注射器19は、樹脂成形部14上のいくつかのフックまたは返しなどの相当する係止手段に包囲され、そのため、その係止手段に係合することができる。したがって、注射針19がこのように固定されると、注射器内の液体を投与した後、負傷の危険はもはや全く存在しない。
第1のホイル部分11とラベル10の針受容手段15との間に、ラベルの遷移領域13が提供される(針受容手段15と取り付けられる第1のホイル部分11との柔軟な、したがってピボット回転可能な結合を行うために)。遷移領域13は、針受容手段15の注射器本体20へのピボット回転可能で、かつ同時に堅固な結合を確保するだけでなく、針受容手段15の方向を、軸方向zに対して1つまたは複数の所定の角度位置に自動的に配置するのを確保し、したがって、この受容手段15は、注射中に妨げにならない一方で、他方ではそれにもかかわらず、注射針19に対して無理なく押すことができる。
したがって、受容手段15は、樹脂成形部14に加えて、1つまたは複数のホイルから形成することができる第2のホイル部分12もまた含む。したがって、第2のホイル部分は、ラベルを形成するホイル全体の表面領域、具体的には、樹脂成形部14が取り付けられたホイル部分である。また、第1のホイル部分11および/または遷移領域13において、1つまたは複数のホイルは、互いの上に提供することができ、そこで結合されて、ホイル全体を形成する。
表面領域が第1のホイル部分11、遷移領域13、および針受容手段15にわたって延在する第1のホイルが、提供されるのが好ましい。さらに、また一方、好ましくは遷移領域13および針受容手段15にわたって延在するのみの第2のホイルが、提供されるのが好ましい。したがって、第1のホイル部分11は、単一のホイル層のみから形成されるのが好ましい。その他の表面領域は、特に、針受容手段15が注射中および/または注射後に向く予定である所定の角度位置の自動的な選択を達成するために、多層設計の(すなわち、少なくとも第1のホイルおよび第2のホイルの)表面領域であることが好ましい。
図2は、図1に関連する概略横断面図を示す。図1ではまだ緩んでいるラベル10は、注射器本体20の周りにその第1のホイル部分11によって、ここでは巻き付けられている。その樹脂成形部14および第2のホイル部分12を備えた針受容手段15は、図2に2回、すなわち、2つの異なる角度位置AおよびBで示される。この針保護具は、注射後に下方に、すなわち注射針19に対向して押される一方、事前には最大で180°開放することができる。送達状態では、この針受容手段15は、方向zに対して好ましくは0°または少なくとも0°と20°の間である、第1の角度位置Aに相当する方向zに向くことになっている。
さらに、針受容手段15は、はじめに手動で適切に方向が変えられるとき、方向zに対して50°と80°の間の範囲内にあることが好ましい第2の角度位置Bをできる限り自動的に選択するべきである。これら2つの角度位置A、Bの間に、針保護具が角度位置Aの方向、または角度位置Bの方向のいずれかに自動的に引き戻される、角度位置の不安定な領域が存在するべきである。角度位置Bは、注射を容易に実行するのを可能にする一方、角度位置Aは、注射後に注射針19に対して押すのに都合が良い。たとえば、2つのホイル層から構成される遷移領域13の目的は、それぞれの角度位置AまたはBを自然に選択できるようにすることである。針受容手段15は、たとえば、方向zに対して90°よりも大きい大幅な運動をした場合には、角度位置Bの方向に引き出され、使用者によって手動で動かされない限り、そこにとどまるべきである。
図3Aは、針受容手段の対称軸に沿ったラベルの例示的な実施形態、たとえば図1および図2のラベルの横断面図を示す。この図は、樹脂成形部14なしで示された、ラベルの層構造を例示する。図3Aを見てわかるように、ラベルは、第1のホイル1および第2のホイル2を有し、第1のホイル1の表面領域は、第1のホイル部分11、遷移領域13、および樹脂成形部14に取り付けられた第2のホイル部分12を含む。それとは対照的に、第2のホイル2の表面領域は、遷移領域13および第2のホイル部分12のみを含む。したがって、ラベルホイルは、2つのホイル1、2から構成されるのが好ましい。第2の下部ホイル2は、上部の第1のホイル1よりも厚く、および/または捩りに対してより剛性があるのが好ましい。
図3Bは、図3Aの拡大詳細図を示し、また、脆弱要素3、4a、4bの構成を示す。図3Bに示された部分的な平面は、図3Aと同様に、針受容手段15の中心部を通って延在する(図1の平面図を参照のこと)。したがって、図3Bにおいて、脆弱要素4a、4bに対応する脆弱部線または切断部線は、この図面の平面内に延在し、これらの要素は、斜線領域で示される。図3Bを見てわかるように、この例示的な実施形態における脆弱要素4a、4bは、上部ホイル1内にも下部ホイル2内にも形成される。それとは対照的に、第1の脆弱要素3は、図面の平面に関して横方向に延在する部分にしたがって、遷移領域の中心部で中断された、または切り開かれた下部ホイルにおいてのみ形成される。また、脆弱部線または切断部線の正確な配置は、たとえば、以下により詳細に説明する例示的な実施形態の1つに従って選ぶことができる。同様にして、これらおよび以下の例示的な実施形態は、それぞれのホイル、または個々の脆弱要素を形成することになっているホイルに関しては、変更することができる。
図4は、第1の例示的な実施形態による、図1のラベルの拡大詳細図を示す。この図は、ラベル10の第1のホイル部分11をラベルの針受容手段15に結合する遷移領域13を示す。樹脂成形部14は、図4では斜線によって示され、この成形部は、注射針の方に向けられた第2のホイル部分12の底面上に取り付けられる。
ラベルの遷移領域13は、基本的には、樹脂ホイルおよび/または紙ホイルなどの、1つまたは複数のホイルより形成される。遷移領域13のホイルは、第1のホイル部分および/または第2のホイル部分のホイルに直接併合することができ、したがって、遷移領域を越えて延在する、より大きいホイルの単なる表面領域とすることができる。
本明細書では、遷移領域13は、一方では、注射器本体上にもはや堅固に着座せず、または注射器本体にもはや接着結合されず、他方では、中実の樹脂成形部(射出成形部など)まで到達しない領域と見なされる。したがって、遷移領域13は、その底面上への接着剤塗布によって剛性成形部にまだ固定されていない柔軟なホイル表面部である。ヒンジ結合部またはピボット結合部である遷移領域13は、第1の方向に対する針受容手段15(接線方向前方に突き出る)の横方向運動、すなわち方向付けを可能にする。したがって、針受容手段15は、ラベルホイルまたは遷移領域13内のラベルホイルを適宜曲げることにより、上方または下方にピボット回転することができる。特に、遷移領域においては、ラベルホイルは、いくつかの層、すなわちいくつかの部分ホイルから構成することができる。
ラベル10のラベルホイルは、第1のホイル1および第2のホイル2(樹脂または紙などの)を含むことが好ましく、第1のホイル1の表面領域は、少なくとも第1のホイル部分11にわたって、および遷移領域13にわたって、好ましくは針受容手段15の横方向の範囲にもわたって、延在するのが好ましい。第2のホイル2の表面領域は、遷移領域13と針受容手段15の横方向の寸法とを含むのが好ましい。特に、遷移領域13においては、2つのホイルの一方が他方の上に提供されるのが好ましい。
図4から図11による例示的な実施形態において、遷移領域13内に切断部(少なくともホイルの1つに)も示されている。本願発明によるラベルが、突き出た針受容手段15の角度位置の細かい調整を獲得するために、円筒状の注射器本体の周りに取り付けられるとき、ホイルを局所的に中断させ、または少なくともそれらのホイルを脆弱にする(層厚さの局所的な削減によって)これらの切断部は、後に使用される。本願発明によるラベルにおいて、遷移領域13内の所定の位置での、一方では脆弱要素の細かい調整は、また他方では結合網またはブリッジ領域の細かい調整は、針受容手段15が最初の角度位置に応じてさらに開放する角度、またはある所定の角度位置の1つに引き戻される角度に関して、針受容手段15の所定の調整動作を確実にする。しかし、この動作は、本願発明による、本発明の構成、寸法表記、脆弱要素の寸法および形状からは直接得ることができず、その代わりに、本願発明によるラベルが、注射器本体の円筒状、円錐状またはその他の曲線状の外装に施された後にのみ、結果的に生じる針受容手段15のピボット回転動作が見られる。
図4の第1の実施形態によれば、第1の線形の脆弱要素3が、具体的には、遷移領域13のほぼ両側端部まで延在する曲線状の脆弱部線が提供される。
図4において、第1のホイル1は、好ましくは上部ホイルであり、第2のホイル2は、第1のホイル1と樹脂成形部14との間に配置され、好ましくは第1のホイルよりも大きい厚さを有する第2のホイルである。上部の第1のホイルのみは、曲線状の脆弱要素によって局所的に分離されるのが好ましい。図4に示された(後の図に基づく発展した)脆弱要素の構造は、図2を参照して説明すると、たとえば、針受容手段15の調整動作を達成するのに適していることがわかった。
本明細書で図4によって説明した構成および構造、ならびに以下に説明する発展形による構成および構造は、図2を参照して説明すると、特に、針受容手段15のピボット回転動作を達成するのに適していることがわかった。
図5は、軸方向に延在する2つの第2の脆弱要素が付加的に提供された第2の例示的な実施形態を示しており、これらの脆弱要素はそれぞれ、第1の脆弱要素3から離間されており、針受容手段15の方向、すなわち第1の方向zに向いている。しかし、これらの脆弱要素は、曲線状の脆弱要素3の両側に配置される。これら3つの脆弱要素は、遷移領域13内の1つまたは複数のラベルホイルを通して形成される切断部とするのが好ましい。たとえば、より短い、軸方向に延在する脆弱要素3が、両ホイル1、2内に形成される。
軸方向zに延在する2つの脆弱要素は、第2の脆弱要素4または4aおよび4bと呼ばれる。図5を見てわかるように、第2の両脆弱要素4a、4bは、第1の脆弱要素3から離間されている。したがって、これらの脆弱要素の間に、第1の脆弱要素3の中心部の両側に対してそれぞれの第1のブリッジ領域7が存在する。第1のブリッジ領域7は、少なくとも第1の脆弱要素3のちょうど中心部の領域において、それぞれの脆弱要素4a、4bに隣接した右側および左側のホイル部分を共に戻すために、保持網として機能する。さらに、第1の脆弱要素3は、遷移領域13の外側端部まで全体に延在するわけではなく、その代わりに、そこには(図4にもあるように)第1の脆弱要素3が形成されるホイル内に、第2のブリッジ領域8が存在する。第1の脆弱要素3は、遷移領域13の中心部を通って中断することなく延在する一方で、2つの第2の脆弱要素4a、4bは、第1の脆弱要素3から外側に離れたところで終わっているのもわかる。
図6は、図5のそれぞれの第2の脆弱要素4a、4bの代わりに、脆弱要素4a、4bのそれぞれの対が提供された、第3の例示的な実施形態を示す。したがって、遷移領域は、それぞれが対で互いに平行に延在し、第1の脆弱要素3から離間している、4つの第2の脆弱要素を有する。
図7は、第2の脆弱要素4a、4bの対が同様に提供された、第4の例示的な実施形態を示す。しかし、図6と比較すると、第2の脆弱要素4a、4bの対は、たとえば、異なるホイル内の交差部として、および/または同じホイルを通る切断部として、第1の脆弱要素3を横切っている。さらに、第2の脆弱要素4a、4bのそれぞれは、極めて長く、図6のそれぞれの第2の脆弱要素4a、4bの外側端部の間を延在している。図7においても、2つの第2の脆弱要素4a、4bは、互いに平行な対になって延在している。
図8は、遷移領域13のほぼ両方位端部まで延在する単一の第1の脆弱要素3の代わりに、2つの別々の第1の脆弱要素3a、3b(またはその代わりに、さらに大きい数の第1の脆弱要素)が提供される、第5の例示的な実施形態を示す。これらの脆弱要素は、たとえば、第1の方向zに関して横方向またはほぼ横方向に(またはその代わりに、傾斜して、たとえばそれに対して対角線上に)延在し、互いに離間している。それに加えて、第1の方向zに沿って延在する、少なくとも1つの第2の脆弱要素4を、任意選択により提供することができる。第2の脆弱要素は、第1の脆弱要素3a、3bの両方の間の方位角方向に配置することができる。その軸方向位置および長さは、第2の脆弱要素が、軸方向zにおいて、第1の脆弱要素3a、3bの対の両側の一部に、したがってまた第1の脆弱要素3a、3bの両方の間の中心部を通って延在するように、選ぶことができる。
図9は、図8と比較して、単一の軸方向に延在する第2の脆弱要素4の代わりに、2つの別々の第2の脆弱要素4a、4bが提供される、第6の例示的な実施形態を示す。これら第2の脆弱要素は、第1の脆弱要素3a、3bの対のそれぞれの側に1つ、第1の方向zに沿って延在し、これら第1の脆弱要素から離間し、第2の脆弱要素同士も離間している。したがって、遷移領域は、4つの脆弱要素3a、3b、4a、4bを有し、これらの脆弱要素は、それぞれ対で連続して延在し、他の全ての脆弱要素から離間している。
したがって、図9においては、脆弱要素3a、3b、4a、4bの間に、単一であるが、特に安定した第1のブリッジ領域7が存在する一方、図5、図6、および図8のそれぞれにおいては、2つの別々の第1のブリッジ領域7が提供される。
図10は、脆弱要素がミシン目状に形成される、図5の例示的な実施形態に基づく別の実施形態を示す。図4および図6から図9における他の例示的な実施形態もまた、以下に述べる様式で変更することができる。したがって、図10によれば、脆弱要素は、連続した切断部ではなく、その代わりに、それぞれの脆弱部線の線形状、またはそれぞれの脆弱要素3、4a、4bの線形状に沿った、穿孔、ギャップ、部分的な切断部、あるいはその他の切欠または襞の並置から成る。
図11は、図10と同じ実施形態を示すが、それぞれの脆弱要素およびブリッジ領域を特定するための付加的な参照符号が付いている。図11を見てわかるように、脆弱要素3、4a、4bのそれぞれは、さらに分割され、すなわち、連続した脆弱部線または切断部線としてではなく、その代わりに、ミシン目、あるいはその他の中断した脆弱部線または切断部線として、形成される。たとえば、2つの第2の脆弱要素4a、4bは、近くで隣接する2つ以上の部分線に分割することができる。それぞれの第2の脆弱要素4内のこれらの部分線間の距離は、第1の脆弱要素3からこの脆弱要素までの距離よりも小さい、すなわち、軸方向における第1のブリッジ領域7の幅よりも小さい。
第1の脆弱要素3はまた、部分線(たとえば6本)で形成されたミシン目として形成されるのが、図11においても見られる。ここでまた、部分線間の距離は、針受容手段15の主軸方向に対して直角な方向における第2のブリッジ領域8の幅よりもさらに小さく、特にまた、第1のブリッジ領域7の軸方向の範囲よりも小さい。これは、結果的に脆弱要素の微細構造をもたらすが、脆弱要素は、外部から見れば、最初は均一で中断のない線と見えるだけである。具体的には、第1の脆弱要素の個々の線間の中断部は、注射器本体に施されたラベルの針受容手段が初めて開放されるとすぐに、中断部をもたらされたホイルが分裂する(使用者には認知できない)ような、所定の分断点または所定の分裂点である。図4から図9の例示的な実施形態で提供された脆弱要素の全て、または一部は、図10および図11の微細構造にしたがって、設計することができる。
針受容手段15が使用者によって手動で動かされた最初の角度位置により、針受容手段は、1つまたは複数の角度位置または角度位置領域に、たとえば図2の角度位置AまたはBに、引き戻される。針保護具が前後に繰り返し動かされるときでさえも、使用者が繰り返し負荷をかけ、角度調整をするときでさえも、遷移領域13内の本願発明によるヒンジ結合は、確実なピボット回転運動を保証する。したがって、本願発明によって設計されたヒンジ結合の安定性、抵抗力、および耐久性は、従来の注射器ラベルのものよりも大きい。
1 第1のホイル
2 第2のホイル
3、3a、3b 第1の脆弱要素
4、4a、4b 第2の脆弱要素
7 第1のブリッジ領域
8 第2のブリッジ領域
10 ラベル
11 第1のホイル部分
12 第2のホイル部分
13 遷移領域
14 樹脂成形部
15 針受容手段
19 注射針
20 注射器本体
A 第1の角度位置
B 第2の角度位置
z 第1の方向

Claims (26)

  1. 注射器本体(20)上に取り付けられるラベル(10)であって、
    注射器本体(20)の周りに巻くことができる第1のホイル部分(11)と、
    注射針(19)による負傷から保護するための前記注射針(19)用の針受容手段(15)であって、少なくとも1つの第2のホイル部分(12)、および前記注射針(19)に対して押し付けることができる部分(14)を有する、針受容手段(15)と、
    前記針受容手段(15)を前記第1のホイル部分(11)にピボット回転可能に結合させる遷移領域(13)であって、前記注射針(19)の延在方向と一致する方向である軸方向(z)において前記第1のホイル部分(11)を越えて突き出し、ラベル(10)が1つまたは複数のホイル(1、2)を内部に有する、遷移領域(13)とを備え、
    前記ラベル(10)の前記遷移領域(13)は、前記軸方向(z)に対して1つ以上の所定の角度位置での前記針受容手段(15)の所定の方向付けおよび調整を可能とするために、少なくとも1つのホイル(1、2)内に少なくとも1つの脆弱要素を具備し、
    前記少なくとも1つの脆弱要素は、前記ラベル(10)の前記遷移領域(13)内に設けられた、少なくとも1つの第1の脆弱要素(3)および少なくとも1つの第2の脆弱要素(4)を具備し、
    前記少なくとも1つの第2の脆弱要素(4)は前記軸方向(z)に沿って延在し、これに対して、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3)は前記軸方向(z)から偏位した方位を有する、ラベル(10)。
  2. 前記ラベル(10)の前記遷移領域(13)は、少なくとも1つのホイル(1、2)内に、前記軸方向(z)から偏位した方位を有する、少なくとも2つの第1の脆弱要素(3a、3b)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のラベル。
  3. 前記2つの第1の脆弱要素(3a、3b)は、前記ラベル(10)の前記遷移領域(13)の中心部から両側に、互いに鏡面反転させて配置されることを特徴とする、請求項2に記載のラベル。
  4. 前記第1の脆弱要素(3)または複数の第1の脆弱要素(3a、3b)は、前記軸方向(z)に対して共に横方向に延在することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のラベル。
  5. 前記第1の脆弱要素(3)または複数の第1の脆弱要素(3a、3b)は、曲線形状を有し、前記遷移領域の中心部に配置された第1の脆弱要素(1つまたは複数)(3、3a、3b)の一部は、前記第1の脆弱要素(1つまたは複数)(3、3a、3b)の2つの外側端部よりも、前記注射針(19)用の針受容手段(15)のより近傍に到達することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のラベル。
  6. 前記少なくとも1つの第2の脆弱要素(4)は、前記ラベル(10)の前記遷移領域(13)において、少なくとも1つのホイル(1、2)内に提供されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のラベル。
  7. 前記ラベル(10)の前記遷移領域(13)は、少なくとも1つのホイル(1、2)内に、少なくとも2つの第2の脆弱要素(4a、4b)を有することを特徴とする、請求項6に記載のラベル。
  8. 前記第2の脆弱要素(4)または複数の第2の脆弱要素(4a、4b)は、前記軸方向(z)に沿って延在することを特徴とする、請求項6または7に記載のラベル。
  9. 前記第2の脆弱要素(4a、4b)は、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)の両側に配置され、それぞれ、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)から離間していることを特徴とする、請求項7または8に記載のラベル。
  10. 前記第2の脆弱要素(4a、4b)は、互いに隣接して配置され、それぞれ、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3)と交差すなわち交わることを特徴とする、請求項7または8に記載のラベル。
  11. 2つのそれぞれの第2の脆弱要素(4a、4b)は、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)の両側に配置され、それぞれ、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)から離間していることを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載のラベル。
  12. 前記少なくとも1つの第2の脆弱要素(4、4a、4b)は、方位角方向において、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)の2つの外側端部間の中心部に配置されることを特徴とする、請求項6から11のいずれか一項に記載のラベル。
  13. 前記第1および/または第2の脆弱要素(3、3a、3b、4、4a、4b)は、脆弱部線として設計されることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のラベル。
  14. 前記第1および/または第2の脆弱要素(3、3a、3b、4、4a、4b)は、前記遷移領域(13)内の前記ラベル(10)の少なくとも1つのホイル(1、2)を局所的に中断させる切断部線、ミシン目、またはその他の切欠として設計されることを特徴とする、請求項13に記載のラベル。
  15. 前記ラベル(10)は、第1のホイル(1)および第2のホイル(2)を備え、両ホイル(1、2)の表面領域は、少なくとも前記遷移領域(13)を含むことを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載のラベル。
  16. 前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)は、前記第2のホイル(2)内には形成されるが、前記第1のホイル(1)内には形成されないことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のラベル。
  17. 前記少なくとも1つの第2の脆弱要素(4、4a、4b)は、前記第1のホイル(1)内および前記第2のホイル(2)内の両方に形成されることを特徴とする、請求項15または16に記載のラベル。
  18. 前記遷移領域(13)において、少なくとも1つのホイル(1、2)は、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)と前記少なくとも1つの第2の脆弱要素(4、4a、4b)との間に、削減されていない層厚さの少なくとも1つの第1のブリッジ領域(7)を有することを特徴とする、請求項6から17のいずれか一項に記載のラベル。
  19. 前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)の2つの外側端部の横方向外側に、前記少なくとも1つの第1の脆弱要素(3、3a、3b)を提供された前記ホイルは、削減されていない層厚さの対応する第2のブリッジ領域(8)を備えることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載のラベル。
  20. 前記第1のホイル(1)は、上部ホイルであり、前記第2のホイル(2)は、前記第1のホイル(1)と、前記注射針(19)に対して押し付けることができる前記部分(14)との間に配置された下部ホイルであることを特徴とする、請求項15から19のいずれか一項に記載のラベル。
  21. 前記第1のホイル(1)の表面領域は、前記第1のホイル部分(11)、前記遷移領域(13)、および前記針受容手段(15)上に延在し、前記第2のホイル(2)の表面領域は、前記遷移領域(13)および前記針受容手段(15)上に延在することを特徴とする、請求項15から20のいずれか一項に記載のラベル。
  22. 前記第2のホイル(2)は、前記第1のホイル(1)よりも厚く、および/または捩りに対してより剛性があることを特徴とする、請求項15から21のいずれか一項に記載のラベル。
  23. 前記第1のホイル部分(11)に結合させる前記遷移領域(13)の助けによって、前記注射針(19)用の前記針受容手段(15)は、それぞれ、前記軸方向(z)に対する第1の角度位置(A)と第2の角度位置(B)との間でピボット回転可能であり、このそれぞれの角度位置に前記針受容手段(15)がとどまることを特徴とする、請求項1から22のいずれか一項に記載のラベル。
  24. 前記軸方向(z)に対する前記第1の角度位置(A)は、前記軸方向(z)に対して0°から20°の範囲内にあり、前記軸方向(z)に対する前記第2の角度位置(B)は、前記軸方向(z)に対して50°から80°の範囲内にあることを特徴とする、請求項23に記載のラベル。
  25. 前記少なくとも1つのホイル(1、2)は、少なくとも1つの樹脂ホイルおよび/または少なくとも1つの紙ホイルを含むことを特徴とする、請求項1から24のいずれか一項に記載のラベル。
  26. 請求項1から25のいずれか一項に記載のラベル(10)提供され、前記ラベル(10)の第1のホイル部分(11)は、注射器本体(20)の外周に沿って取り付けられることを特徴とする、注射針を備えた注射器本体(20)。
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