JP5808015B2 - 欠陥検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、欠陥検査方法に関するものである。
透明なウェブ状またはシート状の被検体を連続移動させ、その幅方向に光をスキャンし又は横切るようなライン状の光を照射し、被検体からの透過光のレベル変動を光電的に監視することによって、被検体に欠陥が存在するか否かを非接触でオンライン検査することができる。チェック対象となる欠陥には、製品の材質や品質レベルあるいはその用途などに応じ、ピンホール,粒状物の混入、スリ傷、光学歪みなど様々なものがある。
特許文献1で知られる検査装置は移動するウェブ状の透明シートを被検体とし、その下面側に幅方向に細長い発光面を有する照明装置を配置し、上面側にラインセンサカメラを配置している。照明装置は遮光プレートを備え、そのエッジが発光面の長手方向と平行となるように発光面を被検体の移動方向に関して部分的に遮光している。ラインセンサカメラに組み込まれたラインセンサは、その画素配列の方向が遮光プレートのエッジによる境界線と平行に合わせられ、カメラの光軸は遮光プレートのエッジと一致するように調整され、またラインセンサカメラのピントは被検体の表面近傍に合わせられる。したがってラインセンサ上では遮光プレートのエッジによる明暗の境界はぼやけて不鮮明になり、被検体が正常な透明体である場合には遮光プレートによる明部と暗部の中間の50%濃度の灰色光がラインセンサに入射し撮像されるようになる。
特許第4132046号公報
遮光プレートを併用した上記検査装置によれば、被検体になんら欠陥がなければ、被検体の全幅にわたってラインセンサからは50%濃度の灰色光に相当する光電信号が得られるのに対し、被検体に何らかの欠陥が含まれている場合には、光吸収や光散乱などによりラインセンサから得られる光電信号が変化する。そして、欠陥部が遮光プレートのエッジを通過する過程では、被検体の移動方向及び幅方向で欠陥の種類に応じた濃度パターンが現れる。この手法によれば、欠陥が通過する過程で得られる検査光の変化が二次元のパターン情報として得られるようになり、欠陥の種類を判別する情報としても利用可能となる。そして、幅方向における検査光の強度変化のパターン情報を高精度で得ることができるように、ラインセンサ一画素あたりの分解能を高くすることが求められてきている。
一方、上述した検査装置では、ラインセンサカメラの光軸を遮光プレートのエッジに一致させた標準設定で使用するのが通常である。ところが、当初は標準設定にしておいたとしても、繰り返し使用している間には検査装置の構成の一部、例えば照明装置やラインセンサカメラを支持しているフレームやブラケット類が周囲温度の変化などによって変形し、ラインセンサカメラの光軸が遮光プレートのエッジから外れ、あるいはラインセンサの画素配列の方向とエッジとの平行が崩れたりすることがある。
こうして遮光プレートエッジによる明暗の境界線がラインセンサに対してずれてしまうと、ずれた方向に応じてラインセンサから得られる光電出力が増減する結果となり、欠陥検査の精度が劣化するおそれがある。特に、ラインセンサの一画素あたりの分解能を高くするために画素サイズを小さくし、これに応じて空間的な位置ずれに対して敏感になるため標準設定では適正レベルに検出できていた光電信号が検出できなくなり、検査精度を安定に維持することが困難になる。なお、照明装置自体の光量変動に対しては、一般的なフィードバック制御で光量の安定化は図ることができるが、上述したカメラ光軸と遮光プレートのエッジとの相対位置の変化に伴う光量変動に対しては、照明装置の光量制御では対応することができない。
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、その目的は、透明なシートなどの被検体を連続的に移動させながらその一方の面に光を照射し、他方の面から透過してくる検査光を遮光プレートのエッジ越しにラインセンサカメラで撮像して欠陥の有無を検査するにあたり、ラインセンサカメラの光軸に対して遮光プレートのエッジがずれたり、あるいは光軸回りに傾いたりすることを防ぎ、検査精度が安定に保たれるようにした欠陥検査方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の欠陥検査方法は、透明なウェブ状またはシート状の被検体を連続移動させながら前記被検体の一方の面に光を照射し、前記被検体を透過してきた検査光に基づいて前記被検体の欠陥の有無を検査する欠陥検査方法であって、長辺が前記被検体の幅を超える長さの矩形状の発光面を備え、前記発光面の長辺方向が前記被検体の移動方向に所定の角度で配置された照明装置の前記発光面から、光を前記被検体の前記一方の面に向けて照射し、前記発光面と前記被検体との間に、前記発光面を前記被検体の幅方向では全体的に覆い、前記被検体の移動方向では前記移動方向と所定の角度で交わる直線状のエッジを境界にして部分的に覆う中央エリアと、前記発光面端部を前記被検体の移動方向で全体的に覆う遮光領域に所定パターンの透孔を形成した端部エリアとを有し、前記エッジがラインセンサカメラの光軸と合致するように位置決めされる遮光プレートを設け、前記被検体の他方の面に対面し、ラインセンサの画素の配列方向が前記発光面の長辺方向と平行になるように配置された前記ラインセンサカメラの前記ラインセンサにより、前記検査光と共に前記被検体の幅外を通過した発光面端部からの端部光を撮像し、前記ラインセンサカメラから得られる前記中央エリアの光電信号に基づいて前記被検体の欠陥の有無を評価し、前記端部エリアの光電信号に基づいて前記ラインセンサカメラに対する前記遮光プレートの相対位置を評価することを特徴とする。
前記遮光プレートの相対位置を、前記中央エリアの光電信号と前記端部エリアの光電信号との双方を参照し、前記ラインセンサカメラの光軸に対して前記遮光プレートが標準位置から前記被検体の移動方向にずれているか否かで評価することが望ましい。また、前記遮光プレートの相対位置を、前記端部エリアの各々の光電信号を対照し、前記ラインセンサカメラの画素の配列方向と前記遮光プレートの前記エッジとの相対的な平行度で評価することが望ましい。
前記遮光プレートの相対位置の評価結果に基づき、前記遮光プレートのエッジが前記ラインセンサカメラの光軸と合致していない時にその旨の警告を発することが望ましい。また、前記遮光プレートの相対位置の評価結果に基づき、前記遮光プレートのエッジが前記ラインセンサカメラの光軸と合致するように機械的又は光学的に調整する調整手段を有することが望ましい。また、前記調整手段のうち、光学的に調整する調整手段は、前記被検体の幅方向に全体に覆うように設けられた屈折率及び厚みが均一な透明部材を回転して行われることが望ましい。
前記被検体と前記遮光プレートの間であって、前記遮光プレートの前記端部エリアに照射され検出される端部光の光路上に、それぞれ凹シリンドリカルレンズが設けられていることが望ましい。また、前記中央エリアの光電信号強度が略一定となるように、前記照明装置から照射される光量を調整することが望ましい。
本発明の欠陥検査方法は上記の構成を満たすため、中央エリアから得られる光電信号に基づいて被検体の欠陥の有無を評価することができ、端部エリアから得られる光電信号に基づいてラインセンサカメラに対する遮光プレートの相対位置を検出することができるようになったため、ラインセンサカメラの光軸に対して遮光プレートのエッジがずれたり、あるいは光軸回りに傾いたりすることを防ぎ、検査精度を安定に保つことができる。
本発明の実施形態に係る欠陥検査装置の概略図である。 図1の(II)における断面図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置の欠陥検査例の説明図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置に用いられる遮光部材の第1の実施形態を説明する図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置に用いられる遮光部材の第1の実施形態について、光軸面の変化に対するラインセンサの信号の変化を説明する図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置に用いられる遮光部材の第2の実施形態を説明する図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置に用いられる遮光部材の第2の実施形態について、光軸面の変化に対するラインセンサの信号の変化を説明する図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置に用いられる遮光部材の第3の実施形態を説明する図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置に用いられる遮光部材の第3の実施形態について、光軸面の変化に対するラインセンサの信号の変化を説明する図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置の第1変形例の断面図である。 本発明の実施形態に係る欠陥検査装置の第2変形例の概略図である。 図11の(XII)における断面図である。
図1に示すように、本発明に係る欠陥検査装置2は、フィルムやガラスなどの透明なウェブ状またはシート状の被検体3を連続移動させながら被検体3の一方の面に光を照射し、被検体3を透過してきた検査光に基づいて被検体の欠陥の有無を検査する欠陥検査装置であって、被検体3の一方側(図の下側)に被検体3に光を照射させる照明装置4と、被検体3に対して照明装置4と反対側(図の上側)に検査光を受光するラインセンサカメラ6と、被検体3と照明装置4との間に設けられ照明装置4から照射される光を部分的に遮断する遮光プレート8と、を有する。
照明装置4は、被検体3の幅を超える長さの矩形状の発光面4Aを備え、発光面4Aの長辺方向が被検体3の移動方向に直交して配置される。また、図2に示すように、照明装置4には、その長辺方向に発光面4Aを向いて発光ダイオード4Bが複数並列して設けられ、発光面4A側に拡散板4Cが設けられている。ゆえに照明装置4Aは、発光面4Aから発光強度の座標依存性が極めて少ない光を照射する。なお、発光ダイオード4Bの代わりに他の発光素子を用いてもかまわない。
図2に示すように、ラインセンサカメラ6は、レンズ6Aと、ラインセンサ6Bとを備える。ラインセンサ6Bは、被検体3の幅方向にセンサが複数並列して設けられることにより形成されている。ラインセンサカメラ6はレンズ6Aの光軸10が発光面4Aの略中心に対向するように配置され、照明装置4から被検体3に照射された光が被検体3を透過してレンズ6Aの中心を通過し、ラインセンサ6Bのそれぞれのセンサに集光され、光電信号に変換され取得される。また、ラインセンサカメラ6のピントは、被検体3の表面に合わせている。
また、遮光プレート8は、発光面4Aを被検体3の幅方向では全体的に覆い、被検体3の移動方向ではその移動方向と直交する直線状のエッジ8Aを境界にして部分的に覆う中央エリアと、発光面端部を被検体の移動方向で全体的に覆う遮光領域に所定パターンの透孔を形成した端部エリアとを有し、エッジ8Aがラインセンサカメラ6の光軸10と合致するように位置決めされる。遮光プレート8には、例えば、第1の実施形態である遮光プレート30(図4,図5参照)や、第2の実施形態である遮光プレート40(図6,図7参照)や、第3の実施形態である遮光プレート50(図8,図9参照)が、用いられる。第1,第2,第3の実施形態については、具体的にそれぞれ後述する。
ここでは、被検体3をウェブ状の透明フィルムであるとして本発明の説明をするが、被検体3がウェブ状でない透明フィルムや透明なガラス板など、所望の条件を満たすものであれば他のものであってもかまわない。被検体3がウェブ状の透明フィルムである場合、被検体3が安定して一方向に移動するように、例えばウェブ状の透明フィルムの供給ローラ及びその巻取ローラ及びその搬送ローラといった搬送系が設けられる。
加えて、本発明に係る欠陥検査装置2は、図1に示すように、全体のシステムを制御するシステムコントローラ11と、照明装置4から照射される光強度を調整する光強度調整部12と、ラインセンサカメラ6を作動させるカメラ作動部14と、ラインセンサカメラ6のラインセンサ6Bに取得された光電信号を処理する信号処理部16と、中央エリアにおける光電信号の処理結果から被検体3の欠陥を判定する欠陥判定部18と、その判定された欠陥を表示する欠陥表示部19と、を有する。また、本発明に係る欠陥検査装置2は、図1に示すように、端部エリアにおける光電信号の処理結果から遮光プレート8の位置を検出する遮光プレート位置検出部21と、遮光プレート8のエッジ8Aがラインセンサカメラ6の光軸10と合致していない時にその旨の警報を発する警報部22と、遮光プレート8のエッジ8Aがラインセンサカメラ6の光軸10と合致するように機械的又は光学的に調整する遮光プレート位置調整部23と、信号処理された光電信号及び照明装置4の光強度情報及び遮光プレート8の位置情報などを記録する記録部25と、を有する。なお、この警報は音によるものや光によるものなど、どのようなものであってもかまわない。
被検体3において、被検体3の欠陥を有しない部分を透過して得られる光電信号の強度よりも強い強度が得られる明欠陥3A,3Dと、その強度よりも弱い強度が得られる暗欠陥3B,3Cと、を有する場合の中央エリアにおける光電信号について、図3を用いて説明する。欠陥を横切る測定ライン(A),(B),(C),(D),(E)における中央エリアの光電信号は、それぞれ図3の(A),(B),(C),(D),(E)のようになる。欠陥を横切らない測定ライン(F)における中央エリアの光電信号は、図3(F)のようになる。遮光プレート8のエッジ8Aを挟む明部を濃度0%の白、暗部を濃度100%の黒としたとき、被検体が欠陥のない正常なものである場合には、被検体の全幅に渡って正常信号レベルに保たれた正常信号Pが得られる。この正常信号レベルは、ラインセンサから得られる濃度50%灰の光電信号に相当する。一方、被検体に欠陥がある場合には、その該当箇所にそれぞれの欠陥信号Qが得られる。本発明に係る欠陥検査装置2では、これらの光電信号が処理され、濃度分布を持つ二次元パターンやラインスキャン画像として表現され、被検体3における明欠陥3A,3D及び暗欠陥3B,3Cが検出される。
図4(A)に示すように、遮光部材8の第1の実施形態である遮光プレート30は、エッジ30Aを有する中央エリア30Bと、遮光プレート30の幅方向両端に設けられた端部エリア30Cと、を有する。端部エリア30Cはそれぞれ、遮光領域と、エッジ30Aの延長線を跨ぐ一定の長さを持つ一定幅のスリット30Dを有する。
遮光プレート30の幅方向において、エッジ30Aが設けられた中央エリア30Bにて被検体3の欠陥の有無を評価し、端部エリア30Cにてラインセンサカメラ6に対する遮光プレート30の相対位置を評価する。また、測定ライン27Aは、エッジ30Aが被検体3の移動方向に直交しラインセンサカメラ6の光軸10と合致する時の測定ライン、つまり遮光プレート30が検査に際し適切な位置にある場合の測定ラインを示している。
第1の実施形態において測定ラインが27Aであるとき、ラインセンサカメラ6は図4(B)に示すような光電信号を得る。この光電信号では、中央エリア30Bでは欠陥のない場所における信号強度が32Aであり、明欠陥3A,3Dのあるところでは信号強度32Aより強い光電信号が得られ、暗欠陥3B,3Cのあるところでは信号強度32Aより弱い光電信号が得られる。また、端部エリア30Cでは、遮光領域においては光電信号は得られず、スリット30Dを有する領域においては信号強度32Aよりもはるかに強い32Bである光電信号が得られる。
図6(A)に示すように、遮光部材8の第2の実施形態である遮光プレート40は、エッジ40Aを有する中央エリア40Bと、遮光プレート40の幅方向両端に設けられた端部エリア40Cと、を有する。端部エリア40Cはそれぞれ、遮光領域と、エッジ40Aの延長線を跨ぎ被検体3の移動方向に空隙幅が連続的に変化する楔形状の空隙40Dを有する。
遮光プレート40の幅方向において、エッジ40Aが設けられた中央エリア40Bにて被検体3の欠陥の有無を評価し、端部エリア40Cにてラインセンサカメラ6に対する遮光プレート40の相対位置を評価する。また、測定ライン27Aは、第1の実施形態と同様に、エッジ40Aが被検体3の移動方向に直交しラインセンサカメラ6の光軸10と合致する時の測定ライン、つまり遮光プレート40が測定に際し適切な位置にある場合の測定ラインを示している。
第2の実施形態において測定ラインが27Aであるとき、ラインセンサカメラ6は図6(B)に示すような光電信号を得る。この光電信号では、中央エリア40Bでは欠陥のない場所における信号強度が42Aであり、明欠陥3A,3Dのあるところでは信号強度42Aより強い光電信号が得られ、暗欠陥3B,3Cのあるところでは信号強度42Aより弱い光電信号が得られる。また、端部エリア40Cでは、遮光領域においては光電信号は得られず、楔形状の空隙40Dを有する領域においては信号強度42Aよりもはるかに強い42Bでありその信号幅が42Cである光電信号が得られる。
図8(A)に示すように、遮光部材8の第3の実施形態である遮光プレート50は、エッジ50Aを有する中央エリア50Bと、遮光プレート50の幅方向両端に設けられた端部エリア50Cと、を有する。端部エリア50Cにはそれぞれ、遮光領域と、被検体3の移動方向に一定の長さを持つ一定幅のスリット50D1,50D2,50D3,50D4が設けられている。スリット50D1,50D2,50D3,50D4は、この順番に端部エリア50Cから設けられており、この順番に被検体3の移動方向の長さが変化する。スリット50D1,50D2がエッジ50Aの延長線を跨ぐ長さに設計されており、スリット50D3,50D4は、エッジ50Aの延長線を跨がない程度に短く設計されている。
遮光プレート50の幅方向において、エッジ50Aが設けられた中央エリア50Bにて被検体3の欠陥の有無を評価し、端部エリア50Cにてラインセンサカメラ6に対する遮光プレート50の相対位置を評価する。また、測定ライン27Aは、第1及び第2の実施形態と同様に、エッジ50Aが被検体3の移動方向に直交しラインセンサカメラ6の光軸10と合致する時の測定ライン、つまり遮光プレート50が測定に際し適切な位置にある場合の測定ラインを示している。
第3の実施形態において測定ラインが27Aであるとき、ラインセンサカメラ6は図8(B)に示すような光電信号を得る。この光電信号では、中央エリア50Bでは欠陥のない場所における信号強度が52Aであり、明欠陥3A,3Dのあるところでは信号強度52Aより強い光電信号が得られ、暗欠陥3B,3Cのあるところでは信号強度52Aより弱い光電信号が得られる。また、端部エリア50Cでは、遮光領域においては光電信号は得られず、スリット50D1,50D2を有する領域においては信号強度52Aよりもはるかに強い52Bである光電信号が得られる。一方、スリット50D3,50D4を有する領域においては遮光領域と同様に光電信号は得られない。
以下、本発明の作用について説明する。まず、被検体3であるウェブ状の透明フィルムが、本発明に係る欠陥検査装置2に設けられた搬送系によって被検体3が安定して長軸方向に移動する。例えば、図1における右下方向から左上方向に向かって被検体3であるウェブ状の透明フィルムが等速で移動し、欠陥検査装置2の間を等速で通過する。
図1及び図2に示すように、エッジ8Aが光軸10に重なるように遮光プレート8がラインセンサカメラ6に対して検査に際し相対的に適切な位置に配されている場合は、照明装置4の発光面4Aから遮光プレート8を介して被検体3の一方の面に光が照射され、被検体3を透過した検査光がラインセンサカメラ6内に配されたレンズ6Aを介してラインセンサ6Bに受光され、光電信号に変換され取得される。なお、照明装置4はシステムコントローラ11により制御されている光強度調整部12により信号強度32A,42A,52Aが常に一定になるように照射強度が制御されており、また、ラインセンサカメラ6はシステムコントローラ11により制御されているカメラ作動部14により受光,変換,及び取得が行われている。
ラインセンサ6Bにより取得された光電信号は、信号処理部16にて平面分布のデータとなるよう処理され、その処理結果が記録部25にて記録される。また、中央エリア30B,40B,50Bの光電信号から明欠陥及び暗欠陥に該当する波形を検出し、欠陥判定部18により欠陥であるか否かを判定する。そして、欠陥表示部19にて、欠陥と判定された部分及びその欠陥の種類などがディスプレイに表示される。
また、端部エリア30C,40C,50Cの光電信号から、遮光プレート位置検出部21によりラインセンサカメラ6の光軸10に対する遮光プレート30,40,50の相対位置を検出する。その相対位置が検査に適切な位置でなければ警報部22により警報が発せられ、遮光プレート位置調整部23により機械的又は光学的にその相対位置が調整される。位置調整の方法としては、例えば遮光プレート30,40,50を検査に適切な相対位置に移動させて戻す方法や、光学部材を用いて光軸を検査に適切な位置にする方法などがある。以下、それぞれの遮光プレートに対して、遮光プレート位置の検出方法について説明する。
ここで、図5,図7及び図9に示した測定ライン27Bは測定ライン27Aからエッジ30Aが遮光プレート30のある側に平行にずれた時の測定ラインであり、測定ライン27Cは測定ライン27Aに対して測定ライン27Bとは逆側にずれた時の測定ラインである。また、測定ライン27Dは、測定ライン27Aに対してエッジ30Aの中点を中心にして反時計回りにずれた時の測定ラインである。いずれも、ラインセンサカメラ6の光軸10と合致しない時の測定ラインである。
遮光部材8に第1の実施形態である遮光部材30を用いている場合について、図5を用いて、測定ラインの変化に伴う光電信号の変化について説明する。測定ライン27Aの場合の光電信号は、先に説明したように図5(A)のようになる。測定ラインが27Aから27Bにずれた瞬間には中央エリア30Bの信号強度34Aが信号強度32Aと比較して増加し、端部エリア30Cの信号強度34Bは信号強度32Bのまま変化しない。その直後に光強度調整部12により信号強度34Aが信号強度32Aと等しくなるように照明装置4の照明強度が弱くなる方向に調整され、それに呼応して信号強度34Bは信号強度32より小さくなる。その結果、測定ライン27Bの場合の光電信号は図5(B)のようになる。
測定ライン27Cの場合の光電信号は、測定ライン27Bのときとは全く逆に変化し、中央エリア30Bの信号強度36Aが信号強度32Aと等しくなるように照明装置4の照明強度が強くなる方向に調整され、それに呼応して端部エリア30Cの信号強度36Bは信号強度32より大きくなる。その結果、測定ライン27Cの場合の光電信号は図5(C)のようになる。
測定ライン27Dの場合の光電信号は、中央エリア30Bの信号強度38Aに幅方向座標依存性が生じる。また、信号強度38について幅方向座標の平均を取れば信号強度38Aと等しくなるため、照明装置4の照明強度は特に調整されない。そのため、端部エリア30Cの信号強度38Bは信号強度32Bから変化しない。その結果、測定ライン27Dの場合の光電信号は図5(D)のようになる。
これらより、測定ラインの光軸に対する平行移動によるずれについては、その方向及び大きさを、端部エリア30Cの信号強度の、測定ラインが27Aにあるときの信号強度32Bに対する大小で以って読み取ることができる。信号強度32Bより小さいときには測定ラインは27Bの方向に、大きいときには測定ライン27Cの方向にずれていると読み取ることができ、信号強度32Bとの強度差からずれ幅を読み取ることができる。また、測定ラインの光軸に対する回転移動によるずれについては、中央エリア30Bにおける信号強度の幅方向座標依存性から読み取ることができる。このようにして、光電信号から測定ラインの光軸に対する平行移動及び回転移動によるずれが読み取られる。
遮光部材8に第2の実施形態である遮光部材40を用いている場合について、図7を用いて、測定ラインの変化に伴う光電信号の変化について説明する。測定ライン27Aの場合の光電信号は、先に説明したように図7(A)のようになる。測定ラインが27Aから27Bにずれた瞬間には中央エリア40Bの信号強度44Aが信号強度42Aと比較して増加し、端部エリア40Cの信号強度44Bは信号強度42Bのまま変化しない。一方で、端部エリアの信号幅44C,44Dはそれぞれ信号幅42C,42Dと比較して広くなる。その直後に光強度調整部12により信号強度44Aが信号強度42Aと等しくなるように照明装置4の照明強度が弱くなる方向に調整され、それに呼応して信号強度44Bは信号強度42Bより小さくなる。その結果、測定ライン27Bの場合の光電信号は図7(B)のようになる。
測定ライン27Cの場合の光電信号は、測定ライン27Bのときとは全く逆に変化し、中央エリア40Bの信号強度46Aが信号強度42Aと等しくなるように照明装置4の照明強度が強くなる方向に調整され、それに呼応して端部エリア40Cの信号強度46Bは信号強度42Bより大きくなる。一方で、端部エリアの信号幅46C,46Dはそれぞれ信号幅42C,42Dと比較して狭くなる。その結果、測定ライン27Cの場合の光電信号は図7(C)のようになる。
測定ライン27Dの場合の光電信号は、中央エリア40Bの信号強度48Aに幅方向座標依存性が生じる。また、信号強度48Aについて幅方向座標の平均を取れば信号強度42Aと等しくなるため、照明装置4の照明強度は特に調整されない。そのため、端部エリア40Cの信号強度48Bは信号強度42Bから変化しない。一方で、端部エリアの信号幅については、一方では信号幅48Cは信号幅42Cと比較して広くなり、他方では信号幅48Dは信号幅42Dと比較して狭くなる。つまり、測定ラインが光軸に対して回転移動によるずれを起こした場合には、端部エリア40Cのそれぞれの信号幅48C,48Dに差が生じる。その結果、測定ライン27Dの場合の光電信号は図7(D)のようになる。
これらより、測定ラインの光軸に対する平行移動によるずれについては、その方向及び大きさを、次の二つの要素で読み取ることができる。一つは、端部エリア40Cの信号強度の、測定ラインが27Aにあるときの信号強度42Bに対する大小であり、もう一つは、端部エリア40Cの信号幅の、測定ラインが27Aにあるときの信号幅42C,42Dに対する大小である。信号強度42Bより小さいときには測定ラインは27Bの方向に、大きいときには測定ラインは27Cの方向にずれていると読み取ることができ、信号強度42Bとの強度差からずれ幅を読み取ることができる。また、信号幅42C,42Dより大きいときには測定ラインは27Bの方向に、小さい時には測定ラインは27Cの方向にずれていると読み取ることができ、信号強度42Bとの強度差からずれ幅を読み取ることができる。また、測定ラインの光軸に対する回転移動によるずれについては、中央エリア40Bにおける信号強度の幅方向座標依存性から読み取ることができる。加えて、端部エリア40Cのそれぞれの信号幅の差からも読み取ることができる。このようにして、光電信号から測定ラインの光軸に対する平行移動及び回転移動によるずれが読み取られる。なお、第2の実施形態においては、測定ラインの光軸に対するずれを読み取ることができる情報が2種類あるため、第1の実施形態よりも高い精度でずれを読み取ることができる。
遮光部材8に第3の実施形態である遮光部材50を用いている場合について、図9を用いて、測定ラインの変化に伴う光電信号の変化について説明する。測定ライン27Aの場合の光電信号は、先に説明したように図9(A)のようになる。測定ラインが27Aから27Bにずれた瞬間には中央エリア50Bの信号強度54Aが信号強度52Aと比較して増加し、端部エリア50Cの信号強度54Bは信号強度52Bのまま変化しない。一方で、測定ライン27Bはスリット50D1,50D2に加えて50D3も横切るため、端部エリアの信号の本数は、2本から3本に増加する。その直後に光強度調整部12により信号強度54Aが信号強度52Aと等しくなるように照明装置4の照明強度が弱くなる方向に調整され、それに呼応して信号強度54Bは信号強度52Bより小さくなる。その結果、測定ライン27Bの場合の光電信号は図9(B)のようになる。
測定ライン27Cの場合の光電信号は、測定ライン27Bのときとは全く逆に変化し、中央エリア50Bの信号強度56Aが信号強度52Aと等しくなるように照明装置4の照明強度が強くなる方向に調整され、それに呼応して端部エリア50Cの信号強度56Bは信号強度52Bより大きくなる。一方で、測定ライン27Cはスリット50D1しか横切らず50D2を横切らないため、端部エリアの信号の本数は、2本から1本に減少する。その結果、測定ライン27Cの場合の光電信号は図9(C)のようになる。
測定ライン27Dの場合の光電信号は、中央エリア50Bの信号強度58Aに幅方向座標依存性が生じる。また、信号強度58Aについて幅方向座標の平均を取れば信号強度52Aと等しくなるため、照明装置4の照明強度は特に調整されない。そのため、端部エリア50Cの信号強度58Bは信号強度52Bから変化しない。一方で、測定ライン27Dは端部エリア50Cの一方ではスリット50D1しか横切らず50D2を横切らないため、端部エリアの信号の本数は、2本から1本に減少する。端部エリア50Cの他方ではスリット50D1,50D2に加えて50D3も横切るため、端部エリアの信号の本数は、2本から3本に増加する。つまり、測定ラインが光軸に対して回転移動によるずれを起こした場合には、端部エリア50Cのそれぞれの信号の本数に差が生じる。その結果、測定ライン27Dの場合の光電信号は図9(D)のようになる。
これらより、測定ラインの光軸に対する平行移動によるずれについては、その方向及び大きさを、次の二つの要素で読み取ることができる。一つは、端部エリア50Cの信号強度の、測定ラインが27Aにあるときの信号強度52Bに対する大小であり、もう一つは、端部エリア50Cの信号の本数の、測定ラインが27Aにあるときの信号の本数に対する増減である。信号強度52Bより小さいときには測定ラインは27Bの方向に、大きいときには測定ラインは27Cの方向にずれていると読み取ることができ、信号強度52Bとの強度差からずれ幅を読み取ることができる。また、信号の本数が増加した時には測定ラインは27Bの方向に、減少した時には測定ラインは27Cの方向にずれていると読み取ることができ、信号の本数の差からずれ幅を読み取ることができる。また、測定ラインの光軸に対する回転移動によるずれについては、中央エリア50Bにおける信号強度の幅方向座標依存性から読み取ることができる。加えて、端部エリア50Cのそれぞれの信号の本数の差からも読み取ることができる。このようにして、光電信号から測定ラインの光軸に対する平行移動及び回転移動によるずれが読み取られる。なお、第3の実施形態においては、第2の実施形態と同様に、測定ラインの光軸に対するずれを読み取ることができる情報が2種類あるため、第1の実施形態よりも高い精度でずれを読み取ることができる。
図10を用いて、本発明の実施形態に係る欠陥検査装置の第1変形例である、欠陥検査装置60について説明する。欠陥検査装置60は、欠陥検査装置2に加えて、被検体3とラインセンサカメラ6との間に、被検体3の幅方向に全体的に覆うように、屈折率及び厚みが均一な透明部材62が設けられている。透明部材62は、回転自在に設置されており、図10に示すように、その回転角度を制御することで光軸10を屈折させる光軸屈折機構として作用する。なお、欠陥検査装置2と同様の機能を示すものについては、図面にて同じ符号を付し、説明は省略する。
図10に示す例は、光軸面の平行移動によるずれについて、欠陥検査装置2のところで説明してきた遮光プレート8,30,40,50を光軸面に対して平行移動させることなく、透明部材62の回転によって光軸を平行移動させて調整する例である。この場合、遮光プレート8,30,40,50の位置調整は回転移動によるずれに対応する移動のみが行われる。
図11及び図12を用いて、本発明の実施形態に係る欠陥検査装置の第2変形例である、欠陥検査装置70について説明する。図11に示すように、欠陥検査装置70は、欠陥検査装置2に加えて、被検体3と遮光プレート8との間の、遮光プレート8の端部エリアに照射され検出される端部光の光路上に、それぞれ凹シリンドリカルレンズ72が設けられている。なお、欠陥検査装置2と同様の機能を示すものについては、図面にて同じ符号を付し、説明は省略する。
図12に示すように、凹シリンドリカルレンズ72は、光軸ずれが生じた場合にそれを空間的に拡大する機能を有する。これにより、光軸ずれ量をより高精度に検知することができ微細な欠陥に対して高い感度を保持することができる。また、第1の変形例と第2の変形例を組み合わせて用いてもかまわない。
なお、本発明に係る実施形態として、被検体3をウェブ状の透明フィルムであるとしてそのフィルムを移動させながらその表面などの欠陥を検査する方法及びその装置について説明したが、本発明はこれに限ることはない。例えば、透明なガラス板を移動させながらその表面などの欠陥を検査する方法及びその装置についても本発明の範囲内である。また、水族館の水槽や潜水艦などに用いられるような非常に厚く透明なガラスブロックを検査する場合において、その大きな質量を考慮して、欠陥検査装置の方を移動可能に設計し、欠陥検査装置を移動させながら欠陥を検査することについても本発明の範囲内である。
また、本発明に係る実施形態において、どのタイプの欠陥をより感度よく検査したいかという使用者の需要に合わせて、遮光プレート及び光軸を移動させて照明装置より発せられる光の通過割合を変更するように適宜設計変更を行うことも、本発明の範囲内である。また、本発明に係る実施形態では、ラインセンサカメラ6のピントを被検体3の表面に合わせることとしたが、これに限ることはなく、遮光プレート8のエッジ8Aにピントを合わせても、同等の検査を行うことは可能である。さらに、ピントの合わせる位置は、被検体3の表面及びエッジ8Aの近傍であればよく、実用的には被検体3とエッジ8Aとの間に合わせても、同等の検査を行うことも可能である。
また、本発明に係る実施形態では、照明装置4から遮光プレート8を介して被検体3に光を照射し、被検体3を透過した検査光及び被検体3の幅外を通過した端部光をラインセンサカメラ6により受光することについて記載したが、被検体3が反射性を強く有する場合においては、透過光の変わりに反射光を検査光とし、被検体の幅外に全反射ミラーを置いてその全反射ミラーからの反射光を端部光として、ラインセンサカメラ6により受光するように設計を変更して実施することも、本発明の範囲内である。
また、本発明に係る実施形態では、被検体3の移動方向と照明装置4の発光面4Aの長辺方向との角度、及び被検体3の移動方向と遮光プレート8のエッジ8Aとの角度を、垂直である場合について説明したが、これに限ることなく、これらの角度が60度や45度などといった90度以外の所定の角度である場合も、本発明の範囲内とする。
また、本発明に係る実施形態では、ラインセンサカメラ6が一台のみ設けられた場合について説明したが、これに限ることなく、カメラが測定幅方向に複数台並べられる場合も、本発明の範囲内とする。つまり、本願明細書及び本願請求項におけるラインセンサカメラは、カメラが測定幅方向に複数台並べられた様相を含むものと解する。
2,50,60,70 欠陥検査装置
3 被検体
3A,3D 明欠陥
3B,3C 暗欠陥
4 照明装置
4A 発光面
4B 発光ダイオード
4C 拡散板
6 ラインセンサカメラ
6A レンズ
6B ラインセンサ
8,30,40,50 遮光部材
8A,30A,40A,50A エッジ
10 光軸
11 システムコントローラ
12 光強度調整部
14 カメラ作動部
16 信号処理部
18 欠陥判定部
19 欠陥表示部
21 遮光プレート位置検出部
22 警報部
23 遮光プレート位置調整部
25 記録部
27A,27B,27C,27D 測定ライン
30B,40B,50B 中央エリア
30C,40C,50C 端部エリア
30D,50D1,50D2,50D3,50D4 スリット
32A,32B,34A,34B,36A,36B,38A,38B,42A,42B,44A,44B,46A,46B,48A,48B,52A,52B,54A,54B,56A,56B,58A,58B 信号強度
40D 楔形状の空隙
42C,42D,44C,44D,46C,46D,48C,48D 信号幅
62 透明部材
72 凹シリンドリカルレンズ
P 正常信号
Q 欠陥信号

Claims (6)

  1. 透明なウェブ状またはシート状の被検体を連続移動させながら前記被検体の一方の面に光を照射し、前記被検体を透過してきた検査光に基づいて前記被検体の欠陥の有無を検査する欠陥検査方法であって、
    長辺が前記被検体の幅を超える長さの矩形状の発光面を備え、前記発光面の長辺方向が前記被検体の移動方向に所定の角度で配置された照明装置の前記発光面から、光を前記被検体の前記一方の面に向けて照射し、
    前記発光面と前記被検体との間に、前記発光面を前記被検体の幅方向では全体的に覆い、前記被検体の移動方向では前記移動方向と所定の角度で交わる直線状のエッジを境界にして部分的に覆う中央エリアと、前記発光面端部を前記被検体の移動方向で全体的に覆う遮光領域に所定パターンの透孔を形成した端部エリアとを有し、前記エッジがラインセンサカメラの光軸と合致するように位置決めされる遮光プレートを設け、
    前記被検体の他方の面に対面し、ラインセンサの画素の配列方向が前記発光面の長辺方向と平行になるように配置された前記ラインセンサカメラの前記ラインセンサにより、前記検査光と共に前記被検体の幅外を通過した発光面端部からの端部光を撮像し、
    前記ラインセンサカメラから得られる前記中央エリアの光電信号の強度が一定となるように、前記照明装置から照射される光量を調整し、前記中央エリアの光電信号に基づいて前記被検体の欠陥の有無を評価し、前記端部エリアの光電信号に基づいて前記ラインセンサカメラに対する前記遮光プレートの相対位置を評価することを特徴とする欠陥検査方法。
  2. 前記遮光プレートの相対位置を、前記端部エリアの各々の光電信号を対照し、前記ラインセンサカメラの画素の配列方向と前記遮光プレートの前記エッジとの相対的な平行度で評価することを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方法。
  3. 前記遮光プレートの相対位置の評価結果に基づき、前記遮光プレートのエッジが前記ラインセンサカメラの光軸と合致していない時にその旨の警告を発することを特徴とする請求項1または2記載の欠陥検査方法。
  4. 前記遮光プレートの相対位置の評価結果に基づき、前記遮光プレートのエッジが前記ラインセンサカメラの光軸と合致するように機械的又は光学的に調整する調整手段を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つ記載の欠陥検査方法。
  5. 前記調整手段のうち、光学的に調整する調整手段は、前記被検体の幅方向に全体に覆うように設けられた屈折率及び厚みが均一な透明部材を回転して行われることを特徴とする請求項記載の欠陥検査方法。
  6. 前記被検体と前記遮光プレートの間であって、前記遮光プレートの前記端部エリアに照射され検出される端部光の光路上に、それぞれ凹シリンドリカルレンズが設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つ記載の欠陥検査方法。
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