JP5807540B2 - 情報処理装置、キャリブレーション方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理装置、キャリブレーション方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、タッチパネルのキャリブレーションの技術に関する。
近年、タッチパネルディスプレイが普及している。タッチパネルディスプレイは、主に液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイなどの表示装置とタッチパネルとによって構成される。タッチパネルは、表示装置の表示面に設けられている。
表示装置にアイコンなどのオブジェクトが表示されると、ユーザは、タッチパネルを介してこのオブジェクトを見ることができる。つまり、ユーザにとっては、タッチパネルにオブジェクトが表示されているように見える。ユーザは、タッチパネル上のオブジェクトが見える位置に触れることによって、そのオブジェクトを選択することができる。
タッチパネルディスプレイは、スマートフォン、タブレットコンピュータ、およびMFP(Multi Function Peripherals)などの様々な情報処理装置に設けられている。
これらの情報処理装置は、タッチパネルディスプレイに表示されたオブジェクトのうちのユーザによって選択されたオブジェクトを次のように認識する。
情報処理装置は、各オブジェクトがそれぞれの所定の位置に表示されるようにタッチパネルディスプレイを制御する。タッチパネルにユーザの指が触れると、タッチパネルから信号を受信し、指の接触位置を検出する。そして、検出された位置に対応する位置に表示されているオブジェクトを、ユーザによって選択されたオブジェクトとして認識する。
しかし、タッチパネルは、環境の変化、例えば、温度および湿度の変化によって、特性が変化することがある。または、経年変化によっても、特性が変化することがある。したがって、ユーザがタッチパネルを実際に触れた位置である接触位置と、接触位置として検出された位置である検出位置とにずれが生じることがある。
このずれを解消するために、キャリブレーションが行われる。キャリブレーションとは、ユーザがタッチパネルに触れた接触位置とタッチパネルにより検出された検出位置とのずれをなくすために行う処理である。具体的には、検出位置と接触位置とのずれをなくすための補正用データを求める処理である。キャリブレーション後は、補正用データを用いて正しい接触位置を求めることができる。
キャリブレーションに関する発明は、幾つかなされている。例えば特許文献1には、タッチパネル部への入力を検出してその入力値を出力する入力検出手段と、入力値に基づいて入力位置の座標を求める座標算出手段と、タッチパネル部がユーザ未入力でも常時入力となる異常状態の場合に、求めた座標を正しい値に補正する座標補正手段と、入力検出手段によりタッチパネル部の異常状態を判定し、異常状態である場合に座標算出手段が求めた常時入力の異常位置である異常座標と、ユーザの入力座標とに基づいて、座標補正手段により補正可能かを判定し、補正可能な場合であれば座標補正手段に入力座標の補正を行なわせる座標制御手段とを備えたタッチパネル式入力表示装置が、開示されている。
また、特許文献2には、装置電源を立ち上げる時にシートの抵抗値を測定し、前回の抵抗値と比較し変化があった場合には、自動的にキャリブレーションのメニューに入り、またキャリブレーションが必要であるというメッセージを出力するタッチパネル制御装置が、開示されている。
特開2010−277119号公報 特開平7−182093号公報
しかし、特許文献1に開示された発明は、抵抗膜型のタッチパネルに関するものであり、静電容量型のタッチパネルに適用することは困難である。
また、特許文献2に開示された発明は、キャリブレーションの正確性を向上させることができない。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされた発明であり、その目的は、静電容量型のタッチパネルのキャリブレーションを従来よりも正確に実行することである。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段と、を備えた情報処理装置であって、前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知する物体検知手段と、前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成するキャリブレーション実行手段と、前記物体検知手段により前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる書込手段と、を備え、前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、前記キャリブレーションを実行し直す。
または、前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、所定の時間経過後に、前記キャリブレーションを実行し直す。
または、前記キャリブレーション実行手段は、前記物体検知手段により前記物体が検出されていない場合に、前記キャリブレーションを実行する。
または、前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、前記物体検知手段により前記物体が検出されなくなったら、前記キャリブレーションを実行し直す、
または、前記物体検知手段は、前記物体を検出した後、前記所定の距離を伸ばして前記物体が存在することを検知する。
本発明によると、静電容量型のタッチパネルのキャリブレーションを従来よりも正確に実行することができる。
画像形成装置の外観の一例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 タッチパネルディスプレイの平面図および側断面図である。 タッチパネルディスプレイおよびアクティブセンサーの構成の例を示す斜視図である。 タッチパネルディスプレイおよびパッシブセンサーの構成の例を示す斜視図である。 実施形態1の画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 実施形態1の画像形成装置におけるキャリブレーションの流れの例を説明するフローチャートである。 実施形態2の画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 実施形態2の画像形成装置におけるキャリブレーションの流れの例を説明するフローチャートである。 実施形態3の画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 実施形態3の画像形成装置におけるキャリブレーションの流れの例を説明するフローチャートである。 実施形態3の画像形成装置における機能的構成の変形例を示す図である。 実施形態3の画像形成装置におけるキャリブレーションの流れの変形例を説明するフローチャートである。 複数の領域にタッチパネルの表示領域を分割した際のキャリブレーションの実行の変形例を説明するための図である。
〔実施形態1〕
図1は、画像形成装置1の外観の一例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。図3は、タッチパネルディスプレイ10hの平面図および側断面図である。図4は、タッチパネルディスプレイ10hおよびアクティブセンサー53の構成の例を示す斜視図である。図5は、タッチパネルディスプレイ10hおよびパッシブセンサー55の構成の例を示す斜視図である。図6は、実施形態1の画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
画像形成装置1は、コピー、ネットワークプリンティング(PCプリント)、ファックス、スキャナおよびボックスなどの機能を集約したMFP(Multi-function Peripherals)である。
画像形成装置1は、図1に示すようにタッチパネルディスプレイ10hを備えていて、ユーザはタッチパネルディスプレイ10hから入力操作を行うことができる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、スキャナユニット10e、印刷ユニット10f、ネットワークインタフェース10g、タッチパネルディスプレイ10h、モデム10iおよび人体センサー10jのほか制御用の回路などによって構成される。
ネットワークインタフェース10gは、通信回線を介してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで端末装置などの他の装置と通信を行うための装置である。ネットワークインタフェース10gとして、例えばNIC(Network Interface Card)が用いられる。
モデム10iは、固定電話網を介して他のファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りするための装置である。
タッチパネルディスプレイ10hは、図3に示すように、タッチパネル50および表示装置51によって構成される。
表示装置51は、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが処理の指令および条件を入力するための画面、およびCPU10aの処理の結果を示す画面などを表示する。表示装置51として、液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイなどが用いられる。
タッチパネル50は、ユーザが手指6または専用のペンで触れた位置を検出し、検出結果を示す信号をCPU10aに送信する。
タッチパネル50は、表示装置51の表示面の上に設けられている。また、タッチパネル50は光を透過する。よって、表示装置51に表示された画面は、タッチパネル50の操作面にも表れる。したがって、ユーザは、タッチパネル50を触ることによって画面の任意の位置を選択することができる。
スキャナユニット10eは、用紙に記されている写真、文字、絵、または図表などの画像を読み取って画像データを生成する装置である。
印刷ユニット10fは、スキャナユニット10eによって読み取られた画像のほか、端末装置またはファックス端末などから受信した画像データに示される画像を印刷する。
ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、画像形成装置1の動作に関するプログラム、例えばオペレーティングシステムおよびミドルウェアなどが記憶されている。さらに、キャリブレーションプログラムおよび接触位置補正プログラムが記憶されている。これらのプログラムおよびデータは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによってプログラムが実行される。大容量記憶装置10dとして、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。キャリブレーションプログラムについては、後に説明する。
人体センサー10jは、タッチパネルディスプレイ10hに設置されている。そして、タッチパネル50の付近にユーザの手指が存在している(つまり、タッチパネル50の近傍に手指が接近していること)を検知し、検知したことを示す信号をCPU10aに送信する。以下、タッチパネル50の操作面と手指6との距離が閾値α以内であれば手指6が存在していると検知するように人体センサー10jが設定されている。閾値αとして、例えば、2cmが設定されている。
人体センサー10jとして、例えば、アクティブタイプの赤外線センサーが用いられる。ここで、アクティブタイプの赤外線センサーであるアクティブセンサー53を人体センサー10jとして用いた場合の検知の仕組みについて説明する。
アクティブセンサー53は、図4に示すように、送信部53aおよび複数の受信部53bによって構成される。送信部53aおよび各受信部53bは、タッチパネルディスプレイ10hの表示面を囲う外枠の上に設けられている。受信部53bは、送信部53aの設けられている辺以外の3つの辺の上にほぼ等間隔で設けられている。
送信部53aは、赤外線を各受信部53bへ向かって送信する。受信部53bは、送信部53aから送信された赤外線を受信する。
ユーザの手指6がタッチパネル50の付近に存在すると、赤外線の進路54が遮断される。そのため、送信部53aから赤外線を送信していても、受信部53bは赤外線を受信しない。このときに、アクティブセンサー53からCPU10aに、手指6が存在していることを示す信号が送信される。
また、受信部53bごとにタッチパネルディスプレイ10hの表示面からの高さを異なるように構成することによって進路54ごとの高さを変えれば、タッチパネル50の操作面に対する手指6の距離を検出することができる。
人体センサー10jとして、アクティブセンサー53以外のセンサーを用いることもできる。例えば、パッシブタイプの赤外センサーであるパッシブセンサー55が次のように用いられる。
パッシブセンサー55は、図5に示すように、タッチパネルディスプレイ10hの外枠に沿って設けられている。タッチパネル50の付近にユーザの手指6が存在すると、パッシブセンサー55は、手指6から放出される赤外線を検知する。そして、手指6が存在していることを示す信号をCPU10aに送信する。
なお、パッシブセンサー55は、赤外線の検知の感度を調整することができる。これにより、どれくらいタッチパネル50に近づいたら手指6を検知するのかを、調整することができる。手指6から放出される赤外線をデータに基づいて画像を生成し、この画像に手指の形が表れているか否かを判別することによって、手指6を検知してもよい。
ところで、ユーザがタッチパネル50を実際に触れた位置である接触位置と、タッチパネル50が検出した接触位置である検出位置とにずれが生じることがある。
このずれを解消するために、画像形成装置1は、上述のキャリブレーションプログラムをCPU10aにより実行することによって、キャリブレーションを行う。
「キャリブレーション」とは、接触位置と検出位置とのずれをなくすために行う処理である。具体的には、検出位置と接触位置とのずれをなくすための補正用データを求める処理である。
キャリブレーション後は、補正用データを用いて接触位置をより正確に検出することができる。つまり、検出位置と接触位置との誤差をより小さくすることができる。
以下、タッチパネル50として、静電容量型のタッチパネルが用いられる場合を例に説明する。静電容量型のタッチパネルには、操作面に沿って一定の間隔で電極が配置されている。
キャリブレーションプログラムは、図6に示すキャリブレーション実行部101、キャリブレーション有効判別部102、キャリブレーション再実行制御部103、および補正用データ記憶部104を実現するためのプログラムである。
キャリブレーション実行部101は、タッチパネル50のキャリブレーションを例えば次のように実行する。
キャリブレーション実行部101は、タッチパネル50の各電極の現在の静電容量を示すデータを、手指6がタッチパネル50に触れていない状態を表わすデータとして取得する。そして、このデータを適宜編集し、無接触データ8Aとして補正用データ記憶部104に記憶させる。無接触データ8Aは、補正用データの1つとして用いられる。
キャリブレーション有効判別部102は、キャリブレーション実行部101が直近に実行したキャリブレーションが有効なものであるか否かを次のように判別する。
キャリブレーション有効判別部102は、キャリブレーション実行部101がキャリブレーションの実行を開始すると同時にまたは開始直後に、手指6の検知を行うように指令する指令信号8Bを人体センサー10jに送信する。
すると、人体センサー10jは、タッチパネル50の付近に手指6が存在していることの検知を試み、検知したら検知信号8CをCPU10aへ送信する。
そして、キャリブレーション有効判別部102は、指令信号8Bを送信した後、一定の時間が経過するまでに検知信号8Cが人体センサー10jから送信されてきた場合は、キャリブレーション実行部101によって行われた直近のキャリブレーションが無効であると判別する。そうでない場合は、有効であると判別する。
キャリブレーション再実行制御部103は、直近のキャリブレーションが無効であるとキャリブレーション有効判別部102によって判別された場合に、キャリブレーション実行部101に一定の時間が経過した後キャリブレーションをもう一度実行させる。
その後、キャリブレーション有効判別部102は、再実行されたキャリブレーションの有効性を上述の方法で判別する。
なお、キャリブレーションが有効であるとキャリブレーション有効判別部102によって判別された場合は、キャリブレーションのやり直しは、行われない。
補正用データ記憶部104は、キャリブレーションにより得られた無接触データ8Aを補正用データの1つとして記憶する。キャリブレーションが再実行され新たな無接触データ8Aが得られた場合は、以前に記憶した無接触データ8Aを削除すればよい。
次に、画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れを、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図7は、実施形態1の画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れの例を説明するフローチャートである。
図7に示すように、画像形成装置1は、所定のタイミングになると、例えば、電源がオンすると、キャリブレーションプログラムが起動する。そして、キャリブレーションを実行する(#101)。キャリブレーションにより得られた無接触データ8Aを補正用データとして補正用データ記憶部104に記憶させる(#102)。
画像形成装置1は、キャリブレーションの実行と同時にまたは実行した直後に手指6の存在の検知を開始する(#103)。
検知しなかった場合は(#104でNo)、画像形成装置1は、キャリブレーションが有効であり成功していると判別し(#110)、処理を終了する。
一方、検知した場合は(#104でYes)、直近のキャリブレーションの終了後、一定時間経過してから(#105)、キャリブレーションを再び実行し(#106)、これにより得られた無接触データ8Aを補正用データとして補正用データ記憶部104に記憶させる(#107)。なお、古い無接触データ8Aは削除される。
キャリブレーションの再実行と同時にまたは再実行の直後に、画像形成装置1は、手指6の存在の検知を開始する(#108)。
検知しなかった場合は(#109でNo)、画像形成装置1は、キャリブレーションが有効であり成功していると判別し(#110)、処理を終了する。
一方、検知した場合は(#109でYes)、直近のキャリブレーションの終了後、一定時間経過してから(#105)、キャリブレーションを再び実行する(#106)。以下、キャリブレーションが有効であると判別できるまで、キャリブレーションを再実行する。
接触位置補正プログラムは、接触位置補正部121を実現するためのプログラムである。接触位置補正部121は、タッチパネル50によって検出された接触位置を、無接触データ8Aなどの補正用データを用いて補正する。この補正の処理により、実際にタッチパネル50を手指6で触れた位置と、検出された位置との座標のずれが解消される。後述する接触位置補正部121aおよび121bも、同様の補正の処理を行う。
実施形態1によると、手指6がタッチパネル50の付近に存在していないときに行ったキャリブレーションによって得られた無接触データ8Aが補正用データとして採用される。よって、従来よりも好ましい補正用データが得られ、手の触れた位置の検出を従来よりも正確に行うことができる。しかも、キャリブレーションの再実行を、直近のキャリブレーションの実行の後一定の時間が経過してから行うので、再実行の際に、手指6などがタッチパネル50から離れている可能性が高くつまり再キャリブレーションが無効となる可能性が低く、キャリブレーションを行う回数の抑制を図ることができる。
なお、キャリブレーションが無効であると判別した後すぐに、キャリブレーションを再実行してもよい。
〔実施形態2〕
図8は、実施形態2の画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
本発明に係る実施形態2の画像形成装置1は、上述した図1および図2に示すハードウェア構成を有する。ただし、ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、図8に示すキャリブレーション実行部101a、キャリブレーションタイミング判別部105、および補正用データ記憶部104aを実現するためのキャリブレーションプログラムが記憶されている。
キャリブレーションタイミング判別部105は、キャリブレーションを行うタイミングを例えば次のように判別する。
キャリブレーションタイミング判別部105は、所定の時間ごとに人体センサー10jに指令信号8Bを送信することによって手指6の検知処理の実行を指示する。例えば、1秒ごとに指示する。
人体センサー10jは、指令信号8Bを受信すると、実施形態1と同様に、タッチパネル50の付近に手指6が存在していることの検知を試み、検知したら検知信号8CをCPU10aへ送信する。
そして、キャリブレーションタイミング判別部105は、指令信号8Bを送信した後、所定の時間が経過しても検知信号8Cが送信されてこなかった場合は、キャリブレーションを実行すべきタイミングであると、判別する。
そうでない場合は、キャリブレーションタイミング判別部105は、キャリブレーションを実行すべきタイミングではないと、判別する。なお、この場合は、検知の処理を中止するように人体センサー10jに指令してもよい。
キャリブレーション実行部101aは、キャリブレーションを実行すべきタイミングであるとキャリブレーションタイミング判別部105によって判別された場合に、タッチパネル50のキャリブレーションを実行し、無接触データ8Aを取得する。キャリブレーションの方法は、実施形態1のキャリブレーション実行部101によるものと同様である。
補正用データ記憶部104aは、キャリブレーションにより得られた無接触データ8Aを補正用データとして記憶する。
次に、画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れを、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
図9は、実施形態2の画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れの例を説明するフローチャートである。
図9に示すように、画像形成装置1は、電源がオンすると、キャリブレーションプログラムが起動する。そして、手指6がタッチパネル50の付近に存在していることの検知を開始する(#201)。
存在していることを検知しなかった場合は(#202でNo)、キャリブレーションを実行し無接触データ8Aを取得する(#203)。キャリブレーションは成功しているので、無接触データ8Aを補正用データ記憶部104に記憶させ(#204)、処理を終了する。そして、検知を停止する(#205)。
一方、存在していることを検知した場合は(#202でYes)、画像形成装置1は、所定の時間(例えば、1秒)の経過後、再び、検知を試みる(#201)。そして、検知しなくなったら(#202でNo)、上述のステップ#203〜#205の処理を実行する。
実施形態2によると、1回のキャリブレーションだけで目的の無接触データ8Aを取得することができる。
〔実施形態3〕
図10は、実施形態3の画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
本発明に係る実施形態3の画像形成装置1は、上述した図1および図2に示すハードウェア構成を有する。ただし、ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、図10に示すキャリブレーション実行部101b、キャリブレーション有効判別部102b、キャリブレーション再実行制御部103b、補正用データ記憶部104b、およびキャリブレーションタイミング判別部105bを実現するためのプログラムが記憶されている。
キャリブレーション実行部101bは、実施形態1のキャリブレーション実行部101と同様に、タッチパネル50のキャリブレーションを実行し、無接触データ8Aを取得する。
キャリブレーション有効判別部102bは、実施形態1のキャリブレーション有効判別部102と同様に、キャリブレーション実行部101aが実行したキャリブレーションが有効なものであるか否かを判別する。ただし、実施形態3においては、1回目のキャリブレーションの有効性のみを判別する。
キャリブレーションタイミング判別部105bは、実施形態2のキャリブレーションタイミング判別部105と同様に、キャリブレーションを行うタイミングを判別する。ただし、実施形態3においては、1回目のキャリブレーションが有効でないとキャリブレーション有効判別部102bによって判別された場合に、2回目のキャリブレーションを行うタイミングを判別する。
キャリブレーション再実行制御部103bは、2回目のキャリブレーションを行うタイミングであるとキャリブレーションタイミング判別部105bによって判別された場合に、キャリブレーション実行部101bにキャリブレーションを再実行させる。
次に、画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れを、図11のフローチャートを参照しながら説明する。
図11は、実施形態3の画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れの例を説明するフローチャートである。
図11に示すように、画像形成装置1は、電源がオンすると、キャリブレーションプログラムを起動する。そして、キャリブレーションを実行する(#301)。キャリブレーションにより得られた無接触データ8Aを、補正用データ記憶部104bに記憶させる(#302)。
画像形成装置1は、キャリブレーションの実行と同時にまたは実行の直後に手指6がタッチパネル50の付近に存在していることの検知を開始する(#303)。
存在していることを検知しなかった場合は(#304でNo)、画像形成装置1は、キャリブレーションは成功しているので、処理を終了する(#309)。
一方、存在していることを検知した場合は(#304でYes)、画像形成装置1は、所定の時間(例えば、1秒)の経過後、再び、検知を試みる(#305)。そして、検知しなくなったら(#306でNo)、キャリブレーションを再実行する(#307)。このキャリブレーションは成功しているので、無接触データ8Aを補正用データ記憶部104bに記憶させ(#308)、処理を終了する(#309)。古い無接触データ8Aは、削除される。
実施形態3によると、多くても2回のキャリブレーションだけで目的の無接触データ8Aを取得することができる。
〔変形例1〕
図12は、実施形態3の画像形成装置1における機能的構成の変形例を示す図である。図13は、実施形態3の画像形成装置1におけるキャリブレーションの流れの変形例を説明するフローチャートである。
タッチパネル50の付近に手指6が存在していることが検知された後、手指6がタッチパネル50から十分に離れてからキャリブレーションを行うために、画像形成装置1を次のように構成してもよい。以下、実施形態3を変形する場合を例に説明する。
図12に示すように、画像形成装置1に人体センサー感度調整部106をさらに設ける。
人体センサー感度調整部106は、1回目のキャリブレーションが無効であるとキャリブレーション有効判別部102bによって判別されると、感度向上指令信号8Dを人体センサー10jへ送信することによって、検知の感度を上げるように指令する。
人体センサー10jは、感度向上指令信号8Dを受信すると、閾値αを、現在の値から
所定の値へ変更する。例えば、2cmから5cmに変更する。
なお、人体センサー感度調整部106を採用する場合は、人体センサー10jとしてパッシブセンサー55(図5参照)を用いるのが好ましい。また、キャリブレーションの成功後、閾値αの値を元に戻してもよい。
次に、図13を用いて、人体センサー10jの感度を調整する仕組みを採用した場合のキャリブレーションの流れを説明する。実施形態3と重複する点については、説明を省略する。
画像形成装置1は、実施形態3のステップ#301〜#304と同様に、電源がオンすると、キャリブレーションを実行して無接触データ8Aを補正用データ記憶部104bに記憶させるとともに(#401、#402)、手指6がタッチパネル50の付近に存在していることの検知を開始する(#403)。
存在していることを検知した場合は(#404でYes)、画像形成装置1は、人体センサー10jの感度を上げて検知を継続する(#405)。また、キャリブレーションの成功後、感度を元に戻す(#409)。
ステップ#406〜#408、#410の処理の内容は、実施形態3のステップ#306〜#308、#309の処理の内容と同様である。
変形例1によると、手指6がタッチパネル50から十分に離れていることを確認してからキャリブレーションを再実行する。したがって、キャリブレーションの成功の可能性を高めることができる。
なお、人体センサー10jの感度を上げる処理は、実施形態2のステップ#201の検知の処理において手指6の存在が検知された場合にも、行ってもよい。
〔変形例2〕
図14は、領域50A〜50Dにタッチパネル50の表示領域を分割した際のキャリブレーションの実行の変形例を説明するための図である。
実施形態1、3では、キャリブレーションを行った際に手指6の存在を検知した場合は、タッチパネル50全体についてキャリブレーションをやり直した。しかし、上方に手指6が存在している領域のキャリブレーションのみを、例えば次のようにやり直してもよい。
タッチパネル50の操作面を予め複数の領域に分割しておく。例えば、図14に示すように、領域50A〜50Dの4つの領域に分割しておく。
人体センサー10jは、手指6が存在していることだけでなく、上方に手指6が存在している位置をも検知する。位置は、例えば、次のような方法で検知することができる。
人体センサー10jとして、2組の測距センサーを用いる。そして、三角測量の原理によって位置を検知する。
または、人体センサー10jとして、2組のパッシブセンサー55を用い、タッチパネル50のX軸方向からの赤外線を一方のパッシブセンサー55に検知させY軸上の位置を特定する。同様に、Y軸方向からの赤外線を他方のパッシブセンサー55に検知させX軸上の位置を特定する。これにより、手指6の位置が特定できる。
画像形成装置1は、領域50A〜50Dのうちの特定した位置の属する領域(図14の例では、領域50B)についてのみ、キャリブレーションをやり直す。そして、先に行ったキャリブレーションの結果およびやり直したキャリブレーションの結果に基づいて無接触データ8Aを生成する。
〔変形例3〕
上述の各例では、図7、図9、図11、図13に示したキャリブレーションの一連の処理の開始のタイミングつまりキャリブレーションプログラムの実行のタイミングを画像形成装置1の電源のオンのタイミングとしたが、他のタイミングであってもよい。
例えば、画像形成装置1にユーザ認証用装置が備わっているのであれば、ユーザ認証用装置に対して操作が行われたタイミングまたはユーザ認証用装置によってユーザ認証の処理が行われたタイミングで、キャリブレーションの一連の処理を開始してもよい。
「ユーザ認証用装置」は、ユーザ認証のためにユーザが自分の識別用の情報を入力するための入力部と入力された情報に基づいてユーザ認証の処理を行う認証部とを有する装置である。認証の方法として、IC(Integrated Circuit)カードまたはUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体からID(identification)を読み取って認証を行う方法(いわゆるIDカード認証方法)、指紋を読み取って認証を行う方法(いわゆる指紋認証方法)、音声を集音し認証を行う方法(いわゆる音声認証方法)、またはテンキーからのユーザIDおよびパスワードの入力を受け付け認証を行う方法(いわゆるハードキー入力認証方法)を用いればよい。IDカード認証方法を用いる場合は、入力部としてICカードリーダまたはUSBインタフェースボードが用いられる。指紋認証方法を用いる場合は、入力部として指紋リーダが用いられる。音声認証方法を用いる場合は、入力部としてマイクロフォンが用いられる。ハードキー入力認証方法を用いる場合は、入力部として、いわゆるハードウェアキー例えばテンキーが、用いられる。認証部は、専用のCPUであってもよいし、CPU10aであってもよい。
または、操作が一定の時間行われなかった場合に省電力モードに移行する機能を画像形成装置1が有しているのであれば、省電力モードに移行したタイミングでキャリブレーションの一連の処理を開始してもよい。または省電力モード中の任意のタイミングで開始してもよい。
または、画像形成装置1のメンテナンスの作業が始まったタイミングでキャリブレーションの一連の処理を開始してもよい。例えば、トナーカートリッジおよび感光体ドラムなどの定着に関する部品の交換の作業が始まったタイミングで開始してもよい。または、用紙またはトナーの補充の作業が始まったタイミングで開始してもよい。または、紙詰まりのエラーを解消するための作業が始まったタイミングで開始してもよい。これらのタイミングは、画像形成装置1の所定の扉が開けられたことを検知することによって、知ることができる。
これらのタイミングにおいては、通常、ユーザがタッチパネル50以外の部位を扱っているので、ユーザの手指6がタッチパネル50の付近に存在していることがほとんどない。よって、これらのタイミングでキャリブレーションの一連の処理を開始することによって、キャリブレーションの確実性を高め、キャリブレーションのやり直しを減らすことができる。また、この場合は、人体センサー10jによる検知の処理を行わずに、1回目のキャリブレーションの無接触データ8Aを、ユーザの手指6が存在していないときに得られたものとして取り扱ってもよい。
〔変形例4〕
実施形態1および実施形態3では、キャリブレーションを実行した際に手指6の存在を検知した場合は、このキャリブレーションを失敗したものとして取り扱い、キャリブレーションのやり直しを行った。次の場合にも、このキャリブレーションを失敗したものとして取り扱い、やり直しを行ってもよい。
画像形成装置1は、前回に成功したキャリブレーションで得られた無接触データ8Aと、今回のキャリブレーションで得られた無接触データ8Aとを、比較する。そして、両者の差が所定の大きさ以上であれば、今回のキャリブレーションを失敗したものとして取り扱い、やり直しを行う。例えば、両無接触データ8Aの共通する要素の値同士を比較する。そして、差が所定以上である要素が所定の個数以上であれば、今回のキャリブレーションを失敗したものとして取り扱い、やり直しを行う。
なお、タッチパネル50を複数の領域に分割している場合は、領域ごとに比較を行い、差異が所定の値以上である領域についてのみ、キャリブレーションをやり直してもよい。
〔その他の変形例〕
上記の例では、人体センサー10jとして、アクティブセンサー53またはパッシブセンサー55を用いたが、他の方式の人体センサーを用いてもよい。例えば、磁界の変化を検知する磁気センサーを用いてもよい。
または、タッチパネル50を人体センサー10jとして用いてもよい。この場合は、タッチパネル50の電極の静電容量の微弱な変化を検知することによって、手指6の存在を検知すればよい。
または、タッチパネルディスプレイ10h以外の場所に人体センサー10jを設けてもよい。例えば、スキャナユニット10eの周辺に設けてもよい。または、タッチパネルディスプレイ10hの手前のフロアに人体センサー10jとして重量センサーを設け、重量センサーが所定の値以上の重量を検知することによって手指6の存在を検知してもよい。
上述の例では、画像形成装置1に設けられているタッチパネル50のキャリブレーションを行う場合を例に説明したが、スマートフォン、タブレットPC、またはパーソナルコンピュータなどの情報処理装置(情報端末)に設けられているタッチパネルのキャリブレーションを行う場合にも、本発明を適用することができる。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(情報処理装置)
101、101a、101b キャリブレーション実行部(キャリブレーション実行手段、書込手段)
102、102b キャリブレーション有効判別部(物体検知処理手段)
105、105b キャリブレーションタイミング判別部(物体検知制御手段)
104、104a、104b 補正用データ記憶部(記憶手段)
10j 人体センサー(物体検知手段、センサー)
50 タッチパネル
8A 無接触データ(補正用データ)

Claims (19)

  1. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段と、を備えた情報処理装置であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知する物体検知手段と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成するキャリブレーション実行手段と、
    前記物体検知手段により前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる書込手段と、
    を備え
    前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段と、を備えた情報処理装置であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知する物体検知手段と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成するキャリブレーション実行手段と、
    前記物体検知手段により前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる書込手段と、
    を備え、
    前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、所定の時間経過後に、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段と、を備えた情報処理装置であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知する物体検知手段と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成するキャリブレーション実行手段と、
    前記物体検知手段により前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる書込手段と、
    を備え、
    前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、前記物体検知手段により前記物体が検出されなくなったら、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段と、を備えた情報処理装置であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知する物体検知手段と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成するキャリブレーション実行手段と、
    前記物体検知手段により前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる書込手段と、
    を備え、
    前記操作面は、複数の領域に分かれており、
    前記物体検知手段は、さらに、前記複数の領域のうちの前記物体が上方にある領域である物体有領域を検出し、
    前記キャリブレーション実行手段は、前記物体検知手段により前記物体が検出されている際に前記キャリブレーションを実行した場合は、前記物体有領域についてのみ前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記物体検知手段は、前記物体を検出した後、前記所定の距離を伸ばして前記物体が存在することを検知する、
    請求項1ないし4のいずれか記載の情報処理装置。
  6. 前記キャリブレーション実行手段は、1回目の前記キャリブレーションを、当該情報処理装置の電源がオンした際に実行する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. ユーザの認証を行う認証手段を、有し、
    前記キャリブレーション実行手段は、前記認証手段が前記認証を行っている際または前記認証のためにユーザが情報の入力の操作を行っている際に、前記キャリブレーションを実行する、
    請求項1ないし5のいずれか記載の情報処理装置。
  8. 画像を用紙に印刷する印刷手段、を有する、
    請求項1、2、3、4、5、7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記キャリブレーション実行手段は、前記印刷手段のメンテナンスの作業が行われている際に、前記キャリブレーションを実行する、
    請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記キャリブレーション実行手段は、当該情報処理装置の電力のモードが省電力モードとなった際に、前記キャリブレーションを実行する、
    請求項8記載の情報処理装置。
  11. 記憶手段に記憶されている、タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを用いて、前記検出位置を補正する補正手段を備えた、情報処理装置であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することをセンサーに検知させる物体検知制御手段と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成するキャリブレーション実行手段と、
    前記センサーにより前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる書込手段と、
    を備え
    前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知制御手段により前記物体が検出された場合に、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置におけるキャリブレーション方法であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知し、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成し、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させ
    前記キャリブレーションを実行した際に前記物体が検出された場合に、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とするキャリブレーション方法。
  13. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置におけるキャリブレーション方法であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知し、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成し、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させ
    前記キャリブレーションを実行した際に前記物体検知手段により前記物体が検出された場合に、所定の時間経過後に、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とするキャリブレーション方法。
  14. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置におけるキャリブレーション方法であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知し、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成し、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させ
    前記キャリブレーションを実行した際に前記物体が検出された場合に、前記物体が検出されなくなったら、前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とするキャリブレーション方法。
  15. タッチパネルと、前記タッチパネルの複数の領域に分かれた操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置におけるキャリブレーション方法であって、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することを検知し、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成し、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させ
    前記複数の領域のうちの前記物体が上方にある領域である物体有領域を検出し、
    前記物体が検出されている際に前記キャリブレーションを実行した場合は、前記物体有領域についてのみ前記キャリブレーションを実行し直す、
    ことを特徴とするキャリブレーション方法。
  16. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することをセンサーに検知させる処理と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成する処理と、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる処理と、
    前記キャリブレーションを実行した際に前記物体が検出された場合に、前記キャリブレーションを実行し直す処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することをセンサーに検知させる処理と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成する処理と、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる処理と、
    前記キャリブレーションを実行した際に前記物体が検出された場合に、所定の時間経過後に、前記キャリブレーションを実行し直す処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. タッチパネルと、前記タッチパネルの操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することをセンサーに検知させる処理と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成する処理と、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる処理と、
    前記キャリブレーションを実行した際に前記物体が検出された場合に、前記物体が検出されなくなったら、前記キャリブレーションを実行し直す処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. タッチパネルと、前記タッチパネルの複数の領域に分かれた操作面における人体が触れた位置である接触位置と前記接触位置として前記タッチパネルにより検出された検出位置とのずれを補正するための補正用データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記補正用データを用いて前記検出位置を補正する補正手段とを備えた情報処理装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記タッチパネルに対して所定の距離よりも近くに物体が存在することをセンサーに検知させる処理と、
    前記タッチパネルのキャリブレーションを実行することによって前記補正用データを生成する処理と、
    前記物体が検出されていない際に実行された前記キャリブレーションにより得られた前記補正用データを前記記憶手段に記憶させる処理と、
    前記複数の領域のうちの前記物体が上方にある領域である物体有領域を検出する処理と、
    前記物体が検出されている際に前記キャリブレーションを実行した場合に、前記物体有領域についてのみ前記キャリブレーションを実行し直す処理と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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