JP2013235443A - 画像形成装置、フリック操作受付方法およびフリック操作受付プログラム - Google Patents

画像形成装置、フリック操作受付方法およびフリック操作受付プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にする。
【解決手段】 画像形成装置は、タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出部51と、フリック操作検出部51により検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定部53と、方向決定部53により固定方向が決定された後に、フリック操作検出部51により検出される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出部55と、を備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は画像形成装置、フリック操作受付方法およびフリック操作受付プログラムに関し、特に、フリック操作を受け付けることが可能な画像形成装置、その画像形成装置で実行されるフリック操作受付方法およびフリック操作受付プログラムに関する。
近年、複合機(MFP)で代表される画像形成装置は、タッチパネルを備えているものがあり、ユーザーはタッチパネルを用いて操作を入力することができる。また、タッチパネルを用いた操作として、タッチパネル上で指をスライドさせるフリック操作が知られている。例えば、特開2011−118629号公報には、フリック操作とタップ操作とを検出する方法が記載されている。フリック操作は、指をタッチパネル上でスライドさせる操作であり、スライドさせる方向と、速度および距離の成分を有する。このため、フリック操作は、画面をスクロールする操作に用いると便利である。
しかしながら、ある方向へ画面をスクロールさせるために、フリック操作を連続して入力する場合、フリック操作を入力した後に次のフリック操作を入力するために、指をスクロール方向と反対方向に戻す必要がある。指をスクロール方向と反対方向に戻す過程で、誤ってタッチパネルに指を触れてしまう場合があり、この場合イには逆方向のフリック操作が入力されてしまう。特に、MFPは、タッチパネルがMFP本体の上面に備えられることが多く、タッチパネルとユーザーとの相対的な位置を変更する自由度が小さい場合がおおい。このため、フリック操作を連続して入力する場合において、誤操作の発生する確率が高くなる場合がある。
特開2011−118629号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にした画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にしたフリック操作受付方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にしたフリック操作受付プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成装置は、タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出手段と、フリック操作検出手段により検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定手段と、方向決定手段により固定方向が決定された後に、フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出手段と、を備える。
この局面に従えば、フリック操作の方向に基づいて固定方向が決定され、固定方向が決定された後に検出される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作を無効にする。このため、連続して同一方向のフリック操作を入力する場合における反対方向のフリック操作を誤操作と判断するので、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にした画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、方向決定手段は、固定方向が決定されていない場合は、フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の方向を固定方向に決定する決定前決定手段と、固定方向が決定されている場合であって、フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の直前にフリック操作検出手段により検出された処理済のフリック操作がフリック操作無効手段により無効にされており、かつ、当該処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、当該処理対象のフリック操作の方向で固定方向を更新する連続更新手段と、を含む。
この局面に従えば、固定方向が決定されている場合であって、処理対象のフリック操作の直前に検出された処理済のフリック操作が無効にされており、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、処理対象のフリック操作の方向で固定方向が更新される。このため、固定方向と異なる方向のフリック操作が連続する場合に固定方向が更新されるので、固定方向と逆方向のフリック操作を連続して入力すれば、固定方向が更新される。その結果、逆方向のフリック操作に切り換える操作を容易にすることができる。
好ましくは、方向決定手段は、固定方向が決定されている場合であって、フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の操作量がしきい値以上であり、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、当該処理対処のフリック操作の方向で固定方向を更新する操作量更新手段を、さらに含む。
この局面に従えば、固定方向が決定されている場合であって、処理対象のフリック操作の操作量がしきい値以上であり、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、処理対処のフリック操作の方向で固定方向が更新される。このため、フリック操作が、その操作量がしきい値以上で固定方向と異なる方向場合に固定方向が更新されるので、逆方向のフリック操作に切り換える操作を容易にすることができる。
好ましくは、画面を第1の方向と、第1の方向と交わる第2の方向とのいずれかにスクロール表示可能な表示制御手段と、表示制御手段によって画面が第1の方向にスクロール可能に表示されている場合と、表示制御手段によって画面が第2の方向にスクロール可能に表示されている場合とで、しきい値を異ならせるしきい値変更手段と、をさらに備える。
この局面に従えば、画面が第1の方向にスクロール可能に表示されている場合と、第2の方向にスクロール可能に表示されている場合とで、しきい値が異なるので、逆方向のフリック操作に切り換える操作を検出する精度を向上させることができる。
好ましくは、フリック操作検出手段は、フリック操作の速度を検出する速度検出手段を含み、操作量更新手段は、速度検出手段により検出された速度を速度用のしきい値と比較する速度比較手段を含む。
この局面に従えば、フリック操作の速度を速度用のしきい値と比較するので、逆方向のフリック操作を所定の速度で入力すれば、逆方向のフリック操作を入力することができる。
好ましくは、フリック操作検出手段は、フリック操作の距離を検出する距離検出手段を含み、操作量更新手段は、距離検出手段により検出された距離を距離用のしきい値と比較する距離比較手段を含む。
この局面に従えば、フリック操作の距離を距離用のしきい値と比較するので、所定の距離で逆方向のフリック操作を入力すれば、逆方向のフリック操作を入力することができる。
好ましくは、誤操作検出手段によりフリック操作が無効にされる場合にユーザーに通知する通知手段を、さらに備える。
この局面に従えば、フリック操作が無効にされる場合にユーザーに通知するので、ユーザーに入力が無効とされたことを知らせることができる。
好ましくは、タッチパネルは、画像形成装置の本体の上面に設けられる。
この局面に従えば、本体の上面にタッチパネルが設けられた画像形成装置に連続して入力するフリック操作を容易にすることができる。
この発明の他の局面によれば、フリック操作受付方法は、タッチパネルを備えた画像形成装置で実行されるフリック操作受付方法であって、タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出ステップと、フリック操作検出ステップにおいて検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定ステップと、方向決定ステップにおいて固定方向が決定された後に、フリック操作検出ステップにおいて検出される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出ステップと、を含む。
この局面によれば、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にしたフリック操作受付方法を提供することができる。
この発明の他の局面によれば、フリック操作受付プログラムは、タッチパネルを備えた画像形成装置を制御するコンピューターで実行されるフリック操作受付プログラムであって、タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出ステップと、フリック操作検出ステップにおいて検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定ステップと、方向決定ステップにおいて固定方向が決定された後に、フリック操作検出ステップにおいて検出される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面によれば、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にしたフリック操作受付プログラムを提供することができる。
本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。 操作パネルの一例を示す平面図である。 MFPのハードウエア構成の概要の一例を示すブロック図である。 MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 表示制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 誤操作判断処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図2は、操作パネルの一例を示す平面図である。図1および図2を参照して、MFP100は、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられる。操作パネル160は、表示部161と、表示部161に重畳して設けられ、透明な部材からなるタッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に設けられる。
自動原稿搬送装置120は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部140に出力する。給紙部150は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部140に搬送する。
画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、原稿読取部130から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した、データ処理後の画像データまたは、外部から受信された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。
図3は、MFPのハードウエア構成の概要の一例を示すブロック図である。図3を参照して、MFP100は、メイン回路110を含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取画像を一時的に記憶する。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するか、または、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙に画像を形成する。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
通信I/F部112は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピューターと通信する。なお、通信のためのプロトコルは、特に限定されることはなく、任意のプロトコルを用いることができる。また、通信I/F部112が接続されるネットワークは、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワークは、インターネットに接続されている。このため、MFP100は、インターネットに接続されたサーバー等のコンピューターと通信が可能である。
外部記憶装置117は、CPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118、または半導体メモリが装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118または半導体メモリにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装表されたCD−ROM118または半導体メモリに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、通信I/F部112に接続されるネットワークを介して、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられる。操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイであり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、タッチパネル165と、複数のキーからなるハードキー部167と、を含む。操作部163は、ハードキー部167が有する複数のキーが押下されると、押下されたキーに対応する指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に設けられ、操作ユーザーにより押下された位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、操作ユーザーが指またはスタイラスペンで指示した位置を検出し、検出した位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、表示部161の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。タッチパネル165は、表示部161に重畳して設けられるので、タッチパネル165は、操作ユーザーが表示部161の表示面を指示すれば、表示部161の表示面中で操作ユーザーが指示した位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。
図4は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたフリック操作受付プログラムを実行することにより、CPU111により実現される機能である。
図4を参照して、CPU111は、フリック操作を検出するフリック操作検出部51と、固定方向を決定する方向決定部53と、誤操作を検出する誤操作検出部55と、検出されたフリック操作を受け付けるフリック操作受付部57と、表示部161の表示を制御する表示制御部59と、しきい値変更部61と、誤操作が入力されたことを通知する通知部63と、を含む。
フリック操作検出部51は、ユーザーがタッチパネル165に入力するフリック操作を検出する。フリック操作検出部51は、タッチパネル165からユーザーがタッチパネルに触れた位置を示す位置情報が入力される。位置情報は、表示部161の表示面の座標としている。フリック操作は、タッチパネル165上で指またはスタイラスペンをスライドさせる操作であり、方向、速度、および距離との3つの要素を含む。フリック操作検出部51は、タッチパネル165から位置情報が所定時間内に連続して入力され、フリック操作の速度および距離それぞれが所定のしきい値以上の場合に、フリック操作を検出する。
フリック操作検出部51は、方向検出部65、速度検出部67および距離検出部69を含む。方向検出部65は、タッチパネル165から連続して入力される位置情報に基づいて、フリック操作の方向を検出し、検出した方向を、誤操作検出部55、方向決定部53およびフリック操作受付部57に出力する。フリック操作の方向は、表示部161の表示面に対して定まる。ここでは、表示部161の表示面を長方形とし、その長手方向の相反する2つの方向を右方向および左方向といい、短手方向の相反する2つの方向を上方向および下方向という。時計回りに、上方向、右方向、下方向、左方向となる。
方向検出部65は、タッチパネル165から最初に入力された位置情報と、その後に入力される位置情報、例えば、最後に入力された位置情報とを用いて、最初に入力された位置情報で特定される位置から、最後に入力された位置情報で特定される位置に向かう方向を算出する。方向検出部65は、算出された方向に基づいて、上方向、右方向、下方向および左方向のいずれかに決定する。ここで、方向を上方向を基準にして、時計回りに回転する角度で示せば、算出された方向が、―45度(315度)以上45度未満ならば上方向に、45度以上135度未満ならば右方向に、135度以上225度未満ならば下方向に、225度以上315度未満ならば左方向に決定する。
速度検出部67は、タッチパネル165から連続して入力される位置情報に基づいて、フリック操作の速度を検出し、検出した速度を、方向決定部53およびフリック操作受付部57に出力する。速度検出部67は、タッチパネル165から最初に入力された位置情報と、その後に入力される位置情報、例えば、最後に入力された位置情報とを用いて、速度を検出する。最初の位置情報が入力された時刻と、最後の位置情報が入力された時刻との間の時間と、最初に入力された位置情報で特定される位置と最後に入力された位置情報で特定される位置との間の距離を算出し、距離を時間で除算することにより速度を算出する。
距離検出部69は、タッチパネル165から連続して入力される位置情報に基づいて、フリック操作の距離を検出し、検出した距離を、方向決定部53およびフリック操作受付部57に出力する。距離検出部69は、タッチパネル165から最初に入力された位置情報と、最後に入力された位置情報とを用いて、距離を検出する。最初に入力された位置情報で特定される位置と最後に入力された位置情報で特定される位置との間の距離を算出する。
フリック操作検出部51は、速度検出部67により検出される速度Sが所定のしきい値TS以上で、かつ、距離検出部69により検出される距離Lが所定のしきい値TL以上ならばフリック操作を検出する。しきい値TSおよびしきい値TLは、予め定められた値である。しきい値TSおよびしきい値TLは、表示部161に表示されたボタン等の所定の領域を指示するタップ操作と、フリック操作とを区別することが可能な値に設定される。
方向決定部53は、ユーザーがタッチパネル165にフリック操作を入力するごとに、フリック操作検出部51からフリック操作が入力される。フリック操作は、方向、速度および距離の組で特定され、フリック操作の方向は方向検出部65から入力され、フリック操作の速度は速度検出部67から入力され、フリック操作の距離は、距離検出部69からが入力される。方向決定部53は、フリック操作検出部51から入力されるフリック操作に基づいて固定方向を決定し、決定した固定方向を誤操作検出部55に出力する。固定方向は、連続して検出される複数のフリック操作のグループに対応する1つの方向である。
誤操作検出部55は、方向検出部65から処理対象のフリック操作の方向が入力され、方向決定部53から固定方向が入力される。誤操作検出部55は、方向検出部65から入力される処理対象のフリック操作の方向が、方向決定部53から入力される固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作に対応するキャンセル信号をフリック操作受付部57、通知部63および方向決定部53(連続更新部73)に出力する。誤操作検出部55は、方向検出部65から処理対象のフリック操作の方向が入力される段階で、方向決定部53から固定方向が入力されていない場合、処理対象のフリック操作に対するキャンセル信号を出力しない。
方向決定部53は、決定前決定部71と、連続更新部73と、操作量更新部75と、を含む。決定前決定部71は、方向検出部65から処理対象のフリック操作の方向が入力される。決定前決定部71は、固定方向が決定されていない場合、方向検出部65から入力される処理対象のフリック操作の方向を固定方向に決定する。
連続更新部73は、固定方向が決定されている場合、方向検出部65から連続して固定方向と異なる方向が入力される場合、方向検出部65から入力される方向で、固定方向を更新する。具体的には、連続更新部73は、方向検出部65から処理対象のフリック操作の方向が入力され、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力される。連続更新部73は、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力された直後に方向検出部65から入力される処理対象のフリック操作の方向が、固定方向と異なる場合、方向検出部65から入力される処理対象のフリック操作の方向で、固定方向を更新する。誤操作検出部55から入力されるキャンセル信号は、処理対象のフリック操作の直前にフリック操作検出部51により検出されたフリック操作に対応する。
連続更新部73は、処理対象のフリック操作の直前にフリック操作検出部51により検出されたフリック操作に対応して、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力されない場合、方向検出部65から入力される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合は、固定方向を更新しない。連続更新部73は、処理対象のフリック操作の直前にフリック操作検出部51により検出されたフリック操作に対応して、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力された直後に方向検出部65から入力される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と同じ場合は、固定方向を更新しない。
操作量更新部75は、固定方向が決定されている場合、処理対象のフリック操作の操作量がしきい値以上であり、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、当該処理対処のフリック操作の方向で固定方向を更新する。フリック操作の操作量は、フリック操作の速度と距離である。
さらに具体的に説明する。操作量更新部75は、方向検出部65から処理対象のフリック操作の方向が入力され、速度検出部67から処理対象のフリック操作の速度が入力され、距離検出部69から処理対象フリック操作の距離が入力される。操作量更新部75は、速度比較部77と、距離比較部79とを含む。速度比較部77は、速度検出部67から処理対象のフリック操作の速度が入力され、しきい値変更部61から速度用のしきい値TSが入力される。速度比較部77は、処理対象のフリック操作の速度を速度用のしきい値TSと比較する。距離比較部79は、距離検出部69から処理対象のフリック操作の距離が入力され、しきい値変更部61から距離用のしきい値TLが入力される。距離比較部79は、処理対象のフリック操作の距離を距離用のしきい値TLと比較する。
操作量更新部75は、処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合であって、速度比較部77によって処理対象のフリック操作の速度が速度用のしきい値TS以上と判断される場合、または、距離比較部79によって処理対象のフリック操作の距離が距離用のしきい値TL以上と判断される場合、処理対処のフリック操作の方向で固定方向を更新する。
方向決定部53は、決定前決定部71によって固定方向が決定される場合、および、連続更新部73または操作量更新部75によって固定方向が更新される場合、決定または更新された固定方向を誤操作検出部55に出力する。
フリック操作受付部57は、フリック操作検出部51からフリック操作が入力され、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力される。フリック操作検出部51から入力されるフリック操作は、方向検出部65から入力されるフリック操作の方向、速度検出部67から入力されるフリック操作の速度、および距離検出部69から入力されるフリック操作の距離の組で特定される。
フリック操作受付部57は、フリック操作検出部51から入力されるフリック操作に対して、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力されない場合、フリック操作を表示制御部59に出力する。フリック操作受付部57は、フリック操作検出部51から入力されるフリック操作に対して、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力される場合、フリック操作を表示制御部59に出力しない。
表示制御部59は、表示部161を制御し、画像を表示させる。表示制御部59が表示する画像は、ROM113またはHDD115に記憶されたデータの画像の他、MFP100がアプリケーションプログラムを実行することによって出力されるデータの画像を含む。ROM113またはHDD115に予め記憶されたデータは、アドレス帳、または画像データを含む。また、MFP100が実行するアプリケーションプログラムは、例えば、Webページを閲覧するためのブラウジングプログラムを含む。
表示制御部59は、フリック操作受付部57からフリック操作が入力されることに応じて、フリック操作に従って、表示されている画像をスクロールさせる。フリック操作の方向に、フリック操作の速度に対応する速度で画像をスクロールさせる。フリック操作の速度が速ければスクロールの速度を速くし、フリック操作の速度が遅ければスクロールの速度を遅くする。
表示制御部59は、表示部161に表示する画像のスクロール方向を、しきい値変更部61に出力する。スクロール方向は、表示部161の表示面に対して定まり、表示部161の表示面の長手方向と、表示面の短手方向とを含む。
しきい値変更部61は、フリック操作の速度に対する速度用のしきい値TS、およびフリック操作の距離に対する距離用のしきい値TLそれぞれを、表示制御部59から入力されるスクロール方向に対して予め定められた値に決定する。ここでは、速度用のしきい値TSに対応して予め定められた値として、スクロール方向が長手方向の場合における値を第1速度用しきい値TSLとし、スクロール方向が短手方向の場合における値を第2速度用しきい値TSSとする。第1速度用しきい値TSLは第2速度用しきい値TSSより大きい。また、距離用のしきい値TLに対応して予め定められた値として、スクロール方向が長手方向の場合における値を第1距離用しきい値TLLとし、スクロール方向が短手方向の場合における値を第2距離用しきい値TLSとする。第1距離用しきい値TLLは第2距離用しきい値TLSより大きい。表示面の長手方向のフリック操作は、短手方向のフリック操作に比較して、早く長いフリック操作が入力される場合が多く、逆に、表示面の短手方向のフリック操作は、長手方向のフリック操作に比較して、早く長いフリック操作を入力しにくいからである。
通知部63は、誤操作検出部55からキャンセル信号が入力されることに応じて、逆方向のフリック操作を誤操作と判断したことをユーザーに通知する。具体的には、通知部63は、表示制御部59にエラー表示指示を出力し、表示制御部59に、誤操作が入力されたことを示す画像を表示部161に表示させる。誤操作が入力されたことを示す画像は、「注意:逆方向にフリックされました。」等のエラーメッセージの画像であってもよいし、逆方向を示す矢印の画像であってもよい。また、表示部161に表示されている画像の全体または一部を輝度を一時的に変化させてもよいし、表示部161に表示されている画像の全体または一部の色を一時的に変化させてもよい。さらに、通知部63は、表示制御部59に、誤操作が入力されたことを示す画像を表示させるのに代えて、または、それに加えて、ブザー音などの音を発生するようにしてもよい。
図5は、表示制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。表示制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたフリック操作受付プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図5を参照して、CPU111は、表示部161に画面を表示する。表示部161に表示される画面は、ユーザーにより指示されたデータの画像を含み、ここでは、アドレス帳を表示する画面を表示部161に表示する場合を例に説明する。 次のステップS02においては、変数Cを初期化するために変数Cに「0」を設定する。変数Cは、誤操作と判定されるフリック操作の回数をカウントするための変数である。次のステップS03においては、スクロール方向を検出する。スクロール方向は、表示部161の表示面と、ステップS01において表示部161に表示された画面によって定まる。表示部161に表示された画面が、表示面の長手方向にスクロール可能に表示される場合は、スクロール方向は長手方向である。表示部161に表示された画面が、表示面の短手方向にスクロール可能に表示される場合は、スクロール方向は短手方向である。
次のステップS04においては、ステップS03において検出されたスクロール方向によって処理を分岐させる。スクロール方向が長手方向ならば処理をステップS05に進め、スクロール方向が短手方向ならば処理をステップS06に進める。
ステップS05においては、フリック操作の速度に対する速度用のしきい値TSに第1速度用しきい値TSLを設定するとともに、フリック操作の距離に対する距離用のしきい値TLに第1距離用しきい値TLLを設定し、処理をステップS07に進める。一方、ステップS06においては、フリック操作の速度に対する速度用のしきい値TSに第2速度用しきい値TSSを設定するとともに、フリック操作の距離に対する距離用のしきい値TLに第2距離用しきい値TLSを設定し、処理をステップS07に進める。表示面の長手方向のフリック操作は、短手方向のフリック操作に比較して、早く長いフリック操作が入力される場合が多く、逆に、表示面の短手方向のフリック操作は、長手方向のフリック操作に比較して、早く長いフリック操作を入力しにくいからである。
ステップS07においては、フリック操作を検出したか否かを判断する。フリック操作を検出したならば処理をステップS08に進めるが、そうでなければ処理をステップS17に進める。ステップS17においては、終了操作を受け付けたか否かを判断する。操作部163が備えるハードキー部167が含むハードキーのうち、終了指示が予め割り当てられたハードキーがユーザーにより押下されると、終了操作を受け付ける。終了操作を受け付けたならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS07に戻す。
ステップS08においては、タイマーTの値がしきい値TH以上か否かを判断する。タイマーTは、連続して入力されるフリック操作の間隔を計時する。タイマーTの値がしきい値TH以上ならば処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。ステップS12においては、タイマーTをスタートさせ、処理をステップS13に進める。なお、表示制御処理が開始されてからステップS08が最初に実行される場合は、処理をステップS09に進める。
ステップS09においては、固定方向をリセットし、処理をステップS10に進める。固定方向のリセットは、固定方向が設定されていない状態に設定する。タイマーTがしきい値TH以上の場合は、フリック操作が連続して入力される場合でないと判断し、固定方向をリセットする。そして、タイマーTをスタートさせ(ステップS10)、変数Cを「0」に設定し(ステップS11)、処理をステップS13に進める。
ステップS13においては、誤操作判断処理を実行し、処理をステップS14に進める。誤操作判断処理の詳細は後述するが、ステップS07において検出されたフリック操作が誤操作か否かを判断するする処理であり、誤操作でないと判断する場合にステップS07において検出されたフリック操作を受け付けると判断し、誤操作と判断する場合にステップS07において検出されたフリック操作を無効と判断する。ステップS14においては誤操作判断処理の判断結果によって処理を分岐させる。判断結果がフリック操作を受け付けることを示す場合は、処理をステップS15に進めるが、判断結果がフリック操作を無効とすることを示す場合は、処理をステップS16に進める。
ステップS15においては、スクロール処理を実行し、処理をステップS07に戻す。スクロール処理については周知なので詳細な説明は繰り返さないが、表示部161に表示されている画面、ここではアドレス帳を表示する画面を、ステップS07において検出されたフリック操作の方向に、フリック操作の速度に対応する速度でスクロールさせる。
一方、ステップS16においては、誤操作を通知し、処理をステップS07に戻す。具体的には、誤操作が入力されたことを示す画像を表示部161に表示する。
図6は、誤操作判断処理の流れの一例を示すフローチャートである。誤操作判断処理は、図5のステップS13において実行される処理である。図5のステップS13において誤操作判断処理が実行される前の段階においては、ステップS07においてフリック操作が検出されている。ご操作判断処理は、ステップS07において検出されたフリック操作を処理対象とする。
図6を参照して、CPU111は、固定方向が設定されているか否かを判断する(ステップS21)。固定方向が設定されているならば処理をステップS22に進めるが、そうでなければステップS22をスキップして処理をステップS24に進める。ステップS22においては、処理対象のフリック操作の速度が速度用のしきい値TS以上か否かを判断する。フリック操作の速度が速度用のしきい値TS以上ならば処理をステップS24に進めるが、そうでなければ処理をステップS23に進める。
ステップS23においては、処理対象のフリック操作の距離が距離用のしきい値TL以上か否かを判断する。フリック操作の距離が距離用のしきい値TL以上ならば処理をステップS24に進めるが、そうでなければ処理をステップS25に進める。ステップS24においては、処理対対象のフリック操作の方向を固定方向に設定し、処理をステップS29に進める。
処理がステップS25に進む場合、固定方向が設定されている場合であって、フリック操作の速度が速度用のしきい値TS未満、かつフリック操作の距離が距離用のしきい値TL未満の場合である。ステップS25においては、処理対象のフリック操作の方向が固定方向と同じか否かを判断する。処理対象のフリック操作の方向が固定方向と同じならば処理をステップS29に進めるが、そうでなければ処理をステップS26に進める。
ステップS26においては、変数Cの値を「1」だけインクリメントし、処理をステップS27に進める。ステップS27においては、変数Cの値が「2」と等しいか否かを判断する。変数Cの値が「2」と等しいならば処理をステップS28に進めるが、そうでなければ処理をステップS31に進める。ステップS31においては、処理対象のフリック操作を無効に設定し、処理を表示制御処理に戻す。
ステップS28においては、処理対象のフリック操作の方向を固定方向に設定し、処理をステップS29に進める。
処理がステップS29に進む場合は、固定方向が設定されていない場合、または、固定方向が設定されている場合であって、処理対象のフリック操作の速度が速度用のしきい値TS以上の場合、または、処理対象のフリック操作の距離が距離用のしきい値TL以上の場合、または、処理対象のフリック操作の方向が速度が固定方向と同じ場合である。ステップS29においては、変数Cを「0」に設定し、処理をステップS30に進める。ステップS30においては、処理対象のフリック操作を受け付ける設定にし、処理を表示制御処理に戻す。
このため、しきい値TH未満の間に連続して入力されるフリック操作の方向が異なる場合、ステップS31において後から入力されるフリック操作が無効に設定されるので、同一方向に連続してフリック操作を入力する場合に、指またはスタイラスペンを戻す際に、誤ってタッチパネル165に触れた場合に検出されるフリック操作を無効とする。このため、同一方向に連続してフリック操作を入力する操作を容易にすることができる。
また、同一方向に連続してフリック操作を入力した後に、逆方向に連続してフリック操作が入力する場合、逆方向の最初のフリック操作を無効とするが、逆方向の2回目のフリック操作が受け付けられる。また、逆方向が固定方向に設定されるので、その後に固定方向(逆方向)に連続して入力されるフリック操作が受け付けられる。このため、同一方向に連続してフリック操作を入力した後に、フリック操作の方向を逆方向に変更する操作を容易にすることができる。なお、逆方向のフリック操作を連続して3回以上受け付ける場合に、具約方向のフリック操作を受け付けるようにしてもよい。この場合には、ステップS27において変数Cと比較するしきい値を、3以上に設定すればよい。
さらに、同一方向に連続してフリック操作を入力した後に、逆方向に速度用のしきい値TS以上の速さのフリック操作を入力する場合、または、逆方向に距離用のしきい値TL以上の距離のフリック操作を入力する場合、逆方向のフリック操作が受け付けられる。このため、同一方向に連続してフリック操作を入力した後に、フリック操作の方向を逆方向に変更する操作を容易にすることができる。
以上説明したように本実施の形態におけるMFP100は、画像形成装置として機能し、フリック操作の方向に基づいて固定方向を決定し、固定方向が決定された後に検出される処理対象のフリック操作の方向が固定方向と異なる場合、処理対象のフリック操作を無効にする。このため、連続して同一方向のフリック操作を入力する場合における反対方向のフリック操作を誤操作と判断することができ、連続して同一方向に入力するフリック操作を容易にすることができる。
また、固定方向が決定されている場合であって、処理対象のフリック操作の直前に検出された処理済のフリック操作が無効にされており、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、処理対象のフリック操作の方向で固定方向を更新する。このため、固定方向と異なる方向のフリック操作が連続する場合に固定方向が更新されるので、ユーザーは、固定方向と逆方向のフリック操作を連続して入力する容易な操作で、逆方向のフリック操作に切り換えることができる。
また、固定方向が決定されている場合であって、処理対象のフリック操作の速度が速度用のしきい値TS以上であり、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、処理対処のフリック操作の方向で固定方向を更新する。このため、速度が速度用のしきい値TS以上で固定方向と異なるフリック操作を入力する簡単な操作で、逆方向のフリック操作に切り換えることができる。
また、固定方向が決定されている場合であって、処理対象のフリック操作の距離が距離用のしきい値TL以上であり、かつ、処理対象のフリック操作の方向が固定方法と異なる場合、処理対処のフリック操作の方向で固定方向を更新する。このため、距離が距離用のしきい値TL以上で固定方向と異なるフリック操作を入力する簡単な操作で、逆方向のフリック操作に切り換えることができる。
また、画面を表示部161に、長手方向にスクロール可能に表示されている場合と、短手方向にスクロール可能に表示されている場合とで、速度用のしきい値TSと距離用のしきい値TLが異なるので、逆方向のフリック操作に切り換える操作を検出する精度を向上させることができる。
また、フリック操作が無効にされる場合に文字、画像または音声で、ユーザーに通知するので、ユーザーは、フリック操作が無効にされたことを知ることができる。
さらに、タッチパネル165、MFP100の本体の上面に設けられ、ユーザーの手の位置とタッチパネル165の位置との相対的な位置の変更の自由度が少ない装置において、連続して入力するフリック操作を容易にすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像形成装置の一例としてMFP100について説明したが、画像形成装置としては、フリック操作を受け付けることができる装置であれば、プリンター、ファクシミリ等であってもよい。また、図5および図6に示した表示制御処理を、MFP100に実行させるフリック操作受付方法、また、そのフリック操作受付方法をMFP100が備えるCPU111に実行させるためのフリック操作受付プログラムとして、発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP、51 フリック操作検出部、53 方向決定部、55 誤操作検出部、57 フリック操作受付部、59 表示制御部、61 しきい値変更部、63 通知部、65 方向検出部、67 速度検出部、69 距離検出部、71 決定前決定部、73 連続更新部、75 操作量更新部、77 速度比較部、79 距離比較部、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 ハードキー部、165 タッチパネル、167 ハードキー部。

Claims (10)

  1. タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出手段と、
    前記フリック操作検出手段により検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定手段と、
    前記方向決定手段により前記固定方向が決定された後に、前記フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の方向が前記固定方向と異なる場合、前記処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出手段と、を備えた画像形成装置。
  2. 前記方向決定手段は、固定方向が決定されていない場合は、前記フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の方向を前記固定方向に決定する決定前決定手段と、
    前記固定方向が決定されている場合であって、前記フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の直前に前記フリック操作検出手段により検出された処理済のフリック操作が前記フリック操作無効手段により無効にされており、かつ、当該処理対象のフリック操作の方向が前記固定方法と異なる場合、当該処理対象のフリック操作の方向で前記固定方向を更新する連続更新手段と、を含む画像形成装置。
  3. 前記方向決定手段は、前記固定方向が決定されている場合であって、前記フリック操作検出手段により検出される処理対象のフリック操作の操作量がしきい値以上であり、かつ、前記処理対象のフリック操作の方向が前記固定方法と異なる場合、当該処理対処のフリック操作の方向で前記固定方向を更新する操作量更新手段を、さらに含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 画面を第1の方向と、前記第1の方向と交わる第2の方向とのいずれかにスクロール表示可能な表示制御手段と、
    前記表示制御手段によって画面が前記第1の方向にスクロール可能に表示されている場合と、前記表示制御手段によって画面が前記第2の方向にスクロール可能に表示されている場合とで、前記しきい値を異ならせるしきい値変更手段と、をさらに備えた請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記フリック操作検出手段は、前記フリック操作の速度を検出する速度検出手段を含み、
    前記操作量更新手段は、前記速度検出手段により検出された速度を速度用のしきい値と比較する速度比較手段を含む、請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記フリック操作検出手段は、前記フリック操作の距離を検出する距離検出手段を含み、
    前記操作量更新手段は、前記距離検出手段により検出された距離を距離用のしきい値と比較する距離比較手段を含む、請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記誤操作検出手段によりフリック操作が無効にされる場合にユーザーに通知する通知手段を、さらに備えた請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記タッチパネルは、前記画像形成装置の本体の上面に設けられる、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. タッチパネルを備えた画像形成装置で実行されるフリック操作受付方法であって、
    前記タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出ステップと、
    前記フリック操作検出ステップにおいて検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定ステップと、
    前記方向決定ステップにおいて前記固定方向が決定された後に、前記フリック操作検出ステップにおいて検出される処理対象のフリック操作の方向が前記固定方向と異なる場合、前記処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出ステップと、を含むフリック操作受付方法。
  10. タッチパネルを備えた画像形成装置を制御するコンピューターで実行されるフリック操作受付プログラムであって、
    前記タッチパネルに入力されるフリック操作を検出するフリック操作検出ステップと、
    前記フリック操作検出ステップにおいて検出されるフリック操作の方向に基づいて固定方向を決定する方向決定ステップと、
    前記方向決定ステップにおいて前記固定方向が決定された後に、前記フリック操作検出ステップにおいて検出される処理対象のフリック操作の方向が前記固定方向と異なる場合、前記処理対象のフリック操作を無効にする誤操作検出ステップと、を前記コンピューターに実行させるフリック操作受付プログラム。
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