JP2004355426A - タッチパネル操作性向上ソフトウェア及び端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルへの入力を指で行う際、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐソフトウェア及びそれを搭載したタッチパネル端末を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明では、閾値を設け、その閾値の範囲以内の局所的な移動の場合は指でのタッチとみなすことにより、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐ。この閾値は操作特性情報データベースに保存されている。論理位置情報出力制御部では、入力論理座標がこの値の範囲内にある場合は、出力をしない制御をすることにより、閾値の範囲以内の局所的な移動が起こらないようにする。
また、ユーザ毎の操作特性に対応した閾値を持っている操作特性情報データベースの更新手段として、入力論理座標情報の履歴を保存し統計処理を行い操作特性に対応する閾値を学習する、位置統計情報処理部と操作特性学習部を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明では、閾値を設け、その閾値の範囲以内の局所的な移動の場合は指でのタッチとみなすことにより、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐ。この閾値は操作特性情報データベースに保存されている。論理位置情報出力制御部では、入力論理座標がこの値の範囲内にある場合は、出力をしない制御をすることにより、閾値の範囲以内の局所的な移動が起こらないようにする。
また、ユーザ毎の操作特性に対応した閾値を持っている操作特性情報データベースの更新手段として、入力論理座標情報の履歴を保存し統計処理を行い操作特性に対応する閾値を学習する、位置統計情報処理部と操作特性学習部を有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタッチパネルのユーザ毎の操作性を向上させるソフトウェア及びそれを搭載する端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動券売機やATM等の、入力領域が決まっているタッチパネルを備えた機器においては、下記の特許文献1に示すように、入力領域の周辺についての統計情報をとり、入力領域を更新することにより操作性を向上させることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−312475号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
タッチパネルへの入力を指で行う場合、入力領域があらかじめ決まっておりドラッグ機能がない場合には入力領域内のどの点への入力があっても、入力と認められる。しかし不特定の入力領域があり、画面上の対象領域のドラッグ機能を有する場合、指でのタッチが、ペン入力のように1点へのはっきりした接触ではなく、接触している部分が広いためユーザがタップを意図してタッチ入力を行っても、タッチパネルデバイス上では複数の座標へのタッチと認識され、ドラッグ動作をしてしまう。
【0005】
このようなユーザにとっての誤動作を防ぐソフトウェア及びそれを搭載したタッチパネル端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ドラッグ&ドロップ機能を有したソフトウェアが搭載されており指で入力することのできるタッチパネル端末において、ユーザの意図しないドラッグ動作を起こさない手段を提供する。
【0007】
まずタッチパネルからの入力を物理位置情報として認識する物理位置情報取得部により、物理座標を得る。物理座標は、2次元の座標空間で表される仮想空間上の論理座標に変換される。この処理を行うのが位置情報変換処理部である。従来のタッチパネル端末の処理によれば位置情報変換処理部によって変換された論理座標を、仮想空間上に適用し仮想空間内の論理座標位置における処理が行われる。
【0008】
通常はタッチにより、座標ポインタ位置が変更される。その座標位置にソフトウェアのボタンや入力エリアがあった場合には、それらの機能に伴った処理が行われることになる。また、ソフトウェアがドラッグ&ドロップ機能を有しており、ドラッグ&ドロップ機能によって移動させることができるソフトウェア部品領域が、その論理座標位置にあった場合は移動対象となる。そして連続した座標位置へのタッチパネルの入力に伴いそのソフトウェア部品領域は移動される。
【0009】
ここで指でタッチした場合、タッチパネルへの入力が1点への入力ではなく、連続した複数の点への入力となる。このときに入力のあった座標位置にドラッグ&ドロップの対象となるソフトウェア部品があるとソフトウェア部品領域の移動が起こる。この場合の移動は、指の幅より狭い範囲での局所的な移動である。
【0010】
本発明では、閾値を設け、その閾値の範囲以内の局所的な移動の場合は指でのタッチとみなすことにより、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐ。この閾値は操作特性情報データベースに保存されており、操作特性に対応した値を持っている。論理位置情報出力制御部では、入力論理座標がこの値の範囲内にある場合は、出力をしない制御をすることにより、閾値の範囲以内の局所的な移動が起こらないようにする。
【0011】
また、ユーザ毎の操作特性に対応した閾値を持っている操作特性情報データベースの更新手段として、入力論理座標情報の履歴を保存し統計処理を行い操作特性に対応する閾値を学習する、位置統計情報処理部と操作特性学習部を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
本発明は、操作特性データを持ちそれを閾値として、タッチパネルデバイスへの入力から出力を制御するソフトウェアとそのソフトウェアを搭載している端末に関する。図1は操作特性データによる出力制御をするソフトウェアの構成、図2はそのフローチャートを示す。
【0014】
ソフトウェアは、タッチパネルデバイスへの入力から物理座標を検出する物理位置情報取得部11と、検出された物理座標を論理座標に変換する位置情報変換処理部12と、出力を制御するためのデータを保持している操作特性情報データベース14と出力を制御する論理位置情報出力制御部13から構成される。
【0015】
ユーザのタッチパネルデバイス押下(21)があると、物理位置情報取得部11がタッチ位置の物理座標を検出(22)する。これは、通常2次元の座標平面上の座標値になる。検出された物理座標は、位置情報変換処理部12に渡され、物理座標から論理座標に変換される(23)。論理座標とは、2次元の座標平面で表される平面内の座標であり、ソフトウェアが動作する基本となる座標である。従来のタッチパネル装置の動作としては、この変換された論理座標位置に論理空間上でのイベントが発生する。しかし、本発明ではここで論理位置情報出力制御部13にて操作特性情報データベース14から、出力を制御する閾値データを得て(24)、入力論理座標が閾値データの範囲以内かどうかを判定し(25)、範囲以内の時にはイベントを発生しない(26)ことで出力を制御する。入力され変換された論理座標が、閾値の範囲を越えたときに、その論理座標位置でイベントを発生させ、物理座標に変換し出力を行う(27)。
【0016】
このような操作特性データによる出力制御により、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐことができる。
【0017】
前記、操作特性データを学習によって自動的に獲得する方法を以下に記述する。図3はソフトウェアの構成、図4はそのフローチャートを示す。
【0018】
操作特性データを学習によって自動的に獲得するソフトウェアは、操作特性データの候補となる入力された座標の履歴情報を処理する位置統計情報処理部31と、これらの履歴情報を保存している位置統計情報データベース32と、履歴情報から操作特性データを得る操作特性学習部33から構成される。
【0019】
位置統計情報データベース32に、論理座標の履歴情報を保存し、所定範囲以内への入力が繰り返される場合は、ユーザの意図しないドラッグが起こっていると仮定し、それを操作特性データの候補とすることにより学習を行う。
【0020】
図5にユーザの意図しないドラッグが起こっていると仮定される状況を示す。(a)は上から見た図、(b)は横から見た図である。点Aが本来ユーザがタップしたかったポイントとする。ユーザは点Aをタッチしているつもりでも、指が触れている点Aから点Bへのドラッグ動作が起こる。ドラッグ動作が起こった場合、ユーザは再度、点Aへのタッチを試みる。図4の41から47がその時の処理のフローを示す。既に位置統計情報データベース32には直前の入力論理座標の履歴が保存されており、ユーザがタッチパネルデバイスを押下する(41)。物理位置情報取得部11にて指がタッチパネルデバイスに接触されている1点が検出される(42)。位置情報変換処理部12にて検出された点の物理座標を論理座標に変換する(43)。位置統計情報データベース32に保存されている履歴情報から直前の入力論理座標を得る。点Aへのタッチが再度行われているかどうかを所定範囲以内への論理座標位置への入力かどうかで判定する(45)。検出され変換された論理座標値が直前の入力論理座標値から所定の範囲以内の値であれば、現在の入力をやり直しタッチ入力とみなし位置統計情報データベース32の履歴に論理座標値を加える。この一連の処理は位置統計情報処理部31にて行われる。こうして位置統計情報データベース32に、入力論理座標の履歴を蓄える。
【0021】
入力論理座標値が所定範囲を外れたときには、ユーザは点Aへのタップから次の操作に移っているものとし、位置統計情報データベースに保存されている入力論理座標の履歴から、操作特性学習部33にて操作特性データの候補となる値を計算する(46)。このとき位置統計情報データベース32には、複数のやり直し入力の座標値の履歴が保存されている。これらの履歴から、やり直し入力される座標値の範囲を計算し、得られた範囲を閾値として操作特性データベース14に保存する。
【0022】
また、ユーザ毎に操作特性データを持ち、ユーザ属性によって適用する閾値を変更することで、よりきめ細かな操作性の向上をはかることもできる。図6にこの実施例の概略構成図を示す。図1の操作特性情報データベースの各データにユーザ属性をつけたものであり、ユーザ毎に適用する閾値データが保存されている。処理のフローは図2で示されたものと同様であり、処理26にて、ユーザ属性によって、適用する閾値を変更するという処理が追加される。この実施例によりユーザの操作特性により動作を変えることができ、よりユーザの特徴に適した動作をさせることができる。
【0023】
また、実行されるアプリケーション毎に操作特性データを持ち、適用する操作特性データを変更することにより、さらにアプリケーションの特徴に応じた動作をさせることもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明により、タッチパネルへの指での入力時にもユーザの意図しないドラッグ&ドロップを起こさず、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウェアの概略構成図である。
【図2】本発明のソフトウェアのフローチャートである。
【図3】本発明の操作特性学習部の概略構成図である。
【図4】本発明の操作特性学習部のフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の一例の状況を示す図である。
【図6】本発明の実施形態の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
11…物理位置情報取得部、12…位置情報変換処理部、13…論理位置情報出力制御部、14…操作特性情報データベース。
【発明の属する技術分野】
本発明はタッチパネルのユーザ毎の操作性を向上させるソフトウェア及びそれを搭載する端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動券売機やATM等の、入力領域が決まっているタッチパネルを備えた機器においては、下記の特許文献1に示すように、入力領域の周辺についての統計情報をとり、入力領域を更新することにより操作性を向上させることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−312475号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
タッチパネルへの入力を指で行う場合、入力領域があらかじめ決まっておりドラッグ機能がない場合には入力領域内のどの点への入力があっても、入力と認められる。しかし不特定の入力領域があり、画面上の対象領域のドラッグ機能を有する場合、指でのタッチが、ペン入力のように1点へのはっきりした接触ではなく、接触している部分が広いためユーザがタップを意図してタッチ入力を行っても、タッチパネルデバイス上では複数の座標へのタッチと認識され、ドラッグ動作をしてしまう。
【0005】
このようなユーザにとっての誤動作を防ぐソフトウェア及びそれを搭載したタッチパネル端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ドラッグ&ドロップ機能を有したソフトウェアが搭載されており指で入力することのできるタッチパネル端末において、ユーザの意図しないドラッグ動作を起こさない手段を提供する。
【0007】
まずタッチパネルからの入力を物理位置情報として認識する物理位置情報取得部により、物理座標を得る。物理座標は、2次元の座標空間で表される仮想空間上の論理座標に変換される。この処理を行うのが位置情報変換処理部である。従来のタッチパネル端末の処理によれば位置情報変換処理部によって変換された論理座標を、仮想空間上に適用し仮想空間内の論理座標位置における処理が行われる。
【0008】
通常はタッチにより、座標ポインタ位置が変更される。その座標位置にソフトウェアのボタンや入力エリアがあった場合には、それらの機能に伴った処理が行われることになる。また、ソフトウェアがドラッグ&ドロップ機能を有しており、ドラッグ&ドロップ機能によって移動させることができるソフトウェア部品領域が、その論理座標位置にあった場合は移動対象となる。そして連続した座標位置へのタッチパネルの入力に伴いそのソフトウェア部品領域は移動される。
【0009】
ここで指でタッチした場合、タッチパネルへの入力が1点への入力ではなく、連続した複数の点への入力となる。このときに入力のあった座標位置にドラッグ&ドロップの対象となるソフトウェア部品があるとソフトウェア部品領域の移動が起こる。この場合の移動は、指の幅より狭い範囲での局所的な移動である。
【0010】
本発明では、閾値を設け、その閾値の範囲以内の局所的な移動の場合は指でのタッチとみなすことにより、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐ。この閾値は操作特性情報データベースに保存されており、操作特性に対応した値を持っている。論理位置情報出力制御部では、入力論理座標がこの値の範囲内にある場合は、出力をしない制御をすることにより、閾値の範囲以内の局所的な移動が起こらないようにする。
【0011】
また、ユーザ毎の操作特性に対応した閾値を持っている操作特性情報データベースの更新手段として、入力論理座標情報の履歴を保存し統計処理を行い操作特性に対応する閾値を学習する、位置統計情報処理部と操作特性学習部を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
本発明は、操作特性データを持ちそれを閾値として、タッチパネルデバイスへの入力から出力を制御するソフトウェアとそのソフトウェアを搭載している端末に関する。図1は操作特性データによる出力制御をするソフトウェアの構成、図2はそのフローチャートを示す。
【0014】
ソフトウェアは、タッチパネルデバイスへの入力から物理座標を検出する物理位置情報取得部11と、検出された物理座標を論理座標に変換する位置情報変換処理部12と、出力を制御するためのデータを保持している操作特性情報データベース14と出力を制御する論理位置情報出力制御部13から構成される。
【0015】
ユーザのタッチパネルデバイス押下(21)があると、物理位置情報取得部11がタッチ位置の物理座標を検出(22)する。これは、通常2次元の座標平面上の座標値になる。検出された物理座標は、位置情報変換処理部12に渡され、物理座標から論理座標に変換される(23)。論理座標とは、2次元の座標平面で表される平面内の座標であり、ソフトウェアが動作する基本となる座標である。従来のタッチパネル装置の動作としては、この変換された論理座標位置に論理空間上でのイベントが発生する。しかし、本発明ではここで論理位置情報出力制御部13にて操作特性情報データベース14から、出力を制御する閾値データを得て(24)、入力論理座標が閾値データの範囲以内かどうかを判定し(25)、範囲以内の時にはイベントを発生しない(26)ことで出力を制御する。入力され変換された論理座標が、閾値の範囲を越えたときに、その論理座標位置でイベントを発生させ、物理座標に変換し出力を行う(27)。
【0016】
このような操作特性データによる出力制御により、ユーザの意図しないドラッグ動作を防ぐことができる。
【0017】
前記、操作特性データを学習によって自動的に獲得する方法を以下に記述する。図3はソフトウェアの構成、図4はそのフローチャートを示す。
【0018】
操作特性データを学習によって自動的に獲得するソフトウェアは、操作特性データの候補となる入力された座標の履歴情報を処理する位置統計情報処理部31と、これらの履歴情報を保存している位置統計情報データベース32と、履歴情報から操作特性データを得る操作特性学習部33から構成される。
【0019】
位置統計情報データベース32に、論理座標の履歴情報を保存し、所定範囲以内への入力が繰り返される場合は、ユーザの意図しないドラッグが起こっていると仮定し、それを操作特性データの候補とすることにより学習を行う。
【0020】
図5にユーザの意図しないドラッグが起こっていると仮定される状況を示す。(a)は上から見た図、(b)は横から見た図である。点Aが本来ユーザがタップしたかったポイントとする。ユーザは点Aをタッチしているつもりでも、指が触れている点Aから点Bへのドラッグ動作が起こる。ドラッグ動作が起こった場合、ユーザは再度、点Aへのタッチを試みる。図4の41から47がその時の処理のフローを示す。既に位置統計情報データベース32には直前の入力論理座標の履歴が保存されており、ユーザがタッチパネルデバイスを押下する(41)。物理位置情報取得部11にて指がタッチパネルデバイスに接触されている1点が検出される(42)。位置情報変換処理部12にて検出された点の物理座標を論理座標に変換する(43)。位置統計情報データベース32に保存されている履歴情報から直前の入力論理座標を得る。点Aへのタッチが再度行われているかどうかを所定範囲以内への論理座標位置への入力かどうかで判定する(45)。検出され変換された論理座標値が直前の入力論理座標値から所定の範囲以内の値であれば、現在の入力をやり直しタッチ入力とみなし位置統計情報データベース32の履歴に論理座標値を加える。この一連の処理は位置統計情報処理部31にて行われる。こうして位置統計情報データベース32に、入力論理座標の履歴を蓄える。
【0021】
入力論理座標値が所定範囲を外れたときには、ユーザは点Aへのタップから次の操作に移っているものとし、位置統計情報データベースに保存されている入力論理座標の履歴から、操作特性学習部33にて操作特性データの候補となる値を計算する(46)。このとき位置統計情報データベース32には、複数のやり直し入力の座標値の履歴が保存されている。これらの履歴から、やり直し入力される座標値の範囲を計算し、得られた範囲を閾値として操作特性データベース14に保存する。
【0022】
また、ユーザ毎に操作特性データを持ち、ユーザ属性によって適用する閾値を変更することで、よりきめ細かな操作性の向上をはかることもできる。図6にこの実施例の概略構成図を示す。図1の操作特性情報データベースの各データにユーザ属性をつけたものであり、ユーザ毎に適用する閾値データが保存されている。処理のフローは図2で示されたものと同様であり、処理26にて、ユーザ属性によって、適用する閾値を変更するという処理が追加される。この実施例によりユーザの操作特性により動作を変えることができ、よりユーザの特徴に適した動作をさせることができる。
【0023】
また、実行されるアプリケーション毎に操作特性データを持ち、適用する操作特性データを変更することにより、さらにアプリケーションの特徴に応じた動作をさせることもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明により、タッチパネルへの指での入力時にもユーザの意図しないドラッグ&ドロップを起こさず、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウェアの概略構成図である。
【図2】本発明のソフトウェアのフローチャートである。
【図3】本発明の操作特性学習部の概略構成図である。
【図4】本発明の操作特性学習部のフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の一例の状況を示す図である。
【図6】本発明の実施形態の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
11…物理位置情報取得部、12…位置情報変換処理部、13…論理位置情報出力制御部、14…操作特性情報データベース。
Claims (4)
- タッチパネルからの入力を物理位置情報として認識する物理位置情報取得部と、物理位置情報を2次元の座標空間で表される仮想空間上の論理位置情報に変換する位置情報変換処理部と、ユーザ毎の操作特性に対応した閾値の操作特性情報データベースと、前記操作特性情報データベースの情報により論理位置情報の出力を制御する論理位置情報出力制御部とを備えるソフトウェア。
- 請求項1記載の、物理位置情報取得部と、位置情報変換処理部と、入力され論理位置情報に変換された位置情報を統計的に処理する位置統計情報処理部と、前記位置統計情報処理部により操作特性情報データベースの更新を行う操作特性学習部とを備えるソフトウェア。
- 請求項1記載のソフトウェアを搭載することを特徴とするタッチパネル端末。
- 請求項2記載のソフトウェアを搭載することを特徴とするタッチパネル端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153708A JP2004355426A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | タッチパネル操作性向上ソフトウェア及び端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153708A JP2004355426A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | タッチパネル操作性向上ソフトウェア及び端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004355426A true JP2004355426A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34048559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153708A Pending JP2004355426A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | タッチパネル操作性向上ソフトウェア及び端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004355426A (ja) |
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-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003153708A patent/JP2004355426A/ja active Pending
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