JP2011090462A - タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム - Google Patents

タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011090462A
JP2011090462A JP2009242665A JP2009242665A JP2011090462A JP 2011090462 A JP2011090462 A JP 2011090462A JP 2009242665 A JP2009242665 A JP 2009242665A JP 2009242665 A JP2009242665 A JP 2009242665A JP 2011090462 A JP2011090462 A JP 2011090462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
touch panel
distance
indicated
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009242665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5471286B2 (ja
Inventor
Akitomo Oba
昭知 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009242665A priority Critical patent/JP5471286B2/ja
Publication of JP2011090462A publication Critical patent/JP2011090462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5471286B2 publication Critical patent/JP5471286B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 指示物体の指示位置の計測値を統計処理して指示位置を算出することによる効果を得ながら、その統計処理に因る指示位置検知性能低下の問題を防止する。
【解決手段】 距離算出部2と、指示位置確定部3とを備える。距離算出部2は、タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する。指示位置確定部3は、計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。また、指示位置確定部3は、計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラムに関するものである。
近年、携帯型電話機や、パーソナルコンピュータや、ゲーム機等の各種電子機器のなかに、タッチパネルが装備されているものがある。タッチパネルとは、電子機器の表示画面に設けられた入力インターフェースである。電子機器は、タッチパネルを利用することによって、指やスタイラスペン等の所定の指示物体が指し示した表示画面の位置を検知することができる。これにより、例えば、電子機器は、前記指示物体がなぞった表示画面上の軌跡を当該表示画面に表示させることができる。また、電子機器は、表示画面に表示されているアイコンが前記指示物体で指し示されたときに、そのアイコンで示されている動作を行うことができる。
ところで、タッチパネルを利用して表示画面上における指示物体の指示位置を検知する手法として、次のようなものがある(例えば特許文献1参照)。例えば、所定の時間間隔毎に、表示画面上における指示物体の指示位置をタッチパネルにより計測し、今回の計測位置と前回の計測位置というような複数の計測位置に基づいた平均化処理を行う。この処理により得られた位置を指示物体の指示位置として検知する。このような処理により、手書きによる手ぶれや、表示画面を形成する装置の電気回路からのノイズ等の外乱に起因した問題を防止しようとしている。
特開平11−272413号公報 特開2003−84913号公報 特開2002−287888号公報 特開2001−282449号公報
しかしながら、上記のように平均化処理によって得られた位置を指示物体の指示位置として検知すると、次のような問題が生じることが分かった。すなわち、例えば図7に示されるような2本の指示物体である指60a,60bが交互に、タッチパネルを備えた表示画面61を連打しているとする。このような場合に、前回と今回の一方の計測の指示位置は指60aによるものであり、他方の計測の指示位置は指60bによるものとなることがある。つまり、今回計測の指示位置が例えば図7に示されるS(t)であるのに対し、前回計測の指示位置がS(t-1)であるという事態が生じることがある。このような場合には、今回と前回の計測の指示位置に基づいた平均化処理を行って指示位置を算出すると、図7に示されるP(t)の位置、つまり、指60a,60bが指示していない位置が指示位置として算出されることになる。
このような事態発生によって、指示物体の指示位置の検知精度に対する信頼性が落ちるという問題が生じる。また、指示されていない場所が指示されたと検知されるので、電子機器の利用者が指示しなかったアイコンが指示されたと判断され、これにより、電子機器の利用者が要求していない動作を電子機器が行ってしまうという問題が生じる虞がある。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、指示物体の指示位置の計測値を統計処理して指示位置を算出することによる効果を得ながら、その統計処理に因る指示位置検知性能低下の問題を防止できるタッチパネルの指示位置計算装置等を提供することにある。
本発明のタッチパネルの指示位置計算装置は、
タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する距離算出部と、
前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力し、前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する指示位置確定部と、
を備えている。
本発明のタッチパネル装置は、上記タッチパネルの指示位置計算装置を備えている。
本発明の電子機器は、上記タッチパネル装置を備えている。
本発明のタッチパネルの指示位置計算方法は、
タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出し、
前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力し、
前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。
本発明のプログラムは、
タッチパネルの指示位置計算装置に、
タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する機能と、
前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力し、前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する機能と、
を持たせる。
本発明によれば、指示物体の指示位置の計測値を統計処理して指示位置を算出することによる効果を得ながら、その統計処理に因る指示位置検知性能低下の問題を防止できる。
第1実施形態を説明するための図である。 第2実施形態における制御構成を説明するためのブロック図である。 タッチパネルの一例を説明するための図である。 第2実施形態における指示物体の指示位置の計算手法を説明するための図である。 第2実施形態における指示物体の指示位置の計算動作の一例を説明するためのフローチャートである。 さらに、別の指示位置の計算動作例を説明するためのフローチャートである。 指示位置の計測値を統計処理することにより発生する問題を説明するための図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1(a)に示されるように、第1実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置1は、距離算出部2と、指示位置確定部3とを備えている。その距離算出部2は、タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する機能を備えている。
指示位置確定部3は、所定のしきい値に対する前記計測変位量の大小関係に応じて、今回計測時点での指示位置を確定する機能を備えている。つまり、指示位置確定部3は、前記計測変位量が前記しきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。また、指示位置確定部3は、前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。
この第1実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置1は、次のようにして、タッチパネルの指示位置を算出する。すなわち、タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する(図1(b)に示されるステップS1参照)。その後、前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。あるいは、前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する(ステップS2参照)。
第1実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置1には、例えば、当該装置1を上記のように動作させるための図1(c)に示されるようなプログラム5が格納されている。この第1実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置1は、プログラム5に基づいて動作することによって、上記のように確定指示位置情報を出力する。
この第1実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置1は、上記のように、前回計測に対する今回計測の計測変位量の大きさに基づいて指示位置を確定しているので、次のような効果を得ることができる。つまり、前回計測に対する今回計測の指示物体の計測の指示位置変位(つまり、計測変位量)は、指示物体が例えばユーザの意志でもって変位したことによるものばかりでなく、例えば指示物体の微妙な揺れや電気回路からのノイズ等の影響に因る場合がある。指示物体が例えばユーザの意志でもって変位していないのにも拘わらず、指示物体の微妙な揺れや外乱等に因って指示物体の指示位置が変位しているように見える結果を出力してしまうと、不都合が生じる虞がある。そのような不都合は、上記したように指示物体の微妙な揺れや外乱等に因って指示物体が変位しているように見える場合に生じ、その変位量は小さい。このことから、この第1実施形態では、前回計測に対する今回計測の指示物体の計測の指示位置変位が小さい場合、つまり、しきい値未満の場合には、前記統計処理による算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。これにより、上記のような不都合を緩和できる。
さらに、計測変位量が大きい場合に、上記のような統計処理により指示物体の指示位置を算出すると、指示物体の指示位置の検知性能を低下させてしまう問題が生じる。このことから、計測変位量が大きい場合、つまり、計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、統計処理を行わず計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する。これにより、統計処理に起因した問題を防止することができる。
すなわち、この第1実施形態では、指示物体の指示位置の計測値を統計処理して指示位置を算出することによる効果を得ながら、その統計処理に因る指示位置検知性能低下の問題を防止できるという効果を得ることができる。
この第1実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置1は、図1(d)に示されるように、タッチパネル装置7に組み込まれ、当該タッチパネル装置7を構成することができる。そのタッチパネル装置7は、タッチパネルの指示位置計算装置1が組み込まれているため、その指示位置計算装置1が得られる効果と同様の効果を得ることができる。
さらに、このタッチパネル装置7は、図1(e)に示されるように、電子機器8に組み込まれ、電子機器8を構成することができる。当該電子機器8は、タッチパネル装置7、つまり、タッチパネルの指示位置計算装置1が組み込まれている。このため、電子機器8は、タッチパネル装置7を利用した操作の応答に対する信頼性を高めることができる。
(第2実施形態)
以下に、第2実施形態を説明する。
図2に示されるように、この第2実施形態のタッチパネルの指示位置計算装置10は、計測情報取得部11と、距離算出部12と、統計処理部13と、記憶部14と、指示位置確定部15とを備えている。これにより、この指示位置計算装置10は、タッチパネル20から取得する情報に基づいて、タッチパネル20における指示物体の指示位置を算出する機能を備えている。この第2実施形態では、タッチパネル20は、静電容量式のものである。静電容量式のタッチパネルは、ITO(Indium-Tin-Oxide)等の透明な電極を含むものである。例えば、図3の断面図に示されるように、タッチパネル20は、液晶画面等の表示画面21上に配置され、さらにその上側に、ガラスやプラスチック等の透明部材(スクリーン)22が積層配置される。その透明部材22によって、タッチパネル20は保護される。静電容量式のタッチパネルは、その表面全体に低圧の電界を形成し、指示物体である例えば指23が指示した部分の表面電荷の変化に基づいて、指23の指示位置を検出するタイプのものである。
この第2実施形態における指示位置計算装置10は、上記のようなタッチパネル20と共に、タッチパネル装置を構成する。そのタッチパネル装置は、液晶画面等の表示手段を備えた電子機器である例えば携帯型電話機や、ゲーム機や、パーソナルコンピュータや、自動券売機や、現金自動預け払い機等に組み込まれ、表示手段と共に情報入力部として機能する。
以下に、指示位置計算装置10における前述したような各構成部11〜15の機能について説明する。なお、指示位置計算装置10は、図2に示されるようなプログラム16を記憶部14に保持している。当該プログラム16は、指示位置計算装置10に、各構成部11〜15の以下に述べる機能を持たせるためのものである。換言すれば、指示位置計算装置10は、プログラム16に従って動作することにより、各構成部11〜15の機能を持つことができる。
指示位置計算装置10の計測情報取得部11は、タイマ等の時間計測手段(図示せず)から得られる情報に基づいて、所定の時間間隔Δt(例えば、0.025sec)毎に、タッチパネル20から出力される信号を取り込む機能を備えている。そのタッチパネル20から取り込んだ信号に基づいて、タッチパネル20の表面における静電容量分布を得ることができる。例えば、図4(a)に示されるようなタッチパネル面25におけるA領域が指23によって指し示された場合には、その指示部分(A領域)の静電容量が所定の基準静電容量から変化する。この静電容量の変化を利用して、指23による指示の有無を検知することができる。この第2実施形態では、計測情報取得部11は、上記のように取り込んだタッチパネル20の信号に基づいて指23による指示を検知した場合には、その指示部分における所定の位置Kを算出する機能を備えている。例えば、その算出する位置Kが指示部分の中心位置であると定められている場合には、計測情報取得部11は、前記静電容量の最も変化の大きい部分を指示部分における中心位置として算出する。この第2実施形態では、タッチパネル面25をX−Y平面とし、その中心位置は、X−Y平面における指示位置Kを表すX座標とY座標により示される。つまり、計測情報取得部11は、タッチパネル20からの信号に基づいて指示物体の指示位置の計測座標を算出する。
さらに、計測情報取得部11は、その算出により取得した計測座標の情報(計測情報)を、今回計測時点を表す時間情報に対応させて記憶部14に格納する機能を備えている。
距離算出部12は、計測情報取得部11の動作情報に基づいて、計測情報取得部11が指示位置の計測座標を算出したことを検知する度に、その計測座標の情報を計測情報取得部11又は記憶部14から取り込む機能を備えている。さらに、距離算出部12は、その今回計測の指示座標の情報を取り込むと共に、図4(b)に示されるような前回計測の指示座標K-Δtの情報(計測情報)を記憶部14から取り込む機能を備えている。さらに、距離算出部12は、それら取り込んだ情報に基づいて、今回計測の指示位置と、前回計測の指示位置との距離(計測変位量)Lを算出する機能を備えている。具体的には、今回計測の計測座標を(X(T),Y(T))とし、前回計測の計測座標を(X(T-Δt),Y(T-Δt))とした場合に、次に示す数式(1)に従って、距離算出部12は、距離Lを算出する。
L=√((X(T)−X(T-Δt))2+(Y(T)−Y(T-Δt))2)・・・・・(1)
統計処理部13は、計測時点が異なる複数の計測座標を利用した所定の統計処理を行う機能を備えている。この第2実施形態では、統計処理部13は、計測情報取得部11の動作情報に基づいて、計測情報取得部11が指示位置の計測座標を算出したことを検知する度に、前記統計処理を行う。その統計処理とは、この第2実施形態では、今回の計測時点Tでの計測座標と、前回の計測時点T-Δtでの計測座標とを利用した平均化処理である。すなわち、統計処理部13は、計測座標のX座標に関し、以下に示す数式(2)に従ってX座標の平均化処理を行って、統計処理後のX座標Xavを算出する。また、統計処理部13は、計測座標のY座標に関し、以下に示す数式(3)に従ってY座標の平均化処理を行って、統計処理後のY座標Yavを算出する。このようにして、統計処理部13は、今回計測に基づいた統計処理後の指示物体(指23)の指示位置の算出座標(算出情報)を算出する。なお、数式(2)、(3)中のa、bは、それぞれ、係数である。それら係数は、例えば、a=0.5、b=0.5であってもよいし、a=0.25、b=0.75であってもよく、適宜設定されるものである。
Xav=a・X(T)+b・X(T-Δt)・・・・・(2)
Yav=a・Y(T)+b・Y(T-Δt)・・・・・(3)
さらに、統計処理部13は、上記のように算出した算出座標(Xav,Yav)を、今回計測時点を表す時間情報に対応させて記憶部14に格納する機能を備えている。
指示位置確定部15は、距離算出部12によって前記距離Lが算出される度に、当該距離Lと、所定のしきい値Fとを対比して、距離Lがしきい値Fよりも大きいか(又は、距離Lがしきい値F以下か)否かを判断する機能を備えている。さらに、指示位置確定部15は、距離Lがしきい値F以下であると判断した場合には、統計処理部13による今回計測時点での統計処理後の算出座標(Xav,Yav)を記憶部14から読み出す機能を備えている。また、指示位置確定部15は、距離Lがしきい値Fよりも大きいと判断した場合には、計測情報取得部11による今回計測時点での計測座標(X(T),Y(T))を記憶部14から読み出す機能を備えている。さらに、指示位置確定部15は、そのように読み出した座標を、今回計測時点での指示物体の指示位置の座標(Xs,Ys)として確定し、当該座標を今回計測時点を表す時間情報に対応させて記憶部14に格納する機能を備えている。
この第2実施形態では、しきい値Fは、指示物体である指23の太さに基づいて、換言すれば、指23が指し示していると認識される指示領域の大きさに基づいて、定められるものである。例えば、しきい値Fは、15mmと定められる。すなわち、この第2実施形態では、例えば2本の指が交互に速い速度でタッチパネル20を連打した等の場合に前記統計処理による指示位置の算出に起因して発生する問題を解消することを考慮している。つまり、そのような問題が発生する場合における前記計測変位量(距離L)は、指示物体である指23の太さよりも大きいと想定される。このことから、指23の太さに応じた値をしきい値Fとし、計測変位量(距離L)がしきい値Fよりも大きい場合には、統計処理による指示位置の算出座標を採用しないことによって、上記問題を防止できるというものである。
なお、例えば、タッチパネル20の指示物体として、指ではなく、例えば導電性のタッチペン等が利用されることが想定される場合がある。この場合には、そのタッチペン等の指示物体により指し示されていると認識される指示領域の大きさに基づいたしきい値(例えば指示領域がほぼ円であると想定される場合には、その円の直径)が設定される。
指示位置確定部15は、さらにまた、上記のように確定した今回計測時点での指示物体の指示位置の座標(Xs,Ys)の情報を、所定の送出相手(例えば電子機器の表示手段の制御部)に向けて出力する機能を備えている。例えば、そのような指示物体の指示位置の座標(Xs,Ys)の情報を受け取った電子機器は、その指示位置に対応する表示のアイコンに基づいた動作を行ったり、指示物体の指示位置を表す表示を行う等の所定の動作を行う。
次に、この第2実施形態における指示位置計算装置10の指示位置計算動作例を図5のフローチャートに基づいて説明する。例えば、ステップS101において、タッチパネル20から取り込んだ信号に基づいてタッチパネル20が指示物体(指23)によって指し示されたか否かを判断する。この判断によって、タッチパネル20における指示物体の指示はないと判断した場合には、次のタッチパネル20からの信号の取り込みに備える。また、ステップS101においてタッチパネル20における指示物体の指示を検知した場合には、ステップS102において、タッチパネル20からの信号に基づいて、指示物体の指示位置Kを表す計測座標(X(T),Y(T))を算出する。さらに、その計測座標(X(T),Y(T))を記憶部14に保存する。
次に、ステップS103において、統計処理(平均化処理)を行って、統計処理による算出座標(Xav,Yav)を算出し、当該算出座標(Xav,Yav)を記憶部14に保存する。その後、ステップS104において、今回計測による指示物体の指示位置(計測座標(X(T),Y(T)))と、前回計測による指示物体の指示位置(計測座標(X(T-Δt),Y(T-Δt)))との距離Lを算出する。そして、ステップS105において、距離Lと、しきい値Fとを対比して、距離Lがしきい値F以下であるか否かを判断する。これにより、距離Lがしきい値F以下であると判断した場合には、ステップS106において、統計処理による算出座標(Xav,Yav)を今回計測時点での指示物体の指示位置(Xs,Ys)として確定する。次に、ステップS108において、その確定した指示位置の座標(Xs,Ys)の情報を記憶部14に保存すると共に、所定の送出相手に向けて出力する。そして、次のタッチパネル20からの信号の取り込みに備える。
また、前記ステップS105において距離Lがしきい値F以下でないと判断した場合には、ステップS107において、計測座標(X(T),Y(T))を今回計測時点での指示物体の指示位置(Xs,Ys)として確定する。そして、前記同様に、ステップS108において、その確定した指示位置の座標(Xs,Ys)の情報を記憶部14に保存すると共に、所定の送出相手に向けて出力する。その後、次のタッチパネル20からの信号の取り込みに備える。
この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、前回計測に対する今回計測の指示位置の変位量(距離L)がしきい値Fよりも大きい場合には、計測座標をそのまま指示物体の指示位置の座標として確定する。このため、統計処理に起因した問題を回避できる。さらに、この第2実施形態では、前回計測に対する今回計測の指示位置の変位量(距離L)がしきい値F以下の場合には、その変位は、指示物体の微妙な揺れや外乱に因る変位が考えられる。このことから、この場合には、統計処理を行うことによって、そのような外乱等の悪影響を緩和することができる。
すなわち、この第2実施形態においても、統計処理による指示位置の算出の効果を得ながらも、統計処理に起因した問題の発生を抑制できるという効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下に、第3実施形態を説明する。
この第3実施形態は、第2実施形態とほぼ同様な構成を備えているが、距離算出部12が後述する距離相当値L’を算出することと、その距離相当値L’に基づいて指示位置確定部15が指示位置を確定することとが第2実施形態と異なっている。
すなわち、この第3実施形態では、距離算出部12は、前回計測による指示位置と今回計測による指示位置との距離Lに代えて、その距離Lに応じた距離相当値L’を算出する機能を備えている。この第3実施形態では、距離相当値L’は、前回計測に対する今回計測の計測座標のX座標の変位量の絶対値ΔXと、前回計測に対する今回計測の計測座標のY座標の変位量の絶対値ΔYとの和である。つまり、距離相当値L’は、次に示す数式(4)に従って算出できる。
L’=ΔX+ΔY=|X(T)−X(T-Δt)|+|Y(T)−Y(T-Δt)|・・・・・(4)
指示位置確定部15は、そのように算出された距離相当値L’が所定のしきい値Fよりも大きい場合には、第2実施形態と同様に、今回計測による計測座標(X(T),Y(T))を今回計測時点での指示物体の指示位置として確定する。また、指示位置確定部15は、距離相当値L’が所定のしきい値F以下である場合には、第2実施形態と同様に、統計処理部13による統計処理後の指示位置の座標(Xav,Yav)を今回計測時点での指示物体の指示位置として確定する。
上記以外の第3実施形態の構成は、前記第2実施形態と同様であるので、ここでは、その説明は省略する。
この第3実施形態では、距離相当値L’に基づいて、指示位置を確定しているので、前記第2実施形態と同様に、統計処理による指示位置の算出から得られる効果を得ながらも、統計処理による指示位置の算出に起因した問題の発生を抑制できる。
さらに、この第3実施形態では、距離Lではなく、距離相当値L’を利用している。この距離相当値L’の算出は、距離Lの算出に比べて、処理が簡単であることから、装置の処理の負担を軽減できる。また、処理に要する時間の短縮を図ることができる。
(その他の実施形態)
なお、この発明は、第1〜第3の実施形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第3実施形態では、距離相当値L’は、前回計測に対する今回計測の計測座標のX座標の変位量の絶対値ΔXと、Y座標の変位量の絶対値ΔYとの和であった。これに代えて、距離相当値L’は、次に示すような6つの値W1〜W6の何れかであってもよい。
値W1は、今回計測による指示位置(計測座標(X(T),Y(T)))と、前回計測時点での確定した指示位置(座標(Xs-Δt,Ys-Δt))との距離である。なお、その確定した指示位置(座標(Xs-Δt,Ys-Δt))は、前述したように、前回計測に基づいた距離相当値L’(W1)に大きさに基づいて確定されたものである。つまり、座標(Xs-Δt,Ys-Δt)は、前回計測による計測座標(X(T-Δt),Y(T-Δt))である場合と、前回計測に基づいた統計処理後の指示位置の座標(Xav-Δt,Yav-Δt)である場合とがある。
値W1は、次に示す数式(5)に従って算出できる。
W1=√((X(T)−Xs-Δt2+(Y(T)−Ys-Δt2)・・・・・(5)
値W2は、今回計測に基づいた統計処理後の指示位置(算出座標(Xav,Yav))と、前回計測による指示位置(計測座標(X(T-Δt),Y(T-Δt)))との距離である。当該値W2は、次に示す数式(6)に従って算出できる。
W2=√((Xav−X(T-Δt))2+(Yav−Y(T-Δt))2)・・・・・(6)
値W3は、今回計測に基づいた統計処理後の指示位置(算出座標(Xav,Yav))と、前回計測時点での確定した指示位置(座標(Xs-Δt,Ys-Δt))との距離である。当該値W3は、次に示す数式(7)に従って算出できる。
W3=√((Xav−Xs-Δt2+(Yav−Ys-Δt2)・・・・・(7)
値W4は、前回計測時点での確定した指示位置座標に対する今回計測の計測座標のX座標の変位量の絶対値と、Y座標の変位量の絶対値との和である。当該値W4は、次に示す数式(8)に従って算出できる。
W4=|X(T)−Xs-Δt|+|Y(T)−Ys-Δt|・・・・・(8)
値W5は、前回計測による計測座標に対する今回計測に基づいた統計処理後の指示位置座標のX座標の変位量の絶対値と、Y座標の変位量の絶対値との和である。当該値W5は、次に示す数式(9)に従って算出できる。
W5=|Xav−X(T-Δt)|+|Yav−Y(T-Δt)|・・・・・(9)
値W6は、前回計測時点での確定した指示位置座標に対する今回計測に基づいた統計処理後の指示位置座標のX座標の変位量の絶対値と、Y座標の変位量の絶対値との和である。当該値W6は、次に示す数式(10)に従って算出できる。
W6=|Xav−Xs-Δt|+|Yav−Ys-Δt|・・・・・(10)
上記のような値W1〜W6を距離相当値L’とした場合にも、前記第2実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、値W1,W3,W4,W6、つまり、前回計測による計測座標(X(T-Δt),Y(T-Δt))ではなく、前回計測時点での確定した指示位置座標(Xs-Δt,Ys-Δt)を利用して算出する値を、距離相当値L’とする場合には、次の効果を得ることができる。つまり、距離相当値L’を算出する際に、前回計測による計測座標(X(T-Δt),Y(T-Δt))を利用しないので、前回計測時点での指示位置座標(Xs-Δt,Ys-Δt)を確定した以降に、その計測座標を保持していなくて済む。このため、計測座標を蓄積保存しておかなくて済む分、記憶部14の記憶容量に余裕を持たせることができる。
また、第2や第3の実施形態では、図5に示されるように、統計処理(ステップS103)を行った後に、距離L(距離相当値L’)の算出(ステップS104)を行っていた。これに代えて、第2や第3の実施形態や、距離相当値L’として前述した値W1,W4(算出する際に、今回計測に基づいた統計処理後の指示位置座標を利用しないもの)を用いる場合には、次に示すような指示位置計算動作を行ってもよい。すなわち、図6に示されるように、ステップS204における距離L(距離相当値L’)としきい値Fの比較によって、距離L(距離相当値L’)がしきい値F以下であると判断した以降に、今回計測に基づいた統計処理(ステップS205)を行う。この場合には、今回計測に基づいた統計処理後の指示位置の座標を、今回計測時点での指示位置の座標とする場合だけに、その統計処理が行われることになる。このため、計測座標が、今回計測時点での指示位置の座標として確定する場合には、前記統計処理を行わないので、その分、指示位置計算装置10の処理の軽減を図ることができる。なお、図6に示される指示位置計算動作は上記した統計処理に関する動作以外は図5に示した指示位置計算動作と同様である。
さらに、第2や第3の実施形態では、指示位置確定部15により確定した指示位置の座標の情報を例えば電子機器の制御部に出力していたが、例えば、指示位置確定部15により確定した指示位置の座標を含む指示物体の指示領域を表す情報を電子機器の制御部に出力してもよい。
さらに、第2や第3の実施形態では、タッチパネル20は、静電容量式のものであった。これに対し、本発明のタッチパネルの指示位置計算装置等は、静電容量式以外のタイプのタッチパネルにおける指示物体の指示位置の算出を行ってもよい。この場合、そのタッチパネルが、前述したような平均化処理等の統計的な処理による指示物体の指示位置の算出により有効な効果を得られるものであれば、より好ましく、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2や第3の実施形態では、今回計測結果と前回計測結果に基づいて統計処理を行っていたが、これに代えて、例えば、今回計測結果と前回計測結果に加えて、さらに、前々回計測結果をも考慮した統計処理を行ってもよい。このように、計測時点が異なる3つ以上の指示位置の計測情報を利用して統計処理を行って指示物体の指示位置を算出してもよい。
さらに、第2や第3の実施形態では、距離L又は距離相当値L’がしきい値F以下であるか否かの場合に応じて今回計測時点での指示物体の指示位置を確定していた。これに対して、距離L又は距離相当値L’がしきい値F未満であるか否かの場合に応じて今回計測時点での指示物体の指示位置を確定してもよい。つまり、距離L又は距離相当値L’がしきい値F未満である場合には、統計処理による指示物体の算出座標(Xav,Yav)を今回計測時点での指示物体の指示位置として確定する。また、距離L又は距離相当値L’がしきい値F以上の場合には、今回計測による計測座標(X(T),Y(T))を今回計測時点での指示物体の指示位置として確定する。
さらに、第2や第3の実施形態では、タッチパネル20から信号を取り込む時間間隔として、0.025secであるという例を示したが、装置の処理能力等を考慮しながら、その時間間隔は、より短い方が好ましい。さらに、第2や第3の実施形態では、指示物体の指示位置は、直交座標を利用して表したが、指示物体の指示位置は、他の座標系等の他の手法により表してもよい。
1,10 タッチパネルの指示位置計算装置
2,12 距離算出部
3,15 指示位置確定部
7 タッチパネル装置
8 電子機器
13 統計処理部
20 タッチパネル
23 指
25 タッチパネル面

Claims (17)

  1. タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する距離算出部と、
    前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力し、前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する指示位置確定部と、
    を備えているタッチパネルの指示位置計算装置。
  2. 前記統計処理は、今回計測による前記指示位置と、前回計測による前記指示位置とを含む複数の前記計測情報を利用した平均化処理であり、
    当該平均化処理により前記指示物体の指示位置を算出して前記指示位置確定部に前記算出情報として供給する統計処理部を、さらに、備えている請求項1記載のタッチパネルの指示位置計算装置。
  3. 前記距離相当値は、前回計測による前記指示位置を表す計測座標又は前回計測に基づいた前記統計処理による前記算出情報である算出座標に対する今回計測の前記計測座標又は前記算出座標のX座標の変位量の絶対値と、Y座標の変位量の絶対値との和である請求項1又は請求項2記載のタッチパネルの指示位置計算装置。
  4. 前記距離相当値は、前記指示位置確定部による前回計測時点での確定指示位置情報に基づいた前記指示物体の指示位置と、今回計測の前記指示位置との距離である請求項1又は請求項2記載のタッチパネルの指示位置計算装置。
  5. 前記距離相当値は、前回計測の前記指示位置と、今回計測に基づいた前記統計処理による算出の前記指示位置との距離である請求項1又は請求項2記載のタッチパネルの指示位置計算装置。
  6. 前記距離相当値は、前記指示位置確定部による前回計測時点での確定指示位置情報に基づいた前記指示物体の指示位置と、今回計測に基づいた前記統計処理による算出の前記指示位置との距離である請求項1又は請求項2記載のタッチパネルの指示位置計算装置。
  7. 前記しきい値は、前記タッチパネル面における前記指示物体が指し示していると認識される領域の大きさに基づいた値である請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載のタッチパネルの指示位置計算装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載のタッチパネルの指示位置計算装置を備えたタッチパネル装置。
  9. 請求項8記載のタッチパネル装置を備えた電子機器。
  10. タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出し、
    前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力し、
    前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する、
    タッチパネルの指示位置計算方法。
  11. 前記統計処理は、今回計測による前記指示位置と、前回計測による前記指示位置とを含む複数の前記計測情報を利用した平均化処理である請求項10記載のタッチパネルの指示位置計算方法。
  12. 前記距離相当値は、前回計測による前記指示位置を表す計測座標又は前回計測に基づいた前記統計処理による前記算出情報である算出座標に対する今回計測の前記計測座標又は前記算出座標のX座標の変位量の絶対値と、Y座標の変位量の絶対値との和である請求項10又は請求項11記載のタッチパネルの指示位置計算方法。
  13. 前記距離相当値は、前記指示位置確定部による前回計測時点での確定指示位置情報に基づいた前記指示物体の指示位置と、今回計測の前記指示位置との距離である請求項10又は請求項11記載のタッチパネルの指示位置計算方法。
  14. 前記距離相当値は、前回計測の前記指示位置と、今回計測に基づいた前記統計処理による算出の前記指示位置との距離である請求項10又は請求項11記載のタッチパネルの指示位置計算方法。
  15. 前記距離相当値は、前記指示位置確定部による前回計測時点での確定指示位置情報に基づいた前記指示物体の指示位置と、今回計測に基づいた前記統計処理による算出の前記指示位置との距離である請求項10又は請求項11記載のタッチパネルの指示位置計算方法。
  16. 前記しきい値は、前記タッチパネル面における前記指示物体が指し示していると認識される領域の大きさに基づいた値である請求項10乃至請求項15の何れか一つに記載のタッチパネルの指示位置計算方法。
  17. タッチパネルの指示位置計算装置に、
    タッチパネル面における指示物体の計測による指示位置と、前回計測による前記指示物体の指示位置との距離、あるいは、その距離に応じた所定の距離相当値を計測変位量として算出する機能と、
    前記計測変位量が所定のしきい値未満の場合には、計測時点が異なる複数の前記指示位置の計測情報を利用した所定の統計処理による前記指示物体の指示位置の算出情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力し、前記計測変位量が前記しきい値よりも大きい場合には、今回計測による前記指示位置の計測情報を今回計測時点での確定指示位置情報として出力する機能と、
    を持たせるためのプログラム。
JP2009242665A 2009-10-21 2009-10-21 タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム Expired - Fee Related JP5471286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242665A JP5471286B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242665A JP5471286B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011090462A true JP2011090462A (ja) 2011-05-06
JP5471286B2 JP5471286B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44108668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009242665A Expired - Fee Related JP5471286B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5471286B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013012023A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Alps Electric Co Ltd 座標検出装置
JP2013228881A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kyocera Corp 電子機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0887371A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 座標入力装置
JPH11259223A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Canon Inc 座標入力装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP2004355426A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Hitachi Ltd タッチパネル操作性向上ソフトウェア及び端末

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0887371A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 座標入力装置
JPH11259223A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Canon Inc 座標入力装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP2004355426A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Hitachi Ltd タッチパネル操作性向上ソフトウェア及び端末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013012023A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Alps Electric Co Ltd 座標検出装置
JP2013228881A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Kyocera Corp 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5471286B2 (ja) 2014-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10503316B1 (en) Information processor, information processing method, and computer program
JP5684136B2 (ja) 多重接触エリア回転ジェスチャ認識方法
US8952870B2 (en) Input device and input method
US10620758B2 (en) Glove touch detection
EP2691841A1 (en) Method of identifying multi-touch scaling gesture and device using the same
US20110134077A1 (en) Input Device and Input Method
US20150193051A1 (en) Touch system and touch-detecting method thereof
JP6005563B2 (ja) タッチパネル装置、制御方法
JP5716019B2 (ja) タッチパネルの指示位置確定装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置確定方法およびコンピュータプログラム記憶媒体
JP5639487B2 (ja) 入力装置
US9110588B2 (en) Optical touch device and method for detecting touch point
US20180284941A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP5471286B2 (ja) タッチパネルの指示位置計算装置、タッチパネル装置、それを備えた電子機器、タッチパネルの指示位置計算方法およびプログラム
US9235338B1 (en) Pan and zoom gesture detection in a multiple touch display
JP2012141650A (ja) 携帯端末
CN113126868B (zh) 未读消息标识清除方法、装置及电子设备
US11893229B2 (en) Portable electronic device and one-hand touch operation method thereof
JP2011170727A (ja) 入力装置及び入力方法並びに入力プログラム
CN116708662A (zh) 电子设备状态提示方法、装置及电子设备
CN112925455A (zh) 触控操作执行方法及装置
KR20150063887A (ko) 터치스크린 장치 및 터치 감지 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20110706

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees