JP5807332B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関するものである。
例えば、特許文献1は、画像形成装置の電源オン直後の起動処理時間中にも利用者が操作できるようにして起動処理完了となるまでの待ち時間から利用者を開放する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、ハードワイヤードロジックの順序回路で構成された操作部が表示部および入力部を備え、入力部は、装置の制御を行う主制御部とのインターフェース部と入力操作部および入力制御部とを備えている。そして、入力制御部は、主制御部の起動処理中に入力された入力情報を記憶する記憶手段と、主制御部の起動処理完了後に記憶手段から入力情報を読み出して主制御部に送出する読み出し手段と、を備えている。
特開2009−23252号公報
ここで、ユーザからすると、早期化された画像表示により操作入力されたサービスを早期に実行することができれば節電復帰の際の使い勝手が良くなり、ユーザの操作性を向上させることができる。
本発明は、節電復帰の際のユーザの操作性を向上させることが可能な画像形成装置およびプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り機能、画像を形成する画像形成機能、およびユーザからの指示を入力可能とし、ユーザに通知する内容を表示する表示機能を含む複数の機能をユーザによる操作部の操作により実現する装置本体と、前記複数の機能の中のいずれかの機能を発揮している状態である第1の電力状態と、いずれかの機能を発揮できる状態にある第2の電力状態と、いずれかの機能の消費電力が無いまたは当該第1の電力状態および当該第2の電力状態の場合よりも低い第3の電力状態とのいずれかに遷移するよう電源の供給または停止を制御する制御部と、前記装置本体において前記画像形成機能が実現される場合に供給される用紙の情報を取得する取得手段と、前記複数の機能が前記第3の電力状態から前記第2の電力状態に復帰する場合に前記表示機能を当該複数の機能のうち当該表示機能以外の他の機能と同期せずに復帰し、当該他の機能の当該第3の電力状態から当該第2の電力状態への移行中に、当該複数の機能に含まれる機能の選択の受付を、ユーザからの前記指示により行うように当該複数の機能を制御する第1の制御手段と、前記受付された前記機能に前記画像形成機能を要する場合には、前記取得手段により用紙の情報が取得されるのを待ってから、当該機能の実行を受付け、当該受付された当該機能に当該画像形成機能を要しない場合には、当該取得手段による当該用紙の情報の取得の有無に関わらず、当該機能の実行を受付けるように前記他の機能を制御する第2の制御手段と、を含む画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第2の制御手段は、前記他の機能としての前記画像読み取り機能および前記画像形成機能により実行される原稿複写を行う場合に、前記取得手段により用紙の情報が取得されるまで当該画像読み取り機能による前記原稿の画像の読み取りを行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第2の制御手段は、前記画像読み取り機能にて行われる原稿の大きさ検知が可能になるまでユーザによる前記操作部の操作のうち前記機能の実行を受付けないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2の制御手段は、前記他の機能としての前記画像読み取り機能および前記画像形成機能により実行される原稿複写を行う場合であって、前記画像形成機能により画像が形成される用紙を供給する給紙部に対して前記複数の機能が前記第3の電力状態に移行してから当該第3の電力状態から復帰するまでの間に変更操作が行われていない場合に、前記取得手段が前記給紙部から用紙の情報を取得する前に当該画像読み取り機能が前記第1の電力状態に移行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記複数の機能の実現の際に利用される情報を保持する情報保持部をさらに備え、前記表示機能は、前記複数の機能について前記情報保持部により保持される情報を表示すると共に、確定した情報が当該情報保持部により保持される当該情報と異なるときには、当該確定した情報に変更して表示することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り機能、画像を形成する画像形成機能、およびユーザからの指示を入力可能とし、ユーザに通知する内容を表示する表示機能を含む複数の機能をユーザによる操作部の操作により実現する装置本体と、前記複数の機能の中のいずれかの機能を発揮している状態である第1の電力状態と、いずれかの機能を発揮できる状態にある第2の電力状態と、いずれかの機能の消費電力が無いまたは当該第1の電力状態および当該第2の電力状態の場合よりも低い第3の電力状態とのいずれかに遷移するよう電源の供給または停止を制御する制御部と、前記装置本体において前記画像形成機能が実現される場合に供給される用紙の情報を取得する取得手段と、前記複数の機能が前記第3の電力状態から前記第2の電力状態に復帰する場合に前記表示機能を当該複数の機能のうち当該表示機能以外の他の機能と同期せずに復帰し、当該他の機能の当該第3の電力状態から当該第2の電力状態への移行中に、当該複数の機能に含まれる機能の選択の受付を、ユーザからの前記指示により行うように当該複数の機能を制御する第1の制御手段と、前記受付された前記機能に前記画像形成機能を要しない場合には、前記取得手段により用紙の情報が取得されるのを待たずに、当該機能の実行を受付けるように前記他の機能を制御する第2の制御手段と、を含む画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第2の制御手段は、前記画像読み取り機能にて行われる原稿の大きさ検知が可能になるまでユーザによる前記操作部の操作のうち前記機能の実行を受付けないことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り機能、画像を形成する画像形成機能、およびユーザからの指示を入力可能とし、ユーザに通知する内容を表示する表示機能を含む複数の機能をユーザによる操作部の操作により実現する画像形成装置が備えるコンピュータに、前記複数の機能の中のいずれかの機能を発揮している状態である第1の電力状態と、いずれかの機能を発揮できる状態にある第2の電力状態と、いずれかの機能の消費電力が無いまたは当該第1の電力状態および当該第2の電力状態の場合よりも低い第3の電力状態とのいずれかに遷移するよう電源の供給または停止を制御する電力状態制御機能と、前記画像形成装置において前記画像形成機能が実現される場合に供給される用紙の情報を取得する取得機能と、前記複数の機能が前記第3の電力状態から前記第2の電力状態に復帰する場合に前記表示機能を当該複数の機能のうち当該表示機能以外の他の機能と同期せずに復帰し、当該他の機能の当該第3の電力状態から当該第2の電力状態への移行中に、当該複数の機能に含まれる機能の選択の受付を、ユーザからの前記指示により行うように当該複数の機能を制御する第1の制御機能と、前記受付された前記機能に前記画像形成機能を要する場合には、前記取得機能により用紙の情報が取得されるのを待ってから、当該機能の実行を受付け、当該受付された当該機能に当該画像形成機能を要しない場合には、当該取得機能による用紙の情報の取得の有無に関わらず、当該機能の実行を受付けるように前記他の機能を制御する第2の制御機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、節電復帰の際のユーザの操作性を向上させることが可能になる。
請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、安価なハードウェア構成によって高速に処理することが可能になる。
請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、ユーザによる誤操作を防止することが可能になる。
請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、ユーザに通知する内容を早期に表示することが可能になる。
請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、ユーザに通知する内容を早期に表示することが可能になる。
請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、節電復帰の際のユーザの操作性を向上させることが可能になる。
請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、ユーザによる誤操作を防止することが可能になる。
請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、節電復帰の際のユーザの操作性を向上させることが可能になる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。 図1に示す画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 画像形成ユニットの機能構成を説明する図である。 ファクシミリ受信があった場合の電源モード遷移の状態を示した図である。 印刷ジョブデータが受信された場合の電源モード遷移の状態を示した図である。 複写処理を行う場合の電源モード遷移の状態を示した図である。 画像形成機能部や各種制御機能部の制御部のハードウェア構成を示した図である。 第1の実施の形態に係る制御例を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態に係る制御例を説明するタイムチャートである。 従来の制御例を説明するタイムチャートである。 第2の実施の形態に係る制御例を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態に係る制御例を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。同図に示す装置本体の一例としての画像形成装置1は、各色の画像データ(画像情報)に基づき画像形成を行う画像形成ユニット2と、原稿の画像を読み取って画像データを生成し画像形成ユニット2に送る画像読取ユニット3と、を備えている。画像形成ユニット2は、蓄積された画像を印刷し、画像読取ユニット3は、ユーザが指定したカラーモードや解像度に従い読み取りを実施する。画像読取ユニット3は、原稿送り装置(ADF)32および、プラテンガラスを覆う原稿台カバー34を有する。
また、画像形成装置1は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)ユニット4と、例えば公衆電話回線を介して画像情報の送受信を行うファクシミリ(FAX)ユニット5と、を備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成ユニット2の筐体内部、または画像形成ユニット2に外付けで設けられ、画像形成ユニット2に用紙を供給する給紙ユニット6と、外部記憶装置としてのメモリユニット7と、を備えている。またさらに、画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御するシステム制御(System Cont.)ユニット8と、各部に電力を供給する電力供給ユニット9と、を備えている。
図2は、図1に示す画像形成装置1の機能構成を説明するための図である。本実施の形態では、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、給紙ユニット6、メモリユニット7およびシステム制御ユニット8が、機内通信手段の一例である機内LAN10に接続されている。本実施の形態では、各制御機能部、画像形成機能部で構成されるユニット間を1本のバス(機内LAN10)に接続し、ユニット間の通信を実現している。この点において、各ユニット間の通信を異なる制御バスによって接続していた従来の技術とは異なる。
また、本実施の形態では、外部の機器(外部機器)とは、システム制御ユニット8を介して外部LAN12によって接続されている。
各ユニットには、後述するような電源供給・停止状態の判断や電源供給・停止の制御を各々、実行するための制御部が設けられている。この制御部として、図2に示すように、画像形成ユニット2には制御手段の一例としての画像形成制御部92、画像読取ユニット3には制御手段の一例としての画像読取制御部93、UIユニット4には制御手段の一例としてのUI制御部94、FAXユニット5には制御手段の一例としてのFAX制御部95、給紙ユニット6には制御手段の一例としての給紙制御部96、メモリユニット7には制御手段の一例としてのメモリ制御部97、システム制御ユニット8には制御手段の一例としてのシステム制御ユニット制御部98が設けられている。
このような制御部としては、例えばCPU(Central Processing Unit)およびASIC(Application Specific IC。特定用途向け集積回路)により構成することが考えられる。
また、画像形成ユニット2には、画像の拡大・縮小や圧縮・非圧縮、画質調整、画像編集等の画像処理に係わる処理を行う画像処理部120が設けられている。
また、画像読取ユニット3は、原稿送り装置(ADF)32(図1参照)への原稿(複写すべき用紙)の設置によりユーザによる原稿の準備を検知する原稿準備検知手段の一例としての原稿検知センサ130が設けられている。また、UIユニット4には、後述する電源モードをユーザが変更するための節電ボタン140が設けられている。節電ボタン140にて節電への遷移・復帰をユーザが明示的に指示することが可能である。また、UIユニット4にはコピーボタン142が設けられ、また、不図示の他のボタン例えばスキャンボタン、ファックス送信ボタン等が設けられている。なお、これらUIユニット4のボタンは、画像を表示する画面に透明のタッチパネルを配置することにより、配置することも考えられる。
なお、原稿検知センサ130は、原稿台カバー34の開閉が行われることによりユーザによる原稿の準備を検知するように構成することも考えられる。この場合には、そのような検知機構が、原稿準備検知手段の一例となる。
給紙ユニット6は、用紙トレイ160を備えている。この用紙トレイ160に収容される用紙のサイズを特定するためのサイズ情報は、制御部96により機内LAN10を介して送信される。これにより、画像形成ユニット2ないしUIユニット4は、サイズ情報を取得する。この場合の給紙ユニット6の用紙トレイ160は給紙部の一例である。また、画像形成ユニット2ないしUIユニット4は、取得手段の一例であり、また、サイズ情報は、用紙の情報の一例である。
メモリユニット7には、回転機構を有し、回転機構により回転して画像を記憶する第1の記憶媒体としてのハードディスクドライブ(HDD)170と、回転機構を有しない第2の記憶媒体としての不揮発性メモリ(NVM(Non Volatile Memory))172と、HDD170への転送前や画像処理部120にて処理前の画像ワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)174と、が設けられている。ハードディスクドライブ170は、磁性体を塗布した円盤を回転駆動し、この円盤に磁気ヘッドを用いてデータを書き込みまたは読み出しを行う記憶装置である。不揮発性メモリ172は、データの書き換えと電源を切った後のデータ保持が可能であり、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などを用いることができる。不揮発性メモリ172は、システムにて設定された情報(各ユニットのパラメータ等)を記憶するためのものであり、また、枠エリアサイズ等を記憶する。なお、パラメータは、複数の機能の実現の際に利用される情報の一例であり、また、不揮発性メモリ172は、そのような情報を保持する情報保持部の一例である。
また、システム制御ユニット8には、ユーザによって操作されると画像形成機能を発揮させるための信号を出力する装置本体の操作部の一例としてのスタートボタン180が設けられている。このスタートボタン180は、システム制御ユニット制御部98とホットラインで接続されている。すなわち、このスタートボタン180は、システム制御に関する実行をシステム制御ユニット制御部98に対して直接的に要求するためのキーであり、そのため、ホットキーと同様であると考えることができる。
また、画像形成装置1の画像形成ユニット2および他のユニット(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、給紙ユニット6、メモリユニット7およびシステム制御ユニット8)には電力ライン11が接続されており、この電力ライン11に接続されている電力供給ユニット9を介して電力が供給される。電力供給ユニット9は、常夜電源として、予め定めた電圧(24V)の電力を常に供給する。
画像形成機能部である画像形成ユニット2、各種制御機能部である画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、給紙ユニット6、メモリユニット7およびシステム制御ユニット8は、電源モードの制御が可能な単位である。例えば、
(i)システム・スリープ時の電源オフ(OFF)、
(ii)スタンバイ時の電力5V、
(iii)ジョブ実行時の電力24V
などの電源モードをもって制御する。これら電源モードの制御では、画像形成機能部、各種制御機能部自身がシステム状態、もしくは、適切な時間経過を判断して、電源モードを遷移させる。すなわち、画像形成ユニット2の画像形成制御部92、各種制御機能部(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、給紙ユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)の制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、給紙制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内通信手段(機内LAN10)を介して得られる情報から自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、電力供給手段である電力供給ユニット9からの電源供給・停止の制御を自ら実施している。したがって、画像形成制御部92および制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、給紙制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内通信手段(機内LAN10)を介して送信される情報を取得する情報取得手段としても機能する。
なお、このような電源供給・停止の制御は、各ユニットの間で行われる他、この各ユニットを構成するユニット内の各デバイス(各構成要素)の間においても実行される。すなわち、各ユニットを構成する各デバイスは、各デバイス間を接続するユニット内LANに各々、接続されている。そして、各デバイスに設けられた制御部によって、自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、電源供給・停止の制御を自ら実施するように構成することが可能である。
付言すると、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、FAXユニット5が自らの判断で遷移する状態として、第3の電力状態としての電源オフ状態、第2の電力状態としての5Vのオン状態、第1の電力状態としての24Vのオン状態の3状態がある。また、UIユニット4が自らの判断で遷移する状態として、第3の電力状態としての電源オフ状態、第2の電力状態としてのLEDのオフ状態、第1の電力状態としての24Vのオン状態の3状態がある。
さらに、システム制御ユニット8の電源遷移状態として、第3の電力状態としての電源オフ状態、第3の電力状態としてのCPUオフ状態、第2の電力状態としての5Vのオン状態、第1の電力状態としての24Vのオン状態の4状態がある。このCPUオフ状態とは、待機状態にてCPUをオフする状態をいう。
以下具体的に説明する。
〔各ユニット内の説明〕
各ユニット内で行われる電源供給・停止の制御について、画像形成ユニット2を代表例として説明する。
図3は、画像形成ユニット2の機能構成を説明する図である。画像形成機能部である画像形成ユニット2は、各色の画像データに基づき画像形成処理を行っている。図3に示す画像形成ユニット2は、ユニット内LAN21に、各デバイスの制御部として各種制御部22が接続されている。この各種制御部22としては、電子写真方式の画像形成処理を制御する帯電制御部、露光制御部、現像制御部、転写制御部、定着制御部などがある。これらの各種制御部22は、機構部23の各種機構(デバイス)を制御する。より具体的には、各種制御部22は、メカトロニクスI/O(IN/OUT)を介して、機構部23に配置されたモータやソレノイド、クラッチなどのデバイスの動作を制御している。また、機構部23に配置された感光体ドラムを帯電する際の帯電器や、感光体ドラムを露光するレーザ露光器などのデバイスに供給するプロセス設定値を制御している。
また、ユニット内LAN21には、画像形成制御部92が接続されている。画像形成制御部92は、画像形成制御部92を制御するCPU921と、機内LAN10に接続され、機内LAN10から得られるコマンドにフィルタリングをかけるコマンドフィルタ922とを有している。例えば機内LAN10にて、画像形成ユニット2が処理すべき内容であることを示すコマンドが付された情報がブロードキャストされた際に、コマンドフィルタ922にてこのコマンドを選別する。電力供給ユニット9から電力ライン11を介して提供される常夜電源(例えば5V)は、このLANコマンドを検知するコマンドフィルタ922だけに供給されるように構成すれば、待機状態にてCPU921をオフすることもでき、更なる省電力化が図られる。
また、画像形成ユニット2などの各ユニットには、そのユニット内の電源部を有している。図3に示す画像形成ユニット2には画像形成電源部25が設けられており、画像形成制御部92の制御下で動作する。更に、各ユニットには、ユニット内の電源部から各制御部に電力が供給されており、図3に示す画像形成ユニット2には、この画像形成電源部25からのスタンバイ電力(5V)を各種制御部22に提供する制御用電力ライン26が設けられている。また、画像形成ユニット2には、画像形成電源部25からの稼働電力(24V)を機構部23に提供する稼働電力ライン27が設けられている。
〔電源モード遷移の動作説明〕
次に、画像形成機能部および制御機能部、統合制御機能部の動作について説明する。
図4〜図6では、3つの異なるモードについて、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、FAXユニット5、UIユニット4、およびシステム制御ユニット8の電源モード遷移の状態を説明している。各ユニットでは、各ユニットの個別の判断で電源モードを遷移し、各ユニットの機能に応じた節電状態を維持する。この例では、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、FAXユニット5が自らの判断で遷移する状態として、電源オフ状態、5Vのオン状態、24Vのオン状態の3状態が示されている。また、UIユニット4が自らの判断で遷移する状態として、電源オフ状態、LEDのオフ状態、24Vのオン状態の3状態が示されている。更に、システム制御ユニット8の電源遷移状態として、電源オフ状態、CPUオフ状態、5Vのオン状態、24Vのオン状態の4状態が示されている。
〔ファクシミリ受信があった場合の電源モード遷移〕
まず、図4は、ファクシミリ受信があった場合の電源モード遷移の状態を示した図である。
図に示す「電源オン(ON)」は、例えば画像形成装置1の全体のスイッチ(メインスイッチ)がオフからオンされた状態であり、各ユニットは電源オンにより初期化処理を開始する。
図に示す「レディ(Ready)」状態は、システム全体として、プリントや複写、ファクシミリ、スキャナ等の各種の画像処理動作が実行可能な状態であり、各ユニットの初期化処理が終了した状態である。画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、FAXユニット5、UIユニット4の各ユニットは、各々が初期化処理を行い、初期化処理の終了後、機内LAN10を介して、初期化処理を終了してレディ状態になったことを示すコマンドをブロードキャストする。システム制御ユニット8は、各ユニットがレディ状態となったことを認識し、必要に応じて、例えば外部機器に対して「画像形成装置1がレディ状態にある」旨の情報を提供する。尚、「レディ状態」では、初期化が完了した時点で、直ぐに稼働することが必要ではないユニットは、自らの判断で電源レベルを低いレベルに落とし、節電を行う。その後に稼働の必要のないユニットにおいては、自ら積極的に非稼働とすることで、良好な節電状態を維持する。
尚、「ブロードキャスト」とは、機内LAN10を介して機内LAN10に接続されたすべてのユニットにコマンドが付された情報を送信することをいう。
図の「節電モード」は、ユーザから認識できる節電状態として、レディ状態になった後に例えば予め定めた時間を経過しても画像情報の入力がない場合に、UIユニット4およびシステム制御ユニット8が節電モードに移行した状態である。UIユニット4のパネルの照明も消えて(LEDオフ(OFF)状態)、システム制御ユニット8のシステム制御ユニット制御部98がオフしている状態(CPUオフ(OFF)状態)である。ただし、システム制御ユニット8では、外部LAN12を介した外部機器からの印刷ジョブデータの受信やUIユニット4でのユーザからの操作入力などを監視する機能部(ASIC)が節電モードにおいてもオンされている。そして、ASICは、印刷ジョブデータの受信やユーザからの操作入力などがあった場合に、システム制御ユニット制御部98をCPUオフ状態から5Vのオン状態に移行させる。
尚、システム制御ユニット8以外の他の各ユニットの電源オフ(OFF)状態は、外部の割込によって起動することが可能である状態である。
図2および図4を参照しながら更に詳述する。
まず、電力供給ユニット9から電力ライン11を介して電源がオンされ、画像形成装置1がシステム起動されると、初期化処理が必要なユニットは、自身が初期化するのにユニットの機能に応じた電源モードにより初期化処理を行う。このとき、例えば、初期化処理を行うに際して各ユニット相互を同期させることが必要となる場合には、各ユニットから必要なステータスを取得するために、システム制御ユニット8は各ユニットとの間の通信を行う。しかし、基本的には、本実施の形態の各ユニットは独立して初期化処理を行う。そのため、電源がオンされると、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、およびシステム制御ユニット8は、電源オフの状態から、24V電源オンの状態へ遷移する。図4には示していないが、給紙ユニット6、メモリユニット7も同様である。そして、この電源状態にて、各ユニットは、初期化処理を実行する。より具体的には、各ユニットは、フルパワーで初期化処理を実行し、初期化処理に必要な時間の経過後に初期化処理を完了する行為と、初期化処理の完了後の予め定めた時間の経過後に電源レベルをフルパワー状態よりも低いレベルに落としたモードに移行する行為とを各ユニット自らの判断により行う。
すなわち、画像形成ユニット2の画像形成制御部92は、自らの判断により、自らの基準に基づき、初期化処理中に24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行する。画像形成ユニット2では、画像形成ユニット2に設けられたデバイスの初期化処理は比較的短い時間で完了する。そのため、初期化処理中にデバイスでの初期化処理が完了した時点で、画像形成ユニット2のデバイスが全体で稼働するために必要な24Vのオン状態から、画像形成ユニット2をコントロールする部分であるCPU等が稼働していなければならない5Vのオン状態へと移行する。
そして、画像形成制御部92は、初期化処理を完了しレディ状態に移行した後、自らの判断により、自らの基準に基づき、5Vのオン状態から電源オフ状態へと移行する。
また、画像読取ユニット3は、初期化処理に際して画像読取ユニット3に設けられたデバイスでの各種設定処理に時間がかかることから、デバイス全体が稼働するために必要な24Vのオン状態で初期化を終了する。そして、初期化処理を完了しレディ状態に移行した後、画像読取ユニット3の画像読取制御部93による自らの判断で、自らの基準に基づき、5Vのオン状態へと移行する。この5Vのオン状態を設けることで、例えば、この間に複写指示や画像読取指示があった場合に通信の初期化に要する時間を削減し、ユーザに対してアウトプットの提供をより迅速に行う。5Vのオン状態の後には、画像読取制御部93による自らの判断で、自らの基準に基づき、電源オフ状態へと移行する。
FAXユニット5は、24Vのオン状態で初期化を終了する。そして、FAXユニット5のFAX制御部95は、初期化処理を完了しレディ状態に移行した後、自らの判断で、自らの基準により、特別に5Vのオン状態の期間を設けずに、24Vのオン状態から電源オフ状態へと移行する。
UIユニット4は、初期化処理を完了しレディ状態に移行した後も、画像読取ユニット3やFAXユニット5に比べて更に長い時間の間、UI制御部94による自らの判断で24Vのオン状態を維持する。これは、例えば複写指示などのユーザ入力がなされる場合を考慮し、そのときの立ち上げ時間を短くして、即座に処理動作に移行できるようにするためである。その後、一旦、5Vのオン状態へと移行した後、UI制御部94による自らの判断で、自らの基準に基づき、電源オフ状態へと移行する。
システム制御ユニット8においても、上記のUIユニット4の24Vのオン状態と同様に、初期化処理を完了しレディ状態に移行した後も、システム制御ユニット制御部98による自らの判断で、一定時間、24Vのオン状態を維持する。それにより、ユーザによる画像処理指示などの各種指示に対して即座に処理が開始できる状態を維持する。その後、一旦、5Vのオン状態へと移行した後、システム制御ユニット制御部98による自らの判断で、自らの基準に基づき、CPUオフ状態へと移行する。
図4に示したように、節電モードへ移行した後にFAXユニット5が着呼を検知した場合、FAXユニット5では、FAX制御部95が電源オフ状態から5Vのオン状態へと移行する。それにより、FAX制御部95は、ファクシミリデータの受信を行うに際しての通信速度やデータ形式等の情報を送信先との間でやり取りする通信ネゴシエーションを行う。FAX制御部95は、通信ネゴシエーションを完了すると、FAXユニット5の電源モードを5Vのオン状態から24Vのオン状態へと移行させ、FAXユニット5の機構部をオンする。それにより、FAXユニット5は、ファクシミリデータの受信を開始する。
FAX制御部95は、ファクシミリデータの受信を開始すると、ファクシミリデータによって得られた情報から、ファクシミリデータが例えばメモリユニット7に設けられた親展ボックス等に記憶しておくものであるか、または、画像形成ユニット2にて直ちに画像形成するものであるかを判別する。そして、この判別の結果に対応したコマンドを機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。具体的には、FAX制御部95は、メモリユニット7に設けられた親展ボックス等に記憶することを指示するコマンドや、画像形成ユニット2にて画像形成することを指示するコマンドを機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
尚、図4の例では、FAX制御部95がファクシミリデータに関する画像形成を行うことを指示するコマンド(画像形成コマンド)をブロードキャストした場合を示している。
ブロードキャストとして画像形成コマンドを機内LAN10から受信した各ユニットでは、自らの判断で、電源モードを設定する。
具体的には、システム制御ユニット8では、FAXユニット5からの画像形成コマンドを受けると、上記のASICが、システム制御ユニット制御部98をCPUオフ状態から5Vのオン状態に移行させる。そして、システム制御ユニット制御部98は、FAXユニット5からの画像形成コマンドを認識して、システム制御ユニット8の電源モードを24Vのオン状態に移行させる。それにより、システム制御ユニット8は、FAXユニット5が受信したファクシミリデータ(画像データ)を例えばシステム制御ユニット8内のフラッシュメモリに蓄積する処理を開始する。それとともに、システム制御ユニット制御部98は、蓄積したファクシミリデータ(画像データ)の画像形成処理(ジョブ)を開始することを示すコマンド(ジョブ開始コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
画像形成ユニット2では、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドを受けると、画像形成制御部92は、画像形成ユニット2の電源モードを電源オフ状態から24Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像形成ユニット2の機構部23(図3参照)をオンして、画像形成の準備動作を開始(ジョブ開始)する。具体的には、機構部23に含まれる定着部を定着可能状態に設定するウォームアップ処理を開始する。そして、定着部のウォームアップ処理が完了すると、画像形成制御部92は、ウォームアップ処理が完了したことを通知するコマンド(ウォームアップ完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
システム制御ユニット8では、画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、蓄積した画像データを画像形成ユニット2に転送する。
それにより、画像形成ユニット2は、システム制御ユニット8から取得した画像データに基づく画像形成(プリント)を開始する。
図4には示していないが、給紙ユニット6においても同様の経緯を経て、用紙を供給する動作を開始する。
この場合に、画像形成制御部92および給紙ユニット6の給紙制御部96は、画像形成動作を開始したことを通知するコマンド(画像形成開始通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
これに対し、画像読取ユニット3では、FAXユニット5からの画像形成コマンドやシステム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、画像読取ユニット3は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。
UIユニット4でも、FAXユニット5からの画像形成コマンドやシステム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、UIユニット4は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。
ところで、プリントを開始した画像形成ユニット2内および給紙ユニット6内において、画像形成ユニット2に設けられた制御部(各種制御部22)や給紙ユニット6に設けられた制御部が、画像形成ユニット2を構成する各デバイス(機構部23)や給紙ユニット6を構成する各デバイス、および制御部自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、各デバイスおよび制御部自身への電源供給・停止の制御を自ら実施するように構成してもよい。
例えば、画像形成ユニット2を例に述べると、画像形成ユニット2は、デバイスとして、各色トナー像が形成される感光体ドラムを帯電する帯電器、感光体ドラムを露光するレーザ露光器、感光体ドラムに形成された潜像を現像する現像器を備えている。さらに画像形成ユニット2は、各感光体ドラムにて形成された各色トナー像を中間転写部材に順次転写(一次転写)する一次転写器、中間転写部材上の各色トナー像を用紙に一括転写(二次転写)する二次転写器、各色トナー像を用紙上に定着する定着器を備えている。ところが、これらのデバイスの中には、画像形成動作中において常時動作状態にある必要がないデバイスも多くある。そこで、各デバイスの制御部としての各種制御部22(帯電制御部、露光制御部、現像制御部、転写制御部、定着制御部など)は、例えばシステム制御ユニット8からジョブ開始コマンドを取得した場合に、自身が制御するデバイスを動作させるべきタイミング(動作タイミング)をデバイス毎に算出する。そして、各種制御部22がそれぞれの動作タイミングに従って、自身の電源供給・停止や自身が制御するデバイスの電源供給・停止を自ら制御する。それにより、各種制御部22および各デバイスには動作すべきタイミングで電源供給が行われるので、デバイス単位での省電力化が図られる。
FAXユニット5に戻り、FAXユニット5がファクシミリデータの受信を完了すると、FAX制御部95は、FAXユニット5の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、FAXユニット5の機構部への電力をオフするが、予め定めた時間の間、FAX制御部95の稼働状態を維持する。その間、次のファクシミリデータの待ち受け状態を維持する。また、FAX制御部95は、ファクシミリデータの受信を完了したことを通知するコマンド(受信完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
システム制御ユニット8は、FAXユニット5からの受信完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98はFAXユニット5からの受信完了通知コマンドを認識して、FAXユニット5にて受信したファクシミリデータの蓄積処理を完了する。しかし、システム制御ユニット8は、その後において、蓄積したファクシミリデータを画像形成ユニット2に転送する処理を継続する必要がある。また、画像形成ユニット2および給紙ユニット6からの画像形成開始通知コマンドにより画像形成ユニット2や給紙ユニット6にて画像形成動作が行われていることを認識している。そのため、システム制御ユニット制御部98は、ファクシミリデータの転送処理や画像形成装置1全体の動作監視処理等を行うために、24Vのオン状態を維持する。
画像形成ユニット2に戻り、画像形成ユニット2がプリントを完了すると、画像形成制御部92は、画像形成ユニット2の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像形成ユニット2の機構部23への電力をオフするが、予め定めた時間の間、画像形成制御部92の稼働状態を維持する。その間、次のファクシミリデータ等を含む各種画像データの入力を待ち受ける状態を維持する。それとともに、画像形成制御部92は、プリントを完了したことを通知するコマンド(画像形成完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。そして、予め定めた時間の経過の後も画像データの入力がなければ、画像形成制御部92への電力もオフされ、画像形成ユニット2は、電源オフ状態に移行する。
なお、図4には示していないが、給紙ユニット6も同様である。
システム制御ユニット8では、画像形成ユニット2からの画像形成完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、予め定めた時間の間、24Vのオン状態を維持した後、システム制御ユニット8の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、システム制御ユニット8の機構部への電力をオフするが、予め定めた時間の間、システム制御ユニット制御部98の稼働状態を維持する。その間、機内LAN10を介して各ユニットからブロードキャストされるコマンドの入力を待ち受ける状態を維持する。そして、予め定めた時間の経過の後も各ユニットからのコマンドの入力がなければ、画像形成装置1への画像情報(各種画像データ)の入力がないと判定されるので、システム制御ユニット制御部98は、CPUオフ状態へ移行して、節電モードを設定する。
〔印刷ジョブデータが受信された場合の電源モード遷移〕
図5は、印刷ジョブデータが受信された場合の電源モード遷移の状態を示した図である。
印刷ジョブデータが受信された場合においても、電力供給ユニット9から電力ライン11を介して電源がオンされ、画像形成装置1がシステム起動されてから、節電モードへ移行するまでの各ユニットの電源モードの遷移は、図4のファクシミリ受信があった場合と同様である。
図5に示したように、節電モードへ移行した後に、システム制御ユニット8が外部LAN12を介して外部機器から印刷ジョブデータの送信を受け付けると、システム制御ユニット8に設けられた上記のASICは、システム制御ユニット制御部98をCPUオフ状態から5Vのオン状態に移行させる。そして、システム制御ユニット制御部98は、外部機器との間で通信ネゴシエーションを開始する。
システム制御ユニット制御部98は、外部機器との通信が確立すると、電源モードを5Vのオン状態から24Vのオン状態へと移行させる。それにより、システム制御ユニット8の通信機構部を含む機構部をオンにする。そして、通信機構部は、印刷ジョブデータの受信を開始し、印刷ジョブデータを例えばシステム制御ユニット8内のフラッシュメモリに蓄積する処理を開始する。
通信機構部が印刷ジョブデータの蓄積処理を開始し、その後予め定めたデータ量の印刷ジョブデータを蓄積すると、システム制御ユニット制御部98は、蓄積した印刷ジョブデータ(画像データ)の画像形成処理(ジョブ)を開始することを示すコマンド(ジョブ開始コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
ブロードキャストされたジョブ開始コマンドを機内LAN10から受信した各ユニットでは、自らの判断で、電源モードを設定する。
具体的には、画像形成ユニット2では、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドを受けると、画像形成制御部92は、画像形成ユニット2の電源モードを電源オフ状態から24Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像形成ユニット2の機構部23(図3参照)をオンして、画像形成の準備動作を開始(ジョブ開始)し、機構部23に含まれる定着部を定着可能状態に設定するウォームアップ処理を開始する。そして、定着部のウォームアップ処理が完了すると、画像形成制御部92は、ウォームアップ処理が完了したことを通知するコマンド(ウォームアップ完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
システム制御ユニット8では、画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、蓄積した画像データを画像形成ユニット2に転送する。
それにより、画像形成ユニット2は、システム制御ユニット8から取得した画像データに基づく画像形成(プリント)を開始する。
図4には示していないが、給紙ユニット6においても同様の経緯を経て、用紙を供給する動作を開始する。
この場合に、画像形成制御部92および給紙ユニット6の給紙制御部96は、画像形成動作を開始したことを通知するコマンド(画像形成開始通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
それに対して、画像読取ユニット3では、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドおよび画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、画像読取ユニット3は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。
UIユニット4でも、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドおよび画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、UIユニット4は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。
さらにFAXユニット5でも、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドおよび画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、FAXユニット5は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。
ここで、プリントを開始した画像形成ユニット2内および給紙ユニット6内において、画像形成ユニット2に設けられた制御部(各種制御部22)や給紙ユニット6に設けられた制御部が、画像形成ユニット2を構成する各デバイス(機構部23)や給紙ユニット6を構成する各デバイス、および制御部自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、各デバイスおよび制御部自身への電源供給・停止の制御を自ら実施するように構成してもよい。
画像形成ユニット2がプリントを完了すると、画像形成制御部92は、画像形成ユニット2の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像形成ユニット2の機構部23への電力をオフするが、予め定めた時間の間、画像形成制御部92の稼働状態を維持する。その間、次の印刷ジョブデータ等を含む各種画像データの入力を待ち受ける状態を維持する。それとともに、画像形成制御部92は、プリントを完了したことを通知するコマンド(画像形成完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。そして、予め定めた時間の経過の後も画像データの入力がなければ、画像形成制御部92への電力もオフされ、画像形成ユニット2は、電源オフ状態に移行する。
なお、図5には示していないが、給紙ユニット6も同様である。
システム制御ユニット8では、画像形成ユニット2からの画像形成完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、予め定めた時間の間、24Vのオン状態を維持した後、システム制御ユニット8の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、システム制御ユニット8の機構部への電力をオフするが、予め定めた時間の間、システム制御ユニット制御部98の稼働状態を維持する。その間、機内LAN10を介して各ユニットからブロードキャストされるコマンドの入力を待ち受ける状態を維持する。そして、予め定めた時間の経過の後も各ユニットからのコマンドの入力がなければ、画像形成装置1への画像情報(各種画像データ)の入力がないと判定されるので、システム制御ユニット制御部98は、CPUオフ状態へ移行して、節電モードを設定する。
〔複写処理を行う場合の電源モード遷移〕
図6は、複写処理を行う場合の電源モード遷移の状態を示した図である。
複写処理を行う場合においても、電力供給ユニット9から電力ライン11を介して電源がオンされ、画像形成装置1がシステム起動されてから、節電モードへ移行するまでの各ユニットの電源モードの遷移は、図4のファクシミリ受信があった場合や図5の印刷ジョブデータが受信された場合と同様である。
図6に示したように、節電モードへ移行した後に、画像読取ユニット3に設けられた原稿送り装置(ADF)への原稿の設置またはプラテンガラスを覆う原稿台カバーの開閉が行われると(原稿検知)、画像読取ユニット3は5Vのオン状態に移行する。そして、画像読取ユニット3の画像読取制御部93は、原稿の設置を検出したことを示すコマンド(原稿検出コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
ブロードキャストとして原稿検出コマンドを機内LAN10から受信した各ユニットでは、自らの判断で、電源モードを設定する。
具体的には、UIユニット4では、画像読取ユニット3からの原稿検出コマンドを受けると、UIユニット4は電源オフ状態から24Vのオン状態へと移行する。それにより、UI制御部94およびUIユニット4の機構部をオンして、ユーザがコピー開始ボタン(スタートボタン)を押下することに備える。
システム制御ユニット8では、画像読取ユニット3からの原稿検出コマンドを受けると、システム制御ユニット8に設けられた上記のASICは、システム制御ユニット制御部98をCPUオフ状態から5Vのオン状態に移行させる。それにより、システム制御ユニット8は、コピー動作の開始に備える。
これに対し、FAXユニット5では、画像読取ユニット3からの原稿検出コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、FAXユニット5は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。
また、画像形成ユニット2では、画像読取ユニット3からの原稿検出コマンドを受けた時点にて原稿検出コマンドに対応する動作を行う必要がない。そのため、画像形成ユニット2は、電源モードを電源オフ状態のままに維持する。図6には示していないが、給紙ユニット6も同様である。
引き続いて、ユーザがUIユニット4のスタートボタンを押下すると、UIユニット4は、スタートボタンが押下されたことを通知するコマンド(ボタン押下コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
システム制御ユニット8では、UIユニット4からのボタン押下コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、電源モードを5Vのオン状態から24Vのオン状態へと移行させる。それにより、システム制御ユニット8の機構部をオンにする。そして、複写処理(ジョブ)を開始することを示すコマンド(ジョブ開始コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
画像形成ユニット2では、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドを受けると、画像形成ユニット2は、電源モードを電源オフ状態から24Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像形成ユニット2の機構部23(図3参照)をオンして、画像形成の準備動作を開始(ジョブ開始)し、機構部23に含まれる定着部を定着可能状態に設定するウォームアップ処理を開始する。そして、定着部のウォームアップ処理が完了すると、画像形成制御部92は、ウォームアップ処理が完了したことを通知するコマンド(ウォームアップ完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
また、画像読取ユニット3では、システム制御ユニット8からのジョブ開始コマンドを受けると、画像読取制御部93は、画像読取ユニット3を5Vのオン状態から24Vのオン状態に移行する。それにより、画像読取ユニット3の機構部をオンする。そして、画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドを待ち受ける。
そして、画像読取ユニット3では、画像形成ユニット2からのウォームアップ完了通知コマンドを受けると、画像読取制御部93は、原稿の読取を開始する。さらに、画像読取制御部93は、原稿の読取を開始したことを示すコマンド(原稿読取開始コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
システム制御ユニット8では、画像読取ユニット3からの原稿読取開始コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、画像読取ユニット3から送信された画像データの蓄積処理を開始する。そして蓄積処理を開始した後、予め定めたデータ量の画像データを蓄積すると、システム制御ユニット制御部98は、蓄積した画像データを画像形成ユニット2に転送する。
それにより、画像形成ユニット2は、システム制御ユニット8から取得した画像データに基づく画像形成(プリント)を開始する。
図6には示していないが、給紙ユニット6においても同様の経緯を経て、用紙を供給する動作を開始する。
この場合に、画像形成制御部92および給紙ユニット6の給紙制御部96は、画像形成動作を開始したことを通知するコマンド(画像形成開始通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
ここで、プリントを開始した画像形成ユニット2内および給紙ユニット6内において、画像形成ユニット2に設けられた制御部(各種制御部22)や給紙ユニット6に設けられた制御部が、画像形成ユニット2を構成する各デバイス(機構部23)や給紙ユニット6を構成する各デバイス、および制御部自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、各デバイスおよび制御部自身への電源供給・停止の制御を自ら実施するように構成してもよい。
画像読取ユニット3に戻り、画像読取ユニット3が原稿の読取を完了すると、画像読取制御部93は、画像読取ユニット3の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像読取ユニット3の機構部への電力をオフするが、予め定めた時間の間、画像読取制御部93の稼働状態を維持する。その間、次の原稿の読取を待ち受ける状態を維持する。また、画像読取制御部93は、原稿の読取を完了したことを通知するコマンド(読取完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
システム制御ユニット8は、画像読取ユニット3からの読取完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、画像読取ユニット3からの読取完了通知コマンドを認識して、画像読取ユニット3からの画像データの蓄積処理を完了する。しかし、システム制御ユニット8は、その後において、蓄積した画像データを画像形成ユニット2に転送する処理を継続する必要がある。また、画像形成ユニット2および給紙ユニット6からの画像形成開始通知コマンドにより画像形成ユニット2や給紙ユニット6にて画像形成動作が行われていることを認識している。そのため、システム制御ユニット制御部98は、蓄積した画像データの転送処理や画像形成装置1全体の動作監視処理等を行うために、24Vのオン状態を維持する。
画像形成ユニット2がプリントを完了すると、画像形成制御部92は、画像形成ユニット2の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、画像形成ユニット2の機構部23への電力をオフするが、予め定めた時間の間、画像形成制御部92の稼働状態を維持する。その間、次の画像読取ユニット3からの画像データ等を含む各種画像データの入力を待ち受ける状態を維持する。それとともに、画像形成制御部92は、プリントを完了したことを通知するコマンド(画像形成完了通知コマンド)を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。そして、予め定めた時間の経過の後も画像データの入力がなければ、画像形成制御部92への電力もオフされ、画像形成ユニット2は、電源オフ状態に移行する。
なお、図6には示していないが、給紙ユニット6も同様である。
システム制御ユニット8では、画像形成ユニット2からの画像形成完了通知コマンドを受けると、システム制御ユニット制御部98は、予め定めた時間の間、24Vのオン状態を維持した後、システム制御ユニット8の電源モードを24Vのオン状態から5Vのオン状態へと移行させる。それにより、システム制御ユニット8の機構部への電力をオフするが、予め定めた時間の間、システム制御ユニット制御部98の稼働状態を維持する。その間、機内LAN10を介して各ユニットからブロードキャストされるコマンドの入力を待ち受ける状態を維持する。そして、予め定めた時間の経過の後も各ユニットからのコマンドの入力がなければ、画像形成装置1への画像情報(各種画像データ)の入力がないと判定されるので、システム制御ユニット制御部98は、CPUオフ状態へ移行し、節電モードを設定する。
このように、本実施の形態の画像形成装置1では、例えば、ファクシミリ受信があった場合、印刷ジョブデータが受信された場合、および複写処理を行う場合各々にて、画像形成機能部、各種制御機能部自身がシステム状態、もしくは、予め定めた時間経過を判断して、電源モードを遷移させる。即ち、画像形成ユニット2の画像形成制御部92、各種制御機能部(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、給紙ユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)の制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、給紙制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内LAN10を介して得られるコマンドが付された情報から自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、電力供給ユニット9からの電源供給・停止の制御を自ら実施している。それにより、画像形成機能部、各種制御機能部には動作すべきタイミングでの電源供給が行われるので、ユニット単位での省電力化が図られる。
またその際に、各ユニット内においても、各ユニットに設けられた各種制御部がそれぞれの動作タイミングに従って、自身の電源供給・停止や自身が制御するデバイスの電源供給・停止を自ら制御するように構成してもよい。その場合には、各種制御部22および各デバイスには動作すべきタイミングでの電源供給が行われるので、デバイス単位での省電力化が図られる。
次の図7は、画像形成機能部や各種制御機能部(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、給紙ユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)の制御部(画像形成制御部92、画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、給紙制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)のハードウェア構成を示した図である。図7に示したように、制御部は、画像形成機能部や各種制御機能部の電源モードの遷移を制御するに際して、予め定められたプログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算手段の一例としてのCPU101、CPU101により実行されるプログラム等が格納されるRAM102、CPU101により実行されるプログラム等にて用いられる設定値等のデータが格納されるROM103、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できるEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ104、制御部に接続される各デバイスとの信号の入出力を制御するインターフェース部105を備えている。
また、メモリユニット7には各制御部により実行されるプログラムが格納されており、各制御部がこの処理プログラムを読み込むことによって、画像形成機能部や各種制御機能部の電源モードの遷移制御が実行される。すなわち、画像形成機能部や各種制御機能部の電源モードの遷移制御を実行するプログラム等が、例えばメモリユニット7としてのハードディスクやDVD−ROM等から各制御部内のRAM102に読み込まれる。そして、RAM102に読み込まれたプログラムに基づいて、CPU101が各種処理を行う。このプログラムに関するその他の提供形態としては、予めROM103に格納された状態にて提供され、RAM102にロードされる形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM103を備えている場合には、各制御部がセッティングされた後に、プログラムだけがROM103にインストールされ、RAM102にロードされる形態がある。また、インターネット等の外部LAN12を介して各制御部にプログラムが伝送され、各制御部のROM103にインストールされ、RAM102にロードされる形態がある。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1においては、各種の画像処理動作を行うに際して、画像形成機能部および各種制御機能部自身がシステム状態、もしくは、予め定めた時間経過を判断して、電源モードを遷移させる。それにより、画像形成機能部および各種制御機能部には動作すべきタイミングで電源供給が行われるので、ユニット単位での省電力化が図られる。
またその際に、各ユニット内においても、各ユニットに設けられた各種制御部がそれぞれの動作タイミングに従って、自身の電源供給・停止や自身が制御するデバイスの電源供給・停止を自ら制御するように構成してもよい。それにより、各種制御部22および各デバイスには動作すべきタイミングでの電源供給が行われるので、デバイス単位での省電力化が図られる。
以下、第1の実施の形態および第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図8は、第1の実施の形態に係る制御例を説明するフローチャートである。
図8に示すフローチャートでは、節電モードの状態において、UIユニット4の節電ボタン140(図1または図2参照)が押されたことを検知すると(ステップ101)、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3およびUIユニット4の各々について初期化処理を実施する(ステップ102)。UIユニット4の初期化処理が完了すると、UIユニット4による表示を開始し、メニュー画面を描画処理し、UIユニット4がスタンバイ状態になると、メニュー画面を表示し(ステップ103)、ユーザによるメニュー選択を待つ(ステップ104でNo)。ここにいうメニュー画面には、例えば「コピー(原稿複写)」、「プリント」、「ファックス受信」、「ファックス送信」、「スキャン」等の各種のサービスを選択するボタンが表示される。
このように、ユーザは、節電ボタン140を押して間もない時期に、UIユニット4のメニュー画面から各種のサービスを選択することが可能である。付言すると、UIユニット4にてメニュー画面の表示が開始された時点では、画像形成ユニット2および画像読取ユニット3の初期化処理が未だ完了しておらず、スタンバイ状態ではない。したがって、各ユニットのパラメータが確定していない状態でUIユニット4にて画像表示がなされている。このため、UIユニット4では、節電モードに移行する前の段階でメモリユニット7に格納されている各種のパラメータを読み出し、読み出したパラメータを用いていったん表示し、表示後に各パラメータが確定した段階で、その都度表示内容を変更する制御を行う。
ユーザによりUIユニット4のメニュー画面からいずれかのサービスが選択されると(ステップ104でYes)、選択されたサービス(受け付け内容の一例)についての判定を行う。より具体的には、選択されたサービスが、スキャン、ファックス送信またはコピーであるか否かの判定を行う(ステップ105)。スキャン、ファックス送信またはコピーのサービスであれば(ステップ105でYes)、ステップ106に進み、それ以外のサービスすなわち、プリントまたはファックス受信であれば(ステップ105でNo)、ステップ113に進む。
かかる判定については、メニュー画面で選択されたサービスの実行に画像読み取りユニット3を作動させる必要があるか否かというものであると把握することができる。すなわち、スキャン、ファックス送信またはコピーのサービスは、画像読み取りユニット3を作動させる必要があるものであり、その一方で、プリントまたはファックス受信のサービスは、画像読み取りユニット3を作動させる必要がないものである。付言すると、スキャンまたはファックス送信のサービスは、画像形成ユニット2を作動させる必要がないものであり、その一方で、コピー、プリントまたはファックス受信のサービスは、画像形成ユニット2を作動させる必要があるものである。
選択されたサービスが、スキャン、ファックス送信またはコピーであれば(ステップ105でYes)、スタートボタン180(図1または図2参照)が押し下げられると(ステップ106)、画像読取ユニット3の初期化が完了したか否かを判定する(ステップ107)。画像読取ユニット3の初期化が完了していない場合(ステップ107でNo)、スタートボタン180の受け付けを拒絶し(ステップ108)、ステップ106に戻る。すなわち、画像読取ユニット3の初期化が完了して原稿サイズ検知が可能になるので、画像読取ユニット3の初期化完了までの間は、スタート拒絶が行われる。言い換えると、スタートボタン180の受け付け開始は、画像読取ユニット3の初期化の完了を待って行われる。
画像読取ユニット3の初期化が完了したか否かの判定としては、画像読取ユニット3全体の機能が初期化されたか否かを判定する場合のほか、画像読取ユニット3の一部の機能だけが初期化されたか否かを判定する場合も考えられる。ここにいう一部の機能としては、例えば、画像読取ユニット3により画像読み取りがなされる原稿の外形の大きさを検知する機能である原稿サイズ検知機能を挙げることができる。
画像読取ユニット3の初期化が完了した場合(ステップ107でYes)、次に、選択されたサービスについてさらに絞り込んで判定する。すなわち、選択されたサービスがコピーであるか否かの判定を行う(ステップ109)。
より詳細に説明すると、選択されたサービスがコピーである場合(ステップ109でYes)、さらに、給紙ユニット6が備える図2に図示の用紙トレイ160のサイズ情報が確定したか否かの判定を行う(ステップ110)。サイズ情報が確定していない場合(ステップ110でNo)、ステップ110に戻り、サイズ情報が確定するまで待つ。なお、このサイズ情報は、上述したように、給紙ユニット6の用紙トレイ160に収容されている用紙のサイズを特定する情報である。
用紙トレイ160のサイズ情報が確定した場合(ステップ110でYes)、画像読み取りを開始し(ステップ111)、画像形成処理を開始する(ステップ112)。
また、選択されたサービスがコピーでない場合(ステップ109でNo)、ステップ111に進む。
このようにして、スキャン、ファックス送信またはコピーについてのサービスの実行を開始し、一連の処理を終了する。
また、ステップ105において、選択されたサービスが、スキャン、ファックス送信またはコピーでない場合(ステップ105でNo)、すなわちプリントまたはファックス受信である場合には、スタートボタン180の押し下げ操作(ステップ113)を待って、用紙トレイ160のサイズ情報が確定したか否かの判定を行う(ステップ114)。この判定は、上述のステップ110での判定と同じものである。
用紙トレイ160のサイズ情報が確定すると(ステップ114でYes)、画像処理を開始し(ステップ115)、ステップ112に進んで、画像形成処理を開始する。
このようにして、プリントまたはファックス受信についてのサービスの実行を開始し、一連の処理を終了する。
上述のステップ110,114にて判定される用紙トレイ160のサイズ情報の確定としては、節電モードに入る前にメモリユニット7に予め格納されているサイズ情報を読み出し、これにより、用紙トレイ160のサイズ情報を取得することで行われる。
図9は、第1の実施の形態に係る制御例を説明するタイムチャートであり、原稿複写の場合の制御例を示している。同図には、横軸の左から右の方向に順に、節電解除押下A1、システム節電解除A2、UI表示開始A3、原稿サイズ検知可能時点A4、UIスタンバイA5、画像読取スタンバイA6、トレイ状態確定A7および画像形成スタンバイA8を示している。
節電解除押下A1により節電モードが解除されると、システム制御ユニット8では、OS(Operating System)初期化を行い、その後、画像読取ユニット3、画像形成ユニット2およびUIユニット4の各々が初期化を開始する。
上述したように、UIユニット4の節電モード解除後の制御は、他のユニットとは同期せずにスタンバイ状態へと復帰する。すなわち、UIユニット4では、UI初期化処理が終了すると描画処理を開始し、描画処理が終了するまでの間の画面には、初期化中画面表示がなされる。このような描画処理が終了した後に、スタートボタン受付禁止期間STの設定がなされる。より具体的には、原稿サイズを検知可能な時点の後に、スタートボタン受付禁止とされる。すなわち、コピーのサービスを選択し、その内容で画面表示されても画像読取ユニット3の初期化処理が終了し、スタンバイになるまではスタートボタン180の受付が可能にならない。言い換えると、UIユニット4のスタンバイであるUIスタンバイA5から画像読取ユニット3のスタンバイである画像読取スタンバイA6までの期間をスタートボタン受付禁止期間(スタート禁止期間)STとしている。
なお、画像読取ユニット3の初期化処理が完了するまで、スタートボタン受付禁止の設定をする変形例も考えられる。
図9に示す制御例では、画像読取ユニット3が初期化処理および能力交換を終了後にスタンバイ状態に移行した段階で、スタートボタン受付禁止の設定が解除され、その後にサイズ情報の確定待ちになる。
より具体的に説明すると、画像読取ユニット3がスタンバイとなりスタートボタン180が受付可能になってからトレイ状態確定までの期間であるトレイ状態の確定待ち期間WTでは、スタートボタン180を受け付けるものの、画像読取ユニット3による画像読み取りを開始しない。すなわち、トレイ状態確定A7となってから、画像読取ユニット3の原稿台カバー34の上に置かれた原稿について画像読み取りを開始し、または、原稿送り装置32に置かれた原稿の引込を開始し画像読み取りを開始する。このように、サイズ情報が確定し、トレイ状態が確定した時点で画像読取ユニット3による画像読み取りが開始される。
画像形成ユニット2では、初期化処理を開始し、オプション検知を行い、検知されたオプションとの間で能力交換通信を行うと共にコンフィグ通信およびステータス通信を行い、モード通知を行った後にスタンバイになり、用紙供給が開始される。
なお、検知されたオプションが節電モードに入る前の構成と異なる場合には、フェールとして画像形成装置1の全体を再起動する制御例も考えられる。
図10は、比較例として従来の制御例を説明するタイムチャートであり、原稿複写の場合の制御例を示している。同図は、図9に対応するものである。図10には、横軸の左から右の方向に順に、節電解除押下B1、初期化処理開始B2、UI表示開始B3、原稿サイズ検知可能時点B4、画像読取スタンバイB6、トレイ状態確定B7、画像形成スタンバイ・UIスタンバイ・システム節電解除B71およびUIメニュー表示B72を示している。
図10に示すように、節電モード中に節電ボタン140の押下により節電解除され、システム初期化中となると同時に、画像読取ユニット3、画像形成ユニット2およびUIユニット4の初期化処理を実施する。UIユニット4では、初期化処理が完了すると表示を開始する。この初期化処理中に原稿サイズ検知が可能である。そして、画像読取ユニット3の初期化処理が完了し、トレイ状態が確定し、画像形成ユニット2のスタンバイおよび各ユニットの初期化処理が完了することで、システム制御ユニット8の節電解除処理が完了する。また、UIユニット4がスタンバイとなり、UIユニット4のメニュー画面を描画表示する。このメニュー表示がなされた以降に、サービス選択することでユーザは選択したサービスを実行することが可能となる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。
〔第2の実施の形態〕
図11および図12は、第2の実施の形態に係る制御例を説明するフローチャートであり、第1の実施の形態を説明する図8に対応するものである。なお、図11は、図8と共通する処理手順を有することから、共通する処理手順の説明を省略することがある。すなわち、図11のステップ201〜209、211〜213、215は順に、図8の101〜109、111〜113、115に対応するものであるので、ステップ210およびステップ214でのサイズ情報確定処理について主に説明する。
図11に示すように、選択されたサービスがコピーである場合(ステップ205でYesおよびステップ209でYes)、サイズ情報確定処理を行った後に(ステップ210)、画像読み取りを開始する(ステップ211)。
また、図11に示すように、選択されたサービスがスキャン、ファックス送信またはコピーではなくてプリントまたはファックス受信の場合(ステップ205でNo)、スタートボタンが押し下げられると(ステップ213)、サイズ情報確定処理を行った後に(ステップ214)、画像処理を開始する(ステップ215)。ここにいうサイズ情報確定処理は、用紙トレイ160のサイズ情報を確定するための処理であり、具体的な処理手順は図12に図示されている。このサイズ情報は、上述したように、給紙ユニット6の用紙トレイ160に収容されている用紙のサイズを特定する情報である。
図12に示すように、サイズ情報確定処理では、トレイ開閉がなかったか否かの判定をまず行う(ステップ301)。かかる判定は、用紙トレイ160(図2参照)のサイズ交換等のための操作が行われたか否かを判断するためのものである。このような判断は、図示しないセンサの検出結果により行われる。なお、トレイ開閉は、変更操作の一例である。
トレイ開閉がなかった場合(ステップ301でYes)、給紙ユニット6からサイズ情報を取得する前に、節電モードに入る前にメモリユニット7に予め格納されているサイズ情報を読み出し、これにより、用紙トレイ160のサイズ情報を取得する(ステップ302)。このように、トレイ開閉がなければ、給紙ユニット6からサイズ情報が送信されるのを待つことなく、メモリユニット7のサイズ情報を取得することでサイズ情報を確定し、以降の処理を進める。
その一方で、トレイ開閉があった場合(ステップ301でNo)、メモリユニット7からサイズ情報を読み出すことなく、給紙ユニット6からサイズ情報が送信されるまで待機する。やがて、給紙ユニット6からのサイズ情報を受信することで、実際の用紙トレイ160のサイズ情報を取得する(ステップ303)。
このように、第1の実施の形態および第2の実施の形態では、比較例とは異なり、ユーザがUIユニット4のメニュー操作が開始可能になるまでの時間が格段に早くなり、また、サービスの実行開始も早くなるためユーザがアウトプットを得られるのを早期化することが可能になる。さらには、出力トレイ情報の確定を待たせて画像読み取りの際に画像形成のための画像処理を実施してメモリユニット6に格納するため、安価なハードウェア構成によって高速に読み込みながら出力処理を行うことが可能になる。
1…画像形成装置、2…画像形成ユニット、3…画像読取ユニット、4…ユーザインターフェースユニット、5…FAXユニット、6…給紙ユニット、7…メモリユニット、8…システム制御ユニット、9…電力供給ユニット、10…機内LAN、93…画像読取制御部、94…UI制御部、95…FAX制御部、96…給紙制御部、97…メモリ制御部、98…システム制御ユニット制御部、140…節電ボタン、160…用紙トレイ

Claims (8)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読み取り機能、画像を形成する画像形成機能、およびユーザからの指示を入力可能とし、ユーザに通知する内容を表示する表示機能を含む複数の機能をユーザによる操作部の操作により実現する装置本体と、
    前記複数の機能の中のいずれかの機能を発揮している状態である第1の電力状態と、いずれかの機能を発揮できる状態にある第2の電力状態と、いずれかの機能の消費電力が無いまたは当該第1の電力状態および当該第2の電力状態の場合よりも低い第3の電力状態とのいずれかに遷移するよう電源の供給または停止を制御する制御部と、
    前記装置本体において前記画像形成機能が実現される場合に供給される用紙の情報を取得する取得手段と、
    前記複数の機能が前記第3の電力状態から前記第2の電力状態に復帰する場合に前記表示機能を当該複数の機能のうち当該表示機能以外の他の機能と同期せずに復帰し、当該他の機能の当該第3の電力状態から当該第2の電力状態への移行中に、当該複数の機能に含まれる機能の選択の受付を、ユーザからの前記指示により行うように当該複数の機能を制御する第1の制御手段と、
    前記受付された前記機能に前記画像形成機能を要する場合には、前記取得手段により用紙の情報が取得されるのを待ってから、当該機能の実行を受付け、当該受付された当該機能に当該画像形成機能を要しない場合には、当該取得手段による当該用紙の情報の取得の有無に関わらず、当該機能の実行を受付けるように前記他の機能を制御する第2の制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記第2の制御手段は、前記他の機能としての前記画像読み取り機能および前記画像形成機能により実行される原稿複写を行う場合に、前記取得手段により用紙の情報が取得されるまで当該画像読み取り機能による前記原稿の画像の読み取りを行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の制御手段は、前記画像読み取り機能にて行われる原稿の大きさ検知が可能になるまでユーザによる前記操作部の操作のうち前記機能の実行を受付けないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の制御手段は、前記他の機能としての前記画像読み取り機能および前記画像形成機能により実行される原稿複写を行う場合であって、前記画像形成機能により画像が形成される用紙を供給する給紙部に対して前記複数の機能が前記第3の電力状態に移行してから当該第3の電力状態から復帰するまでの間に変更操作が行われていない場合に、前記取得手段が前記給紙部から用紙の情報を取得する前に当該画像読み取り機能が前記第1の電力状態に移行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の機能の実現の際に利用される情報を保持する情報保持部をさらに備え、
    前記表示機能は、前記複数の機能について前記情報保持部により保持される情報を表示すると共に、確定した情報が当該情報保持部により保持される当該情報と異なるときには、当該確定した情報に変更して表示することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 原稿の画像を読み取る画像読み取り機能、画像を形成する画像形成機能、およびユーザからの指示を入力可能とし、ユーザに通知する内容を表示する表示機能を含む複数の機能をユーザによる操作部の操作により実現する装置本体と、
    前記複数の機能の中のいずれかの機能を発揮している状態である第1の電力状態と、いずれかの機能を発揮できる状態にある第2の電力状態と、いずれかの機能の消費電力が無いまたは当該第1の電力状態および当該第2の電力状態の場合よりも低い第3の電力状態とのいずれかに遷移するよう電源の供給または停止を制御する制御部と、
    前記装置本体において前記画像形成機能が実現される場合に供給される用紙の情報を取得する取得手段と、
    前記複数の機能が前記第3の電力状態から前記第2の電力状態に復帰する場合に前記表示機能を当該複数の機能のうち当該表示機能以外の他の機能と同期せずに復帰し、当該他の機能の当該第3の電力状態から当該第2の電力状態への移行中に、当該複数の機能に含まれる機能の選択の受付を、ユーザからの前記指示により行うように当該複数の機能を制御する第1の制御手段と、
    前記受付された前記機能に前記画像形成機能を要しない場合には、前記取得手段により用紙の情報が取得されるのを待たずに、当該機能の実行を受付けるように前記他の機能を制御する第2の制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  7. 前記第2の制御手段は、前記画像読み取り機能にて行われる原稿の大きさ検知が可能になるまでユーザによる前記操作部の操作のうち前記機能の実行を受付けないことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 原稿の画像を読み取る画像読み取り機能、画像を形成する画像形成機能、およびユーザからの指示を入力可能とし、ユーザに通知する内容を表示する表示機能を含む複数の機能をユーザによる操作部の操作により実現する画像形成装置が備えるコンピュータに、
    前記複数の機能の中のいずれかの機能を発揮している状態である第1の電力状態と、いずれかの機能を発揮できる状態にある第2の電力状態と、いずれかの機能の消費電力が無いまたは当該第1の電力状態および当該第2の電力状態の場合よりも低い第3の電力状態とのいずれかに遷移するよう電源の供給または停止を制御する電力状態制御機能と、
    前記画像形成装置において前記画像形成機能が実現される場合に供給される用紙の情報を取得する取得機能と、
    前記複数の機能が前記第3の電力状態から前記第2の電力状態に復帰する場合に前記表示機能を当該複数の機能のうち当該表示機能以外の他の機能と同期せずに復帰し、当該他の機能の当該第3の電力状態から当該第2の電力状態への移行中に、当該複数の機能に含まれる機能の選択の受付を、ユーザからの前記指示により行うように当該複数の機能を制御する第1の制御機能と、
    前記受付された前記機能に前記画像形成機能を要する場合には、前記取得機能により用紙の情報が取得されるのを待ってから、当該機能の実行を受付け、当該受付された当該機能に当該画像形成機能を要しない場合には、当該取得機能による用紙の情報の取得の有無に関わらず、当該機能の実行を受付けるように前記他の機能を制御する第2の制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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