JP4157820B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、複写、ファックス、プリント、スキャン等の複数の機能が組み込まれた複合システムに使用する画像形成装置に関する。
近年、複写、ファックス、プリント、スキャン等の複数の機能が組み込まれた複合システムが多く使用されされるようになってきている。この種の複合システムは、通常、電源の投入後に、使用することなくある一定時間が経過すると、待機モード、予熱モード、低電力モード、スリープモードと順に高い省エネの状態に移行して待機するように制御されている。
そして、前述の複合装置は、省エネ待機状態になった状態で、システムの利用のために、操作パネルに備えられる電源ボタンを押下するか、ADFに紙をセットするか、圧版を動作させると、システムの機能の全てが復帰するようにされている。
なお、前述したように省エネ制御に関する従来技術として、例えば、特許文献1〜5に記載された技術が知られている。
特開2001−22481号公報 特開2001−191616号公報 特開2002−44309号公報 特開2002−52784号公報 特開平11−126000号公報
前述したように従来技術による複合システムは、省エネ待機状態になった状態で、システムの利用のために、操作パネルに備えられる電源ボタンを押下するか、ADFに紙をセットするか、圧版を動作させると、システムの機能の全てが復帰するように制御されている。
しかし、前述した従来技術は、ユーザがスキャナ機能のみで複写機のハードディスクに情報を取り込みたい場合、ドキュメントBOXに情報を取り込みたい場合、FAXでデータの送信のみに使用したい場合等に、使用する必要のないエンジン部分まで電源が入ってしまい、余分な機能まで電源復帰してしまうため省エネの機能が充分に生かされていない場合が多いという問題点を有している。
また、前述の従来技術は、複合システムがネットワークに接続されていて、ネットワークを介して使用されるような場合も、前述と同様に、ネットワークを介して送られてくるジョブの機能に関係なく省エネから復帰して全ての機能が電源復帰してしまうため、省エネの機能が充分に生かされていないという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、省エネ状態からの復帰のときに必要な機能のみを起動させることにより、必要な機能にのみ電力を供給可能として消費電力をおさえることができるようにした画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の第1の手段は、省エネ待機状態をとることが可能な画像形成装置において、各種機能ボタンと表示部とにより構成される操作パネルを備え、省エネ待機状態にある時に、前記操作パネルの機能ボタンの1つである電源ボタンが操作されたとき、前記操作パネルの電源だけを復帰させる手段と、該手段により前記操作パネルの電源だけが復帰させられた後、前記各機能のボタンの操作により、操作された機能を実行する機構を選択して、その機構に対する電源を復帰させる手段とを有することを特徴とする。
本発明の第2の手段は、省エネ待機状態をとることが可能な画像形成装置において、各種機能ボタンの表示が可能で全体がタッチパネルを有する表示部により構成される操作パネルを備え、省エネ待機状態にある時に、前記タッチパネルを有する表示部の予め定められた領域、あるいは、任意の領域にタッチされたとき、前記操作パネルの電源だけを復帰させる手段と、該手段により前記操作パネルの電源だけが復帰させられた後、前記各機能のボタンの操作により、操作された機能を実行する機構を選択して、その機構に対する電源を復帰させる選択手段とを有することを特徴とする。
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記機能のボタンの操作が、電源ボタン操作後のスキャナ、プリンタ、ファックス、ドキュメントボックス、コピーの何れか1つまたは複数のボタンの操作であることを特徴とする。
第4の手段は、第の手段において、前記スキャナボタンの操作は、データのスキャナ読み込みのみの場合と、プリントアウトが必要な場合とに分けられて、スキャナ読み込みのみの場合、スキャナのみの電源を復帰させる機構の選択を行い、プリントアウトも必要な場合、スキャナ及びプロッタの電源を復帰させる機構の選択が行われることを特徴とする。
第5の手段は、第3の手段において、前記機能のボタンの操作が、コピーボタンであった場合、電源復帰させる機構としてスキャナ及びプロッタを選択することを特徴とする。
第6の手段は、第3の手段において、前記機能のボタンの操作が、コピーボタンであった場合、電源復帰させる機構としてスキャナ及びプロッタを選択することを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第の手段のうちいずれか1の手段において、前記電源復帰させる機構を選択する手段は、IO系ASICのMACと、エンジン系ASICと、PSUとに備えられることを特徴とする。
述した本発明の各手段によれば、操作パネルだけを、電源復帰させることができ、また、操作パネルの機能ボタンの操作によって復帰させる機構のみに電源を入れるように制御することが可能になり、より省エネな画像形成装置を構成することができる。
本発明によれば、操作パネルから指示されるジョブによって復帰させる機構のみを選択して電源を入れるように制御することが可能になり、より省エネな画像形成装置を構成することができる。
以下、本発明による画像形成装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による画像形成装置が組み込まれた複合システムの操作パネルの例を示す図である。図1において、500は操作パネル、501は電源ボタン、502はコピーボタン、503はドキュメントボックスボタン、504はファックスボタン、505はプリンターボタン、506はスキャナーボタン、507は表示部、508はテンキー部、509はスタートボタン、510はクリア/ストップボタン、511は試しコピーボタンである。
図1に示す操作パネル500は、通常設けられている電源ボタン501、表示部507、テンキー部508、スタートボタン509、クリア/ストップボタン510、試しコピーボタン511に加えて、本発明により、コピーボタン502、ドキュメントボックスボタン503、ファックスボタン504、プリンターボタン505、スキャナーボタン506が設けられて構成されている。
そして、図1に示す操作パネル500を備える複合システムが省エネ待機状態にある場合、従来であれば、ユーザが電源ボタン501を押下するか、ADFに原稿をセットするか、圧版を動作させると全機能に対する電源が全て起動してしまう。
本発明は、複合システムの操作パネル500に設けられた機能毎のボタンとしてのコピーボタン502、ドキュメントボックスボタン503、ファックスボタン504、プリンターボタン505、スキャナーボタン506を選択して、ユーザが押下したときにシステムが省エネ状態から復帰するようにしており、しかも、押下された機能毎のボタンにより指示された機能で必要な部分だけの電源復帰を行うようにしている。また、システムの電源がオフとされた状態のとき、電源ボタン501が操作(押下)された場合、操作パネル500の電源が立ち上げられて、前述した各所の機能ボタンの操作(押下)が有効になる。本発明は、これにより、省エネの機能を充分に生かすことができるようにしている。
操作パネル500は、図1に示しているように、表示部507と、この表示部507の周辺に配置された多数の機能ボタンとにより構成される。そして、表示部507は、タッチパネルが設けられて構成されており、操作の状態等を表示すると共に、表示された次の操作の指示ボタンにユーザがタッチ(操作)することにより、表示部507の表示面に設けられたタッチパネルを使用して、種々の操作を行うことができる。
前述では、操作パネル500が、表示部507と、この表示部507の周辺に配置された多数の機能ボタンとにより構成されるとして説明したが、本発明の実施形態は、操作パネル500の全体をタッチパネルを設けた表示部により構成してもよい。そして、システムの電源がオフとされ、操作パネル上の表示部のための電源も供給されていないときにも、タッチパネルへのユーザの指等の接触を検出可能としておき、指等の接触が検出された場合、まず、操作パネルを構成する表示部の電源を立ち上げて、その後の操作の全てを表示部のタッチパネルから行うようにすることができる。
また、本発明は、省エネ待機状態からネットワークを介しての復帰において、ネットワークを介して送られてくる伝送フレームの内容によって起動状態を選択できるセレクト回路を設けて、前述の場合と同様に、必要な部分だけの電源復帰を行うようにしている。なお、前述したような本発明での省エネ制御の詳細については後述する。
図2は一般的な複合システムのシステム状態の遷移を説明する図であり、次に、図2を参照して、複写機の機能を中心として、省エネの各モードについて説明する。
図2において、MF Sleepモード601の状態は、エンジン部に電源が入っていない状態であり、当然定着部も電源OFFの状態である。一方、モード602〜605の状態は、エンジンに電源が入っており、時間が経過したり、人が複写機能のスイッチを入れたりする条件で3つの省エネモードに変化する状態である。待機モード605は、すぐ複写機能を動かせる状態であり、低電力モード602と予熱モード603とは省エネモードであり、低電力モード602の方がより省エネモードとなっている。
通常、動作モード604で各種の機能の動作が行われ、コピー、印刷等のジョブが終了すれば待機モード605に移行する。待機モード605は、エンジン及び定着部の電源がONとなっていて、直ちに動作モード604に移行可能な状態であり、何らかのジョブ、例えば、コピー、印刷等のジョブが開始されれば、直ちに動作モード604に移行する。待機モード605の状態で、予熱キーの操作が行われたり、あるいは、何の操作も行われることなく一定時間の経過をソフトタイマーが検出すると、予熱モード603に移行する。
予熱モード603は、操作パネルの電源をOFFとし、定着部の温度を下げて予熱するだけの状態であり、何らかのキー操作、あるいは、センサにより操作が検知されると、待機モード605に移行し、さらに動作モード604に移行して必要な動作が可能になる。また、この予熱モード603において、各種プリンタインタフェースからプリント要求があると、操作パネルをOFFとしたまま、動作モード604に移行して要求されたジョブを処理し、ジョブの終了後、予熱モード603に戻る。予熱モード603の状態で、何の操作も行われることなく一定時間の経過をソフトタイマーが検出すると、低電力モード602に移行する。
低電力モード602は、エンジン及び定着部の電源がOFFとされ、コントローラだけがONとされているいる状態である。この低電力モード602の状態で、各種プリンタインタフェースからプリント要求があると、操作パネルをOFFとしたまま、動作モード604に移行して要求されたジョブを処理し、ジョブの終了後、低電力モード602に戻る。低電力モード602の状態で、サブ電源キーがOFFとされたり、あるいは、何の操作も行われることなく一定時間の経過をソフトタイマーが検出すると、MF Sleepモード601に移行する。
MF Sleepモード601は、エンジン及び定着部の電源がOFFとされ、通信回線を介したCSS要求(センター側からのトナー状態チェック等の要求)のみを受け付けて、操作パネル等はOFFのまま通信を行う。このMF Sleepモード601への移行は、予熱モード603、待機モード605からも、サブ電源キーのOFF、ウイークリータイマーによるタイムアップ等により可能である。また、このMF Sleepモード601の状態においても、各種プリンタインタフェースからプリント要求があると、動作モード604に戻って、プリントジョブを実行することができる。
図4は本発明での省エネ制御を実行する画像形成装置のハードウェアプラットホームの構成を示すブロック図であり、次に、これについて説明する。
図1に示す画像形成装置は、コントローラ101とエンジン部106とをPCIで接続して構成され、さらに、パワーサプライユニット(PSU)110を備えて構成されている。コントローラ101は、画像形成装置全体の制御、描画、通信、操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部106は、スキャナ108とプロッタ109とを有している。プロッタ109は、白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタであり、スキャナ108は、スキャナ、ファックスユニット等である。このエンジン部106には、プロッタ109及びスキャナ108等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理を行う画像処理部122と及びPCI部123を含むASIC107と、CPU111とを有している。
コントローラ101は、CPU105と、ノースブリッジ(NB)104と、システムメモリ(MEM−P)112と、サウスブリッジ(SB)103と、ローカルメモリ(MEM−C)119と、ASIC118と、操作部116と、複数のハードディスクドライブ(HDD)117と、ASIC102と、OPTION114、115と、ROM113とを有し、ノースブリッジ(NB)104とASIC118との間をAGP(Acce1erated Graphics Port)により接続して構成される。また、NB104とSB103との間はPCIにより接続されている。
CPU105は、画像形成装置の全体の制御を行うものであり、NB104、MEM−P112、ASIC102、OPTION114、115、ROM113及びSB103からなるチップセットを有する。ここで、このCPU1O2のインターフェースは公開されておらず、チップセットを介して他の機器を接続するものとする。
NB104は、CPU105とMEM−P112、SB103、AGPとを接続するためのブリッジであり、MEM−P112は、画像形成装置の描画用メモリ等として用いるシステムメモリである。SB103は、NB104とROM113、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。なお、OPTION114、115は、オプションとしてのPCIデバイス、周辺デバイスを接続するための空きスロットである。
MEM−C119は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC118は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICであり、AGP、PCI、HDD117及びMEM−C119をそれぞれ接続するブリッジの役割も有する。
操作部116は、ユーザからの入力操作の受け付け並びにユーザに向けた表示を行う操作部であり、図1に示した操作パネル500に相当する。HDD117は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
ASIC118とNB104とを接続するAGPは、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、システムメモリ112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
このAGPは、本来、3D(三次元)画像をスムーズにディスプレイに表示する際に用いられるものであるが、図4に示す画像形成装置では、このAGPを介してNB104とASIC118とを接続している。
すなわち、前述したように、CPU102のインターフェースが公開されていないので、ここではチップセットの一部であるNB104を介してASIC118を接続している。その際、PCIバスを用いて両者を接続したのではパフォーマンスが低下するため、ここでは、AGPを拡張利用している。
ASIC118に含まれる編集部124、ビデオ出力部125、合成部126は、画像データを所望の状態に編集してエンジン部106に出力するものであるが、これらの構成等は、本発明の要旨とするところではないので、その説明は省略する。
〔ネットワークフレームを使用した電源復帰〕
すでに図2を参照して説明したように、従来技術による複写機は、ネットワークから省エネ状態を復帰させると、どのような場合でも、MF Sleepモード601から待機モード605の状態に復帰してしまう。この理由は、複写機にプリントアウトさせる場合、エンジン部の電源を復帰させてプリントアウトさせなければならないため、スキャナ機能の電源も復帰することになるからである。また、複写機のドキュメントボックスにデータを入れたい場合やスキャナでデータを取り込みたい場合、FAXのデータをドキュメントボックスに入れておいて後日データを引き出したい場合等にも、エンジン部の電源を復帰させてしまうので余分な電力を消費してしまうことになる。
そこで、本発明の実施形態は、ネットワークから省エネを復帰させる場合、ネットワークからのフレームによって待機モード605にするか、MF Sleepモード601のままで、エンジンの復帰なしでデータのみを取り込むかの選択を行う回路をIO系ASICである図4に示したASIC102に含まれるMAC(Media Access Control)に設け、そこからエンジン106側のASIC107とPSU110とに、スキャナ108とプロッタ109とを選択させる機能を持たせている。この詳細については後述する。なお、MACは、ASIC102の中に含まれるネットワークの機能を含んだASICの機能の1部分である。
待機モード605とは、エンジン106側とコントローラ101側との両方の電源が復帰している状態のことで、コピー、プリンタ、FAXによるプリントアウトなど全ての機能が動作可能な状態のことである。また、MF Sleepモード601とは、エンジン106側のエンジン部の電源が入っていない状態のことである。
図3はコントローラ側における省エネ制御を行う部分の構成を示すブロック図であり、この図は、図4におけるASIC102、SB103、NB104及びCPU105と周辺部回路とを示している。なお、図3には、本発明に関わらない構成部分も示されているが、それらについては説明を省略している。
ネットワークから省エネ復帰を行う際、図2に示されるPWRCTRL0とPWRCTRL1で復帰状態を決定する。復帰状態は、ネットワークから送られてくる復帰パケットに含まれる内容により決定される。この決定方法については後述する。
前述のPWRCTRL1は、図3に示すPMWOL信号705に対応している。この信号がASIC102からSB(SouthBridge)103にPWRBTN信号709として入力され、さらに、SB103からPWRON信号711として出力されて、PWRC1信号715として、図4に示すPSU110に入力される。これが、図2に示しているPWRCTL1である。また、PWRCTRL0は、図3に示すGPIO0信号704に対応している。この信号は、汎用入出力ポート信号で、ソフトで制御できる信号であり、PWRC1信号716として、図4に示すPSU110に接続されている。これが、図2に示しているPWRCTRL0のことである。本発明の実施形態は、この2つの信号により、省エネの待機状態を決定している。
なお、図3に示しているPWRC1信号712、及びPWRC0信号713は、本発明とは、直接的には関係しない信号であり、別の基板の電源のコントロールのために必要な信号である。
前述した2つの制御信号PWRCTRL1及びPWRCTRL0を用いて、起動するジョブ機能に基づいて、省エネから復帰する機構を制御すれ省エネの効果を得ることができる。
そのため、複写機を省エネ状態からネットワークを介して復帰させるとき、どの機能を復帰させればよいかを選択する機能が必要になる。この機能は、ASIC102に含まれるMAC内に電源復帰フレームをどの機能を復帰させるかを選択できるようにし、さらに、ASIC102内にレジスタを新たに作成して復帰させる機能選択がASIC102の外からも見えるようにすることにより実現することができる。
図6はASIC102に追加するレジスタの例を説明する図である。このレジスタ300は、32ビットのレジスタでデフォルト値として、各ビットに“0”が設定されている。そして、ネットワークからの復帰レジスタとして、NEスキャナ(data)308、NEスキャナ(p−out)309、NEプリンタ310、NEFAX(data)311、NEFAX(p−out)312、NEドキュメントボックス(data)313、NEドキュメントボックス(p−out)313’、NEコピー314を設定する。復帰させたいフレームがどの機能であるかは、これらのレジスタがHighにアサートされると復帰要求があるとすることにより決定する。Dataとp−outとは、データのみを取り込む場合とプリントアウトする場合とで復帰動作が変わるためである。なお、301〜307は、操作パネルからの復帰レジスタであり、これについては後述する。
図5はネットワーク復帰フレームからレジスタに登録を行い、PWRCTRL0、PWRCTRL1の各信号を選択する処理を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。幾つかのパターンのフレームを識別する機能は、MACの機能の一部分として内臓されている。従って、前述したレジスタ300への登録及び次に説明する処理は、MACにより実行される。
(1)ネットワーク起動パケットを受信し、その内容に基づいて、前述で説明したレジスタ300の308〜314に登録する(ステップ201、202)。
(2)レジスタ300の308〜314を読み出して、それらの内容からFAXの受信のみか否かを判定し、FAXの受信のみであった場合、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ203、204、207)。
(3)ステップ204の判定で、FAXの受信のみではなかった場合、スキャナ取り込みのみか否かを判定し、スキャナ取り込みのみであった場合、前述と同様に、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ205、207)。
(4)ステップ205の判定で、スキャナ取り込みのみではなかった場合、ドキュメントボックスの使用のみか否かを判定し、ドキュメントボックスの使用のみであった場合、前述と同様に、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ206、207)。
(5)ステップ206の判定で、ドキュメントボックスの使用のみではなかった場合、GPIO:Low、PMWOL:Lowを出力する(ステップ208)。
前述で説明したフローから判るように、判定条件204、205、206が成立する場合以外は、全ての機能を復帰させる命令ということになる。このことにより、ASIC102に外部信号の追加が必要になってくる。追加された信号が図3に示すASIC102から出力しているPM_NESEL[7:0]信号703である。これにより、エンジン106側に復帰させたい機能の情報を伝えることができる。さらに、ASIC102からのGPIO0信号704がGPIO0信号715として、また、SB103からのPWRON信号711がPWRON信号716として、エンジン106側に接続される。
図8はエンジン側ASICとPSUとの構成を示すブロック図である。この図は図4に示すエンジン106とPSU110とを示したものである。
図8に示すように、エンジン側ASIC107には、コントローラ101側からのPM_NESEL[7:0]信号703を信号801として、また、PM_OPSEL[7:0]信号702を信号802として受け取る電源セレクトレジスタ810が設けられ、PSU110には、コントローラ101側からのGPIO0信号715を信号803として、PWRON信号716を信号804として受け取る電源セレクト回路811が設けられている。そして、コントローラ101側からのGPIO0信号803、PWRON信号804によってエンジン106に電源をいれるか否かが選択される。
図9はGPIO0信号、PWRON信号によってエンジンに電源を入れるか否かを決定する処理を説明するフローチャートであり、次にこれについて説明する。
(1)この処理が開始されると、PWRON信号804=1か否かを判定し、PWRON信号804=1ではなかった場合、PSU110からの出力信号PWR_ON=1として、エンジン106の電源をONとする(ステップ901、904)。
(2)ステップ901の判定で、PWRON信号804=1であった場合、GPIO0信号=1か否かを判定し、GPIO0信号=1でなかった場合、前述と同様に、PSU110からの出力信号PWR_ON=1として、エンジン106の電源をONとする(ステップ902、904)。
(3)ステップ902の判定で、GPIO0信号=1であた場合、PSU110からの出力信号PWR_ON=0として、エンジン106の電源をOFFのままとする(ステップ903)。
前述で説明したフローから判るように、判定条件901、902が成立する場合以外は、エンジン106に電源ON信号を送る。この図9では、PWRON、GPIO0の両方の信号ともHigh以外の場合、エンジン106の電源をONにする、すなわち、全ての機能を復帰させる命令ということになる。
さらに、エンジン側ASIC107に、使用する機能によって復帰する動作を変えるためレジスタを追加する。
図10はASIC107に追加するレジスタの例を説明する図である。このレジスタ800は、図6により説明したコントローラ側に追加したレジスタと同様な構成であり、32ビットのレジスタでデフォルト値として、各ビットに“0”が設定されている。そして、ネットワークからの復帰レジスタとして、図6の場合と同様に、1008〜1014を設定する。加えて、ビット31にPSU110からのPWR_ON信号のレジスタ1015が追加されている。このレジスタからジョブによってどの機構を復帰させるか、具体的には、スキャナを動作させるか、プロッタを動作させるか、あるいは、両方を動作させるかを選択させる。
図12はネットワークからのジョブによって起動させる機構を変える制御手順を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここでの処理において、判定条件のステップ1203、1205、1209、1210、1211は、レジスタ1007、1008、1009、1010、1011にそれぞれ対応している。これらがCPUに読み込まれ動作する機構を制限する。スキャナ読み込みのデータのみの場合と、プリントアウトが必要なときの条件判定は、ステップ1204で行われ、FAXのデータ受信のみの場合と、プリントアウトが必要なときの条件判定は、ステップ1211で行われる。また、ドキュメントボックスに対するデータの取り込み、または、送信と、プリントアウトが必要なときの条件判定は、ステップ1214で行われる。
(1)図10に示すレジスタ1015のPWR_ON=1か否かを判定し、PWR_ON=1でなかった場合、どこの電源も復帰させず、PWR_ON=1であった場合、NEスキャナ=1か否かを判定する(ステップ1201〜1203)。
(2)ステップ1203の判定で、NEスキャナ=1であった場合、データの取り込みのみであるか否かを判定し、データの取り込みのみであった場合、スキャナ電源ON、プロッタ電源OFFとし、データの取り込みのみではなかった場合、プリントアウトも行うとして、スキャナ電源ON、プロッタ電源ONとする(ステップ1204、1206、1207)。
(3)ステップ1203の判定で、NEスキャナ=1ではなかった場合、NEプリンタ=1か否かを判定し、NEプリンタ=1であった場合、スキャナ電源OFF、プロッタ電源ONとする(ステップ1205、1208)。
(4)ステップ1205の判定で、NEプリンタ=1ではなかった場合、NEFAX=1か否かを判定し、NEFAX=1であった場合、データの取り込みのみか否かを判定する(ステップ1209、1211)。
(5)ステップ1211の判定で、データの取り込みのみであった場合、スキャナ電源OFF、プロッタ電源OFFとする(ステップ1212、1213)。
(6)ステップ1209の判定で、NEFAX=1ではなかった場合、NEドキュメントボックス=1か否かを判定し、NEドキュメントボックス=1であった場合、ドキュメントの取り込み、または、取り出し送信か否かを判定する(ステップ1210、1214)。
(7)ステップ1214の判定で、ドキュメントの取り込み、または、取り出し送信であった場合、スキャナ電源OFF、プロッタ電源OFFとし、ドキュメントの取り込み、または、取り出し送信ではなかった場合、プリントアウトも行うとして、スキャナ電源OFF、プロッタ電源ONとする(ステップ1217、1218)。
(8)ステップ1210の判定で、NEドキュメントボックス=1ではなかった場合、NEコピー=1か否かを判定し、NEコピー=1であった場合、スキャナ電源ON、プロッタ電源ONとし、NEコピー=1ではなかった場合、スキャナ電源OFF、プロッタ電源OFFとする(ステップ1211、1215、1216)。
本発明の実施形態は、前述により、ネットワークから指示されるジョブによって復帰させる機構のみに電源を入れるように制御することが可能になり、より省エネな画像形成装置を構成することができる。
〔操作パネル変更による電源復帰〕
すでに図1を参照して説明したように、従来技術による複合システムは、手動での省エネ状態からの復帰が、図1に示す操作パネルの電源ボタン501の操作やADFの給紙動作、圧版を動作させることにより行われていた。この場合、例えば、FAXの送信のみを行いたい場合であっても、プロッタが動作してしまい定着部分のヒータなどで余分な電力を消費してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明の実施形態では、使用するジョブによって電源復帰させる機構を選択できるようにし、これにより、より省エネな画像形成装置を構成することとした。すなわち、本発明の実施形態は、図1に示す操作パネルでの従来から行われている復帰方法を廃止し、機能を選択する機能毎のボタン501〜506のいずれかを押下しないと、省エネから回復しない構成とする。
前述したボタン501〜506からの信号は、図3に示すASIC102のPMNETLINK701、PM_OPSEL702に接続される。PMNETLINK701に接続されるWUP_PWRSW#信号は、操作パネルからの復帰信号である。ASIC102において、レジスタと外部信号とを追加する必要がある。その信号は、PM_OPSEL[7:0]702である。また、内部に設けるレジスタは、図6によりすでに説明したレジスタ300であり、このレジスタ300に、OP電源301、OPスキャナ(data)302、OPスキャナ(p−out)303、OPプリンタ304、OPFAX305、OPドキュメントボックス(data)306、OPドキュメントボックス(data)306’、OPコピー307の各レジスタを追加する。これらの各レジスタは、図1のスイッチ501〜506と連動している。Dataとp−outとがあるのは、使用する機能によって復帰動作が変わってくるためである。図3の詳細については、すでに、ネットワークのフレームによる電源復帰で説明済みであるので、説明を省略する。
図7は図1に示す操作パネルからの信号からレジスタに登録を行い、図3のASIC102のPWOL705、GPIO0703に出力する処理を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)操作キーが押下され、その信号が入力されるとその内容に基づいて、前述で説明したレジスタ300の301〜307に登録を行う(ステップ401、402)。
(2)レジスタ300の301〜307を読み出して、電源ボタン501の押下であったか否かを判定し、電源ボタン501の押下であった場合、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ403、404、408)。
(3)ステップ404の判定で、電源ボタンの押下ではなかった場合、ドキュメントボックスボタン503の押下であったか否かを判定し、ドキュメントボックスボタン503の押下であった場合、前述と同様に、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ405、408)。
(4)ステップ405の判定で、ドキュメントボックスボタン503の押下ではなかった場合、FAXの送信ボタン504の押下であったか否かを判定し、FAXの送信ボタン504の押下であった場合、前述と同様に、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ406、408)。
(5)ステップ406の判定で、FAXの送信ボタンの押下ではなかった場合、スキャナ取り込みか否かを判定し、スキャナ取り込みであった場合、前述と同様に、GPIO:Low、PMWOL:Highを出力する(ステップ407、408)。
(6)ステップ407の判定で、スキャナ取り込みではなかった場合、GPIO:Low、PMWOL:Lowを出力する(ステップ409)。
前述で説明したフローから判るように、判定条件404〜407により復帰条件が決定される。ここからさらにエンジン106側、及び、PSU110において起動させる機構を決定する。
すでに、図8により説明したように、エンジン106のASIC107には、電源セレクトレジスタ810が追加され、また、PSU110には、電源セレクト回路811が追加されている。電源セレクト回路811の制御は、前述したネットワークのフレームによる電源復帰として説明済みであるので、その説明は省略する。
電源セレクトレジスタ810に、図3に示すコントローラ101側からのPM_NESEL[7:0]信号703が信号801として、また、PM_OPSEL[7:0]信号702が信号802として接続される。また、追加されるレジスタは、図6により説明したコントローラ側に追加したレジスタと同様な構成であり、32ビットのレジスタでデフォルト値として、各ビットに“0”が設定されている。そして、操作パネルからの復帰レジスタとして、図6の場合と同様に、1001〜1007を設定する。加えて、ビット31にPSU110からのPWR_ON信号のレジスタが追加されている。このレジスタからジョブによってどの機構を復帰させるかを決定する。
図11は操作パネルからのジョブによって起動させる機構を変える制御手順を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここでの処理において、条件判定のステップ1103、1105、1109、1110、1112は、図10のレジスタ1001〜1007と連動している。また、スキャナ取り込みのデータのみ取り込みの場合と、プリントアウトの場合の判定は、ステップ1104で行っており、ドキュメントの取り込みと、プリントアウトが必要なときの条件判定は、ステップ1113で行われる。
(1)図10に示すレジスタ1015のPWR_ON=1か否かを判定し、PWR_ON=1でなかった場合、どこの電源も復帰させず、PWR_ON=1であった場合、OPスキャナ=1か否かを判定する(ステップ1101〜1103)。
(2)ステップ1103の判定で、OPスキャナ=1であった場合、データの取り込みのみであるか否かを判定し、データの取り込みのみであった場合、スキャナ電源ON、プロッタ電源OFFとし、データの取り込みのみではなかった場合、プリントアウトも行うとして、スキャナ電源ON、プロッタ電源ONとする(ステップ1104、1106、1107)。
(3)ステップ1103の判定で、OPスキャナ=1ではなかった場合、OPプリンタ=1か否かを判定し、OPプリンタ=1であった場合、スキャナ電源OFF、プロッタ電源ONとする(ステップ1105、1108)。
(4)ステップ1105の判定で、OPプリンタ=1ではなかった場合、OPFAX=1か否かを判定し、OPFAX=1であった場合、スキャナ電源ON、プロッタ電源OFFとする(ステップ1109、1111)。
(5)ステップ1109の判定で、OPFAX=1ではなかった場合、OPドキュメントボックス=1か否かを判定し、OPドキュメントボックス=1であった場合、ドキュメントの取り込みのみか否かを判定する(ステップ1110、1113)。
(6)ステップ1113の判定で、ドキュメントの取り込みのみであった場合、スキャナ電源ON、プロッタ電源OFFとし、ドキュメントの取り込みのみではなかった場合、ドキュメントの取り出し、プリントアウトも行うとして、スキャナ電源OFF、プロッタ電源ONとする(ステップ1116、1117)。
(7)ステップ1110の判定で、OPドキュメントボックス=1ではなかった場合、OPコピー=1か否かを判定し、OPコピー=1であった場合、スキャナ電源ON、プロッタ電源ONとし、OPコピー=1ではなかった場合、スキャナ電源OFF、プロッタ電源OFFとする(ステップ1112、1114、1115)。
本発明の実施形態は、前述により、操作パネルから指示されるジョブによって復帰させる機構のみに電源を入れるように制御することが可能になり、より省エネな画像形成装置を構成することができる。
前述した本発明の実施形態は、操作パネルから省エネ復帰させる場合、一律に全機能を復帰させるのではなく使用する機能だけを復帰させ、必要のない機能を復帰させないように制御している。そのため、本発明の実施形態は、図1により説明した操作パネル500の操作フローについても省エネに対応させるようにしている。
この場合の操作パネルは、図1の説明の中でも説明したように、操作パネル全体をタッチパネルを備えた液晶表示装置等による表示部により構成するとよい。また、図1での説明において、システムの電源がオフとされ表示のための電源もされていないときにも、タッチパネルへのユーザの指等の接触を検出可能としておき、指等の接触が検出された場合、まず、操作パネルを構成する表示部の電源を立ち上げて、その後の操作の全てを表示部のタッチパネルから行うようにすることが可能であるとしたが、電源用のボタンだけを表示部とは別に設けてもよい。但し、この場合も、この電源用のボタンは、復号装置の電源をオンとするものではなく、操作パネルの電源だけをオンとし他の機能ガ一切省エネから復帰させないように機能する。これにより、操作パネルからの省エネ復帰の操作を自由に選択できるようになり、従来、一律に復帰していた機能を選択できるようにするシステムを構成することが可能となる。
図13は操作パネルの液晶表示装置等の表示部からの省エネ復帰への処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。なお、この処理は、システムが省エネ状態にある場合に、タイマー割り込みにより一定時間毎に起動される。
(1)処理が開始されると、操作パネルの電源がONとなり操作パネルの電源を復帰させるか否かを判定し、操作パネルの電源がOFFとなっていた場合、省エネ状態を維持する(ステップ1301〜1303)。
(2)ステップ1302の判定で、操作パネルの電源がONとなっていた場合、操作パネルの電源を立ち上げる。このとき、操作パネル以外の電源は復帰していない(ステップ1304)。
(3)次に、操作パネル上でコピーの使用が指示されているか否かを判定し、コピーの指示が行われていた場合、コピー機能立ち上げ信号を送信する(ステップ1305、1306)。
(4)ステップ1305の判定で、コピーの使用が指示されていなかった場合、次に、操作パネル上でFAXの使用が指示されているか否かを判定し、FAXの使用が指示されていた場合、FAX機能立ち上げ信号を送信する(ステップ1307、1308)。
(5)ステップ1307の判定で、FAXの使用が指示されていなかった場合、次に、操作パネル上でプリンタの使用が指示されているか否かを判定し、プリンタの使用が指示されていた場合、プリンタ機能立ち上げ信号を送信する(ステップ1309、1310)。
(6)ステップ1309の判定で、プリンタの使用が指示されていなかった場合、次に、操作パネル上でスキャナの使用が指示されているか否かを判定し、スキャナの使用が指示されていた場合、スキャナ機能立ち上げ信号を送信する(ステップ1311、1312)。
(7)ステップ1311の判定で、スキャナの使用が指示されていなかった場合、次に、操作パネル上でドキュメントボックスの使用が指示されているか否かを判定し、ドキュメントボックスの使用が指示されていなかった場合、省エネ状態を維持する(ステップ1313、1303)。
(8)ステップ1313の判定で、ドキュメントボックスの使用が指示されていた場合、プリントアウトを行う指示があるか否かを判定する。この判定で、プリントアウトを行う指示があった場合、ドキュメント機能立ち上げ信号及びプリンタ機能立ち上げ信号を送信し、プリントアウトを行う指示がなかった場合、ドキュメントBOX機能立ち上げ信号のみを送信する(ステップ1315、1316)。
(9)ステップ1306、1308、1310、1312、1315、1316の処理による各機能の復帰信号を受けたシステム側では、どの機能を復帰させたらよいかを判断し、状況に応じて必要な機能の電源を復帰させ、ここでの処理は終了する(ステップ1317、1318)。
前述した処理を実行することにより、操作パネルの電源を復帰させた後に、復帰させる機能を選択することができ、これにより複合機の省エネ効果をより大きなものとすることができる。
前述した本発明の実施形態による各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体にによる提供や、ネットワークによる提供が可能である。
本発明の一実施形態による画像形成装置が組み込まれた複合システムの操作パネルの例を示す図である。 一般的な複合システムのシステム状態の遷移を説明する図である。 コントローラ側における省エネ制御を行う部分の構成を示すブロック図である。 本発明での省エネ制御を実行する画像形成装置のハードウェアプラットホームの構成を示すブロック図である。 ネットワーク復帰フレームからレジスタに登録を行い、PWRCTRL0、PWRCTRL1の各信号を選択する処理を説明するフローチャートである。 ASIC102に追加するレジスタの例を説明する図である。 図1に示す操作パネルからの信号からレジスタに登録を行い、図3のASIC102のPWOL705、GPIO0703に出力する処理を説明するフローチャートである。 エンジン側ASICとPSUとの構成を示すブロック図である。 GPIO0信号、PWRON信号によってエンジンに電源を入れるか否かを決定する処理を説明するフローチャートである。 ASIC107に追加するレジスタの例を説明する図である。 操作パネルからのジョブによって起動させる機構を変える制御手順を説明するフローチャートである。 ネットワークからのジョブによって起動させる機構を変える制御手順を説明するフローチャートである。 操作パネルの液晶表示装置等の表示部からの省エネ復帰への処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
101 コントローラ
102、107、118 ASIC
103 SB
104 NB
105、111 CPU
106 エンジン
108 スキャナ
109 プロッタ
110 PSU
112、119 メモリ
500 操作パネル
501 電源ボタン
502 コピーボタン
503 ドキュメントボックスボタン
504 ファックスボタン
505 プリンターボタン
506 スキャナーボタン
507 表示部
508 テンキー部
509 スタートボタン
510 クリア/ストップボタン
511 試しコピーボタン
810 電源セレクトレジスタ
811 電源セレクト回路

Claims (7)

  1. 省エネ待機状態をとることが可能な画像形成装置において、各種機能ボタンと表示部とにより構成される操作パネルを備え、省エネ待機状態にある時に、前記操作パネルの機能ボタンの1つである電源ボタンが操作されたとき、前記操作パネルの電源だけを復帰させる手段と、該手段により前記操作パネルの電源だけが復帰させられた後、前記各機能のボタンの操作により、操作された機能を実行する機構を選択して、その機構に対する電源を復帰させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 省エネ待機状態をとることが可能な画像形成装置において、各種機能ボタンの表示が可能で全体がタッチパネルを有する表示部により構成される操作パネルを備え、省エネ待機状態にある時に、前記タッチパネルを有する表示部の予め定められた領域、あるいは、任意の領域にタッチされたとき、前記操作パネルの電源だけを復帰させる手段と、該手段により前記操作パネルの電源だけが復帰させられた後、前記各機能のボタンの操作により、操作された機能を実行する機構を選択して、その機構に対する電源を復帰させる選択手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記機能のボタンの操作が、電源ボタン操作後のスキャナ、プリンタ、ファックス、ドキュメントボックス、コピーの何れか1つまたは複数のボタンの操作であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記スキャナボタンの操作は、データのスキャナ読み込みのみの場合と、プリントアウトが必要な場合とに分けられて、スキャナ読み込みのみの場合、スキャナのみの電源を復帰させる機構の選択を行い、プリントアウトも必要な場合、スキャナ及びプロッタの電源を復帰させる機構の選択が行われることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記機能のボタンの操作が、プリンタボタンであった場合、電源復帰させる機構としてプロッタを選択することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記機能のボタンの操作が、コピーボタンであった場合、電源復帰させる機構としてスキャナ及びプロッタを選択することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 前記電源復帰させる機構を選択する手段は、IO系ASICのMACと、エンジン系ASICと、PSUとに備えられることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1記載の画像形成装置。
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