JP5806881B2 - ブロー容器 - Google Patents
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Description
ところで、このような詰め替え容器において、引上突片に引き上げ時に指を挿通する挿通孔が形成されたものが知られているが、この場合、挿通した指が、引き上げ時に挿通孔の開口周縁部に食い込む場合があった。
さらに、引上突片の上記中空部分が蓋体の内部に開口して連通しているので、引上突片の上記中空部分をブロー成形するための気体の通路と、容器本体及び蓋体をブロー成形するための気体の通路と、を別個に形成する必要がなく、ブロー容器を成形する金型の構成を簡略化することができる。
この場合では、引上突片を引き上げたときに上記接続部分が潰れることをより抑制し、より確実に弱化部に力が伝達しやすくなる。
この場合では、上記中空部分を挟んで上下両方に中実部分を形成することで、引上突片を引き上げたときに上記接続部分が潰れることをより確実に防止し、さらに確実に弱化部に力が伝達しやすくなる。
ここで、容器本体2及び蓋体5は、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態で連設されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、容器軸Oに沿って蓋体5側を上側、その反対側を下側と称する。また、容器軸Oに直交する方向を径方向と称し、容器軸O回りに周回する方向を周方向と称する。
弱化部4は、破断を容易にするために、口部3の上端部や蓋体5の下端部よりも径方向内側に窪ませることによって形成されている。なお、弱化部4を例えば容器本体2や蓋体5よりも薄肉とすることによって形成してもよい。
蓋体5は、弱化部4を介して口部3と一体的に形成されており、蓋体5の内部は、容器本体2の内部に連通している。また、蓋体5の上端部は、内容物の充填後に溶着などによってシールされたシール部13とされている。
下側部分22の上端縁部のうち、挿通孔6Aに対して径方向内側から連なる部分並びに、連結部分23のうち、挿通孔6Aに対して径方向内側から連なる部分(引上突片6のうち蓋体5との接続部分の下端縁部)は、蓋体5の下端部に接続されている。これにより、引上突片6の上側部分21の上記中空部分における上下両方には、中実部分が形成されることになる。具体的には、引上突片6のうち、上側部分21における上記中空部分の周方向の幅を4mm、中実に形成された上端縁部21Aの周方向の幅(厚み)を2mmとし、下側部分22の周方向の幅(厚み)を2mmとしている。さらに、引上突片6のうち、蓋体5に接続される部分の軸方向長さは、上端縁部21Aが2.3mm、上記中空部分が3mm、上記中空部分と下側部分22との連結部分23が1mm、下側部分22が1mm、の合計7.3mmとなっている。
連結部分23の周方向の幅は、上側部分21から下側部分22に向けて漸次小さくなるように形成されている。
まず、ブロー容器1を正立姿勢にした状態で、図4に示すように、引上突片6の挿通孔6Aに指をかけて引上突片6を引き上げる。引上突片6を引き上げようとすると、引き上げる力が引上突片6と蓋体5との接続部分のうち弱化部4から上方に離間する部分、すなわち上端縁部21Aにかかる。ここで、上側部分21のうち上端縁部21Aの周方向における幅が他の部分よりも小さいので、この上端縁部21Aの軸方向おける剛性が高まると共に、この引上突片6と蓋部5との接続部分にかかる軸方向の応力が分散され、引き上げる力が上端縁部21Aにかかっても上記接続部分が径方向内側に陥没変形しにくくなる。
これにより、引き上げる力は、上端縁部21Aに十分にかかり、引き上げる力がかかる支点は、弱化部4から上方に十分離間した位置になる。そのため、引き上げる力が弱化部4に対して良好に伝達され、弱化部4が破断される。
なお、ブロー容器1及び本容器30を組み合わせた後に上下反転させることによって内容物を詰め替えているが、正立姿勢とされた本容器30に対してブロー容器1を傾けることによって内容物を詰め替えてもよい。
また、上記中空部分を挟んで上下両方に中実部分を形成することで、上記接続部分がより潰れにくくなる。これにより、弱化部4をさらに確実に破断させることができる。
さらに、上側部分21の上記中空部分が蓋体5の内部に連通しており、引上突片6の上記中空部分をブロー成形するための気体の通路を容器本体2及び蓋体5をブロー成形するための気体の通路とは別個に形成する必要がないので、ブロー容器1を成形する金型の構成を簡略化できる。
例えば、引上突片のうち蓋体との接続部分の上端縁部及び下端縁部を中実に形成しているが、引き上げ時に上側部分の上記中空部分が潰れることを防止できれば、いずれか一方のみを中実に形成してもよく、両方を中実に形成しなくてもよい。
引上突片のうち上側部分のみに中空部分を形成しているが、引き上げ時に指が引上突片に食い込むことを防止できれば、上側部分に加えて他の部分に形成されてもよい。
引上突片は、挿通孔が形成された環状をなしているが、上記中空部分によって引き上げ時の指の食い込みを抑制する構造となっていれば、必ずしも完全な円環をなしている必要はなく、側面視でC字状など、他の形状であってもよい。
引上突片は、蓋体に対して1つのみ形成されているが、複数形成されてもよい。
ブロー容器は、本容器に詰め替える内容物を収容する詰め替え容器としてだけでなく、蓋体を取り外した後に本容器としてそのまま使用されてもよい。
口部、胴部及び肩部などの形状は、上記実施形態に限定されない。
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に破断可能な弱化部を介して連結され、内部が前記容器本体内に連通する中空の蓋体と、
前記蓋体に対して径方向外側に向けて突設された引上突片と、
を備えるブロー容器であって、
前記引上突片が、引き上げ時に指が挿通される挿通孔を有する環状に形成され、
前記引上突片のうち、少なくとも前記挿通孔に上方から連なる上側部分が、前記蓋体の内部に連通する中空に形成されると共に、前記上側部分のうち、前記蓋体との接続部分の上端縁部の周方向の幅が、他の部分よりも小さく形成されており、
前記引上突片のうち、前記上側部分より下方に位置する下側部分が、中実に形成されていることを特徴とするブロー容器。 - 前記引上突片の前記上側部分のうち、前記上端縁部における前記蓋体との接続部分が、中実に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブロー容器。
- 前記引上突片のうち前記蓋体との接続部分の下端縁部が、中実に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブロー容器。
Priority Applications (1)
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JP2011188777A JP5806881B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | ブロー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011188777A JP5806881B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | ブロー容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013049471A JP2013049471A (ja) | 2013-03-14 |
JP5806881B2 true JP5806881B2 (ja) | 2015-11-10 |
Family
ID=48011880
Family Applications (1)
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JP2011188777A Active JP5806881B2 (ja) | 2011-08-31 | 2011-08-31 | ブロー容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5806881B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104346A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kyoraku Co Ltd | プラスチック容器 |
-
2011
- 2011-08-31 JP JP2011188777A patent/JP5806881B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013049471A (ja) | 2013-03-14 |
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