JP5802605B2 - 樹脂製アンプル - Google Patents
樹脂製アンプル Download PDFInfo
- Publication number
- JP5802605B2 JP5802605B2 JP2012103903A JP2012103903A JP5802605B2 JP 5802605 B2 JP5802605 B2 JP 5802605B2 JP 2012103903 A JP2012103903 A JP 2012103903A JP 2012103903 A JP2012103903 A JP 2012103903A JP 5802605 B2 JP5802605 B2 JP 5802605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- mouth
- resin
- head
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
この状態で、弱化部を破断して樹脂製アンプルを開封すると、口部側に貯留された内容物が外部に飛散する虞がある。
本発明に係る樹脂製アンプルは、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、該容器本体の口部に破断可能な弱化部を介して連設されて前記口部を閉塞する頭部と、を備えた樹脂製アンプルにおいて、前記口部には、容器軸に直交する径方向の外側に向けて突出するネックリングが形成されるとともに、前記口部内には前記容器本体の胴部内に突出する筒体が嵌合され、前記口部のうち、前記ネックリングに対して容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に位置する部分には、前記筒体を保持する係合部が形成されていることを特徴としている。
したがって、樹脂製アンプルが例えば横倒し姿勢や倒立姿勢等になったときに内容物が口部側に偏って貯留されても、この内容物が樹脂製アンプルを正立姿勢に戻したときに容器本体側に向けて流動することになる。これにより、口部側に内容物が貯留されるのを抑制できるので、内容物が開封時に外部に飛散するのを抑制できる。
しかも、係合部が弱化部に対して容器軸方向に沿う容器本体の内側に形成されるので、容器軸方向に沿う容器本体の外側から口部内に筒体を嵌合する際に、筒体に加えた押込み力が弱化部に伝わるのを抑制することが可能になり、弱化部が破断されるのを抑制できる。
図1に示すように、本実施形態における樹脂製アンプル1は、例えば飲料水や薬剤、肥料等の内容物を収容する有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部21を閉塞する有頂筒状の頭部12と、を備えている。なお、本実施形態の樹脂製アンプル1は、合成樹脂材料で一体に形成され、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成される。
胴部23は、容器軸Oに沿って延びる円筒形状に形成され、その下端開口部を閉塞するように底部24が連設されている。
肩部22は、胴部23の上端開口縁から上方に向かうに従い漸次縮径されている。
また、図2に示すように、口部21のうち、ネックリング25の下方に位置する部分から肩部22との接続部分に亘る部分には、径方向の内側に向けて膨出する係合部26が延設されている。この係合部26は、周方向の全周に亘って形成されている。また、係合部26の上端縁は、径方向の内側に向けて突の湾曲面をなしている。
したがって、樹脂製アンプル1が例えば横倒し姿勢や倒立姿勢等になったときに内容物が口部21側に偏って貯留されても、この内容物が樹脂製アンプル1を正立姿勢に戻したときに容器本体11側に向けて流動することになる。これにより、口部21側に内容物が貯留されるのを抑制できるので、内容物が開封時に外部に飛散するのを抑制できる。
しかも、係合部26が弱化部27よりも下方に形成されるので、上方から口部21内に筒体31を嵌合する際に、筒体31に加えた押込み力が弱化部27に伝わるのを抑制することが可能になり、弱化部27が破断されるのを抑制できる。
また、口部21のうち、厚肉部となるネックリング25を避けた位置に、径方向の内側に向けて膨出する係合部26が形成されるので、ひけの発生を抑制して係合部26を安定した寸法で形成できる。
さらに、本実施形態のように、頭部12が口部21内に開口する中空に形成されていている場合に、頭部12側に内容物が貯留されていても、この内容物が開封時に外部に流出することが抑えられ、顕著な作用効果が得られる。
例えば、上述した実施形態では、筒体31の上端開口縁が口部21と頭部12との接続部分(弱化部27)よりも下方に位置する場合について説明したが、これに限らず、図4、図5に示すように、筒体31の上端開口縁が弱化部27よりも上方に配置されていても構わない。
この構成によれば、弱化部27の破断時に口部21の上端開口縁にバリC(図5参照)が発生しても、筒体31の上端開口縁がバリCよりも上方に位置することになる。そのため、バリCが指等に触れ難くなり、指等を保護できる。なお、筒体31の上端開口縁と、弱化部27と、を容器軸O方向に沿う同位置に配置しても構わない。
この構成によっても、筒体31の下端開口部に位置する内容物に生ずる、例えば表面張力を確実に低減できるため、口部21側に内容物が貯留されるのを抑制できる。なお、スリット35は、その深さ(筒体31の下端開口縁からスリット35の上端縁までの容器軸O方向に沿う高さ)が、筒体31の内径の大きさよりも深くなっていることが好ましい。これにより、筒体31の下端開口部に位置する内容物に生ずる、例えば表面張力を効果的に低減できる。
また、上述した実施形態では、口部21のうち、ネックリング25の下方に位置する部分から肩部22との接続部分に亘る部分の容器軸O方向全体に亘って係合部26を形成した場合について説明したが、これに限らず、ネックリング25の下方に位置する部分から肩部22との接続部分に亘る部分のうち、一部に形成されていれば構わない。
11…容器本体
12…頭部
21…口部
23…胴部
25…ネックリング
26…係合部
27…弱化部
31…筒体
O…容器軸
Claims (6)
- 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
該容器本体の口部に破断可能な弱化部を介して連設されて前記口部を閉塞する頭部と、を備えた樹脂製アンプルにおいて、
前記口部には、容器軸に直交する径方向の外側に向けて突出するネックリングが形成されるとともに、前記口部内には前記容器本体の胴部内に突出する筒体が嵌合され、
前記口部のうち、前記ネックリングに対して容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に位置する部分には、前記筒体を保持する係合部が形成されていることを特徴とする樹脂製アンプル。 - 前記係合部は、径方向の内側に向けて膨出して形成されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂製アンプル。
- 前記筒体のうち、前記胴部側の開口縁は容器軸及び径方向の双方に対して傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の樹脂製アンプル。
- 前記筒体のうち、前記胴部側の開口縁には、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて開放されたスリットが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の樹脂製アンプル。
- 前記筒体のうち、前記頭部側の開口縁は前記弱化部に対して容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に位置していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の樹脂製アンプル。
- 前記頭部は、前記口部内に開口する中空に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の樹脂製アンプル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012103903A JP5802605B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 樹脂製アンプル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012103903A JP5802605B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 樹脂製アンプル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013230845A JP2013230845A (ja) | 2013-11-14 |
JP5802605B2 true JP5802605B2 (ja) | 2015-10-28 |
Family
ID=49677689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012103903A Expired - Fee Related JP5802605B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 樹脂製アンプル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5802605B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10912713B2 (en) | 2015-12-28 | 2021-02-09 | Terumo Kabushiki Kaisha | Self-standing drug-filled synthetic resin ampule |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102205255B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2021-01-20 | 주식회사 두성캠테크 | 앰플 성형 설비 및 이를 사용한 앰플 성형 방법 |
CN112976543B (zh) * | 2021-02-05 | 2023-01-10 | 抚州市医宝城医疗器械有限公司 | 一种用于生产连排塑料安剖瓶的生产工艺、模具及产品 |
-
2012
- 2012-04-27 JP JP2012103903A patent/JP5802605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10912713B2 (en) | 2015-12-28 | 2021-02-09 | Terumo Kabushiki Kaisha | Self-standing drug-filled synthetic resin ampule |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013230845A (ja) | 2013-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5778784B2 (ja) | 容器用分配キャップ | |
EP3543165A1 (en) | Connection structure between refill container pouring spout and package container pouring unit | |
JP5802605B2 (ja) | 樹脂製アンプル | |
JP2007145370A (ja) | ボトル容器 | |
JP6960731B2 (ja) | 容器の注出用スパウト | |
WO2017126427A1 (ja) | 容器 | |
JP5661277B2 (ja) | 詰替え容器 | |
JP2011131922A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5427501B2 (ja) | レフィール容器及び吐出容器 | |
JP2007145353A (ja) | キャップ | |
JP5265254B2 (ja) | 樹脂製アンプル | |
JP6059883B2 (ja) | 樹脂製アンプル | |
JP2007145352A (ja) | キャップ | |
JP6194573B2 (ja) | 注出口栓および包装容器 | |
JP5978126B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5982300B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5542462B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP4884940B2 (ja) | 詰め替え用容器 | |
CA3031871C (en) | A container including a cap having a tamper evident band | |
JP6062620B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
JP6353729B2 (ja) | キャップ | |
JP6452252B2 (ja) | 容器 | |
JP6722612B2 (ja) | 容器 | |
JP6888273B2 (ja) | 開栓具付き密封容器用キャップ | |
JP5806881B2 (ja) | ブロー容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5802605 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |