JP5306856B2 - 多段キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばマヨネーズやソース等を収容する容器に装着するのに適した多段キャップに関するものである。
特許文献1に記載の多段キャップは、容器にねじ止め連結される装着筒と、この装着筒にヒンジを介して設けられた変更注出口部材と、変更注出口部材にヒンジを介して設けられた天蓋とを有し、変更注出口部材と天蓋とは、互いに逆方向に開く。変更注出口部材を天蓋と共に装着筒に対して開けると、大容量の内容物注出が可能であり、これに対し、天蓋のみを変更注出口部材および装着筒に対して開けると、少量の内容物注出が可能である。
このように、多段キャップは、各段に形状の異なる注出口を備え、内容物の注出量や注出形状を変化させるためや、他の目的のため使用される。使用者は、所望の段を開き、内容物の注出を行うが、この際、本体に対して開いた部分が使用者の動作に伴い本体に対して揺動し、内容物が付着してしまうこともあることから、片方の手で段を抑えながら内容物の注出を行わなければならない等、注出作業が煩雑にならざるを得ず、未だ改善の余地が残されていた。
特開2006−137478号公報
そこで、本発明の課題は、多段キャップにおいて、開いた部材がその他の部分に対して動かないよう固定される多段キャップを得ることにある。
本発明の多段キャップは、上述の問題点を有利に解決するものであり、容器本体の上端開口に取付けられ、容器本体内に収容された内容物を注出するための第1注出口を備えたキャップ本体と、キャップ本体から第1接合部を介して連設され、内容物を注出するための第2注出口を備えた第1蓋体と、第1蓋体から第2接合部を介して連設され、第2注出口を閉止する第2蓋体と、を備え、第1蓋体は、第2蓋体の第1被係合部に係合可能である第1係合手段を備え、第2蓋体は、キャップ本体の第2被係合部に係合可能である第2係合手段を備え
前記第1係合手段および前記第2係合手段は、それぞれ前記第1蓋体および前記第2蓋体の周壁に設けられた指かけ部であり、
前記第2被係合部は、前記キャップ本体の下端部であるところに特徴を有する。
本発明は上記構成にしたことにより、第1及び第2蓋体は、開放状態において、多段キャップの一部と係合して固定されるため、動作に伴い本体に対して揺動することがなくなる。
また、第1係合手段および第2係合手段は、それぞれ第1蓋体及び第2蓋体の外周壁に設けられた指かけ部とし第2被係合部は、キャップ本体の下端とする。また好適には、第1被係合部を、第2蓋体の外周壁の上端に設ける。この構成により、構成的に簡単な方法で各係合手段を実現できる。
本発明の第1実施例である多段キャップを容器本体に装着した初期状態の縦断面図である。 図1に示す多段キャップの第1開状態における縦断面図である。 図1に示す多段キャップの第2開状態における縦断面図である。 図1に示す多段キャップの上端面図である。 本発明の第2実施例である多段キャップの第1開状態を要部について示した図であり、(a)は、第2蓋体の下端面を示した図およびそのA−A線上の縦断面図であり、(b)は概観斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳述する。
本実施例において、多段キャップ1は、例えば合成樹脂などを素材として射出成形により一体成形されたものから成っており、例えばマヨネーズや、食用油、洗剤などの液体等を収容する容器本体2の上端開口2aに装着される。容器本体2は上端開口2a(口頸部)、胴部2b及び底部2cを有していればよく、容器本体2はどのような形態でもよい。多段キャップ1は、キャップ本体3の内筒3b’、フランジ3c及び外筒3dで構成した凹部3eに容器本体2の上端開口2aを圧入して密に嵌合させ、外筒3dの下端部内周面に設けた係合突起3fと容器本体2の口頸部外周面に設けた係合突起2fを係合させて容器本体2に装着している。また、代替例(図示せず)としては、例えばキャップ本体3の外筒内周面と容器本体2の口頸部外周面にねじ部を設けてねじ止め連結してもよく、どのような方法で容器本体2に対して装着されてもよい。
また、本多段キャップは、胴部2b内に収容された内容物の注出に際し、図1に示す初期状態から、第1蓋体4及び第2蓋体5の外周壁下端部に設けたそれぞれの指かけ部7、9(対向位置に形成)を適宜選択して接合部(ヒンジ)を起点にして引き上げることで、第2蓋体5のみをキャップ本体3および第1蓋体4に対して開いた第1開状態(図2)、または、第1蓋体4および第2蓋体5をキャップ本体に対して開いた第2開状態(図3)のいずれかに移行させて用いる。
多段キャップ1は、容器本体2の上端開口2aに上述の係合手段(非限定例、2f、3f)により取付けられ、キャップ本体3と、このキャップ本体3のフランジ3cから、第1接合部としてのヒンジ3aを介して連設された第1蓋体4と、該ヒンジ3aと対向する位置の第1蓋体4のフランジ4cから、第2接合部としてのヒンジ4aを介して連設された第2蓋体5とを備える。
本実施例においてキャップ本体3の中央部の頂壁には、薄肉に切り欠かれた破断予定部位eに沿う引きちぎりによって第1注出口3bを形成するプルリング6を備え、第1蓋体4は第2注出口4bを備える。第1注出口3bおよび第2注出口4bはそれぞれ異なる形状を有していても良く、本実施例においては第1注出口3bが大径開口であるのに対し、第2注出口4bは開口径を小さくした複数の孔から成り、それぞれ異なる注出量および注出形状で内容物を注出することを可能とする。また第2蓋体5は、第2注出口4bを閉止する。第1、第2蓋体4、5の双方を閉じた状態において、容器本体2の上端開口2aは上述の係合手段により液密に嵌合され、第1蓋体4は、外周壁下端部に設けた係合部4gとキャップ本体3のフランジ3cから起立する係合部3gと嵌合し、第1注出口3bを形成する注出筒3hは、第1蓋体4の頂壁下端から垂下する密封栓4hと嵌合する。第2蓋体5は、外周壁下端部に設けた係合部5iと第1蓋体4の外周壁上端部に設けた係合部4iと嵌合し、第2注出口4bを取り囲む注出筒4jは、第2蓋体5の頂壁下端から垂下する密封栓5jと嵌合する。
図2は、多段キャップ1の第1開状態を示した図である。第1蓋体4は、第1係合手段としての、指かけ部7の端部に容器の延在方向上方に備えた突起7aを有し、この突起7aは、第2蓋体5の頂壁に設けた第1被係合手段としての凹部8に嵌合する。突起7aと凹部8の嵌合により、容器の姿勢を上下逆さまなどに変えたとしても、第1開状態が保たれて、第2蓋体5はその開位置に保持される。
尚、第1被係合手段としての凹部8は、第2蓋体5の周壁の上端部に設けてもよい。
図3は、多段キャップ1の第2開状態を示した図である。第2蓋体5は、第2係合手段としての、指かけ部9の端部に容器の延在方向下方に備えた突起9aを有し、この突起9aは、キャップ本体3の下端に設けた第2被係合手段としての段部(凹部)10に嵌合する。突起9aと段部(凹部)10の嵌合により、容器の姿勢を上下逆さまなどに変えたとしても、第2開状態が保たれて、第1蓋体4および第2蓋体5はその開位置に保持される。
尚、第2被係合手段としての段部(凹部)10は、少なくとも指かけ部9に設けた突起9aが嵌合し得る幅を有していればよい。
図4は、多段キャップ1の上端面を示した図である。双方の指かけ部7、9は、それぞれの蓋体4、5の周壁の対向する位置、すなわちキャップ1の中心を基準にして周壁の周りに180度離れた位置に設けられている。
図5に示すのは、本発明多段キャップの第2実施例における、第1開状態を示した図である。この実施例において、第1蓋体4は、その周壁の下端に第1係合手段としての指かけ部7を有し、この指かけ部7は、T字状の係止部材として形成されている。また、第2蓋体5は、その周壁の上端に第1被係合手段としての凹部8を有し、この凹部8はその延在方向両端に縦リブ8aを備える。第2蓋体5を開いて第1開状態へと移行させると、T字状の係止部材である指かけ部7の係止部分7bは、凹部8の双方の縦リブ8aの間に狭持される。縦リブ8aと、係止部分7bとが係合することで、第1開状態が保たれて、第2蓋体5はその開位置に保持される。
以上、実施例を参照しながら本発明の多段キャップの構成について述べてきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、例えば、各係合手段および被係合手段は、指かけ部に設けられた突起と凹部または係止部材と凹部の代わりに、指かけ部に設けられた凹部と突起としてもよく、さらには凸部同士としてもよい。また、各係合手段および被係合手段を設ける位置は、180度の角度をもって対向位置とする代わりに、90度の角度を成すような位置に設けても良い。
簡単な構造でもって蓋体の開放姿勢を安定的に固定保持し得る多段キャップが提供できる。
1 多段キャップ
2 容器本体
2a 上端開口
2b 胴部
2c 底部
2f 係合突起
3 キャップ本体
3a ヒンジ
3b 第1注出口
3b’ 内筒
3c フランジ
3d 外筒
3e 凹部
3f 係合突起
3g 係合部
3h 注出筒
4 第1蓋体
4a ヒンジ
4b 第2注出口
4c フランジ
4g 係合部
4h 密封栓
4i 第1蓋体
4j 注出筒
5 第2蓋体
5i 係合部
5j 密封栓
6 プルリング
7 指かけ部
7a 突起
7b 係止部分
8 凹部
9 指かけ部
9a 突起
10 段部(凹部)
e 破断予定部位

Claims (3)

  1. 容器本体の上端開口に取付けられ、前記容器本体内に収容された内容物を注出するための第1注出口を備えたキャップ本体と、
    前記キャップ本体から第1接合部を介して連設され、前記内容物を注出するための第2注出口を備えた第1蓋体と、
    第1蓋体から第2接合部を介して連設され、前記第2注出口を閉止する第2蓋体と、
    を備えたキャップであって、
    前記第1蓋体は、前記第2蓋体の第1被係合部に係合可能である第1係合手段を備え、
    前記第2蓋体は、前記キャップ本体の第2被係合部に係合可能である第2係合手段を備え
    前記第1係合手段および前記第2係合手段は、それぞれ前記第1蓋体および前記第2蓋体の周壁に設けられた指かけ部であり、
    前記第2被係合部は、前記キャップ本体の下端部である、ことを特徴とする多段キャップ。
  2. 前記第1被係合部、前記第2蓋体の頂壁または周壁の上端に設けた請求項1記載の多段キャップ。
  3. 前記第1係合手段および前記第2係合手段は突起であり、前記第1被係合部および前記第2被係合部は凹部である、請求項1または2に記載の多段キャップ。
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