JP5806451B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5806451B2
JP5806451B2 JP2010164348A JP2010164348A JP5806451B2 JP 5806451 B2 JP5806451 B2 JP 5806451B2 JP 2010164348 A JP2010164348 A JP 2010164348A JP 2010164348 A JP2010164348 A JP 2010164348A JP 5806451 B2 JP5806451 B2 JP 5806451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
image
unit
image forming
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010164348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012027153A (ja
Inventor
暢彦 財間
暢彦 財間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010164348A priority Critical patent/JP5806451B2/ja
Priority to US13/159,772 priority patent/US8947728B2/en
Priority to EP11170658.6A priority patent/EP2410732B1/en
Priority to CN201110206607.1A priority patent/CN102346401B/zh
Publication of JP2012027153A publication Critical patent/JP2012027153A/ja
Priority to US14/566,757 priority patent/US9210298B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5806451B2 publication Critical patent/JP5806451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6097Colour correction or control depending on the characteristics of the output medium, e.g. glossy paper, matt paper, transparency or fabrics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0081Image reader
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Description

本発明は、画像の品質を維持するためのキャリブレーションに関する。
画像形成装置の画像品質は、画像形成装置が使用される環境や画像形成装置の使用状況によって変動する。また、画像品質は、使用される記録媒体の種類によっても変動する。よって、環境や使用状況に依存して画像変換条件や画像形成条件を変更する必要がある(特許文献1)。同様に、使用される記録媒体の種類に応じて画像変換条件や画像形成条件を追加する必要もある(特許文献2)。
特開平07−261479号公報 特開平08−287217号公報
特許文献1では、特定の種類の記録媒体が、毎回、キャリブレーションに使用されることが前提とされている。よって、特定の種類の記録媒体がなくなってしまうと、キャリブレーションを実行できなくなってしまう。特許文献2の発明でも、追加された任意の種類の記録媒体についてキャリブレーションを行うには、やはりこれと同一の種類の記録媒体を、毎回、用意しなければならない。このキャリブレーションは、追加された任意の種類の記録媒体についての階調特性を維持するためのキャリブレーションだからである。ちなみに、指定された種類の記録媒体とは異なる種類の記録媒体を用いてキャリブレーションを実行してしまうと、たとえば、トナーの載り量が十分でなくなってしまったり、画像形成装置の設計で定められた許容範囲を載り量が超えてしまったりする。これは、画像品質を維持できなくなることを意味する。仮に、所望の記録媒体についてのキャリブレーションを他の種類の記録媒体を用いて実行できれば、操作者にとって便利であろう。たとえば、OHT(Overhead Transparency)シートについての階調特性を維持するためのキャリブレーションには、OHTシートを使用することが指定される。しかし、OHTシートについての階調特性を維持するためのキャリブレーションに普通紙を使用できれば、操作者にとってのメリットは多い。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。たとえば、本発明は、所望の記録媒体についてのキャリブレーションを他の種類の記録媒体を用いて実行できるようにすることを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明の画像形成装置は、たとえば、
補正条件を用いて画像データを補正する補正手段と、
前記補正された画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により前記記録媒体上に形成されたパターン画像を読取手段が読み取ることにより得られた読取データを取得する取得手段と、
記録媒体の種類ごとの変換条件を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から読み出した前記記録媒体に対応した変換条件を用いて、前記読取手段から出力された読取データを濃度データに変換する変換手段と、
前記補正手段により前記補正条件を用いて補正されてないパターン画像データを前記画像形成手段に入力し、前記画像形成手段に、前記パターン画像データに基づいて前記記録媒体上に前記パターン画像を形成させ、前記取得手段により取得された前記パターン画像の読取データから前記変換手段によって変換された前記濃度データと、前記パターン画像データとに基づき前記補正条件を生成する第1生成手段と、
特定の記録媒体に対応する変換条件と異なる他の記録媒体に対応する変換条件を追加する追加モードの実行が指示された場合、前記補正手段に、前記第1生成手段によって生成された前記補正条件を用いてパッチ画像データを補正させ、前記画像形成手段に、前記補正されたパッチ画像データに基づき、前記他の記録媒体上にパッチ画像を形成させ、前記読取手段が前記他の記録媒体上に形成された前記パッチ画像を読み取ることにより前記取得手段が取得したパッチ読取データおよび前記特定の記録媒体における前記パッチ画像の濃度データを用いて、前記他の記録媒体に対応する変換条件を生成して前記記憶手段に記憶する第2生成手段と、を有し、
前記特定の記録媒体に対応する変換条件は、前記特定の記録媒体上のパターン画像の読取データを、前記特定の記録媒体上のパターン画像の濃度データに変換し、
前記他の記録媒体に対応する変換条件は、前記他の記録媒体上のパターン画像の読取データを、前記特定の記録媒体上のパターン画像の濃度データに変換することを特徴とする。
本発明によれば、特定の種類の記録媒体Xとは異なる他の種類の記録媒体Z上に形成されたパターン画像を読み取って取得された他の種類の記録媒体Zについての輝度情報(i(Z))を、特定の種類の記録媒体Xにおける対応する濃度情報(d(X))に変換する。これにより、特定の種類の記録媒体Xについてのキャリブレーションを他の種類の記録媒体Zを用いて実行できるようになる。
カラー複写機の構成例を示す図である。 リーダ画像処理部のブロック図である。 プリンタ制御部109を示すブロック図である。 (A)は第1のキャリブレーションにおけるコントラスト電位の算出処理を示したフローチャートである。(B)は第2のキャリブレーションを示したフローチャートである。 (A)は第1のキャリブレーションで使用する第1テストパターンの一例を示した図である。(B)は第2のキャリブレーションで使用する第1テストパターンの一例を示した図である。 コントラスト電位と画像の濃度情報との関係を示す図である。 グリッド電位Vgと感光ドラム表面電位との関係を示した図である。 原稿画像の濃度を再現するために必要となる特性を示した特性変換チャートである。 記録媒体の特性差を説明するための図である。 記録媒体の追加作業を示したフローチャートである。 特定の記録媒体または追加された記録媒体を使用した第2のキャリブレーションを示したフローチャートである。 (A)はLUTaおよびLUTbの更新処理を示したフローチャートである。(B)はLUTbのみの更新処理を示したフローチャートである。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
[実施例1]
以下では、電子写真方式のカラー複写機に適用する実施例について説明する。なお、本発明は、キャリブレーションが必要となる画像形成装置であれば適用できる。すなわち、画像形成方式は、電子写真方式に制限されることはなく、インクジェット方式、静電記録方式、その他の方式であってもよい。また、本発明は、多色画像を形成する画像形成装置だけでなく、単色画像を形成する画像形成装置にも適用できる。画像形成装置は、たとえば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機、ファクシミリとして製品化されてもよい。また、記録媒体は、記録紙、記録材、用紙、シート、転写材、転写紙と呼ばれることもある。さらに、記録媒体の素材は、紙、繊維、フィルム又は樹脂などであってもよい。
<基本的なハードウエア構成>
図1が示す複写機100は、原稿から画像を読み取るリーダ部Aと、リーダ部Aにより得られた画像を記録媒体上に形成するプリンタ部Bとによって構成されている。リーダ部Aは、画像形成手段により記録媒体上に形成されたパターン画像を読み取って輝度情報を含む画像データを作成する画像読取手段の一例である。リーダ部Aは、原稿台ガラス102上に載置された原稿101を読み取る前に基準白色板106を読み取り、いわゆるシェーディング補正を実行する。原稿101は、光源103によって光を照射され、その反射光は光学系104を介してCCDセンサー105に結像する。CCDセンサー105等の読取ユニットは矢印K1の方向に移動することにより、原稿をラインごとの電気信号データ列に変換する。なお、読取ユニットが移動する代わりに原稿が移動してもよい。電気信号データ列は、リーダ画像処理部108によって画像信号に変換される。
図2が示すCCDセンサー105により得られた画像信号は、CCD/AP回路基盤201のアナログ画像処理部202でゲイン等を調整され、A/D変換部203でデジタルの画像信号に変換され、リーダ部Aコントローラ回路基盤210に出力される。リーダ部Aコントローラ回路基盤210のシェーディング処理部212をCPU211により制御されながら画像信号をシェーディング補正してプリンタ部Bのプリンタ制御部109へ出力する。この時点で、画像信号は、RGBの各輝度情報により構成されている。
次にプリンタ部Bの説明を行う。図1によれば、プリンタ制御部109により画像信号はPWM(パルス幅変調)されたレーザービームに変換される。レーザービームは、ポリゴンスキャナ110で偏向走査され、画像形成部120、130、140、150の各感光ドラム121、131、141、151を露光する。これにより、静電潜像が形成される。画像形成部120、130、140、150は、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(Bk)に対応している。画像形成部120、130、140、150の構成は略同一なので、イエローを担当する画像形成部120についてのみ説明する。これらの画像形成部は、予め設定されたコントラスト電位にしたがって所定のパターン画像を記録媒体上に形成する画像形成手段の一例である。1次帯電器122は、感光ドラム121の表面を所定の電位に帯電させる。現像器123は、感光ドラム121上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する。転写ブレード124は、転写ベルト111の背面から放電を行い、感光ドラム121上のトナー画像を転写ベルト111上の記録媒体へ転写する。その後、記録媒体は、定着器114でトナー画像を定着される。
なお、各感光ドラム121、131、141、151には、その表面電位を計測するための表面電位計125、135、145、155が設けられている。表面電位計125、135、145、155は、コントラスト電位を調整するために使用される。
図3が示すプリンタ制御部109の各部は、CPU301によって統括的に制御される。CPU301は、特定の種類の記録媒体にパターン画像を形成する際には第1変換手段により取得された濃度情報(d(X))を用い、他の種類の記録媒体にパターン画像を形成する際には第2変換手段により取得された濃度情報(d(X))を用いて、記録媒体上に画像を形成する際に適用される第1画像処理条件(LUTa)を調整する調整手段として機能する。CPU301に代えてASIC(特定用途回路)などのハードウエアによって制御部が構成されてもよい。メモリ302は、ROMやRAMであり、制御プログラムや各種のデータが格納される。リーダ部AまたはプリントサーバC等で処理された画像信号は、プリンタ制御部109の色処理部303に入力される。画像信号のうち、記録媒体Xに形成されたパッチから取得された輝度値をi(X)と定義し、記録媒体Zに形成されたパッチから取得された輝度値をi(Z)と定義する。
色処理部303は、輝度情報を濃度情報に変換するための輝度濃度変換設定情報(LUTid)を用いて、画像データに含まれている輝度情報を濃度情報に変換する変換手段である。色処理部303は、予め指定された特定の種類の記録媒体上に画像形成手段によって形成されたパターン画像を画像読取手段によって読み取って取得された特定の種類の記録媒体についての輝度情報(i(X))を、特定の種類の記録媒体における対応する濃度情報(d(X))に変換する第1変換手段としても機能する。さらに、色処理部303は、特定の種類の記録媒体とは異なる他の種類の記録媒体上に画像形成手段によって形成されたパターン画像を画像読取手段によって読み取って取得された他の種類の記録媒体についての輝度情報(i(Z))を、特定の種類の記録媒体における対応する濃度情報(d(X))に変換する第2変換手段としても機能する。LUTはルックアップテーブルの略称である。LUTはテーブル形式でなくともよく、関数により実現されてもよいし、プログラムコードにより実現されてもよい。色処理部303は、プリンタ部Bの出力特性が理想的であった場合に所望の出力が得られるよう、入力された画像信号に画像処理及び色処理を適用する。入力信号の階調数は8bitであるが、精度向上のため色処理部303で10bitに拡張される。色処理部303から出力されるYMCKの各濃度情報をd0と定義する。
その後、画像信号は階調制御部311を介してディザ処理部307に送られる。ディザ処理部307は画像信号をディザ処理して4bitの信号に変換される。LUTid304は、リーダ部Aからの画像信号に含まれている輝度情報を濃度情報に変換する輝度−濃度変換テーブルである。LUTid304は、当初は特定の種類の記録媒体について用意されているが、本実施例では任意の種類の記録媒体の追加作業を実行することによって、任意の種類の記録媒体用のLUTid304が追加される。CPU301は、使用される記録媒体ごとにLUTid304を切り替える。
階調制御部311は、画像形成手段における階調特性を調整するための第1変換設定情報(LUTa)と、記録媒体の種類に応じた階調特性を調整するための第2変換設定情報(LUTb)とを使用して濃度情報を画像形成手段の出力濃度に変換する第2変換手段である。また、階調制御部311は、第1画像処理条件に含まれる予め決定された第3テーブル(LUTa)を使用して画像の濃度情報をトナー載り量に変換する階調制御手段として機能する。階調制御部311は、LUTb312、UCR部305と、LUTa306とを備え、プリンタ部Bを理想的な特性に合わせるべく画像信号を補正する。LUTa306、LUTb312は、濃度特性を補正するための10bitの変換テーブルであり、とりわけ、プリンタ部Bのγ特性を変更するために使用される。よって、階調制御部311は、第1変換手段から出力された濃度情報を、第4テーブル(LUTb)を使用してトナー載り量に変換する第3変換手段として機能する。
LUTa306は、プリンタ部Bの特性を適正にするために特定の種類の記録媒体Xに対して作成される。なお、特定の種類の記録媒体Xは、画像形成装置のメーカーによって階調性が所望の階調性となるように予め設計された記録媒体である。本発明のLUTa306は他の記録媒体に対しても共通に使用される。LUTa306は、プリンタ部Bのエンジンの特性が設置環境や経年変化に応じて変動してしまう分を補正するために使用されるテーブルであるため、常に最新のものが使用される。よって、LUTa306は、いずれの記録媒体を用いて作成されたものであってもよい。階調制御部311は、第1変換設定情報(LUTa306)を用いて各色の濃度情報を各色の出力濃度に変換する手段として機能する。また、階調制御部311は、規制手段により総和を規制された各色のトナー載り量を、第3テーブル(LUTa)を使用して階調制御されたトナー載り量に変換する第4変換手段として機能する。
LUTb312は、記録媒体ごとの階調特性を適切に調整するために使用される。よって、LUTb312は、記録媒体ごとに用意され、オペレータにより指定された記録媒体に応じて切り替えられる。階調制御部311は、規制手段の後段に配置され、規制手段により総和を規制された各色の出力濃度を、第2変換設定情報(LUTb)を使用してさらに変換する手段として機能する。
UCR部305は、各色の出力濃度の総和所定の上限値を超えないように規制する規制手段である。具体的にUCR部305は、各画素における画像信号の積算値を規制することで、画像信号レベルの総和を制限する回路である。総和が規定値を超えた場合、UCR部305は、所定量のCMY信号をK信号に置き換える下色除去処理(UCR)を実行し、画像信号レベルの総和を低下させる。たとえば、上限値を280%と仮定する。このときY=100%、M=100%、C=100%、K=0%の信号が入力されると、積算値は300%となり規定値を超えてしまう。Y/M/Cがそれぞれ等量で形成される部分はKに置き換えても色の変化がない。よって、UCR部305は、Y/M/Cをそれぞれ10%ずつ減らして、その代わりにKを10%加算する。つまり、Y=90%、M=90%、C=90%、K=10%となり、色を変化させることなく積算値を280%に維持することができる。ここで画像信号レベルの総和を規制するのは、プリンタ部Bでの画像形成におけるトナー載り量を規制するためである。本実施例で行うプリンタ部Bの動作の適正化とは、トナー載り量が規定値を超えることにより発生する画像不良等を防ぐことである。本実施例では、UCR部305の前段に配置されたLUTb312によって階調特性を調整するため、階調特性を任意の種類の記録媒体向けに最適化したとしてもトナー載り量が規定値を超えることはない。このように、UCR部305は、第3変換手段から出力される各色のトナー載り量の総和が所定の上限値を超えないように規制する規制手段として機能する。
LUTb312は、入力された濃度情報d0の階調特性を制御して濃度情報d1を出力する。UCR部305は、入力された濃度情報d1の階調特性を制御して濃度情報d2を出力する。LUTa306は、入力された濃度情報d2の階調特性を制御して濃度情報d3を出力する。なお、後述するキャリブレーション工程や記録媒体の追加工程では、LUTa306やLUTb312などが作用しないように制御されるため、濃度情報d0がそのまま濃度情報d3となることもある。
階調制御部311から出力された信号は、ディザ処理部307でディザ処理され、PWM部308でパルス幅変調される。レーザードライバ309は、PWM変調された信号を使用して半導体レーザを発光させる。このため、ディザ処理部307は10bitの画像信号を4bitデータに変換するための中間調処理を行う。
<画像形成条件の制御>
本発明の特徴はユーザー任意の種類の記録媒体におけるキャリブレーションでプリンタ特性を適正にすることにある。まずは、予め設定されている特定の種類の記録媒体Xを用いた場合のキャリブレーションについて説明する。記録媒体Xは、たとえば、画像形成装置のメーカーによって工場出荷時に指定された記録媒体またはメンテナンス担当者によってメンテナンス時に指定された記録媒体などである。本実施例においてはコントラスト電位を調整する第1のキャリブレーション機能と、画像データの階調制御部311が備えるγ補正回路(LUTa306、LUTb312)を調整する第2のキャリブレーション機能とが存在する。CPU301は、画像形成手段が形成する画像の品質を維持するために、第1変換設定情報(LUTa)と第2変換設定情報(LUTb)とのうち少なくとも一方を調整するキャリブレーションを制御する制御手段として機能する。
I.第1のキャリブレーション
図4(A)において、CPU301が、特定の種類の記録媒体に形成された画像から得られた第1輝度情報を使用してコントラスト電位を決定するための第1キャリブレーションを実行する第1キャリブレーション手段として機能する。また、CPU301は、複数種類のキャリブレーションの一つである第1のキャリブレーションとして、画像形成手段に第1パターン画像を形成させ、形成された第1パターン画像に基づき、コントラスト電位を決定する手段として機能する。
S401で、CPU301は、第1のテストプリントの出力と、感光ドラムの表面電位の測定を実行する。たとえば、CPU301は、第1テストパターンの画像データ(YMCKの濃度情報d0(=d1))を作成して階調制御部311へ出力することで、特定の種類の記録媒体Xに第1テストパターンが画像として形成される。CPU301が作成する代わりに、この画像データは予めメモリ302のROMに記憶されていてもよい。また、記録媒体に対して形成される画像に対するLUTa306の作用の有無を判断するために、LUTb312は、この画像データには作用しないように、CPU301によって階調制御部311が制御される。第1テストパターンの画像を形成された記録媒体Xが第1のテストプリントとなる。なお、第1のテストプリントを出力する際に使用されるコントラスト電位は、そのときの雰囲気環境(例:絶対水分量)において目標濃度を達成すると予測された初期値が設定される。メモリ302には、様々な雰囲気環境のそれぞれに対応したコントラスト電位の値が記憶されているものとする。CPU301は、絶対水分量を測定し、測定した絶対水分量に対応したコントラスト電位を決定する。
図5(A)に示すように、第1テストパターン50は、たとえば、帯パターン51とパッチパターン52とを含む第1パターン画像の一例である。帯パターン51は、Y、M、C、Bkの中間階調濃度からなる帯状のパターンである。パッチパターン52は、Y、M、C、Bkごとの最大濃度パッチ(例:255レベルの濃度信号)からなるパッチパターン52Y、52M、52C、52Bkである。表面電位計125、135、145、155は、各最大濃度パッチを形成したときの実際のコントラスト電位を測定する。
S402で、リーダ部Aは、出力された第1のテストプリントを読み取り、RGB値をプリンタ制御部109のCPU301に渡す。CPU301は、特定の種類の記録媒体Xについて予め用意されているLUTid(X)を用いてRGB値を光学濃度に換算する。LUTid(X)は、特定の種類の記録媒体についての輝度情報を、特定の種類の記録媒体における対応する濃度情報に変換するための第1テーブルである。
S403で、CPU301は、目標最大濃度に対応するコントラスト電位bを算出する。図6の横軸は現像バイアス電位を示し、縦軸は画像濃度を示している。コントラスト電位は、現像バイアス電位と、感光ドラムが一次帯電された後に各色の半導体レーザ310が最大レベルで発光したときの感光ドラムの表面電位との差である。コントラスト電位aを使用して形成された第1のテストプリントから得られた最大濃度がDaであったとする。この場合、最大濃度付近(濃度0.8〜2.0)では、コントラスト電位に対して画像濃度が実線Lに示すように線形となる。実線Lは、コントラスト電位aと、最大濃度Daとによって確定される。本実施例においては一例として目標最大濃度を1.6とする。CPU301は、目標最大濃度に対応するコントラスト電位bを実線Lに基づいて算出する。実線Lに相当するテーブルまたは関数が予めメモリ302に格納されているものとする。コントラスト電位bは、たとえば、次式(1)を用いて算出される。
b=(a+ka)×1.6/Da ・・・(1)
ここで、kaは補正係数であり、現像方式の種類によって決定される値である。
S404で、CPU301は、コントラスト電位bからグリッド電位Vgと現像バイアス電位Vdsを決定して設定する。
図7によれば、CPU301は、グリッド電位Vgを−300Vに設定し、各色の半導体レーザ310の発光パルスレベルを最小にして走査を実行させ、表面電位計125、135、145、155で表面電位Vdを測定する。さらに、CPU301は、グリッド電位Vgを−300Vに設定し、各色の半導体レーザ310の発光パルスレベルを最大にしたときの表面電位Vlを表面電位計125、135、145、155で測定する。同様にCPU301はグリッド電位Vgを−700Vに設定したときの表面電位Vd、Vlを測定する。−300Vのデータと−700Vのデータとを補間または外挿することで、CPU301は、図7に示したグリッド電位と感光ドラム表面電位の関係は求めることができる。この電位データを求めるための制御を電位測定制御と呼ぶ。
コントラスト電位Vcontは現像バイアスVdcと表面電位Vlとの差分電圧として決定される。コントラスト電位Vcontが大きい程最大濃度を大きくとれる。CPU301は、図7に示した関係から、決定したコントラスト電位bに対応したグリッド電位Vgを決定する。CPU301は、決定したグリッド電位Vgと図7に示した関係とから対応する表面電位Vdを決定する。さらに、CPU301は、表面電位VdからVback(例:150V)を減算することで現像バイアスVdcを決定する。Vbackは、画像上にカブリトナーが付着しないように決定された電位である。
II.第2のキャリブレーション
よく知られているように、複写機等の画像形成装置では、原稿の画像を読み取って複写物(出力画像)を形成する。つまり、原稿画像の濃度(階調特性)と出力画像の濃度(階調特性)とが一致することが要求される。複写機において実行されるプロセスでは、原稿画像はリーダ部によって輝度信号に変換され、さらに輝度信号が対応する濃度信号へ変換される。さらに、濃度信号は、トナー載り量に相当するレーザ出力信号に変換される。レーザ出力信号に応じたレーザ光が像担持体に照射され、静電潜像が形成され、それがトナーによって現像されてトナー像となる。トナー像は記録媒体に転写され、さらに、定着装置によって定着される。これにより、出力画像が形成される。
図8によれば、原稿から出力画像が形成されるまでの一連の複写プロセスにおける各信号の関係が示されている。第I領域は、原稿濃度を濃度信号に変換するリーダ部Aの特性を示している。なお、原稿濃度は、原稿を光学濃度計で読み取った光学濃度として示している。濃度信号の階調数は1024階調である。第II領域は、濃度信号をレーザ出力信号に変換するための階調制御部311(LUTa306、LUTb312)の特性を示している。レーザ出力信号の階調数も1024階調としている。ここでは、特定の種類の記録媒体Xに向けのLUTaおよびLUTb(X)が設定してある。LUTb(X)は、特定の種類の記録媒体Xに対してリニアな特性となっているため、LUTaのみが階調制御部311において実質的に作用する。つまり、LUTb(X)は入力値をそのまま出力値として返すテーブルにすぎないため、省略されてもよい。第III領域は、レーザ出力信号から出力画像の濃度に変換するプリンタ部Bの特性を示している。出力画像濃度は記録濃度と呼ばれることもある。出力画像濃度の階調数を1024階調としている。第III領域は、レーザ出力信号から出力濃度に変換するプリンタ部Bの特性を示している。第IV領域は、原稿濃度と記録濃度の関係を示しており、この関係は実施例における複写機100の全体的な階調特性を表している。
複写機100では、第IV領域の階調特性を線型にするために、第III領域のプリンタ部Bにおける記録特性の歪みを第II領域の階調制御部311によって補正している。LUTaは、階調制御部311を作用させないでテストプリントを出力した場合に得られる第III領域の特性における入力と出力とを入れ換えるだけで、容易に作成できる。つまり、テストプリント上のパターン画像にはそれぞれ階調のことなる複数のパッチが含まれている。各パッチを形成するために使用したトナー載り量(出力信号)は当然既知である。一方で、各パッチの濃度はリーダ部Aによって輝度情報として読み取られ、さらにLUTidによって濃度信号に変換される。これらから、入力として付与されたそれぞれ異なるトナー載り量(出力信号)と、それに対応する出力としての濃度信号(濃度値)との関係が得られる。よって、この入力と出力との関係を反転させると、ある濃度信号を入力として与えたときに出力されるべきトナー載り量(出力信号)が得られる。つまり、この濃度信号を出力信号との関係を表すものがLUTaとなる。なお、本実施例では、出力階調数は256階調(8bit)であるが、階調制御部311は10bitでデジタル信号を処理しているので、階調制御部311では1024階調である。
図4(B)において、CPU301は、複数種類のキャリブレーションの一つである第2のキャリブレーションを実行する。これにより、CPU301は、予め指定された特定の種類の記録媒体上にパターン画像を画像形成手段に形成させ、特定の種類の記録媒体上に形成されたパターン画像から光学濃度と出力濃度との関係を取得し、取得した関係に基づき第1変換設定情報(LUTa)を作成する手段として機能する。第2のキャリブレーションは、通常、第1のキャリブレーションが終了すると実行される。
S411で、CPU301は、第2のテストプリントの出力を実行する。たとえば、CPU301は、第2テストパターンの画像データ(YMCKの濃度情報d0(=d1))を作成して階調制御部311へ出力することで、特定の種類の記録媒体Xに第2テストパターンが画像として形成される。CPU301が作成する代わりに、この画像データは予めメモリ302のROMに記憶されていてもよい。第2テストパターンの画像を形成された記録媒体Xが第2のテストプリントとなる。この際に、CPU301は、階調制御部311のLUTaおよびLUTbは作用させないで画像形成を実行させる。UCR部305から出力された濃度信号YMCKはLUTa306を迂回してディザ処理部307へ入力される。
第2のテストプリントには、たとえば、図5(B)が示すように、Y、M、C、Bkの各色について4列16行(すなわち64階調)のグラデーションからなる第2テストパターン(パッチ群61、62)が形成される。第2テストパターンは、第2パターン画像の一例である。64階調のパッチには、たとえば、全部で256階調あるうちの、低濃度領域を重点的に割り当てる。これにより、ハイライト部における階調特性を良好に調整することができる。なお、第2テストパターンを、低解像度(160〜180lpi)用と高解像度(250〜300lpi)用とのそれぞれで用意してもよい。図5(B)においては、前者がパッチ群61であり、後者がパッチ群62である。なお、lpiは、lines/inchの略称である。各解像度の画像を形成するには、ディザ処理部307がその解像度になるパラメータをもつディザ処理を実行することで実現できる。なお、階調画像を160〜180lpi程度の解像度で、文字等の線画像は250〜300lpiの解像度で作成すればよい。この2種類の解像度で同一の階調レベルのテストパターンを出力しているが、解像度の違いで階調特性が大きく異なる場合には、解像度に応じて階調レベルを設定するのがより好ましい。また、プリンタ部Bが、3種類以上の解像度で画像を形成できる能力を有している場合、第2のキャリブレーション用のテストプリントを複数ページに分けても良い。
S412で、リーダ部Aは、第2テストパターンから画像を読み取る。第2テストパターンから出力されたRGBの各輝度値は、色処理部303に入力される。色処理部303は、RGBの各輝度値をLUTid(X)を用いて濃度値に変換する。LUTid(X)を用いるのは、記録媒体Xが使用されるからである。
S413で、CPU301は、各濃度値を、第2テストパターンを作成するために使用されたレーザ出力レベルと、テストパターン(階調パッチ)の作成位置と対応させることで、レーザ出力レベルと濃度との関係を示すテーブルを作成する。CPU301は、作成したテーブルをメモリ302に書き込む。この段階で、CPU301は、図8に示した第III領域に示したプリンタ部Bの特性を求めることができ、この特性における入力と出力とを入れ換えることにより、このプリンタ部BのLUTaを決定し、階調制御部311に設定する。LUTaを計算で求めるにはデータが不足していることがある。本来であれば、256階調必要であるが、64階調分だけしか階調パッチを形成していないからである。そこで、CPU301は、不足しているデータを補間することで、必要なデータを作成する。このような第2のキャリブレーションによって、目標濃度に対して線型となる階調特性を実現できる。なお、LUTb(X)を決定する場合には、LUTaが有効に機能するよう階調制御部311に設定した後で、S411ないしS413を実行する。すなわち、LUTb(X)は、LUTaと同様の手法によって決定できる。
このように、CPU301は、第3テーブル(LUTa)を作成する第3テーブル作成手段として機能する。具体的には、CPU301が、第3テーブル(LUTa)を調整するためのキャリブレーション処理を起動すると、画像形成手段は、特定の種類の記録媒体上にパターン画像を形成する。画像読取手段は、特定の種類の記録媒体上に形成されたパターン画像を読み取って輝度情報(i(X))を出力する。さらに、第1変換手段は、第1テーブル(LUTid(X))を使用して輝度情報(i(X))を対応する濃度情報(d(X))に変換する。そして、第3テーブル作成手段は、濃度情報(d(X))を入力値とし、画像形成手段がパターン画像を特定の種類の記録媒体に形成したときに使用したトナー載り量(t(X))を出力値とすることで3テーブル(LUTa)を作成する。
本実施例では、第1のキャリブレーションと第2のキャリブレーションとをシーケンシャルに実行するものとして説明したが、どちらか一方のみを個別に実行してもよい。本実施例では、キャリブレーションを実行することにより、短期的又は長期的に発生しうる画像濃度、画像再現性または階調再現性の変動を有効に補正することができるため、画像の品質を維持できる。
<任意の種類の記録媒体の追加作業>
次に、特定の種類の記録媒体とは異なる任意の種類の記録媒体を用いて第1および第2のキャリブレーションを実行できるようにするために、任意の種類の記録媒体を追加する処理について説明する。本実施例の特徴は、特定の種類の記録媒体の代わりに任意の種類の記録媒体を使用してキャリブレーションを行ってプリンタ特性を適正にすることにある。ここでは、CPU301が、任意の種類の記録媒体を用いて第2のキャリブレーションを実行することで、画像形成手段を制御して第2パターン画像を任意の種類の記録媒体に形成させる。さらに、CPU301は、特定の種類の記録媒体とは異なる任意の種類の記録媒体を用いてキャリブレーションを実行できるようにするために、任意の種類の記録媒体上にパターン画像を画像形成手段に形成させ、任意の種類の記録媒体上に形成されたパターン画像から光学濃度と出力濃度との関係を取得し、取得した関係に基づき任意の種類の記録媒体用の第2変換設定情報(LUTb)を作成する手段として機能する。
特定の種類の記録媒体を用いることが想定されているキャリブレーションに任意の種類の記録媒体を用いてしまうと、補正されるプリンタの出力特性に問題が生じる。特定の種類の記録媒体については、トナーの載り量が既知であり、画像に不良が現れないようにキャリブレーションが設計されている。よって、特定の種類の記録媒体を用いてキャリブレーションを実行することで階調特性を所望の特性に合わせることができる。しかし、任意の種類の記録媒体については、濃度とトナーの載り量との関係が不明である。よって、特定の種類の記録媒体を用いることが想定されているキャリブレーションにおいて、他の記録媒体を使用すれば、トナーの載り量が設計時の想定を超えてしまうことがある。この場合、転写や定着時に問題が生じ、画像不良につながるおそれがある。
図9によれば、特定の種類の記録媒体Xのトナー載り量と同量とすると出力濃度が低下する他の種類の記録媒体Zが例示されている。特定の種類の記録媒体Xと他の記録媒体Zともに、ある1次色についての出力濃度特性が図9(I)に示した出力濃度特性となるように画像形成条件を設定したと仮定する。この場合、濃度信号に対する記録媒体上のトナー載り量は図9(II)が示すとおりとなる。すなわち、特定の種類の記録媒体Xのトナー載り量に対し他の記録媒体Zのトナー載り量がより多くなる。この状態で、2次色、3次色等を出力すると記録媒体Zには想定以上のトナーが存在することなり、定着不良が発生する。
本実施例では、LUTaの直前で画像信号の信号レベルの総和を規制することで、載り量オーバーを緩和する。これを実現するために、同一の画像信号を用いて特定の種類の記録媒体Xと任意の種類の記録媒体Zとのそれぞれに同一のパターン画像(画像パターン)を形成する。同一の画像信号を用いるのは、特定の種類の記録媒体Xと任意の種類の記録媒体Zとの双方でトナー載り量を等しくするためである。リーダ部Aで、任意の種類の記録媒体Zから画像を読み取って輝度値i(Z)を決定する。CPU301は、一般に、記録媒体に画像パターンを形成するときに使用した階調パッチごとのトナー載り量(出力濃度値d())のデータを保持しているか、または、簡単な計算により算出できる。上述したようにLUTidは輝度値を濃度値に変換するテーブルであるため、輝度値i(Z)と出力濃度値d()との対応関係こそがLUTidそのものとなる。よって、CPU301は、輝度値i(Z)と出力濃度値d()とがあればLUTid(Z)を作成できる。任意の種類の記録媒体Zを用いてキャリブレーションを実行する際には、LUTid(Z)を色処理部に設定することで、あたかも特定の種類の記録媒体を用いてキャリブレーションを行ったのと同等の階調性を実現したLUTaを作成できる。LUTid(Z)は、他の種類の記録媒体についての輝度情報を、特定の種類の記録媒体における対応する濃度情報に変換するための第2テーブルである。このように、CPU301は、任意の種類の記録媒体を用いてキャリブレーションを実行したときに使用した現像剤の載り量と、任意の種類の記録媒体上に形成されたパターン画像から得られた輝度情報とから、任意の種類の記録媒体について輝度情報を濃度情報に変換するための輝度濃度変換設定情報(LUTid)を作成する手段として機能する。このように、本実施例では、i(Z)とd(X)との関係からLUTid(Z)を作成することにする。
図10によれば、複写機100に設けられた操作部313のボタンによりキャリブレーション用の記録媒体の追加登録が指示されると、CPU301は、追加作業を起動する。なお、この時点では、LUTid(X)が色処理部303に設定されている。また、LUTb(X)は画像信号に対して作用しない。なぜなら、LUTb(X)は単位行列のように、入力をそのまま出力とするような性質を有しているからである。
S1001で、CPU301は、予め指定された特定の種類の記録媒体Xを用いて上述した第1のキャリブレーション(S401〜S404)を実行する。S1002で、CPU301は、特定の種類の記録媒体Xを用いて第2のキャリブレーション(S411〜S413)を実行する。つまり、第1のキャリブレーションと第2のキャリブレーションとがシーケンシャルに実行されることになる。これにより、LUTaが作成される。LUTaは階調制御部311に設定される。特定の記録媒体Xを用いて画像形成部の階調特性が所望の特性に調整される。この状態ですぐにCPU301は、任意の記録媒体Zを用いて第2のキャリブレーションを起動する。
S1003で、CPU301は、追加対象となる任意の種類の記録媒体Zを用いて第2のテストプリントの出力を実行する。たとえば、CPU301は、第2テストパターンの画像データを作成して階調制御部311へ出力する。階調制御部311は、第2テストパターンの画像データの濃度情報(出力濃度値d(X))にUCR部305およびLUTa306を作用させてトナー載り量t(X)に変換する。出力濃度値d(X)は、トナー載り量(t(X))に対応している。プリンタ部Bは、このトナー載り量t(X)にしたがって、記録媒体Zに第2テストパターンを画像として形成する。これが第2のテストプリントとなる。この際に、CPU301は、階調制御部311のLUTa306を作用させるが、LUTbは作用させないでプリンタ部Bに画像形成を実行させる。LUTa306は、S1002で作成されたものである。UCR部305から出力された濃度信号YMCKはLUTa306で処理されてディザ処理部307へ入力される。なお、第2テストパターン自体は、記録媒体Xと記録媒体Zとで同一である。よって、記録媒体Zに対する出力濃度値d(Z)は、記録媒体Xに対する出力濃度値d(X)と同一のものとなる。CPU301は、第2テストパターンを作成したときに使用したトナー載り量t(X)をメモリ302に保存する。出力濃度値d(X)は、各階調パッチの形成位置またはその階調データと対応付けて記憶される。
S1004で、CPU301は、記録媒体Zに形成された画像パターンの読み取りと、輝度値i(Z)の取得をリーダ部Aに実行させる。S1005で、CPU301は、読み取り輝度値i(Z)と出力濃度値d()とからLUTid(Z)を作成する。さらに、CPU301は、LUTid(Z)を記録媒体Zの識別情報と関連付けてメモリ302に記憶する。CPU301は、操作部313を通じて記録媒体Zが指定されると、対応するLUTid(Z)をメモリ302から読み出し、それぞれ色処理部303に設定する。
S1006で、CPU301は、LUTid(X)を色処理部303に設定するとともに、LUTaを階調制御部311に設定する。S1007で、CPU301は、記録媒体Zを用いて第2のテストプリントの出力を実行する。なお、CPU301は階調制御部311においてLUTbを迂回するように設定する。CPU301は、階調制御部311に入力した第2のテストプリントについての濃度値d0を予めメモリ302に記憶しておく。
S1008で、CPU301は、リーダ部Aを制御して、記録媒体Zに形成された画像パターンを読み取り、輝度値i(Z)を取得する。
S1009で、CPU301は、色処理部303においてLUTid(X)を用いて輝度値i(Z)を濃度値d(Z)に変換する。
S1010で、CPU301は、入力としての濃度値d0と、出力としての濃度値d(Z)との対応関係を反転させて、濃度値d(Z)を濃度値d0に変換するためのLUTb(Z)を作成する。CPU301は、LUTb(Z)を記録媒体Zの識別情報と関連付けてメモリ302に記憶する。CPU301は、操作部313を通じて記録媒体Zが指定されると、対応するLUTb(Z)をメモリ302から読み出し、階調制御部311に設定する。
このように、CPU301は、第2テーブル(LUTid(Z))を作成する第2テーブル作成手段として機能する。つまり、CPU301が第2テーブル作成手段として、第2テーブルの作成処理を起動すると、階調制御手段が第3テーブル(LUTa)を使用してパターン画像の濃度情報を変換してパターン画像のトナー載り量(t(X))を決定する。さらに、画像形成手段は、決定されたトナー載り量(t(X))を用いて他の種類の記録媒体上に前記パターン画像を形成する。画像読取手段は、他の種類の記録媒体上に形成されたパターン画像を読み取って輝度情報(i(Z))を出力する。第2テーブル作成手段は、輝度情報(i(Z))と特定の種類の記録媒体に形成したときに使用したトナー載り量(t(X))に対応する出力濃度値d(X)との対応関係から第2テーブル(LUTid(Z))を作成する。
さらに、CPU301は、他の種類の記録媒体に画像を形成する際に階調制御手段において画像の濃度情報を変換する第4テーブル(LUTb)を作成する第4テーブル作成手段としても機能する。CPU301は、第4テーブル作成手段として、第4テーブル(LUTb)を調整するためのキャリブレーション処理を起動する。画像形成手段は、階調制御手段において第3テーブル(LUTa)を使用して変換されたパターン画像のトナー載り量(t(X))を用いて、他の種類の記録媒体上にパターン画像を形成する。画像読取手段は、他の種類の記録媒体上に形成されたパターン画像を読み取って輝度情報(i(Z))を出力する。第1変換手段は、第1テーブル(LUTi(X))を使用して輝度情報(i(Z))を対応する濃度情報(d(Z))に変換する。第4テーブル作成手段は、濃度情報(d(Z))を入力値とし、画像形成手段がパターン画像を他の種類の記録媒体に形成したときに使用した濃度情報(d(X))を出力値とすることで4テーブル(LUTb)を作成する。
その後、キャリブレーションは、環境が変動したり、所定枚数以上の画像形成を行ったり、オペレータが操作部を通じて実行を指示したりしたときに起動される。これらが生じるときは、一般に、画像形成手段における階調特性が変動したことが推定される。よって、CPU301は、画像形成手段における階調特性が変動したと推定されるタイミングで、第2のキャリブレーションを起動する。その際の処理について図11を参照して説明する。
S1101で、CPU301は、操作部313を介して第2のキャリブレーションで使用する記録媒体の種類の指定を受け付け、どの記録媒体が指定されたかを判定する。記録媒体Zが指定されると、S1102に進む。S1102で、CPU301は、指定された記録媒体Zに対応するLUTid(Z)をメモリ302から読み出して色処理部303に設定する。さらに、CPU301は、記録媒体Zに対応するLUTb(Z)をメモリ302から読み出して階調制御部311に設定する。そして、CPU301は、第1キャリブレーション(S401〜S404)及び第2キャリブレーション(S411〜S413)を実行する。とりわけ、第2キャリブレーションによって、LUTaが更新される。一方、記録媒体Xが指定されると、S1103に進む。S1103で、CPU301は、指定された記録媒体Xに対応するLUTid(X)を色処理部303に設定する。さらに、CPU301は、記録媒体Xに対応するLUTb(X)をメモリ302から読み出して階調制御部311に設定する。そして、CPU301は、第1キャリブレーション(S401〜S404)及び第2キャリブレーション(S411〜S413)を実行する。とりわけ、第2キャリブレーションによって、LUTaが更新される。このように、受け付けた記録媒体の種類に対応した輝度濃度変換設定情報と第2変換設定情報とを記憶手段から読み出し、それぞれ第1変換手段と第2変換手段とに設定し、第1変換設定情報を更新する手段として機能する。なお、CPU301は、LUTa306を作成し、LUTb312については作成していない。LUTa306が設置環境や使用状態に応じて変動する特性を元に戻すために使用されるテーブルであるが、LUTb312は設置環境や使用状態に依存しないからである。つまり、LUTb312は記録媒体の種類に応じて異なるテーブルだからである。基本的に、LUTb312は追加登録処理において追加登録されたものが使用されつづける。
本実施例によれば、特定の種類の記録媒体Xを用いてキャリブレーションを実行することで画像形成部を所望の状態に調整した直後に任意の種類の記録媒体Zを用いてキャリブレーションを実行することでLUTb(Z)とLUTid(Z)とを簡便に作成できる。とりわけ、輝度濃度変換設定情報(LUTid(Z))は、任意の種類の記録媒体Zを用いてキャリブレーションを実行したときに使用した現像剤の載り量(d(Z))と、記録媒体Z上に形成されたパターン画像から得られた輝度情報(i(Z))とから作成できる。特定の種類の記録媒体Xを用いてキャリブレーションが実行されていれば、画像形成部に依存した階調特性がLUTidやLUTbに及ぼす影響は無視できる。すなわち、任意の種類の記録媒体Zに依存した階調特性のみがキャリブレーションによって取得されることになる。よって、LUTid(Z)やLUTb(Z)の作成処理は、特定の種類の記録媒体Xを用いてキャリブレーションが実行された直後に実行されると、LUTid(Z)やLUTb(Z)の作成精度が相対的に高くなろう。
本実施例によれば、プリンタ部Bの単色の出力特性を精度良く所望の状態にできるため、プリンタ制御部109や外部コントローラ等でICCプロファイルを使用したカラーマネジメントを行った場合の色再現性の精度を上げることもできる。なお、ICCは、インターナショナル・カラー・コンソーシアムの略称である。
上述した追加処理を実行することで複数の任意の種類の記録媒体Z1〜Zn(nはキャリブレーション用に登録されている任意の種類の記録媒体の数)をプリンタ制御部109に登録することができる。たとえば、すでに追加された記録媒体Z1を用いて、さらに別の任意の種類の記録媒体Z2を追加するには、記録媒体Xを記録媒体Z1と読み替えるとともに記録媒体Zを記録媒体Z2と読み替えて、図10で説明したフローチャートを実行すればよい。以下、Z3からZnまで同様に追加することができる。なお、作成されたLUTid(Zi)とLUTb(Zi)は、記録媒体の種類を表す識別情報iと関連付けてメモリ302に記憶される。つまり、キャリブレーションを実行するときは実際に使用される記録媒体の種類に応じて、CPU301が、LUTidとLUTbを切り替える。これによりオペレータは、メーカーにより指定された特定の種類の記録媒体Xを所持していなくても、キャリブレーション用の記録媒体を増やすことができる。
<LUTbの再作成(更新)>
上述の実施例ではキャリブレーションごとにLUTaのみを更新するものと説明した。しかし、LUTbを更新してもよい。一般に、LUTaを更新すればプリンタ部Bのエンジンの状態は理想状態に調整される。よって、基本的には、LUTbの更新は不要である。しかし、キャリブレーションの結果にもある程度のバラツキがある。また、厳密には記録媒体の状態が生産ロットや使用環境で異なることもある。よって、より精度よくキャリブレーションを実行するにはLUTbも再作成したほうがよいだろう。LUTbを再作成すればLUTaに起因した誤差分はキャンセルされる。すなわち、LUTbに含まれる誤差は、キャリブレーションを1回実行した分の誤差だけにとどめることができる。
図12(A)を用いて、LUTbの再作成処理について説明する。S1201で、CPU301は、第1のキャリブレーションを実行する。S1202で、CPU301は、LUTid(Z)を色処理部303に設定し、記録媒体Zを用いて第2のキャリブレーションを実行して、LUTaを決定する。続いて、S1203で、LUTid(X)を色処理部303に設定するとともに、LUTaを階調制御部311に設定し、記録媒体Zを用いて第2のキャリブレーションを実行して、LUTb(Z)を決定する。このように、CPU301は、第1変換設定情報(LUTa)を更新した直後に第2のキャリブレーションを実行して第2変換設定情報(LUTb)も更新する手段として機能する。本実施例によれば、作業時間と手間が約1.5倍かかるが、第二のキャリブレーションが2回行われるため、キャリブレーションの精度が向上する。
なお、LUTaについては更新せずに、LUTbのみを更新してもよい。図12(B)が示すように、S1203のみを実行すればよい。つまり、CPU301は、第1変換設定情報(LUTa)を更新せずに、第2のキャリブレーションを実行して第2変換設定情報(LUTb)のみを更新する手段として機能する。LUTbのみを更新することで、手軽に階調性を補正できる。ただし、この場合、形成された画像におけるダーク部の濃度アップや階調補正がより制限される可能性がある。なぜなら、第1のキャリブレーションが省略されるため、コントラストの設定が行われないからである。さらに、総和が規定値以上となる画像信号についてはUCR処理が施されるからである。それでも、画像におけるライト部の階調を手軽に合わせられる利点は重要であろう。

Claims (5)

  1. 補正条件を用いて画像データを補正する補正手段と、
    前記補正された画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により前記記録媒体上に形成されたパターン画像を読取手段が読み取ることにより得られた読取データを取得する取得手段と、
    記録媒体の種類ごとの変換条件を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出した前記記録媒体に対応した変換条件を用いて、前記読取手段から出力された読取データを濃度データに変換する変換手段と、
    前記補正手段により前記補正条件を用いて補正されてないパターン画像データを前記画像形成手段に入力し、前記画像形成手段に、前記パターン画像データに基づいて前記記録媒体上に前記パターン画像を形成させ、前記取得手段により取得された前記パターン画像の読取データから前記変換手段によって変換された前記濃度データと、前記パターン画像データとに基づき前記補正条件を生成する第1生成手段と、
    特定の記録媒体に対応する変換条件と異なる他の記録媒体に対応する変換条件を追加する追加モードの実行が指示された場合、前記補正手段に、前記第1生成手段によって生成された前記補正条件を用いてパッチ画像データを補正させ、前記画像形成手段に、前記補正されたパッチ画像データに基づき、前記他の記録媒体上にパッチ画像を形成させ、前記読取手段が前記他の記録媒体上に形成された前記パッチ画像を読み取ることにより前記取得手段が取得したパッチ読取データおよび前記特定の記録媒体における前記パッチ画像の濃度データを用いて、前記他の記録媒体に対応する変換条件を生成して前記記憶手段に記憶する第2生成手段と、を有し、
    前記特定の記録媒体に対応する変換条件は、前記特定の記録媒体上のパターン画像の読取データを、前記特定の記録媒体上のパターン画像の濃度データに変換し、
    前記他の記録媒体に対応する変換条件は、前記他の記録媒体上のパターン画像の読取データを、前記特定の記録媒体上のパターン画像の濃度データに変換することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段に前記パターン画像を形成させる記録媒体を指定する指定手段と、
    前記指定された記録媒体に対応する変換条件を選択する選択手段と、を更に有し、
    前記変換手段は、前記選択手段により選択された変換条件を読み出して使用し、
    前記画像形成手段は、前記指定された記録媒体上にパターン画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2生成手段によって生成された前記他の記録媒体に対応する変換条件は、前記他の記録媒体に対応づけられて前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記追加モードにて前記第2生成手段が用いる前記補正条件は、前記第1生成手段により前記特定の記録媒体上のパッチ画像の読取データに基づいて生成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記追加モードの実行が指示された場合、前記第1生成手段は前記特定の記録媒体上のパッチ画像の読取データに基づく補正条件を生成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2010164348A 2010-07-21 2010-07-21 画像形成装置 Active JP5806451B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010164348A JP5806451B2 (ja) 2010-07-21 2010-07-21 画像形成装置
US13/159,772 US8947728B2 (en) 2010-07-21 2011-06-14 Image forming apparatus which performs calibration for maintaining image quality
EP11170658.6A EP2410732B1 (en) 2010-07-21 2011-06-21 Image forming apparatus which performs calibration for maintaining image quality
CN201110206607.1A CN102346401B (zh) 2010-07-21 2011-07-21 图像形成设备
US14/566,757 US9210298B2 (en) 2010-07-21 2014-12-11 Image forming apparatus which performs calibration for maintaining image quality

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010164348A JP5806451B2 (ja) 2010-07-21 2010-07-21 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012027153A JP2012027153A (ja) 2012-02-09
JP5806451B2 true JP5806451B2 (ja) 2015-11-10

Family

ID=44721169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010164348A Active JP5806451B2 (ja) 2010-07-21 2010-07-21 画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US8947728B2 (ja)
EP (1) EP2410732B1 (ja)
JP (1) JP5806451B2 (ja)
CN (1) CN102346401B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5241621B2 (ja) * 2009-06-10 2013-07-17 キヤノン株式会社 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
US9687550B2 (en) 2009-12-07 2017-06-27 Arbutus Biopharma Corporation Compositions for nucleic acid delivery
JP6245921B2 (ja) * 2013-10-07 2017-12-13 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10073397B2 (en) * 2016-04-26 2018-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method for updating conversion condition converting measurement result of measurement unit
JP6710133B2 (ja) * 2016-09-27 2020-06-17 理想科学工業株式会社 印刷装置
JP2018092157A (ja) * 2016-11-29 2018-06-14 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07264427A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Canon Inc 画像形成方法及び装置
JP3618777B2 (ja) * 1994-03-25 2005-02-09 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像処理方法
JPH07264411A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Canon Inc 画像形成装置
JP3471886B2 (ja) 1994-03-25 2003-12-02 キヤノン株式会社 画像形成方法及び装置
JPH08287217A (ja) 1995-04-10 1996-11-01 Canon Inc 画像記録装置およびその方法
JPH10145598A (ja) * 1996-11-14 1998-05-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US6297873B1 (en) 1998-06-08 2001-10-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image recording apparatus for recording an image according to characteristics of the image recording medium
JP2000238299A (ja) * 1999-02-23 2000-09-05 Seiko Epson Corp 印刷制御方法、印刷制御装置、印刷制御プログラムを記録した媒体
US6456803B2 (en) 2000-02-04 2002-09-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of detecting both of regularly reflected light and irregularly reflected light
US6999199B2 (en) 2000-12-28 2006-02-14 Xerox Corporation Method and system of individualizing tone-reproduction curves calibration and applying thereof
JP3542582B2 (ja) 2002-01-07 2004-07-14 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法
JP2004138710A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Canon Inc カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法
JP4323871B2 (ja) 2003-06-11 2009-09-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7433101B2 (en) * 2004-04-07 2008-10-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method of defining a device color profile for a color output device
JP2007033571A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Canon Inc 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP4895357B2 (ja) 2006-03-31 2012-03-14 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法
JP4478721B2 (ja) * 2008-03-10 2010-06-09 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置
US7930287B2 (en) 2008-03-14 2011-04-19 Michelli Capital Limited Liability Company Systems and methods for compound searching
JP2009251229A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Canon Inc カラー画像形成装置、カラー画像形成装置における画像形成条件設定方法
JP2010052304A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Canon Inc 画像形成装置
JP5143254B2 (ja) 2010-07-22 2013-02-13 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102346401B (zh) 2014-09-24
US8947728B2 (en) 2015-02-03
EP2410732A1 (en) 2012-01-25
US20150092206A1 (en) 2015-04-02
US20120019845A1 (en) 2012-01-26
EP2410732B1 (en) 2018-06-06
US9210298B2 (en) 2015-12-08
JP2012027153A (ja) 2012-02-09
CN102346401A (zh) 2012-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5676965B2 (ja) 画像形成装置
JP5143254B2 (ja) 画像形成装置
US9659242B2 (en) Apparatus that performs calibration for maintaining image quality
JP5388772B2 (ja) 画像形成装置
US9210298B2 (en) Image forming apparatus which performs calibration for maintaining image quality
JP5932246B2 (ja) 画像形成装置
US8643858B2 (en) Image forming apparatus with calibration function
JP6245921B2 (ja) 画像形成装置
JP3472257B2 (ja) 画像処理方法、記録媒体
JP2014199344A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150630

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5806451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151