JP5802928B1 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5802928B1
JP5802928B1 JP2014071910A JP2014071910A JP5802928B1 JP 5802928 B1 JP5802928 B1 JP 5802928B1 JP 2014071910 A JP2014071910 A JP 2014071910A JP 2014071910 A JP2014071910 A JP 2014071910A JP 5802928 B1 JP5802928 B1 JP 5802928B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
door
winning
open
game ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014071910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015192736A (ja
Inventor
郁男 永田
郁男 永田
平野 泰弘
泰弘 平野
Original Assignee
株式会社サンセイアールアンドディ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンセイアールアンドディ filed Critical 株式会社サンセイアールアンドディ
Priority to JP2014071910A priority Critical patent/JP5802928B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5802928B1 publication Critical patent/JP5802928B1/ja
Publication of JP2015192736A publication Critical patent/JP2015192736A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】入賞球の斬新な流下形態を楽しむことができる遊技機の提供を目的とする。【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10では、可変入賞部25Zの入賞口である第2の始動入賞口14Bが、側方に向かって開口した横向凹部33Yの開口部分の奥側に配置され、その反対の側方及び上方からの遊技球の入賞が入賞用突部33によって規制されている。そして、第2の始動入賞口14Bに備えた開閉扉14Tが、通常は、横向凹部33Yの開口部分の奥側で起立した閉状態に保持されて第2の始動入賞口14Bへの入賞を規制している。また、開閉扉14Tが開状態となった場合、開閉扉14Tの先端部が開口上側内面の右端部の鉛直線上若しくはその鉛直線より内側に位置する又は開口上側内面の右端部の鉛直線から開状態の開閉扉14Tが突出する突出量が開状態の開閉扉14Tと開口上側内面との間隔より小さくなっている。【選択図】図7

Description

本発明は、入賞口の開閉扉が閉状態になると遊技球の入賞が規制される一方、開閉扉が開状態になると遊技球の入賞が容易になる遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、1対の開閉扉を左右対称に備えたチューリップ構造の入賞口や、遊技板の前面に開口した横長矩形の入賞口に開閉扉を備えて開閉扉が前方に倒れて開状態になる大入賞口等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−148187号公報(段落[0016]、図2)
しかしながら、上記した従来の入賞口は、主として開状態の開閉扉の略真上から流下してくる遊技球をその開閉扉を案内にして取り込む構造になっているので、入賞球の流下形態が新鮮味に欠けるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、入賞球の斬新な流下形態を楽しむことができる遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を前面に有した遊技板と、遊技板の前面から突出した入賞用突部と、入賞用突部に形成されて側方に向かって開口した入賞口に開閉扉を設けてなり、通常は、開閉扉が起立した閉状態に保持されて入賞口への遊技球の入賞が規制される一方、予め設定された所定条件が成立したときに開閉扉が側方に倒れた開状態になって入賞口への遊技球の入賞が容易になる可変入賞部とを備えて、入賞口への遊技球の入賞に応じて、遊技者に有利な特典を付与する遊技機において、入賞用突部に形成されて一側方に向かって開口し、その開口部分に上下方向で対向する開口上側内面と開口下側内面とを有した横向凹部を備え、開閉扉は、横向凹部の開口下側部分に回動軸を有し、閉状態の開閉扉の先端部が開口上側内面における奥側位置に対向するように構成されて横向凹部の開口部分のうち閉状態の開閉扉が位置する部分が入賞口をなし、開閉扉が開状態となった場合、開閉扉の先端部が開口上側内面の一側端部の鉛直線上若しくはその鉛直線より内側に位置する又は開口上側内面の一側端部の鉛直線から開状態の開閉扉が突出する突出量が前記開状態の前記開閉扉と前記開口上側内面との間隔より小さく、開閉扉が閉状態となった場合、閉状態の開閉扉の先端部と開口上側内面との間には、遊技球の直径の1/4以上、直径未満の隙間が設けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、閉状態の開閉扉の外面が、上方に向かって横向凹部の奥側に傾斜しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、入賞用突部には、閉状態の開閉扉の外側でかつ開口上側内面の下方の扉横スペースと開閉扉とを前方から覆う前方カバー壁が備えられたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、前方カバーの外縁部は、横向凹部の開口部分の下端部から上方に向かうに従って横向凹部の奥側に傾斜し、閉状態の開閉扉と開口上側内面と開口下側内面と前方カバー壁とに囲まれた縦長スペースに、遊技球が2つ以上並んで収まるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機において、開口上側内面の一部を構成し、横向凹部の開口部分から下るように傾斜して延びた上側傾斜ガイド面と、上側傾斜ガイド面の下端部から鉛直下方に延び、閉状態の開閉扉に対して奥側から対向した鉛直ガイド面と、鉛直ガイド面と閉状態の開閉扉との間で上下方向に延び、下端部に遊技球を遊技板の裏側に取り込むための入賞球取込口を有した凹部内流路とを備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載の遊技機において、開口上側内面の一部を構成し、上側傾斜ガイド面の上端部から横向凹部の開口部分側へ水平に延びた上端水平ガイド面を備えたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の遊技機において、開口下側内面を、閉状態の開閉扉から斜め下方に傾斜して構成したところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の遊技機では、遊技板の前面から突出する入賞用突部に形成された横向凹部が、一側方に向かって開口し、開口部分に上下方向で対向する開口上側内面と開口下側内面とを有した構造になっている。そして、開閉扉が、横向凹部の開口下側部分に回動軸を有し、閉状態の開閉扉の先端部が開口上側内面における奥側位置に対向するように構成されて横向凹部の開口部分のうち閉状態の開閉扉が位置する部分が入賞口をなし、開閉扉が開状態となった場合、開閉扉の先端部が開口上側内面の一側端部の鉛直線上若しくはその鉛直線より内側に位置する又は開口上側内面の一側端部の鉛直線から開状態の開閉扉が突出する突出量が開状態の開閉扉と開口上側内面との間隔より小さいので、入賞口に入賞する遊技球は、開状態の開閉扉の略真上から流下してくる遊技球より、側方から開状態の開閉扉上に流下する遊技球が主になる。これにより、入賞球の斬新な流下形態を楽しむことが可能となる。また、開閉扉が閉状態のときには、横向凹部に遊技球が一度進入してから吐き出されるので、入賞し損ねた遊技球に関しても斬新な流下形態を楽しむことが可能となる。
また、本発明によれば、閉状態の開閉扉の先端部と開口上側内面との間には、遊技球の直径の1/4以上、直径未満の隙間が形成されていることで、閉状態では入賞口内への入賞を規制する一方、開状態ではその隙間分だけ開閉扉の回動半径が小さくなり、開状態の開閉扉が横向凹部から外側に突出する突出量を小さくすることが可能となる。
[請求項2の発明]
請求項2の遊技機では、閉状態の開閉扉の外面が、上方に向かって横向凹部の奥側に傾斜しているので、遊技球を閉状態の開閉扉で受けたときに遊技球の勢いを抑えることが可能となる。
[請求項3の発明]
請求項3の遊技機では、閉状態の開閉扉と扉横スペースとを前方から覆う前方カバー壁を備えたことで、開閉扉が閉状態である場合も、遊技球が入賞口に入賞するのではないかという期待感を持たせることが可能となる。
[請求項4の発明]
請求項4の遊技機では、閉状態の開閉扉と開口上側内面と開口下側内面と前方カバー壁とに囲まれた縦長スペースが遊技球が2つ以上並んで収まる大きさになっているので、その縦長スペース内で遊技球が流下することもあり、入賞し損ねた遊技球の斬新な流下形態を楽しむことが可能となる。
[請求項5の発明]
請求項5の遊技機では、入賞口の奥側に進入した遊技球を上側傾斜ガイド面と鉛直ガイド面とによって入賞球取込口へとスムーズに案内することが可能となる。
[請求項6の発明]
請求項6の遊技機では、開状態の開閉扉上で転落して弾んだ遊技球を、上端水平ガイド面で受けて再び開閉扉上に落下させて入賞口に取り込むことが可能となる。
[請求項7の発明]
請求項7の遊技機では、開閉扉が閉状態で横向凹部内に進入した遊技球をスムーズに横向凹部外に誘導することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 遊技板の正面図 (A)入賞口ユニットの斜視図,(B)入賞口ユニットの分解斜視図 (A)入賞口構成体の背面図,(B)入賞口構成体の斜視図 入賞口構成体の正面図 (A)閉状態の入賞口構成体の正面図,(B)開状態から開状態となる途中の入賞口構成体の正面図,(C)開状態の入賞口構成体の正面図 (A)閉状態の第2始動口周辺の正面図,(B)開状態の第2始動口周辺の正面図
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10(本発明の「遊技機」に相当する。)に係る一実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面が前面枠10Zにて覆われており、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技板11の遊技領域R1が視認可能になっている。
前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26及び下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には操作ノブ28が設けられている。操作ノブ28を回動操作すると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。なお、上皿26に備えた球排出ボタン(図示せず)を押すと上皿26に収容されている遊技球が下皿27へと移動する。
図2に示すように、遊技領域R1は全体が略円形状となっていて、ガイドレール12に囲まれている。ガイドレール12は、例えば、帯状板金を湾曲させてなり、遊技板11の前面から起立した状態に取り付けられている。また、ガイドレール12の最下端部には、ガイドレール12全体より大きな曲率(小さな、曲率半径)で下方に湾曲したアウト口導入部12Aが備えられ、遊技板11には、アウト口導入部12Aが形成された部分にアウト口16が貫通形成されている。アウト口16は、横長の長円形状(又は、楕円形状)をなし、遊技領域R1をガイドレール12の下部まで流下した遊技球が、ガイドレール12に沿って転動してアウト口導入部12Aに集められ、アウト口16に取り込まれる。
遊技板11のうち遊技領域R1の中央には、遊技板表示窓10Hが貫通形成され、この遊技板表示窓10Hを通して、表示装置30の表示画面30Gが前方に臨んでいる。遊技板表示窓10Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技板11の前面側から遊技板表示窓10Hに嵌め込まれ、遊技板表示窓10Hの内側に張り出すと共に、遊技板11の前面から突出している。そして、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23の内側に進入しないように構成されている。また、表示装飾枠23の左側部には、表示装飾枠23の下辺部に形成されたステージ24へ遊技球を案内するためのワープ路22が備えられている。
遊技領域R1の略全体には、遊技板11に複数の障害釘Kが打ち付けられている。また、遊技領域R1のうち表示装飾枠23の右側領域には、上から順番に、始動ゲート18、普通入賞口18A、サブ大入賞口18Bが並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方領域には、右側にメイン大入賞口15が設けられ、その下方に転動誘導部20Sの一部を構成する転動ブロック20が備えられている。さらに、表示装飾枠23の下方領域における横方向中央には、アウト口16の真上となる位置に、第1の始動入賞口14Aと、本発明に係る「入賞口」としての第2の始動入賞口14Bとを有した入賞口ユニット25が備えられている。
なお、各始動入賞口14A,14Bへ遊技球が入球したときは、例えば、1個の入球につき4個の賞球が上皿26に払い出され、メイン大入賞口15に遊技球が入賞したときには、例えば、1個の入賞につき15個の遊技球が上皿26に払い出される。
以下、本発明に深く関連した部位に関して説明する。始動ゲート18は、門形構造をなし、内側を遊技球が通過すると普通図柄の当否判定が行われ、その当否判定の結果が、図示しない普通図柄表示部に表示される。ここで、普通図柄の当否判定が当りとなる確率は、通常の遊技状態では低く設定されていて、後述する特別図柄の当否判定で所定の当りになると、後述する「大当り遊技」後に「時短遊技」になり、普通図柄の当否判定が当りとなる確率が高くなる。
表示装置30には、特別図柄の当否判定結果が表示される。その特別図柄の当否判定は、入賞口ユニット25の始動入賞口14A,14Bへの遊技球の入賞に応じて行われる。具体的には、図2に示すように、表示装置30の表示画面30Gには、3つの特別図柄13A,13B,13Cが横並びに停止表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが変動表示(上下方向にスクロール表示)され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。始動入賞口14A,14Bへの入賞に起因した特別図柄の当否判定結果が当り(以下、「大当り」という)の場合には、3つの特別図柄13A,13B,13Cが全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示され、その後、遊技が「大当り遊技」に移行する。これに対し、判定結果が外れの場合には、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、通常の遊技状態が続行する。
メイン大入賞口15は、横長矩形状をなして遊技板11の前面に開口し、通常の遊技状態では、可動扉15Tにて閉塞されている。また、サブ大入賞口18Bも遊技板11の前面に開口し、通常の遊技状態では、可動扉にて閉塞されている。そして、遊技状態が「大当り遊技」になると、可動扉15Tもしくはサブ大入賞口18Bの可動扉が所定期間に亘って前側に倒れ、その可動扉15Tを案内にして多くの遊技球が入賞可能となる。なお、可動扉15Tが開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、「大当り遊技」は、最大で、例えば、16ラウンドまで継続され、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、メイン大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの終了条件が先に満たされた場合に終了する。また、本実施例ではラウンド毎にメイン大入賞口15とサブ大入賞口18Bとが交互に開放するように構成されている。
転動ブロック20は、例えば、樹脂の成形品であって、遊技板11の前面から突出している。また、転動ブロック20の下面は円弧状に湾曲していて、ガイドレール12における右側辺部の下端からガイドレール12の下辺部中央の右側近傍位置に亘る範囲に隣接している。転動ブロック20の上面は、略全体が緩やかに左下がりに傾斜した転動面20Aになっていて、転動ブロック20の上面の右側端部は、転動面20Aから垂直に近い角度で上方に立ち上がってから水平に近い角度でガイドレール12側に屈曲したクランク面20Bになっている。また、転動面20Aの傾斜角は、水平に対して1〜10度になっている。さらに、転動面20Aは、メイン大入賞口15の横幅より大きく、遊技領域R1における表示装飾枠23の右側領域の下方から表示装飾枠23の下側領域の略中央寄り位置まで延びている。
転動ブロック20の左側には、転動面20Aを転動してきた遊技球を受けて更に転動させる誘導釘群20Kが設けられている。誘導釘群20Kは、複数の障害釘Kを横並びに連ねてなり、それら障害釘K群に上方から接触する接触面(以下、誘導釘群20Kの架空転動面という)は、左下がりに傾斜していて、その傾斜角は、転動面20Aより急降下する角度(具体的には、2〜15度)になっている。転動誘導部20Sは、この誘導釘群20Kと、転動ブロック20の転動面20Aとからなる。
以下、入賞口ユニット25について詳説する。入賞口ユニット25は、全体が図3(A)に示されており、役物ボディ25Yに開閉扉14T、ソレノイド(図示せず)、検出スイッチ(図示せず)等を組み付けてなる。
図3(B)に示すように、役物ボディ(役物本体部)25Yは、ベース板25Tの後面に後面突部25Bを有する一方、ベース板25Tの前面に本発明に係る入賞用突部33を有した構造をなしている。そして、遊技板11に形成された図示しない貫通孔に後面突部25Bを受容した状態でベース板25Tが図1に示すように遊技板11の前面に重ねられて螺子止めされ、入賞用突部33が遊技板11の前面から前方に突出している。
役物ボディ25Yは、例えば、透明又は半透明は樹脂で形成されている。また、後面突部25Bは、ベース板25Tから後方に突出した包囲壁25Hを有し、その包囲壁25Hの内部には、図示しない装飾盤と透光板と電飾基板とがベース板25T側から順番に重ねられて収容されている。その透光板は、透明な樹脂板の前面に不規則な形状の複数の凹凸を設けた構造になっている。また、装飾盤は、略円環状の非透光部材に金属調メッキを施しかつ、その非透光部材に穿孔された所定形状の複数の貫通孔をレンズ体で塞いだ構造をなしている。そして、電飾基板に実装されたLEDの発光により入賞口ユニット25における入賞用突部33の後方全体が光るようになっている。
ベース板25T及び後面突部25Bの下辺部分には、左右方向の中央に、上側に湾曲するように窪んだアウト口用凹部25Dが設けられている。そして、そのアウト口用凹部25Dがアウト口16の上側開口縁に配置されている。なお、アウト口用凹部25Dでは、ベース板25Tの下面と後面突部25Bの下面とが面一になっている。
ベース板25Tの右側部には、凹部25Eが形成されている。誘導釘群20Kの一部は、入賞口ユニット25を盤面に配置した際にこの凹部25Eに受容されるように位置している。また、ベース板25Tの下辺部分を除いた全体の外縁部には、遊技板11の前面に向かって緩やかに傾斜した乗上傾斜面25Nが形成されている。
入賞用突部33は、ベース板25Tと平行な前方カバー壁33Kをベース板25Tから前方に離れた位置に備えている。前方カバー壁33Kは、円板の下端部を水平に切断しかつ、下端寄りの両側部から1対のカバー突部33F,33Fを張り出させた形状をなしている。そして、前方カバー壁33Kの中心がアウト口16の中心の真上に位置し、前方カバー壁33Kにおける下端水平部33Eが、ベース板25T及び後面突部25Bのアウト口用凹部25Dと概ね重なる位置に配置されている。
図5に示すように、入賞用突部33には、ベース板25Tの前面に直交し、ベース板25Tと前方カバー壁33Kとに挟まれた領域のうち上、下、左からそれぞれ覆う上方カバー壁34J、下方カバー壁34W、左方カバー壁34Lが備えられている。下方カバー壁34Wは、下端溝壁34Vと、その下端溝壁34Vの両側部から左右斜め上方に延びた下端翼壁34R,35Aとからなる。下端溝壁34Vは、前方カバー壁33Kにおける下端水平部33Eの中央に重ねて配置された水平底部の両側縁から例えば、斜め45度上方に溝側壁を起立させた構造をなしている。
左側の下端翼壁34Rは、下端溝壁34Vの溝側壁より水平に近い緩やかな角度で下端溝壁34Vの一側部から前方カバー壁33Kの円弧状外縁部まで延びている。そして、下端翼壁34Rのうち下端溝壁34Vから離れた側の端部から左方カバー壁34Lが立ち上がり、前方カバー壁33Kの外縁部に沿ってその上端寄り位置まで延びている。
一方、左側の下端翼壁34Rにおける下端溝壁34V側の端部からは、内部ガイド壁34Tが上方に延びている。その内部ガイド壁34Tは、下端翼壁34Rから前方カバー壁33Kの上下方向の上寄り位置まで鉛直上方に延びた鉛直ガイド部34Sと、鉛直ガイド部34Sの上端部から右斜め上方に湾曲して延びた湾曲ガイド部34Kと、湾曲ガイド部34Kの上端部から前方カバー壁33Kの外縁部における上端寄り位置まで斜め上方に直線状に延びた傾斜ガイド部34Mと、さらには、傾斜ガイド部34Mの上端部から水平に張り出した水平ガイド部34Nとからなる。
傾斜ガイド部34Mの上端部は、左方カバー壁34Lの上端部と前方カバー壁33Kにおける左右対称となる位置(傾斜ガイド部34Mと前方カバー壁33Kの外縁の交点部分)に配置されている。そして、傾斜ガイド部34M及び左方カバー壁34Lの各上端部から、前方カバー壁33Kの上部中央の次述する第1始動口構成壁34Uまで1対の上方カバー壁34J,34Jが延びている。それら上方カバー壁34J,34Jは、前方カバー壁33Kの側面より外側に張り出している。また、右側の上方カバー壁34Jのうち第1始動口構成壁34Uから離れた側の端部は、前記した内部ガイド壁34Tの水平ガイド部34Nと一体的になって下面が水平になっている。その右側の上方カバー壁34Jと左右対称な形状になるように、左側の上方カバー壁34Jの端部も下面が水平な形状をなして、左方カバー壁34Lと一体的になっている。
傾斜ガイド部34Mの上方には、前方カバー壁33Kの左右方向の中央に第1始動口構成壁34Uが設けられている。第1始動口構成壁34Uは、左右方向で対向する1対の平板状側部の下端部間を半円弧状の底部で閉塞した構造をなしている。また、第1始動口構成壁34Uの底部は、傾斜ガイド部34Mと一体になっている。さらに、第1始動口構成壁34Uの1対の平板状側部は、前方カバー壁33Kより上方に突出していて、それら1対の平板状側部の突出部分における前面側の開口が、前方カバー壁33Kから上方に張り出した矩形状の突壁33Bによって閉塞されている。そして、第1始動口構成壁34Uの上面開口が、上記した第1の始動入賞口14Aをなし、ベース板25Tのうち第1始動口構成壁34Uの下端部に対応した部分に、第1の始動入賞口14Aに入賞した遊技球を遊技板11の後方に取り込むための入賞球取込口25K(図3(B)参照)が形成されている。なお、前方カバー壁33Kの後面と第1始動口構成壁34Uの底面中央とに跨って三角リブ33Sが形成され(図4(B)参照)、第1始動口構成壁34U内を流下した遊技球が三角リブ33Sの案内により入賞球取込口25K内に向かうようになっている。
右側の下端翼壁35Aは、左側の下端翼壁34Rと左右対称に下端溝壁34Vから立ち上がり、前方カバー壁33Kの円弧状外縁部を超えてカバー突部33Fの先端まで延びている。また、右側の下端翼壁35Aは、断面異形筒状の開口下部構成壁35の一部を構成している。具体的には、開口下部構成壁35は、下端翼壁35Aにおける下端溝壁34V側の一端部から鉛直上方に立ち上がった鉛直壁35Cと、下端翼壁35Aの他端部を左斜め上方に折り返した折返壁35Bとの間を、V字形連絡壁35Mで連絡して開口下部構成壁35が構成されている。そして、この開口下部構成壁35と前記した内部ガイド壁34Tと下端溝壁34Vとから、上方、下方及び左側方とを覆われ、右側方に開口した本発明に係る横向凹部33Yが入賞用突部33に形成されている。また、本実施形態では、内部ガイド壁34Tにおける鉛直ガイド部34Sの横向凹部33Y内側の面が本発明に係る「鉛直ガイド面」をなし、傾斜ガイド部34M及び湾曲ガイド部34Kの横向凹部33Y内側の面が本発明に係る「上側傾斜ガイド面」をなし、水平ガイド部34Nの横向凹部33Y内側の面が、本発明に係る「上端水平ガイド面」をなしている。なお、開口下部構成壁35の折返壁35B、V字形連絡壁35M、鉛直壁35Cの外面が横向凹部33Yの「開口下側内面」をなしている。
V字形連絡壁35Mの上方近傍位置には、前方カバー壁33Kの後面から突出したシャフト支持ボス33Jが設けられると共に、シャフト支持ボス33Jの中心位置において、前方カバー壁33Kとベース板25Tとの間には、金属製のシャフト14Jが差し渡されている。そして、そのシャフト14Jに開閉扉14Tが回動可能に支持されている。
シャフト14Jを挟んで開閉扉14Tと反対側には、開閉扉14Tより回動半径が小さい基端旋回部14Mが備えられて開閉扉14Tと一体になっている。また、基端旋回部14Mから後方に図示しないパイロットバーが突出し、ベース板25Tに形成された図示しないスリットを通してベース板25Tの後側まで延びている。そして、そのパイロットバーが、前記ソレノイドを駆動源とする扉駆動機構に連結され、ソレノイドに通電されていないと、図6(A)に示すように、開閉扉14Tがシャフト14Jから起立した起立姿勢に保持され、ソレノイドに通電されると、図6(C)に示すように、開閉扉14Tが右側に倒された横倒れ姿勢になる。
図5に示すように、V字形連絡壁35Mには、開閉扉14Tが起立姿勢になったときに基端旋回部14Mと当接する第1ストッパ突部35Tが設けられている。また、シャフト支持ボス33Jの外周面からは、扇形の第2ストッパ突部33Tが突出している。そして、開閉扉14Tが横倒れ姿勢になったときに、基端旋回部14Mに形成された第1段差面14Nが第2ストッパ突部33Tに当接する。なお、開閉扉14Tの起立姿勢になったときには、開閉扉14Tに備えた第2段差面14Hが第2ストッパ突部33Tに隣接していて、例えば、第1ストッパ突部35Tが破損したときに、それら第2段差面14Hと第2ストッパ突部33Tとが当接する。
開閉扉14Tには、鉛直ガイド部34S側には、先端側から順番に第1ガイド平面14Lと第2ガイド平面14Eと第3ガイド平面14Fとが備えられ、その反対側には、外部膨出面14Rが備えられている。外部膨出面14Rは、丸みを帯びて外側に膨らんだ形状をなしている。また、第1ガイド平面14Lは、開閉扉14Tが起立姿勢で、鉛直方向に対して僅かに左下がりに傾斜して開閉扉14Tの先端から、開閉扉14Tの回動半径方向における中央部における基端寄り位置まで形成されている。第2ガイド平面14Eは、開閉扉14Tが起立姿勢で、鉛直方向に対して僅かに右下がりに傾斜して第1ガイド平面14Lの下端から開閉扉14Tの基端寄り位置まで形成され、さらに、その第2ガイド平面14Eの下端部から第3ガイド平面14Fが右下がりの急角度に傾斜して開閉扉14Tの基端まで形成されている。
開閉扉14Tが起立姿勢になった状態は、本発明の開閉扉14Tの閉状態に相当する。そして、その閉状態の開閉扉14Tの先端部は、傾斜ガイド部34Mの傾斜方向における中間位置に対向し、開閉扉14T全体が僅かに横向凹部33Yの奥部側に傾いている。また、閉状態の開閉扉14Tの先端部と傾斜ガイド部34Mとの間には、遊技球の直径の1/4以上、直径未満の隙間が空いている。さらに、傾斜ガイド部34Mのうち開閉扉14Tが突き合わされた部分は、内部ガイド壁34Tの先端から遊技球1つ分以上内側に離れている。そして、横向凹部33Yの開口部分のうち起立姿勢、即ち、閉状態の開閉扉14Tが位置する部分が、本発明の「入賞口」に相当する前記した第2の始動入賞口14Bをなし、開閉扉14Tが開放した際にその入賞口の位置に遊技球が入球することで第2の始動入賞口14Bの奥側へ遊技球を受け入れ可能に構成されている。その第2の始動入賞口14Bと開閉扉14Tとから本発明に係る可変入賞部25Zが構成されている。また、第2の始動入賞口14Bに入賞した遊技球を遊技板11の後側に取り込むための入賞球取込口25Lが、ベース板25Tのうち下端溝壁34Vに対向する部分に形成される。なお、下端溝壁34Vの底面には、第1始動口構成壁34Uの底面と同様に、前方カバー壁33Kの後面と下端溝壁34Vの底面中央とに跨った三角リブ33Sが形成されている。
なお、横向凹部33Yのうち閉状態の開閉扉14Tと鉛直ガイド部34Sとに挟まれた部分は、本発明に係る「凹部内流路」をなし、閉状態の開閉扉14Tの外側かつ横向凹部33Yの開口上側内面(即ち、内部ガイド壁34Tの上側部分の内側面)の下方の空間は、本発明に係る扉横スペース33Dをなし、さらに、開口下部構成壁35のうち閉状態の開閉扉14Tより外側の折返壁35Bの上面、つまり横向凹部33Yの開口下側内面のうち閉状態の開閉扉14Tより外側の斜め下方に傾斜した(延びた)部分が本発明に係る下側傾斜ガイド面35Gになっている。
なお、この第2の始動入賞口14B用の入賞球取込口25Lと、上記した第1の始動入賞口14A用の入賞球取込口25Kとは、共にアウト口16の真上となる位置に、即ち、図3(B)に示すように、ベース板25Tのうち前方カバー壁33Kとの対向部分における横方向の中央に縦に並べた配置になっている。
開閉扉14Tが横倒れ姿勢になった状態は、本発明の開閉扉14Tの開状態に相当する(図7(B)参照)。開閉扉14Tは、上記した始動ゲート18に遊技球が入賞して行われる普通図柄の当否判定が当たりになったときに開状態になる。そして、開閉扉14Tが開状態になると、第1ガイド平面14Lが水平面に対して僅かに左下がりになるように傾斜し、第2ガイド平面14Eは第1ガイド平面14Lより急角度で左下がりに傾斜し、さらに、第3ガイド平面14Fが第1ガイド平面14Lより急角度で左下がりに傾斜した状態になる。そして、第2ガイド平面14Eが誘導釘群20Kの上記した架空転動面と略面一になる。また、第1ガイド平面14Lは、架空転動面よりも下方に位置している。また、開状態の開閉扉14Tの上面と横向凹部33Yの開口上側内面との間隔K1は、遊技球の直径の1.5〜2倍程度の大きさになっている。また、開状態の開閉扉14Tを真上から見たときの開閉扉14Tの上方カバー壁34Jからの突出量T1、即ち、開口上側内面の右端部の鉛直線からの、開状態の開閉扉14Tの突出量T1は、遊技球の直径の1/2程度になっている。なお、通常遊技状態では、開閉扉14Tが開状態になってもその開状態の保持時間が極めて短いために第2の始動入賞口14Bへの入賞は困難である。これに対し、「時短遊技状態」では、通常遊技状態に比べて開閉扉14Tが長く開状態に保持され、第2の始動入賞口14Bへの入賞が可能になる。
本実施形態のパチンコ遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態のパチンコ遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技球を遊技領域R1のうち表示画面30Gの左側に流下させる左打ちを行うと、それらの遊技球の一部は、表示画面30Gの下方領域における左側部を流下するか、ステージ24から落下するか等して、可変入賞部25Zを有する、表示画面30Gの下方領域で遊技板11の前面から突出した入賞用突部33へと向かう。また、遊技球を遊技領域R1のうち表示画面30Gの右側に流下させる右打ちを行うと、それら遊技球の一部は、表示画面30Gの右斜め下方の転動誘導部20Sで受け止められて入賞用突部33へと遊技球が向かう。
ここで、可変入賞部25Zの入賞口である第2の始動入賞口14Bは、転動誘導部20S側の一側方に向かって開口した横向凹部33Yの開口部分の奥側に配置され、その反対の側方及び上方からの遊技球の入賞が入賞用突部33によって禁止されている。そして、第2の始動入賞口14Bに備えた開閉扉14Tが、通常は、横向凹部33Yの開口部分の奥側で起立した閉状態に保持されて第2の始動入賞口14Bへの入賞を規制している。
これにより、図7(A)に示すように開閉扉14Tが閉状態のときには、入賞用突部33に向かった遊技球が横向凹部33Yに一度進入してから排出されるという今までになかった斬新な流下形態を遊技者に楽しませることができる。
また、閉状態の開閉扉14Tの外面となる外部膨出面14Rは、上方に向かって転動誘導部20Sから離れる側に傾斜しているので、転動誘導部20Sから転動してきた遊技球を閉状態の開閉扉14Tで受けたときに遊技球の勢いを抑えることができる。さらに、閉状態の開閉扉14Tの外側の扉横スペース33Dが前方から前方カバー壁33Kで覆われているので、開閉扉14Tが閉状態である場合も、遊技球が第2の始動入賞口14Bに入賞するのではないかという期待感を持たせることができる。つまり前方カバー壁33Kによって開閉扉14Tの状態が分かり難くなっているため、転動誘導部20Sから第2の始動入賞口14Bに向かって流下した球が扉横スペース33D内に入り込み、第2の始動入賞口14Bに入賞したように見せることが可能である。その際に開閉扉14Tが閉状態であれば、遊技球は開閉扉14Tに当たって弾き返されるので、開閉扉14Tが閉まっていたことを認識させることが可能となる。また、その扉横スペース33Dが遊技球複数縦に並べて収まる大きさをなしているので、転動誘導部20Sから転動してきた遊技球が袋小路状の扉横スペース33D内で流下させてから下方に流すという流下態様を遊技者に見せることができる。さらに、扉横スペース33Dの下端には、閉状態の開閉扉14Tに対して外側斜め下方に傾斜して延びた下側傾斜ガイド面35Gが設けられているので、遊技球が扉横スペース33Dからスムーズに排出される。
一方、図7(B)に示すように開閉扉14Tが開状態のときには、第2の始動入賞口14Bへの遊技球の入賞が可能となる。このとき、開状態の開閉扉14Tを真上から見たときの開閉扉14Tの横向凹部33Y外への突出量が、開閉扉14Tと横向凹部33Yの開口上側内面との間隔よりも小さいので、第2の始動入賞口14Bに入賞する遊技球は、開状態の開閉扉14Tの略真上から流下してくる遊技球より、斜め側方の転動誘導部20Sから開状態の開閉扉14T上に流下する遊技球が主になる。これにより、入賞球の斬新な流下形態を楽しむことができる。
また、開状態の開閉扉14Tの上面の一部である第2ガイド平面14Eが、転動誘導部20Sにおける誘導釘群20Kの架空転動面の延長線上に配置されているので、転動誘導部20Sを転動した遊技球を開閉扉14Tを案内にしてスムーズに第2の始動入賞口14Bに入賞させることができる。また、開状態の開閉扉14Tの上面のうち第2ガイド平面14Eよりも転動誘導部20S側にある第1ガイド平面14Lが、転動誘導部20Sにおける誘導釘群20Kの架空転動面の延長線上よりも下方に位置しているので、転動誘導部20Sから案内された遊技球を開閉扉14T上に受け止めやすい。さらに、開状態の開閉扉14Tの上方に、水平ガイド部34Nが配されているので、転動誘導部20Sから開状態の開閉扉14T上で転落して弾んだ遊技球を、水平ガイド部34Nで受けて再び開閉扉14T上に落下させて第2の始動入賞口14Bに取り込むことができる。つまり、水平ガイド部34Nと開閉扉14Tとによって入賞口の受け口を広く構成することで、その間に入った遊技球をほとんど第2の始動入賞口14B内に流下させることが可能となる。また、第2の始動入賞口14Bの奥側に進入した遊技球は、内部ガイド壁34Tにおける傾斜ガイド部34M、湾曲ガイド部34K及び鉛直ガイド部34Sによって入賞球取込口25Lへとスムーズに案内される。
なお、閉状態の開閉扉14Tの先端部と内部ガイド壁34Tにおける傾斜ガイド部34Mとの間には、遊技球の直径の1/4以上、直径未満の隙間が形成され、その隙間分だけ開閉扉14Tの回動半径を小さくすることができる。これにより、開状態の開閉扉14Tが横向凹部33Yから外側に突出する突出量を小さくすることができ、可変入賞部25Zの周囲の設計の自由度が高くなる。また、前方カバー壁33Kを含む入賞用突部33の前面形状が略左右対称であるので、表示画面30Gの下方領域のうち左右方向の中央に入賞用突部33を配置した場合の意匠性が向上する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、可変入賞部25Zが配されているのが表示画面30Gの下方領域であったが、表示画面30Gの右方領域又は左方領域であってもよい。例えば、表示装飾枠23の側辺部に形成されて開閉扉を備えた入賞口に、本発明の可変入賞部の構成を取り入れてもよい。また、上記実施形態では、入賞口ユニット25は始動口として構成されているが、大当たり時に開放する大入賞口として構成してもよい。
(2)上記実施形態では、可変入賞部25Zが前方カバー壁33Kにより覆われている構成であったが、前方カバー壁33Kを設けない構成であってもよい。この場合、可変入賞部25Zの斬新な形状を遊技者に楽しませることができる。
(3)上記実施形態では、開閉扉14Tの外面が、上方に向かって横向凹部33Yの奥側に傾斜していたが、鉛直に延びていてもよいし、下方に向かって横向凹部33Yの奥側に傾斜していてもよい。
(4)上記実施形態では、開状態の開閉扉14Tを真上から見たときに、開閉扉14Tが、開閉扉14Tと横向凹部33Yの開口上側内面との間隔よりも小さい突出量で横向凹部33Yから突出している構成であったが、横向凹部33Yから突出していない構成であってもよい。この場合であっても、第2の始動入賞口14Bに入賞する遊技球は、開状態の開閉扉14Tの略真上から流下してくる遊技球より、斜め側方の転動誘導部20Sから開状態の開閉扉14T上に流下する遊技球が主になり、入賞球の斬新な流下形態を楽しむことができる。
10 パチンコ遊技機(遊技機)
11 遊技板
14B 第2の始動入賞口(入賞口)
14T 開閉扉
25L 入賞球取込口
25Z 可変入賞部
33 入賞用突部
33D 扉横スペース
33K 前方カバー壁
33Y 横向凹部
35G 下側傾斜ガイド面

Claims (7)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を前面に有した遊技板と、
    前記遊技板の前面から突出した入賞用突部と、
    前記入賞用突部に形成されて側方に向かって開口した入賞口に開閉扉を設けてなり、通常は、前記開閉扉が起立した閉状態に保持されて前記入賞口への遊技球の入賞が規制される一方、予め設定された所定条件が成立したときに前記開閉扉が側方に倒れた開状態になって前記入賞口への遊技球の入賞が容易になる可変入賞部とを備えて、前記入賞口への遊技球の入賞に応じて、遊技者に有利な特典を付与する遊技機において、
    前記入賞用突部に形成されて一側方に向かって開口し、その開口部分に上下方向で対向する開口上側内面と開口下側内面とを有した横向凹部を備え、
    前記開閉扉は、前記横向凹部の開口下側部分に回動軸を有し、前記閉状態の前記開閉扉の先端部が前記開口上側内面における奥側位置に対向するように構成されて前記横向凹部の開口部分のうち前記閉状態の前記開閉扉が位置する部分が前記入賞口をなし、
    前記開閉扉が前記開状態となった場合、前記開閉扉の先端部が前記開口上側内面の一側端部の鉛直線上若しくはその鉛直線より内側に位置する又は前記開口上側内面の一側端部の鉛直線から前記開状態の前記開閉扉が突出する突出量が前記開状態の前記開閉扉と前記開口上側内面との間隔より小さく、前記開閉扉が前記閉状態となった場合、前記閉状態の前記開閉扉の先端部と前記開口上側内面との間には、遊技球の直径の1/4以上、直径未満の隙間が設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記閉状態の前記開閉扉の外面が、上方に向かって前記横向凹部の奥側に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記入賞用突部には、前記閉状態の前記開閉扉の外側でかつ前記開口上側内面の下方の扉横スペースと前記開閉扉とを前方から覆う前方カバー壁が備えられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記前方カバーの外縁部は、前記横向凹部の開口部分の下端部から上方に向かうに従って前記横向凹部の奥側に傾斜し、
    前記閉状態の前記開閉扉と前記開口上側内面と前記開口下側内面と前記前方カバー壁とに囲まれた縦長スペースに、遊技球が2つ以上並んで収まることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記開口上側内面の一部を構成し、前記横向凹部の開口部分から下るように傾斜して延びた上側傾斜ガイド面と、
    前記上側傾斜ガイド面の下端部から鉛直下方に延び、前記閉状態の前記開閉扉に対して奥側から対向した鉛直ガイド面と、
    前記鉛直ガイド面と前記閉状態の前記開閉扉との間で上下方向に延び、下端部に遊技球を前記遊技板の裏側に取り込むための入賞球取込口を有した凹部内流路とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  6. 前記開口上側内面の一部を構成し、前記上側傾斜ガイド面の上端部から前記横向凹部の開口部分側へ水平に延びた上端水平ガイド面を備えたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記開口下側内面を、前記閉状態の前記開閉扉から斜め下方に傾斜して構成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の遊技機。
JP2014071910A 2014-03-31 2014-03-31 遊技機 Active JP5802928B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071910A JP5802928B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014071910A JP5802928B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5802928B1 true JP5802928B1 (ja) 2015-11-04
JP2015192736A JP2015192736A (ja) 2015-11-05

Family

ID=54432368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014071910A Active JP5802928B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5802928B1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124080U (ja) * 1984-07-19 1986-02-13 株式会社 ソフイア チユ−リツプ形入賞装置
JP5053751B2 (ja) * 2007-08-06 2012-10-17 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機用可変入賞装置及びそれを用いた遊技機
JP2011019613A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5557376B2 (ja) * 2010-03-19 2014-07-23 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機用可変入賞装置及びそれを用いた遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015192736A (ja) 2015-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943003B2 (ja) 遊技機
JP2008237234A (ja) パチンコ機
JP5730494B2 (ja) パチンコ機
JP2012147895A (ja) 遊技機の遊技領域構造
JP6354142B2 (ja) 遊技機
JP6197254B2 (ja) 遊技機
JP2015192735A (ja) 遊技機
JP6913949B2 (ja) 遊技機
JP2002153616A (ja) 弾球遊技機
JP5802928B1 (ja) 遊技機
JP6192195B1 (ja) 遊技機
JP5965020B2 (ja) パチンコ機
JP6547114B2 (ja) 遊技機
JP2015097586A (ja) 弾球遊技機
JP4996894B2 (ja) 遊技球誘導装置
JP5643950B2 (ja) 遊技機
JP2017209438A (ja) 遊技機
JP6074878B2 (ja) 遊技機
JP2008237405A (ja) パチンコ機
JP7054901B2 (ja) 遊技機
JP7054902B2 (ja) 遊技機
JP2002153639A (ja) 弾球遊技機
JP5802913B2 (ja) 遊技機
JP6002081B2 (ja) 遊技機
JP5581425B2 (ja) 役物装置及び遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5802928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250