JP5801097B2 - 遊技機 - Google Patents
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特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技状態が特賞状態になると、大入賞口を開放し、開放した大入賞口に入賞する遊技球を大入賞口スイッチで検出し、検出した遊技球の数に応じて賞球を払い出すようになっている。ここで、大入賞口スイッチの検出結果は、特賞状態の間だけ有効とされる。これにより、針金等を使って大入賞口を無理に開かせ、遊技球を大入賞口に入賞させるような不正行為が行われた場合に、遊技機が異常状態にあると適切に判定でき、不正行為によって賞球が払い出されることを防止できる。
本発明は、上記の点に着目し、遊技機が異常状態にあることをより適切に検出可能とすることを課題とする。
遊技球が通過可能な入賞口と、前記入賞口を開放して前記入賞口への遊技球の通過を許容する開状態、及び前記入賞口を閉鎖して前記入賞口への遊技球の通過を禁止する閉状態に可動される開閉部材と、を備えた入賞装置と、
前記入賞口を通過した遊技球を検出する検出手段と、
前記開閉部材を閉状態及び開状態に可動させる開閉動作が許容される期間である開閉動作許容期間を発生させるか否かを抽選する抽選手段と、
前記抽選に当選すると、前記開閉動作許容期間を発生させ、この開閉動作許容期間内に、前記開閉部材を閉状態から開状態へと可動させ、特定契機の成立をもって前記開閉部材を開状態から閉状態へと可動させるラウンド遊技を複数回行う制御手段と、
前記開閉動作許容期間に含まれる期間のうちの特定期間に前記検出手段で設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定する判定手段と、を備え、
前記制御手段は、複数のラウンド遊技のうちの一のラウンド遊技の次に行われる他のラウンド遊技の開始を前記一のラウンド遊技における前記特定契機の成立後から定められた時間禁止するインターバル期間を実行し、前記一のラウンド遊技における前記特定契機の成立後から前記インターバル期間が経過した後に前記他のラウンド遊技を開始し、
前記特定期間は、前記インターバル期間の開始後から前記入賞装置内に残留した最後の遊技球が前記検出手段で検出されるまでの期間である球はけ期間と、前記球はけ期間の経過後から前記インターバル期間が終了するまでの期間である閉鎖期間とを含み、
前記判定手段は、前記球はけ期間に前記検出手段で2以上の第1の設定数以上の遊技球が検出されると、または前記閉鎖期間に前記第1の設定数よりも少ない第2の設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定することを特徴とする。
そのため、遊技機が異常状態にあることをより適切に検出できる。
前記特定期間は、前記開閉動作許容期間において初めて行われる前記ラウンド遊技である初回ラウンド遊技の開始前に当該初回ラウンド遊技の開始を前記開閉動作許容期間の発生から定められた時間禁止するオープニング期間を含み、
前記判定手段は、前記オープニング期間に前記検出手段で設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定することを特徴とする。
このような構成によれば、例えば、オープニング期間中に、入賞口を無理に開かせ、遊技球を入賞させるような不正行為が行われた場合、検出手段で検出された遊技球の数が設定数以上になると、遊技機が異常状態にあると判定できる。
前記特定期間は、前記開閉動作許容期間において最後に行われる前記ラウンド遊技である最終ラウンド遊技における前記特定契機の成立後から前記開閉動作許容期間の終了までの期間であるエンディング期間を含み、
前記判定手段は、前記エンディング期間に前記検出手段で設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定することを特徴とする。
前記検出手段で遊技球が検出された場合に予め定められた個数の賞球を払い出す払出手段を備え、
前記制御手段は、前記判定手段で遊技機が異常状態にあると判定されると、前記払出手段に前記賞球の払出しを禁止させることを特徴とする。
このような構成によれば、不正行為によって賞球が払い出されることを防止できる。
本実施形態では、本発明に係る遊技機を、パチンコ機1に適用している。
(遊技盤面の構成)
まず、パチンコ機1における遊技盤面10の構成を説明する。
図1は、遊技盤面の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図1に示すように、遊技盤面10には、遊技球の発射路20を構成する外レール21及び内レール22が設けられている。遊技盤面10では、外レール21及び内レール22によって囲まれた円形状の領域が、遊技球を転動させる遊技領域30となっている。
遊技領域30の中央部には、役物装置100が配設されている。役物装置100の内側には、中央転動経路31が構成されている。また、遊技領域30の左側には、左側転動経路32が構成され、遊技領域30の右側には、右側転動経路33が構成されている。
役物装置100の左方には、パチンコ機1の遊技状態を表示する遊技状態表示装置280が配設されている。遊技状態表示装置280は、LEDランプ、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等によって構成される。遊技状態表示装置280は、特別図柄表示部281、及び普通図柄表示部282を有している。
普通図柄表示部282は、数字や図柄等からなる普通図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。普通図柄表示部282では、普通図柄抽選が実行された場合に、普通図柄の変動表示が行われ、その後、当該普通図柄抽選の結果に応じた態様による普通図柄の停止表示が行われる。
パチンコ機1には、遊技者による操作に応じて、遊技球を発射することが可能な発射装置(図示せず)が配設されている。そして、発射装置によって発射された遊技球は、発射路20を介して、遊技領域30に打ち出される。
遊技領域30に打ち出された遊技球は、中央転動経路31、左側転動経路32及び右側転動経路33のうちいずれかの転動路を、下方に向かって転動する。
なお、遊技領域30には、第一始動入賞口210、第二始動入賞口221、始動ゲート230、大入賞口241等に向かって遊技球を導くように、複数の釘nが配設されている。
次に、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図2は、パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、パチンコ機1は、始動入賞口スイッチ310、始動ゲートスイッチ311、大入賞口スイッチ313、左一般入賞口スイッチ314、及び右一般入賞口スイッチ315を備えている。
始動入賞口スイッチ310は、第一始動入賞口210及び第二始動入賞口221への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に出力する。始動ゲートスイッチ311は、始動ゲート230への遊技球の通過を検出し、検出信号を主制御装置400に出力する。大入賞口スイッチ313は、大入賞口241への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に出力する。左一般入賞口スイッチ314は、左中一般入賞口250a及び左下一般入賞口250bへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に出力する。右一般入賞口スイッチ315は、右中一般入賞口260a及び右下一般入賞口260bへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に出力する。
主制御装置400は、主として、始動入賞口スイッチ310からの検出信号の入力に応じて、各種の乱数カウンタから乱数を取得する。そして、主制御装置400は、取得した各種乱数に基づいて、制御コマンドの送信及び遊技全体の制御を行う。
入力ポート440は、始動入賞口スイッチ310、始動ゲートスイッチ311、大入賞口スイッチ313、左一般入賞口スイッチ314、及び右一般入賞口スイッチ315のそれぞれから入力された検出信号をCPU410に出力する。
ROM420には、主制御装置400で実行されるパチンコ機1を制御するためのプログラム、遊技制御用のデータ等が記憶されている。
CPU410は、入力ポート440から入力された制御コマンドに応じて、ROM420に記憶されているプログラムに従った処理を実行する。
副制御装置500は、CPU、ROM、RAM、入力ポート、及び出力ポートを備える。
副制御装置500のROMには、副制御装置500で実行される演出を制御するためのプログラム、各種データ等が記憶されている。
副制御装置500のCPUは、主制御装置400から受信した制御コマンドに応じて、ROMに記憶されているプログラムに従った処理を実行する。これにより、副制御装置500のCPUは、遊技状態に応じた演出や、パチンコ機1が異常状態にあることを報知する報知動作等を、ランプ530の点灯、点滅の制御、スピーカ540からの効果音の出力の制御等を行う。
CPU410は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM420の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図3のフローチャートに示す遊技制御処理を実行する。
図3は、遊技制御処理を示すフローチャートである。
遊技制御処理は、CPU410において実行されると、図3に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、遊技者の利益に直接影響する出玉の決定等に関わる各種乱数を更新する当たり決定乱数等更新処理を実行する。ここで、出玉の決定等に直接関わる各種乱数としては、当たりを生起させるか否かの当たり抽選に用いる乱数(以下、「当たり決定乱数」と称する)、当たり種別決定乱数、停止図柄決定乱数等がある。
次にステップS104に移行して、入力ポート440を介して、各スイッチ310、311、313、314、315からの信号を入力する入力処理を実行する。
次にステップS106に移行して、当たりの判定を行うとともに特別図柄の変動パターンを決定する変動設定処理を実行する。
次にステップS110に移行して、賞球払出制御装置350に払出し動作を行わせるための制御コマンドをRAM430の所定領域に格納する賞球払出管理処理を実行する。
次にステップS112に移行して、遊技制御に関する外部情報信号をホールコンピュータ800に出力する外部情報出力処理を実行する。
次にステップS116に移行して、出力ポート450を介して、RAM430に格納した制御コマンドを出力するポート出力処理を実行した後、この遊技制御処理を終了して元の処理に復帰させる。
電動役物制御処理は、主制御装置400のCPU410において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、特賞状態が生起されていない期間である非生起期間に、大入賞口スイッチ313で検出された遊技球の数を計数し、計数された遊技球の数が不正入賞個数以上である場合には、パチンコ機1が異常状態にあると判定する不正検知処理(後述)を実行する。不正入賞個数とは、パチンコ機1への不正行為によって、パチンコ機1が異常状態にあると判定できる遊技球の個数である。本実施形態においては、「非生起期間」における不正入賞個数(設定数)は「1」と設定されている。そのため「非生起期間」において大入賞口スイッチ313で遊技球が検出された場合には直ちに異常状態にあると判定される。不正入賞個数は、例えば、常に同一の値としてもよいし、遊技球の計数を行う期間によって異なる値としてもよい。
次にステップS210移行して、特賞状態における遊技状態を開放期間に移行させる。開放期間では、大入賞口241を開放させる制御信号を大入賞口ソレノイド321に送信する。続いて、当該制御信号を送信した後所定時間(例えば、30秒)が経過した場合、または大入賞口241に所定数(例えば10個)以上の遊技球が入賞した場合に、開閉部材242で大入賞口241を閉鎖させる制御信号を大入賞口ソレノイド321に送信する。
前記ステップS218では、特賞状態における遊技状態を閉鎖期間に移行させる。閉鎖期間とは、球はけ期間の経過後予備時間(例えば0.1秒)が経過するまでの期間である。閉鎖期間では、大入賞口ソレノイド321への制御信号の送信を禁止し、開閉部材242に大入賞口241の閉鎖を継続させる。また、球はけ期間が終了してからの経過時間の計測を開始する。
このように、球はけ期間及び閉鎖期間を含む期間(インターバル期間)では、複数のラウンド遊技のうちの一のラウンド遊技の次に行われる他のラウンド遊技の開始を当該一のラウンド遊技における特定契機の成立後から定められた時間禁止する。
このように、一のラウンド遊技における特定契機の成立後からインターバル期間が経過した後に、当該一のラウンド遊技の次に行われる他のラウンド遊技を開始する。
図5は、不正検知処理を示すフローチャートである。
不正検知処理は、主制御装置400のCPUにおいて実行されると、図5に示すように、まず、ステップS300に移行する。
前記ステップS302では、不正入賞判定用カウンタ値に「1」を加算する。これにより、大入賞口スイッチ313で検出された遊技球の数を計数する。
前記ステップS306では、まず、不正入賞判定用カウンタ値をクリアして「0」とする。続いて、パチンコ機1が異常状態にあることを報知する報知動作をランプ530及びスピーカ540に行わせるコマンドであるエラーコマンドを副制御装置500に送信する。続いて、この不正検知処理を終了して元の電動役物制御処理に復帰する。
次に、本実施形態のパチンコ機1の動作について説明する。
図6は、パチンコ機1の動作を示すタイムチャートである。
まず、主制御装置400が遊技制御処理を実行すると、主制御装置400が、図3に示すように、当たり判定乱数等更新処理を実行し、各種乱数(当たり決定乱数、当たり種別決定乱数等)を更新する(ステップS100)。続いて、主制御装置400が、演出制御用乱数更新処理、入力処理、及び変動設定処理を実行する(ステップS102、S104、S106)。続いて、主制御装置400が、電動役物制御処理を実行し(ステップS108)、電動役物制御処理において、図4に示すように、不正検知処理を実行する(ステップS200)。続いて、主制御装置400が、不正検知処理において、図5に示すように、大入賞口241への遊技球の入賞があったか否かを判定する(ステップS300)。
電動役物制御処理に復帰すると、図4に戻り、主制御装置400が、特賞状態を開始させるか判定する(ステップS202)。
ここで、遊技制御処理で更新された当たり決定乱数が当り判定値と不一致であったとする。すると、主制御装置400が、特賞状態のオープニング演出を開始しないと判定し、元の遊技制御処理に復帰する(ステップS202、NO)。遊技制御処理に復帰すると、図3に戻り、主制御装置400が、賞球払出管理処理、外部情報出力処理、遊技機検査信号出力処理、及びポート出力処理を順次実行した後(ステップS110〜S116)、前記ステップS100から上記フローの実行を繰り返す。
このように本実施形態では、非生起期間とオープニング期間とのそれぞれにおいて大入賞口スイッチ313で検出された遊技球の数を計数し、計数された遊技球の数が不正入賞個数以上になった場合には、パチンコ機1が異常状態にあると判定する構成とした。それゆえ、例えば、これらの期間中に、上記ゴト行為が行われた場合、大入賞口スイッチ313で計数された遊技球の数が不正入賞個数以上になると、パチンコ機1が異常状態にあると判定できる。特に、特賞状態の一部であるが未だ大入賞口への入賞機会が得られない期間であるオープニング期間中にゴト行為が行われたような場合であっても、パチンコ機1が異常状態にあることを適切に検出できる。
このように本実施形態では、球はけ期間と閉鎖期間とのそれぞれの期間に、大入賞口スイッチ313で検出された遊技球の数を計数し、計数された遊技球の数が不正入賞個数以上になった場合には、パチンコ機1が異常状態にあると判定する構成とした。それゆえ、例えば、これらの期間中に、上記ゴト行為が行われた場合、大入賞口スイッチ313で計数された遊技球の数が不正入賞個数以上になると、パチンコ機1が異常状態にあると判定できる。また、球はけ期間中は、大入賞口スイッチ313で計数された遊技球の数が不正入賞個数未満である場合には、パチンコ機1が異常状態にあるとは判定しないため、開放期間の終了間際の入賞、もしくは球噛み等により、開放期間の終了後に遅れて大入賞口スイッチ313で遊技球が検出されたような場合であっても、これに起因してパチンコ機1が異常状態にあると誤判定されることを防止できる。そのため、普通に遊技を行っている遊技者が、ゴト行為を行っていないにもかかわらず、パチンコ機1が異常状態にあると判定されるような不具合を防止しつつも、球はけ期間と閉鎖期間と(インターバル期間)に行われるゴト行為をより適切に検出できる。
このように本実施形態では、エンディング期間に、大入賞口スイッチ313で検出された遊技球の数を計数し、計数された遊技球の数が不正入賞個数以上になった場合には、パチンコ機1が異常状態にあると判定する構成とした。それゆえ、例えば、エンディング期間中に、上記ゴト行為が行われた場合、大入賞口スイッチ313で計数された遊技球の数が不正入賞個数以上になると、パチンコ機1が異常状態にあると判定できる。そのため、特に、特賞状態の一部ではあるが当該特賞状態においては以降の大入賞口への入賞機会が得られない期間であるエンディング期間中にゴト行為が行われたような場合であっても、パチンコ機1が異常状態にあることをより適切に検出できる。
なお、本実施形態では、特賞状態として、通常の大当たり状態が生起された場合の動作を例として示したが、他の特賞状態が生起された場合にも同様に適用することができる。例えば、図7に示すように、ラウンドの最大継続回数が1回であり、開放期間が前半部C1と後半部C2とに分断され、前半部C1と後半部C2との間に大入賞口241を閉鎖するインターバル期間Xが設けられ、その開始前の遊技状態と終了後の遊技状態とで変化が生じることがない小当たりが生起された場合にも適用することができる。開放期間は、所定の時間経過するか、所定数の遊技球が大入賞口241に入賞すると終了する。それゆえ、開放期間は、前半部C1の実行中に所定数の遊技球が大入賞口241に入賞した場合には、後半部C2が実行されることなく当該開放処理を終了する。また、期間Xでは、当該期間Xに大入賞口スイッチ313で検出された遊技球の数、つまり、当該期間Xにおける不正入賞カウンタ値が不正入賞個数以上であるか否かを判定し、パチンコ機1が異常状態にあるかを判定する図5の不正検知処理を行う。なお、上記期間Xにおいては、不正検知処理を行わないようにし、その他の期間において不正検知処理を行うようにしてもよい。
さらに、主制御装置400が、パチンコ機1が異常状態にあると判定した場合、エラーコマンドを副制御装置500に送信する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、主制御装置400が、パチンコ機1が異常状態にあると判定した場合、賞球払出制御装置350に賞球の払い出しを禁止させる構成としてもよい。このような構成によれば、不正行為によって賞球が払い出されることを防止できる。
また、本実施形態では、非生起期間、オープニング期間、球はけ期間、閉鎖期間、及びエンディング期間のそれぞれで不正検知処理を個別に実行する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、非生起期間とオープニング期間とを組み合わせた第1検出期間、球はけ期間と閉鎖期間とを組み合わせた第2検出期間、及び球はけ期間とエンディング期間とを組み合わせた第3検出期間のそれぞれで不正検知処理を個別に行うようにしてもよいし、これらの期間の組合せで構成される期間それぞれで不正検知処理を個別に行うようにしてもよい。このように単独の期間を組み合わせた一まとまりの期間で不正検知処理を行うようにすることで、単独の期間毎に不正検知処理を行う場合に比べて制御処理に係る負担を軽減することができる。
Claims (4)
- 遊技球が通過可能な入賞口と、前記入賞口を開放して前記入賞口への遊技球の通過を許容する開状態、及び前記入賞口を閉鎖して前記入賞口への遊技球の通過を禁止する閉状態に可動される開閉部材と、を備えた入賞装置と、
前記入賞口を通過した遊技球を検出する検出手段と、
前記開閉部材を閉状態及び開状態に可動させる開閉動作が許容される期間である開閉動作許容期間を発生させるか否かを抽選する抽選手段と、
前記抽選に当選すると、前記開閉動作許容期間を発生させ、この開閉動作許容期間内に、前記開閉部材を閉状態から開状態へと可動させ、特定契機の成立をもって前記開閉部材を開状態から閉状態へと可動させるラウンド遊技を複数回行う制御手段と、
前記開閉動作許容期間に含まれる期間のうちの特定期間に前記検出手段で設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定する判定手段と、を備え、
前記制御手段は、複数のラウンド遊技のうちの一のラウンド遊技の次に行われる他のラウンド遊技の開始を前記一のラウンド遊技における前記特定契機の成立後から定められた時間禁止するインターバル期間を実行し、前記一のラウンド遊技における前記特定契機の成立後から前記インターバル期間が経過した後に前記他のラウンド遊技を開始し、
前記特定期間は、前記インターバル期間の開始後から前記入賞装置内に残留した最後の遊技球が前記検出手段で検出されるまでの期間である球はけ期間と、前記球はけ期間の経過後から前記インターバル期間が終了するまでの期間である閉鎖期間とを含み、
前記判定手段は、前記球はけ期間に前記検出手段で2以上の第1の設定数以上の遊技球が検出されると、または前記閉鎖期間に前記第1の設定数よりも少ない第2の設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定することを特徴とする遊技機。 - 前記特定期間は、前記開閉動作許容期間において初めて行われる前記ラウンド遊技である初回ラウンド遊技の開始前に当該初回ラウンド遊技の開始を前記開閉動作許容期間の発生から定められた時間禁止するオープニング期間を含み、
前記判定手段は、前記オープニング期間に前記検出手段で設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記特定期間は、前記開閉動作許容期間において最後に行われる前記ラウンド遊技である最終ラウンド遊技における前記特定契機の成立後から前記開閉動作許容期間の終了までの期間であるエンディング期間を含み、
前記判定手段は、前記エンディング期間に前記検出手段で設定数以上の遊技球が検出されると、遊技機が異常状態にあると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記検出手段で遊技球が検出された場合に予め定められた個数の賞球を払い出す払出手段を備え、
前記制御手段は、前記判定手段で遊技機が異常状態にあると判定されると、前記払出手段に前記賞球の払出しを禁止させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
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