JP5799246B2 - 通電情報計測装置 - Google Patents
通電情報計測装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5799246B2 JP5799246B2 JP2011550972A JP2011550972A JP5799246B2 JP 5799246 B2 JP5799246 B2 JP 5799246B2 JP 2011550972 A JP2011550972 A JP 2011550972A JP 2011550972 A JP2011550972 A JP 2011550972A JP 5799246 B2 JP5799246 B2 JP 5799246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- measuring device
- field sensor
- information measuring
- energization information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 192
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 55
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 39
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 37
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 35
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 24
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 9
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 20
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 20
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 8
- ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N nobelium Chemical compound [No] ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 6
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 6
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002269 spontaneous effect Effects 0.000 description 4
- 239000010408 film Substances 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 3
- 230000005355 Hall effect Effects 0.000 description 2
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 2
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R15/00—Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
- G01R15/14—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
- G01R15/20—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
- G01R15/205—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices using magneto-resistance devices, e.g. field plates
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R15/00—Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
- G01R15/14—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
- G01R15/20—Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
- G01R15/207—Constructional details independent of the type of device used
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
例えば、特許文献1では、図23に断面説明図を示すように、電流センサ101は、磁気インピーダンス素子102と、駆動回路を備えた回路部105と、被検出電線Dに通電された電流値を求める演算部109とを具備している。磁気インピーダンス素子102は、通電された被検出電線Dの外周に近接配置されるとともに、この被検出電線の周囲に生じる磁界の強さに応じて電圧を発生する。回路部105は、この磁気インピーダンス素子102に電流を供給してこの磁気インピーダンス素子102を駆動する駆動回路を備えている。また、演算部109は、この磁気インピーダンス素子102に発生する電圧に基づいて、被検出電線Dに通電された電流値を求めるものである。磁気インピーダンス素子102は、非磁性体からなる筐体部111(111a、111b)に保持されており、筐体部111の外周には外乱磁界を遮断するための磁気シールドを構成するシールド部材113が設けられている。磁界は、高感度な磁気インピーダンス素子102によって検出されるため、この装置では、被検出電線Dに通電される電流は安定して検出される。ここで筐体部111(111a、111b)は、被検出電線Dを保持するための保持部112(112a、112b)を有している。
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、被測定電路の電流・電力などの通電情報を高精度に計測することのできる小型かつ安価な通電情報計測装置を提供することを目的とする。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の通電情報計測装置としての電力計測装置は、磁界センサ10と被測定体としての電路40との位置精度を高め、容易に信頼性の高い測定精度を得ることができるようにしたものである。図1に斜視図、図2に断面図を示すように、磁界センサ10と、前記磁界センサ10を被測定体としての電路40を構成する一次導体を囲むように保持する保持部とを有する。そして、この保持部によって、磁界センサ10の検出方向Dsが電路40断面上の中心Ocと磁界センサ10の中心Osを結ぶ線分Loに垂直な方向と一致するように、電路40に磁界センサ10を保持している。また、この磁界センサ10は、電路40断面上で電路40の中心Ocと磁界センサ10の中心Osとの距離が一定となるように保持されている。
第2のケース部30は、第1のケース部20よりも小型に形成され、第1のケース部20の内面をガイドとして基板法線方向に移動可能であり、第2のケース部30の側面には複数の溝部34が平行に形成され、第1のケース部20に形成された係合片24の先端と係合し、両者の位置関係を任意の溝位置で固定することができるため、大きさの異なる電路に対して、最適な位置で固定することができる。この係合片24は樹脂製である。
また、磁気抵抗効果を用いた薄膜磁界センサを基板上に形成することで、コイルが不要となり、より位置精度を高めることが可能となるとともに、小型化が容易となる。
さらにまた、複数の溝部34に対して係合片24を係合可能であり、電路断面上の中心と磁界センサ10の中心を結ぶ線分に沿って可動であり、電路を保持するように構成されているため、この電力計測装置は、径の異なる一次導体に対しても取り付けが容易である。
また、シールド部材22,32が対向を避けてずらして配置され、一部で重なるように入れ子状に配置されているため、シールド効果が高く、磁界センサの近傍にある被計測電路以外の外部電線などによる磁界の影響を抑制することができる。
ここで用いられる磁界センサは、外部磁界の変化を電気信号に変換する素子であり、磁界検出膜としての強磁性薄膜3をパターニングし、その磁界検出膜のパターンに電流を流し電圧変化として外部磁界の変化を電気信号に変換するものである。
ここで図4に示すように、強磁性薄膜は抵抗R1,R2,R3,R4からなるブリッジ回路とみなすことができる。
ここでkは膜固有特性で決まる係数である。
すなわち、抵抗ブリッジが零磁界で平衡している場合(R1=R2=R3=R4)、印加磁界により現れる出力Vmr(電力信号)は、I1,V2に対して線形特性を得る。
抵抗変化率ΔR1/R1はI1に比例し、強磁性薄膜にかかる電圧VbはI2に比例するよう設計可能であるため、Vmr出力はI1とI2の積に比例する。すなわち電力に比例する信号成分である。I1とI2を瞬時式に展開すると、Vmrは、(DC項)+(2ω項)である。
本発明では、磁性薄膜として用いる強磁性薄膜3に対し、素子電流方向に対し直交する方向に出力取り出しを行うようにするとともに、出力取り出し方向に対してほぼ対称となるようにしている。
これを数式化すると、
VCD=I2(ΔRsin2θ) (式3)
で表すことができる。ここでI2は素子電流である。この数式はプレーナホール効果から説明される。
つまり交流磁界を印加した時、正負を判定することができる。
また、磁界を印加しないときのオフセットがなく、ゼロとなるため回路構成を簡単にすることができる。
また、この電力計測装置は、プリント配線基板からなる回路基板11上に配線パターンを介して実装されたセンサ部12とで磁界センサ10を構成している。このプリント配線基板上の回路パターンに半田接続されたチップ部品からなるアンプ61と、A/D変換器62と、CPU63とが接続されて構成されている。
従って上記構成によれば、高精度の電力計測が可能となる。
次に本発明の実施の形態2について説明する。
前記実施の形態1では、弾性片33によって弾性的に電路40を保持したが、本実施の形態では、突出片に代えて凹部37aを形成したブロック36を装着したことを特徴とする。図7に実施の形態2の電力計測装置の断面図、図8に上面図、図9(a)に斜視図を示す。本実施の形態では、第1のケース部20の磁界センサ10の中心Osを通り磁界センサ10の検出方向Dsに沿った線分に対して対称で、次第に幅が狭くなるように形成された断面円弧状の凹部37aを有するブロックを装着している。そしてこのブロックの挿通穴35の凹部37a断面の2点で電路40を構成する一次導体が接するように構成している。
このように、第2のケース部30に設けられたブロック36の凹部37aの輪郭曲線が、入り口での開口距離L1に比べて奥に行くほど小さくなるように形成されている。
L1>L2>L3
このため、長手方向に対して癖がつき歪みをもつ一次導体を用いて電路40を形成する場合にも一次導体の形状を補正し、確実に磁界センサの中心に合わせることができる。
これに対し、図9(b)に斜視図を示すように、ブロック36の外郭のみに凹部37sを形成し、支持するようにしてもよい。この場合はより密着性が良好となるという効果がある。
次に本発明の実施の形態3について説明する。
図10に本発明の実施の形態3の電力計測装置の断面図を示す。前記実施の形態2の電力計測装置では、断面円弧状の凹部37aを形成したブロック36を用いたが、本実施の形態の電力計測装置では、以下の構成をとる。つまりこの電力計測装置では、断面がテーパ状をなす凹部37bを有するブロックを第2のケース部30の内壁に装着している。すなわち、第1のケース部20の磁界センサ10の中心Osを通り磁界センサ10の検出方向Dsに沿った線分に対して対称で、次第に幅が狭くなるように形成された凹部37bを有するブロックを装着している。従って、挿通穴35の凹部37b断面の2点で電路40を構成する一次導体が接する。
ここでも、電路を固定する保持部は、第1のケース部20とこれに係合する第2のケース部30とで構成される。そしてこの第1のケース部20内に磁界センサ10が固定され、第2のケース部30の内壁にブロック36が装着され、このブロックが電路40を挿通させる挿通穴35を形成している。この挿通穴35は、第1のケース部20の磁界センサ10の中心Osを通り磁界センサ10の検出方向Dsに沿った線分に対して対称で、次第に幅が狭くなるように形成された凹部37bを有する。そして、挿通穴35の凹部37b断面の2点で電路40を構成する一次導体が接する。
L1>L2>L3
次に本発明の実施の形態4について説明する。
前記実施の形態2では、断面円弧状の凹部37aを形成したブロック36を用いたが、本実施の形態では、図11に示すように、底面が、複数の径をもつ円弧形状の組み合わせからなり、前記第1のケース部から遠い側に位置するものほどその半径が小さくなるように形成された凹部37cをもつブロック36を用いたことを特徴とする。
図12(a)は径r1の大きい電路40を用いた場合、図12(b)は径r3の小さい電路40を用いた場合の係止状態を示す図である。いずれの場合も確実に電路と磁界センサとの距離を一定に配置することができる。
次に本発明の実施の形態5について説明する。
本実施の形態では、図13に斜視図、図14に分解斜視図を示すように、第1または第2のケース部が電路40を付勢する発泡樹脂からなる弾性構造体を具備したものである。
ここでは第2のケース部30に磁界センサ10が埋め込まれている。そして第1または第2のケース部は、半円筒状の第1及び第2の弾性体28,38を有しており、この第1及び第2の弾性体28,38の内壁面29,39で電路を弾性的に固定するように構成されている。
次に本発明の実施の形態6について説明する。
本実施の形態では、図15(a)および(b)に断面図を示すように、磁界センサ10を埋め込み形成された立体配線基板で構成されたケース部20の凹部内壁に一対の保持アーム部50を設け、この保持アーム部50で電路を保持するものである。図15(a)は電路装着前、図15(b)は電路装着状態を示す。
電路挿入前には、固定されていない保持アームを電路幅より大きく広げ、装着時には電路をケース部内部に収めて保持アームの押し下げ力で電路位置を固定する。
この保持アームは弾性体で構成するのが望ましく、一部曲線部分を有して電路形状に合う形となっており、固定強度を向上している。
また、図16(a)および(b)に断面図を示すように、一対の保持アーム部50がななめ上方から電路40を保持するようにしてもよい。
さらにまた、図17(a)および(b)に断面図を示すように、1つの保持アーム部50で上方から電路40を保持するようにしてもよい。
次に本発明の実施の形態7について説明する。
本実施の形態では、図18および図19に斜視図を示すように、第1のケース部20に対し第2のケース部が、平行移動可能な溝部20Uを有し、前記第1のケース部に対し前記線分に沿った所望の位置で固定可能なネジ部52を有するものを含む。ここで第2のケース部は、磁界センサ10を収容する第1のケース部20に対し、電路40断面上の中心と磁界センサ10の中心を結ぶ線分に沿って可動で、電路40を構成する一次導体を挟んで固定するように構成される。
また、電路断面上の中心と前記磁界センサの中心を結ぶ線分に沿って可動であり,電路を保持するように構成されているため、径の異なる一次導体に対しても取り付けが容易である。
次に本発明の実施の形態8について説明する。
本実施の形態8の電力計測装置の断面図を、図20に示す。この電力計測装置では、基板11の第1の面11A上には距離センサ発光部としてのLED発光素子部131と電路40からの反射光を検出する受光素子部132とが設けられ、距離測定部を構成している。この距離測定部により、基板11の第1の面11Aと電路40との距離を検出できるようになっている。他部については前記実施の形態1の電力計測装置と同様に形成されており、同一部位には同一符号を付した。
この構成によれば、電路が直接第1のケース部20に接していない場合にも距離の測定が可能であるため、係合片24が係合する溝部34の位置から距離を算出するのと比較しても、より高精度の検出を実現することができる。
次に本発明の実施の形態9について説明する。
本実施の形態9の電力計測装置の断面図を、図21に示す。この電力計測装置は、第1のケース部20に内蔵された基板11上に光学的に距離を測定する距離センサを構成するLED発光部131と、第2のケースの上壁からの反射光を検出する受光素子部132とを具備している。そしてさらにこの電力計測装置は、基板11と第2のケース部30との距離を測定することで第1のケース部20と第2のケース部30との距離を判別する距離判別部を構成し、磁界センサから被測定電路までの距離を測定するものである。他部については前記実施の形態1の電力計測装置と同様に形成されており、同一部位には同一符号を付した。
この構成により磁界センサを内蔵する第1のケース部20と、これに対向する第2のケース部30までの距離を測定することで、第1および第2のケース部20,30間に挟持された電路40の大きさを計算することができる。従って、電路の大きさにより電路中心までの距離を求めることができるため、磁界センサの出力に対して補正をかけて精度よく電力計測を行うことができる。
次に本発明の実施の形態10について説明する。
本実施の形態10の電力計測装置の断面図を、図22に示す。この電力計測装置では、第1のケース部20に内蔵された基板11の第1及び第2の面11A,11Bに相対向して第1及び第2のセンサ部12A,12Bを配設して、2つの磁界センサを形成している。これら2つの磁界センサによって、被測定電路までの距離に依存することなく計測を行うことができる。
ここで、第1のケース部20に内蔵された基板11の第1及び第2の面11A,11B上に相対向して、磁界センサ(第1及び第2のセンサ部12A,12B)を形成し、電路の発する磁界を計測すると、電路と反対面にある磁界センサはもうひとつの磁界センサよりも弱い磁界を検出することになる。
ここで、計測電流をI1,基板11の第1及び第2の面11A,11Bの距離をd、電線(導体)41の中心と第2の面11Bとの距離をr、第1及び第2のセンサ部12A,12Bで計測される磁界の強さをHA,HBとしたとき、
HA=I1/2π(r+d)
HB=I1/2π(r)
であらわすことができる。
上記2つの式より、
I1=2πd・HA・HB/(HB−HA)
このため、両者の出力に基づき、電路までの距離に依存することなく電流による磁界を計測することができ、よって高精度の電力計測が可能となる。
前記実施の形態1において(式2)の最終行は、次式であらわされる。
kA=k’/(r+d)
kB=k’/(r)
となり、下記のように書き換えることができる。
式5において、未知数はr及び、
また前記実施の形態では強磁性薄膜を用いた磁界センサを用いたが、これに限定されることなく他の磁界センサを用いてもよい。
本発明の通電情報計測装置は、磁界センサと、被測定体としての電路を構成する一次導体に対して所定の位置関係となるように前記磁界センサを保持する保持部と、を有し、前記保持部は、前記磁界センサの検出方向が電路断面上の中心と前記磁界センサの中心を結ぶ線分に垂直な方向と一致するとともに、前記電路断面上で前記電路の中心と前記磁界センサの中心との距離が一定となるように、前記電路に前記磁界センサを保持するように構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、前記電路と前記磁界センサの位置関係を正しい位置に固定することができ、位置ばらつきの補正を行うことなく高精度の計測を行うことが可能となり、装置の小型化を図るとともに低コスト化を図ることが可能となる。
この構成によれば、磁気抵抗効果を用いた磁界センサを基板上に形成することで、コイルが不要となり、より位置精度を高めることが可能となるとともに、小型化が容易となる。
この構成によれば、検出方向と被測定体である一次導体との位置関係を高精度に維持することができる。
この構成によれば、より確実に、磁界センサと電路との位置を固定することが可能となる。
この構成によれば、凹部に電路をセットすることで、より確実に電路を磁界センサに対して、定位置に固定することができる。
この構成によれば、電路を構成する一次導体のサイズに応じた凹部内の位置で電路が係止されることで一次導体のサイズに依存することなく安定して電路の位置を固定することが可能となる。
この構成によれば、外皮形状に沿った位置合わせを行うことができるため、より確実な位置合わせが可能となる。
この構成によれば、径の異なる複数の円弧を組み合わせた形状の凹部を構成しているためより確実に安定して電路を保持することができる。
この構成によれば、長手方向に対して癖がつき歪みをもつ一次導体を用いる場合にも一次導体の形状を補正し、確実に磁界センサの中心に合わせることができる。
この構成によれば、第1または第2のケース部の少なくとも一方に電路に対して周囲から均等に付勢する弾性構造体を有しているため、一次導体の形状を補正し、確実に磁界センサの中心に合わせることができる。
この構成によれば、ひとつのケース部で電路を固定することができ、追加部材が不要となり、部品点数の低減を図ることができる。
この構成によれば、電路断面上の中心と前記磁界センサの中心を結ぶ線分に沿って可動であり,電路を保持するように構成されているため、径の異なる一次導体に対しても取り付けが容易である。
この構成によれば、追加部材なしにいかなるサイズの一次導体に対しても容易に固定可能である。
この構成によれば、ねじを貫通保持し、ねじの先端により電路を保持しているため、ねじの貫通長さを無段階に調整することが可能で、いかなるサイズの電路に対しても追加部材なしに確実で安価な固定が可能となる。
この構成によれば、距離測定部の出力により電路のサイズを検出することができ、予めセンサに対して電路のサイズを設定することなく、簡易に測定することが可能となる。
この構成によれば、距離判別部の出力により電路のサイズを検出することができ、センサに対して電路のサイズを設定することなく、簡易に測定することが可能となる。
この構成によれば、磁界センサの近傍にある被計測電路以外の外部電線などによる磁界の影響を抑制することができる。
A,B 点(給電部)
C,D 点(検出部)
10 磁界センサ
11 回路基板
11A 第1の面
11B 第2の面
12 センサ部(磁性薄膜)
12A 第1のセンサ部
12B 第2のセンサ部
20 第1のケース部
22 シールド部材
24 係合片
30 第2のケース部
32 シールド部材
33 弾性片
34 溝部
35 挿通穴
40 電路
41 電線
42 外皮
Claims (11)
- 磁界センサと、
被測定体としての電路を構成する一次導体に対して所定の位置関係となるように前記磁界センサを保持する保持部と、
を有し、
前記保持部は、
前記磁界センサの検出方向が電路断面上の中心と前記磁界センサの中心を結ぶ線分に垂直な方向と一致するとともに、
前記電路断面上で前記電路の中心と前記磁界センサの中心との距離が一定となるように、前記電路に前記磁界センサを保持するように構成され、
前記磁界センサが、その検出方向が基板の平面上に沿うように当該基板上に形成された磁性薄膜および配線パターンを備えるとともに、
当該磁界センサが、前記保持部の内部において位置決めされ、
前記保持部は、
前記磁界センサを収容する第1のケース部と、
前記第1のケース部に対向する第2のケース部と、を有し、
前記第2のケース部は前記一次導体が配置される凹部を有するとともに、当該凹部が複数の径をもつ円弧形状を組み合わせた形状を有する通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記磁界センサは、磁気抵抗効果を用いたセンサである通電情報計測装置。 - 請求項1または2に記載の通電情報計測装置であって、
前記磁界センサが、交流が流れる前記一次導体に対し、平行となるように配置された前記磁性薄膜と、
前記一次導体に接続され、前記磁性薄膜に抵抗体を介して素子電流を供給する入出力端子を備えた給電部と、
前記磁性薄膜の出力を検出する第1及び第2の電力検出端子を備えた検出部とを具備し、
前記第1及び第2の電力検出端子を結ぶ線分が前記入出力端子を結ぶ線分と直交した通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記凹部は、次第に幅が狭くなるように形成され、当該凹部の断面の2点で前記一次導体が接するように構成された通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記一次導体はほぼ円形の断面を有し、
前記凹部の底面が、前記一次導体または前記一次導体を覆う外皮形状に沿った形状を構成する通電情報計測装置。 - 請求項5に記載の通電情報計測装置であって、
前記凹部は、複数の径をもつ前記円弧形状の組み合わせについて、前記第1のケース部から遠い側に位置するものほどその半径が小さくなるように形成される通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記第2のケース部は
前記磁界センサを収容する前記第1のケース部に対し、
前記電路断面上の中心と前記磁界センサの中心を結ぶ線分に沿って可動で、
前記一次導体を挟んで固定するように構成された通電情報計測装置。 - 請求項7に記載の通電情報計測装置であって、
前記第2のケース部は、前記第1のケース部に対し前記線分に沿った所望の位置で固定可能なネジ部を有する通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記電路と前記磁界センサとの距離を判別する距離測定部を具備した通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記第2のケース部と、前記第1のケース部との相対距離を測定する距離判別部を具備した通電情報計測装置。 - 請求項1に記載の通電情報計測装置であって、
前記第1および第2のケース部は、断面コの字状の磁性材料からなるシールド部材を有し、
前記各シールド部材は、前記電路と前記磁界センサとを覆うように相対向して配置され、
前記各シールド部材の先端部は対向を避けてずらして配置された通電情報計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011550972A JP5799246B2 (ja) | 2010-01-21 | 2011-01-21 | 通電情報計測装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010011460 | 2010-01-21 | ||
JP2010011460 | 2010-01-21 | ||
PCT/JP2011/051111 WO2011090167A1 (ja) | 2010-01-21 | 2011-01-21 | 通電情報計測装置 |
JP2011550972A JP5799246B2 (ja) | 2010-01-21 | 2011-01-21 | 通電情報計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2011090167A1 JPWO2011090167A1 (ja) | 2013-05-23 |
JP5799246B2 true JP5799246B2 (ja) | 2015-10-21 |
Family
ID=44306967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011550972A Expired - Fee Related JP5799246B2 (ja) | 2010-01-21 | 2011-01-21 | 通電情報計測装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5799246B2 (ja) |
TW (1) | TW201142308A (ja) |
WO (1) | WO2011090167A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5810741B2 (ja) * | 2011-08-22 | 2015-11-11 | 富士通株式会社 | 電気信号検出端子、およびそれを用いた電力測定装置 |
JP5951242B2 (ja) * | 2011-12-07 | 2016-07-13 | 中国電力株式会社 | 短絡防止器具 |
JP2013200250A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Panasonic Corp | 電力計測装置 |
JP2013200252A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Panasonic Corp | 電力計測装置 |
JP2013200251A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Panasonic Corp | 電力計測装置 |
JP5944720B2 (ja) * | 2012-04-05 | 2016-07-05 | 矢崎総業株式会社 | バッテリケーブルへの電流センサ取付構造 |
JP5977984B2 (ja) | 2012-04-05 | 2016-08-24 | 矢崎総業株式会社 | バッテリケーブルへの電流センサ取付構造 |
CZ2012632A3 (cs) * | 2012-09-13 | 2013-08-07 | Ceské vysoké ucení technické v Praze - Fakulta elektrotechnická | Bezkontaktní indikátor elektrického výkonu procházejícího prívodní snurou |
JP2014185999A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Omron Corp | 電流センサ及びこれを用いた電力センサ |
EP2924451B1 (en) * | 2014-03-24 | 2019-01-09 | LEM Intellectual Property SA | Current transducer |
JP6566188B2 (ja) * | 2015-02-13 | 2019-08-28 | 横河電機株式会社 | 電流センサ |
WO2018003434A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電流検出装置 |
US10591515B2 (en) * | 2016-11-11 | 2020-03-17 | Fluke Corporation | Non-contact current measurement system |
DE102018120008B4 (de) * | 2018-08-16 | 2023-08-10 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Strommessgerät zum Erfassen von Strömen in elektrischen Leitungen |
EP3734298B1 (de) * | 2019-05-03 | 2023-06-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Messanordnung zum erfassen eines elektrischen stroms |
CN110110684A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-08-09 | 深圳供电局有限公司 | 输电线设备的外来物识别方法、装置及计算机设备 |
JP2022029714A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | 横河電機株式会社 | 電流測定装置 |
BE1030274B1 (de) * | 2022-02-16 | 2023-09-12 | Phoenix Contact Gmbh & Co | Stromsensor mit flexiblem Kern |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5982876U (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-04 | 株式会社高松電気製作所 | 過電流通過表示装置 |
JPS6474457A (en) * | 1987-09-16 | 1989-03-20 | Fujitsu Ltd | Wattmeter using magneto-resistance element |
JPH02141868U (ja) * | 1989-05-02 | 1990-11-29 | ||
JPH04194668A (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-14 | Mitsubishi Electric Corp | 屋外用光センサ装置 |
JPH04233470A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Energy Support Corp | 非接触式距離検出器を備えた電気的物理量測定センサ |
JPH04296663A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-21 | Osaka Gas Co Ltd | 電流測定装置 |
JPH0943327A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-14 | Nec Corp | 磁気抵抗効果電流センサ |
JP2000258464A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-22 | Mitsubishi Materials Corp | 電流センサ |
-
2011
- 2011-01-21 TW TW100102319A patent/TW201142308A/zh unknown
- 2011-01-21 JP JP2011550972A patent/JP5799246B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-01-21 WO PCT/JP2011/051111 patent/WO2011090167A1/ja active Application Filing
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5982876U (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-04 | 株式会社高松電気製作所 | 過電流通過表示装置 |
JPS6474457A (en) * | 1987-09-16 | 1989-03-20 | Fujitsu Ltd | Wattmeter using magneto-resistance element |
JPH02141868U (ja) * | 1989-05-02 | 1990-11-29 | ||
JPH04194668A (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-14 | Mitsubishi Electric Corp | 屋外用光センサ装置 |
JPH04233470A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Energy Support Corp | 非接触式距離検出器を備えた電気的物理量測定センサ |
JPH04296663A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-21 | Osaka Gas Co Ltd | 電流測定装置 |
JPH0943327A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-14 | Nec Corp | 磁気抵抗効果電流センサ |
JP2000258464A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-22 | Mitsubishi Materials Corp | 電流センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2011090167A1 (ja) | 2013-05-23 |
WO2011090167A1 (ja) | 2011-07-28 |
TW201142308A (en) | 2011-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5799246B2 (ja) | 通電情報計測装置 | |
JP2011149827A (ja) | 通電情報計測装置 | |
US6586923B2 (en) | Non-contact type current measuring instrument | |
US10215780B2 (en) | Current sensor | |
JP6477684B2 (ja) | 電流量検出器 | |
US8823361B2 (en) | Electrical current sensor device | |
JP4788922B2 (ja) | 電流センサ | |
JP2005517937A (ja) | 磁界センサ | |
WO2006090769A1 (ja) | 電流測定装置 | |
JP3445362B2 (ja) | 交流電流センサ | |
WO2018092336A1 (ja) | 電流センサ | |
JP6541962B2 (ja) | 電流センサおよび測定装置 | |
KR20100109568A (ko) | 전류 검출기 및 이를 이용한 전력량계 | |
JP2010071822A (ja) | 電流センサ | |
EP2998748B1 (en) | Current measurement device and current calculation method | |
JP2018179738A (ja) | 磁気センサ | |
US20180045762A1 (en) | Current sensor | |
WO2015115472A1 (ja) | 電流量検出器 | |
JP2019060646A (ja) | 電流センサ | |
US11346898B2 (en) | Magnetic sensor module and IC chip employed in same | |
JP2012247250A (ja) | 電流測定装置 | |
JP2014219320A (ja) | 電流測定装置 | |
WO2016080135A1 (ja) | 電流センサ | |
JP4248324B2 (ja) | アクチュエータ | |
KR20210109068A (ko) | 직류 전류측정 방법 및 그 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140110 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140902 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20141008 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141031 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20150119 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150330 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |