JPH04296663A - 電流測定装置 - Google Patents

電流測定装置

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JPH04296663A
JPH04296663A JP3062265A JP6226591A JPH04296663A JP H04296663 A JPH04296663 A JP H04296663A JP 3062265 A JP3062265 A JP 3062265A JP 6226591 A JP6226591 A JP 6226591A JP H04296663 A JPH04296663 A JP H04296663A
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JP
Japan
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conductor
current
magnetic
sensor
measuring device
Prior art date
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JP3062265A
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English (en)
Inventor
Tominari Sato
佐藤 富徳
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導線に流れる電流を非
接触で測定するための電流測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、かかる電流測定装置としてクリ
ップオン電流計が一般的に用いられていた。これは、導
線に流れる電流により導線の周囲に発生する磁界の強さ
を検出し、その検出情報から電流を逆算して求めるもの
である。センサ部の構造は、例えば特開昭60−228
967号公報に掲載されているように、閉じた状態で環
状になる一対の磁気コアと、その磁気回路の一部に設け
られた磁気ギャップに取り付けられたホール素子とから
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記クリップオン電流
計は、環状の磁気コアの体積が大きいことや、開閉する
ための構造が必要なことから、センサ部のコンパクト化
を図り難いものであった。又、導線を環状の磁気コアが
外包するように、センサ部で導線を挟んで使用するもの
なので、例えば導線が壁に沿わせて敷設されている場合
のように、導線の周囲にセンサ部を外包させる空間が確
保されていない場合には使用することができなかった。 本発明は、かかる実情に鑑みて為されたものであって、
その目的は、上記のような場合にも使用可能で、コンパ
クトな電流検出記を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電流測定装置は
、導線に流れる電流を非接触で測定するための電流測定
装置であって、第1の特徴構成は、複数個の磁気検出手
段を所定間隔離してセンサ部に保持し、前記複数個の磁
気検出手段からの検出情報に基づいて前記電流を求める
処理部が設けられている点にある。第2の特徴構成は、
第1の特徴構成を実施する際の好ましい具体構成を特定
するものであって、前記処理部は2個の磁気検出手段か
らの出力H1,H2、及び両磁気検出手段の間隔dに基
づいて、下記の式より前記電流Iを算出するように構成
されている点にある。 I=2πd・H1・H2/(H1−H2)    但し
πは円周率
【0005】
【作用】本発明の電流測定装置によれば、複数個の磁気
検出手段を所定間隔離して保持するセンサ部を導線に近
づけるだけで、導線に流れる電流を測定することができ
る。即ち、導線に流れる電流Iにより発生する磁界Hは
、導線からの距離rに反比例し、アンペアの法則又はビ
オサバールの法則より、 H=I/(2πr) となることがわかっている。
【0006】従って、導線からの距離rの位置での磁界
Hを検出できれば導線に流れている電流Iを算出するこ
とができるが、例えば、導線が壁の中に隠れているよう
な場合には、導線からの距離rを特定することができな
い。この場合、導線からの距離rだけ離れた位置での磁
界H1と、距離(r+d)だけ離れた位置での磁界H2
がわかれば、得られる二つの式 I=2πr・H1 I=2π(r+d)H2 よりrを消去して、第2の特徴構成に示した式が得られ
る。即ち、rに関係なく、d、H1、及びH2のみの関
数として電流Iを算出することができる。
【0007】そこで、センサ部に所定間隔dだけ離して
保持した2個の磁気検出手段が、導線に対して一直線に
並ぶようにセンサ部を導線に近づけ、そのときの両磁気
検出手段からの出力H1,H2に基づいて、処理部は電
流Iを算出することができる。但し、地磁気の影響を除
いた直流電流分を検出するには、センサ部に3個の磁気
検出手段を所定間隔dずつ離して一直線上に保持し、そ
れらの出力から地磁気の影響分を除いた電流を算出する
ことになる。
【0008】又、処理部が磁気検出手段の出力から電流
を求める方法としては、第2の特徴構成に示した式にて
直接算出する方法以外に、テーブルルックアップによっ
て求める方法もある。即ち、測定範囲が比較的狭く、求
める電流値が離散的で良い場合は予め計算で求めた値、
さらには実験により補正を加えた値を記憶しておき、磁
気磁気検出手段の出力をパラメータとして求める値を引
き出すように構成することもできる。
【0009】
【発明の効果】本発明の電流測定装置によれば、センサ
部を導線に所定の向きで近づけるだけで導線に流れる電
流を検出することができる。つまり、クリップオン電流
計のようにセンサ部で導線を挟む必要がないので、例え
ば導線が壁に沿わせて敷設されている場合のように、導
線の周囲にセンサ部を外包させる空間が確保されていな
い場合にも使用することができるものとなった。
【0010】又、センサ部は、2個以上の磁気検出手段
を保持しただけの簡単な構造とすることができるのでコ
ンパクト化を図れるようになった。さらに、電線が壁の
内部に隠れている場合等、電線からセンサ部までの距離
が不明であっても導線に流れる電流を検出することがで
きるようになった。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る電流測定装置の実施例を
図面に基づいて説明する。本電流測定装置は、図1に示
すように、センサ部1と本体部2に分かれる。センサ部
1は非磁性材料製の棒状のプローブに二つの磁気検出手
段(以下、磁気センサという)1a,1bを所定間隔d
だけ離して保持させたものである。センサ部1と本体部
2とはワイヤケーブルで接続されている。
【0012】本体部2には、センサ部1からの検出信号
を増幅し、ディジタル値に変換するための増幅器2a及
びA/D変換器2bが設けられている。又、マイクロコ
ンピュータを利用した処理部2c及び測定結果を表示す
る表示器2dが設けられている。
【0013】磁気センサ1a,1bには、DIP−IC
形状にモジュール化されたフラックスマグネトメータが
使用される。フラックスマグネトメータの基本構成は、
図2に示すように、一次コイル11a及び二次コイル1
1bが巻回された棒状の金属コア11、共振用のコンデ
ンサ12、オペアンプ13、帰還抵抗14、平滑用の抵
抗15及びコンデンサ16からなる。
【0014】二次コイル11bとコンデンサ12による
共振電圧は、コンパレータとして動作するオペアンプ1
3に入力され、その出力は、帰還抵抗14を介して一次
コイル11aを励磁する。外部磁界がないときは、オペ
アンプ13の出力は図3(イ)に示すように正負対称の
台形波であるが、外部磁界があるとバイアス効果により
磁界の向きによって図3(ロ)又は(ハ)のように、正
負の期間に差が生じる。
【0015】オペアンプ13の出力の振幅はオペアンプ
の飽和電圧により正負等しく制限されるので、正負の期
間に差に比例する直流分が発生する。つまり、抵抗15
及びコンデンサ16によって平滑された出力電圧Eoが
この直流分に相当する。従って、導線4を流れる電流に
よって発生する磁界に比例して、この出力電圧Eoが正
負に亘って変化することになる。尚、帰還抵抗14は、
感度調節ができるように可変抵抗を用いている。
【0016】以上の構成のフラックスマグネトメータを
16ピンの標準DIP−IC形状ののパッケージに組み
込んでICコンパチブルとしたものを、前述のようにセ
ンサ部1の磁気センサ1a,1bとして使用している。
【0017】磁気センサ1a,1bの出力電圧は、図1
に示すように、各別に本体部2の増幅器2aで増幅され
、A/D変換器2bでディジタル値に変換された後、処
理部2cに入力される。処理部2cは、以下に述べる演
算によって導線4を流れる電流を算出し、表示器2dに
出力する。
【0018】図1に示すように、導線4、磁気センサ1
a、磁気センサ1bが一直線になるようにセンサ部1を
導線4に近づける。磁気センサ1aが検出する磁界H1
は、導線4に流れる電流Iに比例し、導線4と磁気セン
サ1aとの距離rに反比例する。即ち、アンペアの法則
又はビオサバールの法則から、 H1=I/(2πr)        但し、πは円周
率となる。
【0019】同様に、磁気センサ1bが検出する磁界H
2は、 H2=I/(2π(r+d)) となる。
【0020】上記二つの式より、rを消去して、Iを求
めれば、 I=2πd・H1・H2/(H1−H2)となる。従っ
て、処理部2cは磁気センサ1a,1bからの出力H1
,H2と、両磁気センサ間の距離dに基づいて導線4に
流れる電流Iを算出することができる。但し、磁気セン
サ1a,1bからの出力と実際の磁界との関係は、実験
に基づいて予め校正しておく必要がある。
【0021】ちなみに、例えば、I=20mA,r=5
mm,d=5mmとすれば、H1=0.637〔A/m
〕=0.008〔Oe〕,H2=0.318〔A/m〕
=0.004〔Oe〕となる。一方、前述のフラックス
マグネトメータを用いた磁気センサ1a,1bで検出可
能な磁界は約百万分の1〔Oe〕であり、上記例の磁界
を十分検出できる。
【0022】以下、上記実施例を一部変更した別実施例
を列記する。■  地磁気の影響を除いた直流電流分を
検出するには、図4に示すように、センサ部1に3個の
磁気センサ1a,1b,1cを間隔dずつ離して一直線
上に保持させれば、それらの出力H1,H2,H3から
地磁気の影響分を除いた直流電流分を算出することがで
きる。つまり、地磁気をhとすれば三つの式H1+h=
I/(2πr) H2+h=I/(2π(r+d)) H3+h=I/(2π(r+2d)) が得られるので、これらの式からh及びrを消去すれば
、電流Iがd,H1,H2,及びH3の関数として得ら
れる。
【0023】■  処理部が磁気センサの出力から電流
を求める方法としては、実施例の演算に限らず、例えば
、テーブルルックアップによって求めてもよい。即ち、
測定範囲が比較的狭くて、求める電流値が離散的で良い
場合は予め計算で求めた値、さらには実験により補正を
加えた値を磁気センサの出力をパラメータとするテーブ
ルとして記憶しておき、測定時の磁気センサの出力に応
じて、その値を引き出すように構成することもできる。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電流検出装置のブロック
【図2】磁気検出手段の回路図
【図3】磁気検出手段の内部信号波形を示す図
【図4】
変更実施例に係るセンサ部の概略図
【符号の説明】
1          センサ部 1a,1b  磁気検出手段 2c        処理部 4          導線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  導線(4)に流れる電流を非接触で測
    定するための電流測定装置であって、複数個の磁気検出
    手段(1a),(1b)を所定間隔離してセンサ部(1
    )に保持し、前記複数個の磁気検出手段(1a),(1
    b)からの検出情報に基づいて前記電流を求める処理部
    (2c)が設けられている電流測定装置。
  2. 【請求項2】  前記処理部(2c)は2個の磁気検出
    手段(1a),(1b)からの出力H1,H2、及び両
    磁気検出手段の間隔dに基づいて、下記の式より前記電
    流Iを算出するように構成されている請求項1記載の電
    流測定装置。 I=2πd・H1・H2/(H1−H2)    但し
    πは円周率
JP3062265A 1991-03-27 1991-03-27 電流測定装置 Pending JPH04296663A (ja)

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