JPH073345Y2 - 直流電流検出装置 - Google Patents

直流電流検出装置

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JPH073345Y2
JPH073345Y2 JP10139289U JP10139289U JPH073345Y2 JP H073345 Y2 JPH073345 Y2 JP H073345Y2 JP 10139289 U JP10139289 U JP 10139289U JP 10139289 U JP10139289 U JP 10139289U JP H073345 Y2 JPH073345 Y2 JP H073345Y2
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JP
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conductor
magnetic sensors
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magnetic
direct current
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JP10139289U
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康徳 渡辺
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案はフラックスゲート型磁気センサを用い、計測す
る直流電流が流れる導線に着脱容易に直流電流が検出出
来る直流電流検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来導線を流れる直流電流を計測する方法としては、2
つのトロイダルコアの中心に直流が流れる導線を通し、
夫々のトロイダルコアに交流の励磁巻線と、夫々のコア
の2次巻線を差動に接続し、2次巻線の出力に発生する
直流電流に比例して生ずる2倍調波電圧を検出するか、
直流の流れている導線の電流値を直流計測する時は、ト
ロイダルコアを2分割した分割コアを使用し、夫々のコ
アに1次巻線と2次巻線を施し、前述した2次巻線に誘
起する2倍調波電圧を検波して直流値を計測している。
トロイダルコアを用いた直流検出装置は計測する直流電
流が流れている導線は、予めトロイダルコアを貫通させ
ておく必要があり、一方分割コアを用いた直流電流検出
装置では直流電流が流れている導線をはさみ、電流値を
計測できるが、コアに空隙があるため検出感度が低くな
り、電流値の値が小さい時は計測出来ないという問題が
あった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はフラックスゲート型磁気センサを直流電流が流
れる導体を中心に同心円上に配置し、地磁気の影響を除
くため、夫々の磁気センサの出力を作動増巾器を介して
出力する様にし、又計測する電流が流れる導線は、常に
2つの磁気センサの中心位置になる様2つの磁気センサ
の間はV溝構造とし、導体に電流が流れたまま任意に直
流電流が計測出来る様に構成した直流電流検出装置であ
る。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案はフラックスゲート型磁気センサを2個用い、測
定する直流電流が流れる導線をはさんで導線を中心とし
た同心円上の接線方向が磁気センサの検出軸方向となる
様に磁気センサを配置し、夫々の2つの磁気センサの出
力は、地磁気の影響を除くため作動増巾器に入力しその
出力を導線に流れる直流電流が作る磁界として検出し、
予め2つの磁気センサの中心位置で導線に流れる直流電
流値と磁気サンセが検出する磁界との関係を求めておく
ことにより、磁気センサの出力により導線に流れる電流
値を求めることが出来る。
又2つの磁気センサの中心に置く導線を設置する部分
は、V溝構造にし、電線の太さが異なっても、常に2つ
の磁気センサの中心に導体が位置する様な構造とした直
流電流検出装置である。
即ち本考案は、被計測電流が流れる導線を中心とする同
心円の接線方向に、2つのフラックスゲート型磁気セン
サを磁気センサのセンシング方向を同一方向となる様配
置して、導線が設置される部分をV溝構造とした検出部
と、磁気センサを励磁する励磁回路と、2つの磁気セン
サの出力の励振周波数の2倍調波出力を増巾検波する検
出回路と、夫々の検出回路の出力を作動増巾器を通し周
囲磁界を打ち消す電子回路とにより構成したことを特徴
とする直流電流検出装置である。
〔作用〕
フラックスゲート型磁気センサを2個用い、2個の夫々
の磁気センサは計測する直流電流が流れる導体を中心と
する同心円上に、導体をはさんで磁気センサの磁界検出
方向が前記同心円の接線方向となる様に配置する。又2
つの磁気センサの出力は作動増巾器により地磁気の影響
を打ち消すよう接続することにより、その出力を導体に
流れる直流電流が作る磁界のみを計測出来るようにする
ことが出来、即ち地磁気或いは周囲の直流磁界の影響を
除去することが出来る。又作動増巾器の夫々の利得を磁
気センサの感度に合わせ調整することにより、磁気セン
サの感度も併せて調節出来る。
又計測する直流電流が流れる導体を2つの磁気センサに
設置する部分はV溝構造にすることにより導体の径が異
なっても、常に2つの磁気センサの中心に位置すること
が出来、又、予め線の太さと電流値と2つの磁気センサ
の作動増巾器出力との関係を求めて置くことにより2つ
の磁気センサの作動出力により導線に流れる正確な直流
電流値を求めることが出来、フラックスゲート型磁気セ
ンサにより構成してあるので、高感度な微妙な電流も検
出出来る直流電流検出装置とすることが出来る。
〔実施例〕
第1図は本考案による直流電流検出装置の検出部1を示
す図である。
直流電流IDCが流れる導体3を設置するV溝2の両側
に、フラックスゲート型磁気センサ1a、1bを配置してあ
る。フラックスゲート型磁気センサは本実施例ではリン
グコア型磁気センサを用いた例であるが、第3図にリン
グコア型磁気センサの詳細を示す。トロイダルコア31に
励磁巻線32が均一にまかれ、励磁巻線のまかれたトロイ
ダルコアはコイルボビン33に挿入され、コイルボビン33
の外周に検出巻線34が巻き回されトロイダルコア型磁気
センサを構成する。なお同種の磁気センサとしては、ト
ロイダルコア型磁気センサの他、2コア型磁気センサ、
1コア型磁気センサを用いても同様な特性が得られる。
第1図に示す2つの磁気センサは地磁気Hexに対しては
第2図に示す夫々磁気センサの出力を差動増巾器21に入
力した時の出力が0となる様磁界検出方向は同一方向を
向く様配置する。又2つの磁気センサのセンシング方向
は、導線に流れる直流電流が作る直流電流磁界HDCの接
線方向に一致する様に配置する。又2つの磁気センサの
中心には導線を設置するためV溝構造としてあり、導線
の太さが異なっても常に2つの磁気センサの中心位置に
導線が位置する構造としてある。
第2図は本考案の直流電流検出装置の電子回路を示す。
第2図に示す一点鎖線で囲んだ部分が検出部1である。
2つの磁気センサ1a、1bは励振回路22により交流励磁さ
れ、夫々の磁気センサは検出回路23a、23bにより計測す
る直流電流及び地磁気の作る磁界に相当する出力を夫々
作動増巾器21に入力され、地磁気成分或いは周囲磁界部
分を打ち消した値を差動増巾器の出力とする。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 本考案による直流電流検出装置はフラックスゲート型磁
気センサを2ケ使用し、計測する直流電流の流れる導体
をその中央のV溝に配置し、2つの磁気センサの出力は
作動増巾器を通し出力する様構成してあり、 1)計測する直流電流の流れる導線は切断する必要なく
任意に計測出来る。
2)2つの磁気センサの出力は作動増巾回路を通し検出
することにより、地磁気、或いは周囲磁界の影響を除
き、直流電流のみを検出出来る。
3)直流電流が流れる導体は、2つの磁気センサの中央
に設けたV溝により容易に位置決めされ、又予め導線の
太さと電流と、磁気センサの出力との関係を求めておく
ことにより正確な電流値を計測出来る。
4)フラックスゲート型磁気センサを用いた直流電流検
出装置であるので高感度であり、微少な電流も検出出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による直流電流検出装置の磁気センサの
部分を示す一部破砕斜視図。 第2図は本考案による直流電流検出装置の電子回路を示
す回路図。 第3図はリングコア型磁気センサを示す一部破砕断面
図。1 ……検出部、1a,1b……磁気センサ、2……V溝、3…
…導線,21……差動増巾器、22……励振回路、23a、23b
……検出回路、31……トロイダルコア、32……励磁巻
線、33……コイルボビン、34……検出巻線、IDC……直
流電流、Hex……地磁気、HDC……直流電流磁界、Sa,Sb
……磁気センサのセンシング方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被計測電流が流れる導線を中心とする同心
    円の接線方向に、2つのフラックスゲート型磁気センサ
    を磁気センサのセンシング方向を同一方向となる様配置
    し、導線が設置される部分をV溝構造とした検出部と、
    磁気センサを励磁する励磁回路と、2つの磁気センサの
    出力の励振周波数の2倍調波出力を増巾検波する検出回
    路と、夫々の検出回路の出力を差動増巾器を通して周囲
    磁界を打ち消す電子回路とにより構成したことを特徴と
    する直流電流検出装置。
JP10139289U 1989-08-29 1989-08-29 直流電流検出装置 Expired - Lifetime JPH073345Y2 (ja)

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JP10139289U JPH073345Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 直流電流検出装置

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JPH0340573U JPH0340573U (ja) 1991-04-18
JPH073345Y2 true JPH073345Y2 (ja) 1995-01-30

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ID=31650347

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JP5222542B2 (ja) * 2007-12-07 2013-06-26 矢崎総業株式会社 電流センサ
JP5720141B2 (ja) * 2009-08-19 2015-05-20 株式会社日本自動車部品総合研究所 燃料電池診断装置
DE102018120008B4 (de) * 2018-08-16 2023-08-10 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Strommessgerät zum Erfassen von Strömen in elektrischen Leitungen

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