JPS592605Y2 - 硬貨選別装置 - Google Patents
硬貨選別装置Info
- Publication number
- JPS592605Y2 JPS592605Y2 JP1976098480U JP9848076U JPS592605Y2 JP S592605 Y2 JPS592605 Y2 JP S592605Y2 JP 1976098480 U JP1976098480 U JP 1976098480U JP 9848076 U JP9848076 U JP 9848076U JP S592605 Y2 JPS592605 Y2 JP S592605Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- magnetic field
- coin sorting
- phase difference
- sorting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は励磁装置より出力される交番磁界中に検査硬貨
を置くことで該磁界の変化を位相差若しくは電圧等で検
出装置にて捉え、この検出結果に基いて検査硬貨の真贋
を判定する硬貨選別装置に関するものである。
を置くことで該磁界の変化を位相差若しくは電圧等で検
出装置にて捉え、この検出結果に基いて検査硬貨の真贋
を判定する硬貨選別装置に関するものである。
この種の硬貨選別装置の交番磁界の周波数は検査硬貨の
表面の凹凸形状を検査するには磁界が表面付近までしか
浸透しないような比較的高い周波数そして検査硬貨の材
質を検査するには磁界が検査硬貨の深部まで浸透するよ
うな比較的低い周波数を使用すれば良いことが知られて
いる。
表面の凹凸形状を検査するには磁界が表面付近までしか
浸透しないような比較的高い周波数そして検査硬貨の材
質を検査するには磁界が検査硬貨の深部まで浸透するよ
うな比較的低い周波数を使用すれば良いことが知られて
いる。
第１図に横軸の対数軸に周波数そして縦軸に磁界の変化
として位相差をとって白銅貨Ａ及び真鍮Ｂの周波数−位
相差特性を示すが、白銅貨の材質を検査するために比較
的低い周波数である１乃至５ＫＣにて交番磁界を形成す
るど位相差が小さいことが理解されよう。
として位相差をとって白銅貨Ａ及び真鍮Ｂの周波数−位
相差特性を示すが、白銅貨の材質を検査するために比較
的低い周波数である１乃至５ＫＣにて交番磁界を形成す
るど位相差が小さいことが理解されよう。
これは励磁コイルより発生される磁束により検査される
金属材料内部に渦電流が生じこの渦電流により生ずる２
次磁束が印加磁束と異なる位相差を持つという現象に起
因している。
金属材料内部に渦電流が生じこの渦電流により生ずる２
次磁束が印加磁束と異なる位相差を持つという現象に起
因している。
そしてこの渦電流量は同一周波数では前記金属材料の電
気抵抗に逆比例する傾向を示し、白銅等の電気抵抗の大
きい金属では渦電流が少いために位相変化量が少なくこ
の位相変化を検出して検査すると測定精度が著しく低下
するのである。
気抵抗に逆比例する傾向を示し、白銅等の電気抵抗の大
きい金属では渦電流が少いために位相変化量が少なくこ
の位相変化を検出して検査すると測定精度が著しく低下
するのである。
しかして２０ＫＣ以上の周波数による磁界を誘起すれば
位相変化が大きく測定精度の向上が図れそうであるが、
このような高い周波数の下では磁束が検査硬貨の表面ま
でしが浸透しないためにこれによって発生する渦電流の
量は検査硬貨の材質に加えて外径及び表面形状によって
も影響される。
位相変化が大きく測定精度の向上が図れそうであるが、
このような高い周波数の下では磁束が検査硬貨の表面ま
でしが浸透しないためにこれによって発生する渦電流の
量は検査硬貨の材質に加えて外径及び表面形状によって
も影響される。
したがって検査硬貨の材質のみを正確に判定する場合に
は、１０ ＫＣ以下の比較的低い周波数が望まれるので
ある。
は、１０ ＫＣ以下の比較的低い周波数が望まれるので
ある。
以上の点より本考案は、比較的低い周波数により磁界を
形成し検査硬貨の磁界への影響度にて選別を行う装置に
おいて、検査硬貨に模擬部材を追加して両者の合成抵抗
が小さくなるように構威し、検出される位相差を大きく
して検査感度を上げることを目的とするもので゛ある。
形成し検査硬貨の磁界への影響度にて選別を行う装置に
おいて、検査硬貨に模擬部材を追加して両者の合成抵抗
が小さくなるように構威し、検出される位相差を大きく
して検査感度を上げることを目的とするもので゛ある。
以下図面に基いて一実施例を詳述する。
第２図は本考案の硬貨選別装置を示し、硬貨通路４を通
過する硬貨Ｃ面に臨んで励磁装置及び検出装置を一体に
して構成した硬貨選別センサー５を配置しこのセンサー
５とで硬貨Ｃを挾んで対向する位置に略硬貨径の模擬部
材３を取付ける。
過する硬貨Ｃ面に臨んで励磁装置及び検出装置を一体に
して構成した硬貨選別センサー５を配置しこのセンサー
５とで硬貨Ｃを挾んで対向する位置に略硬貨径の模擬部
材３を取付ける。
本実施例の硬貨選別センサー５は上述したごとく励磁装
置及び検出装置を一体に構成するように内部コア６及び
内部コア６と同心円状に外部コア７を配置した断面がＥ
字形状を有した周知のポット型コアを使用し内部コア６
に励磁コイル１を巻回して励磁装置とし外部コア７に検
出コイル２を巻回して検出装置としている。
置及び検出装置を一体に構成するように内部コア６及び
内部コア６と同心円状に外部コア７を配置した断面がＥ
字形状を有した周知のポット型コアを使用し内部コア６
に励磁コイル１を巻回して励磁装置とし外部コア７に検
出コイル２を巻回して検出装置としている。
硬貨選別センサー５の形状はこのような形状にこだわる
ことなく第３図に示すように硬貨Ｃ及び模擬部材３を挾
んで励磁装置と検出装置を対向して配設してもよく装置
の設計上の都合で適宜使い分けられる。
ことなく第３図に示すように硬貨Ｃ及び模擬部材３を挾
んで励磁装置と検出装置を対向して配設してもよく装置
の設計上の都合で適宜使い分けられる。
また検出装置としては検出コイルに限定されるものでな
く例えばホール素子等が考えられる。
く例えばホール素子等が考えられる。
模擬負荷３は電気抵抗の小さな真鍮等であり、第１図の
特性Ｂに示すように比較的低い周波数１乃至５ＫＣで大
きな位相差を示す材質が適当である。
特性Ｂに示すように比較的低い周波数１乃至５ＫＣで大
きな位相差を示す材質が適当である。
このような構成にて励磁コイル１より誘起される磁界の
磁束は硬貨Ｃ及び模擬負荷３を通過して検出コイル２に
達する磁気回路を形成する。
磁束は硬貨Ｃ及び模擬負荷３を通過して検出コイル２に
達する磁気回路を形成する。
そして硬貨Ｃと模擬部材の合成抵抗は硬貨Ｃの電気抵抗
と比較して小さな値となり硬貨Ｃ及び模擬部材３を通過
する磁束の量は硬貨Ｃだけの場合と比較して多くなって
渦電流は大きくなり前記両コイルにおける位相差が大き
く現われる。
と比較して小さな値となり硬貨Ｃ及び模擬部材３を通過
する磁束の量は硬貨Ｃだけの場合と比較して多くなって
渦電流は大きくなり前記両コイルにおける位相差が大き
く現われる。
以」二詳述してきたように本考案は検査硬貨と固有抵抗
の小さな材質よりなる部材を同時に交番磁界中に置き該
磁界の周波数を両者に亘って通過するような低周波数に
設定すると硬貨だけによる磁界の変化より大きな変化が
現われて硬貨の材質を検査するのに感度の良好なる装置
が提供できるのである。
の小さな材質よりなる部材を同時に交番磁界中に置き該
磁界の周波数を両者に亘って通過するような低周波数に
設定すると硬貨だけによる磁界の変化より大きな変化が
現われて硬貨の材質を検査するのに感度の良好なる装置
が提供できるのである。
このように硬貨の通過による変化量を増大させる為に検
出コイルの検出出力を回路上増巾させる手段は必要なく
単に模擬負荷を追加する簡単な方法にて実現できる。
出コイルの検出出力を回路上増巾させる手段は必要なく
単に模擬負荷を追加する簡単な方法にて実現できる。
第１図は白銅貨及び真鍮の周波数−位相差特性を示し、
第２図は本考案装置の概略図、第３図は硬貨選別センサ
ーの他の実施例を示す。 主な図番の説明、１・・・励磁装置、２・・・検出装置
、３・・・部材。
第２図は本考案装置の概略図、第３図は硬貨選別センサ
ーの他の実施例を示す。 主な図番の説明、１・・・励磁装置、２・・・検出装置
、３・・・部材。
Claims (1)
- 検査硬貨の一側に対向配置されるとともに磁束が該硬貨
を透過するような比較的低い周波数の交番磁界を形成す
る励磁装置と、前記検査硬貨の他側と対向し前記交番磁
界と鎖交するように配置される非磁性金属材料の部材と
、前記検査硬貨の通過による磁界の変化や検出する検出
装置とを備え、前記検査硬貨と前記部材による合成され
た渦電流損に基づく磁界の変化を前記検出装置により検
出して検査硬貨の真贋を判定することを特徴とした硬貨
選別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976098480U JPS592605Y2 (ja) | 1976-07-22 | 1976-07-22 | 硬貨選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976098480U JPS592605Y2 (ja) | 1976-07-22 | 1976-07-22 | 硬貨選別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5316494U JPS5316494U (ja) | 1978-02-10 |
| JPS592605Y2 true JPS592605Y2 (ja) | 1984-01-24 |
Family
ID=28708813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976098480U Expired JPS592605Y2 (ja) | 1976-07-22 | 1976-07-22 | 硬貨選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592605Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4728715U (ja) * | 1971-04-21 | 1972-12-01 | ||
| JPS4995693A (ja) * | 1972-10-12 | 1974-09-11 | ||
| JPS4995694A (ja) * | 1972-10-12 | 1974-09-11 |
-
1976
- 1976-07-22 JP JP1976098480U patent/JPS592605Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4728715U (ja) * | 1971-04-21 | 1972-12-01 | ||
| JPS4995693A (ja) * | 1972-10-12 | 1974-09-11 | ||
| JPS4995694A (ja) * | 1972-10-12 | 1974-09-11 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5316494U (ja) | 1978-02-10 |
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