JP5797965B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ周方向に延びる周方向溝が形成されるとともに、タイヤ周方向に対して傾斜する傾斜溝が複数形成されたタイヤに関する。
従来、乗用自動車などに装着される空気入りタイヤ(以下、タイヤ)では、湿潤路及び氷雪路での性能を両立するため、様々なトレッドパターンが用いられている。例えば、トレッド幅方向外側にタイヤ周方向に延びる周方向溝が形成されるとともに、トレッド幅方向の中央部にタイヤ周方向に対して傾斜する傾斜溝が複数形成されたタイヤが知られている(特許文献1参照)。
また、当該傾斜溝は、周方向溝に連通している。このような周方向溝と傾斜溝との組み合わせによって、排水性を確保しつつ、雪上でのトラクションや制動力を向上させている。
特開2007−161057号公報(第1図)
しかしながら、近年の乗用自動車の性能向上に伴って、湿潤路及び氷雪路での性能をより高い次元で両立したタイヤが求められていた。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、湿潤路及び氷雪路での性能をより高い次元で両立し得るタイヤの提供を目的とする。
本発明の特徴は、トレッド幅方向(トレッド幅方向DT)外側の領域においてタイヤ周方向(タイヤ周方向DC)に延びる周方向溝(周方向溝20, 30)が形成されるとともに、トレッド幅方向の中央部からトレッド幅方向外側に延び、タイヤ周方向に対して傾斜する傾斜溝(傾斜溝100)が複数形成され、前記傾斜溝のトレッド幅方向外側端が前記周方向溝に連通したタイヤ(空気入りタイヤ10)であって、前記傾斜溝は、トレッド幅方向外側に向かうに連れてトレッド幅方向に近づくように湾曲するとともに、タイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)を基準として逆側に形成されている前記傾斜溝と交差し、前記傾斜溝の中間部から分岐し、タイヤ周方向に沿って延びる分岐周方向溝(分岐周方向溝200)が形成され、前記分岐周方向溝(例えば、分岐周方向溝230)は、分岐元の傾斜溝(例えば、傾斜溝110)に隣接する傾斜溝(傾斜溝130)と交差することを要旨とする。
本発明の特徴によれば、湿潤路及び氷雪路での性能をより高い次元で両立し得るタイヤを提供することができる。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッドの一部平面展開図である。 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッドの一部拡大平面図である。
次に、本発明に係るタイヤ(空気入りタイヤ)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)空気入りタイヤの概略構成
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッドの一部平面展開図である。図1に示すように、空気入りタイヤ10には、周方向溝20及び周方向溝30が形成される。
空気入りタイヤ10は、降雪時の使用に耐え得るいわゆる冬用タイヤであり、自動車への装着時における回転方向が指定されるトレッドパターンを有する。ここで言う冬用タイヤとは、氷雪路での性能を重視したスタッドレスタイヤと、氷雪路及び非氷雪路での性能をバランスよく確保したオールシーズン用タイヤなどを含むタイヤのことを言う。なお、空気入りタイヤ10には、空気に代えて窒素ガスなどの不活性ガスを充填してもよい。また、図1において、細線部分は、正規内圧及び正規荷重時には、路面に接地しない領域を意味している。
周方向溝20, 30は、トレッド幅方向DT外側の領域において、タイヤ周方向DCに延びる。周方向溝20と周方向溝30との間には、路面と接地する陸部40が設けられる。
陸部40は、トレッド幅方向DTにおける中央部に設けられる。なお、トレッド幅方向DTの中央部とは、日本自動車タイヤ協会(JATMA)などで規定される正規内圧に設定された空気入りタイヤ10に正規荷重が付加された状態において、タイヤ赤道線CLを含むトレッド幅の60%の領域内を意味する。
陸部40には、複数の傾斜溝100が形成される。傾斜溝100は、トレッド幅方向DTの中央部からトレッド幅方向DT外側に延び、タイヤ周方向DCに対して傾斜する。傾斜溝100のトレッド幅方向DT外側端は、周方向溝20(または周方向溝30)に連通する。
また、陸部40には、複数の分岐周方向溝200が形成される。分岐周方向溝200は、傾斜溝100の中間部から分岐し、タイヤ周方向DCに沿って延びる。なお、空気入りタイヤ10には、図示しないサイプが形成されていてもよい。
(2)陸部の形状
図2は、空気入りタイヤ10のトレッドの一部拡大平面図である。図2では、傾斜溝100について、傾斜溝110〜傾斜溝140を例として説明する。また、分岐周方向溝200について、分岐周方向溝210〜分岐周方向溝240を例として説明する。
例えば、傾斜溝110は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れてトレッド幅方向DTに近づくように湾曲する。また、傾斜溝110は、タイヤ赤道線CLを基準として逆側に形成されている傾斜溝120及び傾斜溝140と交差する。傾斜溝110の溝幅は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れて広くなる。
また、例えば、分岐周方向溝230は、分岐元の傾斜溝110にタイヤ周方向において隣接する傾斜溝130と交差する。分岐周方向溝230は、分岐元の傾斜溝110と逆方向に湾曲する。具体的には、傾斜溝110は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れてトレッド幅方向DTに近づくように湾曲しているのに対して、分岐周方向溝230は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れてトレッド幅方向DTから遠ざかる、つまり、タイヤ周方向DCに近づくように湾曲している。
なお、タイヤ赤道線CLを基準として逆側の領域に形成される傾斜溝120, 140及び分岐周方向溝220, 240も傾斜溝110, 130及び分岐周方向溝210, 230と略対称の形状を有する。
周方向溝20は、トレッド幅方向DT外側からトレッド幅方向DT内側に屈曲する屈曲部25を有する。傾斜溝120, 140のトレッド幅方向外側の端部は、屈曲部25に連通する。同様に、周方向溝30は、トレッド幅方向DT外側からトレッド幅方向DT内側に屈曲する屈曲部35を有する。傾斜溝110, 130のトレッド幅方向外側の端部は、屈曲部35に連通する。
(3)作用・効果
空気入りタイヤ10によれば、例えば、傾斜溝110は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れてトレッド幅方向DTに近づくように湾曲するとともに、傾斜溝120, 140と交差する。さらに、分岐周方向溝230は、傾斜溝110の中間部から分岐し、傾斜溝130と交差する。
このため、陸部40に形成されているこれらの溝部に入り込んだ雪は、逃げ場を規制されるため、結果的に雪柱せん断力が増大する。したがって、氷雪路におけるトラクションや制動力が向上する。具体的には、空気入りタイヤ10は、回転方向が指定されるため、制動時には、溝部に入り込んだ雪が傾斜溝110の先端でせき止められるようになるため、制動力が向上する。また、発進加速時には、傾斜溝110と分岐周方向溝200との交差部分で互いぶつかるようになるため、トラクションが向上する。また、傾斜溝100は、周方向溝20, 30に連通するため、陸部40に入り込んだ雨水を効率的に排水できる。
すなわち、空気入りタイヤ10によれば、湿潤路及び氷雪路での性能を高い次元で両立し得る。
本実施形態では、分岐周方向溝200は、分岐元の傾斜溝100と逆方向に湾曲する。このため、陸部40に形成されているこれらの溝部に入り込んだ雪は、さらに逃げ場を規制されるため、氷雪路におけるトラクションや制動力の更なる向上に寄与し得る。
本実施形態では、傾斜溝100の溝幅は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れて広くなる。つまり、トレッド幅方向DT外側から傾斜溝100に入り込んだ雪は、溝幅が徐々に狭くなるとともに他の傾斜溝100と交差するため、さらに逃げ場を規制される。したがって、氷雪路におけるトラクションや制動力の更なる向上に寄与し得る。
本実施形態では、傾斜溝100のトレッド幅方向DT外側の端部は、屈曲部25, 35に連通する。このような屈曲部25, 35によっても雪柱せん断力が増大し、氷雪路におけるトラクションや制動力の更なる向上に寄与し得る。
(4)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、傾斜溝100のトレッド幅方向DT外側の端部は、屈曲部25, 35に連通していたが、屈曲部25, 35は、必ずしも形成されていなくても構わない。
上述した実施形態では、傾斜溝100の溝幅は、トレッド幅方向DT外側に向かうに連れて広くなっていたが、傾斜溝100の溝幅は、変化することなく一定でも構わない。
上述した実施形態では、分岐周方向溝200は、分岐元の傾斜溝100と逆方向に湾曲していたが、分岐周方向溝200は、例えば、直線状であってもよい。
上述した実施形態では、トレッド幅方向DTの中央部とは、JATMAなどで規定される正規内圧に設定された空気入りタイヤ10に正規荷重が付加された状態において、タイヤ赤道線CLを含むトレッド幅の60%の領域内を意味するものとしたが、キャンバー角が大きい自動車への装着を前提した空気入りタイヤの場合などには、正規内圧に設定された空気入りタイヤに正規荷重が付加された状態におけるトレッド幅方向の中心を基準としたトレッドの「接地幅」の60%の領域内を意味するものとしてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
10…空気入りタイヤ
20…周方向溝
25, 35…屈曲部
30…周方向溝
40…陸部
100, 110, 120, 130, 140…傾斜溝
200, 210, 220, 230, 240…分岐周方向溝

Claims (4)

  1. トレッド幅方向外側の領域においてタイヤ周方向に延びる周方向溝が形成されるとともに、トレッド幅方向の中央部からトレッド幅方向外側に延び、タイヤ周方向に対して傾斜する傾斜溝が複数形成され、
    前記傾斜溝のトレッド幅方向外側端が前記周方向溝に連通したタイヤであって、
    前記傾斜溝は、トレッド幅方向外側に向かうに連れて、前記傾斜溝の延在方向がトレッド幅方向に近づくように湾曲するとともに、タイヤ赤道線を基準として逆側に形成されている前記傾斜溝と交差し、
    前記傾斜溝の中間部から分岐し、タイヤ周方向に沿って延びる分岐周方向溝が形成され、
    前記分岐周方向溝は、分岐元の傾斜溝に隣接する傾斜溝と交差するタイヤ。
  2. 前記分岐周方向溝は、分岐元の前記傾斜溝と逆方向に湾曲する請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記傾斜溝の溝幅は、トレッド幅方向外側に向かうに連れて広くなる請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 前記周方向溝は、トレッド幅方向外側からトレッド幅方向内側に屈曲する屈曲部を有し、前記傾斜溝のトレッド幅方向外側の端部は、前記屈曲部に連通する請求項1乃至3の何れか一項に記載に記載のタイヤ。
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