JP5795776B2 - 電気エネルギーを発生または蓄積する素子の直列結合を磁気カップリングにより平衡させるためのシステム - Google Patents

電気エネルギーを発生または蓄積する素子の直列結合を磁気カップリングにより平衡させるためのシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5795776B2
JP5795776B2 JP2012553366A JP2012553366A JP5795776B2 JP 5795776 B2 JP5795776 B2 JP 5795776B2 JP 2012553366 A JP2012553366 A JP 2012553366A JP 2012553366 A JP2012553366 A JP 2012553366A JP 5795776 B2 JP5795776 B2 JP 5795776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
opc
balancing
elements
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012553366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013520151A (ja
Inventor
ジャン−クリストフ クレビエ
ジャン−クリストフ クレビエ
アレクサンドル シュロー
アレクサンドル シュロー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Centre National de la Recherche Scientifique CNRS
Original Assignee
Centre National de la Recherche Scientifique CNRS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Centre National de la Recherche Scientifique CNRS filed Critical Centre National de la Recherche Scientifique CNRS
Publication of JP2013520151A publication Critical patent/JP2013520151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5795776B2 publication Critical patent/JP5795776B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
    • H02J7/0014Circuits for equalisation of charge between batteries
    • H02J7/0018Circuits for equalisation of charge between batteries using separate charge circuits
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0013Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
    • H02J7/0014Circuits for equalisation of charge between batteries
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/34Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering
    • H02J7/35Parallel operation in networks using both storage and other dc sources, e.g. providing buffering with light sensitive cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、太陽電池または電気化学的蓄電池または蓄電池ユニット等の電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡させるためのシステムに関する。また本発明は、このような平衡化システムを装備した、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合にも適用される。より正確には、本発明による平衡化システムは、様々な素子間の磁気カップリングを利用するタイプである。
図1に示されるように、電気化学バッテリは概してモジュラ構成である。基本素子は、単一の電気化学セルから成る個々の蓄電池Aによって構成される。並列接続される複数の蓄電池は蓄電池ユニットCAを形成し、このようなユニットは、単一の蓄電池の電圧に等しい電圧を送出するが、より大きい電流および蓄電容量を送出する。バッテリにより送出される電圧レベルを高めるために、複数の蓄電池ユニットが直列に接続され、所謂「モジュール」Mが形成される。次には、複数のモジュールが直列に接続され、所謂「スタック」Sが形成される場合がある。完成したバッテリBATTは、並列に接続された複数のスタックで構成される。
本発明によるシステムは、具体的には、バッテリの互いに直列に接続される様々な素子(セルユニット、モジュール)間で電圧が平衡されることを可能にしようとするものである。
電圧平衡化の問題は、4つの蓄電池ユニットCA1、CA2、CA3およびCA4の結合から成るバッテリを示す図2Aに示されているが、このバッテリは、充電されるために定電流源へ接続される。理想的には、バッテリの端子において総電圧16Vを提供するために、4つのユニットは全て同じ4ボルト(V)まで充電されるべきである。実際には、素子の製造、利用度および経時変化といった条件に付随するばらつき現象が存在し、そのため、素子の中には、他の素子より速く充電または放電される、または異なる電圧レベルで充電または放電されるものがある。したがって、図2Aにおいて、素子CA1およびCA4は公称電圧4Vより低い電圧まで充電され、一方で素子CA2はかなり大きい(4.3V)かつそれを損傷する場合もある値にまで充電される。逆に、素子CA4は電圧3.8Vまでしか充電されず、よってこの素子は、長期使用の後にほとんど有害といってよい、かつ直列結合の端子間電圧を測定するだけでは検出されない場合もある深刻な放電状態となる危険を犯すものである。これらの問題は、不全充電および過充電に極めて過敏なリチウム電池の場合に特に深刻である。
同様の問題は、単一のセルによって送出される電圧レベルを上げるために必要とされるような、太陽電池を直列に結合する場合にも発生する。結合されるセルのうちの1つが故障していれば、または単に(その表面が汚れていること、または日陰にあることに起因して)他ほど強くない光束に暴露されていれば、その端子間にはマイナスの電位差が現出する場合があり、これにより結合によって発生される総電力レベルは大幅に低減される。
図2Bは、逆バイアスダイオードによって表された太陽電池PV、…、PVのこのような直列結合を示している。セルと直列に接続される最大電力点追従回路(MPPT)は、光起電力効果により発生される電力を最大化するように、直列結合を介して流れる電流の大きさを決定する。図2Cにおいて、曲線CIV1は同じ光束へ暴露された場合の太陽電池に特徴的な電流(I)/電圧(V)を示し、曲線CIV2は、瞬時Tを始点としてたとえば汚れに起因してより少ない光束に暴露される1つのセルに特徴的なそれを示す。
全てのセルが同様に照射され、よって同じ特徴CIV1を辿るt<Tについては、MPPTモジュールは直列結合に電流IOPTIを課し、その結果、
OPTI=n・VOPTI・IOPTI=n・max(V・I)であるような、各セルの端末を介する電位差VOPTIが得られる。
瞬間t=Tを始点として、セルの内の1つ、PVはより少ない光束を受け、よってその特徴は曲線CIV2のそれになる。
直列結合を介して流れる電流がIOPTIに等しいままであれば、日陰の、または汚れたセルPVの端子における電位差はマイナスとなり、かつ−Vに等しくなる(アバランシェ降伏電圧)。したがって、電力損失は次式に等しい。
ΔP=−IOPTI(VOPTI+V
この状況に対して、MPPTモジュールは、セルPVがもう一度エネルギーを生成するように、電流をレベルI’=IOPTI−ΔIまで低減させることにより対応する。しかしながら、総電力は、
P’=I’・[(n−1)・V+V’]まで低減され、電力損失は、
ΔP=P’−POPTIとなる。ここで、Vは、I=I’の場合のセルPV(j≠1)の端子間の電圧であり、V’は、I=I’の場合のセルPVの端子間の電圧である。
何れにしても、単に1つの太陽電池の照射の低減が、直列結合により発生される電力の大幅な低減に繋がることを観察する点が重要である。
電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子−但し、電気化学的蓄電池および太陽電池はこのような素子の単に非限定的な例である−の直列結合における欠点を軽減するためには、平衡化システムを提供することが必要である。
最新技術は、電気エネルギーを電気化学的に蓄積する素子のための電圧平衡化システムを幾つか含んでいる。
最も一般的な平衡化システムは、受動型または散逸型である。たとえば、充電の間、これらのシステムは連続的または周期的に作動して直列に接続された素子の各々の端子間の電位差を測定し、かつより小さい容量の素子によってはそれ以上吸収され得ない電流をディシペータ抵抗器へと流す。このようなシステムが受容し難いエネルギー損失を招くことは理解することができ、様々な電気化学素子でその特徴にかなりのばらつきがある場合、熱放散器のサイズは法外になり得る。バッテリの放電は、最低容量の素子がその受容可能な低い電圧限度に達した時点で停止されなければならず、これは、バッテリの蓄電能力がその最悪の素子の蓄電容量によって限定されることを意味する。
また、電流を放散する代わりにバッテリ内に電流を再配分する能動型の平衡化システムも存在する。したがって、充電の間、このようなシステムは、「より弱い」素子によってそれ以上吸収され得ない電流を、まだ使い果たされていない蓄電容量を有する「より強力な」素子へと流す。放電の間、これらのシステムは、「より弱い」素子から到来する電流の損失を補償するために、「より強力な」素子から追加的な電流を入手する。このようなシステムの主たる欠点は、その複雑さおよびその高コストにある。
N.KutkutおよびD.Divanによる非特許文献1には、能動型の平衡化システムが幾つか記述されている。
これらのシステムにおける最も単純なものは、素子毎に迂回経路を確立し、前記迂回経路は各々、通常は開放されているスイッチを含む。ある素子がその最大充電レベルに達すると、スイッチは閉止し、これにより充電用電流がエネルギー蓄積インダクタンスへと流される。所定の時間長の後、スイッチは再び開き、インダクタンスに蓄積されたエネルギーが直列結合におけるすぐ下流側に位置決めされたバッテリ素子へ流される。すると、サイクルが再始動する。このシステムの欠点は、エネルギーを、「上流側の」(バッテリ陰極に近い、よってより高い電位に位置づけられる)素子から「下流側の」(陽極に近い、よってより低い電位に位置づけられる)素子へ向かう一方向でしか伝達できないことにある。両方向の伝達を達成するためには、直列結合内の隣接するバッテリ素子の各ペア間に誘導負荷が接続されるハーフブリッジ型の直流/直流(DC/DC)電圧変換器を形成する、より複雑な構造体を提供することが必要である。
特許文献1は、エネルギーが個々の磁気カプラを介して隣接するバッテリ素子間で伝達され得る能動型の双方向平衡化システムについて記述している。先に述べた状況の場合と同様に、エネルギー伝達は、隣接する素子間でしか発生しない。
集中型である他のシステムは、全ての素子が個々の切換回路を介して接続される多巻線磁気カプラによって、バッテリ素子の全体的な平衡化を実行する。このようなシステムの一例は、最も関連の深い先行技術であるものとされる特許文献2に記述されている。具体的には、その図11を参照されたい。このようなシステムは、図3に略示されている。参照記号CA、CA、…、CAは、直列に接続された異なる蓄電池ユニットを表す。参照記号NMは、全ての蓄電池ユニットに共通しかつカプラとして作用する磁気コアをラベリングしたものである。コアNM上には、個々の蓄電池ユニットに関連づけられる複数の巻線W、W、…、W、…が作られている。より正確には、これらの巻線は二重巻線であって、各々が中点Pを伴う2つの終端接点PおよびPを有する。各巻線の中点Pは、対応する蓄電池ユニットのプラス端子(陰極)へ接続され、2つの終端接点PおよびPは、ハーフブリッジ型インバータを形成する個々のトランジスタT、Tを介してそのマイナス端子(陽極)へ接続される。様々なユニットのトランジスタTは同期的に制御され、トランジスタTもまた相補式に同様である。磁気コアNM内に誘導される磁束は、それがトランジスタTが非導電性である間に導電性であるトランジスタTであるか、またはその逆であるかに依存して符号を変えることは理解され得る。TおよびTの交互的切換を起動することにより、バッテリ素子の充電用電圧の所謂「自然な」平衡化が達成され、即ち、より大きい電荷を有する素子が磁気コアNMを介してより小さい電荷を有する素子へエネルギーを送出する。
図3が示す平衡化システムの主たる欠点は、具体的には、各バッテリ素子(蓄電池、蓄電池ユニットまたはモジュール)を平衡させるために中点を有する二重巻線が用いられることに起因して、その嵩にある。別の欠点は、システムが蓄電池ユニットの故障に対処できないことにある。
直列結合の太陽電池における平衡化または補償の問題は、具体的には、T.Shimizuらによる非特許文献2から既知である。この論文は、磁気カプラの使用および集中型平衡化の実行を基礎とする第1の回路を提案している。この回路は、サイズが比較的大きい。またこの論文は、制御が比較的複雑である多段チョッパ回路を基礎とする第2の平衡化回路を開示している。
T.MishimaおよびT.Ohnishiによる非特許文献3は、電気エネルギーの容量性蓄積を利用する、太陽電池の直列結合のための代替的平衡化回路について記述している。この回路は、キャパシタンスが比較的高いキャパシタの幾つかのバンクを用いることに依存することから、制御が複雑であると同時に嵩高い。
米国特許第6150795号明細書 米国特許第6873134号明細書
N.KutkutおよびD.Divan著、「Dynamic equalization techniques for series battery stacks」, 18th International Telecommunication Energy Conference, 1996年 (INTELEC’96), 514−521頁 T.Shimizuら著、「Generation control circuit for photovoltaic modules」, IEEE Transactions on Power Electronics, 第16巻, 第3号, 2001年5月 T.MishimaおよびT.Ohnishi著、「Power compensation system for partially shaded PV array using electric double layer capacitors」, 28th Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society (IECON 02), 2002年11月5−8日, 第4巻, 3262−3267頁 O.Deleage、J.C.Crebier、Y.LembeyeおよびR.Rolland共著、「Conception d’un onduleur CMOS avec commande integree pour micro−convertisseur DC/DC」 [Design of a CMOS inverter with integrated control for a DC/DC microconverter], Colloque EPF’2008, Tours, 2008年7月
本発明の目的は、先行技術による上述の欠点を完全に、または部分的に修復することにある。
本発明によれば、この目的は、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡化するためのシステムによって達成され、本システムは、本システムが、各々がそのインバータの2つのエンドポート間に並列接続される2つのインバータアームによって構成されかつ各インバータアームはそのアームの所謂「中点」を介して直列に接続される2つのスイッチによって構成される複数のフルブリッジ型インバータと、各フルブリッジ型インバータの2つのエンドポートを前記直列結合の個々の素子へ接続するための複数のコネクタと、上に巻き付けられた複数の巻線を有する磁気コアによって形成される磁気カプラであって、前記巻線は各々、前記インバータのうちの個々の1つのインバータのアームの中点へ接続されている磁気カプラとを備えることを特徴とする。
図3のシステムと比較すると、本発明によるシステムは、平衡化されるべき各素子(たとえば、電気化学セル)毎に、二重巻線ではなく単巻線を1つしか持たないという優位点を提供する。実際のところ、システムの受動部分におけるこの単純化がその能動部分の複雑さの増大を伴うことは真実であり、先行技術によるハーフブリッジ型インバータは、2つではなく4つのスイッチ(トランジスタ)を有するフルブリッジ型インバータによって置換される。さらに、本発明のフルブリッジ型インバータの制御はさらに困難であって、何れの所定のアームにおいても2つのスイッチは、対応するバッテリ素子を短絡させることから絶対に同時に閉止されないことを確実にする必要がある。しかしながら、能動素子は、効果的に統合されることが可能である。結果的には、本発明による平衡化システムが特許文献2におけるシステムより著しく単純、安価かつ小型であることが分かる。
本発明の具体的な実施形態によれば、
各インバータのエンドポートに保護スイッチが直列に接続されてもよい。
ある変形例において、電気化学バッテリの前記素子が各々サブ素子の並列結合によって構成される場合、各保護スイッチは、前記サブ素子の各々と対応するインバータのエンドポートとの間に直列に接続されてもよい。
個々のフィルタキャパシタは、対応するインバータの2つのエンドポート間で前記直列結合の各素子と並列に接続されてもよい。
また本システムは、前記インバータを、前記素子を平衡化するようにして制御するための制御手段も含んでもよい。
また本システムは、前記直列結合における各素子の端子間の電圧を測定するための測定手段も含んでもよく、前記制御手段は、2素子間の最大電圧差が第1のしきい値を超えた時点で、かつ前記差が第2のしきい値より下に降下するまで前記インバータを動作させるように構成されている。
前記測定手段は、インバータのスイッチと並列に接続される電流センサを備えてもよく、制御手段は、エネルギーを磁気カプラのコア内に磁気形式で蓄積し、続いて前記電流センサが装着されたインバータを、前記エネルギーを前記センサを介して方向づけられる電流の形式で放電するように制御すべく、各インバータを個別方式で制御するように構成されている。
前記制御手段は、図3に示されているシステムの場合のように「自然平衡化」を実行するために、複数の前記インバータを0.5に略等しい共通デューティ比で同期的に制御するように構成されてもよい。このような状況下で、前記制御手段は、「マスタ」インバータと称される前記インバータのうちの1つを制御するように調整されてもよく、一方で、「スレーブ」インバータと称されるシステムの他のインバータのスイッチは、前記マスタインバータによる動作の結果として個々の巻線の端子に現出する電圧により制御されてもよい。
ある変形例において、前記制御手段は、
基準値より大きい電圧を提供する前記直列結合の1つまたは複数の素子に接続される1つまたは複数のインバータを、磁気カプラのコア内にエネルギーを磁気形式で蓄積するようにして制御すべくハーフサイクルに渡って行動するように、次に、
ハーフサイクルに渡って、より低い電圧を提供する前記直列結合の1つまたは複数の素子へ接続されるインバータを、前記磁気エネルギーを放電するようにして制御するように、
前記直列結合の1つまたは複数の素子からエネルギーが、磁気カプラを介して具体的には1つまたは複数の他の素子内へ注入されるように抽出される「強制平衡化」を実行するために、上述の動作を周期的に反復するように構成されてもよい。
前記制御手段は、前記インバータを、様々なインバータを制御する信号間の調整可能な位相シフトと同期式に制御するように構成されてもよい。
先に説明したように、各インバータは、個々のチップ上へモノリシックに集積されてもよい。また前記チップは各々、パワートランジスタの形式で実装される前記スイッチのための精密制御手段を集積してもよい。効果的には、前記チップはCMOS技術を用いて製造されてもよい。
また本発明は、電気エネルギーを電気化学的に蓄積するための太陽電池または素子の直列結合も提供し、本結合は先に述べたような平衡化システムを装備している。
本発明の他の特徴、詳細および優位点は、例としての添付の図面を参照して行う説明を読めば明らかとなる。
図1は、電気化学バッテリのモジュラ構造を示す。 図2Aは、電気化学エネルギー蓄積素子の直列結合における電圧平衡化の問題を示す。 図2Bは、太陽電池の直列結合における平衡化の必要性を示す。 図2Cは、太陽電池の直列結合における平衡化の必要性を示す。 図3は、先行技術において既知の能動型の平衡化システムを示す。 図4は、本発明の能動型平衡化システムを示す全体図である。 図5Aは、図4のシステムの「自然な」平衡化モードにおける動作を示す。 図5Bは、図4のシステムの「自然な」平衡化モードにおける動作を示す。 図6Aは、図4のシステムの「自然な」平衡化モードにおける動作を示す。 図6Bは、図4のシステムの「自然な」平衡化モードにおける動作を示す。 図7は、図4のシステムによる3つの電気化学セルの充電電位の漸進的平衡化を示す。 図8Aは、図4のシステムの「強制」平衡化モードにおける動作を示す。 図8Bは、図4のシステムの「強制」平衡化モードにおける動作を示す。 図9Aは、各バッテリ素子の端子において電圧測定が如何にして行われるかを示す。 図9Bは、各バッテリ素子の端子において電圧測定が如何にして行われるかを示す。 図10Aは、バッテリ素子またはそのサブ素子が故障しているという状況に対処するための、図10Bとは異なる保護スキームを示す。 図10Bは、バッテリ素子またはそのサブ素子が故障しているという状況に対処するための、図10Aとは異なる保護スキームを示す。 図11は、本発明の能動型平衡化システムに使用される電力チップを示す理論図である。 図12は、パワートランジスタに隣接する制御回路を示す図である。 図13は、インバータの切換コマンドが磁気カプラによって伝達される、本発明の具体的な一実施形態を示す。 図14は、太陽電池の直列結合を平衡化するための本発明によるシステムの使用法を示す。 図15は、太陽電池の直列結合を平衡化するための本発明によるシステムの使用法を示す。 図16は、本発明によるシステムの「混合」制御モードを示す。 図17は、本発明によるシステムの「混合」制御モードを示す。 図18は、本発明によるシステムの「混合」制御モードを示す。
図4に示されているように、本発明の平衡化システムは、各バッテリ素子CA、CA、…、CAを、フルブリッジ型インバータおよび磁気カプラ巻線によって形成されるモジュールと結合させる。
各フルブリッジ型インバータOPC、OPC、…、OPCは、そのエンドポートが個々のコネクタによって対応するバッテリ素子の端子へ接続されている2つのブリッジアームの並列結合によって構成され、各ブリッジアームは、直列する2つのスイッチによって構成される。ここに記述されている実施形態において、ブリッジアームは相補形金属酸化膜オンシリコン(CMOS)技術を用いて製造され、各アーム内の(バッテリ素子のプラス端子へ接続するための)「トップ」スイッチはP型金属酸化物オンシリコン(PMOS)を用いて製造され、一方で対応する(バッテリ素子のマイナス端子へ接続するための)「ボトム」スイッチはn型金属酸化物オンシリコン(NMOS)で製造される。本図において、「Thnm」および「Tbnm」は各々、バッテリ素子番号(m=1からN)に関連づけられるインバータにおけるアーム番号(n=1または2)のトップ(「高」)トランジスタおよびボトムトランジスタを示す。トランジスタ本体のダイオードは、「Dhnm」で参照される。
アームの中点P1i、P2i(但し、「i」はインバータの指数)は、全ての巻線間に磁気カップリングを提供する共通の磁気コアNM上へ巻き付けられる個々の巻線Wへ接続される。磁気コアNMおよび巻線Wは、全てのモジュールを互いに接続する磁気カプラを形成する。
参照記号Lは、カプラの磁化インダクタンスを示す。
個々のキャパシタC、…、Cは、各バッテリ素子と並列に接続される。これらの主たる機能は、トランジスタの切換時に電気的な力(電圧、電流)のチョッピングによって発生される高周波成分を濾波することにある。後にさらに詳述するように、これらは、インバータおよび関連する電子機器への連続的な電力供給を保証する働きもする。
図5Aおよび図5Bは、図4のシステムの「自然な」平衡化状態における動作を示す。このような状態下では、全てのインバータは、騒音公害の発生を回避するために、0.5に等しいデューティ比を有する、かつ好ましくは20キロヘルツ(kHz)より高い周波数、即ち聴力しきい値を上回る周波数を有するパルス幅変調制御信号によって同期的に制御される。
第1のハーフサイクルの間(図5A)は、各インバータの第1のアームにおけるボトムスイッチおよび第2のアームにおけるトップスイッチが閉止され、第2のハーフサイクルの間(図5B)は、第1のアームにおけるトップスイッチおよび第2のアームにおけるボトムスイッチが閉止される。図5Aおよび図5Bが示すバッテリ素子および対応するインバータは2つだけであるが、素子CAはより多く充電される素子であり、一方で素子CAはより低い電圧レベルまで充電される。
より多く充電される素子CAは、巻線Wを介して放電する傾向があって、この巻線を介して流れる電流は磁気コアNM内で変動する磁束を発生し、変動する磁束は次に巻線W内で電流を発生する。図5Aに示されているように、この電流は、Wを介して流れる電流とは反対方向に流れ、かつCAを充電する傾向がある。よって、エネルギー移動は2つの素子CAおよびCA間のインピーダンス、即ち、巻線の直列抵抗、導電状態にある間のトランジスタの抵抗、によって制限される。トランジスタの大きさは、許容されることが望まれる電流平衡化の最大レベルを基礎として決定される。ある変形例では、離散抵抗器を直列に接続することが可能であり、用途毎に離散抵抗器のみを変更して「標準」チップを様々な用途に使用できるようにするという利点がある。
問題は、巻線Wを介して流れる電流の一部が、磁気コアおよび様々な巻線により形成される磁気カプラの磁化インダクタンスLを荷電することにある(この電流は、過密を避けるために図5Aおよび図5Bには示されていない)。このインダクタンスが飽和状態にならないことを保証するためには、端子における平均電圧がゼロであることを保証すべく所定の時間長(数十マイクロ秒)の後に巻線の極性を反転することが必要であり、第1のハーフサイクルの間に閉止されていたスイッチは開放され、かつ開放されていたスイッチは閉止される。電流は、図5Bに示されているように方向を逆転するが、素子CAはCAを犠牲にして充電し続ける。さらに、カプラの磁化インダクタンスLに蓄積されるエネルギーは放出され、再度反対方向の電流形式で蓄積される。
CAに関する先の叙述は、CAの電圧より低い電圧まで充電される全ての素子にも等しく当て嵌まる。
図6Aにおいて、線IWi、IWjおよびILmは各々、2つの巻線W、Wおよび磁化インダクタンスLを介して流れる電流の時間変動(目盛り:ミリ秒(ms))を示す。この図からは、電流振動が漸進的に減衰されていることが分かり、2つの蓄電素子CAおよびCA間に平衡が確立されつつあることが表されている。
図6Bにおいて、線ICAiおよびICAjは、2つのバッテリ素子CAおよびCAを介して流れる電流の経時的変動(目盛り単位:ms)を示す(マイナス符号は放電電流、プラス符号は荷電電流)。これらの電流はゆっくりとゼロへ向かって収束しているが、これもまた、荷電平衡が確立されつつあることを表している。
図7は、3つの蓄電池ユニット、即ち、当初4.1Vに充電されたCA1、当初3.8Vに充電されたCA2および当初3.7Vに充電されたCA3、による自然平衡化を示す。3ユニットの電圧は、7ms未満で約3.85Vという共通の値に収束することが分かる。
「自然」平衡化は、必ずしも全てのバッテリ素子に当て嵌まるものではなく、インバータの部分集合のみを制御して、他の部分集合は、対応するバッテリ素子を平衡化システムから分断するように開放構造のままにすることも可能である。このような状況下では、平衡化は、能動型インバータに関連づけられるバッテリ素子間でのみ発生する。
また動作モードには、エネルギーが磁化インダクタンスLを介する一時的な蓄積によって間接的に伝達される、「強制」と称される場合もある別のモードも存在する。この動作モードでは、動作が2段階で発生する。第1のハーフサイクルでは、1つのインバータ(または、差が数ミリボルト以下である類似の電圧レベルまで充電される素子に関連づけられる複数のインバータ)のみが動作し、一方で他のインバータは不活性でありかつ個々のバッテリ素子を磁気カプラから絶縁する。動作しているインバータは、その過剰な電荷を他の素子へ移動させるために部分的に放電される必要があるバッテリ素子に関連づけられる。インバータの2つのスイッチは、巻線に電流を流せるように閉止される(たとえば、第2のアームのトップスイッチおよび第1のアームのボトムスイッチ)。磁気カプラの他の巻線は開路であることから、この電流は、完全に磁化インダクタンスLを荷電する働きをする。
第2のハーフサイクルにおいて、先に動作していたインバータのスイッチは開放され、一方で、追加的な電荷を受け入れるべきバッテリ素子に関連づけられるインバータは、第1のハーフサイクルの間に磁化インダクタンスに蓄積されたエネルギーを放電できるようにすべく動作する。
図8Aおよび図8Bは詳細線図であって、素子CAから素子CAへ、磁化インダクタンスL内の一時的なエネルギー蓄積を介して進むエネルギーの強制移動を示している。
先に説明したように、第1のハーフサイクル(図8A)では、第1のインバータOPCのスイッチTh11およびTb12のみが閉止され、よって素子CAは部分的に巻線Wを介して放電する。これは、磁化インダクタンスL内に電流ILmを誘導し、この電流は時間に比例して増大する。この第1のハーフサイクルの間、他のインバータの他のスイッチは全て開放されている。したがって、磁気カップリングによってその端子間に現出する電位差(VCA1に等しい)にも関わらず、巻線W、W、…内に電流は流れ得ない。
この後、第2のハーフサイクル(図8B)では、OPCのスイッチTh11およびTb12が開放され、一方でインバータOPCのスイッチTh32およびTb32が閉止される。磁化インダクタンスLを介して流れる電流は線形的に減少し始め、これにより巻線W、W、W、…の端子における電位差が逆転される。スイッチTh32およびTb32が閉止されているとすれば、電流は巻線W内を流れることができ、この電流は、素子CAを荷電する傾向のあることが分かる。したがって、CAに蓄積されるエネルギーの一部は、第1のハーフサイクルの間はLへ移動され、次に、第2のハーフサイクルの間はCAへ移動される。
この後、サイクルは再始動する。
強制平衡化の実装は、自然平衡化より複雑である。さらに、制御が正しく実行されなければ「過剰平衡」に至る、即ち当初充電不足であった素子が過充電になる可能性がある。
その長所はそのフレキシブルさによって表され、これは、エネルギーが所定のバッテリ素子から1つまたは複数の他の素子へ制御されて移動できるようにする。さらに、ある特殊な状況においては、たとえば、放電中に1素子側の弱さを「見込む」ことが望ましければ、(それが他の素子より急速に放電するという事実を補償するために、安全限度を超過することなく、過充電することによる)「過剰平衡」は意図的である可能性もある。
これに対して、強制平衡化は、最も多く充電された素子と最も少なく充電された素子との間の電位差が典型的には約1.4Vを上回って大きすぎれば、動作することができない。インバータは、理想的なスイッチによって構成されるものではなく、個々のアンチパラレル・ボディ・ダイオードを含むパワートランジスタによって構成されることを忘れてはならない。VCA1−VCA3が約1.4V(これらのダイオードの起動電圧の2倍)より大きければ、これらは望ましくない方式で導電性となるが、これは、上述の動作スキームには適合しない。
強制平衡化については、先に、唯一のエネルギードナー素子(CA)および1つのエネルギーレシーバ素子(CA)を含む例を参照して記述している。しかしながら、複数のドナー素子−但し、全てが同じ電圧レベルまで充電されるものとする−および複数のレシーバ素子−異なる電圧レベルまで充電される場合でも−を用いることも可能である。バッテリ内で直列に接続される素子の電圧平衡化は、様々な素子の端子間の電圧測定が(連続的または周期的に)行われることを必要とする。強制平衡化の場合、これが必須であることは明白であり、かつ自然平衡化の場合も事実上不可避である。自然平衡化は、不可避的にエネルギー損失を生じさせ、結果的に、インバータは必要な場合にのみ動作されることが好ましい。具体的には、自然平衡化は、最も多く充電された素子と最も少なく充電された素子との間の電位差が第1のしきい値を超えると起動され、この差が第2のしきい値(第1のしきい値より少ない:ヒステリシス)より下がると平衡化は停止される。
先行技術では、これらの測定が、バッテリ素子毎の個々の電圧センサを用いて実行される。このソリューションは、システムの複雑さおよびコストを高める。また、異なるセンサを用いることによって結果的に生じる測定誤差にばらつきがあるという問題も存在する。
平衡化手段としてフルブリッジ型インバータを使用すれば、これらの欠点を軽減することができる。図9Aおよび図9Bに示されているように、バッテリの任意の素子上の電圧を測定するためには、インバータのうちの1つに、そのスイッチのうちの1つと並列に接続される電流センサCCを装備することで足りる。図示されている例において、このスイッチはスイッチTbN2であり、即ち、そのマイナス端子が接地されているユニットCA(バッテリの「ボトム」ユニット)に関連づけられる、N番目のインバータの第2のアーム内のボトムスイッチである。仮に、ユニットCAの充電電圧の測定が希望されているものとする。これを行うために(図9A)、このユニットに関連づけられるインバータのスイッチThi2およびTbi1は閉止され、よって電流Iがインバータを介して流れ、磁化インダクタンスLを荷電する(システムの他のスイッチは全て開放されている)。このインダクタンスに蓄積されるエネルギーの量は、CAの端子間の電圧に依存する。この後、N番目のスイッチTbN1が閉じられる間、スイッチThi2およびTbi1は閉止される。図9Bに示されているように、磁化インダクタンスL内に蓄積されたエネルギーはこれでスイッチおよび電流センサCCを介して放電される。センサによって測定される電流は、磁化インダクタンスにより蓄積されるエネルギーに比例し、延てはCAの端子間の電圧に比例する。この動作は、全てのユニット(CAを含む)に関して反復され、全ての測定が同一センサによって実行されることから、ユニット間の充電レベルの差は遙かに信頼性が高く決定される。さらに、専ら測定値を得ることに専念される唯一のコンポーネントはセンサCCであって、これは、対応するインバータへの容易な組込みが可能である。
この技術の欠点は、測定が同時的ではなく、順次的に実行されることにある。しかしながら、個々の測定に要する時間は数マイクロ秒であることから、検討中の用途において容認できないわけではない。
本発明のシステムを制御するモードとしては、「混合」モードと称される場合もある第3のモードが存在する。この制御モードは、唯一、様々なインバータを制御する信号間に可変位相オフセットが導入されることにおいて自然平衡化と異なる。自然平衡化の場合、エネルギー移動は主として、誘導蓄積なしにカプラを介して直に発生し、強制平衡化の場合、エネルギーは本質的に、カプラの磁化インダクタンスを介して移動される。混合平衡化でも、やはりユニット間の直接的なエネルギー移動が用いられるが、その大きさおよびその方向は、カプラと直列である漏れインダクタンスを考慮して調整されることが可能である。この調整は、様々なインバータを制御する信号間に位相シフトを導入することによって達成される。図16は、直列する漏れインダクタンスLを有する理想的なカプラであるとして表現されるカプラを介する、2つのユニットCAおよびCAのカップリングを示している。
図17は、図16に示す回路の様々なトランジスタの制御信号、即ち、Chi1(トランジスタThi1)、Chi2(トランジスタThi2)、Cbi1(トランジスタTbi1)、Cbi2(トランジスタTbi2)、Chj1(トランジスタThj1)、Chj2(トランジスタThj2)、Cbj1(トランジスタTbj1)、Cbj2(トランジスタTbj2)を示している。βTは位相シフトであることが分かる。但し、0<β<0.5であり、かつTは制御サイクルの持続時間である。デューティ比は、0.5に等しい。
図18は、(放電されるべき素子に対応する)一次巻線上の電圧V、(充電されるべき素子に対応する)二次巻線上の電圧Vおよび漏れインダクタンス内の電流Iを示す。
2ユニット間の電力の流れの大きさおよび方向は、位相シフトβを修正することによって調整することが可能である。
理論解析は、入力電圧と出力電圧との関係性をβの関数として、次式、

のように規定し、かつ下記のような出力電力も規定する。
様々な段階間の位相シフトが一度、かつ永久的に設定されれば、平衡化モードは再び厳密な自然モードになる。このような状況下であっても、位相シフトβ≠0(一定の位相シフト)の使用は、漏れインダクタンスの損失を低減するために、具体的には、高周波数(100kHz以上)での制御に際して役に立つ可能性がある。
平衡化モードが何であれ、バッテリ素子が故障することはあり、このような状況下ではその電位が下がったままであって、このような素子に注入される電流は何れも充電の機能を果たすことなく放散される。電圧平衡化、具体的には「自然」(または「混合」)平衡化の存在下でのこのような故障は破滅的である可能性があり、故障した素子は、平衡化によって利用可能にされる全てのエネルギーを吸収する。したがって、故障した場合に素子を絶縁するための手段を提供することが必要である。
図10Aは、スイッチTpi(NMOSトランジスタ)が各インバータのエンドポートと直列に接続される第1の絶縁スキームを示している。このスイッチの開放は、ユニットCAを磁気カプラから絶縁する働きをする。
図10Bのスキームでは、バッテリ素子(ユニット)は並列に接続される複数のサブ素子(蓄電池)、CA 、CA 、CA 、によって構成され、これらは各々、個々の保護スイッチ、Tpi 、Tpi 、Tpi と直列に接続される。この方法では、単一の蓄電池の故障がユニット全体の損失を引き起こすことはない。
保護スイッチは、効果的にはN型トランジスタであり、これは、導電状態における抵抗がより低いことに起因してP型トランジスタよりも好ましい。
先に述べたように、本発明のシステムの(トランジスタにより構成される)能動部分は、限定数のチップ内に集積されてもよい。従来的なCMOS技術が使用されれば、各インバータは、その制御用電子機器および関連の保護スイッチと共にモノリシックに集積されてもよい。基準電圧はインバータ毎に異なることから、複数のインバータにモノリシックな集積を用いることが所望されれば、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)タイプの技術に頼る必要がある。
O.Deleage、J.C.Crebier、Y.LembeyeおよびR.Rolland共著の非特許文献4は、CMOS技術を用いてモノリシックに集積されかつ本発明の実装に適するフルブリッジ型インバータについて記述している。この論文で説明されているように、CMOSブリッジのアームの切換は、電力アプリケーションにおいて極めて重要である。切換中になんら予防策が講じられなければ、双方のパワーMOSFETが同時に導電性となり、接続先であるバッテリ素子を短絡させる。この問題を回避するためには、第1に、パワートランジスタのスイッチング速度を高めること、第2に、切換する時刻をオフセットすることが必要である。これは、インバータと同じチップ上へ組み込まれ得る精密制御回路を用いて達成される。
図11は、このようなチップの原理の回路図を示す。チップのコアは、インバータの2つのブリッジアームを形成する4つのパワートランジスタ、Th1、Th2、Tb1およびTb2によって構成される。先に説明したように、各ブリッジアームは、図12に示されている構造の精密制御回路CR1、CR2に関連づけられる。トランジスタT−T11は、制御信号vの3段増幅を形成し、これらのトランジスタは、電力素子への接近時点で増大する大きさであり、かつこれらの特性は、スイッチング損失と占有するシリコン面積との間に最良の譲歩をもたらすように決定される。トランジスタT12−T17は制御シフト回路を形成し、T18の導電状態における抵抗はT20の抵抗より遙かに(たとえば、10倍)大きく、同様に、T19の導電状態における抵抗はT17の抵抗より遙かに大きい。このような状態下では、vが低値から高値へ切り換わると、vはvより急速に追随し、結果的に、ブリッジアームのトップスイッチを構成するPMOSトランジスタは、ボトムスイッチを形成するNMOSトランジスタが導電を開始する前に導電を終える。逆に、vが低値に戻ると、vはvより迅速に追随し、結果的に、NMOSトランジスタは、PMOSトランジスタが導電を開始する前に導電を終える。これは、各切換における所定量の「不感時間」を保証し、この間、ブリッジアーム内のトランジスタはどれも導電しない。
また電位スイッチTにも、遙かに単純である精密制御回路CTPが装備される。
ブロックMRCは、制御または構成信号を受信するためのモジュールを構成し、外部制御モジュールMCから「高レベル」制御信号を受信してこれらを回路CTP、CR1、CR2を駆動するための信号に変換する。制御モジュールMCが、(バッテリ素子の直列結合におけるその位置の関数としての)基準電位を異にする複数のチップを駆動する必要がある、という事実は考慮されなければならない。したがって、モジュールMRCは、従来のレベルシフタまたは光カプラの形式で実装されてもよい。
全体として、チップは、それが管理するバッテリ素子CAによって給電され、キャパシタCが(そのフィルタリング機能に加えて)前記電力供給の連続性を保証する。図11において、太線は電力を伝達する導線を表し、一方で細線は信号のみを伝達する導線を表す。
制御モジュールMCは、専用チップの形式で製造されてもよく、またはインバータを形成するチップのうちの1つと共に集積されてもよい。
ある特に効果的な実施形態では、単一のインバータ(「マスタインバータ」)が制御モジュールによって直に駆動され、他のインバータ(「スレーブ」)は、磁気カプラを介して電力移動に使用されるスイッチングコマンドを受信する。この原理は図13に示されているが、図13からは、「スレーブ」インバータの第1のアームのトランジスタTh1、Tb1のグリッドが巻線Wの第1の端子へ接続され、第2のアームのトランジスタTh2、Tb2のグリッドが同じ巻線Wの第2の端子へ接続されることが分かる。
本システムの「マスタ」インバータは、スレーブインバータの巻線Wの第2の端子が陽電位に存在するようにして駆動されるものとされている(本図において、陽電位は点で表されている)。陽電位は、Th1およびTb1のグリッドへ伝達される。必然的に、Th1は導電性になるのに対して、Tb1は導電しない。同様に、インバータの第1の端子における負電位は、導電しないTh2のグリッドへ、かつ導電するTb2のグリッドへ印加される。本図において、導電しているトランジスタは円で囲まれている。したがって、「スレーブ」インバータは、「マスタ」インバータと同じ構造である。
「マスタ」インバータが切換する際は、短い遅延の後に「スレーブ」インバータが追随する。
「スレーブ」インバータは、本質的に同期整流器のように行動することが観察され得る。
この実施形態は、専用の制御伝達回路の必要性を排除することにおいて効果的である。しかしながら、これは、自然または混合状態においてしか動作することができない。
図13は単純化された図でしかなく、実際には、パワートランジスタのグリッドは個々の精密制御回路を介してのみ巻線Wの端子へ接続されるが、その理由は先に述べた通りであることは理解されるべきである。
上述の説明は、蓄電池または蓄電池ユニットの直列結合における電圧の平衡化のみに関連している。図14は、各々が並列接続されるキャパシタC、…、Cを提示する太陽電池PV、…、PVの直列接続に関連づけられる本発明の平衡化システムを示している。より一般的には、素子PV、…、PVは、個々の太陽電池であっても、このような電池の直列および/または並列結合であってもよい。この限定において、これらは、大規模な太陽光発電システムにおける太陽電池パネルであってもよい。
図2Bの例の場合のように、MPPTモジュールは、セル内を流れる電流の値IOPTIを、発生される電力を最大化するように設定する。セルPVは陰になっている、または故障していて、その電圧−電流特性は図2Cの曲線CIV2に対応することが想定されている。
フルブリッジ型インバータOPCおよびOPC−OPCは、エネルギーをインバータOPCへ移動させるために「自然」モードで動作するが、このインバータは、電流ΔIを送出する日陰の、または故障したセルPVを「サポート」している。したがって、このセルは、このセルがその端子において電圧V<VOPTIを有する発電機として作用できるようにする電流、
=IOPTI−ΔIを送出するだけでよい。この方法では、平衡化が理想的な効率で実行されるという想定において、N個全てのセルにより発生される電力は、
[(N−1)VOPTI・IOPTI]+V・(I−ΔI)によって与えられる。言い替えれば、故障した、または日陰のセルの存在はもはや他のセルのパフォーマンスに影響せず、他のセルはその最大電力VOPTI・IOPTIを送出し続けることができる。
電気エネルギー蓄電素子の電圧を平衡化する場合と同様に、発電素子PV−PVは、自然平衡化ではなく「強制」平衡化によって平衡されてもよい。
また、図9Aおよび図9Bを参照して先に述べた電圧測定方法は、電気エネルギー発生素子の直列結合に適用することも可能である。素子PV−PVの端子間の電位差は、自然平衡化の実行をいつ開始する必要があるか、または強制平衡化をいつ実装する必要があるかを決定するために測定されることが可能である。
故障が過酷である場合、セルPVは開回路のように行動してもよい。平衡化回路が存在しなければ、太陽電池の全体的結合は使用不可になると思われる。図15に示されているように、本発明の平衡化回路は単に存在するだけで、それが不活性状態の間であっても、このような全体的な電力損失を回避することを可能にし、インバータOPC内のトランジスタのボディダイオードDh21、Db21、Dh22、Db22が故障セルの迂回経路を提供する。したがって、発生される電力の損失は、
ΔP=−(VOPTI・IOPTI)−(2V・IOPTI)に制限される。但し、Vは、直列接続された2つのボディダイオードの各々の端子間の電圧降下である。この電力損失は、各インバータのポート間に接続されるダイオードD(図中の破線で示される)を提供することによって大幅に低減されることが可能である。このダイオードも、同様に集積されてもよい。
また、1つまたは複数の素子PV−PVが短絡される状況に対処するためには、図10Aおよび図10BにおけるトランジスタTpiおよびTpi 、Tpi 、Tpi 等の絶縁スイッチを用いることも有益である。
CA 、CA 、CA バッテリ素子
OPC 、OPC 、OPC フルブリッジ型インバータ
hnm トップトランジスタ
bnm ボトムトランジスタ
hnm ダイオード
NM 磁気コア
巻線
、C キャパシタ
CC 電流センサ
CR1、CR2、CTP 精密制御回路
MC 外部制御モジュール
PV 、PV 、PV 太陽電池

Claims (18)

  1. 電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡化するためのシステムであって、前記システムは、
    複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )であって、その各々は前記インバータの2つのエンドポート間に並列に接続される2つのインバータアームによって構成され、各インバータアームは、前記アームの所謂「中点」(P 11 、P 12 )を介して直列に接続される2つのスイッチ(T h1 、T b1 ;T h2 、T b2 )によって構成される、複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )と、
    各フルブリッジ型インバータの前記2つのエンドポートを前記直列結合の個々の素子(CA 、CA 、CA 、PV 、PV 、PV )へ接続するための複数のコネクタと、
    上に巻かれた複数の巻線(W 、W 、W )を有する磁気コアによって形成される磁気カプラ(NM)であって、前記巻線は各々、前記インバータの個々の1つのアームの中点へ接続される磁気カプラ(NM)と、を備え、
    保護スイッチ(Tpi)は各インバータのエンドポートと直列に接続される、平衡化システム。
  2. 電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡化するためのシステムであって、前記システムは、
    複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )であって、その各々は前記インバータの2つのエンドポート間に並列に接続される2つのインバータアームによって構成され、各インバータアームは、前記アームの所謂「中点」(P 11 、P 12 )を介して直列に接続される2つのスイッチ(T h1 、T b1 ;T h2 、T b2 )によって構成される、複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )と、
    各フルブリッジ型インバータの前記2つのエンドポートを前記直列結合の個々の素子(CA 、CA 、CA 、PV 、PV 、PV )へ接続するための複数のコネクタと、
    上に巻かれた複数の巻線(W 、W 、W )を有する磁気コアによって形成される磁気カプラ(NM)であって、前記巻線は各々、前記インバータの個々の1つのアームの中点へ接続される磁気カプラ(NM)と、を備え、
    前記直列結合の前記素子の各々はサブ素子の並列結合によって構成され、各保護スイッチ(Tpi 、Tpi 、Tpi )は前記サブ素子の各々と対応するインバータのエンドポートとの間に直列に接続される、平衡化システム。
  3. 個々のフィルタキャパシタ(C、C、C)は、対応するインバータの2つのエンドポート間で前記直列結合の各素子と並列に接続される、請求項1または2に記載の平衡化システム。
  4. 前記素子を平衡化すべく前記インバータを制御するための制御信号を発生するための制御手段(MC)も含む、請求項1から請求項のいずれかに記載の平衡化システム。
  5. 前記直列結合における各素子の端子間の電圧を測定するための測定手段(CC)も含み、前記制御手段は、2素子間の最大電圧差が第1のしきい値を超えた時点で、かつ前記差が第2のしきい値より下に降下するまで前記インバータを動作させるように構成されている、請求項に記載の平衡化システム。
  6. 電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡化するためのシステムであって、前記システムは、
    複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )であって、その各々は前記インバータの2つのエンドポート間に並列に接続される2つのインバータアームによって構成され、各インバータアームは、前記アームの所謂「中点」(P 11 、P 12 )を介して直列に接続される2つのスイッチ(T h1 、T b1 ;T h2 、T b2 )によって構成される、複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )と、
    各フルブリッジ型インバータの前記2つのエンドポートを前記直列結合の個々の素子(CA 、CA 、CA 、PV 、PV 、PV )へ接続するための複数のコネクタと、
    上に巻かれた複数の巻線(W 、W 、W )を有する磁気コアによって形成される磁気カプラ(NM)であって、前記巻線は各々、前記インバータの個々の1つのアームの中点へ接続される磁気カプラ(NM)と、を備え、
    前記素子を平衡化すべく前記インバータを制御するための制御信号を発生するための制御手段(MC)も含み、
    前記直列結合における各素子の端子間の電圧を測定するための測定手段(CC)も含み、前記制御手段は、2素子間の最大電圧差が第1のしきい値を超えた時点で、かつ前記差が第2のしきい値より下に降下するまで前記インバータを動作させるように構成されている、平衡化システム。
  7. 前記測定手段は、インバータのスイッチと並列に接続される電流センサ(CC)を備え、前記制御手段は、エネルギーを前記磁気カプラのコア内に磁気形式で蓄積し、続いて前記電流センサが装着されたインバータを、前記エネルギーを前記センサを介して方向づけられる電流の形式で放電するように制御すべく、各インバータを個別方式で制御するように構成されている、請求項5または6に記載の平衡化システム。
  8. 前記制御手段は、前記複数のインバータを同期式に、0.5に等しい共通デューティ比で制御するように構成される、請求項から請求項7のいずれかに記載の平衡化システム。
  9. 前記制御手段は、「マスタ」インバータと称される、前記インバータのうちの1つを制御するように構成され、かつ、
    「スレーブ」インバータと称される前記システムの他のインバータのスイッチは、前記マスタインバータの動作の結果として個々の巻線の端子に現出する電圧により制御される、請求項8に記載の平衡化システム。
  10. 前記制御手段は、前記インバータを、様々なインバータを制御する信号間の調整可能な位相シフトと同期式に制御するように構成される、請求項8または請求項9に記載の平衡化システム。
  11. 前記制御手段は、
    前記直列結合の1つまたは複数の素子へ接続される、基準値より大きい電圧を提示する1つまたは複数のインバータを、エネルギーを前記磁気カプラのコア内へ磁気形式で蓄積するようにして制御すべく1つのハーフサイクルに渡って作用するように、続いて、
    ハーフサイクルに渡って、前記直列結合の1つまたは複数の素子へ接続される、より低い電圧を提示するインバータを、前記磁気エネルギーを放出するような方式で制御するように、
    上述の動作を周期的に反復するように構成される、請求項から請求項7のいずれかに記載の平衡化システム。
  12. 各インバータは、個々のチップ上へモノリシックに集積される、請求項1から請求項11のいずれかに記載の平衡化システム。
  13. 電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡化するためのシステムであって、前記システムは、
    複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )であって、その各々は前記インバータの2つのエンドポート間に並列に接続される2つのインバータアームによって構成され、各インバータアームは、前記アームの所謂「中点」(P 11 、P 12 )を介して直列に接続される2つのスイッチ(T h1 、T b1 ;T h2 、T b2 )によって構成される、複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )と、
    各フルブリッジ型インバータの前記2つのエンドポートを前記直列結合の個々の素子(CA 、CA 、CA 、PV 、PV 、PV )へ接続するための複数のコネクタと、
    上に巻かれた複数の巻線(W 、W 、W )を有する磁気コアによって形成される磁気カプラ(NM)であって、前記巻線は各々、前記インバータの個々の1つのアームの中点へ接続される磁気カプラ(NM)と、を備え、
    各インバータは、個々のチップ上へモノリシックに集積される、平衡化システム。
  14. 前記チップは各々、パワートランジスタの形式で実装される前記スイッチのための精密制御手段(CR1、CR2、CTP)も集積する、請求項12または13に記載の平衡化システム。
  15. 前記チップはCMOS技術を用いて製造される、請求項12から請求項14のいずれかに記載の平衡化システム。
  16. 電気エネルギーを電気化学的に蓄積しかつ請求項1から請求項15のいずれかに記載の電圧平衡化システムを包含するための素子(CA、CA、CA)の直列結合。
  17. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の平衡化システムを含む太陽電池(PV、PV、PV)の直列結合。
  18. 電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積するための素子の直列結合を平衡化するためのシステムであって、前記システムは、
    複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )であって、その各々は前記インバータの2つのエンドポート間に並列に接続される2つのインバータアームによって構成され、各インバータアームは、前記アームの所謂「中点」(P 11 、P 12 )を介して直列に接続される2つのスイッチ(T h1 、T b1 ;T h2 、T b2 )によって構成される、複数のフルブリッジ型インバータ(OPC 、OPC 、OPC )と、
    各フルブリッジ型インバータの前記2つのエンドポートを前記直列結合の個々の素子(CA 、CA 、CA 、PV 、PV 、PV )へ接続するための複数のコネクタと、
    上に巻かれた複数の巻線(W 、W 、W )を有する磁気コアによって形成される磁気カプラ(NM)であって、前記巻線は各々、前記インバータの個々の1つのアームの中点へ接続される磁気カプラ(NM)と、を備える平衡化システムを含む太陽電池(PV1、PV2、PVN)の直列結合。
JP2012553366A 2010-02-17 2011-02-14 電気エネルギーを発生または蓄積する素子の直列結合を磁気カップリングにより平衡させるためのシステム Expired - Fee Related JP5795776B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1000671A FR2956529B1 (fr) 2010-02-17 2010-02-17 Systeme d'equilibrage par couplage magnetique d'une association serie d'elements de generation ou de stockage d'energie electrique
FR1000671 2010-02-17
PCT/FR2011/000087 WO2011101555A1 (fr) 2010-02-17 2011-02-14 Systeme d'equilibrage par couplage magnetique d'une association serie d'elements de generation ou de stockage d'energie electrique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013520151A JP2013520151A (ja) 2013-05-30
JP5795776B2 true JP5795776B2 (ja) 2015-10-14

Family

ID=43242329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012553366A Expired - Fee Related JP5795776B2 (ja) 2010-02-17 2011-02-14 電気エネルギーを発生または蓄積する素子の直列結合を磁気カップリングにより平衡させるためのシステム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9478980B2 (ja)
EP (1) EP2537228A1 (ja)
JP (1) JP5795776B2 (ja)
CA (1) CA2789460A1 (ja)
FR (1) FR2956529B1 (ja)
WO (1) WO2011101555A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083058A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力供給システムの蓄電池電力供給源監視装置
RU2546978C2 (ru) * 2013-06-27 2015-04-10 Общество с ограниченной ответственностью "ЭнСол Технологии" Аккумуляторная батарея и система управления аккумуляторной батареей
US9601940B2 (en) 2013-08-06 2017-03-21 Analog Devices, Inc. Battery pack with locally controlled disconnect safeguards
CN104426175A (zh) * 2013-08-27 2015-03-18 通用电气公司 电池管理系统和方法
KR101680189B1 (ko) 2013-09-24 2016-11-28 주식회사 엘지화학 배터리 관리 시스템
DE102013221830A1 (de) * 2013-10-28 2015-04-30 Robert Bosch Gmbh Ladeschaltung für eine Energiespeichereinrichtung und Verfahren zum Laden einer Energiespeichereinrichtung
JP2015108932A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 国立研究開発法人産業技術総合研究所 太陽電池の電力配分回路
JP6256915B2 (ja) * 2014-02-20 2018-01-10 国立研究開発法人産業技術総合研究所 太陽電池の電力配分回路
JP2015219675A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 国立研究開発法人産業技術総合研究所 太陽電池の電力配分回路
WO2016011119A1 (en) * 2014-07-17 2016-01-21 Balanstring Technology, Llc Balancing series-connected electrical energy units
US20160049883A1 (en) * 2014-08-14 2016-02-18 Google Inc. Power-Balancing Circuits for Stacked Topologies
JP2016197354A (ja) * 2015-04-05 2016-11-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 太陽電池の電力配分回路
JP2016201053A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 国立研究開発法人産業技術総合研究所 太陽電池の電力配分回路
US9812867B2 (en) * 2015-06-12 2017-11-07 Black Night Enterprises, Inc. Capacitor enhanced multi-element photovoltaic cell
CN106253381B (zh) * 2016-08-10 2019-05-07 渤海大学 超级电容串联模组均压电路及均压方法
EP3571753B1 (en) * 2017-01-23 2024-04-24 Rafael Advanced Defense Systems Ltd. System for balancing a series of cells
KR102202613B1 (ko) * 2017-09-27 2021-01-12 주식회사 엘지화학 배터리 모듈 균등화 장치, 이를 포함하는 배터리 팩 및 자동차
DE102019003373B4 (de) * 2019-05-14 2023-08-10 Infineon Technologies Austria Ag Leistungshalbleitervorrichtung mit integrierter Strommessung und Leistungsmodul diese aufweisend und Verfahren zum Messen eines Stroms darin
GB2584424B (en) * 2019-05-28 2021-07-28 Gupta Sanjay An apparatus and method for charging a battery pack, and decoupling the charging voltage from the battery pack voltage
CN115833404A (zh) * 2021-09-17 2023-03-21 华为数字能源技术有限公司 一种储能系统、不间断电源及电池均衡的方法
EP4358348A1 (en) * 2022-10-20 2024-04-24 Siemens Gamesa Renewable Energy Innovation & Technology S.L. System for balancing battery modules

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3439506B2 (ja) * 1992-11-24 2003-08-25 セイコーインスツルメンツ株式会社 充放電制御回路と充電式電源装置
DE4422409C2 (de) * 1994-06-29 1996-07-11 Fraunhofer Ges Forschung Vorrichtung zum Ladungsaustausch zwischen einer Vielzahl von in Reihe geschalteten Energiespeichern oder -wandlern
US5642275A (en) * 1995-09-14 1997-06-24 Lockheed Martin Energy System, Inc. Multilevel cascade voltage source inverter with seperate DC sources
JP3511927B2 (ja) * 1999-01-18 2004-03-29 株式会社日立製作所 電力蓄積手段の充放電装置
US6150795A (en) 1999-11-05 2000-11-21 Power Designers, Llc Modular battery charge equalizers and method of control
JP2001339865A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Hitachi Ltd セル電圧均等化装置、セル電圧均等化方法、ハイブリッドカー、及び組電池の生産方法
JP3694256B2 (ja) * 2001-06-29 2005-09-14 Tdk株式会社 スイッチング電源装置及びこれに用いられる制御回路
JP3979594B2 (ja) * 2003-02-03 2007-09-19 富士重工業株式会社 バッテリの電圧検出装置
US6873134B2 (en) * 2003-07-21 2005-03-29 The Boeing Company Autonomous battery cell balancing system with integrated voltage monitoring
JP4747899B2 (ja) * 2006-03-24 2011-08-17 パナソニック株式会社 インバータ制御装置及び圧縮機
JP4400632B2 (ja) * 2007-02-20 2010-01-20 Tdk株式会社 スイッチング電源装置
JP4898899B2 (ja) * 2007-02-22 2012-03-21 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP5104416B2 (ja) * 2008-03-07 2012-12-19 日産自動車株式会社 組電池の異常検出装置
JP5332031B2 (ja) * 2008-03-31 2013-11-06 株式会社小松製作所 トランス結合型昇圧器のスイッチング制御方法
JP5028525B2 (ja) * 2008-07-24 2012-09-19 三菱電機株式会社 電力変換装置
ES2907380T3 (es) * 2008-09-11 2022-04-25 Daihen Corp Circuito de control de inversor y sistema inversor interactivo que comprende dicho circuito de control de inversor
JP2011155722A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Yazaki Corp 充放電装置
JP2011155718A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Yazaki Corp 充放電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013520151A (ja) 2013-05-30
WO2011101555A1 (fr) 2011-08-25
EP2537228A1 (fr) 2012-12-26
FR2956529A1 (fr) 2011-08-19
CA2789460A1 (fr) 2011-08-25
US20140197795A1 (en) 2014-07-17
US9478980B2 (en) 2016-10-25
FR2956529B1 (fr) 2012-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5795776B2 (ja) 電気エネルギーを発生または蓄積する素子の直列結合を磁気カップリングにより平衡させるためのシステム
US20130200849A1 (en) System for managing a series combination of electrical energy generation or storage elements, based on a plurality of voltage inverter legs
US7804276B2 (en) Circuit arrangement and method for transferring electrical charge between accumulators of an accumulator arrangement including a series circuit of accumulators
CN204349781U (zh) 电容器装置以及电压变换器装置
CN102306940B (zh) 主动电荷平衡电路
US8716894B2 (en) Series-parallel reconfigurable cell voltage equalization circuit designed using MOSFET as switches thereof, and driver circuit thereof
EP1107418B1 (en) Magnetically coupled autonomous battery equalization circuit
CN103190056B (zh) 蓄电装置的充电控制方法以及放电控制方法
US6304068B1 (en) Bi-directional switched-capacitor based voltage converter
US10374440B2 (en) System and method for supercapacitor charging and balancing
US20040027092A1 (en) Cell equalizing circuit
KR101456097B1 (ko) 멀티모듈 컨버터의 암 스위치 특성평가 방법 및 장치
US8837170B2 (en) Passive resonant bidirectional converter with galvanic barrier
KR20150024796A (ko) 배터리 관리 시스템 및 방법
US8134847B2 (en) Circuit arrangement and method for converting an alternating voltage into a rectified voltage
JP2004222438A (ja) 電気二重層キャパシタの電圧バランス均等化回路
JP2010098782A (ja) 直列セルの電圧バランス補正回路および蓄電装置
KR101492398B1 (ko) 배터리의 충전량을 변경시키는 충방전 장치
JP2011103416A (ja) 太陽光発電回路およびそれを用いた太陽光発電システム
Reema et al. A novel coupled inductor based active balancing technique for ultracapacitors
Ramaprabha et al. An active battery equalizer for series connected battery applications
JP3728622B2 (ja) 充電装置
US20230375641A1 (en) Short Circuit Detection Apparatus and Control Method for Switched Capacitor Converter
RU2751995C9 (ru) Способ эксплуатации батареи накопителей электрической энергии
RU2751995C1 (ru) Способ эксплуатации батареи накопителей электрической энергии

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140812

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141113

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5795776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees