JP5794824B2 - レンジフードの取付装置 - Google Patents

レンジフードの取付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5794824B2
JP5794824B2 JP2011104735A JP2011104735A JP5794824B2 JP 5794824 B2 JP5794824 B2 JP 5794824B2 JP 2011104735 A JP2011104735 A JP 2011104735A JP 2011104735 A JP2011104735 A JP 2011104735A JP 5794824 B2 JP5794824 B2 JP 5794824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
wall
range hood
hood
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011104735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012237461A (ja
Inventor
直幸 相馬
直幸 相馬
忠広 岡田
忠広 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Industrial Co Ltd
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Priority to JP2011104735A priority Critical patent/JP5794824B2/ja
Publication of JP2012237461A publication Critical patent/JP2012237461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5794824B2 publication Critical patent/JP5794824B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/20Removing cooking fumes
    • F24C15/2071Removing cooking fumes mounting of cooking hood

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、レンジフードの取付装置に係り、特に、木造建築物の壁面、所謂キッチン壁に取り付け設置される壁設置タイプのレンジフードであって、既設のレンジフードから新規のレンジフードに交換するリフォームなどに有効な取付装置に関する。
壁設置タイプのレンジフードには、汚染空気の深い捕集空間を有するブース型(深型)のフード部を備えている形態、浅い捕集空間を有する平型(薄型)のフード部を備えている形態、そして送風装置をフード部内に設置している形態、送風装置をフード部上に設置している形態、などの様々な機種が知られている。
そして、このような様々な機種からなる壁設置タイプのレンジフードのキッチン壁への取り付け設置としては、最も標準的なキャビネット(吊戸棚)が取り付けられるキッチン壁にフード部の背面側を沿わせてキャビネットと並列させて取り付け設置される背面取付タイプ(例えば、特許文献1および特許文献2などを参照)、そして、ダイニングなどの隣室との間仕切りなどによる隔たりをなくしたオープンキッチンのように、キッチン壁にフード部の一側面側を沿わせて取り付け設置される側面取付タイプ(例えば、特許文献3などを参照)、などが一般的に知られている。
ところで、壁設置タイプのレンジフードのキッチン壁への取り付け設置は、取付金具や木ネジなどからなる取付ネジを用いたネジ止めによって行われる。このとき、取付ネジは、壁内部の間柱または貫(柱などの垂直材を貫通させて水平に通される水平材)などの下地材に達するようにねじ込まれる。これにより、レンジフードの荷重などによってキッチン壁が破損するなどのおそれがない十分な強度(保持強度)にてレンジフードをキッチン壁に取り付け保持させることができる。
すなわち、キッチン壁(内壁)に張られている石膏ボードなどの壁構成材へのねじ込みによる取り付けではかなりの重さを有するレンジフードを、板厚が、例えば、10〜12mm程度の内壁板で支え保持しなければならず、壁構成材がレンジフードの重みによって破損するおそれがあり、また、取付ネジが壁構成材から抜け外れてしまうなどのおそれがあるために、壁構成材を貫通させて該壁構成材が釘止めやネジ止めされている壁内部の間柱または貫などの下地材に達するように取付ネジをねじ込むことによって、レンジフードをキッチン壁に十分な強度にて取り付け保持させるようにしている。
特開2005−106426号公報(図1、図5などを参照) 特開2006−234361号公報(図1、図3などを参照) 特開2009−127974号公報(図1、図6などを参照)
レンジフードや加熱調理器などのキッチン設備は、耐用年数などによる故障、損傷などによる交換、新製品の発売などに応じて交換が行われる。
例えば、ビルトインタイプの加熱調理器を新規の物に交換するときには、キッチンカウンタに開口されている既存の設置口をそのまま利用して既設の加熱調理器から新規の加熱調理器に簡単に取り替えることができる。
しかしながら、壁設置タイプのレンジフードの場合では、既設のレンジフードをキッチン壁から取り外し、キッチン壁に残る既設のレンジフードのネジ孔跡をそのまま利用、または、その近傍位置にて新規のレンジフードを十分な強度にてネジ止め設置することができない。
例えば、従来では最も標準的なレンジフードとして使用されていたブース型のレンジフードから近年においてシステムキッチンとのレイアウトなどに合わせて普及し始めた平型のレンジフードへの交換、または、排気装置をフード部内に設置している平型のレンジフードからフード部の上に排気装置を設置している平型のレンジフードへの変換などにおいては、レンジフードのそのものの構成形態が異なることやフード部の厚さ(高さ)が異なるなどによって、レンジフード側に備えられている壁取付部の配設位置がレンジフードの前記した各種の構成形態によって大きく変わる。つまり、キッチン壁への取付位置(ネジ止め位置)が大きく変わる。
そのために、既設のレンジフードを取り外した後にキッチン壁に残るネジ孔跡やその近傍に位置させて、キッチン壁への取付位置が大きく異なる新規のレンジフードをネジ止めすることができない。つまり、新規のレンジフードに備えられている壁取付部の配設位置にてキッチン壁にネジ止めした場合、木ネジなどの取付ネジが壁内部の間柱や貫などの下地材にはねじ込まれずに、キッチン壁(内壁)に張られている石膏ボードなどの内壁板のみへのネジ止めとなって十分な強度にてレンジフードをキッチン壁に取り付けることができない。
そこで、従来では、既設のレンジフードから新規のレンジフードへの交換するリフォーム工事のときに、既設のレンジフードをキッチン壁から取り外した後に、レンジフード設置部分のキッチン壁(構造壁部)に張られている石膏ボードなどの壁構成材を全て取り剥がす。
そして、新規に取り付け設置されるレンジフード側の壁取付部(壁取付孔)の配設位置に対応させて壁内部に、既存の間柱または貫などの下地材を利用して角材などの補強材を新たに取り付けて再度壁構成材を張り直すなどのレンジ設置部分の壁面補強(改善)工事を行うことによって、新規のレンジフードを、壁構成材を貫通して壁内部に新たに増設した補強材に達するようにねじ込まれる取付ネジでキッチン壁にネジ止め保持されるようにして、レンジフードを十分な強度にてキッチン壁に取り付け設置し得るようにしていた。
しかしながら、このような壁面補強工事は、大変面倒で手間が掛るなどの大掛かりな作業となるために、交換設置に時間が掛るばかりか、作業者に対しても大きな負担になっていた。また、設置費用が嵩むなどによる依頼者への費用負担増となるなどの問題があった。
そこで、本発明は、このような問題を解消することを課題に創案されたものである。すなわち、壁設置タイプのレンジフードであって、既設のレンジフードから新規のレンジフードへの交換設置を容易に短時間で可能にすること、また、依頼者への設置費用の負担軽減を図ること、などが本発明の目的である。
前記課題を解決するために、本発明に係るレンジフードの取付装置では少なくとも以下の構成を具備している。
すなわち、レンジフードを壁面に取り付け設置するためのレンジフード交換用の取付装置であって、
前記壁面に沿わせて取り付けられる略平板状を成し、前記壁面の内部の柱間に垂直に様々な間隔で存在する間柱に対応してネジ止めできるように長手方向に壁取付孔を複数備え、かつ、前記レンジフード側に備えられる壁取付部の配設位置に対応させてフード取付部を備えている取付部材と、略横長枠状に形成され、前記壁面の内部の柱間に垂直に様々な間隔で存在する間柱に対応してネジ止めできるように長手方向に壁取付孔を複数備え、かつ、前記レンジフードを取り付ける位置を決めるために前記取付部材より軽量な桟部材と、を備え、前記桟部材と前記取付部材との間に両部材を結合させる結合手段を備え、前記桟部材は結合状態において前記取付部材を保持し、前記壁取付孔は、前記取付部材と前記桟部材が前記壁面に沿って上下方向に配設されたときに、長手方向の配設位置が一致するように、前記取付部材および前記桟部材にそれぞれ配設されていることを特徴とする。
ここで、前記壁取付孔は、壁内部に存在している下地材、例えば、間柱または貫などに達するように取付ネジが挿通されるものであり、また、前記フード取付部は、レンジフード側に備えられている壁取付部を取付装置に取付ネジにてネジ止めするためのネジ孔である。なお、
また、取付装置は、前記壁面の壁内部の下地材間、例えば、柱間に垂直に存在している左右の間柱間、または、柱を貫通させて水平に存在している上下の貫間、のいずれかの一方の間にわたる大きさに少なくとも形成されていることが好適なものとなる。
また、取付装置は、前記壁取付孔および前記フード取付部をそれぞれ備えている略帯板状の第1取付部材と第2取付部材とから構成されていること、そして、前記第1取付部材は、レンジフードの機種によって異なる壁取付部の配設位置にそれぞれ対応させて前記フード取付部を、一辺縁部側と他辺縁部側に備えていること、などの構成を採用することがさらに好適なものとなる。
また、前記桟部材は、前記第2取付部材を保持する構成を採用することがさらに好適なものとなる。
また、前記壁取付孔は、前記第1取付部材、前記第2取付部材および前記桟部材のそれぞれの長手方向に複数配設され、なおかつ、前記第1取付部材、前記第2取付部材および前記桟部材が壁面に沿って上下方向に配置されたときに、前記長手方向の配設位置が一致するように、前記第1取付部材、前記第2取付部材および前記桟部材にそれぞれ配設されている構成を採用することがさらに好適なものとなる。
このような構成によれば、既設のレンジフードをキッチン壁(壁面)から取り外したのち、キッチン壁に沿う略平板状の取付装置に備えられている複数の壁取付孔の中から、キッチン壁に残るネジ孔跡やその近傍に対応する位置の壁取付孔を選択し、当該壁取付孔からキッチン壁に取付ネジをねじ込むことで、取付ネジを壁内部の間柱または貫などの下地材に確実にねじ込んで取付装置をキッチン壁に取り付けることができる。
そして、交換用の新規のレンジフードに備えられている壁取付部(壁取付孔)の配設位置に対応する取付装置のフード取付部(ネジ孔)に取付ネジを用いて壁取付部をネジ止めすることで、新規のレンジフードをキッチン壁に取り付け設置することができる。つまり、壁内部の下地材、例えば、柱間に垂直に存在する間柱に取付装置を介して確実にねじ込み保持させた状態で新規のレンジフードをキッチン壁に取り付け設置することができる。
また、略帯板状を呈する第1取付部材と第2取付部材との2部材から構成されていることで、例えば、汚染空気を吸気する捕集空間の開口部からの高さが高いブース型のレンジフード用、そして、このブース型に比べて捕集空間の開口部からの高さが低い平型のレンジフード用、などのそれぞれの機種毎の壁取付部の配設位置に対応させて第1取付部材と第2取付部材のキッチン壁への取り付け配置の間隔可変によって機種毎に対応させることができる。
このとき、機種毎によって異なる壁取付部の配設位置にそれぞれ対応させて一辺縁部側と他辺縁部側にフード取付部をそれぞれ備えている第1取付部材を用いて、キッチン壁に取り付けるときに、例えば、一辺縁部側と他辺縁部側との上下方向の向きを変えるように第1取付部材を上下反転させるなどによって、機種毎に合わせた汎用性がより高くなる。
また、第2取付部材を保持する桟部材を備えていることで、消防法で定められている加熱調理器からの高さ位置に捕集空間の開口部を合わせるときの最初の位置決めを、第1取付部材や第2取付部材に比べて軽量な桟部材を用いて行うことができる。これにより、桟部材に結合手段(結合爪部と結合孔部)で重ね結合される第2取付部材のキッチン壁への位置決め取り付け、そして、この第2取付部材に位置させて取り付けられる第1取付部材のキッチン壁への位置決め取り付け作業を容易に行うことができる。
また、第1取付部材、第2取付部材および桟部材の長手方向に備えられているキッチン壁への壁取付孔が、当該各部材を壁面に沿わせて上下方向に配したときに長手方向の配置位置が一致するように備えられていることで、例えば、桟部材を前記したように、最初の位置決めとして壁内部の間柱にねじ込み取り付けることで、この桟部材のネジ止め位置に合わせて第2取付部材、第1取付部材を同じ間柱にネジ止め取り付けることができる。つまり、第1取付部材、第2取付部材および桟部材の各部材を壁内部の下地材に対して確実にネジ止め保持させた状態で取付装置をキッチン壁に取り付けて、該取付装置をベースとしてレンジフードをキッチン壁に取り付け設置することができる。
本発明によれば、既設のレンジフードをキッチン壁から取り外したのち、壁内部に間柱や貫などの下地材が存在しているキッチン壁に残るネジ孔跡、または、その近傍を目印にして取付ネジをキッチン壁にねじ込んで取付装置をキッチン壁に取り付けることで、新規のレンジフードを十分な強度にてキッチン壁に取り付け設置することができる。つまり、壁内部の下地材、例えば、間柱に取付装置を介して確実にねじ込み保持させた状態で新規のレンジフードをキッチン壁に十分な強度で取り付け設置させることができる。
これにより、従来技術のように、石膏ボードなどの壁構成材を取り剥がすなどの面倒で手間が掛る大掛かりな壁面補強工事を行うことなく、既設のレンジフードから新規のレンジフードへの交換設置を容易に短時間で行うことができる。加えて、壁面補強工事の不要によって作業者への負担が大幅に軽減されるとともに、依頼者への設置費用の負担軽減を図ることができる。
また、略帯板状を呈する第1取付部材と第2取付部材との2部材から構成されていることで、レンジフードの機種毎の壁取付部の配置位置に対応させた第1取付部材と第2取付部材のキッチン壁への取り付け配置の間隔可変によって機種毎に対応させてキッチン壁への取り付け設置が可能となる。このとき、一辺縁部側と他辺縁部側にフード取付部をそれぞれ備えている第1取付部材を用いることで、機種毎に合わせた汎用性がより高くなる。
すなわち、第1取付部材の一辺縁部側もしくは他辺縁部側のどちらかに集中させて多くの機種のレンジフードの壁取付部の配設位置に対応させてフード取付部(ネジ孔)を設けると、フード取付部が接近して開口されることになり、キッチン壁にレンジフードを取り付けるベースとして強度不足が発生するおそれがあるために、多くの機種に対応させることが難しくなる。そこで、一辺縁部側と他辺縁部側とに分散させてフード取付部を設ける構成を採用することで、強度不足を回避するとともに、第1取付部材を上下反転させるなどによって多くの機種のキッチン壁へ取り付けを可能とする。これにより、対応機種の数を多くしても1ヶ所にフード取付部(ネジ孔)が集中して開口されることを避けることができるため、十分な強度を保ったまま対応機種の数を多くすることが可能となる。
さらに、第1取付部材と第2取付部材との2部材から構成されていることで、レンジフードを取り付けるときに、レンジフードの上部、例えば、送風装置から突出して(飛び出して)しまう取付装置の幅(高さ)を最小限に抑えることが可能となる。
すなわち、第1取付部材と第2取付部材との2部材から構成せずに、1部材で構成すると、対応機種のうち、最も高さがあるレンジフードの高さに合わせて構成することが必要になるが、そのように構成した場合には高さが低いレンジフードを取り付けた際に、レンジフードの上部から取付装置が大きく突出してしまうことになる。このように、レンジフードの上部から取付装置が大きく突出してしまうと、キッチン壁側へのダクト配管を行う場合において、屋外に抜けるダクト配管孔を開口できる範囲が取付装置によってより狭くなってしまうなどの制約を受けることとなり、ダクト配管の自由度が低下して作業効率が低下したり、条件によっては配管が不可能になったりするなどの状況を招くおそれがあるが、取付装置を2部材から構成することで、このような状況の発生を防ぐことができる。
つまり、第1取付部材と第2取付部材(桟部材がある場合には桟部材を含む)をキッチン壁に沿わせて上下方向に隙間なく配したときの2部材(あるいは3部材)の合計高さを、対応機種のうち最も低い高さのレンジフードを取り付けるのに必要最小限の高さに合わせて構成する。そして、より高さの高いレンジフードを取り付ける際には、第1取付部材と第2取付部材の間に隙間を設けてキッチン壁に配することで、高さの高いレンジフードを取付可能とする。したがって、前記のように高さが低いレンジフードを取り付けた際に、レンジフードの上部から取付装置が大きく突出してしまうことを防ぐことができる。
これにより、壁取付部の配設位置が異なるレンジフードの多くの機種に対応させた取付装置を個々に製作準備することなく、多くの機種のレンジフードに対応させたキッチン壁への取り付け設置を可能にすることができる。
また、第2取付部材を結合状態にて保持する桟部材を備え、なおかつ、第1取付部材、第2取付部材および桟部材をキッチン壁に沿わせて上下方向に配したとき、各部材の壁取付孔の配設位置が長手方向に一致するように備えている構成を採用することで、レンジフードをキッチン壁に取り付け設置するときのキッチン壁への高さ位置決めを容易に、しかも、第1取付部材、第2取付部材および桟部材の全ての部材を壁内部の同じ下地材、例えば、間柱に対して確実にネジ止め保持させた状態で取付装置をキッチン壁に取り付けて、該取付装置をベースとしてレンジフードを取り付け設置することができる。
これにより、既設のレンジフードから新規のレンジフードへの交換設置の作業時間をさらに短縮することが期待できる。
本発明の取付装置を適用させてレンジフードの第1の実施形態に係るキッチン壁への取り付け設置状態を示す縦断側面図である。 同設置状態の要部を拡大して示す断面図である。 同レンジフードを示す正面図である。 本発明の取付装置を適用させてレンジフードの第2の実施形態に係るキッチン壁への取り付け設置状態を示す縦断側面図である。 同設置状態の要部を拡大して示す断面図である。 同レンジフードを示す正面図である。 取付装置を構成する第1取付部材を示し、(a)は、正面図である。(b)は、(a)のb−b線における拡大断面図である。 取付装置を構成する第2取付部材を示し、(a)は、正面図である。(b)は、(a)のb−b線における拡大断面図である。 取付装置を構成する桟部材を示し、(a)は、正面図である。(b)は、(a)のb−b線における拡大断面図である。 取付装置をキッチン壁に取り付ける施工例を示す説明図である。 キッチン壁に取り付けられた取付装置にレンジフードを取り付け保持させた状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る取付装置を適用させてキッチン壁Kに取り付け設置される壁設置タイプのレンジフードとしては、キャビネット(図示省略)が取り付けられるキッチン壁に背面側を向けて送風装置の送風機ボックス、フード部をキャビネットと並列させて取り付け設置される背面取付タイプと、オープンキッチンのように、キッチン壁にフード部の一側面側を沿わせて取り付け設置される側面取付タイプを挙げることができる。
本実施形態では、図3および図6にそれぞれ示す2機種の背面取付タイプのレンジフードB,Cを一例に挙げて、取付装置Aを適用させたキッチン壁Kへの取り付け設置について説明する。
≪レンジフードの形態説明≫
まず、レンジフードBについて説明する。
図1は、本発明の取付装置を適用させたレンジフードの第1の実施形態に係るキッチン壁への取り付け設置状態を示す縦断側面図であり、図2は、同設置状態を拡大して示す断面図であり、図3は、同レンジフードを示す正面図である。
レンジフードBは、図1および図3に示すように、平型(薄型)のフード部B1上に送風装置B2を設置してなる構成形態を呈している。
フード部B1は、底面視で略矩形形状の適宜の横幅、例えば、600mm、900mmなどの横幅L1を有し、かつ、適宜の高さ(厚さ)L2を有する略箱型に形成されている。そして、フード部B1は、キッチン壁K側に位置する背面板1に壁取付部である壁取付孔3を備えている。
壁取付孔3は、図2および図3に示すように、背面板1におけるフード部B1の横幅L1方向の略中央と右側との2ヶ所において略ダルマ形状にて配設されて、取付装置Aの後記するフード取付部に取付ネジ4にてネジ止めされる。つまり、フード部B1が取付ネジ4によって取付装置Aに取り付け保持されるように形成されている。
送風装置B2は、図示省略の送風機ファン(遠心ファンや多翼ファンなど)が内設されている送風機ボックスb2を備えている。
送風機ボックスb2は、図3に示すように、フード部B1の横幅L1と略同じ横幅L3で、適宜の高さL4を有する横長形状に形成されて、その長辺一側面側(キッチン壁K側に面する背面側)をフード部B1の背面板1と略面一状に位置させてフード部B1上にネジ止めなどによって取り付け設置されるようになっている。
そして、このように形成されている送風装置B2の送風機ボックスb2上には、壁取付部である壁取付孔5を備えている取付金具6が取り付け配置されている。
取付金具6は、図2および図3に示すように、送風機ボックスb2の横幅L3と略同じ長さを有する側面視で略L字形状に形成されている。
そして、この取付金具6は、送風機ボックスb2上にネジ止めされる水平部6aから垂直に折り曲げ立ち上げた垂直部6bを備えて、この垂直部6bに壁取付部である壁取付孔5を備えている。
壁取付孔5は、図3に示すように、取付金具6の垂直部6bにおける左右両側の2ヶ所に略ダルマ形状にて配設されて、取付装置Aの後記するフード取付部に取付ネジ7にてネジ止めされる。つまり、送風機ボックスb2が取付ネジ7によって取付装置Aに取り付け保持されるように取付金具6の左右両側に配設されている。
つぎに、レンジフードCについて説明する。
図4は、本発明の取付装置を適用させたレンジフードの第2の実施形態に係るキッチン壁への取り付け設置状態を示す縦断側面図であり、図5は、同設置状態を拡大して示す断面図であり、図6は、同レンジフードを示す正面図である。
レンジフードCは、前記詳述のレンジフードBの形態と基本的に同じ、平型(薄型)のフード部C1上に送風装置C2を設置してなる構成形態を呈している。
そして、このレンジフードCは、レンジフードBのフード部B1の横幅L1と略同じ横幅L5を有する略箱型に形成されているフード部C1の高さL6が、レンジフードBのフード部B1の高さL2よりも低く形成されている。
また、レンジフードCは、送風装置C2の送風機ボックスc2の高さL7を、レンジフードBの送風装置B2の送風機ボックスb2の高さL4よりも高く、なおかつ、送風機ボックスc2の横幅L8をフード部C1の横幅L5の略半分程度にしている。
これにより、送風機ボックスc2は、図4および図6に示すように、一側面側(キッチン壁K側に面する背面側)をフード部C1の背面と略面一状に位置させ、なおかつ、フード部C1の横幅L5方向の片側(図6で紙面右側)に位置させてフード部C1上にネジ止めなどによって取り付け設置されるようになっている。
そして、このような構成形態に形成されているレンジフードCは、図4および図6に示すように、フード部C1の横幅L5方向の左右両側と送風機ボックスc2の両側上部に、壁取付部である壁取付孔8,9をそれぞれ備えている取付金具10,11がそれぞれ取り付け配置されている。
取付金具10は、図4および図6に示すように、フード部C1上にネジ止めされる長尺な水平部10aから垂直に折り曲げ立ち上げた短尺な垂直部10bを備えて、この垂直部10bに壁取付孔8を備えている。
壁取付孔8は、取付装置Aの後記するフード取付部に取付ネジ12によってネジ止めされる。つまり、フード部C1が取付ネジ12によって取付装置Aに取り付け保持されるように取付金具10に配設されている。
一方、取付金具11は、平面視で略L字形状に形成されて、その一辺部側を送風機ボックスc2の両側上部にネジ止めされ、他辺部側に壁取付孔9を備えている。
壁取付孔9は、取付装置Aのフード取付部に取付ネジ13によってネジ止めされる。つまり、送風機ボックスc2が取付ネジ13によって取付装置Aに取り付け保持されるよう取付金具11の他辺部側に略ダルマ形状にて配設されている。
つぎに、以上のような構成形態からなるレンジフードB,Cを、既設のレンジフードに換えてキッチン壁Kに取り付けるための本発明の取付装置Aについて説明する。
図7、図8および図9は、本発明の取付装置を構成する第1取付部材、第2取付部材、桟部材をそれぞれ示す正面図および拡大断面図である。ここでは、図1〜図6を適宜参照しながら説明する。
≪取付装置の構成≫
取付装置Aは、既設のレンジフードに換えてキッチン壁Kに取り付け設置されるレンジフードB,Cのベースとして適用されるものであり、鋼板などの適宜の金属板材を用いた折り曲げ加工とスポット溶接などによって略平板状に形成される。
この取付装置Aは、レンジフードB,Cのフード部B1,C1の横幅L1,L5と略同じ長さを有する略横長帯板状にそれぞれ形成される第1取付部材A1および第2取付部材A2、略横長枠状に形成される桟部材A3を備えて構成されている。
≪第1取付部材の構成≫
第1取付部材A1は、送風機ボックスb2,c2の大きさ、形状、そして壁取付孔5,8の配設位置や配設間隔が異なる前記したレンジフードB,Cの送風装置B1,C1を、壁内部の下地材、例えば、図2および図5、後記の図11に示す石膏ボードなどの壁構成材Dが張り付けられる間柱Eにねじ込まれる取付ネジ14をそれぞれ介してネジ止め保持する役目を成すものである。
この第1取付部材A1は、截断加工、折り曲げ加工された2枚の板材を、図7の(b)に示す断面図のように重ね合わせた状態でスポット溶接などによって一体に結合させることで、適宜の幅(高さ)と厚さを有する略横長帯板状に形成される。
そして、第1取付部材A1は、長手方向における一辺縁部側と他辺縁部側に、壁取付孔15を有する壁取付凹部16をそれぞれ備えるとともに、この両壁取付凹部16間における平坦部分にはフード取付部を備えている。
また、第1取付部材A1は、図7に示すように、両壁取付凹部16にそれぞれ位置してフード取付部が配設される2枚の板材の間に、略コの字形状を呈する補強材17を挟持状に内在させることで、フード取付部の配設部分に剛性を付与するようにしている。つまり、フード取付部が配設される部分を二重壁構造とすることで、交換されるレンジフードB,Cを十分な強度にて支え保持し得るようにしている。
壁取付凹部16は、図2および図5に示すように、キッチン壁Kに沿わせる第1取付部材A1の厚さ方向の一側面側(図7の(b)において紙面右側面)を平坦な底部として、レンジフードB,Cが取り付け保持される他側面(図7の(b)において紙面左側面)側に適宜の溝幅にて開口するように第1取付部材A1の長手方向全長にわたって形成される。
壁取付孔15は、図7に示すように、第1取付部材A1の長手方向に等間隔をおいて複数配設される。これにより、既設のレンジフードに換えてレンジフードB,Cをキッチン壁Kに取り付け設置するときに、図2および図5に示すように、壁内部の間柱E(キッチン壁Kに残るネジ孔跡やその近傍を目安)に対応する箇所の壁取付孔15を選択することで、間柱Eから外れることなく、間柱Eに取付ネジ14を確実にねじ込むことができるようにしている。
また、壁取付孔15は、第1取付部材A1の一辺縁部(上辺縁部)側および他辺縁部(下辺縁部)側の両壁取付凹部16にそれぞれ配設されている。そして、一辺縁部側の壁取付孔15と他辺縁部側の壁取付孔15は、互いに長手方向の配設位置が一致するように長手方向に複数配設されている。
≪フード取付部の構成≫
フード取付部は、前記したレンジフードB,Cのように、送風装置B2,C2(送付機ボックスb2,c2)の形状や大きさ、そして送風装置B2,C2のフード部B1,C1上への設置位置などによって送風装置B2,C2に対する配設位置が異なる各壁取付孔5,8の配設位置に対応させて第1取付部材A1の平坦部分にそれぞれ配設されるネジ孔18,19である。
このネジ孔18,19は、図7に示すように、ナット部材(ポップナット)を溶接やカシメなどによって第1取付部材A1の厚さ内に収まるように取り付けられてそれぞれ対を成すように配設されるものである。
そして、このようにして第1取付部材A1に備えられるネジ孔18,19のうち、ネジ孔18は、レンジフードBの送風装置B2に取付金具6を介して備えられている左右両側の壁取付孔5の配設間隔L9をおいて第1取付部材A1の他辺縁部側(図7の(a)の紙面下側)に配設されることで、取付ネジ7によるネジ止めによって送風装置B2が第1取付部材A1に支え保持されるように形成されている。
一方、ネジ孔19は、レンジフードCの送風装置C2に取付金具10を介して備えられている左右両側の壁取付孔8の配設間隔L10をおいて第1取付部材A1の一辺縁部側(図7の(a)の紙面上側)配設されることで、取付ネジ13によるネジ止めによって送風装置C2が第1取付部材A1に支え保持されるように形成されている。
そして、このネジ孔19の第1取付部材A1への配設では、送風装置C2の2ヶ所の壁取付孔8の配設間隔L10をおいて第1取付部材A1の他辺縁部側に配設される2ヶ所のネジ孔19が、図6に示すように、フード部C1上の右側に位置して送風機ボックスc2が設置された場合、そして図示省略のフード部上の左側に位置して送風機ボックスが設置された場合の双方の設置形態に対応し得るように、壁取付孔9の配設間隔L10にて第1取付部材A1の長手方向の一方側(図7の(a)の紙面右側)寄りと、他方側(図7の(a)の紙面左側)寄りにおいてそれぞれ配設されている。
つまり、キッチン壁Kや天井裏などを通して屋外などに配管される図示省略の排気ダクトとの接続に合わせてフード部C1の右側に、または、左側に位置させてフード部C1上に設置される送風機ボックスc2を、第1取付部材A1の長手方向の一方側寄りと、他方側寄りにおいてそれぞれ配設される対を成す2ヶ所のネジ孔19にねじ込まれる取付ネジ13によってネジ止め保持し得るようにしている。
≪第2取付部材の構成≫
第2の取付部材A2は、高さ(厚さ)やキッチン壁Kへの取り付け形態などの違いによって壁取付孔3,8の配設位置が異なるレンジフードB,Cのフード部B1,C1を、壁内部の下地材、例えば、図2および図5、後記の図11に示す石膏ボードなどの壁構成材Dが張り付けられる間柱Eにねじ込まれる取付ネジ14を介してネジ止め保持する役目を成すものである。
この第2取付部材A2は、第1取付部材A1と略同じく、截断加工、折り曲げ加工された2枚の板材を重ね合わせた状態でスポット溶接などによって一体に結合させることで、第1取付部材A1の幅(高さ)よりも幅広の略帯板状に形成される。
そして、第2取付部材A2は、長手方向における一辺縁部側のみに壁取付孔20を有する壁取付凹部21を備えているとともに、他辺縁部側に至る幅方向の平坦部分にフード取付部を備えている。
また、第2取付部材A2は、他辺縁部に桟部材A2と結合させるための結合手段である結合孔部22を備えている。
壁取付凹部21および壁取付孔20は、第1取付部材A1側の壁取付凹部16および壁取付孔15と同じ形態にて第2取付部材A2に形成されて、既設のレンジフードに換えてレンジフードB,Cをキッチン壁Kに取り付け設置するときに、図2および図5に示すように、壁内部の間柱E(キッチン壁Kに残るネジ孔跡やその近傍を目安)に対応する箇所の壁取付孔20を選択することで、間柱Eから外れることなく、間柱Eに取付ネジ14を確実にねじ込むことができるようにしている。
また、壁取付孔20は、第2取付部材A2が、図2および図5に示すように、第1取付部材A1の下側に位置してキッチン壁Kに配されたとき、第1取付部材A1側の壁取付孔15と長手方向の配設位置が一致するように壁取付凹部21に配設されている。
≪フード取付部の構成≫
フード取付部は、第2取付部材A2の平坦部に配設されるネジ孔23,24である。
このネジ孔23,24は、前記したレンジフードBおよびレンジフードCの各壁取付孔3,8の配設位置に対応させて第2取付部材A2の平坦部分にそれぞれ配設される。
つまり、前記したレンジフードBのようにフード部B1の背面板1をキッチン壁Kに取り付ける場合の壁取付孔3と、レンジフードCのように取付金具11を介してフード部C1の上部をキッチン壁Kに取り付ける場合の壁取付孔8の配設位置は異なるため、これらの機種に対応させるために、各壁取付孔3,8に対応させた位置にネジ孔23,24を設けている。
そして、このようにして第2取付部材A2に備えられるネジ孔23、24のうち、ネジ孔23は、レンジフードBのフード部B1の背面板1に配設される両側の壁取付孔3の配設間隔L11をおいて、図8に示すように、第2取付部材A2に配設されることで、取付ネジ4によるネジ止めによってフード部B1が第2取付部材A2に直接支えられて保持されるようにしている。
一方、ネジ孔24は、レンジフードCのフード部C1上に取付金具11を介して備えられている両側の壁取付孔8の配設間隔L12をおいて、図8に示すように、第2取付部材A2に配設されることで、取付ネジ12によるネジ止めによってフード部C1が取付金具10を介して支えられて第2取付部材A2に保持されるように形成されている。
≪結合孔部の構成≫
結合孔部22は、既設のレンジフードが取り外されたキッチン壁Kに取付装置Aを取り付けるとき、まず最初に、キッチン壁Kに沿わせて取り付けられる桟部材A3の後記する結合爪部25との嵌め合わせによって、桟部材A3の上に第2取付部材A2を結合保持させるためのものである。
この結合孔部22は、図8に示すように、第2取付部材A2の他辺縁部に沿わせた長辺方向の両側と中央部位の計3か所に開口されてそれぞれ配設されている。
≪桟部材の構成≫
桟部材A3は、既設のレンジフードに換えてレンジフードB,Cをキッチン壁Kに取り付け設置するとき、フード部B1,C1の捕集空間Mの開口部を、消防法で定められている図示省略の加熱調理器からの高さH位置に合わせるときの最初の位置決めとして(後記の図10参照)、また、重さのある第2取付部材A2をキッチン壁Kに取り付けるときに支えるなどの役目を成すものである。
この桟部材A3は、截断加工、折り曲げ加工などによって、図2および図5に示すように、第1取付部材A1、第2取付部材A2の厚さと略同じ側面視で略縦長のコの字形状に形成されている。そして、桟部材A3は、長手方向における曲げ一辺側に沿わせて壁取付孔26を備えているとともに、曲げ他辺側に第2取付部材A2の他辺縁部側を結合させるための結合手段である結合爪部25を備えている。
壁取付孔26は、第1取付部材A1および第2取付部材A2の壁取付孔15,20と同じ間隔をおいて桟部材A3の長手方向に形成され、かつ、長手方向の配設位置が一致するように長手方向に配設されている。
≪結合爪部の構成≫
結合爪部25は、前記したように、第2取付部材A2の結合孔部22との嵌め合わせによって、第2取付部材A2を桟部材A3の上に結合保持させるためのものである。
この結合爪部25は、図9に示すように、桟部材A3の長手方向における曲げ一辺側における第2取付部材A2の結合孔部22と対応する両側と中央部位の計3ヶ所に上向きに折り曲げられてそれぞれ配設されている。
[作用説明]
つぎに、以上のように構成されている本発明の取付装置Aを適用させたレンジフードB,Cのキッチン壁Kへの取り付け方について簡単に説明する。ここでは、図1〜図3に示す形態からなるレンジフードBを一例に挙げて説明する。
図10は、取付装置をキッチン壁に取り付ける施工例を示す説明図であり、図11は、キッチン壁に取り付けられた取付装置にレンジフードを取り付け保持させた状態を示す説明図である。
既設のレンジフードがキッチン壁Kから取り外されたのち、壁内部に間柱Eが存在しているキッチン壁Kに残るネジ孔跡を目安(目印)にして、図10に示すように、取付ネジ14をキッチン壁Kにねじ込んで取付装置Aの桟部材A3をキッチン壁Kにネジ止めする。このとき、桟部材A3は、消防法で定められている加熱調理器からの高さH位置に合わせてキッチン壁Kに沿わせて取り付け配置される。
つぎに、第2取付部材A2の他辺縁部に備えられている結合孔部22を桟部材A3の結合爪部25と嵌め合わせ結合させるように第2取付部材A2をキッチン壁Kに沿わせ、この状態で、キッチン壁Kにネジ止めされている桟部材A3の壁取付孔26との配設位置が長手方向に一致する(左右方向の同一の位置に設けられている)第2取付部材A2の壁取付孔20から取付ネジ14をキッチン壁Kにねじ込んで第2取付部材A2をキッチン壁Kにネジ止めする。
そして、既設のレンジフードに換えて取り付ける新規のレンジフードBの送風装置B2に取付金具6を介して備えられている壁取付孔5の配設間隔L9にてネジ孔18が配設されている第1取付部材A1の他辺縁部側を上方に向けて第1取付部材A1をキッチン壁Kに沿わせる(この場合、図7の(a)に示す状態の第1取付部材A1を上下に反転させてネジ孔18が配設されている他辺縁部側を上方に向ける)。この状態で、キッチン壁Kにネジ止めされている桟部材A3、第2取付部材A2の壁取付孔26,20と長手方向に一致する第1取付部材A1の壁取付孔15から取付ネジ14をキッチン壁Kにねじ込んで第1取付部材A1をキッチン壁Kにネジ止めする。
これにより、既設のレンジフードが取り外されたキッチン壁Kへの取付装置Aの取り付けが完了し、桟部材A3、第2取付部材A2、第1取付部材A1は、壁内部に存在している間柱Eに達するようにねじ込まれる取付ネジ14によってキッチン壁Kに取り付け保持される。
このようして、取付装置Aをキッチン壁Kに取り付け、交換するレンジフードBのフード部B1の背面板1に備えられている壁取付孔3と送風装置B2の上に取付金具6を介して備えられている壁取付孔5を、第2取付部材A2と第1取付部材A1に備えられているネジ孔23,18に取付ネジ4,7を用いてネジ止めすることで、図1および図2に示すように、取付装置AをベースとするレンジフードBのキッチン壁Kへの取り付け設置が完了する。
以上、本発明の実施形態の具体例を詳細に説明したが、前記詳述の実施形態は例示にすぎなく、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術事項には、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などしたものであっても含まれるものである。
例えば、キッチン壁Kの壁内部に柱を貫通して水平に存在している上下の貫間に取付装置をネジ止め保持させて、既設のレンジフードに換えて新規のレンジフードB,Cをキッチン壁Kに取り付け設置することができる。つまり、取付装置をベースとして新規のレンジフードB,Cをキッチン壁Kに十分な強度にて取り付け設置するために取付ネジ14がねじ込まれる壁内部の下地材としては、前記実施形態詳述の間柱に限らず、水平材である貫などを挙げることができる。
また、取付装置を適用させてキッチン壁Kに取り付け設置されるレンジフードの構成形態としては、図3および図6に示すものに限らず、近年製造販売されている壁設置タイプ全てのレンジフードが対象となるものであり、この場合、取付装置はそれら機種毎に異なる壁取付部に配設位置に対応させたフード取付部であるネジ孔を備えているものである。
A 取付装置
A1 第1取付部材
A2 第2取付部材
A3 桟部材
B,C レンジフード
B1,C1 フード部
B2,C2 送風装置
K キッチン壁(壁面)
E 間柱(下地材)
3,5,8,9 壁取付孔(レンジフード側の壁取付部)
15,20,26 壁取付孔(取付装置側)
18,19,23,24 ネジ孔(フード取付部)
22 結合孔部(結合手段)
25 結合爪部(結合手段)

Claims (7)

  1. レンジフードを壁面に取り付け設置するためのレンジフード交換用の取付装置であって、
    前記壁面に沿わせて取り付けられる略平板状を成し、
    前記壁面の内部の柱間に垂直に様々な間隔で存在する間柱に対応してネジ止めできるように長手方向に壁取付孔を複数備え、かつ、前記レンジフード側に備えられる壁取付部の配設位置に対応させてフード取付部を備えている取付部材と、
    略横長枠状に形成され、前記壁面の内部の柱間に垂直に様々な間隔で存在する間柱に対応してネジ止めできるように長手方向に壁取付孔を複数備え、かつ、前記レンジフードを取り付ける位置を決めるために前記取付部材より軽量な桟部材と、
    を備え、
    前記桟部材と前記取付部材との間に両部材を結合させる結合手段を備え、前記桟部材は結合状態において前記取付部材を保持し、
    前記壁取付孔は、前記取付部材と前記桟部材が前記壁面に沿って上下方向に配設されたときに、長手方向の配設位置が一致するように、前記取付部材および前記桟部材にそれぞれ配設されていることを特徴とするレンジフード交換用のレンジフードの取付装置。
  2. 前記壁面の壁内部の下地材間にわたる大きさに少なくとも形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンジフードの取付装置。
  3. 前記壁取付孔および前記フード取付部をそれぞれ備えている略帯板状の第1取付部材と第2取付部材とから構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンジフードの取付装置。
  4. 前記第1取付部材は、レンジフードの機種によって異なる壁取付部の配設位置にそれぞれ対応させて前記フード取付部を、一辺縁部側と他辺縁部側にそれぞれ備えていることを特徴とする請求項3に記載のレンジフードの取付装置。
  5. 前記桟部材は、前記第2取付部材を保持することを特徴する請求項3または請求項4に記載のレンジフードの取付装置。
  6. 前記結合手段は、前記桟部材側に設けられる数ヶ所の結合爪部と、
    該結合爪部と対応させて前記第2取付部材側に設けられる結合孔部と、からなることを特徴する請求項5に記載のレンジフードの取付装置。
  7. 前記壁取付孔は、前記第1取付部材、前記第2取付部材および前記桟部材のそれぞれの長手方向に複数配設され、なおかつ、前記第1取付部材、前記第2取付部材および前記桟部材が壁面に沿って上下方向に配置されたときに、前記長手方向の配設位置が一致するように、前記第1取付部材、前記第2取付部材および前記桟部材にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載のレンジフードの取付装置。
JP2011104735A 2011-05-09 2011-05-09 レンジフードの取付装置 Active JP5794824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011104735A JP5794824B2 (ja) 2011-05-09 2011-05-09 レンジフードの取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011104735A JP5794824B2 (ja) 2011-05-09 2011-05-09 レンジフードの取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012237461A JP2012237461A (ja) 2012-12-06
JP5794824B2 true JP5794824B2 (ja) 2015-10-14

Family

ID=47460516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011104735A Active JP5794824B2 (ja) 2011-05-09 2011-05-09 レンジフードの取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5794824B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7469808B2 (ja) 2021-01-22 2024-04-17 株式会社渡辺製作所 レンジフードの施工方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4465256A (en) * 1981-11-24 1984-08-14 Broan Mfg. Co., Inc. Mounting device for range hoods
JPS59143214U (ja) * 1983-03-16 1984-09-25 三菱電機株式会社 レンジフ−ドフアンの取付装置
JPS60128245U (ja) * 1984-02-03 1985-08-28 富士工業株式会社 レンジフ−ドの取付装置
JPH1019330A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Sun Wave Ind Co Ltd 台所用レンジフード装置
JP3068923U (ja) * 1999-11-12 2000-05-26 株式会社 東横聖徳システム電建 設備取付用壁パネル
KR100845577B1 (ko) * 2007-03-21 2008-07-10 삼성물산 주식회사 보조덕트가 구비된 레인지후드

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012237461A (ja) 2012-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5565664B2 (ja) ダクト型空気調和機
MX2014012681A (es) Sistema de pared flexible.
JP5794824B2 (ja) レンジフードの取付装置
JP6344567B2 (ja) 空気調和機の室外機
JP2013088109A (ja) レンジフード
JP2006278573A (ja) 筐体固定機構および筐体固定具ならびに筐体
JP2007270571A (ja) 足場構造
JP5480654B2 (ja) 太陽電池用架台装置
JP6618715B2 (ja) 空調用チャンバー設置構造
WO2013138367A1 (en) Hvac base and return air system
JP2018154968A (ja) 建物の天井
JP5424609B2 (ja) 天板取付け方法及びそれに用いる固定具
EP3062033A1 (en) Filter support for indoor unit, indoor unit, and air conditioner
JP5943612B2 (ja) 天井埋込み型空気調和機
JP5853200B2 (ja) 機器取付構造
JP5951258B2 (ja) 貯湯式給湯装置
CN205610011U (zh) 配电箱
JP2015203191A (ja) 浴室の壁パネル、これが取付けられた浴室構造
JP5394976B2 (ja) 保持部材
JP4030744B2 (ja) 天井の施工方法
JP2017008597A (ja) 外壁断熱構造
JP2009243861A (ja) フィルタボックスの取り付け構造および施工方法
JP5418432B2 (ja) 天井パネルの連結構造
JP6345922B2 (ja) 排熱構造
JP5353370B2 (ja) 天井パネルの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5794824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250