JP5794502B2 - 印刷配線板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂層ビルドアップ印刷配線板にレーザー穴明け装置でブラインドバイアホール用の穴を穴明けして製造する印刷配線板の製造方法に関するものである。
ビルドアップ多層配線板は、絶縁樹脂層と導体回路層とを交互にビルドアップして製造し、樹脂層ビルドアップ印刷配線板の絶縁樹脂層にブラインドバイアホール用の穴を設け、この穴に金属めっきを充填することで導体層間を電気接続している。ここで、ブラインドバイアホール用の穴は、例えば、特許文献1のように、内層配線板にビルドアップして外層に形成した絶縁樹脂層に、レーザー穴明け装置が出射するレーザー光線を照射して、外層の絶縁樹脂層にブラインドバイアホール用の穴を形成している。
特開2008−078464号公報
ビルドアップ多層配線板は、ブラインドバイアホールの数が1層で数百から数千個にもなる上、ブラインドバイアホールが内層のバイアホール用ランドと電気的に接続しなければならず、高い位置精度のレーザー穴明けが要求される。そのため、ビルドアップ多層配線板を量産するために、高い精度でレーザー光線の照射位置を位置決めすることが求められる。そのため、内層配線板のバイアホール用ランドの位置を正確に測定して穴明け用のレーザー光線の照射位置を正確に合わせる必要がある。このために内層配線板のバイアホール用ランドの位置を測定する方法としては、樹脂層ビルドアップ印刷配線板の内層に設けられた位置決めマークをカメラで読み取り、位置を測定している。
しかし、ビルドアップ多層配線板が、絶縁樹脂層をビルドアップした表層に薄銅箔を形成し、その薄銅箔の上から穴明け用のレーザー光線を照射して薄銅箔と絶縁樹脂層とを一括して除去してブラインドバイアホール用の穴を形成する銅ダイレクト工法では、内層のバイアホール用ランドに位置を合わせるための加工位置を薄銅箔の外側から確認できるマーク等が露出していない。
そのため、レーザ加工の直後でも、レーザの加工位置と内層のバイアホール用ランドの位置を正確に確認できない問題があった。そして、そのまま、次工程の製造へ進めるしかなく、内層ランドに対するレーザの加工位置ズレによる欠陥部分を持っている不良品の基板を最終工程に近く製造した後に電気検査で不良品を発見せざるを得ない。そのように、製造に無駄が多く、製造コストを上げる問題があった。
本発明の目的は、上記の問題を解決して、ビルドアップ多層配線板のレーザー穴明けの不具合を製造工程の早期に発見して製造の無駄の少ない印刷配線板の製造方法を得ることにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、内層配線板に絶縁樹脂層を形成し最表面に薄銅箔を形成する工程と、ザグリ用レーザー光線を照射することで前記薄銅箔と前記絶縁樹脂層を除去してアライメントマーク用ランド領域に達して内層アライメントマークを露出
するザグリ穴を形成する工程と、前記ザグリ穴の底面に露出した前記アライメントマーク用ランド領域の前記内層アライメントマークと位置を合わせてリング状レーザービームを照射することでリング状溝を形成する工程と、前記内層アライメントマークと前記リング状溝との位置合わせのずれ量を確認する工程と、穴明け用レーザー光線を照射することで前記薄銅箔と前記絶縁樹脂層を除去して内層のバイアホール用ランドに達するブランドバイアホール用の穴を形成する工程とを有することを特徴とする印刷配線板の製造方法である。
また、本発明は、上記の印刷配線板の製造方法であって、前記内層アライメントマークが前記アライメントマーク用ランド領域に形成された空孔パターンであることを特徴とする印刷配線板の製造方法である。
また、本発明は、上記の印刷配線板の製造方法であって、前記ザグリ用レーザー光線とリング状レーザービームと穴明け用レーザー光線が炭酸ガスレーザーであることを特徴とする印刷配線板の製造方法である。
また、本発明は、上記の印刷配線板の製造方法であって、前記リング状レーザービームの加工条件を切り替えて該リング状に前記アライメントマーク領域に照射することで前記リング状溝を形成することを特徴とする印刷配線板の製造方法である。
本発明によると、製品内の加工位置と同じアライメント認識にてリング状溝を形成するので、レーザー穴明けの位置合せの精度を確認する基準とするリング状溝3cを高い位置精度で形成できる効果がある。これにより、本発明は、レーザー穴明けの位置合わせの精度が、リング状溝の位置とアライメント用空孔パターンの位置とを観測することで保証できる効果がある。
本発明が用いるレーザー穴明け装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 本発明の第1の実施形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。 (g)本発明の第1の実施形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。(h)ザグリ穴3bの部分の断面拡大図である。(i)ザグリ穴3bの部分の平面図である。 本発明の第1の実施形態の印刷配線板の製造方法を説明する断面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図1から図5を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
(レーザー穴明け装置)
図1に、本実施形態で用いるレーザー穴明け装置10の構成を示す。レーザー穴明け装置10は、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を設置しXY方向に移動させるXYテーブル11と、ガルバノスキャナユニット12と、CCDカメラやX線観察手段などによるアライメントカメラ13と、レーザー発振器14と、そのレーザー光線を収束する光学系15と、レーザー光線をガルバノスキャナユニット12へ導く反射ミラー16を有する。ガルバノスキャナユニット12は、レーザー光線を収束し樹脂層ビルドアップ印刷配線板30に投影し穴明けする位置をガルバノミラーにより走査する。
レーザー穴明け装置10は、アライメントカメラ13により、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30のアライメントマークを観察する。また、レーザー穴明け装置10は、アライメントカメラ13の読み取った画像を処理しアライメントターゲットの位置を測定する画像処理手段17と、アライメントターゲットの位置により、穴明け位置補正量を計算し、穴明け位置を補正してXYテーブル11の移動距離を制御して穴明けを制御する制御手段18を有する。
(多層印刷配線板の製造方法)
以下、図2から図5を参照して、本発明の実施形態の、多層印刷配線板の製造方法を説明する。
(工程1)
図2(a)のように、内層配線板1aを準備する。その内層配線板1aは、両面に銅箔2aを有する、ガラスエポキシやポリイミドなどの有機樹脂の絶縁基板1で構成する。
(工程2)
次に、図2(b)のように、内層配線板1aの両面の銅箔2a上にエッチングレジストパターンを形成した上で銅箔2aをエッチングすることで、銅箔2aから配線パターン2を形成する。内層配線板1aの両面、すなわち、上面と下面の配線パターン2には、アライメントマーク用ランド領域3内に直径が0.1mmから1mmの空孔パターンなどの銅箔パターンで形成した内層アライメントマーク3aを形成する。内層アライメントマーク3aとしては、例えば直径が0.5mm程度の円形の空孔パターンを銅箔2aに形成することが好ましい。内層アライメントマーク3aはこの形状に限定されず三角形の空孔パターンで形成しても良く、十文字に空孔パターンで形成しても良い。
また、銅箔2aの配線パターン2には、後に形成するブラインドバイアホール24の位置に、そのブラインドバイアホール24の直径より大きいバイアホール用ランド2bの領域を確保する。
(工程3)
次に、内層配線板1aの両面の銅の配線パターン2の表面を黒化処理等のレーザ光を吸収しやすくする表面処理を実施する。たとえば、黒化処理の場合、配線パターン2の表面を酸化処理して0.8μm程度の厚さの銅酸化物膜を形成しつつ、配線パターン2の表面を粗面化する。この粗面化処理の結果、配線パターン2の表面が黒色に変色する。
(工程3の変形例1)
工程3の変形例として、ソフトエッチング等により、配線パターン2の表面を粗化することで、レーザ光を吸収しやすくする表面処理を行うことも可能である。
(工程4)
次に、図2(c)のように、銅箔20と、ポリイミドフィルムやガラスエポキシなどの絶縁樹脂のプリプレグの層21を、内層配線板1aの両面に重ねて加熱・加圧して積層する。この積層処理により、図3(e)のように、内層配線板1aの両面に、絶縁樹脂のプリプレグの層21を硬化して絶縁樹脂層が形成されたビルドアップ層を形成した樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を製造する。
(工程4の変形例2)
また、この工程4の製造の変形例2として、図3(d)のように、絶縁基板1の両面に、絶縁樹脂のプリプレグの層21と薄銅箔20aを組み合わせた材料を重ね、加熱加圧して積層処理することもできる。
(工程5)
以上のようにして、図3(e)のような樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を製造したら、次に、波長が9.3〜10.6μmのレーザー光線を出射する炭酸ガスレーザー穴あけ装置10を用いて以下の様にして、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30に、内層アライメントマーク3aを露出させるザグリ穴3bを形成する。
(工程5−1)
まず樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を真空吸着方式によりXYテーブル17に固定する。そして、以下の処理のレーザー光線により直径3mm以上のザグリ加工を実施する準備をする。
(工程5−2)
次に、穴明け装置の制御手段24が、予め記憶手段に記憶しているアライメントターゲットである内層アライメントマーク3aの位置座標設計値を記憶手段から読み出し、XYテーブル17を駆動することで、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30にザグリ用レーザービームLZを照射する位置を内層アライメントマーク3aの位置に合わせる。
(工程5−3)
次に、図3(f)のように、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の外側の面からザグリ用レーザービームLZを照射して、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の銅箔20及び絶縁樹脂層を貫通して、内層配線板1aのアライメントマーク用ランド領域3に達して内層アライメントマーク3aを露出させるザグリ穴3bを形成する。
(工程5−4)
この樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下面へのザグリ穴3bの形成は、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を裏返してXYテーブル17に固定して、工程5−1から工程5−3の処理を同様に繰り返して行う。あるいは、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下面へのザグリ穴3bの形成は、以下で説明する工程10でリング状溝3cを樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下面へ形成する直前に行っても良い。
このレーザー穴明け装置10により、ザグリ用レーザービームLZを用いてザグリ穴3bを形成すると、そのザグリ穴3bの底面に露出させた銅のアライメントマーク用ランド領域3の表面に僅かな樹脂層が残る。
(工程6)
次に、工程6では、先ず、炭酸ガスレーザー穴あけ装置の加工条件を変更して、レーザー光線をリング状レーザービームLMに加工する。
(工程6−1)
そして、穴明け装置の制御手段24が、予め記憶手段に記憶しているアライメントターゲットである内層アライメントマーク3aの位置座標設計値を記憶手段から読み出し、XYテーブル17を駆動することで、アライメントカメラ13の位置を内層アライメントマーク3aの位置に合わせる。
(工程6−1の変形例3)
工程6−1の変形例3として、レーザー穴明け装置10の操作者が、目視で内層アライメントマーク3aを観測して、その位置にアライメントカメラ13の位置を合わせるようにしても良い。
(工程6−2)
次に、アライメントカメラ13が内層アライメントマーク3aを認識し、認識した位置座標を算出し、そして、画像処理手段23が、その画像データを演算処理することで内層アライメントマーク3aの位置座標を計算する。
(工程6−3)
そのようにして観測した内層アライメントマーク3aの位置座標を位置合せの基準にしてレーザー光線の照射位置を合わせて、リング状レーザービームLMのレーザー光線を、図4(g)のように、ザグリ穴3bの底面に露出しているアライメントマーク用ランド領域3の表面に、内層アライメントマーク3aを囲む位置に1ショットで照射する。
これにより、図4(h)の断面図と図4(i)の平面図のように、アライメントマーク用ランド領域3の表面にリング状溝3cを形成する。このリング状溝3cは、例えば、直径0.5mmの内層アライメントマーク3aに対して、外径が0.7mmで内径が0.6mmのリング状溝3cを形成する。
ここで、このリング状溝3cは、レーザー光線をガルバノスキャナユニット12で走査して形成し、そのリング状レーザービームLMを1ショットでアライメントマーク用ランド領域3の表面に照射することで形成する。
本実施形態は、アライメントマークを認識した座標系より算出した座標系にて加工を実施するため、製品内の孔加工と同じアライメント位置精度でリング状レーザービームLMを1ショットで照射することでリング状溝3cを形成するので、リング状溝3cを高い位置精度で形成できる効果がある。
(工程7)
次に、アライメントカメラ13がこのリング状溝3cと内層アライメントマーク3aを同時に観察して画像データを作成する。そして、画像処理手段23が、その画像データを演算処理することで、リング状溝3cと内層アライメントマーク3aの位置ずれ量を計算する。
(工程8)
その位置ずれ量が所定範囲内に収まらず位置ずれ量が多かった場合は、その位置ずれ量を補正した上で、再度、予備用のザグリ穴3bに対して工程6を繰り返して、予備用のザグリ穴3bの底面にリング状溝3cを形成する。そしてリング状溝3cと内層アライメントマーク3aの位置ずれ量を計算する工程7を繰り返す。位置ずれ量が小さく所定範囲内に収まった場合は、次の工程9に進む。
(工程9)
リング状溝3cと内層アライメントマーク3aとの位置合わせのずれ量が小さい場合は、図4(j)のように、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の外側の面から炭酸ガスレーザーの穴明け用レーザー光線Lを照射することで、銅箔20と絶縁樹脂層21とを貫通して、内層配線板1aの配線パターン2のバイアホール用ランド2bに至るブラインドバイアホール用の穴24aを形成する。
本実施形態は、このように、ザグリ穴3bの底面に露出させた内層アライメントマーク3aと、その底面に、内層アライメントマーク3aに位置を合わせて形成したリング状溝3cを形成する。リング状溝3cの位置との相対位置が正確に合っている位置に、穴明け用レーザー光線Lを銅箔20と絶縁樹脂層21とを貫通して形成したブラインドバイアホール用の穴24aが形成される。
そのため、リング状溝3cの位置が内層アライメントマーク3aの位置と良く合っていれば、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の銅箔20の上から直接に穴明け用レーザー光線Lを照射して形成するブラインドバイアホール用の穴24aの位置は、内層配線板1aの配線パターン2のバイアホール用ランド2bの位置と良く合う。その位置合わせの精度が、リング状溝3cの位置と内層アライメントマーク3aの位置とを観測することで保証される効果がある。
(工程7と8の変形例4)
本実施形態の変形例4として、上記の工程7と工程8の替わりに、レーザー穴明け装置10の操作者がアライメントカメラ13の画像を確認することで、リング状溝3cの位置と内層アライメントマーク3aの位置が合っていることを確認する製造工程を実施しても良い。すなわち、工程7と工程8を自動で処理せず手動で行っても良い。この場合も、位置合わせの精度が、リング状溝3cの位置と内層アライメントマーク3aの位置とを観測することで保証される効果がある。
(工程10)
次に、工程6と同様にして、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下面のザグリ穴3bの底面に露出しているアライメントマーク用ランド領域3の表面にリング状レーザービームLMを照射し、図5(k)の断面図のように、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下面のアライメントマーク用ランド領域3の表面にリング状溝3cを形成する。
(工程11)
次に、工程7と同様にして、アライメントカメラ13がこのリング状溝3cと内層アライメントマーク3aを同時に観察して、画像処理手段23が、その画像データを演算処理することで、リング状溝3cと内層アライメントマーク3aの位置ずれ量を計算する。
(工程12)
次に、工程8と同様にして、その位置ずれ量が所定範囲内に収まらず位置ずれ量が多かった場合は、その位置ずれ量を補正した上で、再度、レーザー穴明け装置10が工程10を予備用のザグリ穴3bに対して繰り返して、予備用のザグリ穴3bのアライメントマーク用ランド領域3の表面にリング状溝3cを形成する。そして工程11を繰り返す。位置ずれ量が小さく所定範囲内に収まった場合は、次の工程13に進む。
(工程13)
リング状溝3cと内層アライメントマーク3aとの位置合わせのずれ量が小さい場合は、工程9と同様にして、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下面に、銅箔20と絶縁樹脂層とを穴明け用レーザー光線Lで貫通してブラインドバイアホール用の穴24aを形成する。
(工程14)
次に、その樹脂層ビルドアップ印刷配線板30をデスミア液に浸漬することで、ブラインドバイアホール用の穴24aのデスミア処理を行った上で、無電解銅めっき液に樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を浸漬することで、ブラインドバイアホール用の穴24aの壁面に無電解銅めっき皮膜を形成する。
(工程15)
次に、図5(l)のように、その樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の下地の銅箔20に電解銅めっき装置の陰極を接続して、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30を、平滑剤を添加した電解銅めっき浴に浸漬し、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の全面に電解銅め
っきするパネルめっき処理を行う。それにより、ブラインドバイアホール用の穴24aに電解銅めっきの層を埋め込んでブラインドバイアホール24を形成する。
(工程16)
次に、エッチングレジストパターンで樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の表面の銅めっき層を保護してエッチングし、エッチング後にエッチングレジストを剥離する。
その銅めっき層のエッチングにより、図5(m)のように、絶縁樹脂21の表面に配線パターンを形成する。
以降は、この工程3〜工程16のビルドアップ処理を繰り返すことで、樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の両面の外層側に、順次にビルドアップ層を形成する。そして、その樹脂層ビルドアップ印刷配線板30の最外層の表裏面にソルダーレジストを印刷する。
1・・・絶縁基板
1a・・・内層配線板
2・・・配線パターン
2a・・・銅箔
2b・・・バイアホール用ランド
3・・・アライメントマーク用ランド領域
3a・・・内層アライメントマーク
3b・・・ザグリ穴
3c・・・リング状溝
10・・・レーザー穴明け装置
11・・・XYテーブル
12・・・ガルバノスキャナユニット
13・・・アライメントカメラ
14・・・レーザー発振器
15・・・光学系
16・・・反射ミラー
17・・・画像処理手段
18・・・制御手段
20・・・銅箔
20a・・・薄銅箔
21・・・絶縁樹脂のプリプレグの層
24・・・・ブラインドバイアホール
24a・・・ブラインドバイアホール用の穴
30・・・樹脂層ビルドアップ印刷配線板
L・・・穴明け用レーザー光線
LM・・・リング状レーザービーム
LZ・・・ザグリ用レーザービーム

Claims (3)

  1. 内層配線板に絶縁樹脂層を形成し最表面に薄銅箔を形成する工程と、
    ザグリ用レーザー光線を照射することで前記薄銅箔と前記絶縁樹脂層を除去してアライメントマーク用ランド領域に達して内層アライメントマークを露出するザグリ穴を形成する工程と、
    前記ザグリ穴の底面に露出した前記アライメントマーク用ランド領域の前記内層アライメントマークと位置を合わせてリング状にレーザービームを照射することでリング状溝を形成する工程と、
    前記内層アライメントマークと前記リング状溝との位置合わせのずれ量を確認する工程と、
    穴明け用レーザー光線を照射することで前記薄銅箔と前記絶縁樹脂層を除去して内層のバイアホール用ランドに達するブランドバイアホール用の穴を形成する工程とを有することを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  2. 請求項1記載の印刷配線板の製造方法であって、前記内層アライメントマークが前記アライメントマーク用ランド領域に形成された空孔パターンであることを特徴とする印刷配線板の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷配線板の製造方法であって、前記ザグリ用レーザー光線とリング状レーザービームと穴明け用レーザー光線が炭酸ガスレーザーであることを特徴とする印刷配線板の製造方法。
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