JP5794253B2 - サーバ装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品情報を送信するサーバ装置及びプログラムに関する。
従来、商品の商品名や販売価格の商品情報を、LCD(Liquid Crystal Display)等を有する電子値札(EPL;Event Programming Language)や電子棚札(ESL;Electronic Shelf Label)と称される表示装置に表示させる商品情報表示装置が知られている。
また、店舗において、商品の陳列棚毎に表示部が設けられ、その店舗及び系列の全店舗の商品の売上数量、売上順位及び売上金額の少なくとも一つを集計し、それら集計した情報を表示部に表示させる商品情報表示システムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−150845号公報
しかし、従来の商品情報表示システムでは、売上数量等の売上集計結果を文字により同一の表示形態で表現するものであった。このため、表示中の売上集計結果を顧客に注視してもらわねばならず、また、顧客自身が売上集計結果を参考にして商品を選ばねばならず、煩わしかった。特に、時間の無い顧客は、売上集計結果を見る時間もないおそれがあった。
本発明の課題は、商品の売上の分析結果に応じた商品表示情報を表示させることである。
請求項1は、商品の情報を表示する電子表示装置に対して商品情報を送信するサーバ装置であって、複数の商品の商品毎の売上情報を取得し、その商品毎に、その商品の売上情報に基づく売上状況を、第1評価基準で分析評価すると共に、当該第1評価基準とは異なる第2評価基準で分析評価する分析評価手段と、前記分析評価手段により前記第1評価基準で分析評価され、且つ前記第2評価基準で分析評価された評価結果に基づいた商品表示情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された商品表示情報を、その商品に対応する前記電子表示装置に対して送信する送信手段と、を具備したことを特徴とする。

本発明によれば、商品の売上の分析結果に応じた商品表示情報を表示させることができる。

本発明に係る実施の形態の電子棚札システムの構成を示すブロック図である。 サーバ装置の内部構成を示すブロック図である。 アクセスポイントの内部構成を示すブロック図である。 電子棚札装置の内部構成を示すブロック図である。 (a)は、商品マスタの構成を示す図である。(b)は、装飾マスタの構成を示す図である。(c)は、電子棚札情報マスタの構成を示す図である。 サーバ装置で実行される売上分析送信処理を示すフローチャートである。 売上分析送信処理の販売数量分析処理を示すフローチャートである。 売上分析送信処理の目標到達度分析処理を示すフローチャートである。 売上分析送信処理の画面情報送信処理を示すフローチャートである。 電子棚札装置で実行される画面表示処理を示すフローチャートである。 (a)は、電子棚札装置に表示される画面を示す図である。(b)は、電子棚札装置に表示される画面を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
先ず、図1〜図4を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の電子棚札システム1の構成を示す。図2に、サーバ装置10の内部構成を示す。図3に、アクセスポイント20の内部構成を示す。図4に、電子棚札装置30aの内部構成を示す。
電子棚札システム1は、商品を販売するスーパーマーケット等の店舗内に設置され、商品陳列棚に陳列された商品毎に対応付けて設置される電子棚札装置に、対応する商品の商品情報を表示させるシステムである。商品情報とは、少なくとも、商品の販売価格を含み、商品名、及び商品に関する付加情報を含んでもよい。
図1に示すように、電子棚札システム1は、サーバ装置10、アクセスポイント20、電子棚札装置30a,30b,…(n台、n:任意の自然数)を備える。サーバ装置10とアクセスポイント20とは、通信ネットワークNを介して通信接続されている。また、商品陳列棚2には、商品3a,3bが陳列されている。商品陳列棚2において、商品3aの陳列場所に対応して電子棚札装置30aが設置され、商品3bの陳列場所に対応して電子棚札装置30bが設置されている。なお、図1では、アクセスポイント20、電子棚札装置30a,30b、商品陳列棚2、商品3a,3bを代表的に示した。アクセスポイント、商品陳列棚、商品の数は、図1の例に限定されるものではない。
サーバ装置10は、商品の売上を分析し、その分析結果に応じた表示形態で、電子棚札装置30a,30b,…に商品情報を表示させる管理装置である。また、通信ネットワークNには、店舗内のECR(Electronic Cash Resister)(図示略)、又は店舗内のPOS(Point Of Sales)システム等の売上管理装置(図示略)等の機器に接続される。サーバ装置10のCPU11は、商品の販売とともに、ECR等の機器からリアルタイムに送信される商品の商品コード及び販売数量を受信し、その受信した情報に応じて、後述する商品マスタ40の販売数量45をリアルタイムに更新(インクリメント)する。
アクセスポイント20は、通信ネットワークNを介してサーバ装置10と通信し、また電子棚札装置30a,30b,…に情報を無線送信する。つまり、アクセスポイント20は、サーバ装置10から電子棚札装置30a,30b,…への情報送信を中継する中継器である。
電子棚札装置30a,30b,…は、商品3a,3b,…に対応付けられ、サーバ装置10から送信される情報を受信し、その情報に応じて、対応する商品の商品情報を表示する装置である。
通信ネットワークNは、店舗内のLAN(Local Area Network)とするが、WAN(Wide Area Network)を含んでもよい。通信ネットワークNは、例えば、赤外線又は無線通信回線を用いた無線ネットワーク、又は公衆回線、電話回線、ISDN回線、専用線、CATV回線等の有線ネットワークであり、これらの組合せであってもよい。通信ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティ機能を確保していることが望ましい。
図2示すように、サーバ装置10は、商品売上分析手段、表示情報生成手段、特定手段、通信制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶手段としての記憶部15と、通信手段としての通信部16と、計時部17とを備え、各部がバス18を介して接続されている。
CPU11は、サーバ装置10の各部を中央制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、売上分析送信プログラムに従い、各商品の販売数量と、目標販売数量に対する販売数量とを分析し、その分析結果に応じた商品情報の表示形態で画面情報を生成して、表示対象の電子棚札装置に送信する。
操作部12は、文字入力キー等の各種入力キーを有するキーボードと、位置情報の入力を受け付けるマウス等のポインティングデバイスと、を備え、ユーザからキーボードに入力されたキー入力情報と、ポインティングデバイスに入力された位置情報と、を操作情報としてCPU11に出力する。
RAM13は、情報を一時的に格納する揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、CPU11からの表示信号に従って各種表示を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)等により構成され、各種プログラム、各種データが記憶され、プログラム、データの読み出し及び書き込みが可能である記憶部である。記憶部15には、商品マスタ40、装飾マスタ50及び電子棚札情報マスタ60が記憶されている。商品マスタ40、装飾マスタ50及び電子棚札情報マスタ60は、詳細に後述される。また、記憶部15には、売上分析送信プログラムが記憶されている。
通信部16は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークN上の外部機器との情報の送受信を仲介する回路部である。計時部17は、現在の日付及び時刻を日時情報として計時し、CPU11の要求に応じて、現在の日時情報をCPU11に出力する。
図3に示すように、アクセスポイント20は、CPU21と、記憶部22と、RAM23と、通信用RF(Radio Frequency)部24と、通信部25とを備え、各部がバス26を介して接続されている。
CPU21は、アクセスポイント20の各部を中央制御する。CPU21は、記憶部22に記憶されているプログラムの中から指定されたプログラムをRAM23に展開し、RAM23に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU21は、通信部25を介してサーバ装置10から受信した情報を、通信用RF部24を介して、送信対象の電子棚札装置へ無線送信する。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)等で構成されている。記憶部22には、各種プログラム及びデータが読み出し可能に記憶されている。
RAM23は、情報を一時的に格納する揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
通信用RF部24は、アンテナ24aを備え、送信する情報を変調し、その変調信号をアンテナ24aから無線電波として電子棚札装置30a,30b,…に送信する回路部である。
通信部25は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークN上の外部機器との情報の送受信を仲介する回路部である。
図4を参照して、電子棚札装置30aの内部構成を説明する。電子棚札装置30b,…の内部構成も電子棚札装置30aと同様である。
図4に示すように、電子棚札装置30aは、CPU31と、表示部32と、RAM33と、通信用RF部34と、記憶部35と、バッテリー36とを備える。CPU31、表示部32、RAM33、通信用RF部34及び記憶部35は、バス37を介して通信接続されている。
CPU31は、電子棚札装置30aの各部を中央制御する。CPU31は、記憶部35に記憶されているプログラムの中から指定されたプログラムをRAM33に展開し、RAM33に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU31は、画面表示プログラムに従って、サーバ装置10からアクセスポイント20を介して送信された画面情報を受信し、当該画面情報を用いて表示部32に画面表示を行う。
表示部32は、LCD、ELD(ElectroLuminescent Display)等のカラーの小型表示装置で構成され、CPU31からの表示信号に従ってドットマトリクス方式で各種表示を行う。
RAM33は、情報を一時的に格納する揮発性のメモリであり、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有する。
通信用RF部34は、アンテナ34aを備え、アクセスポイント20から送信された無線電波をアンテナ34aで受信し、その受信信号を復調し、その復調信号を、アクセスポイント20から受信した情報としてCPU31に出力する回路部である。
記憶部35は、ROM(Read Only Memory)等で構成されている。記憶部35には、各種プログラム及びデータが読み出し可能に記憶されている。記憶部35には、画面表示プログラムが記憶されている。
バッテリー36は、電子棚札装置30aの各部に電力を供給する。
次に、図5を参照して、サーバ装置10の記憶部15に記憶されている各種情報を説明する。図5(a)に、商品マスタ40の構成を示す。図5(b)に、装飾マスタ50の構成を示す。図5(c)に、電子棚札情報マスタ60の構成を示す。
記憶部15に記憶されている商品マスタ40は、商品に関する情報のマスタファイルである。図5(a)に示すように、商品マスタ40は、商品コード41、商品名42、販売価格43、目標販売数量44、販売数量45、第1分析レベル46、第2分析レベル47の項目を有する。
商品コード41は、各商品を識別するコード番号である。商品名42は、商品コード41の商品の商品名である。販売価格43は、商品コード41の商品の販売価格である。目標販売数量44は、商品コード41の商品の一日の目標販売数量である。販売数量45は、商品コード41の商品の一日の実際の販売数量である。目標販売数量44、販売数量45を、週、月等の期間の目標販売数量又は販売数量としてもよい。
第1分析レベル46は、商品コード41の商品の販売数量についての分析結果であり、商品の販売数量の多さの目安となるレベルである。第1分析レベル46では、全商品の販売数量が多い順に、上位1/3の商品のグループをレベルAとし、中位1/3の商品のグループをレベルBとし、下位1/3の商品のグループをレベルCとしている。このレベル数は、3(段階)以外の数としてもよい。
第2分析レベル47は、商品コード41の商品の目標販売数に対する販売数量についての分析結果であり、商品の目標販売数への販売数量の到達の目安となるレベルである。第2分析レベル47では、全商品の(販売目標数量−販売数量)が多い順に、上位1/3の商品のグループをレベルAとし、中位1/3の商品のグループをレベルBとし、下位1/3の商品のグループをレベルCとしている。このレベル数は、3(段階)以外の数としてもよい。
記憶部15に記憶されている装飾マスタ50は、電子棚札装置30a,30b,…における商品情報の表示の装飾(表示形態)に関する情報のマスタファイルである。図5(b)に示すように、装飾マスタ50は、第1分析レベル51、フォント52、フォントサイズ53、斜体54、太字55、カラー56、明るさ57の項目を有する。
第1分析レベル51は、第1分析レベルの各レベルである。フォント52は、第1分析レベル51で表示する商品情報のフォントの種類である。フォントサイズ53は、第1分析レベル51で表示する商品情報のフォントの大きさである。斜体54は、第1分析レベル51で表示する商品情報の斜体の有無の情報である。太字55は、第1分析レベル51で表示する商品情報の太字の有無の情報である。カラー56は、第1分析レベル51で表示する商品情報の色の情報である。明るさ57は、第1分析レベル51で表示する電子棚札装置30a,30bの表示部32の表示輝度レベルの情報である。点滅58は、第1分析レベル51で表示する商品情報の点滅の有無の情報である。点滅58は、点滅が有る設定の場合に、その点滅の長さ、点滅間隔の情報を含んでもよい。また、装飾マスタ50は、商品情報のうちの販売価格についての情報であるものとする。
記憶部15に記憶されている電子棚札情報マスタ60は、商品と電子棚札装置30a,30b,…とを対応付ける情報のマスタファイルである。図5(c)に示すように、電子棚札情報マスタ60は、商品コード61、電子棚札ID62の項目を有する。
商品コード61は、各商品を識別するコード番号である。電子棚札ID62は、商品コード61の各商品に対応する電子棚札装置(電子棚札装置30a,30b,…)を識別する番号である。
また、サーバ装置10において、適宜、管理者から操作部12への各種設定入力に応じて、CPU11により、商品マスタ40(販売数量45、第1分析レベル46、第2分析レベル47を除く)、装飾マスタ50及び電子棚札情報マスタ60の各レコードの値が設定されるものとする。特に、商品マスタ40の目標販売数量44は、日付が変るとリセットされるので、毎日、店舗の営業開始前に、管理者からの操作入力に応じて設定がなされる。
次に、図6〜図11を参照して、電子棚札システム1の動作を説明する。先ず、図6〜図9を参照して、サーバ装置10で実行される売上分析送信処理を説明する。図6に、サーバ装置10で実行される売上分析送信処理の流れを示す。図7に、売上分析送信処理の販売数量分析処理の流れを示す。図8に、売上分析送信処理の目標到達度分析処理の流れを示す。図9に、売上分析送信処理の画面情報送信処理の流れを示す。
売上分析送信処理は、各商品の販売数量と、販売数量の目標到達度とを分析し、各商品の分析結果に応じた画面情報を生成して各商品に対応する電子棚札装置に送信する処理である。サーバ装置10において、例えば、管理者から操作部12を介して売上分析送信処理の実行開始指示が入力されたことをトリガとして、記憶部15から読み出されて適宜RAM13に展開された売上分析送信プログラムと、CPU11と、の協働で売上分析送信処理が実行される。
また、上述したように、記憶部15に記憶されている商品マスタ40の販売数量45は、ECR等から受信される商品の商品コード及び販売数量に基づいて、商品売上とともにリアルタイムに更新されていくものとする。
図6に示すように、先ず、管理者から操作部12に売上分析送信処理の終了指示が入力されたか否かにより、売上分析送信処理を終了するか否かが判別される(ステップS1)。ステップS1では、計時部17から現在の日時情報が取得され、その日時情報が営業終了時刻を超えたか否かにより、売上分析送信処理を終了するか否かが判別されることとしてもよい。
売上分析送信処理を終了する場合(ステップS1;YES)、売上分析送信処理を終了する。売上分析送信処理を終了しない場合(ステップS1;NO)、計時部17から現在の日時情報が取得され、RAM13に格納される(ステップS2)。
そして、ステップS2で取得された日時情報に基づいて、RAM13に格納されている前回の日時情報に比べて現在の日時情報の日付が変わったか否かが判別される(ステップS3)。日時情報の日付が変わっていない場合(ステップS3;NO)、ステップS2で取得された日時情報に基づいて、RAM13に格納されている前回分析実行時の日時情報に比べて現在の日時情報が5分経過したか否かが判別される(ステップS4)。
5分経過していない場合(ステップS4;NO)、ステップS4に移行される。5分経過した場合(ステップS4;YES)、現在の日時情報が前回分析実行時の日時情報としてRAM13に更新されるとともに、各商品の販売数量の分析を行う販売数量分析処理が実行され(ステップS5)。そして、各商品の販売数量の目標到達度の分析を行う目標到達度分析処理が実行され(ステップS6)。そして、ステップS5,S6の各分析結果に応じた画面情報を電子棚札装置30a,30bに送信する画面情報送信処理が実行され(ステップS7)、ステップS1に移行される。
日時情報の日付が変わった場合(ステップS3;YES)、記憶部15に記憶された商品マスタ40の第1分析レベル46にNULLデータが代入され、第2分析レベル47にNULLデータが代入され、販売数量45に0が代入され、目標販売数量44に0が代入され(ステップS8)、ステップS1に移行される。
図7を参照して、ステップS5の販売数量分析処理を説明する。先ず、商品マスタ40のレコード数がカウントされ、カウントした商品マスタ40のレコード数が変数COUNTに代入される(ステップS51)。そして、記憶部15から商品マスタ40がRAM13に読み出され、販売数量45が多い順に商品マスタ40のレコードがソートされる(ステップS52)。
そして、ソートされたRAM13上の商品マスタ40のレコードの順番が1番目から(COUNT/3)番目までに対応する、記憶部15に記憶された商品マスタ40のレコードの第1分析レベル46がレベルAに設定される(ステップS53)。(COUNT/3)が割り切れない場合には、その値が整数に切り上げ又は切り下げがなされる。そして、ソートされたRAM13上の商品マスタ40のレコードの順番が(COUNT/3)番目から(COUNT×2/3)番目までに対応する、記憶部15に記憶された商品マスタ40のレコードの第1分析レベル46がレベルBに設定される(ステップS54)。(COUNT×2/3)が割り切れない場合には、その値が整数に切り上げ又は切り下げがなされる。
そして、ソートされたRAM13上の商品マスタ40のレコードの順番が(COUNT×2/3)番目からCOUNT番目までに対応する、記憶部15に記憶された商品マスタ40のレコードの第1分析レベル46がレベルCに設定され(ステップS55)、販売数量分析処理が終了する。
図8を参照して、ステップS6の目標到達度分析処理を説明する。先ず、記憶部15から商品マスタ40がRAM13に読み出され、その商品マスタ40の各レコードの(目標販売数量44−販売数量45)が算出され、(目標販売数量44−販売数量45)が多い順に商品マスタ40のレコードがソートされる(ステップS61)。
そして、ソートされたRAM13上の商品マスタ40のレコードの順番が1番目から(COUNT/3)番目までに対応する、記憶部15に記憶された商品マスタ40のレコードの第2分析レベル47がレベルAに設定される(ステップS62)。(COUNT/3)が割り切れない場合には、その値が整数に切り上げ又は切り下げがなされる。そして、ソートされたRAM13上の商品マスタ40のレコードの順番が(COUNT/3)番目から(COUNT×2/3)番目までに対応する、記憶部15に記憶された商品マスタ40のレコードの第2分析レベル47がレベルBに設定される(ステップS63)。(COUNT×2/3)が割り切れない場合には、その値が整数に切り上げ又は切り下げがなされる。
そして、ソートされたRAM13上の商品マスタ40のレコードの値が(COUNT×2/3)番目からCOUNT番目までに対応する、記憶部15に記憶された商品マスタ40のレコードの第2分析レベル47がレベルCに設定され(ステップS64)、目標到達度分析処理が終了する。
図9を参照して、ステップS7の画面情報送信処理を説明する。先ず、商品マスタ40の未選択の1レコードが記憶部15から読み出し可能か否かが判別される(ステップS71)。商品マスタ40の未選択の1レコードが読み出し可能でない場合(ステップS71;NO)、商品マスタ40の全レコードが読み出されており、画面情報送信処理が終了する。
商品マスタ40の未選択の1レコードが読み出し可能である場合(ステップS71;YES)、商品マスタ40の未選択の1レコードが選択されて読み出される(ステップS72)。そして、ステップS72で選択中のレコードの販売価格43に対し、同じレコードの第1分析レベル46に対応する装飾マスタ50の第1分析レベル51のレコードのフォント52、フォントサイズ53、斜体54、太字55、カラー56、明るさ57及び点滅58で、電子棚札装置における表示形態の設定がなされる(ステップS73)。
そして、ステップS72で選択中のレコードの第1分析レベル46がレベルAであるか否かが判別される(ステップS74)。第1分析レベル46がレベルAである場合(ステップS74;YES)、ステップS72で選択中のレコードの商品が売れ筋であることを示す売れ筋メッセージが生成される(ステップS75)。
そして、ステップS72で選択中のレコードの商品名42と、ステップS73で表示形態が設定された販売価格43と、ステップS75で生成された売れ筋メッセージと、を含む電子棚札装置の画面情報(画面の画像情報(画像データ))が生成される(ステップS76)。
そして、ステップS72で選択中のレコードの商品コード41に対応する電子棚札情報マスタ60の商品コード61のレコードの電子棚札ID62が取得され、ステップS76,S81又はS82で生成された画面情報が、通信部16、アクセスポイント20を介して、取得した電子棚札ID62の電子棚札装置に送信され(ステップS77)、ステップS71に移行される。ステップS77では、画面情報がサーバ装置10から通信ネットワークNを介してアクセスポイント20に送信され、その画面情報がアクセスポイント20から対応する電子棚札装置に無線送信される。
第1分析レベル46がレベルAでない場合(ステップS74;NO)、ステップS72で選択中のレコードの販売価格43に対し、商品マスタ40の販売価格43が、同じレコードの第1分析レベル46に対応する装飾マスタ50の第1分析レベル51のレコードのフォント52、フォントサイズ53、斜体54、太字55、カラー56、明るさ57及び点滅58で、電子棚札装置における表示形態の設定がなされる(ステップS78)。
そして、ステップS72で選択中のレコードの第2分析レベル47がレベルAであるか否かが判別される(ステップS79)。第2分析レベル47がレベルAである場合(ステップS79;YES)、ステップS72で選択中のレコードの商品がお買い得であることを示すお買い得メッセージが生成される(ステップS80)。
そして、ステップS72で選択中のレコードの商品名42と、ステップS78で表示形態が設定された販売価格43と、ステップS80で生成されたお買い得メッセージと、を含む電子棚札装置の画面情報が生成され(ステップS81)、ステップS77に移行される。
第2分析レベル47がレベルAでない場合(ステップS79;NO)、ステップS72で選択中のレコードの商品名42と、ステップS78で表示形態が設定された販売価格43と、を含む電子棚札装置の画面情報が生成され(ステップS82)、ステップS77に移行される。
次いで、図10を参照して、電子棚札装置で実行される画面表示処理を説明する。図10に、電子棚札装置で実行される画面表示処理の流れを示す。
画面表示処理は、サーバ装置10から送信された画面情報に対応する画面を表示する処理である。ここでは、電子棚札装置30aで実行される画面表示処理を説明するが、電子棚札装置30b,…でも同様である。
電子棚札装置30aにおいて、例えば、電源がオンされたことをトリガとして、記憶部35から読み出されて適宜RAM33に展開された画面表示プログラムと、CPU31と、の協働で画面表示処理が実行される。
先ず、売上分析送信処理のステップS77に対応し、アクセスポイント20、通信用RF部34を介してサーバ装置10から画面情報が受信されたか否かが判別される(ステップS91)。画面情報が受信されていない場合(ステップS91;YES)、ステップS91に移行される。画面情報が受信された場合(ステップS91;YES)、受信された画面情報を用いて表示部32に画面が表示され(ステップS92)、画面表示処理が終了する。
次いで、図11を参照して、電子棚札装置30a,30bに表示される画面の一例を説明する。図11(a)に、電子棚札装置30aに表示される画面70を示す。図11(b)に、電子棚札装置30bに表示される画面80を示す。
例えば、図5(a)に示すように、電子棚札装置30aに対応する商品3aの商品マスタ40の商品名42は、「お菓子○○」であり、その販売価格43が「99」円である場合を考える。そして、売上分析送信処理により、商品3aの第1分析レベルがレベルAであり、第2分析レベルがレベルBであると分析された場合に、図11(a)に示すように、電子棚札装置30aには、画面70が表示される。
画面70は、販売価格71と、商品名72と、売れ筋メッセージ73と、を含む。販売価格71は、第1分析レベルがレベルAであるので、フォントが教科書体に設定され、フォントサイズが24に設定され、斜体が有に設定され、太字が有に設定され、カラーが赤に設定され、明るさが明に設定され、点滅が有に設定される表示形態が設定されている。画面70の例では、商品名72及び売れ筋メッセージ73が、販売価格71の表示形態に一部対応するものであるが、販売価格71の表示形態に対応しないこととしてもよい。
また、例えば、図5(a)に示すように、電子棚札装置30bに対応する商品3bの商品マスタ40の商品名42は、「お菓子△△」であり、その販売価格43が「228」円である場合を考える。そして、売上分析送信処理により、商品3bの第1分析レベルがレベルCであり、第2分析レベルがレベルCであると分析された場合に、図11(b)に示すように、電子棚札装置30bには、画面80が表示される。
画面80は、販売価格81と、商品名82と、を含む。販売価格81は、第1分析レベルがレベルCであるので、フォントがゴシック体に設定され、フォントサイズが10に設定され、斜体が無に設定され、太字が無に設定され、カラーが無に設定され、明るさが暗に設定され、点滅が無に設定される表示形態に設定されている。画面80の例では、商品名82が、販売価格81の表示形態に一部対応するものであるが、販売価格81の表示形態に対応しないこととしてもよい。
以上、本実施の形態によれば、サーバ装置10は、商品マスタ40、装飾マスタ50を用いて、各商品の売上データ(販売数量)を分析し、その分析結果に応じた商品情報の表示形態の画面情報を生成して、電子棚札情報マスタ60を用いて、表示対象の電子棚札装置に送信する。この電子棚札装置は、画面情報を受信し、当該画面情報を用いて表示形態が設定された商品情報を表示部32に表示する。このため、商品の売上データの分析結果(分析レベル)に応じた表示形態で、電子棚札装置に商品情報を表示でき、商品の売上の分析結果を顧客に容易に知らしめることができる。
また、サーバ装置10は、商品情報の表示形態として、商品情報の付帯情報、商品情報のフォントの種類、商品情報のフォントサイズ、商品情報のフォントの太さ、商品情報のフォントのカラー、商品情報のフォントの点滅の少なくとも一つを変更する。このため、商品の売上の分析結果を多様に表現できる。
また、サーバ装置10は、商品の販売数量をソートして3つの第1分析レベルのグループに分け、商品が対応する第1分析レベル毎に商品情報の表示形態を設定する。このため、商品の販売数量の第1分析レベルに応じた表示形態で、電子棚札装置に商品情報を表示できる。
また、サーバ装置10は、商品の(目標販売数量−販売数量)をソートして3つの第2分析レベルのグループに分け、商品が対応する第2分析レベル毎に商品情報の表示の表示形態を設定する。このため、商品の目標販売数量に対する販売数量の第2分析レベルに応じた表示形態で、電子棚札装置に商品情報を表示できる。
また、サーバ装置10は、分析レベルに応じて表示形態を変更した商品情報を含む画面情報(画像情報)を生成して電子棚札装置に送信する。このため、電子棚札装置において、画像情報をそのまま表示部32に表示でき、電子棚札装置の処理負担を低減できる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係るサーバ装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、サーバ装置10が、電子棚札装置に画像表示させるための商品情報の画面情報(画面の画像情報)を生成して電子棚札装置に送信する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、電子棚札装置に画像表示させるための商品情報のテキストデータと表示形態情報を生成して電子棚札装置に送信する構成としてもよい。電子棚札装置は、商品情報のテキストデータと表示の表示形態情報をサーバ装置10から受信し、その商品情報を表示形態情報の表示形態で表示部32に画面表示する。
また、上記実施の形態では、サーバ装置10が、売上データとしての販売数量(売上数量)に対応する第1分析レベルと、(目標販売数量−販売数量)に対応する第2分析レベルと、により商品毎にレベル分けをして商品の売上の分析を行う構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、売上データを、売上金額、売上順位等としてもよい。具体的には、商品マスタが売上金額又は売上順位の項目を有し、商品マスタのレコードを売上金額又は売上順位でソートしてレベル分けした第1分析レベルと、商品マスタのレコードを、(目標売上金額−売上金額)又は(目標売上順位−売上順位)でソートしてレベル分けした第2分析レベルと、により商品毎にレベル分けをして商品の売上の分析を行う構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、売上分析送信処理で、商品情報の表示形態の設定について、第2分析レベルよりも第1分析レベルを優先する構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、第1分析レベルよりも第2分析レベルを優先する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、サーバ装置10が、全ての商品を、第1分析レベル及び第2分析レベルの分析対象とする構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、商品を、野菜、飲料等の種類別に商品グループに分け、商品グループ別に、第1分析レベル及び第2分析レベルにより商品毎にレベル分けをして商品の売上の分析を行う構成としてもよい。
また、上記各実施の形態の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部15を使用した例を開示したが、この例に限定されない。
その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
また、上記各実施の形態における、電子棚札システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
1 電子棚札システム
2 商品陳列棚
3a,3b 商品
10 サーバ装置
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 記憶部
16 通信部
17 計時部
18 バス
20 アクセスポイント
21 CPU
22 記憶部
23 RAM
24 通信用RF部
24a アンテナ
25 通信部
26 バス
30a,30b 電子棚札装置
31 CPU
32 表示部
33 RAM
34 通信用RF部
34a アンテナ
35 記憶部
36 バッテリー
37 バス

Claims (6)

  1. 商品の情報を表示する電子表示装置に対して商品情報を送信するサーバ装置であって、
    複数の商品の商品毎の売上情報を取得し、その商品毎に、その商品の売上情報に基づく売上状況を、第1評価基準で分析評価すると共に、当該第1評価基準とは異なる第2評価基準で分析評価する分析評価手段と、
    前記分析評価手段により前記第1評価基準で分析評価され、且つ前記第2評価基準で分析評価された評価結果に基づいた商品表示情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された商品表示情報を、その商品に対応する前記電子表示装置に対して送信する送信手段と、
    を具備したことを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記分析評価手段による前記第1評価基準での分析評価の評価結果が、所定レベルの評価結果か否かを判別する判別手段と、
    を更に具備し、
    前記分析評価手段は、前記所定レベルの評価結果か否かに基づいて前記第2評価基準での分析評価を行うか否かを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記分析評価手段は、前記所定レベルの評価結果である場合には、前記第2評価基準での分析評価を行わないよう制御し、一方、前記所定レベルの評価結果でない場合には、前記第2評価基準での分析評価を行うよう制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記生成手段は、前記分析評価手段で、前記第2評価基準での分析評価を行わなかった場合には、当該第1評価基準での分析評価の評価結果に基づく商品表示情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のサーバ装置。
  5. 前記生成手段は、前記第1評価基準での分析評価の評価結果に基づいて商品表示情報を生成し、前記第2評価基準での分析評価の評価結果に基づいて前記生成された商品表示情報を更に加工して生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか記載のサーバ装置。
  6. 商品の情報を表示する電子表示装置に対して商品情報を送信するサーバ装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数の商品の商品毎の売上情報を取得し、その商品毎に、その商品の売上情報に基づく売上状況を、第1評価基準で分析評価すると共に、当該第1評価基準とは異なる第2評価基準で分析評価する分析評価手段、
    前記分析評価手段により前記第1評価基準で分析評価され、且つ前記第2評価基準で分析評価された評価結果に基づいた商品表示情報を生成する生成手段、
    前記生成手段により生成された商品表示情報を、その商品に対応する前記電子表示装置に対して送信する送信手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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