JP5793944B2 - 誘導加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、画像形成装置に備えられている定着装置の発熱体を加熱するのに用いられる誘導加熱装置、及び該誘導加熱装置を備えた画像形成装置に関する。
例えば、コピー機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、さらにはこれらの装置の機能を集約したMFP(Multi Function Peripherals)と称される多機能デジタル画像形成装置等には、回転可能なローラ型の発熱体を備えた定着装置と、前記発熱体を加熱する加熱源としての誘導加熱装置を備えたものがある。
このような誘導加熱装置として、誘導加熱用のコイルへ例えば商用の交流電圧を全波整流し直流に変換して印加するとともに、誘導加熱用のコイルと直列に接続された例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)等からなるスイッチング素子のオン・オフを制御することにより、定着装置の発熱体へ供給する電力を制御する方式のものが従来より用いられている。
一方、定着装置として、画像形成装置に対するウォームアップ時間の短縮や省エネルギ等の要請から、熱容量の小さいものが求められている。この熱容量の小さい定着装置は、急速に加熱できる反面、急速に温度低下してしまう特徴がある。従って、熱容量の小さい定着装置で温度を一定に保つためには、誘導加熱装置の細やかな電力制御が必要となる。
ところで、誘導加熱装置の動作中において、商用の入力交流(50/60Hz)にサージ電圧が入力された場合、誘導加熱用のコイルをスイッチングする前記スイッチング素子に過大な電圧が印加され、スイッチング素子が破壊されることがある。
そこで、上記のようなサージ電圧を検出する回路を設け、サージ電圧が発生した場合は誘導加熱装置の動作を停止することが一般に行われているが、従来では、例えば5秒といったような比較的長い停止時間が確保されていた。
なお、特許文献1には、局所的に加熱されるよう加熱ヒータが配置されるとともに、局所的な加熱箇所の過剰な温度上昇を防止するため、ウォームアップ時に定着ローラを回転させるようにした定着装置が開示されている。
特開2002−40871号公報
しかしながら、誘導加熱装置の停止時間が長いと、定着装置における発熱体の温度が低下し定着性能に影響を及ぼす恐れがあった。
特に、前述したような昨今の熱容量の小さい定着装置の場合には、誘導加熱装置からの電力供給が停止すると、定着装置の発熱体の温度が瞬間的に低下することから、未定着画像が発生しやすく定着不良となるという問題があった。
なお、このような問題は、前記特許文献1に記載の技術によっては解決することはできなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、サージ電圧等の異常電圧を検出した場合の定着装置の発熱体の温度低下を可及的に抑制できる誘導加熱装置、及び該誘導加熱装置を備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)回転可能な発熱体を有する定着装置と、前記発熱体を加熱する誘導加熱装置とを備えた画像形成装置であって、前記誘導加熱装置は、交流電圧を整流した直流の入力電圧を印加されるとともに、前記発熱体の周面の一部を取り巻いてかつ該発熱体の回転方向に一定の広がりを持って前記発熱体に対向配置され、前記発熱体を誘導加熱するためのコイルと、該コイルに直列に接続されたスイッチング素子と、前記交流電圧に入力される異常電圧を検出する異常電圧検出手段と、前記スイッチング素子をオン・オフ制御することにより、前記コイルへの供給電力を制御するとともに、前記異常電圧検出手段により異常電圧が検出されたときは、前記コイルへの電力供給を停止させる電力制御手段と、を備え、前記コイルは発熱体の回転方向の後側における回転方向の長さL1を有する後半部と、回転方向の前側における回転方向の長さL2を有する前半部とで前後に分離して配置され、前記電力制御手段は、前記異常電圧の検出による前記コイルへの電力供給の停止を、停止時に前記コイルの後半部の長さL1の領域に進入した発熱体の周面の部位が、前記コイルの後半部の長さL1の領域を通過したあと前記前半部の長さL2の領域に進入する前に終了させて前記コイルへの電力供給を再開させることを特徴とする画像形成装置。
前項(1)に記載の発明によれば、コイルは発熱体の回転方向の後側における回転方向の長さL1を有する後半部と、回転方向の前側における回転方向の長さL2を有する前半部とで前後に分離して配置され、電力制御手段は、異常電圧の検出によるコイルへの電力供給の停止を、停止時にコイルの後半部の長さL1の領域に進入した発熱体の周面の部位が、前記コイルの後半部の長さL1の領域を通過したあと前記前半部の長さL2の領域に進入する前に終了させて前記コイルへの電力供給を再開させるから、電力供給の停止時間による定着装置の発熱体の温度低下を可及的に抑制でき、未定着画像の発生を防止できる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 サージ電圧検出回路の一例を示す回路図である。 定着装置の構成を示す断面図である。 図3の定着装置の要部を抽出して示した断面図である。 サージ電圧検出時の従来の動作を説明するための図である。 サージ電圧検出時の本実施形態の動作を説明するための図である。 この実施形態に係る画像形成装置で実施されるサージ電圧検出時の電力制御処理を示すフローチャートである。 サージ電圧検出時の従来の電力制御処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、誘導加熱装置10と、本体制御部20と、定着装置30とを備えている。
前記誘導加熱装置10は、全波整流回路102と、誘導加熱用のコイル(インダクタ)103と、コンデンサ104と、スイッチング素子105と、IGBT駆動回路106と、電力制御部107と、異常電圧検出回路108と、入力電圧検出回路109と、ゼロクロス検出回路110と、入力電流検出回路111を備えている。
全波整流回路12は、50/60Hzの100Vの交流電源である商用電源11の100Vの交流電圧を全波整流して直流に変換するものである。
コイル13は、前記全波整流回路12の出力電圧を受領し、磁気的に結合された定着装置の定着ベルト54(図3に示す)を誘導加熱する。
コンデンサ104はコイル103と並列に接続され、コイル103とで共振回路112を形成する。
スイッチング素子105はコイル103と直列に接続され、商用電源101から全波整流回路12、共振回路112、スイッチング素子105及び全波整流回路102を巡って商用電源101へと至る閉ループを形成している。スイッチング素子105の種類は限定されないが、この実施形態では、前述した絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。
IGBT駆動回路106は、電力制御部107からの指示に基づいてスイッチング素子105をオン・オフすることにより、スイッチング素子105を高周波スイッチング駆動するものである。
電力制御部107は、IGBT駆動回路106を介してスイッチング素子105のオン・オフを制御することにより、コイル103への供給電力を制御するものであり、図示しないCPU、ROM、RAM等により構成されている。
サージ電圧検出回路108は、商用電源101に入力される異常電圧であるサージ電圧を速い応答性で検出するものである。サージ電圧検出回路108の構成は限定されないが、例えば図2に示すように、商用電源101の交流電圧を抵抗108a及び108bで分圧する一方、基準電圧Vccを抵抗108c及び108dで分圧して基準電圧値とし、交流電圧に対する分圧電圧と基準電圧値とをオペアンプ108eで比較する回路を挙げることができる。オペアンプ108eのプラス端子の基準電圧値以上の電圧がオペアンプ108eのマイナス端子に印加されると、オペアンプ108eはLow信号を出力するようになっている。
電力制御部107は、オペアンプ108eからの信号がHigh信号であれば、サージ電圧は入力されていないと判断し、スイッチング素子105の制御を通常通り行う。オペアンプ108eからの信号がLow信号になると、サージ電圧が入力されたものと判断し、スイッチング素子105を直ちにオフし、定着ベルト34に対する電力供給を停止する。
また、サージ電圧検出回路108によるサージ電圧検出信号は本体制御部20の制御回路21にも入力される。
入力電圧検出回路109は、商用電源101から全波整流回路102を介してコイル103へ入力される電圧を検出し、入力電流検出回路111は、同じく入力電流を検出するものであり、電力制御部107は、入力電圧検出回路109及び入力電流検出回路111での検出結果を受けて、コイル103への供給電力を安定化させる。
ゼロクロス検出回路110は、商用電源101の交流電圧のゼロクロスを検出してゼロクロス信号を出力する回路である。
本体制御部20の制御回路21は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備え、電力制御部107に対して電力供給の開始指示や供給電力量の指示を行う。さらには、制御回路21は、サージ検出回路108からのサージ検出信号を基に定着ベルト34に対する電力供給の停止時間や、停止終了後の電力供給時間(復帰時間)を算出して電力制御部107に通知するが、この点については後述する。
前記電力制御部107は、画像形成装置1の本体制御部20における制御回路21からの前記指示等を受信して、指示された状態となるように、IGBT駆動回路106を介してスイッチング素子105のオン・オフを制御する。
図3は定着装置30の断面図、図4は図3の要部を抽出して示した断面図である。
定着装置30は、定着ローラ31と加圧ローラ37を備えている。
定着ローラ31は、筒状芯体32の周面にスポンジ材33を介して発熱体としてのローラ型の金属製定着ベルト34が被覆されてなり、図示しない軸に連結されて、図3の矢印Aで示すように紙面反時計方向に回転可能となされている。
加圧ローラ37は、筒状芯体35の表面に弾力性を有するゴム材36が被覆されてなり、表面のゴム材36が定着ローラ31の定着ベルト34に接触した状態で、図示しない軸に連結されて、図3の紙面時計方向に回転可能となされている。
一方、誘導加熱装置10の前記コイル103は、コイル収容部60に巻回状態で収容されている。コイル103は、定着ローラ31の定着ベルト34の周面の一部を取り巻いて、かつ定着ローラ31の回転方向に定着ベルト34のほぼ半周分の広がりを持って配置されている。また、この実施形態ではコイル103は、定着ローラ31の中心を含む水平面に存在する中間部材61を境にして、定着ローラ31の回転方向の後側に存在する上半部103aと、回転方向の前側に存在する下半部103bに分離して巻回されている。従って、誘導加熱装置10による電力出力中は、発熱体としての定着ベルト34に対して、上半部103aによる加熱領域51と下半部103bによる加熱領域52がそれぞれ形成される。定着ローラ31の回転に伴って、定着ベルト34は加熱領域51、52を通過する時に誘導加熱されて全体が均一な温度になり、定着ローラ31と加圧ローラ37の間を通過する用紙に形成された画像を定着する。
次に、サージ電圧検出時の電力制御動作を説明するが、まず従来の動作を図5を参照して説明する。
電力制御部107により設定された供給電力量となるようにスイッチング素子105がオンオフ制御される。これにより、定着ローラ31の定着ベルト34は、温度特性X1で示すように、一定の温度(図5では温調温度と記している)に加熱される。
時刻T1で、商用電源の交流電圧にサージ電圧が印加されると、全波整流された入力電圧V0にもサージ電圧が印加された状態となる。、交流電圧に印加されたサージ電圧がサージ電圧検出回路108で検出されると、電力制御部107は直ちにスイッチング素子105をオフにし、コイル103への電力供給を停止してスイッチング素子105の破壊を防止するものとなされている。しかしながら、従来では、停止時間が例えば5秒間といった比較的長時間に設定されており、5秒後の時刻T2において電力供給を再開していた。このため、その間に定着ベルト34の温度が低下し、定着不良を引き起こす恐れがあった。
これに対し、この実施形態では、サージ電圧の検出による定着ベルト34への電力供給の停止時にコイル103の上半部103aによる加熱領域51に進入した定着ベルト34の周面の部位34a(図4に示す)が、前記加熱領域51を通過したあとに、電力供給の停止を終了し、コイル103の下半部103bによる加熱領域52に進入する前の中間部材61を通過しているときに、定着ベルト34への電力供給を再開させるものとなされている。ただし、その間に再度のサージ電圧が検出されたときは、再度の停止が行われる。なお、加熱領域51、52の定着ベルト回転方向の長さは、この実施形態では図4に示すように、それぞれコイル103の上半部103aのベルト回転方向の長さL1と、下半部103bの定着ベルト回転方向の長さL2として、電力供給の停止時間等の計算を行っている。この実施形態では、上半部103aの長さL1と下半部103bの長さL2はほぼ等しく設定されている。
このように、電力供給の停止の終了タイミングと再開のタイミングを設定することにより、電力供給の停止時間tは図6に示すように極めて短時間となり、これにより定着ベルト34の温度特性X2に示すように、定着ベルト34の温度低下を抑制することができ、定着不良の発生を確実に防止することができる。
また、電力供給の停止の終了タイミングと再開のタイミングの設定は固定されていなくても良く、画像形成装置1の動作状態に応じて変更しても良い。たとえば、画像形成装置1を朝一番で立ち上げたときには、停止時間を短く設定したり、また定着ロール31を通過する記録媒体の秤量(厚紙、薄紙等)に応じて変更しても良い。
なお、電力供給の再開は、図6に示すように、ゼロクロス検出回路110で検出された交流電圧のゼロクロスのタイミングT3で行うのが望ましい。ゼロクロス時は交流電圧が低い状態にあるため、スイッチング素子105を破損することなく電力出力を再開できる。
また、電力供給の停止の終了タイミングと再開のタイミングは上記に限定されるものではなく、電力供給の停止を、停止時にコイル103の上半部103aによる加熱領域51に進入した定着ベルト34の周面の部位34aが、コイル103の下半部103bによる加熱領域52から退出する前に終了させ、かつ、コイル103の下半部103bによる加熱領域52から退出する前に、定着ベルト34への電力供給を再開させる設定となされていればよい。
このように、停止時にコイル103の上半部103aによる加熱領域51に進入した定着ベルト34の周面の部位34aが、コイル103の下半部103bによる加熱領域52を通過し終える前に、コイル103への電力供給を再開させることで、定着ベルト34への熱補完を確実に行うことができる。
図7は、画像形成装置1のサージ電圧検出時の電力制御動作を示すフローチャートである。
ステップS01では、電力制御部107が、画像形成装置1における本体制御部20の制御回路21から、供給電力の設定値や制御開始指示を含む電力制御指示を受信し、これに基づいて、電力制御部107は、IGBT駆動回路106に電力供給(電力出力ともいう)を指示し、スイッチング素子105を駆動する。これにより、定着ベルト34へ電力が供給され、定着ベルト34は誘導加熱により自己発熱する。
ステップS02では、サージ電圧を検出したかどうかを電力制御部107及び本体制御部20の制御回路21がサージ電圧検出回路108の出力から判断し、検出していなければ(ステップS02でNO)、ステップS01に戻って電力出力を継続させる。サージ電圧を検出すると(ステップS02でYES)、ステップS03で、本体制御部20の制御回路21が、電力出力の停止時間を、コイル103の上半部103aのベルト回転方向の長さ÷システムスピードである定着ローラ31の回転速度、から算出し、算出結果を電力制御部107に送信する。
算出結果を受信した電力制御部107は、ステップS04で、IGBT駆動回路106に対して電力出力の停止指示を行ったのち、ステップS05で、停止時間が経過したかどうかを判断する。停止時間が経過していなければ(ステップS05でNO)、経過するまで待ち、停止時間が経過すると(ステップS05でYES)、ステップS06に進む。つまり、電力出力の停止時にコイル103の上半部103aによる加熱領域51に進入した定着ベルト34の周面の部位34aが、コイル103の上半部103aを通過するまで電力出力が停止される。
ステップS06では、本体制御部20の制御回路21が、電力出力の復帰時間を、コイル103の下半部103bのベルト回転方向の長さL2÷システムスピードである定着ローラ31の回転速度、から算出し、算出結果を電力制御部107に送信する。
算出結果を受信した電力制御部107は、ステップS07で、IGBT駆動回路106に対して電力出力の再開指示を行う。復帰時間の算出、電力出力の再開指示は、電力出力の停止時にコイル103の上半部103aによる加熱領域51に進入した定着ベルト34の周面の部位34aが、下半部103bによる加熱領域52に進入する前に行われる。
次に、ステップS08で、復帰時間が経過したかどうかを判断する。復帰時間が経過していなければ(ステップS08でNO)、復帰するまで待ち、復帰時間が経過すると(ステップS08でYES)、ステップS01に戻る。つまり、電力出力の停止時にコイル103の上半部103aによる加熱領域51に進入した定着ベルト34の周面の部位34aが、コイル103の下半部103bによる加熱領域52に進入し加熱領域52を通過するまで、電力出力が確実に維持される。
ステップS01に戻った後は、サージ電圧が検出されなければ、そのまま電力出力が継続される。
ちなみに、サージ電圧検出時の従来の電力制御処理を図8に示す。
ステップS11では、電力制御部107が、画像形成装置1における本体制御部20の制御回路21から、供給電力の設定値や制御開始指示を含む電力制御指示を受信し、これに基づいて、電力制御部107は、IGBT駆動回路106に電力出力を指示し、スイッチング素子105をスイッチング制御する。
ステップS12では、サージ電圧を検出したかどうかを電力制御部107がサージ電圧検出回路108の出力から判断し、検出していなければ(ステップS12でNO)、ステップS01に戻って電力出力を継続させる。検出すると(ステップS12でYES)、電力制御部107は、ステップS13で、IGBT駆動回路106に対して電力出力の停止指示を行う。停止時間は例えば5秒に設定される。
次に、ステップS14で、サージ電圧を検出したかどうかを判断し、検出すると(ステップS14でYES)、ステップS13で再度停止する。検出しなければ(ステップS14でNO)、ステップS11に戻り、電力出力を継続する。
1 画像形成装置
10 誘導加熱装置
20 本体制御部
21 制御回路
30 定着コイル
34 定着ベルト
34a 定着ベルトの周面の部位
51 加熱領域
52 加熱領域
101 商用電源
102 全波整流回路
103 コイル
103a コイルの上半部
103b コイルの下半部
104 コンデンサ
105 スイッチング素子
107 電力制御部
108 サージ電圧検出回路
110 ゼロクロス検出回路

Claims (1)

  1. 回転可能な発熱体を有する定着装置と、前記発熱体を加熱する誘導加熱装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記誘導加熱装置は、
    交流電圧を整流した直流の入力電圧を印加されるとともに、前記発熱体の周面の一部を取り巻いてかつ該発熱体の回転方向に一定の広がりを持って前記発熱体に対向配置され、前記発熱体を誘導加熱するためのコイルと、
    該コイルに直列に接続されたスイッチング素子と、
    前記交流電圧に入力される異常電圧を検出する異常電圧検出手段と、
    前記スイッチング素子をオン・オフ制御することにより、前記コイルへの供給電力を制御するとともに、前記異常電圧検出手段により異常電圧が検出されたときは、前記コイルへの電力供給を停止させる電力制御手段と、
    を備え、
    前記コイルは発熱体の回転方向の後側における回転方向の長さL1を有する後半部と、回転方向の前側における回転方向の長さL2を有する前半部とで前後に分離して配置され、
    前記電力制御手段は、前記異常電圧の検出による前記コイルへの電力供給の停止を、停止時に前記コイルの後半部の長さL1の領域に進入した発熱体の周面の部位が、前記コイルの後半部の長さL1の領域を通過したあと前記前半部の長さL2の領域に進入する前に終了させて前記コイルへの電力供給を再開させることを特徴とする画像形成装置。
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