JP2004198895A - 定着装置 - Google Patents

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JP2004198895A JP2002369652A JP2002369652A JP2004198895A JP 2004198895 A JP2004198895 A JP 2004198895A JP 2002369652 A JP2002369652 A JP 2002369652A JP 2002369652 A JP2002369652 A JP 2002369652A JP 2004198895 A JP2004198895 A JP 2004198895A
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Shinpei Matsuo
信平 松尾
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Abstract

【課題】端部昇温を防止し小サイズ紙におけるスループットダウンを回避する。
【解決手段】所定温度に温調した定着面を加圧回転体により回転駆動し、記録紙を狭圧搬送して定着を行う定着装置において、フアンの回転数を制御可能な送風手段と、定着面と紙搬送路とを直列に貫く風路を形成する隔壁手段と、定着面非通紙部の温度が許容温度以下となるようにプリンタステータスに応じてフアン回転数を制御するフアン回転数制御手段とを設ける。小サイズ紙の連続プリント時においても定着面非通紙部の温度上昇を抑制するもので、非通紙部昇温を防止するために行なっていたスループットダウン制御を回避できるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば、レーザービームプリンタ等電子写真プリンタの画像形成装置によって、記録紙(記録材)上に形成したトナー像を該記録紙に定着する定着装置、特に、定着ローラ(定着回転体)の定着面を所定温度に加熱温調する温調制御手段と、前記定着ローラに加圧当接して所定速度で回転する加圧ローラ(加圧回転体)とを有し、トナー像を形成した記録紙を前記定着ローラと加圧ローラとの間で狭圧搬送して前記トナー像を該記録紙に定着する定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の定着装置においては、定着幅に対し小さい横サイズの記録紙を連続して通紙すると、通紙領域中央に配置したサーミスタにより温調制御を行うため、記録紙に熱を奪われない非通紙領域の定着面温度が上昇し、定着ローラの定着面や加圧ローラのゴム層などの定着部材の耐熱許容温度を超え定着器を破損してしまう問題があった。そこで、加熱ヒーターを紙幅方向に分割し、小サイズ紙を通紙する場合は中央部のみの加熱ヒーターに通電し端部の昇温を防止する定着制御手段が構成されていた。
【0003】
近年、カラーレーザービームプリンタ等のカラー電子写真プリンタにおいては、複数色のトナーを十分に溶かし色再現性、グロス制御性を確保するため、シリコンゴム層を追加し弾性を持たせた定着面を、白黒に比べ高い温度に温調し高い圧力で定着する必要がある。このカラー用定着器としては、定着部材の熱容量を増加させることを必要とするため、定着温度に到達するまで時間がかかるので、定着面のみを直接加熱し、温度の早い立ち上がりが得られる電磁誘導加熱方式が提案されている。
【0004】
図8は前記電磁誘導加熱方式を採用した定着器を説明する横断面図である。また、図9は前記図8の用紙進入方向より見た構成と配置を説明する透視図である。また、図10は前記図8の定着器の磁力線分布と発熱分布を説明する動作説明図である。
【0005】
以降に電磁誘導加熱定着器の構成を図8〜10を用いて説明する。図において、1001は定着スリーブ(定着回転体)であり、テフロン(登録商標)よりなる離型層をシリコンゴム層を介して貼り付けた磁性金属チューブを、耐熱樹脂よりなるホルダ1002の周りに回転可能に配設している。1003は定着スリーブ1001に圧接させた加圧ローラ(加圧回転体)であり、駆動軸1004を駆動ギア1103を介して駆動モータ1005で回転させることにより、定着スリーブ1001を回転駆動する。
【0006】
ホルダ1002の内部にはフェライトコア1010と励磁コイル1008を配置し、加圧バネ1101によりガイド1102、加圧ステー1009、ホルダ1002、摺動板1006を介して加圧ローラ1003に圧力を加えている。
【0007】
1011、1013はサーミスタであり、サーミスタバネ1012、1014により定着スリーブ1001に内接摺動し定着面の温度を検出している。サーミスタ1011は通紙域中心に配置し、温調制御に使用する。サーミスタ1013は通紙域端部に配置し、非通紙部の昇温監視に使用する。
【0008】
1201は励磁コイル1008に高周波電流を通電した時の磁力線分布である。1202は前記磁力線1201により定着スリーブ1001上に誘起された渦電流分布を表す。1203は前記渦電流1202により定着スリーブ1001上に発生した抵抗損失によるジュール熱分布を説明する図である。このように定着スリーブ1001上に発生する熱は励磁コイル1008を定着スリーブ1001に投影した渦電流分布1202に沿って発生し、前記サーミスタ1011により温調制御する。
【0009】
従って、定着動作は駆動モータ1005により定着スリーブ1001を回転駆動し、サーミスタ1011により定着スリーブ中央部の温度を検出し、温調加熱した定着面を摺動板1006部に送り出し、熱と圧力により定着を行うよう構成していた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平08−022206号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例の電磁誘導加熱方式においては、磁力線を導くフェライトコア1010とその周りに巻いた励磁コイル1008からなる磁気回路がヒータの機能を担うため、与えられたスペースに対して励磁コイル1008の占積率と配置、昇温、更にコストまで考慮すると、磁気回路の分割は非常に困難である。
【0011】
従って、定着器を保護するため、小サイズ紙を連続通紙する場合には、サーミスタ1013により非通紙部の昇温を監視し、所定許容温度を超えた場合、給紙のピックアップ間隔を伸ばし、非通紙部の定着面温度が許容温度を超えないよう制御手段を構成し、スループットを落とさなければならない課題があった。
【0012】
本発明は上記のような従来の課題を解消するためになされたもので、小サイズ紙の連続プリントにおけるスループットダウン防止を図った定着装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、定着回転体と、この定着回転体の定着面を所定温度に加熱温調する温調制御手段と、前記定着回転体に加圧当接して所定速度で回転する加圧回転体とを有し、トナー像を形成した記録材を、前記定着回転体と加圧回転体との間で狭圧搬送して前記トナー像を前記記録材に定着する定着装置において、ファンの回転数を制御可能な送風手段と、前記送風手段と前記定着面および前記記録材搬送路とを直列に貫く風路を形成する隔壁手段と、定着面非通材部の温度が許容温度以下となるようにプリンタステータスに応じてファン回転数を制御するファン回転数制御手段とを備えたことを特徴とする定着装置である。
【0014】
ここで、「直列」とは、電気的表現で、エアーフローを回路における電流と見立てた場合、送風手段と定着面と記録材搬送路の各3者が順番に関わらず直列に配置されていればよいと言う意味である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面について説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のハードウェア構成を説明する概略構成図である。また、図2は、前記図1の定着風路構成を説明する風路断面図。また、図3は、図1の定着風路構成を説明する風路上面視図である。なお、前記従来例説明と同一機能を有する構成は、同一番号を付し重複説明を省略する。
【0017】
101は定着ダクト(隔壁手段)であり、定着ユニット102に接して配置し、図2及び図3に示したようにDCファンモータ(送風手段)105により吸気した空気を加圧ローラ1003、通紙パス、定着スリーブ1001、定着排気窓113の順に通す風路を形成している。
【0018】
前記定着ダクト101の機能として、記録紙1015が通過中は110で示されるエアーフローを作り、非通紙部の加圧ローラ表面と定着スリーブ表面に気流を集中させ、通紙部に比較して選択的に冷却するよう講じたものである。
【0019】
103は画像形成ユニットであり、給紙ユニット104より給紙した記録紙に付図示の電子写真プロセスによりトナー像を形成し、定着ユニット102に送り、定着した後排出口115より排出する。106はDCファン制御ユニットであり、CPU(温調制御手段、ファン回転数制御手段)107から出力された電圧に応じた回転数にDCファンモータ105をドライブする。108はインバータ電源であり、CPU107からの電力制御信号117とインバータオン信号118に応じて励磁コイル1008に高周波電力を供給する。
【0020】
109は給紙モータであり、CPU107からの指令に従い給紙ローラ116を駆動し、給紙カセット114から一枚給紙する。112はカセットサイズ検知スイッチであり、給紙カセット114にある紙サイズをCPU107に伝達する。111は基準抵抗であり、サーミスタ1011,1013の出力を分圧し、電圧に変換してCPU107に入力する。
【0021】
図4は、前記図1〜3のハードウエア構成におけるソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図である。以後、制御構成を図4のフローチャートに沿って説明する。
【0022】
CPU107は、電源投入またはジャム処理ドアクローズにより、ステップ401より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、定着モーターを回転させ、定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し、定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(402、403、404)。
【0023】
定着ウォームアップレディ温度に到達するしたかを判断し(405)、YESになると、目標温度をスタンバイ温度に設定し(406)、プリンタレディ信号を送出するとともに定着モータを停止させ、プリント要求受信迄スタンバイ温調を行う(407、408、409)。
【0024】
次いで、ホストよりプリント要求を受信したかを判断し(410)、YESになると、CPU内蔵タイマをスタートさせるとともに、定着モータを駆動し、温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(411,412,413)。
【0025】
ステップ411でスタートしたタイマにより、定着立上げレディ判定タイミングに到達したかを判断し(414)、YESになると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判断し(415)、到達した場合(YES)、用紙をピックアップし、画像形成シーケンスを開始する(416)。
【0026】
次いで、定着ニップ到達タイミングになったかを判断し(417)、YESになると、カセットサイズ検知スイッチにより用紙サイズを検出し、CPU107内に設けられた図示しないROM領域に書き込んだテーブルを参照し、検出サイズに対応するファン回転数を設定する(418、419,420)。用紙が定着ニップに到達し、定着を行い、後端が定着ニップを抜けるタイミングになったかを判断し、YESになると、ファンを停止する(421,422,423)。
【0027】
そして、次ページが存在する場合、つまり、連続プリントかを判断し(424)、YESの場合は、ステップ416からの給紙動作からステップ424までを繰り返し、次ページが存在しない場合ステップ406に戻りスタンバイ待機する。
【0028】
以上の制御により、ROM領域に書き込んだテーブルに記録したファン回転数は、各記録材サイズで決まる非通紙部風路断面の単位断面積当たりの風量が一定となるように決定したことにより、用紙が定着ニップに到達するタイミングに合わせて設定用紙サイズの非通紙部風路断面において、単位断面積当たり一定の風量を非通紙部加圧ローラ及び定着スリーブに流すことができ、非通紙部を適度に冷却するよう作用せしめたものである。
【0029】
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図である。なお、ハードウエア構成は前記実施例1の図1〜3の説明と同一であり重複説明を省略する。
【0030】
この実施例2の特徴として、前記実施例1では定着器の冷却はプリント第1枚目から行ったのに対し、この実施例2ではプリント枚数に応じて冷却を行うように制御手段を構成したものである。
【0031】
以降、制御手段の構成を図5のフローチャートに沿って説明する。
【0032】
CPU107は、前記の実施例1と同様、電源投入またはジャム処理ドアクローズにより、ステップ401より始まる定着イニシャル処理シーケンスを開始する。まず、定着モーターを回転させ、定着スリーブを回転させるとともにウォームアップ目標温度を設定し、定着ヒーターをオンさせ、ヒーターを最大電力で駆動する(402、403、404)。
【0033】
定着ウォームアップレディ温度に到達したかを判断し(405)、YESになると、目標温度をスタンバイ温度に設定し(406)、プリンタレディ信号を送出するとともに定着モータを停止させプリント要求受信迄スタンバイ温調を行う(407、408、409)。
【0034】
次いで、ホストよりプリント要求を受信したかを判断し(410)、YESになると、CPU内蔵タイマをスタートさせるとともに、プリント枚数カウンタをリセットする(411,501)。次に、定着モータを駆動し、温調目標温度にプリント目標温度を設定し、プリント立上げシーケンスを開始する(412,413)。
【0035】
ステップ411でスタートしたタイマにより定着立上げレディ判定タイミングに到達したかを判断し(414)、YESになると、定着立上げレディ判定温度に到達しているか否かを判断し(415)、到達してYESの場合、用紙をピックアップし、プリント枚数カウンタをインクリメントし、画像形成シーケンスを開始する(416、502)。
【0036】
次いで、プリント枚数カウンタが20枚未満かを判断し(503)、YESの場合、ステップ421に制御を移し、ファン回転制御ステップ417から420をスキップする。プリント枚数カウンタが20枚以上の場合、次ステップ417に進み、定着ニップ到達タイミングになったかを判断し、YESになると、カセットサイズ検知スイッチにより用紙サイズを検出し、ROM領域に書き込んだテーブルを参照し、検出サイズに対応するファン回転数を設定する(417、418、419,420)。
【0037】
用紙が定着ニップに到達し、定着を行い、後端が定着ニップを抜けるタイミングになったかを判断し、YESになるとファンを停止する(421,422,423)。そして、次ページが存在する場合、つまり、連続プリントかを判断し(424)、YESの場合、ステップ416からの給紙動作からステップ423までを繰り返し、次ページが存在しない場合、ステップ406に戻りスタンバイ待機する。
【0038】
以上説明したように、プリント枚数が20枚未満の場合には、ファン冷却を行わないよう制御手段を構成せしめたものである。これにより、非通紙部の昇温が許容温度以上に上がらない20未満のプリントにおいて、定着器を冷却し無駄な電力を消費と騒音を防止したものである。
【0039】
(実施例3)
図6は、本発明の実施例3のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図である。また、図7は前記図6のフローチャート図のサブルーチン構成を説明するフローチャート図である。なお、ハードウエア構成は前記実施例1の図1〜3の説明と同一であり、実施例1の説明と同一機能を有する構成は、同一番号を付して重複説明を省略する。
【0040】
この実施例3の特徴は、非通紙部のファン回転数の決定を、非通紙部に配した端部サーミスタ(端部温度検出手段)1013の検出値により行ったことにある。ステップ401からステップ417は及びステップ421から424までは前記実施例1の説明に同じであり重複説明を省略する。
【0041】
ステップ601はファン回転数制御サブルーチンであり、図7に示すフローチャートの制御により決定した回転数でファンを駆動する。以降に端部サーミスタによるファン回転数決定制御構成を図7フローチャートに沿って説明する。
【0042】
CPU107はファン回転数決定ルーチンが起動すると、予め決めたイニシャル速度に設定し、定着器を冷却する(701,702)。次に端部サーミスタの温度と定着温調目標温度を読み取る(703,704)。
【0043】
端部サーミスタの温度が温調目標温度を10℃以上上回ったかを判断し、YESの場合は、ファンの回転数を10%増速し、ステップ703に制御を移す(705,706)。端部サーミスタの温度が温調目標温度を下回ったかを判断し、YESの場合は、ファンの回転数を10%減速し、ステップ703に制御を移す(707,708)。また、端部サーミスタの温度が温調目標温度から+10℃以内の場合、ファンの回転数を保持したまま、ステップ703に制御を移す(707)。
【0044】
これらの制御により、非通紙部温度を温調目標温度から+10℃以内の範囲に収束制御するよう制御手段を作用せしめたものである。
【0045】
本発明の様々な例と実施例が示され説明されているが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられてた様々の修正と変更に及ぶことが理解されるであろう。
【0046】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0047】
[実施態様1] 定着ローラと、この定着ローラの定着面を所定温度に加熱温調する温調制御手段と、前記定着ローラに加圧当接して所定速度で回転する加圧搬送ローラとを有し、トナー像を形成した記録材を、前記定着ローラと加圧搬送ローラとの間で狭圧搬送して前記トナー像を該記録材に定着する定着装置において、ファンの回転数を制御可能な送風手段と、前記送風手段と定着面と記録材搬送路とを直列に貫く風路を形成する隔壁手段と、定着面非通紙部の温度が許容温度以下となるようにプリンタステータスに応じてファン回転数を制御するファン回転数制御手段とを備えたことを特徴とする定着装置。
【0048】
[実施態様2] ファン回転数制御手段は、設定した記録材サイズを検出する記録材サイズ検知手段と、記録材サイズに応じたファン回転数を記録するテーブル記録手段とを有し、紙サイズ検知手段検知紙サイズに対応したファン回転数をテーブル記録手段より読出し設定することを特徴とする実施態様1に記載の定着装置。
【0049】
[実施態様3] テーブル記録手段に記録したファン回転数は、各記録材サイズで決まる非通紙部風路断面の単位断面積当たりの風量が一定となるように決定したことを特徴とする実施態様2に記載の定着装置。
【0050】
[実施態様4] 定着ファン回転数制御手段は、定着通紙タイミングを検出する定着シーケンス判定手段により、定着ニップに用紙がないことが判定された時は、ファンの回転を低下ないしは停止したことを特徴とする実施態様1から3のうちの何れか1項に記載の定着装置。
【0051】
[実施態様5] 定着ファン回転数制御手段は、定着通紙タイミングを検出する定着シーケンス判定手段により、スタンバイ温調中であることが判定された時は、ファンの回転を停止したことを特徴とする実施態様4に記載の定着装置。
【0052】
[実施態様6] 定着ファン回転数制御手段は、定着通紙タイミングを検出する定着シーケンス判定手段により判定した連続プリント枚数に応じて、ファン回転数を段階的に増速したことを特徴とする実施態様1から5のうちの何れか1項に記載の定着装置。
【0053】
[実施態様7] 定着ファン回転数制御手段は、通紙域端部の定着面温度を検出する端部温度検出手段の検出温度に応じて、ファン回転数を制御して定着面温度を定着許容温度以下に抑制する温度フィードバック制御手段よりなることを特徴とする実施態様4に記載の定着装置。
【0054】
[実施態様8] 温度フィードバック制御手段は、予め設定した定着許容温度と端部温度検出手段の検出温度の差分値をファン回転数制御入力にフィードバックすることを特徴とする実施態様7に記載の定着装置。
【0055】
ここで、上記において「定着シーケンス判定手段」は具体的には図1のハードウエア構成107CPUと、そのソフトウエア構成である図4のステップ411、422、423よりなるファン停止制御構成とステップ417、418、419、420よりなるファン回転数再設定制御構成とにより構成されている。
【0056】
また、「温度フィードバック制御手段」は具体的には図1のハードウエア構成の1013サーミスタから入力した端部温度情報を107CPUに入力し、106DCファン制御ユニットを通じて105DCファンモータを制御するハード構成において、107CPUのソフトウエア構成である図6のステップ601により起動する図7のステップ701〜708よりなるファン回転数決定ルーチンを実行することにより、端部が温度上昇すると風量を増し冷却する温度フィードバック制御手段が構成されている。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、トナー像を形成した記録材を、定着ローラと加圧搬送ローラとの間で狭圧搬送して前記トナー像を該記録材に定着する定着装置において、ファンの回転数を制御可能な送風手段と、前記送風手段と定着面と記録材搬送路とを直列に貫く風路を形成する隔壁手段と、定着面非通紙部の温度が許容温度以下となるようにプリンタステータスに応じてファン回転数を制御するファン回転数制御手段とを備えて構成したので、小サイズ紙の連続プリント時において、定着面非通紙部の温度を抑制するため行っていたスループットダウン制御を行わなくても、定着面非通紙部昇温を防止し、定着面を保護できる。よって、発熱領域を分割制御し非通紙部昇温を軽減するヒーター分割方式の構成が困難であった電磁誘導加熱方式の定着装置において、特に有効であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のハードウェア構成を説明する概略構成図である。
【図2】本発明の実施例1の定着風路構成を説明する風路断面図である。
【図3】本発明の実施例1の定着風路構成を説明する風路上面視図である。
【図4】本発明の実施例1のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図である。
【図5】本発明の実施例2のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図である。
【図6】本発明の実施例3のソフトウエア定着制御構成を説明するフローチャート図である。
【図7】図6のフローチャート図のサブルーチン構成を説明するフローチャート図である。
【図8】従来の電磁誘導加熱方式を採用した定着器の横断面を説明する横断面図である。
【図9】図8の用紙進入方向より見た構成と配置を説明する透視図である。
【図10】図9の定着器の磁力線分布と発熱分布を説明する動作説明図である。
【符号の説明】
101 定着ダクト(隔壁手段)、102 定着ユニット、103 画像形成ユニット、104 給紙ユニット、105 DCファンモータ(送風手段)、106 DCファン制御ユニット、107 CPU(温調制御手段、ファン回転数制御手段)、108 インバータ電源、109 給紙モータ、110 エアーフロー、111 基準抵抗、112 カセットサイズ検知スイッチ、113 定着排気窓、114 給紙カセット、115 排紙口、116 給紙ローラ、117電力制御信号、118 インバータオン信号、401〜424 フローチャートステップ(第1実施例説明文中記載)、501〜503 フローチャートステップ(第2実施例説明文中記載)、601 フローチャートステップファン回転制御サブルーチン(第3実施例説明文中記載)、701 601サブルーチンのフローチャートステップ(第3実施例説明文中記載)、1001 定着スリーブ(定着回転体)、1002 ホルダ、1003 加圧ローラ(加圧回転体)、1004 駆動軸、1005 駆動モータ、1006 摺動板、1007 トナー、1008 励磁コイル、1009 加圧ステー、1010 フェライトコア、1011 サーミスタチップ、1012 サーミスタバネ、1013 サーミスタチップ(端部温度検出手段)、1014 サーミスタバネ、1015 記録紙、1101 加圧バネ、1102 ガイド、1103 駆動ギア、1201 磁力線分布、1202 渦電流分布、1203 ジュール熱分布。

Claims (1)

  1. 定着回転体と、この定着回転体の定着面を所定温度に加熱温調する温調制御手段と、前記定着回転体に加圧当接して所定速度で回転する加圧回転体とを有し、トナー像を形成した記録材を、前記定着回転体と加圧回転体との間で狭圧搬送して前記トナー像を前記記録材に定着する定着装置において、ファンの回転数を制御可能な送風手段と、前記送風手段と定着面と記録材搬送路とを直列に貫く風路を形成する隔壁手段と、定着面非通紙部の温度が許容温度以下となるようにプリンタステータスに応じてファン回転数を制御するファン回転数制御手段とを備えたことを特徴とする定着装置。
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