JP6415651B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
前記第1の定着部材又は前記ヒータの、前記ニップ部で搬送可能な最大幅の記録材よりも幅の狭い小サイズ記録材が通過しない非通過領域の温度を検知する第2の温度検知部材と、
前記第1の温度検知部材の検知温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、前記第1の定着部材の前記小サイズ記録材の非通過領域に送風する第1のファンと、前記第2の定着部材の前記小サイズ記録材の非通過領域に送風する第2のファンと、を有し、前記ニップ部でトナー像を担持した記録材を搬送しながら加熱し前記トナー像を記録材に定着する定着装置において、前記小サイズ記録材を前記ニップ部で搬送する場合、前記制御部は、前記第2の温度検知部材の検知温度に応じて前記第1のファンに供給する電力を制御し、前記第1のファンに供給する電力が閾値電力に達しても前記第2の温度検知部材の検知温度が閾値温度に収まらない場合に前記第2のファンの送風を開始することを特徴とする。
[画像形成装置概略]
図10は本発明に係る定着装置を搭載できる画像形成装置の一例の構成模式図である。この画像形成装置は電子写真方式のレーザープリンタであって、ホストコンピュータ等の外部ホスト装置より入力する画像情報に応じた画像を記録材に形成する。
図1は定着装置70と第1の送風部80、および第2の送風部90の断面図である。また図2は定着装置70の正面図、図3はヒータの短手方向の断面図および制御系統図である。これら定着装置と送風部は電子写真プリンタのような不図示の画像形成装置に搭載されている。
第1の送風部80は、フィルム11に向けて送風する部分である。図4(a)の定着装置を記録材Pの導入側から見た図、および(b)第1の送風部80を上方から見た図を用いて、第1の送風部80の説明を行う。
第2の送風部90は、加圧ローラ20に送風する部分である。図1および図5の第2の送風部90と加圧ローラ20との位置関係を示した図を用いて、第2の送風部90の構成について説明する。第2の送風部90は、第2のファン91と、第2のファン91で発生した風を加圧ローラ20に案内するためのダクト92と、を有する。第2のファン91は、電力が供給されるとモータが回転し第2の羽根車91aが回転することで送風することができる構成である。実施例1においては、軸流ファンを用いるが、遠心ファンでも良い。
表1に本実施例における第1の送風部80及び第2の送風部90の制御方法を示す。本実施例における第1の送風部80および第2の送風部90は、紙サイズ、環境、定着装置の蓄熱量、非通紙領域の温度に応じてシャッタ84の開口量や第1のファン81及び91の風量を制御する。紙サイズ、環境、定着装置の蓄熱量、及び非通紙領域の温度の情報は、それぞれ、紙幅センサ、環境センサ、定着カウント予測、及びサーミスタTH2から得られる。尚、定着カウント予測に関しては後述する。
図6(a)のフローチャートを用いて、本実施例における第1の送風部80の制御を説明する。
本実施例における第2の送風部90の使用目的は2つある。第1の目的は、加圧ローラ20の非通紙領域の昇温の抑制(以降、非通紙領域昇温抑制モードと記す)である。第2の目的は、結露スリップの抑制である(以降、結露スリップ抑制モードと記す)である。
第2のファン91の制御は、小サイズ記録材を連続通紙した時の第1の定着部材の非通紙領域の昇温速度と第2の定着部材の非通紙領域の昇温速度とがほぼ同じである定着装置の構成の場合、第1のファン81の制御と同じで良い。例えば、第1の定着部材と第2の定着部材とがほぼ同じ熱容量であって共にヒータを有している場合などである。
図6(c)のフローチャートを用いて、本実施例における第2の送風部90の結露スリップ防止モードの動作説明を行う。
次に、定着装置内の温度を予測する定着カウント予測について説明する。本実施例における定着カウント予測は、プリント動作を複数の工程に分けて、それぞれの工程毎に加圧ローラ20への熱的影響に応じて決められた係数を積算し、この積算カウントの値で加圧ローラ20の温度を予測するものである。この工程は、ヒータ30への電力供給を開始してから排紙センサ45がオンするまでの予備加熱工程、ニップ部で記録材を通紙する通紙工程、ニップ部が紙間で記録材を通紙しないインターバル期間、プリント動作していない装置停止期間等がある。各工程の係数は、各工程におけるヒータへの供給電力や放熱量等から算出する。例えば、下記表2に定めるような値としている。そして、それぞれの工程において200msecごとに各係数を加算していき、その積算カウントに応じて、加圧ローラ20の温度を予測する。なお、本体の電源がOFFされると積算カウントはリセットされる。ただし、電源がONされるとサーミスタTH1の情報をもとに積算カウントの初期値が決定される。その後は時間が経過するごとに、この初期値に対して係数が加算される。また、環境センサ318からの装置の設置された環境の温度及び湿度の情報が得られる場合には、その情報に基づいて加算する係数を補正してもよい。環境センサ318の情報によって係数を補正することによって、環境情報に応じた記録材の温度や加圧ローラの放熱量、投入電力を考慮することができて、加圧ローラの温度の予測精度が向上する。尚、本実施例の定着カウント予測している温度は、非通紙部昇温の影響を受けない最小通紙幅W3領域内の加圧ローラ温度である。また、定着装置の温度を予測する方法は、プリント枚数から判断する方法や、温度検知部材などで直接加圧ローラ温度を検知する方法など、上述の方式に限定されるものではない。
図8(a)に、定着カウント予測によるカウント数が1001未満のコールド状態でプリント動作を開始した場合における本実施例の結果を示す。横軸は通紙枚数であり、左の縦軸はフィルム11の非通紙領域の温度を、右の縦軸は加圧ローラ20の非通紙領域の温度を示す。使用した記録材は坪量90g/m3のレターサイズ紙であり、それを横送りで500枚連続プリントした。尚、装置の設置環境の湿度が80%であったため、プリント初期に第2の送風部が結露スリップ防止モードで動作していたが、風量が微量であったため加圧ローラの冷却効果は小さかった。そのため、図8には第1の送風部80並びに第2の送風部90の非通紙領域昇温モードでの動作タイミングのみを併記した。
第1のファン81および第2のファン91は連続プリントの開始からのプリント枚数が390枚目に達した時点で駆動が開始され、加圧ローラ20の非通紙領域昇温については上限温度未満に抑制することができている。一方で、フィルム11の非通紙領域昇温は、第1のファン81による送風を開始した時点でフィルム11の上限温度を超えていた。
本実施例は、直前のプリント動作で非通紙領域昇温が顕著な場合であっても次のプリント動作で非通紙領域昇温を抑制できるように第1の送風部80ならびに第2の送風部90の制御を行うものである。
図9(a)のフローチャートを用いて、本実施例における第1の送風部80の制御の説明を行う。
図9(b)のフローチャートを用いて、本実施例における第2の送風部90の非通紙領域昇温抑制モードの制御についての説明を行う。
11 フィルム
20 加圧ローラ
30 ヒータ
80 第1の送風部
81 第1のファン
81a 第1の羽根車
90 第2の送風部
91 第2のファン
91a 第2の羽根車
Claims (9)
- 第1の定着部材と、
前記第1の定着部材を加熱するヒータと、
前記第1の定着部材と接触して前記第1の定着部材との間に記録材を搬送するニップ部を形成する第2の定着部材と、
前記第1の定着部材又は前記ヒータの、前記ニップ部で搬送可能な全ての記録材が通過する通過領域の温度を検知する第1の温度検知部材と、
前記第1の定着部材又は前記ヒータの、前記ニップ部で搬送可能な最大幅の記録材よりも幅の狭い小サイズ記録材が通過しない非通過領域の温度を検知する第2の温度検知部材と、
前記第1の温度検知部材の検知温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
前記第1の定着部材の前記小サイズ記録材の非通過領域に送風する第1のファンと、
前記第2の定着部材の前記小サイズ記録材の非通過領域に送風する第2のファンと、
を有し、前記ニップ部でトナー像を担持した記録材を搬送しながら加熱し前記トナー像を記録材に定着する定着装置において、
前記小サイズ記録材を前記ニップ部で搬送する場合、前記制御部は、前記第2の温度検知部材の検知温度に応じて前記第1のファンに供給する電力を制御し、前記第1のファンに供給する電力が閾値電力に達しても前記第2の温度検知部材の検知温度が閾値温度以下に収まらない場合に前記第2のファンの送風を開始することを特徴とする定着装置。 - 前記閾値電力は、前記第1のファンに供給可能な最大電力よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記第1のファンに供給する電力が前記閾値電力より小さくなった時に前記第2のファンの駆動を停止することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記第2の定着部材の熱容量は、前記第1の定着部材の熱容量よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記第2の定着部材は熱源によって直接加熱されていないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記第1のファンと前記第1の定着部材との間にシャッタを有し、前記シャッタは前記第1のファンの送風領域を記録材のサイズに応じて調整するために移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記第2の定着部材の長手方向に沿って長く、前記第2の定着部材の小サイズ記録材の前記非通紙領域に対向する部分に通気孔を有するダクトを備え、
前記第2のファンは、前記第2の定着部材の長手方向において前記ダクトの一方の端部に設けられ、前記通気孔を介して前記第2の定着部材の小サイズ記録材の前記非通紙領域に送風することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記第1の定着部材は筒状のフィルムであり、前記第2の定着部材は加圧ローラであり、
前記ヒータは前記フィルムの内面に接触し、前記ヒータは前記フィルムと前記加圧ローラとの間に前記ニップ部を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記第1の定着部材は筒状のフィルムであり、前記第2の定着部材は加圧ローラであり、
前記ヒータは前記フィルムに内包されたハロゲンヒータであって、前記加圧ローラと前記フィルムとの間に前記ニップ部を形成するニップ部形成部材を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置。
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