JP5793521B2 - 製袋充填機におけるマーク検知装置 - Google Patents
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Description
先ず、請求項1に係る発明は、マーク(17)が一定の間隔で付された帯状のフィルム(5)をフィルム(5)の搬送方向に交差するフィルム幅方向に順次走査するラインセンサ(11)と、前記フィルム幅方向におけるマーク(17)の適正位置に関する情報を有した基準データを記憶する記憶部(14)と、前記記憶部(14)に記憶された前記基準データと該基準データより後に前記ラインセンサ(11)で得たフィルム幅方向の一部のデータであって前記フィルム幅方向における前記マーク(17)の位置に関する情報を有した評価データを用いた比較によってフィルム(5)搬送中にマーク(17)の有無に関する信号を生成する処理部(16)とを有する制御部(13)と、前記基準データから得られた適正位置を示す基準情報と前記評価データから得られたフィルム幅方向におけるマークの位置を示す評価情報を共通の画面に表示する表示部(15)と、該表示部(15)において前記基準情報に対する前記評価情報の前記フィルム幅方向における相対的な位置ずれが生じた際に前記評価情報と前記基準情報との前記フィルム幅方向に対応する方向における位置の関係を修正して前記表示部(15)に表示させる設定操作が可能な設定部(12)を備え、前記制御部(13)は設定操作により生じた前記基準情報と前記評価情報との相対的な位置の変化に対応するよう基準データに対する前記フィルム幅方向における評価データの位置の関係を修正し、前記マーク(17)の有無に関する信号を生成することを特徴とする。
また、設定部(12)は、フィルム(5)の蛇行により表示部(15)において基準情報に対する評価情報のフィルム幅方向における相対的な位置ずれが生じた際に評価情報と基準情報とのフィルム幅方向に対応する方向における位置の関係を修正して表示させる設定操作が可能となっており、この設定部(12)の設定操作による基準情報と評価情報との相対的な位置の変化に対応するよう、制御部(13)における処理部が基準データに対するフィルム幅方向における評価データの位置の関係を修正し、マーク(17)の有無に関する信号を生成する。よって、フィルムの蛇行などにより生じたフィルム幅方向におおけるマーク(17)とラインセンサ(11)との位置の関係を表示部(15)を確認しながら、効率よく修正することができる。
本実施形態のマーク検知装置においては、フィルム包装による生産開始前の段階に包装に使用する画像データとして取り込むために、図1及び図3に示すように、フィルム繰出し機構3に配設されたサーボモータなどの駆動手段2を駆動して搬送中の帯状のフィルム5が、ラインセンサ11によりフィルム5の搬送方向に直交するフィルム5の幅方向に1ラインあたり数千画素分にわたり、一定間隔(コンマ数msecから数msec)でライン毎にスキャンされる。具体的には、発信手段1から出力されるパルス間隔毎に、1包装分のフィルム5の始端5aと終端5bとなる印刷位置合わせ用のマーク17が取り込まれるよう、ラインセンサ11によって1包装長さLを超える長さ分のフィルム5がスキャンされ、そのスキャンにより得られたラインごとのフィルム5の幅方向におけるマーク17の位置を含んだフィルムの1画素ごとの画素データがエンコーダなどの発信手段1から出力されるパルス(信号)に関連付けて図2に示される制御部13における記憶部14に一時的に格納される。
図6、7に示すように操作キー40U、40Dを操作するとラインL1、L2、L3が表示されているマーク17’又は、フィルム端縁5e’(図4(A)参照)に対して実際のフィルム幅方向に対応した対向方向(画面上下方向)に移動するようになっており、ラインL1、L2、L3を移動させてから、一時登録キー42又は登録キー44を操作すると、ラインL1又はL2、L3が表示画面上で移動した見かけの量に対応して、実際のフィルム5に対しマーク17を探し出すためのフィルム5の幅方向におけるラインL2とラインL3間の範囲が運転開始前に設定したマーク17’の角部(登録位置)となる十字形の交点位置21Aに対してフィルム5の幅方向にシフトしてマーク17を探すように設定が可能とされている。そして、一時登録キー42又は登録キー44による設定後は、図7(B)のようにシフトさせたラインL1’、L2’、L3’に対する最新のマーク17’の位置との関係が示される。なお、上述のようにラインL1、L2、L3を移動させてから一時登録キー42が操作された際には、フィルム5を一定量(例えば、1m)搬送すると、ラインL1、L2、L3は一時登録する前の設定状態(ラインL1、L2、L3を移動させる前の位置)に戻り、登録キー44が操作された際には、フィルム5の搬送量に関係なくラインL1、L2、L3が移動させた位置に維持される。
このようにスプライス箇所がガイドロール3a〜3eを通過することで一時的にフィルム5が蛇行することと蛇行したフィルム5が元に戻り始めるタイミングが判っている場合には、表示部15に更新されながら表示されるマーク17’とラインL1〜L3との位置関係でフィルム5が蛇行していることを確認しつつ、マーク17’がラインL2又はL3の一方から一時的に外れる前に、ラインL1〜L3とマーク17’との相対位置が蛇行前の関係に近づくように画面上で操作キー40U、40Dを操作しL1〜L3をシフトさせて一時登録キー42を操作すると、先ず、画面上でシフトさせた量に対応して、実際のフィルム5の幅に対しマーク17’を探し出す範囲をフィルム5の幅方向にシフトさせてマーク17’を探し続けると共に、そのシフトさせたラインL1’、L2’、L3’(基準情報)に対し最新のマーク17’(評価情報)を表示する。そして、フィルム5が逆方向に蛇行しマーク17’が戻る際にシフトさせた設定が自動的に解除され、実際のフィルム5の幅に対しマーク17’を探し出す範囲が初期の設定に戻り、初期設定時のラインL1、L2、L3(基準情報)に対し最新のマーク17’(評価情報)を表示する。なお、一時登録による設定を解除するタイミングは、フィルム5が元の位置に向けて戻るタイミングで適切なタイミングが不図示の設定画面で設定できるようになっている。
このように、フィルム5が一時的に蛇行した後に復帰することが事前に予想される際には、一時登録キー42による設定で、フィルム5がラインL2とラインL3を超えるように蛇行しても、簡易な設定変更によって実際にマーク17’を探し出すためのフィルム5の幅方向におけるラインL2とラインL3間の範囲を一時的にシフトさせることができ、継続的なマーク17’の検知が可能になる。よって、簡易な設定変更によって例えばマーク17’検知不可能による運転停止を回避することができる。
・包材の種類については、マーク17が付されているものであれば特定されない。
・設定部は、キーボードやスイッチ素子などを介して設定操作し得るものでもよい。また表示部と設定部とを、別に配設してもよい。
・ラインセンサ11でスキャンした画素データを処理する制御部と、包装機における各処理手段など装置全般を制御する制御部とに分割した制御部とを別構成として、両制御部を交信させる構造にしてもよい。
・フィルム5の位置が幅方向にずれた際に、表示部に表示されている操作キー40U、40Dでマーク17’を移動させるようにして、ラインL1、L2、L3に対するマーク17’の位置を幅方向にシフトさせるようにしてもよい。
・ラインL1に対するL1’の位置関係が確認できるように、ラインL1’、L2’、L3’と一緒に初期設定時の登録位置を示すラインL1を表示してもよい。
・ラインL2、L3に対するマークの位置変化に応じて音や光などを変えて報知するようにしてもよい。
・ラインL1とラインL2の幅とラインL1とラインL3の幅は同じであっても異なっていてもよい。
・予め記憶されたマーク17’を示す検査枠20内の画素データは、製袋充填機の運転開始前に実際のフィルム5をラインセンサ11でスキャンして得られるデータに類似するパソコンなどで作成したデータをマーク検知装置に用いてもよい。
・マーク表示部18においては、マーク17’がラインL2又はラインL3に対してどの程度近づいているか判ればよく、ラインL1を必ず表示する必要はない。またラインL1を表示し、ラインL2、L3を非表示にしてマーク17’がラインL2とラインL3の範囲から外れる際に音などで報知するようにしてもよい。
・ラインL1、L2、L3の線種や色を異ならせて表示するようにしてもよい。
・またマーク表示部18’においては、ラインL2とラインL3の間の色相、彩度、明度やハッチングの種類などを変えるなどしてラインL2とラインL3との間の範囲を示すようにしてもよい。この場合にはラインL2、ラインL3上の線は省略してよい。
・また、マーク17’がラインL1からフィルム幅方向にどの程度ずれているかを数字などで表示部に示すようにしてもよい。
14:記憶部、 15:表示部、 16:処理部、 17:マーク
Claims (6)
- マークが一定の間隔で付された帯状のフィルムをフィルムの搬送方向に交差するフィルム幅方向に順次走査するラインセンサと、
前記フィルム幅方向におけるマークの適正位置に関する情報を有した基準データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記基準データと該基準データより後に前記ラインセンサで得たフィルム幅方向の一部のデータであって前記フィルム幅方向における前記マークの位置に関する情報を有した評価データを用いた比較によってフィルム搬送中にマークの有無に関する信号を生成する処理部とを有する制御部と、
前記基準データから得られた適正位置を示す基準情報と前記評価データから得られたフィルム幅方向におけるマークの位置を示す評価情報を共通の画面に表示する表示部と、
該表示部において前記基準情報に対する前記評価情報の前記フィルム幅方向における相対的な位置ずれが生じた際に前記評価情報と前記基準情報との前記フィルム幅方向に対応する方向における位置の関係を修正して前記表示部に表示させる設定操作が可能な設定部を備え、
前記制御部は設定操作により生じた前記基準情報と前記評価情報との相対的な位置の変化に対応するよう基準データに対する前記フィルム幅方向における評価データの位置の関係を修正し、前記マークの有無に関する信号を生成することを特徴とする製袋充填機におけるマーク検知装置。 - 前記フィルム幅方向におけるマークの前記適正位置を示す前記基準情報は画像であることを特徴とする請求項1に記載の製袋充填機におけるマーク検知装置。
- 前記適正位置を示す基準情報は、フィルムの蛇行によって前記フィルム幅方向へ移動した前記マークを検出し得る範囲を示す情報であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の製袋充填機におけるマーク検知装置。
- 前記制御部は、前記設定部において前記評価情報と前記基準情報との前記フィルム幅方向に対応する方向における位置の関係を修正する設定操作がなされた際に、新たな設定操作がなされるまで、前記フィルム幅方向へ移動したマークを検出し得る範囲を維持することを特徴とする請求項3に記載の製袋充填機におけるマーク検知装置。
- 前記表示部は、前記評価情報を表示する際に前記ラインセンサで得た直近から過去複数回分の前記評価情報を表示可能とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の製袋充填機におけるマーク検知装置。
- 前記設定部は、前記表示部における前記基準情報に対する前記評価情報の位置の変化に対応するよう、前記評価データと前記基準データとの前記フィルム幅方向における相対的な位置の関係を一時的に修正する設定操作が可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の製袋充填機におけるマーク検知装置。
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