JP2002059911A - 製袋充填包装機の捺印位置合わせ装置 - Google Patents

製袋充填包装機の捺印位置合わせ装置

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JP2002059911A
JP2002059911A JP2000246216A JP2000246216A JP2002059911A JP 2002059911 A JP2002059911 A JP 2002059911A JP 2000246216 A JP2000246216 A JP 2000246216A JP 2000246216 A JP2000246216 A JP 2000246216A JP 2002059911 A JP2002059911 A JP 2002059911A
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packaging
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JP2000246216A
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Toshiki Takahashi
俊樹 高橋
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装フィルムに対する捺印位置を自動的に調
整できるようにして、作業性の向上ひいては装置の稼働
率向上を図る。 【解決手段】 長さ方向に所定の間隔をおいてレジマー
ク14が付された帯状の包装フィルム100を巻回ドラ
ム2等により走行させて、レジマークセンサ11により
レジマーク14を検出した後、一旦、包装フィルム10
0の走行を停止して捺印位置合わせ動作を行う製袋充填
包装機において、走行ライン上に設けたライン調整ロー
ル12をサーボモータ21により包装フィルムの長さ方
向に移動して、包装フィルム100上の捺印目標位置を
移動するとともに、走行ライン上に設けた捺印装置13
をサーボモータ16により包装フィルム100の幅方向
に移動して行う捺印位置合わせ動作を、タッチパネル3
3により捺印目標位置を入力し、該入力した捺印目標位
置に基づいてサーボモータの制御系30によりサーボモ
ータ16,21の駆動量を制御して、自動的にライン長
さ調整ロール12及び捺印装置13を移動することによ
り行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製袋充填包装機
において繰り出される包装フィルムに対し、製造年月日
や内容量等のデータを所定位置に捺印するための捺印位
置合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、製袋充填包装機の概略構成を
示す。同図を参照して製袋充填包装機1の概要を説明す
ると、巻回ドラム2から繰り出され、搬送ロール3a〜
3dを介して走行してきた帯状の包装フィルム100
は、筒状の製袋チューブ5の外周面に巻き付けられなが
ら下方に搬送されていく。製袋チューブ5の側方には縦
シール用ヒータ6が対向して設けてあり、この縦シール
用ヒータ6により製袋チューブ5に巻き付けた包装フィ
ルム100の重合側端部100aを熱シールして、該包
装フィルム100を円筒状に成形する。
【0003】さらに、製袋チューブ5の下方には、一対
のヒータブロック7,8が、包装フィルム100の搬送
経路を挟んで対向して設けてあり、繰出しベルト9によ
り下方向に送り出されてきた包装フィルム100をこれ
らヒータブロック7,8で挟み込み、幅方向に熱シール
して袋状に成形する。その後、さらに下方へ搬送された
包装フィルム100の内部に、製袋チューブ5の中空部
を介して被包装物を充填するとともに、ヒータブロック
7,8により上端に相当する部位を幅方向に熱シールし
て密封すると同時に、ヒータブロック7に付設したカッ
ターが作動して熱シール部100bのほぼ中央を切断し
て、被包装物が充填された包装袋を形成する。
【0004】一般に、包装袋の表面には、所定位置に製
造年月日や被包装物の内容量等の表示データが捺印され
ており、該表示データは、包装フィルム100の走行ラ
イン上に配設された捺印装置13によって、包装フィル
ム100に捺印されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、捺印装置13
は、包装フィルム100の走行ラインと直交する方向に
延在するレール36に支持されており、このレール36
に沿って移動可能である。このレール36に沿った捺印
装置13の位置調節によって、包装フィルム100に対
する幅方向の捺印位置を調節することができる。また、
包装フィルム100の走行ライン上には、ライン長さ調
整ロール12が備えられており、このライン長さ調整ロ
ール12を進退させることで走行ラインの距離を変更
し、それにより包装フィルム100に対する長さ方向の
捺印位置を調節できる構造となっていた。
【0006】しかしながら、これら捺印位置の調節作業
は、従来から手作業で行われていた。すなわち、作業員
は、製造される包装袋が品種変更される毎に、捺印装置
13のレール36に沿った移動調整と、ライン長さ調整
ロール12の位置調節とを行う必要があった。近年、製
袋充填包装機を用いて包装される製品が多品種少量生産
化してきており、それに伴い包装袋の品種変更も頻繁に
行われる傾向にある。このような状況下、包装袋を品種
変更する毎に上述した捺印位置の調整を手作業で行うこ
とは極めて煩雑であり、装置の稼働率を低下させる一因
となっていた。本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、包装フィルムに対する捺印位置を自動的に
調整できるようにして、作業性の向上ひいては装置の稼
働率向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、長さ方向に所定の間隔をおいて
レジマークが付された帯状の包装フィルムを走行ライン
に沿って繰り出す繰出し手段と、走行ライン上の包装フ
ィルムと対向する所定位置に設けられ該位置にてレジマ
ークを検出するレジマークセンサと、このレジマークセ
ンサよりも上流側にて走行ライン上の包装フィルムと対
向して設けられた捺印装置と、を含む製袋充填包装機に
おいて、捺印装置よりも下流側の走行ライン長さを変更
するライン長さ調整手段と、包装フィルムに対し長さ方
向の捺印目標位置を設定する長さ方向位置設定手段と、
長さ方向位置設定手段により設定された長さ方向の捺印
目標位置を捺印装置による捺印位置に合わせるように、
ライン長さ調整手段を制御する長さ方向位置制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、長さ方向位置設定手段
に設定された長さ方向の捺印目標位置に基づいて、ライ
ン長さ調整手段を自動的に制御して、該捺印目標位置を
捺印装置による捺印位置に合わせるので、包装フィルム
に対する長さ方向の捺印位置を自動的に調節することが
できる。
【0009】ここで、ライン長さ調整手段は、捺印装置
より下流側にて走行ライン上の包装フィルムを案内する
ライン長さ調整ロールと、このライン長さ調整ロールを
回転自在に支持するとともに、走行ライン上の包装フィ
ルムに対し該ライン長さ調整ロールを進退自在に移動さ
せる可動支持部材と、この可動支持部材を駆動する駆動
手段と、を含む構成とすることができる(請求項2)。
【0010】この場合、長さ方向位置制御手段をもって
駆動手段を制御することで、可動支持部材が移動してラ
イン長さ調整ロールの位置を自動的に変更する。ライン
長さ調整ロールは、走行ライン上の包装フィルムを案内
するもので、この位置を変更することで、捺印位置に対
する包装フィルムの長さ方向位置を調節することができ
る。
【0011】また、長さ方向位置設定手段は、包装フィ
ルムに付されたレジマークを基準として長さ方向の捺印
目標位置を入力する長さ方向位置入力部と、この長さ方
向位置入力部から入力された長さ方向の捺印目標位置を
記憶する長さ方向位置記憶部と、を含む構成とすること
ができる(請求項3)。既述したように、レジマーク
は、包装フィルムの繰出し量を制御するための基準とな
るもので、このレジマークをレジマークセンサが検出し
た時点からの繰出し量があらかじめ設定されている。請
求項3では、このレジマークを基準に長さ方向の捺印目
標位置を設定しており、設定された捺印目標位置にした
がって、包装フィルムの長さ方向位置が調節される。
【0012】長さ方向位置記憶部には、包装条件に応じ
て複数の長さ方向の捺印目標位置があらかじめ記憶され
るとともに、長さ方向位置設定手段は、あらかじめ記憶
された複数の長さ方向の捺印目標位置のいずれかを選択
可能とする選択部を含む構成とすると、包装条件の変更
に対する長さ方向捺印目標位置の設定が、選択部による
選択のみで容易に実現可能となり好ましい(請求項
4)。
【0013】さらに、長さ方向位置制御手段は、基準と
なる走行ライン長さに対し、次式に基づき算出される長
さRだけ捺印装置より下流側の走行ライン長さを変更す
るように、ライン長さ調整手段を制御する構成とするこ
とができる(請求項5)。R=nD−(L+a)+B
【0014】上式において、「L」はレジマークセンサ
位置と捺印装置位置との間の距離であり、いずれも走行
ライン方向には固定されている。「a」は包装フィルム
に付されたレジマークをレジマークセンサが検出してか
ら包装フィルムが停止するまでの繰出し量であり、包装
袋の品種に応じて設定される。「nD」はレジマークセ
ンサに検出されたレジマークから、長さ方向の捺印目標
位置の基準となるレジマークまでの包装フィルム長さで
あって、「B」が基準となるレジマークから長さ方向の
捺印目標位置までの距離である。この距離Bが長さ方向
位置設定手段によって設定される。
【0015】一方、請求項6の発明は、帯状の包装フィ
ルムを走行ラインに沿って繰り出す繰出し手段と、走行
ライン上の包装フィルムと対向して設けられ且つ該包装
フィルムの幅方向に移動可能な捺印装置と、を含む製袋
充填包装機において、捺印装置を走行ライン上にある包
装フィルムの幅方向に沿って移動させる移動手段と、包
装フィルムに対し幅方向の捺印目標位置を設定する幅方
向位置設定手段と、幅方向位置設定手段により設定され
た幅方向の捺印目標位置に捺印位置を合わせるように捺
印装置を移動させるべく駆動手段を制御する幅位置制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、幅方向位置設定手段に
設定された長さ方向の捺印目標位置に基づいて、駆動手
段を自動的に制御して、該捺印目標位置に捺印装置によ
る捺印位置を合わせるので、包装フィルムに対する幅方
向の捺印位置を自動的に調節することができる。
【0017】駆動手段は、捺印装置を走行ライン上にあ
る包装フィルムの幅方向に沿って移動案内する案内手段
と、この案内手段に沿って捺印手段を駆動する駆動機構
と、を含む構成とすることができる(請求項7)。この
場合、幅方向位置制御手段をもって駆動機構を制御する
ことで、捺印装置が案内手段に沿って包装フィルムの幅
方向に移動する。これにより、捺印装置による捺印位置
が、幅方向位置設定手段により設定された幅方向の捺印
目標位置と合わされる。
【0018】また、幅方向位置設定手段は、幅方向の捺
印目標位置を入力する幅方向位置入力部と、この幅方向
位置入力部から入力された幅方向の捺印目標位置を記憶
する幅方向位置記憶部と、を含む構成とすることができ
る(請求項8)。
【0019】さらにまた、幅方向位置記憶部には、包装
条件に応じて複数の幅方向の捺印目標位置があらかじめ
記憶されるとともに、幅方向位置設定手段は、あらかじ
め記憶された複数の幅方向の捺印目標位置のいずれかを
選択可能とする選択部を含む構成とすると、包装条件の
変更に対する幅方向捺印目標位置の設定が、選択部によ
る選択のみで容易に実現可能となり好ましい(請求項
9)。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
形態を示す製袋充填包装機の構成を示す斜視図である。
同図を参照して製袋充填包装機1の概要を説明すると、
巻回ドラム2から繰り出された帯状の包装フィルム10
0は、搬送ロール3a〜3d及び片寄り調整ロール4等
から形成される走行ライン上を搬送された後、筒状の製
袋チューブ5の外周面に巻き付けられながら繰出しベル
ト9(繰出し手段)により下方に送られ、縦シール用ヒ
ータ6、ヒータブロック7,8、及び図示しないカッタ
ー等の動作をもって包装袋となる。なお、製袋充填包装
機1の基本的な構造及び動作については、図17に基づ
き既述した従来の製袋充填機と同様である。
【0020】包装フィルム100の走行ライン上には、
レジマークセンサ11、ライン長さ調整ロール12、及
び捺印装置13が設けられている。レジマークセンサ1
1は、包装フィルム100と対向する所定位置に設けら
れており、包装フィルム100の長さ方向に所定の間隔
をおいて付されたレジマーク14を検出する。既述した
ように、レジマーク14は、包装フィルム100の繰出
し量を制御するための基準となるもので、このレジマー
ク14をレジマークセンサ11が検出した時点からの繰
出し量があらかじめ設定されている。
【0021】捺印装置13は、従来から公知のもので、
包装フィルム100に対して製造年月日や被包装物の内
容量等の表示データを捺印する。この捺印装置13は、
レジマークセンサ11よりも走行ラインの上流側に配置
されており、包装フィルム100と対向して設けられて
いる。そして、捺印装置13が包装フィルム100に対
し捺印動作を実行する位置が捺印位置である。一方、包
装フィルム100には、後述する如く表示データを捺印
するための捺印目標位置(特に、幅方向の捺印目標位
置)が、包装フィルム100の一端を基準として設定さ
れる。捺印装置13は、この捺印目標位置に表示データ
を捺印すべく、捺印位置を包装フィルム100の幅方向
に調整可能となっている。
【0022】すなわち、捺印装置13は、図2に示すよ
うに、ボールネジ機構15及びサーボモータ16から構
成された移動手段により、包装フィルム100の幅方向
に移動可能となっている。ボールネジ機構15は、ボー
ルネジ部15a及びナット部15bから構成されてお
り、ボールネジ機構15のボールネジ部15aはサーボ
モータ16により回転駆動するとともに、ナット部15
b上に、捺印装置13が搭載されている。ボールネジ部
15aは、包装ライン上にある包装フィルム100の幅
方向に延在しており、サーボモータ16によりボールネ
ジ部15aを回転駆動させると、捺印装置13が包装フ
ィルム100の幅方向に移動して、捺印位置13を後述
する幅方向の捺印目標位置に合わせることが可能とな
る。
【0023】この捺印位置合わせ動作の際には、図2に
鎖線で示す如く、サーボモータ16により捺印装置13
を一旦原点位置17に移動させる。この原点位置17
は、任意に設定できるが、本実施形態では捺印装置13
がボールネジ部15aの一方端まで移動した位置を原点
位置17としている。この原点位置17に捺印装置13
が到達したかどうかは、原点位置センサ18により検出
される。続いて、設定された幅方向の捺印目標位置に基
づいて、サーボモータ16の駆動量を制御して捺印装置
13を移動し、捺印位置合わせ動作が行われる。
【0024】ライン長さ調整ロール12は、捺印装置1
3の下流側で包装フィルム100を案内している。この
ライン長さ調整ロール12は、図3に示すように、ラッ
ク19及びピニオン20から構成された可動支持部材に
より支持されている。可動支持部材は、ライン長さ調整
ロール12を回転自在に支持するとともに、走行ライン
に対して、ライン長さ調整ロール12を進退自在に移動
可能としている。
【0025】すなわち、ライン長さ調整ロール12は、
ラック19に回転自在に支持されており、このラック1
9は、サーボモータ21により回転駆動するピニオン2
0と噛み合っている。サーボモータ21を駆動してピニ
オン20を回転駆動すると、ラック19はライン長さ調
整ロール12と一体となって走行ラインに対し進退移動
する。
【0026】これら、ライン長さ調整ロール12、ラッ
ク19及びピニオン20からなる可動支持部材、及びサ
ーボモータ21は、捺印装置13よりも下流側の走行ラ
イン長さを変更するライン長さ調整手段として機能す
る。さて、包装フィルム100には、後述する如く表示
データを捺印するための捺印目標位置(特に、長さ方向
の捺印目標位置)が、レジマーク14を基準として設定
される。このようにレジマーク14を基準として設定さ
れる長さ方向の捺印目標位置は、捺印装置13よりも下
流側の走行ライン長さを変更することで、捺印位置に合
わせることが可能となる。
【0027】この捺印位置合わせ動作の際には、図3に
想像線で示す如く、サーボモータ21によりライン長さ
調整ロール12を一旦原点位置22に移動させる。この
原点位置22は、包装フィルム100をほぼ直角に搬送
案内する位置に設定してあり、この原点位置22からラ
イン長さ調整ロール12が図3の右方向へ移動するほ
ど、走行ラインが長くなる。この原点位置22の検出
は、原点位置センサ23が、ラック19に設けられた検
知片24を検知することにより行われる。次いで、後述
する長さ方向の捺印目標位置の設定値に基づいて、サー
ボモータ21の駆動量を制御してライン長さ調整ロール
12を移動し、捺印位置合わせ動作が行われる。
【0028】これら製袋充填包装機1の各構成機器は、
図4及び図5に示すように、フレーム25の内部に収納
されている。フレーム25には、扉25aが形成されて
おり、製袋充填包装機1の構成機器が故障等したとき
は、扉25aを開けて、前記構成機器の保守を行うこと
ができる。
【0029】なお、扉25aには保守位置移動ボタン2
5bが設けてあり、捺印装置13の保守点検に際してこ
の保守位置移動ボタン25bを押下することにより、捺
印装置13を原点位置17(保守位置)に移動させるこ
とができるように構成されている。
【0030】本実施形態においては、図6に示すよう
に、包装フィルム100の側端部のうち、捺印装置13
の原点位置17に近い方の側端部から幅方向に距離Aの
位置を幅方向の捺印目標位置として設定し、さらに、包
装フィルム100に付されたレジマーク14から長さ方
向に距離Bの位置を長さ方向の捺印目標位置として設定
する。
【0031】図7及び図8は捺印位置合わせの動作原理
を説明する図であり、本実施形態ではこの動作原理に基
づいて捺印位置合わせを自動的に実行している。まず、
図7を参照して幅方向の捺印目標位置に対する捺印位置
の調整について説明すると、捺印装置13の原点位置1
7を走行ライン上にある包装フィルム100の中心位置
Oから幅方向に距離Wの位置とするとともに、包装フィ
ルム100の幅をwとすると、捺印装置13の原点位置
17に近い方の包装フィルム100の側端部から幅方向
に距離Aの位置に捺印する際には、前記原点位置13か
ら幅方向への捺印装置13の移動量Xは、以下の演算式
により演算される。 X=W+A−w/2 ・・・(1)
【0032】次に、図8を参照して捺印位置に対する長
さ方向の捺印目標位置の調整について説明する。同図に
おいて、製袋充填包装機1のレジマークセンサ11の位
置をSとし、ライン長さ調整ロール12が原点位置22
に位置するときの位置Sと捺印装置13との距離をLと
する。また、包装フィルム100に付されたレジマーク
14をレジマークセンサ11が検出してから包装フィル
ム100が停止するまでの繰出し量aとする。
【0033】さらに、包装袋の長さをDとし、前記レジ
マークセンサ11により検出されたレジマーク14か
ら、長さ方向の捺印目標位置の基準となるレジマーク1
4までの間に含まれる包装袋の数をnとする。そうする
と、基準となるレジマーク14から長さ方向に距離Bの
位置(長さ方向の捺印目標位置)に捺印する際には、包
装フィルム100の調整量Rは以下の演算式により演算
される。 R=nD−(L+a)+B ・・・(2)
【0034】なお、包装フィルム100はライン長さ調
整ロール12によって折り返されるため、該調整ロール
12の駆動量Yは、包装フィルム100の調整量Rの1
/2となる。すなわち、 Y=R/2 ・・・(3)
【0035】これら演算式(1)〜(3)における捺印
目標位置を設定するための各種設定値(A及びB)は、
後述のタッチパネル33を所要に操作して設定するとと
もに、各種定数(W、w、n、D、L、及びa)は、予
め既知の値を設定しておく。なお、各種定数について
も、タッチパネル33により設定可能とすると、形成す
る包装袋の種類を変更する等により、これら定数が変わ
る場合にあっても、容易に対応することができる。
【0036】本実施形態にあっては、これら演算式に基
づいてサーボモータ16,21を所要に制御し、自動的
に捺印位置合わせ動作を行う。このサーボモータ16,
21の制御系について図9に基づいて説明する。
【0037】同図に示すように、サーボモータ16,2
1の制御系30は、CPU31、メモリ32、タッチパ
ネル33、サーボインターフェース34、及び入力イン
ターフェース35を含んでいる。
【0038】CPU31は、包装フィルム100の幅方
向及び長さ方向の捺印位置制御手段として機能する。C
PU31では、後述するタッチパネル33により入力さ
れるこれら捺印目標位置と上述の演算式に基づいて捺印
位置合わせ動作を行うために、前記演算式によりサーボ
モータ16,21の駆動量を演算処理するとともに、該
演算処理によって得られたサーボモータ16,21の駆
動量を制御信号としてサーボインターフェース34及び
サーボアンプ26,27を介してサーボモータ16,2
1に出力する。
【0039】また、CPU31は、捺印位置合わせ動作
を行う際に、捺印装置13及びライン長さ調整ロール1
2を原点位置17,22に一旦移動するために、原点位
置17,22への移動指令についてもサーボインターフ
ェース34及びサーボアンプ26,27を介してサーボ
モータ16,21に出力する。
【0040】メモリ32は、タッチパネル33にて入力
される包装フィルム100の幅方向及び長さ方向の捺印
目標位置の設定値の記憶部として機能する。また、メモ
リ32は、CPU31が各種演算処理を実行するための
前記演算式を記憶する。
【0041】タッチパネル33は、前記幅方向及び長さ
方向の捺印目標位置の設定手段としての機能を有してお
り、該タッチパネル33からサーボモータ16,21の
駆動量の制御に必要となる捺印目標位置の設定値が入力
される。このタッチパネル33は、図10及び図11に
示すように、捺印位置設定画面(図10)と捺印位置微
調整画面(図11)とから構成されている。
【0042】捺印位置設定画面は、図10に示すよう
に、キー操作可能に構成されたメニュー画面操作部33
a、数値入力部33b、長さ方向捺印目標位置入力部3
3c、幅方向捺印目標位置入力部33d、長さ方向捺印
目標位置表示部33f、幅方向捺印目標位置表示部33
f’、設定値確定部33g、及び捺印位置合わせ部33
hを有しており、これら各部を操作することにより、適
宜に捺印目標位置が入力される。
【0043】すなわち、長さ方向捺印目標位置入力部3
3cを押下して、数値入力部33bにより長さ方向の捺
印目標位置を入力し、更に、幅方向捺印目標位置入力部
33dを押下して、数値入力部33bにより幅方向の捺
印目標位置を入力すると、捺印目標位置は表示部33f
及び33f’に表示される。そして、設定した捺印目標
位置を確認した後、設定値確定部33gを押下すると、
捺印目標位置の設定値がメモリ32に記憶される。
【0044】また、捺印位置合わせ部33hを押下する
と、CPU31からサーボモータ16,21に所要の制
御信号が送られて、サーボモータ16,21による捺印
装置13及びライン長さ調整ロール12の原点位置1
7,22への移動と捺印位置と捺印位置合わせ動作とが
行われる。
【0045】製袋充填包装機1の運転中に設定した捺印
目標位置を変更する場合には、図11に示す捺印位置微
調整画面を表示する。該微調整画面は、捺印目標位置の
変更した設定値の表示部33i、該設定値の変更部33
j、及び該設定値の確定部33kを有しており、これら
各部を操作することによって、捺印目標位置の設定値を
変更することができる。すなわち、変更部33jを押下
することによって、図11に示す画面により設定した捺
印目標位置を微調整した後、確定部33kを押下するこ
とによって捺印目標位置の設定値を変更することができ
る。
【0046】サーボインターフェース34は、サーボア
ンプ26,27に接続されており、CPU31が生成し
た制御信号(サーボモータ16,21の駆動量等)をサ
ーボアンプ26,27に出力する。
【0047】入力インターフェース35は、原点位置セ
ンサ18,23に接続されており、該入力インターフェ
ース35に原点位置センサ18,23からの原点位置信
号が入力される。また、入力インターフェース35に
は、捺印装置保守要求信号28及び保守位置移動ボタン
25bを押下することにより出力される信号についても
入力される。
【0048】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、CPU31によるサーボモータ16,21の制御
動作、すなわち、捺印位置合わせ動作について説明す
る。先ず、タッチパネル33の捺印位置設定画面を操作
することによって、CPU31による捺印位置合わせ動
作を開始する。CPU31は、タッチパネル33からの
捺印目標位置の設定値の入力が行われたことを確認する
と(S1)、該捺印目標位置の設定値をメモリ32に記
憶させておく(S2)。そして、前記捺印目標位置の設
定値に基づいて、捺印装置13及びライン長さ調整ロー
ル12の原点位置17,22から捺印位置合わせ動作を
行う位置までの移動量に相当するサーボモータ16,2
1の駆動量を演算する。
【0049】次いで、CPU31は、サーボモータ1
6,21に原点位置移動指令を出力して、該サーボモー
タ16,21を駆動し、捺印装置13及びライン長さ調
整ロール12を原点位置17,22に移動させる(S
3)。CPU31は、原点位置センサ18,23によ
り、捺印装置13及びライン長さ調整ロール12の原点
位置17,22への移動を監視し、CPU31が、この
原点位置17,22への移動を確認すると(S4)、C
PU31は、前記演算された駆動量に基づいて、サーボ
モータ16,21に捺印位置駆動指令を出力して、サー
ボモータ16,21を駆動し、捺印位置合わせ動作を行
う(S5)。
【0050】CPU31が、該CPU31からサーボモ
ータ16,21への捺印位置駆動指令の出力が完了した
ことを確認すると(S6)、捺印装置13及びライン長
さ調整ロール12は、前記サーボモータ16,21の駆
動量に相当する分移動しており、CPU31による捺印
位置合わせ動作が完了する。なお、一連の捺印動作が終
了して、捺印装置13を停止させた後、捺印装置13を
再び起動して捺印動作を行う場合にあっては、電源を投
入した後、CPU31はS2にてメモリ32に記憶され
ている設定データを読み出して(S7)、次いで、S3
〜S6に示す工程により捺印位置合わせ動作を行う。
【0051】製袋充填包装機1の運転中に捺印位置を変
更する場合は、図13に示すフローチャートに基づいて
CPU31による捺印位置微調整動作が行われる。先
ず、タッチパネル33の捺印位置微調整画面を操作する
ことによって、CPU31による運転中の捺印位置微調
整動作を開始する。CPU31は、タッチパネル33か
らの捺印目標位置の更新要求があったことを確認すると
(S10)、メモリ32に記憶されている更新される前
の捺印目標位置の設定値(以下、現在位置の設定値とす
る)と更新された設定値とから、捺印装置13及びライ
ン長さ調整ロール12の現在位置から捺印位置合わせ動
作を行う位置までの移動量に相当するサーボモータ1
6,21の駆動量を演算する。
【0052】次いで、CPU31は、所定の手段により
捺印動作が行われていないことを確認すると(S1
1)、CPU31は、前記演算された駆動量に基づい
て、サーボモータ16,21に捺印位置駆動指令を出力
して、サーボモータ16,21が駆動し、捺印装置13
及びライン長さ調整ロール12を現在位置から捺印位置
合わせ動作を行う位置へと移動させる(S12)。
【0053】CPU31が、該CPU31からサーボモ
ータ16,21への捺印位置駆動指令の出力が完了した
ことを確認すると(S13)、捺印装置13及びライン
長さ調整ロール12は、前記サーボモータ16,21の
駆動量に相当する分移動しており、CPU31による運
転中の捺印位置微調整動作が完了する。
【0054】ここで、捺印位置は、例えば、形成する包
装袋の種類等の包装条件によって異なることが多い。こ
うした場合にあっては、包装条件に応じて捺印目標位置
の設定値を予め入力しておき、タッチパネル33に包装
条件の選択画面(選択部)を形成するなどして、該選択
画面上で包装条件の選択情報をCPU31に入力するこ
とによって、CPU31により捺印位置を自動設定し、
一連の制御動作を行う構成とすることが好ましい。
【0055】例えば、タッチパネル33により包装袋の
種類を選択して捺印位置合わせ動作を行う場合には、図
14に示すフローチャートに基づいて行う。先ず、タッ
チパネル33の包装袋の選択画面を操作することによっ
て、CPU31による包装袋の種類選択時の捺印位置合
わせ動作を開始する。CPU31は、タッチパネル33
による包装袋の種類選択要求があったことを確認すると
(S20)、該種類の包装袋の捺印目標位置が設定され
て、この捺印目標位置の設定値をメモリ32から読み出
す(S21)。そして、前記捺印目標位置の設定値に基
づいて現在位置と読み出した設定位置とを照合し(S2
2)、捺印装置13及びライン長さ調整ロール12の現
在位置から捺印位置までの移動量に相当するサーボモー
タ16,21の駆動量を演算する。
【0056】次いで、CPU31は、サーボモータ1
6,21に移動指令を出力して、該サーボモータ16,
21を駆動し、捺印装置13及びライン長さ調整ロール
12を設定位置に移動させる(S23)。
【0057】CPU31が、該CPU31からサーボモ
ータ16,21への捺印位置駆動指令の出力の完了を確
認すると(S24)、捺印装置13及びライン長さ調整
ロール12は、前記サーボモータ16,21の駆動量に
相当する分移動しており、CPU31による包装袋の種
類選択時の捺印位置合わせ動作が完了する。
【0058】また、製袋充填包装機1の運転中に包装袋
の種類を変更する場合には、図15に示すフローチャー
トに基づいてCPU31による運転中における包装袋の
種類選択時の捺印位置微調整動作が行われる。
【0059】まず、上述と同様に、タッチパネル33の
包装袋の選択画面を操作することによって、CPU31
による運転中における包装袋の種類選択時の捺印位置微
調整動作を開始する。CPU31は、タッチパネル33
による包装袋の種類選択要求があったことを確認すると
(S30)、該種類の包装袋の捺印目標位置が設定され
て、CPU31は、メモリ32に記憶されている現在位
置の設定値と更新された設定値とを比較して(S3
1)、これら設定値が異なる場合には、該設定値から捺
印装置13及びライン長さ調整ロール12の現在位置か
ら捺印位置合わせ動作を行う位置までの移動量に相当す
るサーボモータ16,21の駆動量を演算する。
【0060】次いで、CPU31は、所定の手段により
捺印動作が行われていないことを確認すると(S3
2)、CPU31は、前記演算された駆動量に基づい
て、サーボモータ16,21に捺印位置駆動指令を出力
して、サーボモータ16,21が駆動し、捺印装置13
及びライン長さ調整ロール12を現在位置から捺印位置
合わせ動作を行う位置へと移動させる(S33)。
【0061】CPU31が、該CPU31からサーボモ
ータ16,21への捺印位置駆動指令の出力が完了した
ことを確認すると(S34)、捺印装置13及びライン
長さ調整ロール12は、前記サーボモータ16,21の
駆動量に相当する分移動しており、CPU31による運
転中における包装袋の種類選択時の捺印位置微調整動作
が完了する。なお、S31にて現在位置の設定値と更新
された設定値とが等しい場合には、S32〜S34の動
作を行うことなく、前記捺印位置微調整動作が完了とな
る。
【0062】本実施形態の製袋充填包装機1の捺印位置
合わせ装置にあっては、捺印装置13の保守が必要な場
合には、図16に示すフローチャートに基づいて、CP
U31がサーボモータ16の動作を制御し、保守位置、
すなわち、原点位置17に捺印装置13が移動する。
【0063】捺印装置13が故障等するなどして保守を
行うことが必要な場合にあっては、上述の如く、フレー
ム25に備えられた保守位置移動ボタン25bを押下す
ることによって、サーボモータ16を駆動し捺印装置1
3を原点位置17に移動させることができる。
【0064】すなわち、保守位置移動ボタン25bを押
下することによって、CPU31は捺印装置保守要求指
令をサーボモータ16に出力して、捺印装置13の保守
位置移動動作を開始し、該捺印装置13を原点位置へと
移動させる(S40)。CPU31は、原点位置センサ
18により、捺印装置13の原点位置17への移動を監
視し、CPU31が、この原点位置17への移動を確認
すると(S41)、捺印装置13の保守位置移動動作が
完了となる。
【0065】なお、捺印装置13のインクが消耗して、
インクを補給するなどの保守が必要な場合には、前記消
耗を検出する手段を備えて、該手段により検出した信号
をCPU31に送り、このような捺印装置13の保守が
必要になっている状態をCPU31が認識可能な設備と
しておくと、保守位置移動ボタン25bを押下すること
なく、CPU31が捺印装置保守要求指令をサーボモー
タ16に出力して、上述の捺印装置13の保守位置移動
動作を行う。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーボモータの制御系によりサーボモータの駆動量を適
切に制御して、包装フィルムの長さ方向にライン長さ調
整ロールを移動するとともに、包装フィルムの幅方向に
捺印装置を移動する構成としたので、捺印位置合わせ動
作を自動的に行うことができ、その結果、作業性の向上
ひいては製袋充填包装機の稼働率の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製袋充填包装機の構造
を示す斜視図である。
【図2】同製袋充填包装機に装着される捺印装置及びそ
の駆動装置を示す正面図である。
【図3】同製袋充填包装機に装着されるライン長さ調整
ロール及びその駆動装置を示す側面図である。
【図4】同製袋充填包装機の全体を示す斜視図である。
【図5】同製袋充填包装機の全体を示す側面図である。
【図6】包装フィルムの捺印目標位置を示す正面図であ
る。
【図7】同捺印目標位置の包装フィルムの幅方向におけ
る設定方法を示す原理図である。
【図8】同捺印目標位置の包装フィルムの長さ方向にお
ける設定方法を示す原理図である。
【図9】サーボモータの制御系を示すブロック構成図で
ある。
【図10】タッチパネルの捺印位置設定画面を示す模式
図である。
【図11】同タッチパネルの捺印位置微調整画面を示す
模式図である。
【図12】CPUによる捺印位置合わせ動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】同CPUによる運転中捺印位置微調整動作を
示すフローチャートである。
【図14】同CPUによる包装袋の種類選択時の捺印位
置合わせ動作を示すフローチャートである。
【図15】同CPUによる運転中における包装袋の種類
選択時の捺印位置微調整動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】同CPUによる捺印装置保守位置移動動作を
示すフローチャートである。
【図17】従来の製袋充填包装機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:製袋充填包装機 2:巻回ドラム 3:搬送ロール 4:片寄り調整ロール 5:製袋チューブ 6:縦シール用ヒータ 7,8:ヒータブロック 9:繰出しベルト 11:レジマークセンサ 12:ライン長さ調整ロール 13:捺印装置 14:レジマーク 15:ボールネジ機構 15a:ボールネジ部 15b:ナット部 16:サーボモータ 17:原点位置 18:原点位置センサ 19:ラック 20:ピニオン 21:サーボモータ 22:原点位置 23:原点位置センサ 24:検知片 25:フレーム 25a:扉 25b:保守位置移動ボタン 26:サーボアンプ 27:サーボアンプ 28:捺印装置保守要求信号 30:制御系 31:CPU 32:メモリ 33:タッチパネル 33a:メニュー画面操作部 33b:数値入力部 33c:長さ方向捺印目標位置入力部 33d:幅方向捺印目標位置入力部 33f:表示部 33g:設定値確定部 33h:捺印位置合わせ部 33i:表示部 33j:設定値変更部 33k:設定値確定部 34:サーボインターフェース 35:入力インターフェース 36:レール 100:包袋フィルム 100a:重合側端部 100b:熱シール部 S:レジマークセンサ位置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に所定の間隔をおいてレジマー
    クが付された帯状の包装フィルムを走行ラインに沿って
    繰り出す繰出し手段と、走行ライン上の包装フィルムと
    対向する所定位置に設けられ該位置にて前記レジマーク
    を検出するレジマークセンサと、このレジマークセンサ
    よりも上流側にて走行ライン上の包装フィルムと対向し
    て設けられた捺印装置と、を含む製袋充填包装機におい
    て、 前記捺印装置よりも下流側の走行ライン長さを変更する
    ライン長さ調整手段と、 包装フィルムに対し長さ方向の捺印目標位置を設定する
    長さ方向位置設定手段と、 前記長さ方向位置設定手段により設定された長さ方向の
    捺印目標位置を前記捺印装置による捺印位置に合わせる
    ように、前記ライン長さ調整手段を制御する長さ方向位
    置制御手段と、を備えたことを特徴とする製袋充填包装
    機の捺印位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した製袋充填包装機の捺
    印位置合わせ装置において、 前記ライン長さ調整手段は、前記捺印装置より下流側に
    て前記走行ライン上の包装フィルムを案内するライン長
    さ調整ロールと、このライン長さ調整ロールを回転自在
    に支持するとともに、走行ライン上の包装フィルムに対
    し該ライン長さ調整ロールを進退自在に移動させる可動
    支持部材と、この可動支持部材を駆動する駆動手段と、
    を含むことを特徴とする製袋充填包装機の捺印位置合わ
    せ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した製袋充填包装
    機の捺印位置合わせ装置において、 前記長さ方向位置設定手段は、包装フィルムに付された
    レジマークを基準として長さ方向の捺印目標位置を入力
    する長さ方向位置入力部と、この長さ方向位置入力部か
    ら入力された長さ方向の捺印目標位置を記憶する長さ方
    向位置記憶部と、を含むことを特徴とする製袋充填包装
    機の捺印位置合わせ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した製袋充填包装機の捺
    印位置合わせ装置において、 前記長さ方向位置記憶部には、包装条件に応じて複数の
    長さ方向の捺印目標位置があらかじめ記憶されるととも
    に、前記長さ方向位置設定手段は、前記あらかじめ記憶
    された複数の長さ方向の捺印目標位置のいずれかを選択
    可能とする選択部を含むことを特徴とする製袋充填包装
    機の捺印位置合わせ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載した製袋充填包装
    機の捺印位置合わせ装置において、 前記長さ方向位置制御手段は、基準となる走行ライン長
    さに対し、次式に基づき算出される長さRだけ前記捺印
    装置より下流側の走行ライン長さを変更するように、前
    記ライン長さ調整手段を制御するものであることを特徴
    とする製袋充填包装機の捺印位置合わせ装置。 R=nD−(L+a)+B L:レジマークセンサ位置と捺印装置位置との間の距離 a:包装フィルムに付されたレジマークをレジマークセ
    ンサが検出してから包装フィルムが停止するまでの繰出
    し量 nD:レジマークセンサに検出されたレジマークから、
    長さ方向の捺印目標位置の基準となるレジマークまでの
    包装フィルム長さ B:基準となるレジマークから設定された長さ方向の捺
    印目標位置までの距離
  6. 【請求項6】 帯状の包装フィルムを走行ラインに沿っ
    て繰り出す繰出し手段と、走行ライン上の包装フィルム
    と対向して設けられ且つ該包装フィルムの幅方向に移動
    可能な捺印装置と、を含む製袋充填包装機において、 前記捺印装置を走行ライン上にある包装フィルムの幅方
    向に沿って移動させる移動手段と、 包装フィルムに対し幅方向の捺印目標位置を設定する幅
    方向位置設定手段と、 前記幅方向位置設定手段により設定された幅方向の捺印
    目標位置に捺印位置を合わせるように前記捺印装置を移
    動させるべく前記駆動手段を制御する幅位置制御手段
    と、を備えたことを特徴とする製袋充填包装機の捺印位
    置合わせ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した製袋充填包装機の捺
    印位置合わせ装置において、 前記駆動手段は、前記捺印装置を走行ライン上にある包
    装フィルムの幅方向に沿って移動案内する案内手段と、
    この案内手段に沿って前記捺印手段を駆動する駆動機構
    と、を含むことを特徴とする製袋充填包装機の捺印位置
    合わせ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載した製袋充填包装
    機の捺印位置合わせ装置において、 前記幅方向位置設定手段は、幅方向の捺印目標位置を入
    力する幅方向位置入力部と、この幅方向位置入力部から
    入力された幅方向の捺印目標位置を記憶する幅方向位置
    記憶部と、を含むことを特徴とする製袋充填包装機の捺
    印位置合わせ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した製袋充填包装機の捺
    印位置合わせ装置において、 前記幅方向位置記憶部には、包装条件に応じて複数の幅
    方向の捺印目標位置があらかじめ記憶されるとともに、
    前記幅方向位置設定手段は、前記あらかじめ記憶された
    複数の幅方向の捺印目標位置のいずれかを選択可能とす
    る選択部を含むことを特徴とする製袋充填包装機の捺印
    位置合わせ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004018190A1 (de) * 2002-08-16 2004-03-04 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Verpackung, zuschnitt für dieselbe und verfahren zu deren herstellung
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JP2021155082A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社フジキカイ プリント装置を備えた製袋充填機

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